学校ブログ

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一年生はじめての給食

 風が強い一日になりました。黄砂も飛ぶとのことで、心配です。お子さんは大丈夫だったでしょうか。

 一年生は、今日はじめて給食を食べました。まだ、「補食」と呼ばれる簡易給食なので、メニューはパンと牛乳だけです。

 担任の先生が、「パンはのどにつっかえないように、指でちぎりながら食べましょう。では、いただきますをしましょう。」「いただきまーす!」

 もちろんパンは、何も入っていない給食パンです。牛乳も、いつもの牛乳です。でも、なんと子供たちはなんとおいしそうにパンをほおばったことか。「おいしい!」という声がたくさん飛び、教室に笑顔があふれました。

 あんなにおいしそうに食べてもらえたら、きっと製パン業者の方も喜んでくださることでしょう。

新学期から、黙食も必要なくなったので、食べながらの会話も楽しめます(大声は出せませんが)。毎日楽しく、給食を食べましょう。明日の給食も、楽しみですね!

令和5年度 第一学期始業式

 令和5年度がスタートしました。登校指導をしていると、朝子供たちが元気な挨拶をしてくれたことをとてもうれしく思いました。

 始業式は、オンラインで行いました。4月から、体育館を使っての全校行事ができるようになったので体育館で行いたかったのですが、前日まで統一地方選の影響で体育館を使えなかったため、今回はオンラインで実施しました。

 転出された先生方、新しい先生方、そして担任の先生を発表しました。発表のたび、教室から歓声が起きることが伝わりました。

 代表の6年生児童も、新年度に挑む決意を力強く発表してくれて素晴らしかったです。

 校長講話では、マスクについての方針を伝えました。4月からはマスクを外すことが基本となります。抵抗感がある子供たちも少なくないと思うので、まず教師が外して、「大丈夫だよ」と安心感を与えたいと思います。

 また、1年間を通じて生活のきまりをしっかり守っていこう、と呼びかけました。具体的には①授業が始まる2分前に着席して待つ ②心を込めて、黙って掃除をする ③気持ちのよい挨拶や返事をする の三つです。生活目標のお話でも、挨拶をしっかりしていこう、とお話ししました。

 「時を守り、場を清め、礼を正す」とは、哲学者であり教育者である森信三先生(明治29年9月23日~平成4年11月21日)の教えの一つである「職場再建の三原則」です。これはこのまま、学校教育にも当てはまると思います。時間を守ることは、社会の基本です。協力して学校をきれいにすることで、美しい心が育ちます。気持ちのよい挨拶をすることは、仲間や味方を増やすコミュニケーションの第一歩となります。こうした共通理解を、子供たちに伝えていきたいと思います。

 令和5年度も、子供たちが明るく楽しく学べる学校づくりを保護者、地域の皆様とともに進めてまいります。ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

令和4年度 修了式

 花曇りの一日になりました。でも、北谷小の桜は満開です。

 令和4年度の最終日となりました。この教室、担任の先生、この仲間たちと過ごす最後の日となります。オンラインで修了式を行いました。

 子どもたちの1年間の努力を労い、次年度また大きな夢をもって、小さな目標を達成していくことの大切さを伝えました。

代表の1年生も、家でしっかり練習してきた成果を発揮して、立派に作文を読み上げてくれました。

 修了式のあと、各学級では児童に通知表を渡し、3学期の成長を称賛しました。黒板をみると、担任からのメッセージが。前日、心を込めて描いたものです。子どもたちもこれをみて、うれしかったことでしょう。可能な範囲で、掲載します。

 どの黒板も、1年間の思い出や子どもたちへの労い、感謝の心がいっぱいにあふれていました。担任からの精いっぱいのメッセージ、子どもたちに伝わったと思います。

 担任や仲間、教室との最後の別れを済ませ、子どもたちは笑顔で帰宅の途に着きました。

 一年間、子どもたちが様々な教育活動においてよくがんばり、大きな成長を遂げたのは保護者・地域の皆様のご支援のおかげと、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 次年度も北谷小学校をよろしくお願いいたします。

