2022年11月の記事一覧
5年生 社会科見学(さいたま市造幣局、武州中島紺屋)
このブログをアップしている23日(水)の午前中は、こんこんと雨が降っています。昨日22日(火)は教職員の「ふれあいデー」(働き方改革推進のため定時退勤する日)だったので、アップが一日遅れになりました。ふれあいデーの日は午後5時以降電話対応ができなくなります。毎月学校だよりでお知らせしておりますのでご了承ください。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
22日(火)、5年生が社会科見学に行きました。目的地はさいたま市の造幣局と、羽生市の武州中島紺屋です。その時の様子をご覧ください。
さいたま市造幣局は、貨幣製造工場と博物館に分かれていて両方を見学できます。工場内は撮影禁止なので、博物館見学の様子をお伝えします。
展示品は希少なものばかりで、とにかく素晴らしかったです。子どもたちも夢中で見入っていました。
撮影スポットではい、ポーズ。
充実した見学を行うことができました。スタッフの皆様、ありがとうございました。
次に訪れた武州中島紺屋さんの一室で、昼食をいただきました。お弁当の準備、ありがとうございました。
185年もの歴史をもつ中島紺屋さんで、ハンカチの藍染め体験に取り組みました。ハンカチを折って輪ゴムでしばり、模様を付けます。
さあ、藍染めの液に浸して、3分待ちます。冷たくても我慢我慢!しっかり浸けることで、鮮やかな色になります。
乾かしたら、このような鮮やかな色に染め上がり。「できたー!」とみんな大喜びでした。
最後、藍染め博物館を見学させていただき、羽生市をあとにしました。
社会科は、人や文化伝統、歴史を好きにさせる教科です。それゆえ、本物に優る教材はありません。教科書での学習も大切ですが、最前線で働く人の言葉に耳を傾けることや、実際に手に取って体験することほど貴重な学習を知りません。
そして社会科は、仕事をすることの尊さを学ぶ場所です。造幣局は世界トップレベルの鍛造技術で、偽金づくりを防いでいました。説明では、鍛造技術の高さこそ、国の信用そのものだということでした。藍染め体験は、一五〇〇年前、奈良時代から日本に伝えられた藍染めの技術を、現代に連綿と伝える貴重な伝統産業です。ワールドカップに出場する日本チームのユニフォーム、「ジャパンブルー」も藍染めを起源としています。どちらも素晴らしい職業でした。そうした様々な職業の素晴らしさを、未来を担う子どもたちに伝える学習の教育的価値は計り知れません。
子どもたちはみな、満足そうに社会科見学を終えました。この体験が、社会科学習への意欲を高めてくれると思います。
広がるコロナ感染 音楽でできること
月曜日の朝、雨降り模様というのは、大人と子どもの心を重くするようです。それでも、日中お天気が回復し、午後には晴れたことは幸いでした。
本日は欠席者数が増加傾向にありました。ご家庭内で陽性の方が出て、濃厚接触者となり、学校を休む児童がじわりと増えてきています。第7波、第8波まできてわかったことは、感染者が一定の期間増減を繰り返すのは社会の防疫体制の在り方ではなくて、ウイルスの特性そのものだということ。そうしたこともあり現在、文部科学省や教育委員会より学習活動の制限等について、通知はきておりません。近距離でのグループワークや調理実習、近距離で行う理科の実験観察や図工の共同制作などについては、依然として感染症対策を十分行ったうえで実施すること、との指導です。要は「決して油断しないで感染防止に努めること」に尽きると思います。
4年生の音楽の授業の様子です。
手のひらを膝の上において、姿勢よく先生のお話を聴く子どもたち?いいえ、これは曲想に合わせて正確なリズムを拍手やひざを叩いて鳴らす学習です。
このように画面に楽譜が表示され、動いていくので子どもたちはそれに合わせてリズムを刻むのです。
