学校ブログ

2025年3月の記事一覧

雪 練習も大詰め

 今日ほど盛沢山なお天気もなかったと思います。朝方風と雨と雹と雪と雷が一緒にやってきて、一時期雲が切れて青空までもが顔をのぞかせました。その後は雪が長時間降り、雨に変わったと思えば午後に何もなかったかのように晴れ。まったく、こんなお天気も本当に珍しいと思います。

 昨日の予行の反省を生かして、卒業式練習の最後の詰めに入りました。証書授与で目線が下がり気味だった児童もそれをよく修正し、見違えるようによくなりました。保護者の皆様には当日ご覧いただきたいと思います。呼びかけの歌も力がこもったものになりました。最後の練習に相応しい締めくくりになりました。

 その後体育館に来た5年生も、本番に向けて最後の練習を行いました。この姿勢をごらんください。大変だったと思いますが、本番を想定した練習の張りつめた空気の中でしか培えないものがあります。心を一つにして、卒業式を成功させる。その思いは「たくましく生きる力」そのものです。5年生の仕上がりも、見事なものでした。

 その後はガラッと雰囲気が変わり、6年生は体育館で学年レクを楽しみました。峻厳な雰囲気だった体育館が、あっという間に楽しい遊びのステージに早変わり。これも、大切な思い出づくりです。

 凛とした雰囲気の中での卒業式練習。楽しく和やかな学年レク。どちらも団結心、チームワークのなせることです。6年生はこれまで、何事にも心を一つにして取り組んできました。その成果は学校行事の成功だけではなく、よき思い出づくりにまで貢献します。大切にしたい北谷小の伝統の一つです。

 

 

グループ 卒業式予行を行いました

 学年末です。通知票最終チェック、進級への準備、次年度の計画、人事関係等やることが盛りだくさんです。でも、一番大切なのは卒業式。その予行を本日行いました。少しだけ、様子をお伝えします。

 来賓紹介および祝電披露の6年生です。

 司会の号令に合わせ、さっと来賓席に体を向け、丁寧に礼をする6年生。一糸乱れぬその動きは、練習の成果が見事に出ていました。

 呼びかけは今日はさわりだけだったのですが、本番そのものの雰囲気の中で、動きのチェックをしました。これも、背筋が伸びた姿勢が見事でした。

 今日は私(校長)が6年生全員の証書授与をはじめて行いました。一人一人、とても立派でした。雰囲気にのまれ、返事が小さくなる児童もいましたが、練習の出来栄えを振り返り、本番に生かしてほしいと思います。

 先日も書きましたが、法然の言葉「一丈の堀を乗り越えんとするものは、一丈五尺を乗り越えるものなり」を思い出だします。練習で150%ができて、初めて本番で100%の力が発揮できます。6年生も5年生もしっかりした姿勢で予行に臨むことができましたが、本番での雰囲気はまた別物。それに対応できる心の余裕をもつためには、やはり練習が大切なのです。オリンピックの選手が、4年に一度のたった一瞬のその時のために、気の遠くなる時間を練習に費やすように。

 そのために欠かせないのが健康管理です。お知らせしたように、校内で腹痛でお休みしている児童が少しずつ増えています。ポイントは石鹸での手洗いです。20日の祝日も、今週末も、感染防止に努めていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

 

驚く・ビックリ 卒業式まであと4日 修了式まであと6日

 お天気はとてもよくなりましたが、校内では腹痛で体調を崩している児童が増えています。胃腸炎、または感染性胃腸炎の疑いもあります。本日、メッセージでも配信しましたが、予防にお努めいただくこと、万が一医療機関で胃腸炎等と診断された場合は学校までご連絡くださるようお願いします。

 そのため、本日朝の時間に予定していた表彰朝会は、リモートで行いました。賞状を受け取った児童はみな、しっかりした姿勢をとることができて立派でした。

 5,6年生は全体的に体調を崩している児童が全校でも少なかったので、感染防止に気を付けながら体育館で最後の合同練習を行いました。明日、卒業式でも大丈夫という仕上がりでした。これまでの練習を6年生も5年生もよくがんばりました。

 5時間目、南中学校の先生方をお迎えして、出前授業を行いました。それぞれ中間・期末考査のこととか、南中学校の校歌についてのお話をしていただきました。

「何か質問がありますか?」「中学校の校則を破ったら、どうなりますか。」「破らないでください(怒)。」というやりとりに、学級が爆笑しました。

 南中学校の先生のお話に、6年生の進学への不安もどんどん薄れてきているようです。ありがとうございました。明日は卒業式予行、いよいよ本番も間近です。

 引き続き、お子さんの体調管理にご配意くださるようお願いいたします。

急ぎ 一日一日 ゴールに近付く三学期

 ここ二日はとても暖かく、春の訪れを感じずにはいられない陽気になりました。

 5年生は卒業式練習の最後の仕上げに余念がありません。今日の練習では、呼びかけ、合唱ともに高い完成度の仕上がりをみせました。6年生のために、最高の卒業式にしようという気構えにあふれていました。送る会に引き続き、立派な姿勢をみせてくれそうです。