6年生中学校出前説明会と6年生を送る会

 いよいよ、卒業式まであと2日となりました。今日も、卒業関係の行事を2つ行いました。3校時、南中学校の福嶋校長先生と、3年生担任の先生に来ていただき、「出前授業」を行いました。中学校進学に関する不安を解消するためのものです。中学校のことを説明したあとは、子どもたちの質問を受け付けてくださいました。

 子どもたちからは部活や校則にかかわる質問が多かったとのこと。卒業前に、進学に関する不安を解消することは中一プロブレムの解決に大いに役立ちます。南中の先生方、ありがとうございました。

 5時間目は、「6年生を送る会」を行いました。コロナ対策で一同に集まることはできないので、6年生が校内を練り歩く形式になりました。スタート地点となった音楽室には、在校生が心を込めてつくった掲示物が飾ってありました。貼られたイラストの一つ一つが、心を込めて描いてありました。

 各学級は、6年生が廊下を通るときに感謝の気持ちを表そうと、それぞれが一生懸命準備をしていました。

 その中を通って行った担任の先生と6年生たち。きっと、うれしかったことでしょう。

 6年生代表児童も、とてもしっかりしたお礼の言葉を述べてくれました。立派な態度でした。

 6年生はこれまで、通学班やかがやきタイム、委員会やクラブで下学年の面倒をよくみてくれました。全校児童が感謝の気持ちを込めて開いてくれたこの「送る会」。きっと、6年生の思い出の1ページになったと思います。

 一生懸命準備してくれた1年生から5年生のみんな、どうもありがとう!

 

PTA美化活動 ご参加いただいた皆様 大変ありがとうございました

 ここのところ、「学校ブログ」の更新が滞っていて申し訳ございません。昨日3月15日(水)の出来事になります。

午後3時より、PTAの皆様にお集まりいただき、「PTA美化活動」を行っていただきました。もうすぐ卒業式・修了式。次の学年に教室を渡すために、子どもたちも掃除の時間等に教室をきれいにしているのですが、それには時間が足りないこともあります。

 そこで、PTAの皆様のご協力をいただき、教室内外の美化活動を行っていただきました。

 正味一時間、手分けをして各教室やベランダ、流しなどをきれいにしていただきました。大変ありがたかったです。

「立つ鳥跡を濁さず」。日本人の美しい伝統的価値観です。PTAの皆様にお手伝いいただいたことで、その意味を子どもたちにしっかりと伝えることができると思います。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。

調理実習 みんなでつくったご飯とお味噌汁は最高!

 3学期になり、コロナ感染防止による教育活動の制限が大幅に緩和されたため、音楽の合奏や合唱、そして家庭科の調理実習もできるようになりました。

 5年生が家庭科で、ご飯とお味噌汁づくりに取り組みました。調理実習の進め方と注意事項を聞いて、さあ実習スタート。最初はおっかなびっくりで包丁を握っていた子も、次第に真剣な目つきに。作業にどんどん熱が入っていきました。

 お味噌汁の具は大根とねぎと油揚げ。いろいろな包丁の切り方を試すためです。だしは、煮干し!教科書のとおり、頭とはらわたを取り除きます。男子はしきりと「煮干しの頭食べたーい。」いやいや、だめです。そこを乗り除くと、だしの苦みがなくなるからね(笑)

 苦心して調理実習が終了。ちょっぴりご飯におこげができた班もあったけれど、みんな上手に炊き上がりました。お味噌汁の出来栄えもばっちり!さあ、試食です。「いただきまーす!」

 「おいしい!」「おこげ最高!」「味噌汁のだしの味がうちと違う!」「だしが効いてて、おいしい!」

「もっと食べたーい!」「さいこー!」

 給食後の5,6時間目の実習できたが、みんな、自分たちがつくったご飯とお味噌汁の出来栄えに大満足。ご覧のとおり、家庭科室に笑顔があふれました。

 

 コロナの影響で、3年間も思ったように活動ができなかった子どもたち。ようやく、雪解けの季節となり、学校に日常が戻ってきました。ふだん、食が細い子も、大喜びで自分たちでつくったご飯と味噌汁をほおばったとか。この感動って、子どもたちの成長にとっても大切だと思います。

 今日の調理実習は、子どもたちの小学校の楽しい思い出の1ページになることでしょう。皆さん、がんばりましたね!

