学校ブログ

2022年10月の記事一覧

自動車産業の学習 ペーパークラフトづくり

 とても寒い一日になりました。業間休みは遊べなかったのですが、幸い昼休みは外に出ることができてよかったです。雨が続くと、子どもたちも発散できなくてつらいですから。

 5年生の教室を訪れると、社会科の授業で子どもたちがなにやら一生懸命つくっていました。前日、先生が一生懸命準備していた自動車のペーパークラフトでした。子どもたちはそれを組み立てようと、がんばっていました。

「先生ー、切っちゃいけないところを切っちゃいましたー!」「どうしてもここがくっつきませんー!」

子どもたちは苦心惨憺。なんとかして、ペーパークラフトの自動車を組み立てることができました。

 こうした作業を通じて、自動車産業への興味を高めたり、疑問をもたせたりしていきます。

 こんな小さなペーパークラフトをつくるだけでも大変なのに、本物の車づくりはどうなのだろう?部品が3万点もあるのに、それら一つ一つを間違えずに組み立てるのには、どんな工夫がされているのだろう?

 しかし最も大切なことは、子どもたちに「大変そうだ」という印象よりも、最前線の現場が高品質なものづくり、そして働く人の健康と安全のために行っている数々の工夫について教えることです。私は、社会科で最も重要なことは、その職種において働く人の「苦労」と「喜び」を伝え、子どもたちの望ましい勤労観を形成することだと考えています。

 子どもたちの「将来なりたい職業」のアンケートをとると、上位に来るのは「ユーチューバー」「声優」「漫画家」「パティシエ」「プロサッカー選手」などですね。どれも、メディアに盛んに取り上げられる花形職業です。

 でも、世の中には華やかなスポットライトに照らされることはないけれど、多くの人々の生活を支え、社会の基盤を形成するうえでなくてはならない重要で、尊い仕事がたくさんあります。それらの仕事に従事する方に対して尊敬の念をもたせ、将来就いてみたい仕事の幅を広げることが、社会科の重要な役割だと考えています。

 残念ながら、自動車工場は今、コロナ対策のため見学を実施していません。でも、子どもたちにその産業の価値を教えることはできると思います。

 

異学年交流 かがやきタイム

 季節が進んだ感じがします。一日中、曇りでひんやりする気候でした。でも子どもたちは元気いっぱい。昼休みは異学年グループでの遊び、「かがやきタイム」を実施しました。

 この遊びのポイントは、6年生が企画・運営をするというところです。各グループとも、6年生が中心となって、下学年を喜ばせるためにがんばってくれました。運動場を見る限り、ドッジボールが人気だったようです。楽しそうに鬼ごっこに熱中しているグループもありました。

 面白かったのは、体育館のグループです。なんと、6年生の企画のもと、行われたのは「玉入れ」。すごい盛り上がりを見せていました。

 ここのところ、運動会の種目からも落とされがちな玉入れ。ひさびさに見ました。赤白夢中になって競技に取り組む姿はやはりいいものです。子どものアイディアって、すごいですね。

 責任ある立場は、人を育てます。6年生も、「下学年のみんなをうまくまとめて、楽しませる!」という目標があるから行動できます。その結果、成功しても、失敗しても、得るものは大きい。遊びからは、授業だけでは学べないたくさんのことを学ぶことができます。

 がんばってくれた6年生、今日はありがとう!

1年生 遠足 東武動物公園に行ってきました

 三連休が終わりました。天気予報をみると、気温が10度近く高くなるというので警戒したのですが、湿度が低くさわやかな晴れになったので安心しました。1年生にとって、最高の遠足日和になりました。

 1年生が東武動物公園に遠足に行ってきました。その時の様子をご紹介します。

 たくさんの動物をみて、触れて、一年生は大満足。とっても楽しい一日になりました。みんな、よかったね!

この日のために、お子さんの健康管理や準備等にたくさんのご協力をいただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。

3年生 社会科見学 鉄道博物館にいってきました

 三日遅れの更新となります。失礼いたしました。

 10月7日(金)、三年生がさいたま市の鉄道博物館に遠足にいってきました。この日をとても楽しみにしていた三年生。当日はあいにくの雨になってしまいましたが、幸い乗り込むときまでは小雨だったので、出発までは大丈夫でした。

 ところが悪天候のため道が渋滞し、到着が大幅に遅れてしまったのがかわいそうでした。それでも、子どもたちは元気に県学を始めました。そのときの様子をお届けします。

 どれもすてきで興味を惹く展示資料で、素晴らしかったです。子どもたちも大喜びでした。見学の姿勢も、しっかりしていました。

 昨年度はコロナ禍でこうした見学にいけなかった子どもたち。あいにくのお天気でしたが、喜びはひとしおだったことでしょう。

鉄道博物館のスタッフの皆様、お世話になりありがとうございました。

 

1年・5年研究授業を行いました

 一気に季節が冬に近付いたような、涼しいをはるかに通り越して寒い一日になりました。

 本日は、1年生と5年生が研究授業を行うため、特別日課6時間とさせていただきました。

 1年生は、一位数のたし算について学習しました。

 

 これまで勉強してきたことを生かして問題を解いたり、自分の解き方をとなりの子に伝えて、違いについて話し合ったり。とにかく、全員がやる気にあふれ、終始生き生きと学習に臨んでいた点が本当に素晴らしかったです。担任が子どもたちのために授業準備を一生懸命行ってきた、その熱意が伝わったのでしょう。授業が終わると「もっとやりたかった!」「楽しかった!」という声が次々にあがるほどでした。

 5年生は、割り算の答えを分数に表す学習に臨みました。

「先生ねー、お世話になっている先輩方においしいてづくりジュースを飲んでいただきたいと思うんですよ。でもねー、2リットルしかできなかったの!3人の先輩方に等分に分けたいんだけれど、おひとりの量をどのぐらいにしたらいいかな!?先生を助けて!」

 算数の問題は、日常生活に基づいていて、切実感があるものが望ましい。そんな問いかけに「なんだ、それならできますよ!」とばかりに、みんな生き生きと問題にとりかかりました。これも、支援の手立てが豊富に用意してあり、子どもたちの理解が深まるような工夫が随所に用意してありました。がんばる担任の先生、その熱意に応えようと真剣に問題解決に取り組む子どもたち。私の眼には、好ましく、そしてとても美しい光景に移りました。

 子どもたちの下校後、授業についての研究協議会を行い、優れた指導法を全校で共有することに努めました。

 困難は伴いますが、指導法改善に関する研究を進め、算数好きな子どもたちを育てることは私たちにとっても大きな喜びです。これからもがんばっていきたいと思います。

 1年生、5年生のみんな。今日は本当によくがんばりました。