学校ブログ

啐啄同時

 鳥の雛が卵から生まれようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音を立てます。これを「啐」といいます。そのとき、すかさず親鳥が外から殻をついばんで破る、これを「啄」といいます。そしてこの「啐」と「啄」が同時であってはじめて、殻が破れて雛が生まれます。これを「啐啄同時」といいます。
 これは鳥に限らず、そこから転じて、迷っている弟子が答えを出そうと悩んでいるとき、グッドタイミングで師匠がヒントを与えることなどにも使われる言葉で、親と子の関係にも学ぶべき大切な言葉です。