学校ブログ

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令和6年度 第50回北谷小学校 春季運動会

 令和6年5月18日(土)、第50回春季運動会を開催しました。

開会式で、紅白団長が選手宣誓を行いました。大変な緊張の中、立派に、力強い宣誓ができました!

 徒競走は時間短縮のため、非得点種目になりました。でも、子供たちはそんなことを意に介すことなく、ゴール目指して全力疾走しました!

 徒競走のあとは、全校応援合戦です。応援団は、団長を中心にこの日のために休み時間を費やして、毎日練習に励んできました。その成果を見事に発揮して、息の合った全体応援ができました!

 中学年表現「いざ!最高到達点へ!」。息の合ったフラッグの動きで、会場を魅了しました。

 低学年団体、「ジャンボリ玉入れ」。かわいい踊りと、玉入れとの切り替えが、来場者の皆さんをたくさん笑顔にしてくれました。

 さあ、いよいよ高学年の表現「北谷フラッグソーラン151の舞」!一糸乱れぬ力強い動きと、勇ましい掛け声。最後のポーズが決まると、会場からは大喝采が贈られました!

 中学年団体、「ONE ROPE 綱引き王に俺はなる」。紅白ともにがんばりました。結果は赤の勝利でしたが、2回戦目、勝負をあきらめずにがんばった白もとても立派でした。

 さあ、練習に練習を重ねた低学年表現「ようこそ ゆめのくにへ」。ディズニーの音楽に合わせて、かわいい踊りを披露しました。練習の成果を発揮し、一人一人がしっかり踊っていることがわかりました。

 団体競技のラストは、高学年「嵐を起こせ!北谷小台風の目!」チームワークが何より大切な競技です。勝敗も大事ですが、みんなの息を合わせて集中すること。どちらのチームも、よくがんばったと思います。

 いよいよ最後の種目、「全校選抜リレー」です。各学年の代表が、運動会のフィナーレに相応しい力走を見せてくれました。

 運動会は始まってみればあっという間です。でも、それまでは長い道のりがありました。各学年とも、4月の忙しいさなか、ゴールデンウィークの前から練習に取り組み、忙しい時間の合間をぬって、練習を積み重ねてきました。途中、雨で運動場が使えないことも何日もありました。それでも、運動会で力いっぱいの競技や演技を披露するため、心を一つにしてがんばってきました。全員の児童が「たくましく生きる力」を高めることができたと確信しています。

 暑い中での運動会になりましたが、子供たちががんばりぬくことができたのは、体調管理や準備にご配意くださった保護者の皆様のおかげです。本日、ご来場くださり、子供たちに温かいご声援や拍手を送ってくださったご来賓の皆様、保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。

 

運動会準備 いよいよ明日です

 運動会がいよいよ明日になりました。

 1校時は、全体練習を行いました。得点発表や応援全体練習を通して行い、明日に備えました。特に、応援団が見事なチームワークを見せました。休み時間を使って練習した成果がはっきりわかり、大いに明日への弾みとなりました。本番もこの調子で、運動会を盛り上げてくれることでしょう。

 午後からは、1~5年生は下校し、6年生が準備を行いました。また、PTAの皆様もテント張りにご協力いただきました。こちらの手はずが整っていない部分があり、ご迷惑をおかけして申し訳なかったのですが、おかげ様で明日の準備をスムーズに進められそうです。お越しいただきた皆様、ありがとうございました。写真は、協力して係活動を行う子供たちの様子です。

 子供たちと、保護者の皆様のがんばりによって、いよいよ本番の運動会を明日に迎えます。これまで本当にありがとうございました!

春季運動会 熱中症対策について

 保護者の皆様にはいつも大変お世話になります。

 さて、今週5月18日(土)に迫った春季運動会についてですが、16日現在の天気予報によれば、当日の最高気温は30℃近くになり、熱中症への十分な警戒が必要です。

 つきましては、下記の通り運動会における熱中症対策を実施いたします。保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

1 学校で実施すること

(1) 休憩・クールダウンタイムの設定

 徒競走(プログラム№1~6)の終了後と、表現・団体種目(プログラム№7~14)終了後の2回に分け、それぞれ25分、20分の休憩時間を設けます。その時間には、児童を冷房の効いた教室に移動させ、水分補給と休憩をとらせ、健康状態を確認した後に運動場に戻ります。

