学校ブログ

教育支援担当訪問 研究授業でがんばった子どもたち

 真冬の寒さの日が続きます。朝、車の外気温計をみたら、なんと3度。宇都宮でははやくも雪交じりの雨が降ったとのことで、いよいよ本格的な冬がきたようです。

 本日は特別日課5時間として、教育支援担当訪問を行いました。東部教育事務所と、市教委学校教育課の先生のお招きして、全クラスで公開授業を行いご指導をいただきました。4時間目と5時間目は、それぞれ2年生と4年生が研究授業を行いました。

 2年生は、「かけ算をつくろう」という単元でした。習得したかけ算を使って、日常生活の中で出会うような問題場面を想定して、自分たちの考えで解決していく授業です。

 子どもたちがクロームブックを使って自分の考えをどんどん発表していきました。様々なアイディアが出て、互いに考えを深めることができました。

 クロームブックを使うと、子どもたちの考えたアイディアが一覧表示されます。そこからアイディアの共通性や異なる部分を考えながら、よりよい解決方法を見つけることができるのです。ICT活用の素晴らしい面です。

 

 4年生は、「変わり方調べ」について自力解決学習を行いました。タイルを階段状に積み上げていって、まわりに「キラキラテープ」を貼る、という場面です。少ない段ならすぐわかるけれど、20段も積み上げると、どのぐらいキラキラテープが必要になるか見当を付ける必要があります。子どもたちに「どのぐらいの長さがいるかな?」と、生活場面に近い問題を出して、必要性と切実感をもたせます。子どもたちは解決のために、様々なアイディアを考えていきます。

 子どもたちは考えたアイディアを、席が近い子とペアを組み、わかりやすいように説明していきます。これがとても大切です。アイディアを他の児童にわかりやすく説明することで、考えが整理され、言葉による表現力も高まっていきます。「わかった!」という賞賛の言葉がもらえるのも、うれしいところです。

 そして、自分のアイディアや発見、気付きを全体で共有していきます。まさに、子どもが主役の授業です。クラスみんなで話し合う中で、どの考えが最も優れているかを共有していきます。

 担任は子どもたちの理解を高めるために、実態に応じた授業プランを練りこんでいきます。そして、得られた成果と課題を職員全体で協議し、よりよい指導方法への昇華していきます。「研究授業を行わなければ、授業の腕は向上しない」といわれるゆえんです。

 そうした担任のがんばりに応えるかのように、子どもたちも問題解決に一生懸命取り組み、素晴らしい発見をして共有していきました。どちらも、とてもよい授業だったと思います。

 本日の研究授業で得られた成果と課題を職員全員で共有し、日々の授業の質の向上に生かしていきたいと思います。