 運動場に出てもとても心地よく、1年生が学年合同で思い出づくりドッジボールを楽しんでいました。キャッキャッと、とても楽しそう。1年ラストの、楽しい思い出になりそうでした。

 2年生はさすがに、お楽しみ会を自分たちで話し合って決めます。さあ、どの遊びにするか。みんな真剣な表情で意見を交わし合っていました。1年すると、ここまで成長するのですね。

 そして、6年生はその話し合った成果を生かして「お楽しみサッカー」に興じていました。企画もすべて子供たちが立案したということで、和気あいあいと楽しんでいました。これも卒業前のすてきな思い出の1ページになりそうです。

 それぞれの学年・学級が、令和6年度のゴールに向かって、歩みを進めています。ただ、一つ気がかりが。校内で、腹痛を訴えてお休みする児童がじわりと増えています。感染性胃腸炎が猛威を振るっているというニュースを耳にしますが、北谷小もその例外ではないようです。

 土・日の二日間も、ご家庭で感染防止に努めるようお声がけいただければ幸いです。さあ、卒業まではあと五日間、修了式まではあと七日間です。

 

うれし泣き かけ算九九テスト つまずく体験 そして一丈の堀を越えたくば、一丈五尺を越えんとせよ

 休み時間、職員室うしろのテーブルに集まる2年生。面接官のように対応する校長・教頭。さて、何をしているのでしょう。2年生の「かけ算九九テスト」、最後の関門です。

 「三一が三、三二が六、三三が九・・・」子供たちの一生懸命なチャレンジが続きます。

 「宜しくお願いします。」「よし、じゃあ始めよう。そこの席に座って・・・。」

 ドキドキの瞬間です。

 かけ算九九は、3年生以降のすべての学年の算数の基本です。かけ算九九でつまずくと、わり算の理解が困難になります。

 そのため、敢えて合格を出さないことがあります。「よくがんばった。でも〇の段でつまずきがあったね。もう一度、練習してきてごらん。あなたなら、もう一度挑戦すれば、絶対に大丈夫。明日待っているよ。」と声掛けをして、再度練習を促します。

 一度で合格できず、涙ぐむ子もいました。でも、ここは敢えて、簡単には合格を出さないようにしています。それは、二つのことを学んでほしいからです。

 一つは、つまずいたところから、再度挑戦するしなやかで強い心を身に付けてほしいということ。失敗や挫折は、貴重な人生の財産です。そして、これから生きていく上で失敗や挫折を避けることはできません。そんな時、「あの時も一度では合格できなかったけれど、もう一度、落ち着いて挑戦すれば大丈夫!」という経験から得た学びが生きるのです。

 詩人の相田みつをさんは、「柔道の基本は受け身。まず、転ぶ練習、叩きつけられる練習からすべてが始まる」と述べておられました。一度や二度のつまずきではへこたれない。そうしたしなやかな姿勢こそ、「やりぬく心」です。

 もう一つ。「練習ではできていたんだけれど・・・。」とつぶやく子もいます。それも、当然のことです。浄土宗開祖の法然聖人の言葉です。「一丈(3m)の堀を乗り越えんとする者は、一丈五尺(4.5m)を越えんと励むべし」。

 私はこれを、「練習で4.5m跳ぶことができて、はじめて本番で3m跳ぶことができる」と解釈します。練習と本番では、まるで条件が異なります。会場の雰囲気も、緊張の高まり具体も。練習で4.5m跳べる実力があって、はじめて本番で3m跳ぶことができるのです。それを、子供たちに経験として学んでほしいと思うのです。練習はうそをつかない。努力は裏切らない。だから、がんばれ2年生!

 それにしても2年生の担任の先生は私たちのテストを「ラスボスを倒そう」といっていたようです。私ら、マリオのクッパとかストリートファイターのベガ扱いですか?

 

 

 

ハート バトンクラブ発表 盛り上がるステージ

  今日は3月11日。東日本震災で被災され命を落とされた方にお悔やみを申し上げます。また、今もなお苦しみの渦中にあるすべての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。北谷小でも本日、5校時終了後に全校で黙とうを行いました。 

 さあ、今日の話題です。バトンクラブが、恒例の昼休みの発表会を行いました。クラブ見学では、他のクラブの児童に向けて発表することができないためです。

 体育館に多くのオーディエンスが集まりました!ライブのはじまりです!

