学校ブログ

2023年2月の記事一覧

3月オンライン朝会 平和で素晴らしい国 日本

 2学期からオンライン朝会では、意図的に偉人のお話をしています。学校運営協議会でも、「子どもたちに、人生の指針となるような偉人の生き方を示すことが大切なのではないか」というご意見をいただいたからです。

 2月24日は、ウクライナ戦争が開戦してから1年になります。戦争は消耗戦の様相をみせ、終わりがまだ見えない状態です。北谷小の子どもたちには、戦争の悲惨さと、平和を維持することの大切さについて伝えたいと思いました。

 子どもたちに話したのは、パキスタンのマララ・ユスフザイさんです。マララさんは2012年、15歳のときに少年兵に左側頭部を撃たれ、瀕死の重傷を負いました。それは、マララさんのお父さんが女学校を経営していたことが一つの理由でした。

 当時、パキスタンは過激な宗教組織と内戦状態にありました。宗教組織のリーダーは、勢力の拡大とともに、パキスタンの人々に厳しい生活制限を与えました。映画やテレビは禁止。音楽を聴いたり、ダンスをしたりすることは犯罪。女性は学校に行ってはいけない。女性の服装はすべて、宗教組織のリーダーが決めたものだけ。

 宗教組織のリーダーは、国内150もの学校を破壊し、マララさんのお父さんの経営する学校を閉鎖すると宣言しました。11歳のマララさんは、将来お医者さんになることを目指し、日々勉強に打ち込んでいました。友達と楽しく学ぶ学校が大好きだったのです。しかし、組織のいうことに表立って反対すれば、容赦ない報復が待っていました。自由を叫び、銃で撃たれ命を落とした女子学生もいました。しかし、マララさんはジャーナリストのインタビューを受け、平和の大切さと、学校を存続させてほしいと訴えます。その願いもむなしく、学校は閉鎖されてしまいます。

 数年後、組織のリーダーは突然「学校を再開する」と言い出しました。喜びに満ち溢れたのもつかの間、マララさんが撃たれたのは、その後でした。若い兵士が突然「お前は神の兵士を侮辱した」と近距離からマララさんを撃ったのです。しかし、すぐに病院に運ばれたマララさんは、必死の治療のかいもあって、命を取り留めました。

 撃たれた翌年の2013年、マララさんは国連で演説の機会が与えられます。マララさんは訴えます。

「私を撃った兵士を憎んではいません。私はガンジーやマザー・テレサの教えを学びました。平和を愛し、万人を愛すること。これこそが、世界から戦争をなくす唯一の手段です。戦争をなくすためには、教育以外に解決策はありません。」

 この話のあと、子どもたちにこう話しました。

「毎日学校に来るのは大変ですね。あー、今日は休みたいと思う日だってあるでしょう。でも、日本は自由な国です。インターネットも、動画も、音楽も自由に見聞きすることができます。学校に来れば、友達と仲良く学んだり遊んだりできます。

 みなさん、日本は平和で素晴らしい国です。学校で勉強ができるのも、平和だからです。その日本の未来を支えていくのは、みなさんなのです。一日一日を大切にして、勉強に運動にがんばっていきましょう。」

 ほんの少しでも、マララさんの勇気ある行動が子どもたちの心に響いてくれればいいな、と思います。

 

 

通学班編成 新しい班での登校は2月28日から 新しい時間帯での登校は3月6日から 

 本日2時間目、通学班編成を行いました。地区ごと分かれてそれぞれの教室で行いました。また、PTA校外委員の皆様にご協力をいただきました。お忙しいところお手伝いいただき、大変ありがとうございました。

 明日、2月28日(火)からは新しい通学班での登校になります。でも、2月28日(火)~3月3日(金)までは新しい班での慣れの期間とするため、時間はこれまでどおりとなります。

 来週月曜日、3月6日からは「令和5年度 新日課表」の導入により、学校の門に8時00分~8時10分までに到着するようになります。3月6日(月)~3月10日(金)までは、職員が門に立ち、時間調整について指導します。従いまして、通学班の集合時刻が多少前後することがございますのでご了承ください。

