学校ブログ

寒い中での体育朝会 がんばる子どもたちは立派!

 今朝の外気温は0度。日中は多少気温が上がりましたが、やはり一年で一番寒さが厳しくなる時期です。

 3学期はじめての体育朝会を行いました。4年生は遊具を使った運動、5年生は走り幅跳び、1年生はボール投げ。それぞれの学年の課題とされた運動に取り組みました。特に本校は投力や腕の力が課題となります。そうした力を付けるためには、トレーニングじみた運動よりも、日ごろからその運動にできる範囲で親しませることが一番。寒い中でしたが、みんなよくがんばって取り組みました。

 朝、太陽のもと体を動かすことには大きな意味があります。日光が皮膚や瞳にあたり、体内時計が作動して体の機能が目覚めること。運動をして血流が盛んになり、目が覚め、運動能力に加え学習効率も高まること。業前マラソン等に取り組むことにより、必要な体力や持久力が育つこと。体を動かすことで気分がすっきりして、ストレスが減少し、情緒が安定すること。おなかがすいて、給食の食べがよくなること。

 「スマホ脳」の著者として知られるスウェーデンの脳学者 アンデシュ・ハンセンは、「スマホは所持するだけで学力が落ちる。だが、簡単な解決方法がある。体を動かし、運動に親しむことだ。」と著作の中で述べています。

 朝から体を動かすことには、ざっといってもこれだけのメリットがあります。コロナ禍により、子どもたちの運動の機会がますます減少しています。そして、青少年に係る生徒指導問題も増加しています。私はその解決のための重要な方法の一つが、楽しく体を動かす機会と環境を、大人がしっかり提供することと考えています。

 しかし残念なことに、令和5年度から体育朝会は廃止となります。職員の勤務開始時刻前の活動は、原則行えなくなるためです。教員の働き方改革推進のための措置ということですが・・・。現場の私たちも心苦しく思っています。それでも、子どもたちが楽しく体を動かす機会を保障していかなければなりません。

 勉強するにも、運動するにも、人生を楽しむためにも、基本は健康な体と体力ですから。