学校ブログ

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市長さんとのミーティング

 午後からは雨交じりの強い風が吹き、下校が大変な子どもたちもいたことと思います。下校に職員が付き添ったり、帰りに注意喚起を促す校内放送を入れたりしたのですが、大丈夫だったでしょうか。

 傘は風に弱く、手元から離れて田に落ちたり、道路に出たりすると極めて危険です。学校でも指導いたしますので、ご家庭でもお子さんへのお声がけをお願いします。

 先週、持久走大会が終わって朝運動場の様子がガラッと変わりました。でも、ご覧ください。走っている子がいるのです。

 なんだ少ないじゃないか、という感想をおもちの方もいることでしょう。けれど、私はとても立派な子たちだと思います。

 現代っ子はものごとを合理的に考えます。「持久走大会の前に練習して、力を高めれば十分でしょ?」なるほど、一理あります。でも、日ごろからの練習を進めるのには訳があります。

 心と体はつながっています。体を鍛えれば、情緒が安定し、学力が高まります。一流のビジネスマンは、筋トレや余暇のスポーツを欠かさない人が多い。これには合理的な理由があり、体を鍛えることが想像力や思考力、そして活力を高めることが科学的に立証されているからです。心と体がつながっている証左です。

 でも、遊びたい盛りの子どもたちに「毎日走ろう!」と呼び掛けても、「えー?遊びたいー」となり、なかなか結果につながりません。

 今日はオンライン朝会で、こうした子どもたちの立派な姿を紹介しました。「継続は力なり」。一見遠回りな地道な努力こそ、成功への近道だということを、これからも子どもたちに伝えていきたいと思います。

 午後、吉川市の中原市長さんがお見えになり、子どもたちとのミーティングを行っていただきました。

 6年生の代表児童たちは、1時間たっぷり、市長さんと吉川市の市政等について話し合いました。ちなみに教員は立ち会えません。市長さんの「子どもたちの純粋な考えが聞きたい」とのご意向があるからです。

 終わった後、子どもたちに感想を聞くと、一堂に「楽しかったです!」という言葉が返ってきました。また市長さんにお話を聞くと、「いやー、感心しました。みんな考えがとてもしっかりして、的確な受けごたえができる。いや、楽しいミーティングができました。」ととてもうれしそうでした。

 吉川市にきて驚いたのですが、本当に市民と距離が近い市長さんです。6年生の子どもたちも、政治というものを一層身近に感じられたことでしょう。中原市長さん、お忙しい中どうもありがとうございました。

少年センターの先生方のあいさつ運動

 今日は最高気温も上がらず、どちらかというと寒い一日になりました。

 下校時、少年センターの先生方が、あいさつ運動にきてくださいました。

「さよーならー!」と元気にあいさつをして、帰路に就く子どもたち。センターの先生は以前は中学校籍だったのことで、「小学生は、よくあいさつをしてくれるのでうれしいですね!」と終始笑顔でした。

 いつも、子どもたちにはあいさつの大切さを次のような言葉で伝えています。

「鳥は、飛ぶことができるので空で過ごします。リスは、木登りが得意なので森に棲むことができます。では、わたしたちは人間はどうでしょう。あいさつができるので、人と人の間で過ごすことができるのです。だから、「人間」というのです。」

 子どもは、一人で生きていくことができません。必ず、多くの人とかかわって成長していきます。したがって、子どもたちが健やかに成長するために身に付けさせたい力がコミュニケーション能力です。私は、「友達と一緒に楽しく過ごす力」「仲間と一緒に困難な課題に立ち向かう力」は、学力や体力以上に重要だと思っています。

 その第一歩が、あいさつができることです。北谷小では、元気なあいさつを推奨しています。ご家庭でも、あいさつができることの大切さをお伝えいただければ幸いです。

 少年センターの先生方、ありがとうございました。

令和4年度 校内持久走大会

 朝から澄み渡る青空が広がり、絶好の持久走大会びよりとなりました。申し訳ありません、校長は出張が重なり報告を受けることしかできなかったのですが、多くの子が力の限り走り、年に1回の大会にふさわしい行事になりました。

 これまで、毎朝の持久走練習や、体育の試走でがんばって走ってきた子どもたち。実力を十分発揮できた子どもも多かったことでしょう。思うような結果を出すことができなかった子もいたことでしょう。

 でも、怖さをこらえて参加し、ゴールまで走りぬいた子はよくやったと思います。おうちでも、子どもたちにねぎらいの言葉をかけていただければと思います。順位よりも大切なのは、きちんと大会に参加して、最後までやり抜くことで、それができた子は、みな立派だということを。