 令和4年度に通学班の班長・副班長を務めてくれたみなさん、どうもありがとう。また、保護者・地域の皆様におかれましても、これまで同様通学班の登校の安全見守りをいただければ幸甚です。宜しくお願いいたします。

ジャンプボード 山崎さんありがとう

 用務員の山崎さんが、今度はなわとび練習用のジャンプボードをつくってくださいました。色とりどりのきれいなジャンプボードに、子どもたちは大喜び。さっそく、昼休み練習していました。

 素晴らしいのは、山崎さんの手づくりの遊具はとても温かみがあるということです。きっと、子どもたちのなわとびの上達に、大きく貢献してくれることでしょう。

 山崎さん、またまた、ありがとうございました!

 

 

学校アンケート集計結果について

 いつも大変お世話になります。「学校だより3月号」に、保護者の皆様からいただいた学校アンケートについての結果と対応について掲載いたしました。学校だよりでは紙面スペースが限られているため、学校HPに全項目を掲載いたしますのでご覧ください。

学校アンケート(保護者).pdf

 保護者の皆様からいただいた評価・ご意見をもとに、特に学力向上・規律ある態度等の改善に次年度も努めてまいります。学校アンケートにご協力いただき、大変ありがとうございました。

今の音楽、体育朝会ながなわの様子

 朝、北風が吹かないので「寒さも緩んできたかなー」と思うと、外気温は-1度。いや、寒さが和らいだのではなく、体が慣れたんですね(笑)。通学路から見えた霊峰富士がとてもきれいでした。

 そんな中行った体育朝会。各クラスとも熱心にながなわに取り組みました。

 どの学級の子たちも一生懸命跳んでいて素晴らしかったです。このような、集団で力を合わせて記録の向上を目指す活動はとても大切。子どもたちにチームワークと連帯感、そして達成感を味わわせることができます。

 考えてみれば、今在籍している子たちはコロナのためにずいぶんと不自由な思いをしてきました。しかし、校内にインフルエンザ流行のピークも過ぎ、落ち着いた状態の現在においては、みんなが力を合わせる活動を存分に行いたい、と思います。

 それは体育だけではなく、音楽も同様です。校内を巡視していると、2年生の教室から鍵盤ハーモニカのにぎやかな演奏が聴こえてきました。教室を除くと、子どもたちがとても熱心に練習をしていました。かわいい合奏が室内に響き渡りました。

 現在、文科省や教育委員会から教育活動の制限は出ていないので、換気さえ十分にしていれば、練習は可能となっています。楽器は音を出してはじめて楽しめる教具です。中・高学年でも、リコーダーの演奏を行っています。

 3年前、突然降ってわいたように起きた新型コロナ感染症。これまで、子どもたちはずいぶんつらい思いをしてきました。でもこれからは、少しずつ教育活動を以前の水準に戻していく時期になります。その一つ一つを子どもたちが楽しみながら力を付けていければ、素晴らしいことです。

 でも油断しないよう、感染防止には十分気を付けたいと思います。季節は少しずつ、春に向かっています。

 

 

1年生クロームブックを使って学習しましょう

 日中はずいぶん暖かくなった、と思いきや風はとても冷たく、まだまだ春、という感じではありませんでした。

 今日は、ICT支援員の湯川先生が来校される日です。1年生が、クロームブックの「ムーブノート」の使い方を勉強しました。先生から課題についてのカードを受け取ったり、発問に対する自分の考えを「提出箱」に入れることで、クラスみんなの考えを並べて比較・検討することができます。

 湯川先生「さぁー今日は、クロームブックのムーブノートを使ってみましょう!ムーブノートはこれまで使っていた『オクリンク』とはちょっと使い方が異なるアプリです。みなさん、準備はいいですか?」「はーい!」