 そのため、競技の終了時刻が予定より遅くなります。閉会式終了が12時15分ごろになる可能性がありますので、ご了承ください。

(2) 競技見学中の水分補給を呼びかける

 環境省の「熱中症予防情報サイト」によれば、5月18日(土)午前中の越谷市の熱中症指数(WBGT)は最高で22となり、「注意」レベルとなります。積極的な水分補給が効果的とされるため、児童には競技見学中にも水分補給をするように呼びかけます。

(3) 救護体制の充実を図る

 万が一、暑さが原因で気分が悪くなった等の児童は、エアコンを効かせた保健室で休ませ、経口補水液を飲ませる等、十分な救護体制を整えます。

 

2 ご家庭にお願いしたいこと

(1) 水筒がなくなった場合の予備をご用意ください

 一般的なサイズの水筒では中身をのみ切ってしまうことがあります。予備として、ペットボトルのミネラルウォーターやお茶をもたせる等のご配慮をお願いします(スポーツドリンクはご遠慮ください)。

(2) 熱中症予防グッズのご用意をお願いします

 汗拭きタオルを必ずご用意ください。ネッククーラーやクールタオルの使用は、見学中に限り可としますので、ご自宅にあるものをご利用ください(紛失や破損の責任は負いかねます。高価なもののご使用はご遠慮ください)。

 以上 宜しくお願いいたします。

第1回学校運営協議会を行いました

 きのうと打って変わり、午後からよく晴れて気温も急上昇しました。それでも、暑すぎるということはなかったので、運動会もこのぐらいのお天気だとありがたいな、と思います。

 学校運営協議会は、地域の代表者の皆様に、学校の経営方針や教育課程をご説明し、ご指導・ご助言をいただきながらご承認を受け、地域とともに学校経営の向上に資する制度です。本日は、その第1回を行いました。6名の運営協議員の皆様にお集りいただきました。

 校長から、令和6年度の学校経営方針についてご説明を申し上げました。50周年を迎え、変化の激しい社会にあっても子供たちが豊かに、そして自己実現ができるようにするために身に付けさせたい力をお伝えしました。

 北谷小ではその力を「たくましく生きる力」として、「やりぬく力」「おちつく力」「つながる力」という三つの非認知能力に定義して、全校を挙げてその力をはぐくんでいくということをご説明申し上げました。

 それに対して、委員の皆様から様々なご意見やご質問をいただきました。「子供たちに『たくましく生きる力』を身に付けさせたいという経営方針は理解できたが、子供たちの個性を伸ばすために、具体的にはどのような方策が考えられるか。」など、校長の考えをより鮮明にするようなご質問もありました。大変ありがたいと感じました。

 運営協議員の皆様には、入学式にもご来賓としてご参加いただき、1年生の入学をお祝いいただきました。あれから1か月半、子供たちがどのように成長したか教室をご覧いただきました。

「一生懸命やっていますね。安心しました。」とのご評価をいただきました。協議員の中には、吉川幼稚園の荒井園長先生もいらっしゃいましたので、子供たちも「園長先生ー!」と喜んでいました。

 子供たちのたくましく生きる力を伸ばすためには、学校・家庭・地域が連携して子供たちを伸ばすことが最も効果的です。運営協議員の皆様には、これからも北谷地区の地域の代表として、学校経営に積極的にかかわっていただきたいと思います。

 協議員の皆様、本日はお忙しいところ大変ありがとうございました。

雨の日の運動会練習 教える側の人数

 朝から、あいにくの雨になりました。1校時に予定していた運動会練習は、15日(水)に延期します。本番を土曜日に控え、運動場(外)を使っての練習をしたかったのですが、いたしかたありません。

 3,4年生の体育館での練習の様子です。ごらんください。この並びのきれいさ。実にきれいに整列し、よい姿勢で説明を聞いていました。舞台の上では、先生の模範演技が。この姿勢なら、頭によく入ります。練習も、無駄なく効率的に行うことができます。1年たつと、こうも成長できるのか、と改めて感心しました。

 こちらは、1年生の教室です。令和4年度まで本校にお勤めだった磯田先生がいらっしゃいました。短時間勤務の織田先生のペアという位置付けで、配属が叶いました。今日は1年生の教室で、指導の補助に当たってもらいました。やる気に満ちた1年生は「よくできたね!」の声に、満面の笑みを浮かべていました。先生が二人いれば、指導の効果も、子供たちのやる気も、倍増です。

