2023年1月の記事一覧
2月のオンライン全校朝会
ここのところ、あまりの忙しさにホームページ更新もままならないままで申し訳ございません。
今日はオンライン朝会を行いました。校長講話は2つ。一つは先日、学校栄養職員の小野先生からいただいた3年生の食育指導のお話がとてもよかったので、全校児童に伝えました。もう一つは、「イライラしたとき、どうするか」です。私はこんなお話をしました。
「イライラすると、難しいことばでいうと、血圧が上がったり血流がよくなくなったりして、体の調子が悪くなります。でも、どうしてもイライラしてしまうことがありますよね。友達に、いやなことをいわれたとき。先生に注意されたとき。ドッジボールなどのゲームで負けて、相手があおるような態度をとったとき。そんなとき、イライラを鎮める方法の一つが「許すこと」です。
校長先生の知り合いに、インターネットで商品を売っているAさんという人がいます。
ある人から注文が入ったので、さっそく品物を送って代金を振り込むようお願いしました。ところが、品物を送っても代金が振り込まれません。何度かメールで催促したのですが、返事がありませんでした。Aさんは「いやなお客さんだ。」とイライラしていました。でも、あるときAさんは気付いたといいます。
「自分は、品物を送って相手に喜んでもらうこの仕事が大好きだ。この仕事に就いているだけで幸せなんだ。」
そこでAさんは次のようなメールを送ったそうです。「代金をまだいただいていませんが、その商品は差し上げます。気に入っていただけると嬉しいです。ご利用ありがとうございました。」このメールを送ると、とてもすっきりした気持ちになったそうです。そして、うれしいことに翌日、その人から代金が振り込まれたそうです。
Aさんは、いわばお客さんとけんかをしていたわけです。もちろん、悪いのはお客さんです。でもAさんはあえて相手を許したことで、よい結果が得られたのですね。」
例えば、ドッジボールで負けてしまって、相手があおるような態度をとったとき。「ああ、自分も勝ったときはうれしいよな。ああいうポーズをとることもあったけれど、あれは相手にとってはよくないんだ。自分は今度から気を付けよっと。」そのような、次の行動の改善につながるような考え方ができれば、それが一番よいのです。
「春風を以って人に接し、秋霜を以って自ら慎む。」吉田松陰の言葉です。春風のように優しい態度で人に接し、秋の霜のような厳しい姿勢で、自らをただす。「自分に厳しく、人に優しく。」生きる上で大切な考え方です。そして人間関係は、「許す」ことから始まります。それができれば、人生がずっと楽になると思います。
吉川市立北谷小学校
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