6年生社会科見学 すべての働く人へリスペクトを
暑さが心配されましたが、東京は思ったよりも暑くなく、熱中症の心配もありませんでした。
6年生が昭和館、国会議事堂に社会科見学に行きました。
さっそく武道館前駐車場に到着。まずはここで、記念写真を撮りました。
昭和館に入場しました。ご担当の方に、昭和館でみてほしいポイントのご説明を受けました。
「戦争の惨禍を繰り返さないためにも、未来を担う皆さんに展示物をみて、戦争の実態を知ってほしいと思います。」本当にその通りだと思いました。
グループに分かれ、館内を見学しました。井戸の水くみ体験や昭和の生活用品など、興味をもって見学ができました。
そして、待ちに待ったお弁当。「いただきます!」お弁当をつくってくれたおうちの方に感謝!
国会に到着。今日はとても混んでいたことと、国会会議中だったこともあり、見学は最短コースになりました。警備の数のものすごいこと。なんとか見学を終えて、国会議事堂前で記念撮影!
一度国会を出て、そのあと参議院特別体験プログラムに参加させていただきました。参議院議長、委員長、文部科学大臣役の事前に選出し、実際に法案について審議を進めていきます。代表児童が、がんばって役割演技をこなしていきました。
委員会で採決された法案は、本会議で採決をとります。会場の子供たちの椅子には、賛成・否決のスイッチがあり、法案の内容を聞いて、採決を行います。体験プログラムとは、実に本格的でした。
見学の姿勢は落ち着いていて望ましいものでした。いくつか課題も残りましたが、話し合って解決して、10月の修学旅行に生かすためのよい経験にしてほしいと思います。
昭和館でも、国会でも、実に多くのスタッフの方が働いておられ、子供たちを温かく迎えてくださいました。また、国会は会期中ということもあり、警備の方の数が大変多く感じました。
私は、社会科はすべての働く人へ敬意を育てる教科だと考えています。政治資金規正法改正に係るニュースが連日流され、政治不信が募っています。マスコミはしきりに不信感を拡散したがります。でも、学校はその逆でありたいと考えます。ユーチューバーや声優、漫画家やお笑い芸人など華やかなスポットがあたる職業ばかりがもてはやされますが、世の中にはそうしたスポットは決して当たらないけれど、人を支え社会の基盤となる大切な職業がたくさんあります。そうしたすべての職業に尊敬の念を与えることこそ、社会科の重要や役割だと考えています。
子供たちは今日、日本の中心部、心臓部を身近に感じてきました。それは実際に、今自分がいる場所と地続きの場所で行われているものです。これからも政治や社会の様々な職業に興味・関心をもってほしいと心から願います。今日の社会科見学を、そのための貴重な経験にしてほしいと思います。
お弁当づくり等、ご協力をいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
吉川市立北谷小学校
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