 「みなさん、カードに『ムーブノート』をどんなことに役立ててみたいか、カードに記入してみてください。」

 子どもたちは一生懸命カードに手書きで記入します。「べんきょう」「ずこう」「こくご」など、いろいろな考えを書き込んでいました。

 子どもたちの提出したカードがディスプレイに映し出されると、わあっと歓声が上がりました。「あー、出てるー!」この一覧は、子どもたちのクロームブックからもみることができます。自分の意見に加え、他の児童がどのような考えを書いたかが一目でわかります。

 そのあとも、子どもたちは夢中になって操作に集中して、どんどん操作に慣れていきました。

 これまでは、自分の意見をノートに書いたあと、学級内に発信するには挙手をして発表する必要がありました。そのため、せっかくよい意見を書いているのに、発信の機会を逃す児童も少なくありませんでした。

 でもこうしたアプリを使うと、発表の必要がなく全員の意見や考えを表示することができます。そして比較・検討・参照が可能となります。協働学習の利点です。

 そして、1年生でもこうしたアプリを使いこなすことができるのです。子どもたちと、ICT機器の可能性を十分感じさせてくれました。

 しかしそのためには、教師に加え、技術的なサポートがあることが重要です。ICT支援員の存在が、とてもありがたく思います。多忙な教師にとっては、こうした人的支援があることは負担軽減と安心につながります。

 ICT機器を使ったからといって、魔法のように子どもの学力が伸ばせるわけではありません。しかし、学習の目的に合わせ、従来できなかった学習形態を実現するには価値ある道具です。北谷小は、これからもICT機器を積極的に活用してまいります。

授業参観2日目 ご来校ありがとうございました

 すっかり春めいた陽気になってきました。でも、まだ朝夕は寒いですね。あと、今年は花粉が去年の3倍近くだそうで、花粉で苦しまれている方も多いと思います。どうかご自愛ください。

 本日、2回目の授業参観を行いました。1回目と同様、一年間の成長を保護者の皆様にみていただくために、発表を行った学級が多かったようです。その一部の様子を掲載します。

 本番の発表では、声が小さくなることがよくあるものです。失敗したときに笑われたり、大声を出すのは恥ずかしいという気持ちが働いたりするのですね。でも、それも子どもの精一杯です。「今日、声はちょっと小さかったけど、姿勢よかったじゃーん」とか、「発表、目の付け所が面白いと思った。さすがだね。」など、声の大きさ以外のよさをたくさん見つけるのが大人の仕事です。

 大切なことは、「あ、発表するって、緊張するけれど、悪くないかも。」と思わせることで、次につながる勇気を子どもたちに付けさせることです。私たちだって、大勢の前で発表しなさいっていわれたら意識して普段話せることもうまく話せないかもしれません。子どもならなおさらです。「あ、今日の発表でいいと思うよ。がんばったのが伝わってきたから、十分十分!」こんなことを笑顔でいうことが、子どもの自信や勇気を育てると思います。

 ご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 

三学期授業参観 ご来校ありがとうございました

 朝の気温は零度と寒かったのですが、先日のような体の芯から冷えるような北風がなかったのは幸いでした。

本日、第三学期 一回目の授業参観を行いました。すべての学級をお見せすることはできないのですが、ここに一部、その様子を掲載いたします。

 子どもたちの1年間の成長をみていただくために、発表を行った学級が多かったです。どの教室でも、子どもたちが一生懸命発表する様子が見られました。保護者の皆様の前でちょっと緊張していた子も多かったようです。声が小さかったことも、ご愛敬ですね。

 小学校のうちは、やはり授業参観ではおうちの方に見に来ていただくことをうれしく思うお子さんが多いです。それは、がんばっている姿をみてほしいからでしょう。本日、ご来校くださった方は、お子さんのがんばりを大いにほめてあげてください。また、ご都合でいらっしゃることができなかった方も、発表の様子を聞いていただいて、努力を労っていただければと思います。