 オーディエンスから手拍子が沸き上がります。盛り上がるステージ!

 隊形チェンジもスムーズ。これもすべて、バトンクラブの子供たちが考えたものです。

 さあ、クライマックスに向けて、オーディエンスの声援も最高潮に達します。

 クライマックスの決めポーズ!みんなで考えた、ビックハート!会場から、割れんばかりの歓声と拍手が送られました!

 動きも、隊形移動も、ポーズもすべて、子供たちが力を合わせて一生懸命考えたとのこと。その努力が実って、華やかなステージになりました。そして、みていた子供たちもあらん限りの拍手と声援を送り、北谷小の体育館がコンサート会場に早変わりしました。バトンクラブの子たちのがんばりとチームワークが、見事なステージとして結実しました。

 これもまた、素晴らしい有終の美です。バトンクラブのみんな、最高のステージでした!

 

 

 

晴れ いよいよあと2週間と少し 有終の美を飾りましょう

 いよいよ、6年生が登校する日も二けたを切りました。校内も卒業に向けて忙しく動いています。

 6年生は卒業式の練習に向けて余念がありません。入場から、着席など、本番を想定しての練習が続きます。本番同様、よい姿勢で練習に臨むことができました。

 次に、これまで使ってきたクロームブックを初期化します。市のICT支援員さんの指示のもと、各自が作業に臨みました。長年親しんできたクロームブックとは、これでさようならになります。中学校で機器が配付されるまで、しばしのお別れです。

 さて、お昼休みはこれまでグランドコンディションや強風のため延期してきた最後の長なわ記録会を行いました。

「なわを怖がらないで、まっすぐ走り抜けて!」

 リズムよく!ハイ、ハイ、息を合わせて!

 絶好調!余裕のピースサイン!

 1年生も一生懸命取り組んで、記録を伸ばしました!

 1回きりの試技でした。終わったとき歓声が上がり、記録を聞くと、ベストを更新したチームがたくさんありました!これまで、多くの学年が昼休みに練習をして、その成果を存分に出すことができました。

 重要なのは、結果だけではありません。その過程で、いかに努力できたか、仲間たちと協力できたかです。「最高記録を出せましたか!」の呼びかけに惜しくも手が上がらなかったチームも、「結果にかかわらず、協力できましたか?」と聞くと、全部のチームの手が上がったのは素晴らしいことでした。

 先週の6年生を送る会に続き、長縄でも、有終の美を飾ることができました。よくがんばりました!

音楽 6年生を送る会 つながる心 受け継がれていく6年生の後ろ姿

 本日、6年生を送る会を行いました。インフルエンザや風邪でお休みする児童が少しずつ増えている状態なので、換気が十分できるよう窓を開けたり、マスク着用を呼びかけたりする等できる限りの感染拡大防止策を行って臨みました。

 全校児童の温かい拍手に包まれながら、6年生児童が入場しました。

「これから、6年生を送る会を始めます。みなさん、6年生の皆さんに感謝の気持ちを伝えるためにがんばりましょう。」

 全校で、心を込めて「ビリーブ」を斉唱しました。しっとりした歌声が体育館に響き渡りました。

 さあ、各学年が6年生への感謝を込めて、出し物を発表します。1年生は、「大きなかぶ」の劇と歌。元気な歌声とかわいい踊り、そして6年生や先生方の飛び入り参加が、全校の笑顔を誘いました。6年生も、楽しんでいました!

 3年生は、「6年生のすごいところ」の発表。「6年生は、6年間で1026字の漢字を覚えるんです。さすが、6年生ー!」

 劇のセリフも、小道具も、すべてに力が入っていて、まさに6年生に感謝を伝えようという気持ちにあふれていました。いや、その出来栄えに感心しました。

 4年生は「6年生3択クイズ」。様々な事情があって、時間のない中でしたがよくぞここまで短時間で、6年生を楽しませる発表へとつなげました。チームワークあっての成果で、見事な発表でした。

 5年生は、去年の六送会で6年生が歌っていた「風になりたい」を6年生と一緒に歌いました。「6年生の皆さん、一緒に歌いませんか?」という呼びかけに6年生も一瞬「えっ?」となりましたが、一緒に華やかに歌うことができました。

 6年生は、在校生の発表を聞き、「ありがとう、皆さん」とお礼を述べ、「最後のチャイム」の合唱を歌い上げてくれました。一糸乱れぬ見事な姿勢で、下学年にお手本を示してくれました。6年生の姿勢が光っていました。