 教員不足が深刻です。文科省も様々な手を尽くしていますが、問題解決には程遠いのが現状です。教員不足解消の主要な手立ての一つが、働き方改革の推進と、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の導入というのも、今日のような光景をみると、正直疑問に感じます。

 授業の学習内容が難しくても、理解したい、がんばりたいという児童がたくさんいます。がんばった成果を先生にみてもらいたい、と願う児童がいます。その子供たちの思いに応えるのは、効率的な働き方でも、ICTでもないと思います。笑顔で子供の努力をねぎらう、児童数に見合った教職員の存在なのです。

 現場はがんばっています。子供たちのためにも、日本中の学校の教員不足という深刻な問題が、一日も早く解決される日がくることを祈るばかりです。

 

飯ごう炊さん体験 おやじの会の皆様 ありがとうございました

 北谷小では保護者ボランティア組織「おやじの会」の皆様が年に3回、子供たちに様々な体験の機会を与えてくださいます。5月12日(日)には、飯ごう炊さん体験を行っていただきました。

 参加する子供たちはグループに分かれ、それぞれ調理・マキ割り・ご飯炊きを分担します。まずは調理グループ。協力して、カレーの野菜や肉を切っていきます。

 ジャガイモの皮むきがちょっと手間取ると「わたしがやるよ!」と助け合いが起きるのが頼もしかったです。

  さあ、こちらはマキ割り。斧をマキに差して、金づちでたたきます。ここでも、マキを押さえるなどの協力が見られました。

 

 さあ、ご飯もとげて、いよいよかまどの火おこしです。マッチを擦る手はぎこちなかったですが、ここでも「風が吹いてる!みんなで風よけになろう!」等の姿が見られました。

 さあ、楽しみにしていたご飯が炊きあがりました。「あ、おこげがある!」それも、飯ごう炊さんのだいご味です。今の炊飯器って、おこげなんてできませんから。

 みんなで協力してつくりあげたカレーをよそっていただきます。「ありがとうございました。」よく、お礼が言えました!

 さあ、待ちに待った会食です。「いただきまーす!」「おいしい?」「おいしい!」「おかわりしたー!」「何杯おかわりしたの?」「5杯ー!」…ちょっと多すぎ(笑)。 みんな、自分たちでつくったカレーに大満足。

 最後に、代表の阿部さんからお話をいただきました。「今日は、みなさん互いに助け合いながらよくカレーづくりができました。また次の流しそうめんに参加してくださいね。」「はい!」「ありがとうございました!」

 半日の体験でしたが、子供たちは互いに助け合ったり、お世話になったおやじの会の皆様に丁寧にお礼がいえたりと、成長がみられる体験となりました。コロナ禍以降、学校ではこうした直接体験の場を減らさざるを得ませんでした、おやじの会の皆様が主催してくださる体験活動は、北谷小の子供たちにとって素晴らしい成長の機会となっていることを改めて実感しました。

 朝早くから、子供たちのために丁寧に準備をしてくださったおやじの会の皆様、本当にありがとうございました。次の7月の流しそうめん体験でも、またお世話になります。

5月10日(金)できごといろいろ

 ひさびさに、朝から目が覚めるような快晴になりました。今日も、いろいろなことがありました。

 学校用務員の山崎さんは、ものづくり、そして修理・修繕の名人です。プール前の鉄棒とタイヤ跳びの色が落ちてきたことから、昨年度から時間をかけて、きれいにペンキの塗りなおしをしてくれました。

 ご覧の通り、鉄棒とタイヤ跳びがこんなにもきれいになりました!

 子供たちも、「きれいになった!」と喜んで遊んでいます。さすが名人、山崎さん。北谷小の環境がいつもきれいに保たれているのは山崎さんのおかげで、本当にありがたいです。

 午前中は、6年生が埼玉県学力・学習状況調査(以下「県学調」)に取り組みました。お知らせしたように、今年度から県学調はクロームブックでのオンラインテストになります。トラブルが心配されましたが、さすが6年生。スムーズに取り組めていたようです。

 その6年生も含め、午後は運動会練習と、運動会係準備を行いました。さすが高学年、きびきびと動いて、踊りの掛け声も元気いっぱいでした。本番に向かって、仕上がりの順調さを感じました。

 ゴールデンウィーク明け、本当に忙しい日々になりました。週末は、ほんの少しでもリラックスする時間をもって、体を休めてほしいなあと思います。なかなか難しいかもしれませんが(ためいき)。

 さあ、いよいよ来週は運動会ウィークです。仕上げに向かって、一致団結してがんばっていきましょう!