 お越しいただいた保護者の皆様、本日は大変ありがとうございました。

逆上がり補助器修繕完成

 昨日は忙しく、更新ができませんでした。申し訳ありません。

 本校の用務員さんはDIYの名人です。ふつうなら、業者さんに出さなくてはいけないような修理・修繕でも、プロはだしの技術でやってしまうので、学校として本当に助かっています。今回も、逆上がり補助器を、手作業で直してくださいました。

 ごらんください、この出来栄え。

 まるで新品のような出来具合です。16日に完成しましたので、来週には運動場の鉄棒のところに設置したいと思います。逆上がりを練習している子たちには、とてもありがたいものです。

 山崎さんのような方がいらっしゃって、本当にありがたいです。

 

4年生福祉体験と3年生クラブ見学

 ここのところ、風が強く寒い日が続きます。いよいよ、三寒四温の季節が到来するのでしょうか。

 4年生が、社会福祉協議会の皆様をお招きして、「高齢者体験」を行いました。

 高齢者の身体感覚が理解できるように、体に「おもり」を付けたり、肌の感覚が弱くなるように手袋を着けたり。装着した子どもは「歩きにくーい」「重いー」を連発し、苦心惨憺でした。椅子に座ると思わず「あー楽だー」。疑似体験の効果に驚いていました。こうした学習を行うことで、例えば電車の中でご高齢の方に席を譲ったり、街中で困っていらっしゃる方を見かけたらお手伝いをしよう、という気持ちが生まれるのではないかと思います。

 福祉協議会の皆様に加えて、ボランティアの保護者の方にもよくお手伝いをしていただきました。本当にありがとうございました。

 6時間目は、3年生のクラブ体験を行いました。各クラブが、3年生を大歓迎して、自分たちのクラブの楽しさを味わわせようと一生懸命歓待していました。その様子をご覧ください。

 バトンの回し方をやさしく教えてあげたり、卓球のゲームをさせてあげたり、高学年といっしょにミニゲームをしたり。パソコンでプリントアウトした塗り絵を用意してあげたり、あぶり出しで文字を浮かび上がらせたり、練習の成果の上手な演奏を聴かせてあげたり。どのクラブを見学した3年生も、みな大満足。とっても楽しそうでした。

 特筆すべきは、クラブの先輩たちの大歓迎ぶりです。訪れた3年生に、手取り足取り、やさしく教えてあげていました。とても微笑ましい光景でした。各クラブの先輩たち、素晴らしかったですよ。

 昨年はコロナでこのような触れ合いはできなかったのですが、今年度はようやく、このような温かな交流が実現できました。オンラインもいいですが、やっぱり実際に異学年で交流することは、子どもたちの豊かな心の育成に資する価値ある取り組みだと改めて感じました。

 高学年のみんな、ありがとう!

 

学校運営協議会を行いました

 とにかく風が強い日でした。強風だと、なわとびも回しにくく、子どもたちの遊びも難儀です。しかし、免疫力向上、ストレス発散のために、元気な子は外遊びを推奨しています。ご理解くださると幸いです。

 本日、第3回の学校運営協議会を行いました。地域の代表者の皆様に学校運営に関するご意見等をいただき、学校経営の改善・向上に資するものです。

 令和4年度の学校運営に関する具体的な情報や数値、そして保護者の皆様からいただいたアンケートの結果等を報告したあと、委員の皆様からご意見をいただきました。学校の組織的な取り組みや、学校HPによる情報発信に一定の評価をいただいたあと、改善点についてのご意見としてあがったものは、〇学力向上 〇あいさつ・言葉づかい に関するものでした。

 どちらも、学校にとって重要な課題です。特に、あいさつ・言葉づかいについては、保護者・地域の皆様とともに積極的に子どもたちに声掛けをしていくことが大切なのではないか、という点で意見がまとまりました。

