学校ブログ

2022年5月の記事一覧

PTA「おやじ会」主催 飯盒炊飯体験を行いました

 北谷小PTA「おやじ会」の皆様が、子どもたちのために「飯盒炊飯体験」を開催してくださいました。

 感染防止に最大限努めるという条件で、市教委にも許可をいただきました。参加希望の子どもたちが、巻き割をしたり、材料を切ったりして作業に参加し、飯盒炊飯とカレーづくりに取り組みました。

 おやじ会の皆様が入念に準備をしてくださり、子どもたちもとてもよく手伝ったので、作業がとてもスムーズに進みました。喫食は距離をおいての黙食に努めました。子どもたちはみな、「おいしかった」「楽しかった」と大喜びでした。

 作業の様子を見ていて気付いたことがあります。飯盒は、マキ割りから始めます。火を着け、出来上がるまで火勢を落とさないよう見張らなければいけません。子どもたちはみんな「早くご飯が炊けないかなあ」と笑顔で待っているのです。とても楽しそうな様子でした。出来上がったご飯は、おこげがたくさん。それもまたごちそうで、みんな「おいしい!」と大感激していました。

 その様子を見て、改めて感じました。待つ中にこそ、幸せがあるのだと。今の社会は便利すぎて、慌ただしくて、スピーディーさを是とします。でも昔の暮らしのように、決して豊かではないけれど、家族みんなが食事の準備を手伝い、「早く炊けないかな」と首を長くして待つ食事のできあがりを待つ中にこそ、家族の喜びがあったのではないでしょうか。

 それもすべて、おやじ会の皆様が子どもたちのためを思って、準備・運営に力を入れてくださったからです。おやじ会の皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで貴重な体験ができました。そして、忘れていた大切なことを改めて子どもたちに伝えることができました。

3年生「ふわふわ空気の積み木」

 一転、雨模様の一日になりました。明日は関東も大雨となる予想、北谷小ホームページをご覧いただいている皆様も、お気を付けください。

 3年生の図工の様子です。「えっ、これが図工?!」と思われるかもしれませんが、立派な単元教材です。「ふわふわ空気の積み木」。空気を入れたビニル袋の大きさやふわふわ感を生かして、自由な発想を生かして作品づくりに取り組みます。みんなきゃあきゃあと大喜びで創作に熱中していました。

 廊下も、階段も、児童昇降口も、あっという間にアートの広場に早変わり。壁に貼り付けアーチやトンネルをつくったり、固めて「かまくら」をつくったり。あっという間に時間が過ぎていきました。

 まったく、子どもたちの想像力は大したものです。空気を入れたビニール袋が何に変身するかな?と問いかけると、大人には想像もつかないようなオブジェに変身させます。

 今の子どもたちはおそらく自宅でゲームにかじりつく時間が長くなっているから、こういうとき大丈夫かな?なんて思うのは大人の杞憂ですね。子どもたちはのびのびと楽しそうに豊かな想像力を働かせ、自由自在にアート作品をつくっていく。まったく、子どもたちの柔軟な発想には驚かされます。

 きっと昔の子どもたちも、野山や原っぱにでかけて、落ち葉や枝木などで思う存分にアート作品をつくっていたのでしょう。そうした機会が奪われつつある現代、こうした取組を授業で行うことは大いに価値があると思います。

 3年生、がんばりました!

生活科 学校探検と 図工の水彩画

 今日も少し涼しく、比較的過ごしやすかったもののお天気は下り坂のようです。週末にかけて天候も崩れる模様、ご家庭におかれましてもご注意ください。

 1,2年生が学校探検をしています。2年生が先輩として、1年生を案内しているのです。とてもよい取組だと思います。2年生の、先輩としての自覚と責任感をはぐくめますから。一緒に職員室に入ると、歴代校長先生の写真に夢中になってしまって、あらら、案内は?となるグループも少しありましたが、それでも2年生はがんばって、1年生をよくリードしていました。2年生、立派です。

 3,4時間目は、校長がちょっと5年生の教室にお邪魔して、図工の水彩画の指導をしました。

図工が苦手だー、という子がいます。その理由は、「うまく描けないからいやだ」「面倒くさい」がほとんど。それでよいと思います。世の中の人すべてがクリエイティブな才能をもっているわけがありません。それが自然のことわりです。

 でも、小学校の使命の一つは「子どもたちをその教科の学習を好きにさせる」ことだと思います。そこから、子どもの自信や自己肯定感がはぐくまれるからです。そこで、「どう描いたら、すてきな絵ができるか」を具体的に指導しました。線画の描き方、絵の具の使い方の基礎・基本を子どもたちにしっかりと伝え、練習をさせました。