 応援にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

持久走練習 高学年試走

 昨日とは一転、日中は10月なみの陽気となりました。朝方、グラウンドは湿っていたのですが、午後からはコンディションが回復したので、午前中に予定していた高学年の試走を、6時間目に行いました。高学年の児童からすれば、試走には抵抗があったことでしょう。しかし、本番での安全性を高めるために、一度コースを走っておくことはとても重要です。子どもたちにとっても、走りの戦略を立てられるますから。

 それでも、多くの子どもたちが真剣な表情で、ゴールを目指し、立派な走りを見せたことはとてもよかったです。

 印象的な場面がありました。順位にとらわれることなく自分のペースで走り、最後まであきらめずゴールした子に、そこにいた児童みんなから大きな拍手が送られたことです。とても美しい、感動的な光景でした。改めて、持久走の練習を通して子どもたちに何を学ばせればよいのか、思いを馳せることができました。

 現代社会の高学年の児童は、情報の洪水に囲まれているので、大人とほぼ変わらない認知能力をもちます。自分が他人からどのようにみられているか細心の注意を払い、周囲から浮かないことに気を配ります。みんながみている前で、勝負に負けるなどはもってのほか。それは集団の中の地位低下につながるからです。だから、負けるかもしれない戦いは、上手に避けます。

 子どもたちのこうした行動は、現代社会に生きる大人の姿の鏡なのかもしれません。この時代に生きる子どもたちが、自然のうちに身に着ける処世術なのかもしれません。

 でも私たちは、与えられた課題や試練に一生懸命取り組む子どもを育てたいと思います。たとえ苦手なものでも、周囲が自分をどうみるかを過度に気にすることなく、泥臭く、粘り強く取り組む子どもに育ってほしいのです。これは軽佻浮薄を是とする現代社会の風潮に逆らうことかもしれません。「学校の常識は社会の非常識」といわれる所以かもしれません。

 けれど、今日目にした光景は、まぎれもなく努力した仲間に惜しみない賞賛を送る子どもたちの姿でした。救われる思いがしました。子どもたちには、結果にこだわることなく、全力で競技に臨んでほしいと思います。たとえ思い通りの結果が得られなくても、その貴重な経験が、自分を大きく成長させてくれるのですから。

 

 

5年生 社会科見学(さいたま市造幣局、武州中島紺屋)

 このブログをアップしている23日(水)の午前中は、こんこんと雨が降っています。昨日22日(火)は教職員の「ふれあいデー」(働き方改革推進のため定時退勤する日)だったので、アップが一日遅れになりました。ふれあいデーの日は午後5時以降電話対応ができなくなります。毎月学校だよりでお知らせしておりますのでご了承ください。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 22日(火)、5年生が社会科見学に行きました。目的地はさいたま市の造幣局と、羽生市の武州中島紺屋です。その時の様子をご覧ください。

 さいたま市造幣局は、貨幣製造工場と博物館に分かれていて両方を見学できます。工場内は撮影禁止なので、博物館見学の様子をお伝えします。

 展示品は希少なものばかりで、とにかく素晴らしかったです。子どもたちも夢中で見入っていました。

 撮影スポットではい、ポーズ。

 充実した見学を行うことができました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

 次に訪れた武州中島紺屋さんの一室で、昼食をいただきました。お弁当の準備、ありがとうございました。

 185年もの歴史をもつ中島紺屋さんで、ハンカチの藍染め体験に取り組みました。ハンカチを折って輪ゴムでしばり、模様を付けます。

 さあ、藍染めの液に浸して、3分待ちます。冷たくても我慢我慢!しっかり浸けることで、鮮やかな色になります。

 乾かしたら、このような鮮やかな色に染め上がり。「できたー!」とみんな大喜びでした。

 最後、藍染め博物館を見学させていただき、羽生市をあとにしました。

 社会科は、人や文化伝統、歴史を好きにさせる教科です。それゆえ、本物に優る教材はありません。教科書での学習も大切ですが、最前線で働く人の言葉に耳を傾けることや、実際に手に取って体験することほど貴重な学習を知りません。

 そして社会科は、仕事をすることの尊さを学ぶ場所です。造幣局は世界トップレベルの鍛造技術で、偽金づくりを防いでいました。説明では、鍛造技術の高さこそ、国の信用そのものだということでした。藍染め体験は、一五〇〇年前、奈良時代から日本に伝えられた藍染めの技術を、現代に連綿と伝える貴重な伝統産業です。ワールドカップに出場する日本チームのユニフォーム、「ジャパンブルー」も藍染めを起源としています。どちらも素晴らしい職業でした。そうした様々な職業の素晴らしさを、未来を担う子どもたちに伝える学習の教育的価値は計り知れません。

 子どもたちはみな、満足そうに社会科見学を終えました。この体験が、社会科学習への意欲を高めてくれると思います。