学校ブログ

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6年生社会科見学 国会議事堂見学を通して学ばせたいこと

 最高気温30度のとても暑い日になりました。北谷小6年生にとって、今日は熱い一日になりました。国会議事堂と国立昭和館に社会科見学に行くことができました。

 最初に国立昭和館に到着です。戦中戦後の生活について学びました。当時の日本の生活の苦しさ、徴兵された若者たちとその家族の暮らしなどについてご説明をいただきました。

 昭和館の展示物は豊富で、現存する貴重な資料のほか、様々な体験コーナーもありました。

 子供たちは10時半ごろに「おなかすきましたー!」とかいっていっていたのですが、まだ業間休みの時間帯だってば。昭和館の中の会議室をお借りして、予定通りの時刻にお弁当にありつくことができました。やれありがたや。

「いただきまーす!」みんな、めっちゃ嬉しそうにお弁当をほおばっていました。

 昼食後、いよいよ国会議事堂に到着しました。折あしく本日の午後1時に内閣不信任決議案が提出され、衆議院内は蜂の巣をつついたような大騒ぎ状態となっていました。地元議員が出迎えてくださる予定でしたが、残念ながらそれもなしに。でも、この肌がぴりつくような緊張感こそ、政治の本質なのだと強く感じました。子供たちも、肌で感じるものがあったのではないかと思います。(国会内の写真撮影は、この待ち合わせ室のみでできましたが、ここも満杯状態でした。)

 幸いなことに参議院の本会議場を見学することができました。国会議事堂を背景に記念写真をぱちり!

 その後訪れた憲政会館では、昨年はコロナの影響でできなかった「国会議員疑似体験」をさせていただきました。

議長「あー、それでは施政方針演説をお願いします。内閣総理大臣!」

内閣総理大臣「はい!国民の皆様の安心で安全な暮らしを守るため、議員の皆様、以下の法案の審議をお願いいたします。」

議長「意義ある議員は、発言をお願いします。」

議員「意義なーし!!」どうやら、北谷小出身議員の手により、重要法案の審議が無事終了して、法案が成立したようです。

 みんな、気分はすっかり国会議員でした。「いぇーい!」

 憲政会館のスタッフの皆様、大変お世話になりました。

 みんなすっかり、国会議事堂がもつ本物の迫力に魅了されたようでした。

 政治は、ニュースやテレビ画面の中で行われるものではありません。今私たちがいるこの吉川市と地続きの場所で行われている、現実のものです。そこで審議を行う議員の方々は、私たちと同じ、人間です。政治は人の手による営みです。そのことを子供たちに肌で感じてもらうことで、政治への興味関心を高めてほしいと思うのです。

 社会科見学ほど、子供たちの社会科の学習への興味を高め、理解を深める価値ある行事はないと思います。保護者の皆様におかれましては、お子さんのご参加にご支援をいただき誠にありがとうございました。また1ページ、6年生の楽しく有意義な思い出が子供たちの胸に刻まれました。

個人面談 ご対応ありがとうございます

 曇り空に時折雨がぱらつく梅雨らしい気候が続きます。

 個人面談の期間が明日までとなりました。お忙しいところ、足元のお悪い中ご来校くださりまことにありがとうございます。

 昨年度は二学期に実施していた個人面談を、今年度は一学期に実施しました。年度当初に、お子さんについて教育方針を共有することで学校と家庭の連携を強めること、また健康上の配慮事項や校外学習等での留意点についても共有し、お子さんの安全性を高めることをねらいとしています。

☆ 会場のイメージ写真です(笑)

 子供は三つの顔をもつといわれています。親に見せる顔・先生に見せる顔・友達に見せる顔。そのすべてを理解することが児童理解につながり、望ましい指導が可能となります。お仕事の都合を付けて時間をつくってくださりまことにありがとうございました。でも、担任の保護者の方がフェイストゥフェイスで話をすることは、子育てを行う上で大きな意味をもつと思います。

 学校の様子を毎日話してくれる子と、そうでない子がいます。特に、なかなか学校の様子を話さないお子さんの様子をお伝えすることで、安心していただくことにもつながります。いただいた情報を学習指導・生徒指導・学級経営に活かしながらより望ましい学級経営につなげていきたいと思います。

 保護者の皆様のご理解とご協力をくださるようお願いいたします。

教育現場に必要なのは あたたかな人の手

 梅雨らしい、一日雨の天気となりました。

 5,6年生が、新体力テストのボール投げと50M走の記録に取り組んでいました。

 他学年はもう終わっているのに、高学年だけ、なぜ?と思うと、5,6年生は低学年児童の面倒をみて、やり方を教えたり記録をとったりしてくれていたのです。それに体育の時間を使っていたから、このように最後になったのです。5,6年生、とても立派でした。低学年のことをしっかりみてくれてありがとう!

