学校ブログ
授業の形 いろいろ
午前中は雨がぱらついていたものの、午後からは日差しが強くなり、とても暑くなりました。熱中症指数も「注意」レベルになり、子供たちにも注意を呼びかけ昼休みは運動場で遊ばせました。
朝涼しかったので長袖トレーナーでくる子がいますが、日中は気温が上がることが多いです。こうした日は、着脱可能な服装で、温度調整ができるようご配慮いただければ幸いです。
一口に授業といっても、いろいろな形があります。例えば少人数で、静かに計算練習に取り組む授業です。
今年度は残念ながら、担任外の教職員が人員減となりました。そのため、算数の少人数指導は中学年に限定しています。中学年で基礎・基本を定着させることで、高学年の学習がスムーズになるからです。特に算数は、一人一人の学習内容の定着の度合いをみながら丁寧に個別指導することが非常に効果的です。子供たちも安心して、集中しながらわり算の学習によく取り組んでいました。
一方で、こちらは5年生の社会科の授業です。非常によく、子供たちが挙手して発言していました。これはとても素晴らしいことです。
授業中子供たちが手を挙げなんて、当たり前でしょ?と思われる方もいらっしゃると思います。今の子供たちは昔よりずっと自尊心を大切に守ります。皆の前で発言して、それが間違えていたら、学級での地位が低下するかもしれません。それなら、発言を控えたほうが安全だ、そう考える傾向があるのです。また、活発に挙手すると、「目立とうとしてるんじゃね?」と後ろ指をさされるかもしれません。昔の子供より、ずっと「先を考えている」といってもいいかもしれません。
そうとらえると、この教室の子供たちはとても素晴らしい。これは、子供同士の人間関係が築かれている証拠です。誰かが間違えても、決して否定したりせず、「いやそれ一理あるじゃん。」と認めあう雰囲気ができているのです。そして担任の先生との関係が良好であって、はじめて活発な授業ができるのです。
先日、あるYouTubeのプログラムで、「現在の学校は子供たちを威圧的に指導して、画一的な考えしか認めない。いっそ、学校の中で塾を開いて、どちらの学力が高いか先生に思い知らせ、自分たちの驕りを認めさせたほうがいいのではないか。」と発言している政治系ユーチューバーをみました。それってあなたの感想ですよね?
私たち現場の教師は、子供たち一人一人の発言を尊重し、全体の学習への理解につなげることを常に意識しています。また、一人一人の学習内容の定着の度合いを見届け、個別指導等で不足を補うことに腐心しています。
授業の形はいろいろ。でも、その目標は常に一つです。子供たちに「わかった!楽しい!」と感じてもらうことです。
オンラインプール開き 理科は楽しいですね
学校ブログ冒頭でお知らせしたように、本日オンラインプール開きを行いました。運動委員がよくがんばって、役割を果たしてくれました。
今週から水泳学習が始まります。保護者の皆様におかれましては、お子さんが水泳学習に参加できるようプールバッグの準備及び健康観察、LEBERの入力にご協力をお願いいたします。泳ぎの得意・不得意はあまり関係がありません。得意なもの・苦手なもの、どちらにも積極的に参加して自分を伸ばす子に成長してほしいと思います。お子さんがなるべく多く水泳学習に参加できるようご配意くださるようお願いいたします。
話変わって、今日教室訪問するときは、理科の授業を多くみることができました。
4年生は、「電池とモーター」の授業でした。コードを巻いて、コイルをつくってモーターの原理を学ぶ授業です。おもしろいんです、これ!
3年生は、モンシロチョウの成長の観察でした。校内で採取したモンシロチョウのタマゴがさなぎになり、すべて羽化したことに子供たちは大喜び!
