学校ブログ

1月24日(火)学校あれこれ

 朝はものすごい冷え込みでしたが、正午ごろは比較的気温が上がってきたので、お昼休みは子どもたちが元気に運動場で遊ぶことができました。しかし、今日の夜から明日の朝にかけては冬の嵐になりそうです。お子さんの服装等にご配意くださるようお願いいたします。

 今日は、校内で見かけた風景をあれこれ。校内巡視をしていて、子どもたちの元気な活動の様子が見受けられると、ついシャッターチャンス!と思ってしまいます。

 5年生の英語です。英語の先生は、授業を盛り上げて子どもたちを楽しませる名人です。今日も、ゲーム要素をとりいれて、子どもたちが大盛り上がりの中、楽しく英語を学んでいました。「どの季節が好き?」「算数でよく使うこの図形。英語では、なんていう?」という学習で、子どもたちがとても楽しそうでした。これがとても大切。子どもたちが英語を楽しみにするようになると、知識の吸収率が違うのです。

 こちらは、3年生の道徳です。「働くって、どういうこと?」という先生の質問に、子どもたちが思い思いの意見を発表していました。先生の質問に、勢いよく手を挙げ、嬉しそうに自分の意見を発表していく子どもたち。とても頼もしいですね。

 小学生なら働くことの意味を尋ねられると、その多くが「お金のため!」「有名になるため!」と答えます。当然のことだし、価値あることです。でも子どもたちには、働くことのもっと大きな喜びについても知ってほしいと思います。

 それは、自分の仕事が人の役にたつこと。感謝されること。そして誰かにいつも自分が必要とされること、です。生活するための収入を得ることは大事なことです。私は担任の時、いつも「人に感謝される仕事に就くのが、一番の喜びだよ。」と伝えてきました。自分の仕事が誰かに感謝されることに値する喜びを、私は他に知りません。「ありがとうございます。お陰で、助かりました。」その一言が、仕事の苦労も疲れも吹き飛ばしてくれますから。

 かの福沢諭吉は、「心訓七則」の第一項で「世の中で一番楽しく立派なことは、一生涯を貫く仕事をもつということです。」と述べました。後世の第三者による後付けとも創作とも言われているし、今の社会の実情には合っていないかもしれません。でも私は、ここに一つの大切な教訓があるのではないか、と思います。

 最後に、昼休みに中学年の子たちが一生懸命鉄棒を練習していたので声を掛けました。以前私がやってみせた「だるま前回り」を練習していたというのです。夢中になって取り組む姿勢が素晴しく、「すごいよ!大丈夫、あなたなら絶対できる!」と声援を送り続けたところ、なんとはじめて成功したのです。「やったー!」と大変な喜びようでした。何より嬉しい瞬間でした。

 力というものは、付けるものではありません。もともともっている力を引き出すものです。子どもたちは、生まれながらに自分でも気付かないたくさんの才能を秘めています。それを引き出してあげるのが私たち大人の務めです。「すごいよ!あなたなら絶対できる!」「大丈夫!もう一回やってみよう!」と心からの声援を送ることが大切だと思います。