 

初任者指導員 新井先生 ありがとうございました

 年度末です!いつもなら授業中、各教室を見回ったり、業間・昼休みに運動場で子どもの様子を見ながら縄跳びや鉄棒を教えたりしていたのですが、ここのところ大量の年度末業務が押し寄せてきて、朝から机に座りっぱなしです。昨日も突発的な業務がいくつも入って、ホームページも更新できませんでした・・・。申し訳ございません。

 昨日のことになります。本校の初任者の先生を支えてくださった初任者指導員の新井先生が、3月9日最終日となりました。

 新井先生は優しく、時には厳しく初任者の先生をご指導いただき、教室でいつも支援してくださいました。初任者の先生方が、精一杯がんばって1年間乗り越えられるのも、新井先生のご尽力のおかげです。ささやかながら、職員室でお別れセレモニーを行った時の様子です。

 新井先生、一年間本当にありがとうございました。ぜひまた、北谷小に遊びにいらしてください。

バトンクラブ昼休みオンステージ!

 2月10日は雪が降り、凍えるような寒さだったのに、その一か月後の今日は5月を思わせるような陽気になりました。本当に、季節の移り変わりは早いものです。

 昼休み、バトンクラブが発表を行いました。昨年はコロナで実施を見送っていたのですが、子どもたちにとって練習の成果を発表する場を設けることはとても大切です。今日3月8日、満を持して昼休みに運動場で発表を行いました。大勢のギャラリーが集まる中、バトンクラブ・オン・ステージが華々しく開催されました。

 最初は表情が少し硬かった子どもたちも、観客の声援や拍手を受け、次第に演技が熱を帯びてきました。演目が終わると、大きな拍手が送られ、満足感からか笑顔もたくさん溢れました。練習の成果を存分に発揮できたこと、そのおかげで堂々とした楽しい発表ができたこと、素晴らしかったと思います。バトンクラブのみなさん、本当に素晴らしい発表でした。

 来週の3月13日から、政府の基本対処方針によりマスクの着脱は個人の判断となります。でも、学校は文部科学省、県・市教育委員会の指導により3月31日までマスク着用を基本とします。しかし、教育活動に係る制限はすでに大部分が解除されています。子どもたちの学校生活がコロナ前に戻る日も近いと感じます。

 3年間にわたり、学校生活で様々な制限を受けてきた子どもたち。でも、雪解けの日ももうすぐです。今日のバトンクラブの華やかな発表は、そのことを予感させる北谷小にとって、価値あるイベントになりました。

アニメ映画「めぐみ」を観て みなさん一人一人が「めぐみさん」です

 日中ぐんぐん気温が上がり、子どもたちの声ははや「暑い!」になりました。つい一か月前に雪が降ったことが嘘のようです。

 4年生で、北朝鮮拉致問題について道徳で学習しました。主題は「家族の絆」です。「みなさんにとって、家族とは何ですか?」という担任の問いかけから始まりました。「大切なもの」「なくてはならないもの」という子どもたちの発言を受け、「今日は、『めぐみ』を観てみましょう。」と、教室で動画を上演しました。

 映し出されたアニメーションの中では、めぐみさんをいとおしみ大切に育てる横田夫妻の姿と、中学校1年生で、突如拉致され、家族と引き離されためぐみさんの悲壮な姿と、愛する娘を奪われたことに絶望しながらも、決して諦めることなく拉致問題の解決を叫び続ける横田さんご夫妻のお姿が描かれていました。