 4月に入学した1年生。学習規律も身に付き、授業に集中できるようになりました。でも、ワークシートなど個人作業では、「ちゃんとできているかな」と不安が付きまといます。そこで、教育支援員の先生の手助けがとても助かります。子供たちは、先生に丸を付けてもらうことでとても喜び、安心します。こうして、学習がはかどっていきます。

 全国的に、教員不足が問題となっています。政府も手立てを考えてくれています。ただちょっと気になるのは「ICTの導入による校務の効率化」がちょっと大きめにうたわれていることです。そりゃ、今の校務システムをより使いやすいものにしてもらうことは先生方の負担軽減につながります。もっとありがたいのが「人の手」です。低学年を優しくみてくれた高学年児童の手、1年生が一生懸命書いたワークシートに花丸を付けてくれるあたたかな先生の手。それこそ必要です。ICTも大切ですが、教職員数をたくさん増やして、多くの目で子供たちを見守り、支援することが子供たちや保護者の皆様の安心につながると思います。

 先日、「こども未来戦略方針」が政府より示されました。政府が少子化対策に本腰を入れてくれるのは頼もしい限りです。小・中学生が一日24時間のうち8時間ものかけがえのない時間を仲間とともに過ごす教室。ここにも手厚い支援が入ることを期待しています。

授業の形 いろいろ

 午前中は雨がぱらついていたものの、午後からは日差しが強くなり、とても暑くなりました。熱中症指数も「注意」レベルになり、子供たちにも注意を呼びかけ昼休みは運動場で遊ばせました。

 朝涼しかったので長袖トレーナーでくる子がいますが、日中は気温が上がることが多いです。こうした日は、着脱可能な服装で、温度調整ができるようご配慮いただければ幸いです。

 一口に授業といっても、いろいろな形があります。例えば少人数で、静かに計算練習に取り組む授業です。

 今年度は残念ながら、担任外の教職員が人員減となりました。そのため、算数の少人数指導は中学年に限定しています。中学年で基礎・基本を定着させることで、高学年の学習がスムーズになるからです。特に算数は、一人一人の学習内容の定着の度合いをみながら丁寧に個別指導することが非常に効果的です。子供たちも安心して、集中しながらわり算の学習によく取り組んでいました。

 一方で、こちらは5年生の社会科の授業です。非常によく、子供たちが挙手して発言していました。これはとても素晴らしいことです。

 授業中子供たちが手を挙げなんて、当たり前でしょ?と思われる方もいらっしゃると思います。今の子供たちは昔よりずっと自尊心を大切に守ります。皆の前で発言して、それが間違えていたら、学級での地位が低下するかもしれません。それなら、発言を控えたほうが安全だ、そう考える傾向があるのです。また、活発に挙手すると、「目立とうとしてるんじゃね?」と後ろ指をさされるかもしれません。昔の子供より、ずっと「先を考えている」といってもいいかもしれません。

 そうとらえると、この教室の子供たちはとても素晴らしい。これは、子供同士の人間関係が築かれている証拠です。誰かが間違えても、決して否定したりせず、「いやそれ一理あるじゃん。」と認めあう雰囲気ができているのです。そして担任の先生との関係が良好であって、はじめて活発な授業ができるのです。

 先日、あるYouTubeのプログラムで、「現在の学校は子供たちを威圧的に指導して、画一的な考えしか認めない。いっそ、学校の中で塾を開いて、どちらの学力が高いか先生に思い知らせ、自分たちの驕りを認めさせたほうがいいのではないか。」と発言している政治系ユーチューバーをみました。それってあなたの感想ですよね?

 私たち現場の教師は、子供たち一人一人の発言を尊重し、全体の学習への理解につなげることを常に意識しています。また、一人一人の学習内容の定着の度合いを見届け、個別指導等で不足を補うことに腐心しています。

 授業の形はいろいろ。でも、その目標は常に一つです。子供たちに「わかった!楽しい!」と感じてもらうことです。

 

オンラインプール開き 理科は楽しいですね

 学校ブログ冒頭でお知らせしたように、本日オンラインプール開きを行いました。運動委員がよくがんばって、役割を果たしてくれました。

 今週から水泳学習が始まります。保護者の皆様におかれましては、お子さんが水泳学習に参加できるようプールバッグの準備及び健康観察、LEBERの入力にご協力をお願いいたします。泳ぎの得意・不得意はあまり関係がありません。得意なもの・苦手なもの、どちらにも積極的に参加して自分を伸ばす子に成長してほしいと思います。お子さんがなるべく多く水泳学習に参加できるようご配意くださるようお願いいたします。

 話変わって、今日教室訪問するときは、理科の授業を多くみることができました。

 4年生は、「電池とモーター」の授業でした。コードを巻いて、コイルをつくってモーターの原理を学ぶ授業です。おもしろいんです、これ!

 3年生は、モンシロチョウの成長の観察でした。校内で採取したモンシロチョウのタマゴがさなぎになり、すべて羽化したことに子供たちは大喜び!

 6年生は、ひとの体の学習で、消化器を学んでいました。上杉先生、渾身の板書を丁寧に写して、消化のしくみを学ぶ子供たち。みな、よくがんばっていました。(カメラ目線がちょっと余計ですが)

 やっぱり、理科は楽しいです。テレビ・新聞などのメディアは「子供たちの理科離れ・理科嫌い」を話題にしますが、何を根拠にいっているのだろうと思います。理科が大好きな子が圧倒的な多数派です。

 そして、その理科を学ぶ目的はテストでよい点をとることではありません。地球や自然を好きになるためです。理科で小さな命の価値や生態系の素晴らしいメカニズムを学ぶと、自然をみる目が変わり、その手で触れるときの感動が違ってきます。小さな命を大切にしようとする姿勢が育ちます。それこそが理科を学ぶことの意義だと思います。

 私たちの、かけがえのない地球。その地球を将来大切に守り、受け継いでいくのは未来を生きる子供たちです。その子供たちに地球や自然の素晴らしさを教えるために、科学技術との望ましい融合を学ばせるために、理科という教科があると思います。

 ちょっと尊大すぎました。でも、理科の授業でがんばる北谷小の子供たちをみていて、ふとそんな思いに駆られました。