学校ブログ

便利便利 教室の大型モニター

 今日も小雨のぱらつくはっきりしないお天気になりました。子どもたちを外で遊ばせてあげられなくて、申し訳ないと思います。早く梅雨が明けないかなあ。

 6年生の社会科の授業です。教科書の資料、「縄文時代と弥生時代の暮らしの様子」のイラストをみて、二つの時代の違いを調べて発表しあう授業でした。

 教科書のイラストがとにかく精緻でよく描けていて、見ていると実に様々な発見があります。社会科は資料!そして資料を読み取る力!この力を付けることがとても大切なのです。6年生が意欲的に取り組んでいて感心しました。

 次は、4年生の図形の授業です。

 三角形、四角形、台形などの特徴を調べ、分類する学習です。田波先生のご指示のもと、がんばっていた4年生。

ここでも、大型モニターが効果的に活用されていました。四角形の特徴を調べるためには視覚的な理解がとても大切ですから。

 この教室の大型モニター、実に便利で授業の大きな助けになります。私(校長)が担任をしていたころはこうはいきませんでした。写真を拡大して提示したくても便利なICT機器がなかったのです。そこで、例えば社会科の「朱印船」の拡大図がほしいと思ったら、図書室で資料を借りてきて、休日に街に一件しかなかった「大型カラーコピー」が置いてある文房具屋さんにいって、1枚500円も出して、A3資料をつくらなければなりませんでした。

 しかし、現場にPCが普及し始めたことで、こうした不便さが劇的に改善されました。インターネット上の資料を著作権に配慮しながらコピーして、パワーポイントで提示できるようになったのです。ところが、「液晶プロジェクター」が学校に1台しかなかったものだから、ほんとは放送室保管だったのに、私がほとんど教室に置きっぱなしにして、顰蹙を買いました(笑)。

 その時代からすると、すべての教室にあるわけではないものの、PCにつなぐとすぐ画面がぱっと出せるモニターが、各階においてあることは本当に授業をやるものにとってありがたいものです。

 「教育は人なり」「最大の教育環境は教師なり」という格言があります。先生の力量こそ大切、という金言ですが私はこれに加えたい言葉があります。「教育は予算なり」。子どもたちにとって、行き届いたわかりやすい授業を行うためには、十分な施設・設備を整える予算がとても大切だと思います。もちろん、黒板が重要です。でも、それだけでは限界がありますから(笑)。