 それから46年もの月日が流れました。2020年、無念な思いを残して横田 滋さんは亡くなられました。早紀江さんはなお、拉致問題の解決を願い活動を続けておられます。

 動画を見終わったあと、子どもたちに家族の結び付きについて意見や感想を聞いてみました。

「家族がいることは、当たり前ではないことがわかりました。」

「家族はいつ失われるかもわからないのだから、家族を大切にしたいと思います。」

「めぐみさんのように、自分がいるだけで家族が幸せを感じるなら、うれしいです。」

「お母さんの誕生日が近いから、お祝いをしてあげたい。」

 どれも、素晴らしい意見でした。早紀江さんは、常々語っておられる言葉があります。

「私たちは、北朝鮮で暮らす人々を憎んでなどいません。ただただ、娘に再会したい。それだけなのです。」

 感想に、北朝鮮について書く子は一人もいませんでした。ただ、家族にとって自分自身が大切な存在であることを思い、改めて家族との絆に思いを馳せていました。最後に、子どもたちに伝えました。

「横田さんは今もなお、めぐみさんとの再会を信じて、様々な活動に取り組んでおられます。それほど、横田さんご夫妻にとってめぐみさんは大切な家族だったんですね。でもそれは、みなさんも同じです。おうちの方にとっては、皆さんが『めぐみさん』なんです。ご家族との結び付きを大切にしてね。そして、家族のためにできることを考えてみてください。」

 愛する家族との別離ほど悲しいことがあるでしょうか。アニメ映画「めぐみ」はそれを教えてくれました。拉致問題の一日も早い解決を、日本のだれもが願っています。そこに、子どもたちが加わりました。

 

あら不思議 学習の道具がすてきなアートに

 今日はひな祭り。でも、給食のひな祭りメニューは昨日で、今日は中華メニューでした。教室を回っていると低学年の女子児童二人に「校長先生、なんで、昨日の給食がひなまつりメニューだったのー?」と聞かれたので、

「それは、給食センターのご配慮だよ。今日給食がちらし寿司だと、おうちに帰ってからもまたちらし寿司でメニューがかぶっちゃって、せっかくごちそうを用意したおうちのひとが『えーまたー?』とか言われてがっかりするかもしれないでしょ。だから今日は麻婆豆腐なんだよ。」

というと、二人とも「あっそっかー!!」「わかったー!!」とものすごく納得してくれました。いや、今月一番の効果的な指導になりました(笑)。

 3年生の教室では、コンパス、三角定規を使ったアート大会が繰り広げられていました。

 コンパスや三角定規で書いた線を、色鉛筆やクレパス、チョークタンポなどできれいに色付けをして、カラフルですてきな作品がたくさんできました。みんな大喜び。

 さて、1年生の教室を訪れると、クロームブックで、「自分が描いたイラスト」をアニメーション化するプログラム学習を進めていました。それぞれのイラストが、画面上で楽しく動き回り、これまたみんな、大喜び。

 ふだん覚えたり練習したりすることが多くて大変な勉強も、こんなに楽しい一面もありますね。楽しく学べたことが、学習意欲のさらなる向上につながればいいな、と思います。

 さあ、三学期も残り少なくなりました。また来週も、みんないっしょにがんばりましょう。

アンパンマン 本当のヒーロー

 学年末のあまりの忙しさに、なかなか教室巡視もできず申し訳ないです。

1年生の教室で、特別の教科 道徳の時間にやなせたかし先生のアンパンマンをとりあげていました。

 うれしいことに入学式で私がアンパンマンのことを話したことを覚えていて、「校長先生がいってた!」と発言してくれた子どももいました。

 戦中戦後の過酷な時代。「おなかを減らすことほどつらいことはない」と実感したやなせ先生は、どこにでも飛んでいって、自分を犠牲にしてでも、おなかを減らした人においしいものを食べさせてあげる、本当のヒーローをお考えになりました。それこそがアンパンマンでした。

