学校ブログ
4年生福祉教育
朝は相変わらず寒いのですが、日中の気温は高くなり、春を思わせる温かさになりました。
本日3校時、行いました。4年生が総合的な学習の時間で「福祉教育」を講師として、吉川市展示サークルの鈴木様をお招きしました。私(校長)は途中からお話をお聴きしたのですが、このようなことを切々をお話しくださいました。
「・・・目が不自由になり、たくさんの希望が奪われたように思っていました。でも、点字の世界に触れ、指の感触で文字がわかることに感動し、改めて自分の指に感謝しました。
点字図書館で、様々な情報を提供していただきました。また、バードウォッチングやテニス、映画など様々な体験をさせていただいたのです。バードウォッチングで野外に出て、鳥のきれいなさえずりやお花や風の香り、水の匂い、空気が変わるときに感じる匂いなど、世界が広がることに感動しました。映画というと、意外に思われるかもしれませんが、副音声というものがあるので、楽しめます。テニスはボールを転がすのですが・・・・」
実感のこもった、素晴らしいお話でした。目が不自由になったことを嘆くのではなく、逆にそうした境遇になって得た新しい世界や多くの方との絆を大切にして、日々明るく、前向きに生きていらっしゃる様子がいきいきと伝わってきました。鈴木様、貴重なお話をありがとうございました。
私は街中で、白杖をもった方を見かけると、必ず近付いて行って「何かお困りのことはありませんか?」とお声がけをするようにしています。すると、ほとんどの方が「ああ、大丈夫ですよ。ありがとうございます。」と返してくださいます。当たり前のことですが、これができることがとても大切だと思っています。
子どもたちには、世の中には様々な障害をもつ方がいらっしゃって、そのお立場を理解して、自分にできるお手伝いをすることが、人として当たり前のことだということを、この学習をとおして理解してほしいと思います。
もうすぐ節分ですね 鬼コップづくり
今日もものすごい忙しさで、教室を回ることができず申し訳ない限りです。写真は、昨日のものとなります。
1年生の教室をのぞくと、「もうすぐ節分 鬼コップづくり」という授業に取り組んでいました。
「鬼コップをみんなでつくります。つくりかたを説明しますからみなさんしっかり聞いてねー。」「はーい!」「おもしろそー!」「つくりたーい!」
みんな、とてもうれしそうでした。ああそうか、明日は節分なんだな、と思いました。
鬼には外からくる鬼と、内側にひそむ鬼がいますね。宿題をあとでやろうとするめんどくさい鬼、忘れ物が多くなる準備をしたくない鬼、夜遅くまでゲームがしたくなるゲーム鬼。そうした心の鬼を一匹一匹追い出して、よい生活習慣をつくってほしいと思います。もちろん、交通事故や不審者といった外からくる鬼も寄せ付けないようにしないとですね。
明日は節分。ご家族で楽しく豆まきをしていただければと思います。1年生のみんな、楽しい鬼コップができるといいね。
体育朝会(なわとび)を行いました
今朝は、風が吹いていなかったので「あー、寒さもそれほどもないかな」と思ったら、車の外気温計が示した数値は零下三度でした。
実は、先週は体育朝会の実施を見合わせました。理由は二つです。①強い風が吹き、外気温は0度だったものの体感温度はもっと低く、運動をするには困難だったこと ②近隣の学校でインフルエンザ流行の兆しがあったため、予防を考えて
しかし今日は、風がなく日差しがあったことからできると判断し、なわとびを使った体育朝会を実施しました。なたとびを続けると次第に体が温まってくるので、子どもたちも生き生きと練習に取り組みました。
最初は1分間持久跳び、次に学年ごとの課題の跳び方、最後に自分が課題とする跳び方に挑戦しました。1分間跳びでは、途中で引っかかってもよいから跳び続けようと声を掛けています。みんな、1分間跳び続けることを目指してがんばりました。学年ごとの課題の跳び方では、交差跳びや後ろ跳びなどを行っています。いろいろな跳び方を体験することで、体の使い方がどんどん向上するからです。
休み時間、なわとびをもって校庭に出ると、「校長先生ー!あの跳び方のやり方を教えてくださーい!」とか、「二重跳び教えてくださーい!」「この跳び方みてくださーい!」とたくさん声を掛けられます。みんなやる気満々で、とてもうれしくなります。
なわとびは、およそすべてのスポーツの準備運動で取り入れられている非常に優れた運動です。持久力、体力、跳躍力などを高めることができます。運動の軸となる下半身の強化に大きな役割を果たします。狭いスペースでもできるので、事故等の心配もありません。八村 塁選手の活躍が目覚ましいNBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)の選手たちのあの驚異的なジャンプ力も、なわとびで身に着けた部分が大きいといわれています。さらに持久力に加えて敏捷性が高まるため、例えば危険なものが近付いてきても、すっと身をかわすことができます。なわとびはまさに、気軽に行えて効果が高い、いいことづくめの運動なのです。
私の自宅前は公園になっていますが、よく親子で二重跳びの練習をされている方がいらっしゃいます。とても微笑ましい光景です。お子さんがもし、おうちでもなわとびを練習していたら、素晴らしい向上心なので、ぜひお声掛けをされて、可能なら一緒になわとびの練習を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