 「6年生が退場します。拍手で、送りましょう。」

 盛大な拍手の中、満足げな表情で体育館をあとにする6年生。きっと、後輩たちの心づくしのプレゼントが心に届いたのだと思います。

 6年生に、心を込めて感謝の気持ちを送る行事、「6年生を送る会」。通学班での登校やかがやきタイムでの遊び、運動会やクラブ、委員会活動など6年生が残してくれた功績はとても大きなものです。その姿勢をみて、「6年生になったら、自分たちもがんばろう」、と思いを募らせてきた下学年の児童が劇や歌などの出し物を通してその心を伝えてくれました。

 私が「6年生の皆さん、みんなの出し物、どうでしたか?」と聞くと、6年生はみんな笑顔でうなずいていました。下学年の児童の思いが、余すところなく伝わったのだと思います。それをみて、下学年の児童も「ああ、がんばってよかった。」「みんなと力を合わせて、6年生に思いを伝えることができた。」と思ってくれたことでしょう。つながる心、受け継がれていく最高学年の児童の姿勢。こうした行事でしかはぐくめない心の絆が、そこにありました。

 5年生の発表の最後の言葉。「私たちが、北谷小を受け継いでいきます。」心のこもったその言葉は、きっと来年度の北谷小の明るい未来を築いてくれることでしょう。

 素晴らしい行事でした。ただ、その一言です。

 

 

 

 

 

笑う 明日 6年生を送る会です

 昨日より安定した天気でしたが、曇りだったので校庭の状態が回復せず、昼休みに予定していた長なわ集会は7日(金)の昼休みに延期になりました。最後の長なわ記録会、ベストコンディションで臨ませたいと思います。

 そして明日3時間目、6年生を送る会 本番になります。今日は5年生がセリフや体形移動などを念入りにチェックしていました。言葉を聞いていたのですが、6年生のこれまでの功績への感謝を述べる感動的な内容でした。本番の出来がとても期待できました。

 校内では、インフルエンザでお休みしている児童が少しずつ増えている状況です。しかし、一気に拡大してはいないので、明日は全校で感染防止策を十分行いながら実施します。本日、以下の具体策を全校児童に指導しました。

①体育館の窓を適度に開け、換気を十分行います。

②暖房効果が下がるので、上着や防災頭巾(座布団替わり)の使用を可とします。

③飛沫感染防止のため、咳が出る等風邪気味の児童はマスク着用を着用します。発表時も、マスク着用を可とします。

④終了時、必ず石鹸での手洗いを行います。

 このうち、特に換気を重視し、しっかり行います。全校児童で、感染防止に気を付けながらも6年生にとって最高の思い出の会になるよう、協力していきたいと思います。

 保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

 

大雨 寒の戻りの3月5日

 先週末、あれほど気温が上がったのに今日はびっくりするほど、冬が戻ってきました。

 6年生を送る会が間近です。6年生も、舞台練習に余念がありません。感心するのは、最高学年に相応しい姿勢で練習に参加していることです。

 各学年は、創意工夫を凝らして、6年生を喜ばせようと練習にいそしんでいる。それなら、自分たちもお返しの発表を礼儀正しく行わなくてはいけない。6年生はそれをよく理解して、毅然とした態度で練習に取り組んでいました。そうした最高学年の姿は、下学年の心に残ることでしょう。さすが6年生です。

 5年生は、理科で生命の誕生について学習していました。提示された胎児のモデルに感嘆の声が上がります。

「あ、やっぱり、頭が下なんだ。」「大きさって、こんなものなの?」

 先生は一人一人に胎児モデルをみせ、受精卵の成長について丁寧に説明していきました。

 この学習がとても大切なのは、命が生まれてくる過程の感動が学べるからです。それが、生命尊重や人権教育につながります。世界各地で起きる悲惨な戦争、火災や地震など大きな災害。そしてもうすぐ3.11です。その報道に触れるごとに幾多の命が失われた、ということに慙愧の念をもたずにはいられません。その一つ一つが、38週もかけてお母さんのおなかで育ち、生まれた後たくさんの愛情に包まれ育ってきたかけがえのない命です。自他の命を尊重するのは自然で、当たり前の行為なんだと子供たちに知らせたいと考えます。

 2年生では、立体について学習していました。絶対に立方体だと思っていたスナック菓子の箱が、計ってみたら縦横のサイズが違っていたことが発覚!えー、うそー!?

 「じゃあ、自分がもってきた箱も調べよう!!」子供たちの探究心に火が付きました。ここから、立体の学びが深まっていきます。「え?!なんで?!」は、好奇心の燃料です。

 子供たちがもつ、みずみずしい疑問や探究心。それを伸ばしてこそ、生涯を通した学びにつながっていきます。「えー!?」とはてなマークを飛ばす子供たちのなんと素晴らしいことか。教師が授業で「やったあ!」とガッツポーズをとりたくなる瞬間です。さあ、学びを深めていこう!