 子どもたちを喜ばすために、どんなに苦しくても、作品をつくり続けたやなせ先生こそ、本物のヒーローに違いありません。

 「ぼくは、自分のことをヒーローだなんて思ったことはない。でも、子どもたちに伝えたい。好きなことを続けることで、本当の自分になれるよ。それができた人は、ヒーローといえるかもしれないな。」

 やなせ先生の優しい作品からは、そんなお声が聞こえてきそうです。

 私たちは幸せです。多くの先人の、素晴らしい人生を学ぶことができますから。これからも、子どもたちに素晴らしい人生の先生方を紹介していきたいと思います。 

いよいよ3月 いろいろあった1日

 朝の気温は3度でしたが、日中の気温は20度にも上がりました。運動場の梅の花も咲き、今日から3月。まとめの時期です。

 朝は体育朝会を行いました。最後の「2分間八の字」の記録をとりました。どの学年も、一生懸命息を合わせて跳んでいた様子が素晴らしかったです。

 でも、これが最後の体育朝会となると、一抹の寂しさを感じざるを得ません。朝から元気に体を動かすことは、心身の健やかな成長にとって大きなプラスとなりますから。

 3.4時間目は吉川視聴覚障がい者協会の方と、幸手市手話サークルの皆様をお招きして、4年生の手話体験を行いました。講師を務めてくださった方のお話がとても興味深かったです。

「マスクを、できる範囲で外して、ゆっくりとしゃべってもらうと、とてもうれしいです。」

 まさに、聴覚に障がいのある方の生きた言葉です。子どもたちの心に、これほど響く教材もないことでしょう。

 その後、1組・2組に分かれて手話を詳しく教えていただきました。とても分かりやすかったです。実際にそのことに携わっていらっしゃる方のお話は、子どもたちにとって最高に価値ある教材です。お越しくださった皆様、大変ありがとうございました。

 昼休みは、かがやきタイムで「6年生ありがとう集会」を開きました。在校生が6年生に感謝のお手紙を渡したあと、室内でハンカチ落としなどのゲームをして楽しく過ごしました。5年生が集会を仕切るためによくがんばってくれました。5年生、ありがとう!

 3月は本当にいろいろなことがあります。終わりよければすべてよし。令和4年度をよい形で締めくくりたいと思います。

3月オンライン朝会 平和で素晴らしい国 日本

 2学期からオンライン朝会では、意図的に偉人のお話をしています。学校運営協議会でも、「子どもたちに、人生の指針となるような偉人の生き方を示すことが大切なのではないか」というご意見をいただいたからです。

 2月24日は、ウクライナ戦争が開戦してから1年になります。戦争は消耗戦の様相をみせ、終わりがまだ見えない状態です。北谷小の子どもたちには、戦争の悲惨さと、平和を維持することの大切さについて伝えたいと思いました。

 子どもたちに話したのは、パキスタンのマララ・ユスフザイさんです。マララさんは2012年、15歳のときに少年兵に左側頭部を撃たれ、瀕死の重傷を負いました。それは、マララさんのお父さんが女学校を経営していたことが一つの理由でした。

 当時、パキスタンは過激な宗教組織と内戦状態にありました。宗教組織のリーダーは、勢力の拡大とともに、パキスタンの人々に厳しい生活制限を与えました。映画やテレビは禁止。音楽を聴いたり、ダンスをしたりすることは犯罪。女性は学校に行ってはいけない。女性の服装はすべて、宗教組織のリーダーが決めたものだけ。

 宗教組織のリーダーは、国内150もの学校を破壊し、マララさんのお父さんの経営する学校を閉鎖すると宣言しました。11歳のマララさんは、将来お医者さんになることを目指し、日々勉強に打ち込んでいました。友達と楽しく学ぶ学校が大好きだったのです。しかし、組織のいうことに表立って反対すれば、容赦ない報復が待っていました。自由を叫び、銃で撃たれ命を落とした女子学生もいました。しかし、マララさんはジャーナリストのインタビューを受け、平和の大切さと、学校を存続させてほしいと訴えます。その願いもむなしく、学校は閉鎖されてしまいます。