第1回学校運営協議会を開催します

 下記の通り、第1回学校運営協議会を開催します。同協議会は、傍聴が可能です。傍聴を希望される方は、以下の要領でお申し込みください。

【第2回 北谷小学校 学校運営協議会】

 1 日時  令和6年5月14日(火)午前10時00分~午前11時30分

 2 場所  本校1階 図書室

 3 協議等の内容

 (1) 委嘱状の交付

 (2) 教育委員あいつ

 (3) 協議員自己紹介

 (4) 会長及び副会長の選任

 (5) 議事

 (6) 閉会

 

 4 申し込み方法

 〇 以下の用紙「学校運営協議会傍聴許可願」をダウンロードして、プリントアウトしてください。

第3号様式 学校運営協議会傍聴許可願.pdf

 〇 同許可願いに必要事項を記入の上、令和6年5月10日(金)~令和6年5月13日(月)までの期間に、以下の方法で北谷小学校までお届けください。

 (1) 北谷小学校FAX番号に送信をしてください。048-984-5273

    (2) お手数ですが、職員の勤務時間内(8:20~16:50)に、直接北谷小学校 職員室までおもちください。

(子供たちの授業の様子をご覧になる学校運営協議員の皆様 R5.10.27)

4年生埼玉県学力・学習状況調査を行いました

 毎年、児童の学習の成果と課題を明らかにして、指導の改善に生かすたために埼玉県の学力・学習状況調査(以下県学調という)を実施しています。本校は今年度、国語科の学力向上を学校課題としているので、確かな指標として大変価値のある調査となっています。

 今年度から、ペーパーと鉛筆ではなく、クロームブックでの実施になりました。また、昨年度まで4・5・6年同時に実施していましたがサーバーの負担軽減のため、4,5,6年を三日間に分けて実施します。本日は、4年生がはじめてクロームブック上でペーパーフリーのテストに取り組みました。

 クロームブックを充電して、万全の態勢で臨んだ4年生。粘り強く、テストに取り組みました。

 ただ、文字キーボードが表示されないなどのトラブルも数こそ少ないもののあったようです。今年度初めての取り組みとなりますので、トラブルはついて回ることは予想されます。しかし、子供たちはがんばって取り組んでいるので、その実力が正確に反映されるよう指導には細心の注意を払います。

 ここで得られた結果を、国語科の授業研究や指導法改善にしっかり生かしていきたいと思います。明日は5年生、あさっては6年生が挑戦します。クロームブックのご家庭での充電など、ご協力をお願いします。

ゴールデンウィーク明け 運動会練習が本格化します

 ゴールデンウィークも終わり、北谷小は5月18日(土)の春季運動会目指して本格始動に入ります。体育館での高学年練習の様子をお届けします。

 ソーランの練習で、舞台の上で一生懸命模範演技をみせる先生たち。子供たちもそれを見習って、動きを覚えていきます。あとは、心を一つにして、どれほど完成度を高められるかです!5,6年生なら、立派にやり遂げてくれるでしょう。

 力を合わせて一つのことをやり遂げる。そのとき得られる達成感は、子供たちの成長にとってかけがえのない大切な「経験」になります。ただ、表現の練習に参加しているだけなら「体験」ですが、そのことを振り返り、何が大切かを話し合い、次に生かしていけばそれが「経験」になります。その経験が、子供たちを育てていきます。

 ゴールデンウィーク明けで、まだリズムが整わない子もいるでしょう。ストレスを解消しようと、遅い時間までゲームにかじりつく子がいるかもしれません。気持ちはよくわかります。

 でも、1年に一度だけの、子供たちの成長に資する大きな行事です。まだその意味が分からず、「あー、練習やだなー。」という子もたくさんいるでしょう(笑)。学校では、子供たちに運動会の意義と大切さについて伝えていきます。ご家庭でも、子供たちへの励ましのお言葉と、体調管理へのご配意をお願いいたします。

