学校ブログ

時を守り 場を清め 礼をただす

 朝夕には秋の涼しさを感じますが、日中はとても暑くなりました。気温差が激しく、体調を崩しやすい時期となります。感染拡大防止のためにも、お子さんの健康管理に引き続きご配意くだされば幸いです。また、保護者の皆様もどうかご自愛ください。

 一生懸命算数の計算練習に打ち込む4年生。みんな、とてもよくがんばっていました。その教室の前面に、次のような掲示物が貼ってあります。「時を守り 場を清め 礼をただす」。

 2学期より、各教室に掲示した共通の掲示物です。現在本校では小中一貫教育の取組の一つである「チャイム2分前着席」に取り組んでいます。それに伴い、2学期の生徒指導方針の中心となる部分として、全校で共通理解を図っています。

 もとは、教育学者 森 信三先生のお言葉です。これには、次のような教育的価値が込められているとされています。

「時間を守る」ことは、相手を思いやること、相手を敬うこと。ゆとりをもつことで、自らのパフォーマンスを高められること。

「場を清める」とは、与えられた責任を果たすこと。気付く人になること。心を磨くこと、謙虚になること。

「礼をただす」とは、挨拶をすることで、心を開いて相手に近付くこと。また、率先して自分から心を開くこと。

 森先生のこの言葉は、人間として最も大切なこととして、企業でも導入されています。

 2分前着席を守ることは、手段であって目標ではありません。そこには「生き方指導」の願いが込められています。子どもたちが将来立派に自立するための行動指針でもあります。

 北谷小では、こうしたことも共通理解して、子どもたちを指導していきたいと思います。保護者・ご家庭の皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。