学校ブログ

2023年12月の記事一覧

2学期終業式 がんばった子供たち 保護者・地域の皆様ありがとうございました

 今朝は今シーズン一番の冷え込みだったそうです。でも、日中は暖かくなりました。北谷小で一斉下校を行うと、なぜか必ず強風に見舞われます(涙)。今日はそれもなく、とてもラッキーでした(笑)。

 今日で80日間の二学期が終了しました。校内でインフルエンザ流行の兆しはみられないので、体育館に全校で集合して、二学期の締めくくりを行いました。

 校長講話では、二学期の各学年の成長を振り返り、努力と労をねぎらいました。「行事は人を育てる」という言葉で始まった二学期。一つ一つの行事に、一生懸命取り組むことができたか、子供たちととともに振り返りました。

 「あがるも おちるも 努力次第 自分次第」。行事や教育活動を通じて自分を成長させるためには、一つ一つの行事に、力を出し惜しむことなく全力で取り組むことが大切です。二学期のがんばりを通して得られた成果と課題をもとに、新学期も新たな目標をもってがんばっていきましょう、と伝えました。

 子供たちは終始、落ち着いた姿勢で話をよく聴いていました。これも二学期の成長の一つだと思います。

 5年生の代表児童が、二学期を振り返る児童代表の言葉を述べました。「二学期努力したことを生かして、三学期を6年生0(ゼロ)学期と思って、3学期にまた、がんばりたいと思います。」会場からは、大きな拍手が贈られました。

 二学期締めくくりの校歌を全校で合唱しました。きれいな歌声が体育館に響きました。オンラインの終業式では決してできないことで、全校で心を一つにして歌うのは本当にいいなと思います。校歌斉唱も、愛校心の育成につながる大切な行為です。

 式終了後、生徒指導主任と安全主任から、冬季休業中の生活や安全についての指導を行いました。生徒指導主任からは、①交通事故に気を付ける ②帰宅時刻を守る ③スマートフォンやタブレットなど、SNSはおうちの約束のもと時間を守って楽しむ ④お小遣いのやりとり(おごったりおごられたり)はせず、お金の扱いには気を付ける などのお話をしました。安全主任からは、自転車に乗っているときの安全に特に気を付けること、飛び出しを絶対にしないこと などについて指導しました。ご家庭でも、お声がけいただければ幸いです。

 各教室には、担任の先生が二学期の子供たちの努力をねぎらう「黒板アート」が花開いていました。北谷小の先生方はいつも、学期のはじめと終わりには、この黒板アートで子供たちを喜ばせています。これは北谷小の素晴らしい点の一つです。

 そして教室では、担任の先生が児童一人一人に通知表を渡していました。「この教科がよく伸びたね。ここは少し、届かなかったけれど冬休みにしっかり復習すれば大丈夫。また、三学期にがんばろうね。」先生の言葉に、子供たちはうなずきながら通知表を受け取っていました。

 一斉下校が終わり、子供たちはそれぞれ集団下校で家路につきました。門で一人一人に「さよなら!よいお年を!」と声掛けをしていると、「二学期お世話になりました!よいお年を!」「校長先生、ありがとうございました!」「新学期もお願いします!」と何人もの子から声を掛けられました。とても心が温かくなりました。北谷小の子供たちは、素直でよい子たちばかりだと改めて思いました。

 こうして、二学期最後の日が終わりました。前代未聞の猛暑に始まり、コロナ、インフルエンザの再流行、イスラエルーハマス戦争の勃発等、世界情勢の不安等、多くの不安なことがあった時期でした。でもその間も、各学年の遠足や社会科見学、陸上大会、修学旅行、校内持久走記録会、書きぞめ展など、様々な行事を行うことができました。そして今日、こうして無事二学期を終了できたのは、ひとえに子供たちのがんばりと、支えてくださった保護者・地域の皆様のおかげだと思います。本当にありがとうございました。

 ご家族の皆様で、よい年末年始をお迎えください。そして楽しい冬休みを過ごして、子供たちが1月9日火曜日の始業式の日に、元気いっぱい登校してきてくれることを心待ちにしています。

終業式前日。お楽しみ会、教室片付け

 今日もとても寒い一日になりました。でも、日中陽が差すとやはり温かいです。風が吹いていないのは幸いです。

 長い二学期も残すところあと1日になりました。各教室をのぞいてみると、学期末お楽しみ会と大掃除の花盛りです。

6年生は外でドッジボール、1年生はお楽しみビンゴをして、冬休み前の学級の絆を強めていました。どちらも、とても楽しそうでした。

 あとは、教室の大掃除です。机の中、ロッカーの中をきれいにして持ち帰りました。教室も年末年始を迎えます。二学期の最後にきれいにして、きもちよく新学期を迎えたいですね。

 いよいよ、明日は終業式。終わりよければ、すべてよしのたとえのように、最後までしっかりした姿勢を保ち、2学期を締めくくってほしいと思います。保護者の皆様には、子供たちが持ち帰った荷物を点検していただき、不足品の補充等にご協力をいただければと思います。

表彰朝会を行いました

 とても寒い朝になりました。今朝は表彰朝会を行いました。表彰を受けたのは身体障碍者福祉美術展、敬老の日絵画コンクール、トンボ絵画コンクール、徳署感想文コンクール、吉川市調べる学習コンクール、リユースポスター展、科学教育振興展、発明創意工夫展、市内陸上大会、給食献立コンテスト、市内音楽祭です。

 全員を表彰することはできないので、各部門の代表者を表彰し、他の受賞者は体育館フロア上で、一緒にお礼をしてもらいました。代表児童は、みな立派な態度で表彰状を受け取ることができました。