離任式 思い出が育てる優しい心

 本日、離任式を行いました。今年、北谷小を去られた先生方がお見えになり、子供たちからは心を込めて書いたお手紙や、感謝の花束をお渡ししました。

 しっかりした言葉で手紙を読み上げた代表児童たち。受け取った先生方の目にも光るものがみえました。

その後全校で歌った「離任式の歌」。体育館に美しく響きました。

 子供たちがつくったアーチをくぐって退場する先生方。会場から、大きな拍手が送られました。

 子供たちも涙、先生方にも涙。心と心が通い合う胸に迫る行事になりました。

 先生方、ありがとうございました。また、先生方に心を込めてお礼をいえた北谷小の子供たち。みんな、とても立派でした。

  出会いがあれば、別れがあります。でも、その一つ一つが子供たちの胸にかけがえのない大切なものを残し、豊かな心が育っていくのだと思います。

 心温まる、すてきな行事になりました。子供たちが示した優しい心。今後も伸ばしていきたいと思います。

 

連休の谷間 運動会練習が始まりました

 うちの前の公園は、つつじの花が満開です。ゴールデンウィークも前半が終了し、今日から谷間の三日間です。

 北谷小では、早速運動会の練習が始まっています。今日は、5,6年生が運動場で徒競走や団体競技の練習に取り組んでいました。先生方の指示のもと、きびきびと動いていました。

 運動会練習は、特に熱中症やけがに気を付けて進めていきたいと思います。ただ、小さなけがなら、子供たちにとっての「経験」の一つになります。

 日本の小学校は、運動場に石ひとつ転がっていないように整備します。しかし、イギリス等ヨーロッパの学校では、敢えて石をそのままにしておくそうです。そうすることによって、子供たちの「危険回避能力」が育つからです。石につまずいて転ぶと、「そうか、今度から石につまずいて転ばないようにしないと。」その思いや気付きが、のちの大きなトラブルを回避する能力の育成につながります。

 つまずいて転び、そこから立ち上がってゴールを目指すことは「やりぬく力」の向上につながります。必要なのは「体験」を「経験」へと昇華させることです。自分の身に起きたことは「体験」ですが、のちに振り返り、体験から教訓や気付きを得て、自身の望ましい行動の変容につなげていくと、それは「経験」へと変わります。

 運動会練習は大変ですが、子供の将来にとって必要な経験を積めるまたとない機会です。安全上の配慮を欠かさないようにしながら、その経験がプラスになるようにして、運動会を子供を育てる行事にしたいと考えます。

 お子さんの体調管理や、運動会の準備等にご配意くださるようお願いいたします。

 

 

1年生を迎える会を行いました

 昨日は3校時終了後すぐに出張に出たので、更新が1日遅れになり申し訳ございませんでした。25日、「1年生を迎える会」を行いました。

 5年生がつくったアーチを、6年生に手を引かれて入場してきた1年生。何が始まるのか、どきどきです。

 全校で歌う校歌。「1年生の皆さん、私たちが歌うので、聞いて覚えてくださいね。」

 各学年の出し物は、「1年生に北谷小の楽しいところを教えてあげよう」「校舎の中を案内してあげよう」「勉強のことを教えてあげよう」「北谷小の先生方のことを教えてあげよう」という気持ちにあふれた、元気で楽しい発表ばかりでした。感心したのは、ほとんどの子が自分のセリフをしっかり暗記してきたこと。十分練習したことがうかがえました。1年生もクイズに正解すると歓声を上げるなど、大いに盛り上がりました!(全部掲載できずごめんなさい)

 じゃんけんゲームも、大いに盛り上がりました。さあ、教頭先生に勝てたかな?!

 2年生からは、アサガオの種がプレゼントされました。「大事に育ててください。」「ありがとうございました。」

 1年生からのお礼の言葉と歌のお返し。とっても元気に発表できました。上級生によくしてもらったことへのお礼の気持ちを伝えることができました。

 コロナが5類に移行して1年。教育活動に関する制限はほとんどなくなり、体育館での行事もこのように盛大に行うことができました。2~6年生の子供たちは、「1年生を喜ばせてあげよう」という意欲をもって、出し物を精いっぱいがんばりました。大いに楽しんだ1年生は、お礼の言葉を精いっぱい発表し、その気持ちに応えました。明るく、楽しく、大いに盛り上がった楽しい行事になりました。

 「行事は人を育てる」。それぞれの行事を通して、子供たちのよさを伸ばしていきたいと思います。

 いよいよ大型連休に入ります。感染症や事故に気を付けて、子供たちに豊かな体験を積ませていただければ幸いです。楽しい大型練習をお過ごしください。

 

