学校ブログ

外国語の授業と子どもたちのICT活用能力

 昨日より寒い一日になる、と予報ではいっていたのですが思ったより日中は暖かかったです。

 外国語の授業をのぞきました。外国語指導の先生と、ALTの先生のご指導で、5年生がお買い物のスキットについて練習していました。

 メニューの一覧をみせ、「What would do you like?」「I'd like Hamberger.Hou much is this?」とお気に入りのメニューを注文して、値段を聞くスキットです。先生方の模範演技をみたあと、子どもたちはさっそくペアをつくって、練習を始めました。みんな楽しそうに会話を交わしていました。

 実生活の場面に基づく、生きた英会話の練習が楽しい雰囲気の中で続き、かつての外国語の授業とは隔世の感があります。こうして、子どもたちは英会話に親しみ、中学校での英語の授業の基礎が築かれていくのです。

 昔、「あいあむ、えーと、すちゅーでんと。えーとはいらんよ。」と学校の外国語の授業を揶揄するようなCMがありましたが、今の学校の授業の指導法はずっと進んでいますね。

 5年生の社会科では、プログラム学習キット「MESH」を授業に活用する場面がありました。

 地図帳に記載された地名がどのページにあるかを当てていくウォーミングアップですが、そこで次の児童を指名するのにMESHのプログラムが使われていました。センサーのボタンを押すと、画面上にランダムに出席番号が表示されるものです。

 これだけなら、フリーのアプリで代用が利くのでは?と思うところですが、なんとこのプログラムはクラスの児童が組んだものだったのです。自らアプリ開発をしたわけですね。それが授業で使われる意義はとても大きい。プログラム学習を単なる学習で終わらせることなく、クラスの授業で役立つものをつくりあげたわけですから。いや、感心することしきりです。すごいの一言!

 ICTの利活用能力は、子どもたちのほうがずっと高いのかもしれません。プログラム学習が、子どもたちの大きな可能性を感じさせてくれた瞬間でした。