学校ブログ

「家族の一員」

  今日は詩を紹介します。

  小さな靴  高田 敏子
 
  小さな靴が玄関においてある
  満二歳になる英子の靴だ
  忘れていったまま二ヶ月ほどが過ぎていて
  英子の足にはもう合わない
  子どもはそうして次々に
  新しい靴に履きかえてゆく
  おとなの 疲れた靴ばかりのならぶ玄関に
  小さな靴はおいてある
  花を飾るより ずっと明るい

  今、一緒にいる時間が如何にかけがえのない時間であるか、しみじみと感じます。