 最後に、このような意味を含めたお話をしました。

「表彰を受けた人、おめでとう。それぞれの活動で、一生懸命がんばった成果です。でも、賞状を受けた人だけが立派なのではありません。がんばった人、一生懸命打ち込んだ人はみんな立派です。そうして、みなさんは少しずつ成長していきます。これからも、どんな活動においても力の出し惜しみはせず、常に一生懸命取り組むようにしてください。」

 大切なことは、賞状をもらうことではありません。その活動において、ベストを尽くす姿勢を保つことです。小学校段階においては、結果のみを評価するのではなく、取り組んだ姿勢を称賛することで、子供たちの学ぶ意欲を高めることができます。

 まもなく、子供たちに通知表を渡します。ご家庭においても、「過程の評価」を心掛け子供たちの「よーし、次もがんばろう」という心を伸ばしていただければと思います。

 

北谷小学校ブログ更新について

 いつも「北谷小ブログ」をご覧いただき、本当にありがとうございます。また、保護者の皆様には現在教育活動に関するアンケートにご協力をいただいております。ご協力に心より感謝申し上げます。

 さて、この「北谷小ブログ」は、校長が毎日行っている校内巡視の際に、各教室の学習の様子をみて感じたことや、学校行事に込めた教育的意図、そして子供たちのがんばっている様子についてお知らせしております。

 こころのところ教職員のお休みが続き、保護者の皆様にも子供たちにもご心配とご迷惑をおかけしております。誠に申し訳ございません。他の職員がかわって学級指導を行っているため、職員室が手薄になり、校内巡視が十分できず、本日もお知らせしたいトピックを掲載することができませんでした。お詫び申し上げます。

 加えて、来週は通知票追い込み週間になりますので、またブログ更新が滞ることもあるかと思います。申し訳ございませんが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 現在校内で児童のインフルエンザ流行は落ち着いた状態が続いておりますが、今年のウイルスの感染力はとても強く、それまで元気にしていたお子さんがあっという間に発熱する例を散見します。市内の他校も同様で、学級閉鎖が連続して続いています。週末、お出かけになることもあると思いますが、人込みへの外出を避けたり、手洗い・うがい等をしっかり行ったりするなど、改めて感染防止にご協力くださいますようお願いいたします。

 二学期もあと一週間。職員も最後までがんばって、二学期をよい形で締めくくりたいと思います。保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

プログラミング学習と心のこもったお手紙 デジタルとアナログ

 今朝の外気温は3度。日中は15度近く気温が上がるので、服装の調整が大変です。地球温暖化が心配される中、寒いとちょっとホッとするのは、なんとも不思議な心理ですね。

 昨日もお世話になった吉川市ICT支援員の方にお世話になり、2年生がプログラミング学習に取り組みました。以前、4年生も使ったことがあるSONYのMESHを使って、信号機に使われる切り替え回路を、プログラムで組んでみました。

 「それでは、今日は信号機を変えるプログラムを、皆さんのもっているクロームブックで組んでみたいと思います。」「そんなこと、できるの?」

 「このSONYのMESHというセンサーをクロームブックとつなげるには、このコネクターを使って、ブリッジ接続をします。やり方を伝えるからよーく聞いていてね。」

 言葉はちょっと難しいのですが、さすがは世界のSONY、直感的な操作で接続を行うことができます。低学年児童でも大丈夫。昨日もお世話になった支援員の大島さんが、丁寧に教えてくださいました。

 早速手に取ったSONYのMESH。小さくてかわいいセンサーですが、高性能で操作は簡単。実によくできています。子供たちのプログラミング学習にまさにぴったりです。

 でも、子供たちはやっぱりちょっと不安。吉川市教育委員会から、松岡指導主事もお手伝いに来てくださいました。

 昨日のブログにもちょっと書いてしまいましたが、子供たちが安心して作業を進めるには、教える側が多いことが望ましいのです。慣れるにつれて、その人数を減らしていけばよいのですから。

 うまくプログラムが組めた子供たちが多く、プログラムの楽しさを味わっていました。

 一方、1年生の教室では、お手紙を書く練習が行われていました。年賀状の季節を前にして、1年生がお手紙の書き方を学習し、実際に書いていました。「誰に書くの?」と聞くと、「おばあちゃん!」「東京にいるんだ!」「うちは春日部にいるよ!」ととても楽しそうでした。お手紙を書く方もうれしいですが、もらった方は、もっとうれしいことでしょう。みんなよくがんばっていました。

 プログラミング学習と、手書きのはがき。とても対照的です。手書きのお手紙は、これからは少なくなる一方でしょう。でも私は、手書きのよさ、温かさは、デジタルでは永久に再現できないと思っています。手書きのお手紙は、書き手が心を込めて、その人だけに書いたものですから。

 かくいう私も、イラストを描くときはもっぱらドローイングソフトと液晶ペンタブレットを使っています。イラストづくりでこれを一度使ってしまうと、もう紙とペンには戻れません。ペンにはできない多彩な表現が可能で、しかも圧倒的に速い。手書きでやれば4~5時間かかる作業も、主観ですが3分の1ほどでできてしまいます。

 ただ、デッサン力やどんな絵を描きたいかという想いは、デジタルを使っても得られません。それは日ごろの練習や日常の経験や感動、自然や人とのコミュニケーション等から生まれるものです。デジタルとアナログ。そのどちらかがよいか、優れているかというものではありません。どちらも、子供たちにとって必要なものだと思います。