学校ブログ

第1回学校運営協議会を開催しました

 運動会の練習が進んでいますが、今日も雨模様で、外での練習がなかなか進まないのがつらいところです。それでも、子どもたちはチームワークよくよくがんばっていました。

 第1回学校運営協議会を実施しました。地域の代表の皆様にご参加いただき、校長の学校経営方針をご説明して、ご意見やご指導をいただく会議の場です。そうすることで、地域に根差した教育を行い、学校・家庭・地域が一体となった教育体制を築くことが大きな目的です。

 校長の説明のあと、ご参加いただいた委員の皆様からご意見や励ましのお言葉をいただきました。とても力強く思いました。ご来校くださった皆様、本当にありがとうございました。

 学校・家庭・地域が一体となった教育体制づくりはとても大切です。報道等で「家庭や地域の教育力が低下した」ということをしばしば耳にしますが、私は「それは違う」と思います。

 かつての日本では、教育、特に子どもたちの将来に関する考えが一貫していたのです。よい学校に入り、よい会社に就職すれば、一生の幸せが保証される、と考えられていたのです。先生も、おうちの人も、近所のお年寄りも、口をそろえて、「一生懸命勉強すれば、幸せになれるぞ。」といいました。だから子どもたちは、疑問をもたず、勉強に熱意をかたむけたのです。

 しかし時代の移り変わりとともに社会の価値観が多様化しました。企業の終身雇用制が終焉し、一流企業に就職したから、人生の幸せが保証されるという時代ではなくなりました。勉強することの意味を、見出しにくい時代になったのです。OECDの国際学力調査で、日本の子どもたちの学習意欲の低さが指摘されますが、そこにも理由があるように思います。

 だからこそ、学校・家庭・地域が連携する必要があるのです。将来、立派に自立して生活できるようになるためには、どんな力を備えることが必要か。どんな努力をすれば、幸せになれるか。それを大人たちが口を揃えることがとても大切です。本日行った学校運営協議会には、そうした意味があります。

 これからも、学校運営協議員の皆様とともに、地域とともに歩む学校づくりに努力してまいります。委員の皆様、大変ありがとうございました。