 また、学力向上については子どもたちが教室で学んだ機会を地域で生かすことが大切だと考えます。例えばこれまでの私の赴任校で、こんな取り組みを進めていました。学区に特別養護老人ホームがあり、6年生が毎年、そこを訪問していました。学校で書いた作文を読み上げたり、音楽で練習した合奏や合唱を披露したりしました。おじいさんもおばあさんもとても喜んでくださり、子どもたちに「作文すてきでした」「歌がとってもうまいですね」というお手紙をいただきました。子どもたちは喜んで、教室にお手紙を掲示して、「国語や音楽で、また喜んでいただけるようがんばろう。」と意欲を高めていたのです。

 子どもたちの学力向上やあいさつの推進には、保護者・地域の皆様と一緒に取り組むことが大切だと思います。今はコロナ禍で、このような交流は難しいのが現状です。しかし、コロナ禍が収束したら、少しずつ地域の実態に合わせて、子どもたちの学びが地域で生かせるような機会を設けていければと思います。

 先達の格言に曰く。「子どもは家庭でしつけ、学校で学び、地域で伸びる。」そうした三位一体の教育体制を築くためにも、学校運営協議員の皆様のご協力を今後もいただきながら進めていきたいと考えます。

 協議員の皆様、本日は大変ありがとうございました。

子どもたちの作品掲示

 17日(金)から授業参観が始まります。各教室は、その準備として子どもたちの力作を掲示しています。ご来校の折は、こちらもご覧ください。

 作品の価値は、「うまい」「上手」ではありません。「その子らしさが出ているかどうか」です。たとえ思い通りにいかなくても、がんばってつくった作品にはみな素晴らしい輝きがあります。その子どもの姿勢を見落とさず称賛することが大人の大切な役割だと思います。

 短くて申し訳ございません!今はこれが精いっぱい。

雪遊び 身体を動かすことによる免疫力向上とメンタルヘルス

 この学校ブログをアップしている日曜日の午前中はとてもいいお天気ですが、10日(金)は午前中から雪が降り出し、午後からは雨になる荒れたお天気になりました。

 今、北谷小ではインフルエンザが流行しています。先週は、複数学級を学級閉鎖にさせていただきました。突然にも関わらず、ご協力くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。お仕事などのご都合を付けていただき、申し訳ございませんでした。

 

 しかし、10日(金)の業前と業間休みは、敢えて外遊びをOKにしました。以前、外気温が氷点下だったため、体育朝会を中止にしたことがありました。それなのに今回は「風邪が流行っているのに、子どもたちを外に出したのか?」と思われる方もいらっしゃることと思います。この場をお借りして理由を説明させていただきます。

 雪遊びをOKにしたのは、外気温が氷点下には達していなかったこと、雪遊びなら体育朝会と異なり、子どもたちが外に出るかを選択できること、何より子どもたちの免疫力を高めることができるからです。

 身体を楽しく動かすと、体温が上がります。すると血行がよくなり、身体のすみずみまで酸素や栄養が届きます。また、血液中の白血球に含まれる免疫細胞が活性化されるため、免疫力が高まります。

 また、運動はストレス発散につながります。軽い運動をすると副交感神経が優位になります。ご承知のとおり、副交感神経は身体をリラックスした状態にして血圧を下げます。私たちの身体は交感神経と副交感神経がバランスよく働いて成長に機能します。雪遊びで楽しく身体を動かすことで、身体の機能を高め、免疫力を高め、さらにストレスを発散できるのです。

 「雪が降って寒いから外に出るのは禁止」にすると、雪遊びをしたい子どもたちはストレスをためてしまいます。イライラした気持ちは身体にも影響を与え、免疫力を下げることにもつながります。そこで、粉雪が降る状態だった業間休みは雪遊びを許可しました。校内放送では、もし、寒くて不安がある人は外に出ないように伝えました。雪が雨に変わった昼休みは、外遊びを中止にしました。

 子どもたちは、それはもう大喜びで遊びました。雪合戦をする子、雪だるまをつくる子、雪の中でおおはしゃぎで走り回る子。学級閉鎖をしていた学級の子どもたちには大変申し訳なかったのですが、みな、寒さなどまるで感じていないように元気に動き回り、存分に遊びました。業間休み終了後の教室は暖房の温度を上げ、身体が冷えないようにしました。

