学校ブログ

6年生 租税教室を行いました

 ここのところ雨が続き、休み時間子どもたちを運動場で遊ばせることができず、「晴れないかなあ」と思っていました。今日はお昼から久しぶりに太陽が顔をのぞかせ、グランドコンディションは十分ではなかったのですが、なんとか子どもたちを運動場に出すことができました。

 6年生は税理士の戸井田さんをお招きして、租税教室を行いました。最初の質問は、「この施設は、税金を使って運営されているかどうか、考えてくださいね。」というクイズで始まりました。子どもたちも「あ、これは使ってそう!」とノリノリで答えていました。

 その後「もし、税金がなかったらどうなるか?」の教材アニメを鑑賞しました。声優はあのドラゴンボールの野沢雅子さん。いやー、幅広く仕事をされていますね。そして、戸井田税理士さんから、公共の利益のため税金を使うことがいかに大切か、わかりやすくお話をしていただきました。

 ハイライトは、「現金の重さ体験コーナー」。はい、これが一億円です。「えー?!本物?」と子どもたちもびっくり。もちろん、フェイク一億円です。でも、重さは本物と同じ。さあ、1億円がどのぐらいの重さか、もってみましょう。

 「え?!重!!」「すっげー!」「一億円って、こんなに重いの?!」

 子どもたちが驚くのも無理はありません。一万円札は一枚1グラム。すると、1億円では10キログラムにもなります。改めて、みんな札束の重さにびっくりしていました。

 子どもたちが社会科で学んだ政治において、税金の使い道を、国民の代表たる国会議員が決めるのは最も重要な仕組みです。選挙年齢が18歳に引き下げられ、いずれ選挙権をもつようになる子どもたちに、税金の使われ方について正しく理解させるのは、主権者教育という視点からも、とても重要だと思います。

 それにしても、1億円は重かった!テレビの2時間ドラマなどで、人質の身代金を3億円要求した犯人が、用意されたジュラルミンケースをひょいっともち上げて、すたこらさっさ―と逃げるのは真っ赤な嘘、ということになりますね(笑)。

 子どもたちに貴重な学習の機会をご提供くださった戸井田さん、今日は大変ありがとうございました。