子ども同士の距離も、音楽室の広さをめいっぱい使っています。これなら、飛沫の心配もしなくてよさそうです。
とはいえ、音楽で大切なのは、合奏、合唱の楽しさを味わわせることです。今は歌を歌う時もマスクを着け、大声を出さないようにしています。子どもたちに音楽の本当の楽しさに触れさせることができないのは口惜しい限りです。
依然として続くコロナ禍で、社会が様々な影響を受けています。苦しんでいる人の数は、私たちの想像以上でしょう。学校現場も、その一つです。一日も早い収束を願うばかりです。
改めて、ご家族の中に発熱や咳など風邪態様の症状がみられる場合は、学校での感染拡大を防ぐため、お子さんの登校を見合わせていただくようお願いいたします。
芸術の秋、スポーツの秋。子どもたちの一生懸命さを認めてこそ
この「北谷小ブログ」をアップロードしている20日(日)の午前中、しとしとと小雨が降ってきました。今日は12月並の寒さになるということ。また一歩、季節が進もうとしています。
18日(金)の午後は事情があって早めに退勤しなくてはならなくなり、ブログを更新できなかったので今、改めてアップロードいたします。
18日(金)はとてもいいお天気で、4年生が持久走の練習に励んでいました。子どもたちのこの表情。やる気が伝わってきますね。
よく、持久走大会のはじめの言葉で、校長先生が「今までの練習の成果を生かして、ベストの記録を出せるようがんばってください」とおっしゃることがありますが、私は「ベストの記録を出しましょう」と期待することは、子どもの成長にとってプラスとは限らないと思っています。緊張して実力が出せなかったり、気持ちが入りすぎて、スタートで失敗したりすることもあるでしょう。けれど、それも子どもたちにとって成長の糧となる大切な経験です。一生懸命がんばって失敗したことは、何も悪くありません。むしろ、果敢に挑戦した立派なことです。だから、過剰なまでにプレッシャーを掛けることは必要ないと思います。
それよりも必要なのは、結果ばかりを見ず、子どものがんばりを認めることだと思います。「思うような結果が出なかったからといって、落ち込むことはない。あなたはよくがんばった。わかっているよ。」そのような大人の言葉がけが、子どもたちの自信と勇気を育てるのだと思います。
日本の学校は世界で一番「がんばれ」をいう場所だとか(笑)。確かに、走っている子どもたちをみると「がんばれー」と言ってしまいますよね。でも、持久走に臨む子どもたちはめいっぱいがんばっています。だから、走る前にはこんな言葉を掛けてあげたいと思います。「結果なんか気にするな。一生懸命走れば、それでいい。最後まで、みているよ。」
さて、教室にいくと子どもたちが楽しそうに作品づくりに取組んでいました。
2年生は「すけるん たんじょう!」というクリアファイルを使った作品づくり。1年生は先日のなまず公園での落ち葉拾いで集めてきた落ち葉やどんぐりを使って、お面づくりに取組んでいました。
教室にいくと、たくさんの子が「みて、みて!」と嬉しそうに一生懸命つくった作品をみせにきてくれます。「いい作品ができたよ、ほめてー!」という気持ちに溢れています。「おーすごいね!」「よくつくったー!」とほめてあげると、みんなにこにこ。私たち教員にとっても嬉しい瞬間です。
そこで、「ここはこうした方がいいんじゃないかな」、などの指導は不要です。子どもたちは、心を込めて一生懸命つくったのです。それを大人の価値観で評価する必要はありません。作品の善し悪しを判断するとき。それは、誰かの作品と比べているからです。
「比較は、喜びを奪う。」ルーズベルトの言葉です。子どもは一人一人がオンリーワンの存在で誰とも、比べる必要はありません。マラソンの順位も、作品のできばえも。私たち大人は、子どもたちの一生懸命な姿勢を、ただ「すごい!よくがんばった!」と認めてあげればいい。競争心や向上心をもたせることは大切。でも、子どもたちの健やかな成長にとってもっと大切なのは、勇気と自信だと信じてやみません。