 するとどうでしょう。たった2時間で、子どもたちの絵が明らかに変わったのです。子どもの秘めたる才能とは本当に大したものです。ちょっとコツを伝えただけで、自分の中で上手に消化し、真剣な目で画用紙に向かい合い、自分でも驚くようなきれいな線を描いていました。

 私は、日本人の図工の才能、美術的センスは世界一だと思っています。古くは縄文時代の家屋から古代の建築物、水墨画、浮世絵、新しいものならジャパニメーション。いずれも世界に誇れる第一級品です。そのDNAを受け継ぐ子どもたちは、誰もが素晴らしい才能を秘めていると感じます。そして、日本人に限らず、教室で学ぶすべての子が、そのよい影響を受け、力を高めていくのも素晴らしいと思います。それを引き出すきっかけを与えるのが、教育の役割だと思います。ただ、丁寧に描くだけにちょっと時間がかかるのですが。

 子どもの才能を引き出した瞬間。私たち教師にとって、もっともうれしい時です。またちょっと教室にお邪魔して、子どもたちと一緒に水彩画制作を楽しんでいきたいと思います。

 

子どもたちにとって外遊びとは

 私の手元の計測では、今日の日中の最高気温は23度。暑くもなく寒くもなく、最高のお天気でした。

 運動会の練習が進んでいます。見たのは低学年と高学年の練習光景だったのですが、どちらも体育館で「型」を一生懸命学んでいました。これである程度覚えてきたら運動場に出て「体型」を学び、仕上げとなります。子どもたちもがんばっているのですが、それ以上にがんばっているのが先生方です。うちわぼめになってしまうかもしれませんが、振付をマスターし、子どもたちの前で笑顔で披露する先生方のスキルはすばらしいなあと感じます。

 一学期が始まってはや一か月がたちますが、北谷小の子どもたちについて強く感じることが「外遊びが上手だなあ」ということです。私は担任の時、業間休み・昼休みいずれも必ず外で子どもたちと遊びました。それが子どもたちとの良好なコミュニケーションを築き、学級経営も学習指導も一段とスムーズになるからです。

 その習慣が抜けず、いまだに業間・昼休みとも特別な用事がない限り外に出ているのですが、「校長せんせー」と呼ばれて、鉄棒を教えたり、ドッジボールの審判をしたりとお声がかかります。

 ドッジボールですが、北谷小の子どもたちが上手なことに驚きます。いえ、技術ではありません。楽しく遊ぶスキルです。現代社会においては、外遊びが上手にできない子が多い。勝ちにこだわりすぎて、自チームに有利なルールを強引につくって相手に押し付けたり、相手のちょっとしたルール破りが許せず、必要以上に非難したり。それだと遊びがちっとも楽しくなくなってしまいます。大切なことは勝利にこだわることより、みんなが楽しめること。少々ルールから外れても「まあいいか」と互いに許しあって、きゃあきゃあと楽しむのが一番よい。この「遊びのスキル」も、経験していないと身に付かないものなのです。その点、北谷小の子たちはみんなが楽しく外遊びができるので、大したものだなあと感心します。

 外遊びはゲーム以上の喜びを与え、凝り固まった頭や体をほぐし、学力や体力向上を促します。運動すると運動能力や集中力がアップすることは脳科学でも証明されています。さらにストレスを発散させ、情緒の安定にもつながります。運動することは子どもにとってよいことだらけなのですね。

 運動会の練習にいそしみ、日ごろの体育の成果を発表することもOK.また、友達と楽しく外遊びをすることもベリーグッド。確かなエビデンスに基づき、子どもの成長にプラスになることをすすめていきたいと思います。

 

第1回吉川市立北谷小学校学校運営協議会について

 以下のとおり、「吉川市学校運営協議会実施要領」にもとづき第一回吉川市立北谷小学校学校運営協議会を開催します。協議会は原則公開となります。傍聴を希望される方は、お手数ですが同実施要領をご一読の上、5月16日(月)午後5時までに北谷小学校までご連絡くださるようお願いいたします。

1 日 時 令和4年5月17日(火)午後3時00分~午後4時30分

2 場 所 北谷小学校1階 図書室

3 次 第(予定)

 (1) 委嘱状交付 (2) 教育委員会あいさつ (3) 委員自己紹介 

 (4) 議事 〇 令和4年度学校経営方針について 〇 協議(意見交換)

学校運営協議会実施要領 .pdf  第3号様式.pdf