学校ブログ

アンパンマン 本当のヒーロー

 学年末のあまりの忙しさに、なかなか教室巡視もできず申し訳ないです。

1年生の教室で、特別の教科 道徳の時間にやなせたかし先生のアンパンマンをとりあげていました。

 うれしいことに入学式で私がアンパンマンのことを話したことを覚えていて、「校長先生がいってた!」と発言してくれた子どももいました。

 戦中戦後の過酷な時代。「おなかを減らすことほどつらいことはない」と実感したやなせ先生は、どこにでも飛んでいって、自分を犠牲にしてでも、おなかを減らした人においしいものを食べさせてあげる、本当のヒーローをお考えになりました。それこそがアンパンマンでした。

 子どもたちを喜ばすために、どんなに苦しくても、作品をつくり続けたやなせ先生こそ、本物のヒーローに違いありません。

 「ぼくは、自分のことをヒーローだなんて思ったことはない。でも、子どもたちに伝えたい。好きなことを続けることで、本当の自分になれるよ。それができた人は、ヒーローといえるかもしれないな。」

 やなせ先生の優しい作品からは、そんなお声が聞こえてきそうです。

 私たちは幸せです。多くの先人の、素晴らしい人生を学ぶことができますから。これからも、子どもたちに素晴らしい人生の先生方を紹介していきたいと思います。