学校ブログ

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4年2組初任者研究授業

 ひさびさに、朝からさわやかに晴れたすっきりしたお天気になりました。休み時間、校庭が久しぶりに使えて、子どもたちも喜んでいました。

 4年2組が、初任者研修研究授業を行いました。教科は国語、慣用句の授業です。からだ、動物、植物に係る慣用句をさがして、それを使って虫食いクイズを行い、互いに出し合って楽しむという内容です。

 初任者研修の研究授業は年に6回行います。初任者の先生にとっては大変ですが、研究授業を行うことで授業の指導技術が上がることは確かです。通らねばならない道の一つです。

 

 先生の熱意にひかれ、子どもたちもとてもよくがんばっていました。辞書やタブレット端末で調べた慣用句から虫食いクイズを出し合って、後半は大いに盛り上がっていました。授業が終わると「まだやりたい!」という声が上がるほどでした。

 授業が終わっても「もっとやりたい!」という子どもの声が上がること。これ、実は教師にとって最高の誉め言葉です。教師にとって子どもたちが喜ぶ授業が実践できることほどうれしいことはありません。がんばって準備していた成果が出ていました。

 毎日忙しく、放課後も様々な業務が積みあがっていて、教師本来の仕事であるはずの授業の準備に力を入れることが難しい日々です。それでも、授業を大切にしたい。楽しい授業こそ、学校の命ですから。

就学時健診を行いました

 ひさしぶりに太陽が顔をのぞかせ、いいお天気になりました。本日は3時間授業にして、就学時健診を行いました。

 次年度入学予定のお子さんたちは、緊張しながらも先生方や保護者の方に支えられ、がんばって検査等を受けていました。みんな、よくがんばりました。

 次年度、みなさんが入学してきてくれることを心からお待ちしています。ご多用にもかかわらずご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

5年生 プログラミング学習

 先週金曜日、14日の出来事になります。

 5年生は、総合的な学習の時間にプログラミング学習に取り組んでいます。市教委からお借りした複数のセンサーとクロームブックを接続し、生活に役立つプログラムを組み立てる、という授業です。センサーには様々なものがあります。人の動きや温度変化を感知するものです。子どもたちはグループで話し合い、これらのセンサーを組み合わせ、暮らしの役に立つプログラムのアイディアを出し合いました。実に豊かなアイディアが出てきました。

 その一、留守宅で、人の動きを感知すると、録音された音声「誰だー!」という警告音を鳴らし、家の人のスマホにメールを送るシステム。その二、廊下に設置したセンサーが、一定以上の速度での人の移動を感知すると、「廊下を走っちゃだめだよ!」と警告音を鳴らし、職員室の先生に知らせるシステム。

 どれも「なるほど!」とうなるような実用的なアイディアで、心底感心しました。子どもたちは乾いた砂に水をまくようにあっという間にプログラムの方法を吸収し、柔軟なアイディアで自分たちの生活を向上させるようなアイディアを出し合っていました。いや、素晴らしかったです。

 吉川市は今年度、デジタル・シチズンシップに取り組んでいます。デジタルツールには確かに光と影の部分があるけれど、影の部分があるからといってデジタルツールを子どもたちから遠ざけるのではなく、光と影の両面を十分に知らせ、デジタルによって生活を豊かにさせていこうとする思想のもと、子どもたちと市民の皆様への教育を進めています。

 授業の様子をみて、デジタルツールが、子どもたちの明るい未来を切り開く有益な手段となる可能性を大いに感じました。子どもたちは柔軟な思考で、大人よりはるかに豊かなアイディアを創造して、これからの社会の担い手になってくれる。そんな希望を感じさせてくれる授業となりました。

自動車産業の学習 ペーパークラフトづくり

 とても寒い一日になりました。業間休みは遊べなかったのですが、幸い昼休みは外に出ることができてよかったです。雨が続くと、子どもたちも発散できなくてつらいですから。

 5年生の教室を訪れると、社会科の授業で子どもたちがなにやら一生懸命つくっていました。前日、先生が一生懸命準備していた自動車のペーパークラフトでした。子どもたちはそれを組み立てようと、がんばっていました。

「先生ー、切っちゃいけないところを切っちゃいましたー!」「どうしてもここがくっつきませんー!」

子どもたちは苦心惨憺。なんとかして、ペーパークラフトの自動車を組み立てることができました。

 こうした作業を通じて、自動車産業への興味を高めたり、疑問をもたせたりしていきます。

 こんな小さなペーパークラフトをつくるだけでも大変なのに、本物の車づくりはどうなのだろう?部品が3万点もあるのに、それら一つ一つを間違えずに組み立てるのには、どんな工夫がされているのだろう?

 しかし最も大切なことは、子どもたちに「大変そうだ」という印象よりも、最前線の現場が高品質なものづくり、そして働く人の健康と安全のために行っている数々の工夫について教えることです。私は、社会科で最も重要なことは、その職種において働く人の「苦労」と「喜び」を伝え、子どもたちの望ましい勤労観を形成することだと考えています。

 子どもたちの「将来なりたい職業」のアンケートをとると、上位に来るのは「ユーチューバー」「声優」「漫画家」「パティシエ」「プロサッカー選手」などですね。どれも、メディアに盛んに取り上げられる花形職業です。

 でも、世の中には華やかなスポットライトに照らされることはないけれど、多くの人々の生活を支え、社会の基盤を形成するうえでなくてはならない重要で、尊い仕事がたくさんあります。それらの仕事に従事する方に対して尊敬の念をもたせ、将来就いてみたい仕事の幅を広げることが、社会科の重要な役割だと考えています。

 残念ながら、自動車工場は今、コロナ対策のため見学を実施していません。でも、子どもたちにその産業の価値を教えることはできると思います。

 

異学年交流 かがやきタイム

 季節が進んだ感じがします。一日中、曇りでひんやりする気候でした。でも子どもたちは元気いっぱい。昼休みは異学年グループでの遊び、「かがやきタイム」を実施しました。

 この遊びのポイントは、6年生が企画・運営をするというところです。各グループとも、6年生が中心となって、下学年を喜ばせるためにがんばってくれました。運動場を見る限り、ドッジボールが人気だったようです。楽しそうに鬼ごっこに熱中しているグループもありました。

 面白かったのは、体育館のグループです。なんと、6年生の企画のもと、行われたのは「玉入れ」。すごい盛り上がりを見せていました。

 ここのところ、運動会の種目からも落とされがちな玉入れ。ひさびさに見ました。赤白夢中になって競技に取り組む姿はやはりいいものです。子どものアイディアって、すごいですね。

 責任ある立場は、人を育てます。6年生も、「下学年のみんなをうまくまとめて、楽しませる!」という目標があるから行動できます。その結果、成功しても、失敗しても、得るものは大きい。遊びからは、授業だけでは学べないたくさんのことを学ぶことができます。

 がんばってくれた6年生、今日はありがとう!