日誌

避難経路の確認

 4月23日(金)、朝読書の時間を用いて、避難経路の確認をしました。次回の訓練では、実際に避難することなりますが、まずはしっかりと、経路を確認してほしいと思います。なお、写真の下に校長が放送した内容を掲載します。ご家庭でも、話題にしていただけたら幸いです。

校長の話全文

 皆さん、おはようございます。今日は、避難経路を確認する日です。今年は、東日本大震災から丁度10年目の年です。10年前、皆さんは2~5歳でしたから、あまり記憶がないかもしれません。しかし、私ははっきりと覚えています。私は、この南中学校の教員でした。3年生を担当し、まもなく卒業式を迎える直前でした。これまでに一度も感じたこともない長い揺れの中、ただちに全校放送をかけ、学校に残っていた全ての生徒を校庭に避難させました。その時どう行動したか、どんなことを生徒に話したか、私は今でもはっきりと覚えています。その話は、実際に避難訓練を行う日にお話ししたいと考えています。ただ一つ、はっきりと言えるのは、日ごろから避難経路を確認し、訓練を積み重ね、いざというときにどう行動するか。その瞬間、瞬間に正しい判断をして、自分と周りの大切な人の命を守るために、どのように行動しなくてはならないのか。それを考えるスタートが今日です。そして、今後、訓練を積み重ねていくことが、皆さん自身を守ることになります。学校教育で一番大切なのは、皆さんの命です。今日は避難経路の確認のみですが、しっかりと覚え、小学校の頃から繰り返し練習してきた「おかしもち」に従って、避難できるよう準備をしてください。