 雪遊びをOKにしたのは、楽しく雪遊びをさせることにより子どもたちが本来もっている生命エネルギーを引き出し、免疫力を高め、情緒の安定を図るためでした。そうすることで、心身のよい状態を維持でき、ひいては体調管理にもつながると考えました。ご心配をおかけして申し訳ございませんが、ご理解を賜れば幸いです。

 

長縄練習がんばっています

 明日は、雪になりそうです。お子さんの登校で、足を滑らすことがないようお声掛けいただければ幸いです。

 子どもたちは今、なわとび練習に取り組んでいます。中でも、長縄に熱心に取り組む児童が多いです。今日も校庭はとても寒かったのですが、みんながんばってリズムよくなわを跳んでいました。

 ながなわでも、多くのことを子どもたちに指導できます。例えば、回し手の重要性です。ながなわは回し手の配慮がとても大切です。「ひっかかった子が悪い」ではなく、「跳ばせてあげる」のです。そして、つっかえた子をいたわること。転んだら「大丈夫?」つっかえても「気にしない!」この、言葉掛けが大切です。

 ながなわは、団体競技であることから、団結心を養えます。それは、子どもたちにとってとても大切な「豊かな心」なのです。ながなわでも、体力や敏捷性だけでなく、子どもたちのやさしさを伸ばしていきたいと思います。

小中一貫教育 南中学校との交換授業参観

 日に日に、季節が温かくなってきています。ただし、今週末は寒くなるようなので、三寒四温の季節がもう近いかもしれませんね。

 本日は、授業を午前中にして、午後、小中一貫教育推進のため、北谷小職員で南中学校の授業参観を行いました。

 南中学校の生徒が、授業に集中してがんばっている様子がよくわかりました。また、訪れた本校職員に笑顔で手を振ってくれる生徒さんも多く、うれしく感じた職員も多かったです。

 小中一貫教育のねらいはいくつかあります。小・中9か年を見越した教育を連続してスムーズに行うこと、小・中の連携を滑らかにして情報共有を密にして、中一ギャップを予防すること。いろいろありますが、大切なことは小・中互いの教員が相手校の実態をみて、それぞれ児童生徒に付けさせる力のイメージや目標を明確にもち、教育効果を高めることです。

 吉川市は、令和5年度も全市的に小・中一貫教育を推進していきます。これからも、南中学校との連携を大切にして、効果的な小中一貫教育の実現を目指していきたいと思います。

4年生福祉教育

 朝は相変わらず寒いのですが、日中の気温は高くなり、春を思わせる温かさになりました。

 本日3校時、行いました。4年生が総合的な学習の時間で「福祉教育」を講師として、吉川市展示サークルの鈴木様をお招きしました。私(校長)は途中からお話をお聴きしたのですが、このようなことを切々をお話しくださいました。

「・・・目が不自由になり、たくさんの希望が奪われたように思っていました。でも、点字の世界に触れ、指の感触で文字がわかることに感動し、改めて自分の指に感謝しました。

 点字図書館で、様々な情報を提供していただきました。また、バードウォッチングやテニス、映画など様々な体験をさせていただいたのです。バードウォッチングで野外に出て、鳥のきれいなさえずりやお花や風の香り、水の匂い、空気が変わるときに感じる匂いなど、世界が広がることに感動しました。映画というと、意外に思われるかもしれませんが、副音声というものがあるので、楽しめます。テニスはボールを転がすのですが・・・・」

 実感のこもった、素晴らしいお話でした。目が不自由になったことを嘆くのではなく、逆にそうした境遇になって得た新しい世界や多くの方との絆を大切にして、日々明るく、前向きに生きていらっしゃる様子がいきいきと伝わってきました。鈴木様、貴重なお話をありがとうございました。