歯科検診 静かに待てるのも「おちつく力」

 一日中雨が降ったりやんだりの空模様になりました。気圧の低さは自律神経の不調を引き起こしやすいとれています。また、人は雨が降ると体内物質ヒスタミンが分泌されます。この物質は本来、体を修復するためのものです。雨が降ると、「古傷が痛む」のはそれが原因です。同時にアレルギー反応が強くなったりします。日照がないので、幸福ホルモンのセロトニンも分泌されません。旧石器時代より、人は雨が降ると狩りなど狩猟ができず、住処で傷を癒していた名残ともいわれています。

 加えて現代の子供たちは、休み時間思いっきり外で遊ぶことができず、発散できません。小さなトラブルも起こりがちなので、私たちは雨が降ると警戒モードに入ります。雨は命をはぐくむ空からの贈り物ですが、いやはや、油断のならぬものでもあります。

 前置きが長くなりました。そんな雨の日ですが、歯科検診の真っ最中です。今日は1年生の番です。ご承知の通り、歯科検診でのやりとりは歯科医の先生の読み上げを記録するものなので、廊下で待っている子が騒がしくすると大変です。でも、北谷小の1年生は、ご覧の通り。静かに、姿勢よく待つことができました。

 教室に戻るときも、整列して静かに移動できました。

 北谷小で育てる「たくましく生きる力」のうち一つが「おちつく力」です。自分を落ち着かせ、時と場に応じた態度がとれることを目指します。1年生はそれを立派に実践することができました。

 こうした姿勢を評価し、フィードバックすることが、行動を強化することにつながります。適時的に子供たちの姿勢を評価していきたいと思います。ご家庭でも、子供たちが時と場に応じた姿勢がとれたら、「周りをよくみて、よく行動できたね。」とお声がけをお願いします。そうした積み重ねが、子供たちのたくましく生きる力をはぐくんでいきます。

 

 

春うらら 授業風景あれこれ

 今日は暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい気候になりました。その中で、各学年・学級での活動が進んでいます。

 1年生が50m走の記録測定に取り組みました。これから運動会や新体力テストで、走力の記録が必要となる場面がたくさん出てきます。ゴールに向かって、がんばれ!

 帰りの会で、「今日のMVP」を発表する2年生。感心したのは、座って話を聴く姿勢が1年生の頃よりずっとよくなっていることです。学年が上がって、成長していますね。

 同じ頃、5年生は体育館で5月2日に予定する離任式の練習に取り組んでいました。北谷小を去られた先生方と再会できる機会を、子供たちも楽しみにしています。練習にも熱が入っていました。

 3年生は、生活科にかわって新しい教科 理科と社会が始まります。理科では校庭で春の動植物を、社会では屋上に上がって学校からみえる東西南北の土地の使い方を観察します。校庭で植物を観察する子と話していたら、姿は見えないのに「校長先生ー!」呼びかけられてびっくりしました(笑)。

 あわただしくスタートした1学期も3週目。体も心も慣れて、各学年とも順調に軌道に乗っています。ただ、疲れがたまりやすい時期でもあります。ご家庭では早めの就寝や、リズムの整った生活にご配意ください。

全校朝会 「たくましく生きる力」とは

 いよいよ、来週からゴールデンウィーク。今週一週間がんばれば、連休です。

 朝、全校朝会では、「たくましく生きる力」の話をしました。子供たちに見せた絵は、50年前に描かれた「50年後の未来予想図」です。空飛ぶ車、超高層ビルと空中を走る高速道路、火星からのライブ映像を流すモニター等が描かれていました。

「実現しそうなもの、すでに実現しているもの、そしてまだまだ実現しないものがありますね。では、今から50年度の未来はどうなっているでしょう。AIって、わかるかな。人工知能が人の頭脳を追い越して、今ある仕事の半分はAIが行うようになる時代がくるといわれています。国と国の境目も今よりずっと低くなり、多くの外国の方と暮らすことになるでしょう。そうした時代に必要なのは、テストで測れる学力だけでなく、テストで測れない力だといわれています。それが「たくましく生きる力」です。」

 「北谷小ではこの『たくましく生きる力』を、次の三つの力とします。①やりぬく力、②おちつく力、そして③つながる力です。やりぬく力があれば、苦手なことや新しいことにも挑戦できます。おちつく力があれば、いらいらした時も気持ちを抑えて心を安定させることができます。つながる力があれば、友達が増えて、難しい課題があっても仲間と協力して解決することができます。この三つの力があれば、変化の激しい社会でも、豊かに、楽しく生活することができます。