 数年後、組織のリーダーは突然「学校を再開する」と言い出しました。喜びに満ち溢れたのもつかの間、マララさんが撃たれたのは、その後でした。若い兵士が突然「お前は神の兵士を侮辱した」と近距離からマララさんを撃ったのです。しかし、すぐに病院に運ばれたマララさんは、必死の治療のかいもあって、命を取り留めました。

 撃たれた翌年の2013年、マララさんは国連で演説の機会が与えられます。マララさんは訴えます。

「私を撃った兵士を憎んではいません。私はガンジーやマザー・テレサの教えを学びました。平和を愛し、万人を愛すること。これこそが、世界から戦争をなくす唯一の手段です。戦争をなくすためには、教育以外に解決策はありません。」

 この話のあと、子どもたちにこう話しました。

「毎日学校に来るのは大変ですね。あー、今日は休みたいと思う日だってあるでしょう。でも、日本は自由な国です。インターネットも、動画も、音楽も自由に見聞きすることができます。学校に来れば、友達と仲良く学んだり遊んだりできます。

 みなさん、日本は平和で素晴らしい国です。学校で勉強ができるのも、平和だからです。その日本の未来を支えていくのは、みなさんなのです。一日一日を大切にして、勉強に運動にがんばっていきましょう。」

 ほんの少しでも、マララさんの勇気ある行動が子どもたちの心に響いてくれればいいな、と思います。

 

 

通学班編成 新しい班での登校は2月28日から 新しい時間帯での登校は3月6日から 

 本日2時間目、通学班編成を行いました。地区ごと分かれてそれぞれの教室で行いました。また、PTA校外委員の皆様にご協力をいただきました。お忙しいところお手伝いいただき、大変ありがとうございました。

 明日、2月28日(火)からは新しい通学班での登校になります。でも、2月28日(火)~3月3日(金)までは新しい班での慣れの期間とするため、時間はこれまでどおりとなります。

 来週月曜日、3月6日からは「令和5年度 新日課表」の導入により、学校の門に8時00分~8時10分までに到着するようになります。3月6日(月)~3月10日(金)までは、職員が門に立ち、時間調整について指導します。従いまして、通学班の集合時刻が多少前後することがございますのでご了承ください。

 令和4年度に通学班の班長・副班長を務めてくれたみなさん、どうもありがとう。また、保護者・地域の皆様におかれましても、これまで同様通学班の登校の安全見守りをいただければ幸甚です。宜しくお願いいたします。

ジャンプボード 山崎さんありがとう

 用務員の山崎さんが、今度はなわとび練習用のジャンプボードをつくってくださいました。色とりどりのきれいなジャンプボードに、子どもたちは大喜び。さっそく、昼休み練習していました。

 素晴らしいのは、山崎さんの手づくりの遊具はとても温かみがあるということです。きっと、子どもたちのなわとびの上達に、大きく貢献してくれることでしょう。

 山崎さん、またまた、ありがとうございました!

 

 

学校アンケート集計結果について

 いつも大変お世話になります。「学校だより3月号」に、保護者の皆様からいただいた学校アンケートについての結果と対応について掲載いたしました。学校だよりでは紙面スペースが限られているため、学校HPに全項目を掲載いたしますのでご覧ください。

学校アンケート(保護者).pdf

 保護者の皆様からいただいた評価・ご意見をもとに、特に学力向上・規律ある態度等の改善に次年度も努めてまいります。学校アンケートにご協力いただき、大変ありがとうございました。

今の音楽、体育朝会ながなわの様子

 朝、北風が吹かないので「寒さも緩んできたかなー」と思うと、外気温は-1度。いや、寒さが和らいだのではなく、体が慣れたんですね(笑)。通学路から見えた霊峰富士がとてもきれいでした。