持久走試走がんばりました
朝、寒いなあと思ったので車の外気温メーターをみたらなんと4度。季節が一歩進んだ感じがしました。でも、空はどこまでも澄み渡っていました。
そんな中、低学年児童が来週金曜日の持久走大会のために、はじめて試走を行って、本番と同じコースを走りました。その時の様子をご覧ください。
はじめて走る北谷小のコースに挑み、最後まで一生懸命走った子どもたち。みんな、とても立派でした。一年生は、朝マラソンでもがんばって走っています。持久走は、本番だけ一生懸命走ればよいというものではありません。日頃の練習を積み重ねていくことこそ、大事です。
いつの間にか、結果ばかりを重視する風潮が、社会のいたるところでみられるようになったように思います。「いくら努力しても、結果を出せないのなら意味がない。」そんな言葉に、象徴されています。でも、学校は結果を重視するところではありません。子どもたちの真摯な姿勢、地道な努力の積み重ねを称賛し、たとえ思うような結果が出せなくても「気にしなくていい。あなたは十分がんばった。胸を張っていい。そしてまた、明日に向かって一歩踏み出そう。」と励ます。結果よりも過程を重視することで、子どもたちは育っていきます。結果を重視するのは、もう少し大人になってからでもよいと思います。
子どもたちを伸ばすには、適度な競争が必要だ、と強弁する方もいます。でも、競争で子どもの力を伸ばすことができないことが近年の研究で明らかになってきました。子どもを伸ばすのは競争意識ではなく、自信です。アドラー心理学では勇気といいます。順位や結果ばかりにこだわることなく、努力する姿勢を評価し、がんばった自分を誇らしく思う子を育てる。持久走練習では、それがとても大事だと思います。
子どもたちの力を高めるためには、一回でも多く練習させることが大切です。そのため、LEBERへの参加の可否についての入力をお忘れなくお願いします。
5年生タグラグビー盛り上がっています
冒頭の文章でも書きましたが、一年で一番スポーツをするのにさわやかな季節になりました。5年生が運動場で、タグラグビーの練習と試合に取り組みました。
まずは、チームで基本練習に取り組みます。パスはとても大事。小川先生も、各チームを回って声掛けをします。
今日の授業のめあてを確認します。「今日のめあては、兄弟チームで作戦のアドバイスをし合う」です。兄弟チームで練習をして、得点を取るためにはチームのどんな点を改善したらよいかを話し合いましょう。」
実戦さながらに練習を繰り広げます。とはいえ、兄弟チームでの取組です。勝敗のためではなく、どんな攻め方がよいのか考えながらの練習です。
練習が終わると、アドバイスをし合います。「タグをとられたときのパスをもっと早く回すといいと思います。」
さあ、アドバイスを生かして、いよいよ試合に挑戦します。練習や話し合いの成果を実戦に生かせるかが大切です!
さすがに、さっきのアドバイスを試合に生かすことは難しかったものの、各チームとも真剣にゲームに集中し、力いっぱい戦っていたことがわかりました。
とてもスムーズで理にかなった授業の展開で、練習や話し合いが試合に生かせるよう配慮されていました。でも、何よりも大切なのは、子どもたちがゲームそのものを楽しむことです。終わったあと、何人の子どもに感想を聞いてみたのですが、口をそろえて「楽しかったです!」と答えていました。それが一番大事だと思います。
コロナ禍の中、家で過ごす子どもが多くなっています。けれど、本来子どもは野っぱらを駆け回り、転げまわって遊ぶもの。そうしてこそ、健全なメンタリティがはぐくまれるのです。それが、難しい現代においては、せめて学校の教科体育で、子どもたちに「体を動かすことの楽しさ」を味わわせたいと思います。
5年生、タグラグビーみんなよくがんばりました!
吉川市立北谷小学校
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