 そして「たくましく生きる力」は、人に言われて身に付けるものではなく、学習や体験を振り返り、大切なことに気付いたときに伸びるものです。北谷小では今年、この「たくましく生きる力」を全校で伸ばしていきます。一緒にがんばりましょう。」

 数値で測れるテストの学力、認知能力は非認知能力の向上と明確な相関性があります。そして非認知能力は対自的な力である「意欲・向上心」「自制心」と対他的な力「コミュニケーション力」に大別できます。本校ではこれを「やりぬく力」「おちつく力」「つながる力」の三つとして、全校で伸ばしていきたいと考えます。

 学級の雰囲気が明るく、発言が活発だと、学力も伸びます。昔から、日本の学校では「学級経営こそ、学力向上の基盤」と捉えられてきました。それが非認知能力育成の重要性として、科学的な裏付けのものと世界で認証されてきたと考えます。

 子供たちに問いかけた50年後の未来。その流れを止めることはできません。そのため、そうした世界が到来することを前提に子供たちの力を伸ばしていく必要があると思います。

 それにしても、冒頭子供たちに見せた絵。「ああ、子供のころはこんな未来がくるっていわれていたなあ」と懐かしく思いました。光陰矢の如し。50年も、あっという間ということですね(笑)。

 

1~3年 学級懇談会ありがとうございました

 今日も風が吹き荒れる天候となりました。そんな中、1~3年生の学級懇談会を行いました。足をお運びいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 全体放送で、北谷小で育てたい子供たちの「たくましく生きる力」についてお話ししました。その後、担任から今年度1年間の方針等についてお話ししました。 

 年度初め、保護者の皆様に1年間の方針をお伝えすることで、ともにお子さんを育てていく体制を築いてまいります。ご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。今後とも宜しくお願いいたします。

全国学力学習状況調査を行いました

 昨日よりだいぶ気温が低くなりましたが、過ごしやすく、本来の春のような気候とも思います。

そんな中、6年生が全国学力学習状況調査を実施しました。国語・算数の二教科です。いずれも内容が非常に多く、時間ぎりぎりまでめいっぱいやらなければいけません。担任の話によれば、みんな相当へたっていたとか。6年生、お疲れさまでした。

 全国学テは学習指導の改善に資するもので、明確になった学力に関する課題を改善するための資料にすることが本来のあり方です。しかし、都道府県によって過去問題を繰り返して練習させるなど、行き過ぎた事前対策等が問題視されています。OECD学力調査についても同様です。経済協力開発機構(OECD)が行う国際的な学習到達度調査PISAは、本来「その国の経済状況や国の福祉体制の状況がよいかどうかを判定するバロメーターの一つ」なのです。すなわち、学力の低下傾向がみられる国は、教育制度や社会福祉制度に問題がある可能性があるため、その課題を明らかにして、改善に資するエビデンスにすることが本来の役割です。

 ところが、日本のテレビや新聞といったオールドメディアは、国際学力調査の順位が下がるとその都度大騒ぎして国民の不安をあおり、結果として学習内容が増え、教科書が分厚くなっていくということが繰り返されてきました。

 全国学テもOECD学力調査も、「学力オリンピック」ではないのです。ところがこれまで日本は、数値化できる学力=ペーパーテストの点数にこだわりすぎるきらいがあったように思います。

 しかし、現在のように変化の激しい社会にあっては、数値化できない学力=非認知能力が重要であることは世界の共通認識となっています。テストの成績は重要ですが、それは志望校や希望する会社に入るときに必要なもの。入学や入社後は、むしろテストで測れない「創造力」や「コミュニケーション力」などの力が必要であることは、社会で働く方の多くが知るところではないでしょうか。

 全国学テの結果を学習指導の改善に生かすことは大切です。しかし、テストの点数など「数値で測れる学力」は、子供たちの「生きる力」のほんの一部にすぎません。結果にとらわれることなく、本人の努力や取り組みへの姿勢など過程を評価して、変化を見逃さず認めることが大切です。

 北谷小では今年度、そうした「数値では測れない力」=非認知能力の向上を大切にしていきます。その力を高めることで、学力も向上するという相関性が明らかになっています。保護者の皆様のお力添えをいただいて、子供たちの「たくましく生きる力」を育てていきたいと思っております。

 

 