 私は街中で、白杖をもった方を見かけると、必ず近付いて行って「何かお困りのことはありませんか?」とお声がけをするようにしています。すると、ほとんどの方が「ああ、大丈夫ですよ。ありがとうございます。」と返してくださいます。当たり前のことですが、これができることがとても大切だと思っています。

 子どもたちには、世の中には様々な障害をもつ方がいらっしゃって、そのお立場を理解して、自分にできるお手伝いをすることが、人として当たり前のことだということを、この学習をとおして理解してほしいと思います。

 

 

もうすぐ節分ですね 鬼コップづくり

 今日もものすごい忙しさで、教室を回ることができず申し訳ない限りです。写真は、昨日のものとなります。

1年生の教室をのぞくと、「もうすぐ節分 鬼コップづくり」という授業に取り組んでいました。

「鬼コップをみんなでつくります。つくりかたを説明しますからみなさんしっかり聞いてねー。」「はーい!」「おもしろそー!」「つくりたーい!」

みんな、とてもうれしそうでした。ああそうか、明日は節分なんだな、と思いました。

 鬼には外からくる鬼と、内側にひそむ鬼がいますね。宿題をあとでやろうとするめんどくさい鬼、忘れ物が多くなる準備をしたくない鬼、夜遅くまでゲームがしたくなるゲーム鬼。そうした心の鬼を一匹一匹追い出して、よい生活習慣をつくってほしいと思います。もちろん、交通事故や不審者といった外からくる鬼も寄せ付けないようにしないとですね。

 明日は節分。ご家族で楽しく豆まきをしていただければと思います。1年生のみんな、楽しい鬼コップができるといいね。

 

 

体育朝会(なわとび)を行いました

 今朝は、風が吹いていなかったので「あー、寒さもそれほどもないかな」と思ったら、車の外気温計が示した数値は零下三度でした。

 実は、先週は体育朝会の実施を見合わせました。理由は二つです。①強い風が吹き、外気温は0度だったものの体感温度はもっと低く、運動をするには困難だったこと ②近隣の学校でインフルエンザ流行の兆しがあったため、予防を考えて 

 しかし今日は、風がなく日差しがあったことからできると判断し、なわとびを使った体育朝会を実施しました。なたとびを続けると次第に体が温まってくるので、子どもたちも生き生きと練習に取り組みました。

 最初は1分間持久跳び、次に学年ごとの課題の跳び方、最後に自分が課題とする跳び方に挑戦しました。1分間跳びでは、途中で引っかかってもよいから跳び続けようと声を掛けています。みんな、1分間跳び続けることを目指してがんばりました。学年ごとの課題の跳び方では、交差跳びや後ろ跳びなどを行っています。いろいろな跳び方を体験することで、体の使い方がどんどん向上するからです。

 休み時間、なわとびをもって校庭に出ると、「校長先生ー!あの跳び方のやり方を教えてくださーい!」とか、「二重跳び教えてくださーい!」「この跳び方みてくださーい!」とたくさん声を掛けられます。みんなやる気満々で、とてもうれしくなります。

 なわとびは、およそすべてのスポーツの準備運動で取り入れられている非常に優れた運動です。持久力、体力、跳躍力などを高めることができます。運動の軸となる下半身の強化に大きな役割を果たします。狭いスペースでもできるので、事故等の心配もありません。八村 塁選手の活躍が目覚ましいNBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)の選手たちのあの驚異的なジャンプ力も、なわとびで身に着けた部分が大きいといわれています。さらに持久力に加えて敏捷性が高まるため、例えば危険なものが近付いてきても、すっと身をかわすことができます。なわとびはまさに、気軽に行えて効果が高い、いいことづくめの運動なのです。

 私の自宅前は公園になっていますが、よく親子で二重跳びの練習をされている方がいらっしゃいます。とても微笑ましい光景です。お子さんがもし、おうちでもなわとびを練習していたら、素晴らしい向上心なので、ぜひお声掛けをされて、可能なら一緒になわとびの練習を楽しまれてみてはいかがでしょうか。