2月のオンライン全校朝会
ここのところ、あまりの忙しさにホームページ更新もままならないままで申し訳ございません。
今日はオンライン朝会を行いました。校長講話は2つ。一つは先日、学校栄養職員の小野先生からいただいた3年生の食育指導のお話がとてもよかったので、全校児童に伝えました。もう一つは、「イライラしたとき、どうするか」です。私はこんなお話をしました。
「イライラすると、難しいことばでいうと、血圧が上がったり血流がよくなくなったりして、体の調子が悪くなります。でも、どうしてもイライラしてしまうことがありますよね。友達に、いやなことをいわれたとき。先生に注意されたとき。ドッジボールなどのゲームで負けて、相手があおるような態度をとったとき。そんなとき、イライラを鎮める方法の一つが「許すこと」です。
校長先生の知り合いに、インターネットで商品を売っているAさんという人がいます。
ある人から注文が入ったので、さっそく品物を送って代金を振り込むようお願いしました。ところが、品物を送っても代金が振り込まれません。何度かメールで催促したのですが、返事がありませんでした。Aさんは「いやなお客さんだ。」とイライラしていました。でも、あるときAさんは気付いたといいます。
「自分は、品物を送って相手に喜んでもらうこの仕事が大好きだ。この仕事に就いているだけで幸せなんだ。」
そこでAさんは次のようなメールを送ったそうです。「代金をまだいただいていませんが、その商品は差し上げます。気に入っていただけると嬉しいです。ご利用ありがとうございました。」このメールを送ると、とてもすっきりした気持ちになったそうです。そして、うれしいことに翌日、その人から代金が振り込まれたそうです。
Aさんは、いわばお客さんとけんかをしていたわけです。もちろん、悪いのはお客さんです。でもAさんはあえて相手を許したことで、よい結果が得られたのですね。」
例えば、ドッジボールで負けてしまって、相手があおるような態度をとったとき。「ああ、自分も勝ったときはうれしいよな。ああいうポーズをとることもあったけれど、あれは相手にとってはよくないんだ。自分は今度から気を付けよっと。」そのような、次の行動の改善につながるような考え方ができれば、それが一番よいのです。
「春風を以って人に接し、秋霜を以って自ら慎む。」吉田松陰の言葉です。春風のように優しい態度で人に接し、秋の霜のような厳しい姿勢で、自らをただす。「自分に厳しく、人に優しく。」生きる上で大切な考え方です。そして人間関係は、「許す」ことから始まります。それができれば、人生がずっと楽になると思います。
3年生食育指導を行いました
今日も、昨日に引き続き、とても寒い朝になりました。午前7時30分の段階で、運動場の外気温がマイナス4度だったため、今日も体育朝会の実施は見合わせました。自主的に運動場を走る子については、寒さに十分気を付けるよう指導したうえでOKにしました。また、気温の上昇が見込まれたので、その後の外体育もOKにしました。
本日は、3年生の教室で、学校栄養職員の小野先生をお招きして、食育指導を行いました。内容は、朝ごはんの大切さについてです。
「みなさん、朝ごはんを食べると、三つのスイッチが入ります。それは、頭・体・おなかです。では、そのスイッチを一つ一つ、見ていきましょう。」
「頭のスイッチが入るとは、朝食は、脳にパワーを与えるということです。」
「体のスイッチが入るとは、朝食が体にパワーを与えるということです。」
「おなかのスイッチ入るとは、朝食をとることで排便がしやすくなり、おなかがすっきりするということです。」
小野先生は、3年生にわかりやすく説明をしていってくださいました。
「朝食を食べないと、力が出ないですね。食べることで、たくさんスイッチが入って、一日元気に過ごせるということですよ。朝は余裕をもって起きて、落ち着いて朝食をとれば、心と体にとてもいいのですよ。みなさん、朝ごはんの大切さ、わかりましたか?」「はい!」
「では次に、朝食について考えたことを書いてみましょう。」「はーい!」
子どもたちは、学習してわかったことを思い思いにワークシートに書き込んでいきました。
「朝ごはんを食べると、いろんなスイッチが入って体にいいんだな、ということがわかりました。」
「あさねぼうをすると、朝ごはんをゆっくり食べられないので、ちょっと早く起きたいなと思います。」
みんな、よい意見をしっかり書いていました。
今日の授業をとおして、子どもたちに改めて望ましい生活習慣の大切さを知らせることができました。
脳も体も、活動するにはエネルギー供給がとても大切です。冬の朝はとても寒いですが、毎日決まった時間に起きて、余裕をもって朝食をとると、活力がみなぎり、一日元気に過ごすことできることを子どもたちはしっかり学びました。保護者の皆様には、お手数をいただきますが、これからも子どもたちの元気な一日のために朝食のご準備をお願いできれば幸いです。宜しくお願いいたします。
小野先生、今日はためになる授業を大変ありがとうございました。
吉川市立北谷小学校
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