6年生は、ひとの体の学習で、消化器を学んでいました。上杉先生、渾身の板書を丁寧に写して、消化のしくみを学ぶ子供たち。みな、よくがんばっていました。(カメラ目線がちょっと余計ですが)
やっぱり、理科は楽しいです。テレビ・新聞などのメディアは「子供たちの理科離れ・理科嫌い」を話題にしますが、何を根拠にいっているのだろうと思います。理科が大好きな子が圧倒的な多数派です。
そして、その理科を学ぶ目的はテストでよい点をとることではありません。地球や自然を好きになるためです。理科で小さな命の価値や生態系の素晴らしいメカニズムを学ぶと、自然をみる目が変わり、その手で触れるときの感動が違ってきます。小さな命を大切にしようとする姿勢が育ちます。それこそが理科を学ぶことの意義だと思います。
私たちの、かけがえのない地球。その地球を将来大切に守り、受け継いでいくのは未来を生きる子供たちです。その子供たちに地球や自然の素晴らしさを教えるために、科学技術との望ましい融合を学ばせるために、理科という教科があると思います。
ちょっと尊大すぎました。でも、理科の授業でがんばる北谷小の子供たちをみていて、ふとそんな思いに駆られました。
梅雨入りしましたね 今日のできごと
6月8日(木)、関東地方も例年より1日遅れで梅雨入りしたそうですね。この前のような大雨にならないといいのですが。学校でも、常に天気予報に注意して、気を付けてまいります。
そんな今日は大きなトピックはなかったので、校内を見回った際の学習の様子をちょこちょことお伝えします。
6年生が社会科見学のガイダンスを行っていました。説明を聞く姿勢がとてもよかったです。国会議事堂の見学はおそらく一生に一度です。有意義な学習になるように、事前の学習をしっかり行いたいと思います。
外国語学習の様子です。光安先生もレストア先生も、いつも子供たちが楽しんで学習に参加するよう工夫してくださっています。今日の授業も、大盛り上がりでした。楽しく英語を学べています。
音楽の授業では、合奏の練習の計画を立てていました。コロナ禍が終わり、楽器を使っての演奏の授業もできるようになったので、子供たちも楽しみにしていました。いい演奏ができるといいね。
12日(月)の朝、オンラインでプール開きを行います。今日はテープカットの動画を撮影しました。プール開きのとき、流す予定です。息を合わせて、はい、カット!タイミングもばっちり。
こうしたプール開きを行えるのも、5,6年生がプール清掃でがんばってくれたおかげです。プール開きの講話では、そこをばっちり全校児童に伝えたいと思います。
梅雨時は、子供たちも体調を崩しやすい時期となります。気圧が低かったり、雨や曇りで日照時間が短かったりすると、自律神経の働きが鈍りがちになり、感情の抑制ができなくなるケースもあります。
それでも、子供たちは学校でよくがんばっています。おうちでは、リラックスして過ごせるようご配意いただければ幸いです。梅雨を子供たちが乗り越えられるよう、ご支援をお願いいたします。
4年生 全国小学生歯みがき大会
今日は午前中埼玉県鴻巣市に出張だったので、学校に到着したのが午後3時になってしまいました。学校に着いたらほとんどの学習が終わっていたので、校内を回れませんでした。失礼しました。
そこで今日は、昨日の出来事をアップします。
6月4日~10日は、「歯と口の健康習慣」です。歯は体の入り口、歯と口の健康を保つことで、丈夫な体と体力を維持・向上することができます。
4年生は6日(火)に、全国小学生歯みがき大会に参加しました。オンラインで動画をみて、歯磨きの基本とデンタルクロスの使い方を学習します。
動画では歯にこびりつく歯垢の様子を詳しく教えてくれるので子供たちはびっくり。ほんの少しの量の中にも、数億匹の菌がいるそうです。こりゃー大変。危機感をもって、正しい歯の磨き方や、デンタルフロスを使っての歯垢の除去の仕方を練習しました。その結果と「これからがんばりたいこと」を「未来宣言カード」に記入して、提出して大会に参加しました。
かつて学校は、「虫歯にならないように」と歯みがき指導をしていましたが、近年、歯周病と健康の関係が詳しくわかってきて、歯みがきの重要性が一層くっきりと浮かび上がりました。
歯みがきが十分できていないと歯垢がたまり、歯茎の炎症によって出てくる毒性物質は歯肉の血管から全身に入って、様々な病気を引き起こしたり、悪化させる原因になるそうです。炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関与するそうです。こうした事実からも、いかに歯みがきが大切かがわかります。
