学校ブログ

中間テストまで、10日


   「学(旧漢字は、學)」という字を分析すると、手が左右に、その間にメメがあります。メは交換するという意味です。そして、屋根の下に子がいます。屋根の下で先生と生徒が交わり、学問や情報、知識などを生徒が習うことを表しています。
 一方、「習」という字は、子ツバメが羽ばたこうと懸命です。親ツバメから飛び方を習い、何度も羽を動かして、やっと飛べるようになるという字です。「習」という字の羽は、鳥の二枚の羽。白は自(動作を表す記号)から変わった形といわれています。何度も繰り返して身につけること、これが「習」の意味です。
 ここから生まれた「学習」とは、人や本から新しいことを教わって、その知識を自由に使えるよう、練習を積み重ねること。教わったことをしっかり納得のいくまで理解して、何度も何度も練習しなければなりません。これが学習の基本です。
 新しいことを教わったら、それを繰り返し効率よく練習する。忘れたころ、また練習をする。こうして完全に自分のものになるようにプログラムされていきます。
 つまり「学」あっての「習」。「習」あっての「学」なのです。中間テストまで、残り10日となりました。日々の積み重ねを大切に。