日誌

個別最適な学び

 10月21日(木)、1学年の保健体育の研究授業を行いました。内容は持久走です。持久走の研究授業と聞いて、「根性と気合で走るんだ~。」などと檄(げき)を飛ばしていたのは大昔の話のようです。今の保健体育は、もっと科学的でした。負荷のかかっていないときの心拍数と走った後の心拍数を比較し、どれだけ自分が頑張ったのかを割り出します。しかも、それぞれの生徒に最適なペースで走るため、集団の先頭にはペースメーカーまでいます。ペースメーカーのペースに合わせて走ることで、無理なく自分にあった持久走を行い、さらには、その結果を科学的に分析していきます。しかも、途中でペースがきつくなったら隣のコースに移動して、今の自分にあったペースに変更することもできるのです。令和3年3月、文部科学省は新学習指導要領を実現するために、「個別最適な学び」を推奨しました。保健体育の授業を見ながら、まさに個別最適な授業だなと感心しました。もう、時代は令和なのですね!