私もかかりつけの歯医者さんから液体歯みがきを勧められて、数年使っています。たまたま前任校でプラークテストをやったところ全く歯垢が出なかったので、うれしかったことを覚えています。
子供たちに歯みがきをしっかりさせることは、大切な健康と体力を維持・向上するために欠かせないのですね。ご家庭でも、お子さんへの呼びかけをお願いいたします。
新体力テスト 子供の体力の低下について
雨は降らなかったものの、ちょっとぐずついた曇り空が広がり、梅雨らしさが感じられました。でも業間・昼休みとも子供たちは元気に外で遊べました。
運動会も終わり、学校では新体力テストに取り組んでいます。その様子を、おとどけします。まずは、6年生の体育館でのシャトル・ランです。記録を伸ばすために粘り強くがんばる男子児童を、女子が応援していた様子がとても微笑ましかったです。
次は、運動場で50メートル走の記録を測定する3年生たち。みんながんばっていました。後ろで運動会の応援歌「ゴーゴーゴー」をうたって応援する子も。運動会、終わってるってば。
このときはボール投げも同時に行いました。さあ思いっきり!といいたいところですが、ボール投げは肩の強さではありません。投げ方です。力むと地面にたたきつけてしまうことも。経験がものをいう種目なので、難しいです。
体育館では、2年生が「反復横跳び」に取り組んでいました。数を数えるのは5年生です。「しっかりー!」「がんばってー!」と声援も飛び、それにこたえて2年生もがんばっていました。
そして、立幅とび。記録をとるのがけっこう難しく、5年生も苦労しながら測定していました。ありがとう5年生、おかげで2年生は安心して取り組むことができたよ!
御覧のように、子供たちは一生懸命練習や記録測定に打ち込んでいました。中には「校長先生、持久力をもっと伸ばしたいんだけどどうしたらいいですか?」と真剣な表情で聞いてきた子もいました。偉いなあ、と感心しました。
結果については学校・市・県・全国単位で集計されるので、子供たちの体力向上のための課題が明確になります。課題となった体力については、教科体育で取り組ませたいところです。しかし、昨年度までできていた「業前運動」ができなくなったのは痛いところですが、工夫して行っていきたいと思います。
新体力テストの統計結果が出るたびに、「子供たちの体力 30年前と比較して低下の一途」等と、新聞、テレビが悲観的に報道することがちょっと気になります。子供たちの生活スタイルや環境が30年前とは比較にならないぐらい変化しているのです。体力が低下傾向になるのは、当たり前です。
私が子供のころは、公園や神社の木に夢中になって登って遊んだものです。そうして、握力や腕の力が鍛えられました。今、公園の木に登ったりしたら「危ないから降りなさい!」「なんてことするの!!」とたちまち叱られることでしょう。キャッチボールして遊ぶ子も少なくなっています。「公園でボールを扱わないでください」と注意書きがされている公園も多いのです。ボールがぶつかると、多くのトラブルが発生するためでしょう。子供たちがのびのびと運動し、体力を伸ばす機会と環境が少なくなってきています。
仕方なく、子供たちは家でゲームをして遊びます。子供たちを責められるでしょうか。世の中の価値観や生活スタイルが大きく変わってきているのです。それなのに「30年前の子供に比べると、現代の子供の体力は低下の一方」という言い方はどうなの?と思ってしまいます。
科学雑誌「NEWTON」の初代編集長、物理学者で東京大学名誉教授でいらした故 竹内 均先生は、著作の中で次のように述べておられました。
「子供たちの体力を高める最もよい方法は、トレーニングをすることでもスポーツを習わせることでもない。昔と同じように、野っぱらで転げまわって、楽しく外遊びをさせることが一番です。」
まったく、その通りだと思います。子供たちの体力が低下しています、学校や家庭、地域で連携して一層努力しなさい、なんて誰だってわかってます。その前に、子供たちがのびのび遊べる環境を整備し、社会全体で機会を保障することが大事なんじゃないか、と考えます。新聞・テレビがそっちにも目を向けてくれるといいな・・・なんて思ったりもします。
御覧のように、北谷小の子供たちを含め、日本の小中学生たちはみんながんばっています。保護者の皆様も、子供たちを遊ばせたり、時間をやりくりしてスポーツを習わせたりして、体力向上に努めてくださっています。そういうことを、新聞・テレビ等の報道で、もっとアピールしてほしいですね(笑)。
吉川市立北谷小学校
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