学校ブログ

晴れのち曇り 教育センターの先生方にあいさつ運動をしていただきました

 午前中の雨は予報通りお昼には上がりましたが、校庭がぬかるんでいたので外遊びは無理でした。みんなごめんね。

 吉川市教育センターは、教育相談、補導活動、環境浄化など青少年の健全育成を目的に取り組んでいる市の機関です。今日は、センターの補導委員会の先生方が、子供たちの下校時にあいさつ運動にきてくださいました。

 お越しいただいたうちのお一人は、昨年度まで三輪野江小学校にお勤めだった浦井校長先生です。

「さよーならー。」「はい、さようならー。」

 子供たちにちょっと紹介すると、「えっ!?三輪野江小の校長先生なんですか?!」と子供たちもびっくりしていました。ご退職なさった校長先生がお勤めになることが多い役職でもあります。

 朝のあいさつは行っているのですが、なかなか帰りまではできません。浦井校長先生方のおかげ様で、子供たちの元気な「さようなら」が聞けました。

 気がかりなのは、朝のあいさつができる児童が依然として多くないということです。SNS全盛の時代にあっては、無理のないことかもしれません。社会学者 宮台真司 先生は、現代を「超コンビニ社会」と定義しています。朝から晩まで、だれとも一言も話さなくても済んでしまう時代。そうした中、コミュニケーションスキルを身に付ける必然性が失われてきているのかもしれません。

 一方、企業が求める人材で常にトップを占めるのが「コミュニケーション力に長けた人物」です。リクルート・エージェントのwebサイトをみると、次のように定義してあります。

~相手の話に耳を傾けて理解する「聞く力」、自分の考えを相手に理解してもらう「伝える力」、説得・交渉によって協力をとりつける「連携する力」など。~

 こうした力をもつ若者を、社会は求めているのです。そしてコミュニケーション力は純然たる訓練の成果。生まれついての能力ではありません。ご家庭・学校・地域が意識して子供たちの力を育てる必要があります。

 そしてあいさつは、コミュニケーション力の第一歩。すべては、そこから始まります。そうした意味でも、幼・小・中があいさつ運動に力を入れている理由がわかります。

 北谷小学校でも、これからも継続して子供たちが気持ちのよいあいさつができるよう指導してまいります。教育センターの先生方、今日はありがとうございました。