交通安全教室を行いました

 朝7時の段階では、午前10時に雨が降る可能性が50%だったので、運動場での交通安全教室は難しいと判断して、体育館で行うことをお知らせしました。皮肉なもので、保護者の皆様にメッセージ配信した直後、さわやかな青空が広がり、結局雨は降らなかったけれど、交通安全教室は体育館で行うことになりました。日中の気温が上昇したので、室内でよかったかもしれません。自転車の準備をしてくださったご家庭の皆様、ありがとうございました。

 吉川警察署交通課の方と、交通安全指導員の皆様をお招きして、ご指導をいただきました。低学年では、横断歩道の安全なわたり方についてが中心です。「吉川警察 交通課からきました。今日は、安全な横断歩道のわたり方について勉強しましょう。」「はい!」

「横断歩道が青でも、とまって、みて、かくにんする、をしっかり守りましょう。」

 

 体育館に設置した模擬信号と横断歩道で、全員が横断歩道を渡る練習をしました。

 中・高学年では、自転車の点検の仕方、正しい乗り方が中心です。

「自転車を乗る前に、安全に乗れるかを必ず点検してください。ブタベルサハラって、聞いてことがありますか?」

「あります!」「そう、ブレーキ、タイヤ、ベル、サドル、ハンドル、ライトのことですね。それぞれがしっかり動くか確かめておくことがとても大切です。」

 中学年も高学年も、最後まで集中して話を聴くことができました。最後に、お世話になった警察官の方と交通指導員にお礼をいいました。「ありがとうございました!」

 警察官の方の高学年児童にされたお話がとても印象的でした。

「私は以前、刑事課にも生活安全課にもいました。そこで一番つらかった仕事が、事故で命を落とした小学生のご遺体をご家族に引き合わせ、事故の状況などを説明することでした。その時の保護者の方のつらい表情が忘れられません。もう二度と、あんな思いをしたくありません。事故はだれも望みません。わざと事故を起こす人もいません。事故にかかわった方全員が不幸になります。みなさん、どうか交通ルールを守って、命を大切にしてください。交通事故の怖さを忘れないでください。みなさんが事故にあわないことを、願っています。」

 現場を知る警察官の方ならではの言葉が胸に刺さりました。交通事故の悲惨さ、恐ろしさが子供たちにひしひしと伝わったと思います。最前線にいらっしゃる方のお言葉は、これ以上ないほど、価値あるものだと思いました。

 子供たちには、交通安全教室で学んだことを今日から早速実践するように伝えました。小学生の事故の第一のピークは5月中旬。ゴールデンウィークのさなかです。令和6年度は、早めに交通安全教室を実施できて、とてもよかったと思います。

 事故はいつでも、だれにでも起こりうるものです。だからこそ、交通ルールを守らなければいけません。ご家庭でも改めて話題にして、子供たちへの言葉がけをお願いします。

 吉川警察の方、交通安全指導員の皆様、ありがとうございました。 

 

 

高学年児童と1年生 学習の様子を比べると

 昨日より気温が下がり過ごしやすくなりましたが、昼頃から風が強くなりました。西日本から雨雲が近付いているようで、明日の交通安全教室が心配です。予報によれば、雨は午前8時頃には止むようで、通学に影響がないことを祈るばかりです。

 自転車をもってきてくれるご家庭に感謝申し上げます。明日はお子さんに気を付けて自転車を転がしてくるようお伝えください。

 校内巡視をしていると、高学年の教室では子供たちが落ち着いて学習に臨んでいました。一学期が始まって一週間、高学年児童は軌道にのって、学びをすすめています。

 その一方で、1時間目、1年生が職員室を訪れました。学校内を知るための学習です。今日は、職員室の訪れ方について学んでいました。

「職員室に入るときは学級名とお名前をいって、用事をいいましょう。」「はーい。」

そのあと、「失礼しまーす」といいながら、1年生が職員室を一周していきました。感心したのは、「おはようございます。」と個別にあいさつできた子が多かったこと、先生の指導のとおり、静かに職員室を歩けたことです。礼儀正しいこと、先生の指導を理解して行動できるのは何にもまして素晴らしいこと。しっかりしたお子さんがとても多い印象を受けました。すごいね!1年生のみんな。

 教室で落ち着いて授業を受ける高学年、職員室の入り方から学ぶ1年生。その対比が印象的だったのですが、思えば6年生も5年生もたどった道です。職員室を訪れた1年生も、高学年の児童のように学校を支える頼もしい存在に成長していくと思うと、とても楽しみです。1年生の成長に期待大です!