 そんな中行った体育朝会。各クラスとも熱心にながなわに取り組みました。

 どの学級の子たちも一生懸命跳んでいて素晴らしかったです。このような、集団で力を合わせて記録の向上を目指す活動はとても大切。子どもたちにチームワークと連帯感、そして達成感を味わわせることができます。

 考えてみれば、今在籍している子たちはコロナのためにずいぶんと不自由な思いをしてきました。しかし、校内にインフルエンザ流行のピークも過ぎ、落ち着いた状態の現在においては、みんなが力を合わせる活動を存分に行いたい、と思います。

 それは体育だけではなく、音楽も同様です。校内を巡視していると、2年生の教室から鍵盤ハーモニカのにぎやかな演奏が聴こえてきました。教室を除くと、子どもたちがとても熱心に練習をしていました。かわいい合奏が室内に響き渡りました。

 現在、文科省や教育委員会から教育活動の制限は出ていないので、換気さえ十分にしていれば、練習は可能となっています。楽器は音を出してはじめて楽しめる教具です。中・高学年でも、リコーダーの演奏を行っています。

 3年前、突然降ってわいたように起きた新型コロナ感染症。これまで、子どもたちはずいぶんつらい思いをしてきました。でもこれからは、少しずつ教育活動を以前の水準に戻していく時期になります。その一つ一つを子どもたちが楽しみながら力を付けていければ、素晴らしいことです。

 でも油断しないよう、感染防止には十分気を付けたいと思います。季節は少しずつ、春に向かっています。

 

 

1年生クロームブックを使って学習しましょう

 日中はずいぶん暖かくなった、と思いきや風はとても冷たく、まだまだ春、という感じではありませんでした。

 今日は、ICT支援員の湯川先生が来校される日です。1年生が、クロームブックの「ムーブノート」の使い方を勉強しました。先生から課題についてのカードを受け取ったり、発問に対する自分の考えを「提出箱」に入れることで、クラスみんなの考えを並べて比較・検討することができます。

 湯川先生「さぁー今日は、クロームブックのムーブノートを使ってみましょう!ムーブノートはこれまで使っていた『オクリンク』とはちょっと使い方が異なるアプリです。みなさん、準備はいいですか?」「はーい!」

 「みなさん、カードに『ムーブノート』をどんなことに役立ててみたいか、カードに記入してみてください。」

 子どもたちは一生懸命カードに手書きで記入します。「べんきょう」「ずこう」「こくご」など、いろいろな考えを書き込んでいました。

 子どもたちの提出したカードがディスプレイに映し出されると、わあっと歓声が上がりました。「あー、出てるー!」この一覧は、子どもたちのクロームブックからもみることができます。自分の意見に加え、他の児童がどのような考えを書いたかが一目でわかります。

 そのあとも、子どもたちは夢中になって操作に集中して、どんどん操作に慣れていきました。

 これまでは、自分の意見をノートに書いたあと、学級内に発信するには挙手をして発表する必要がありました。そのため、せっかくよい意見を書いているのに、発信の機会を逃す児童も少なくありませんでした。

 でもこうしたアプリを使うと、発表の必要がなく全員の意見や考えを表示することができます。そして比較・検討・参照が可能となります。協働学習の利点です。

 そして、1年生でもこうしたアプリを使いこなすことができるのです。子どもたちと、ICT機器の可能性を十分感じさせてくれました。

 しかしそのためには、教師に加え、技術的なサポートがあることが重要です。ICT支援員の存在が、とてもありがたく思います。多忙な教師にとっては、こうした人的支援があることは負担軽減と安心につながります。

 ICT機器を使ったからといって、魔法のように子どもの学力が伸ばせるわけではありません。しかし、学習の目的に合わせ、従来できなかった学習形態を実現するには価値ある道具です。北谷小は、これからもICT機器を積極的に活用してまいります。

授業参観2日目 ご来校ありがとうございました

 すっかり春めいた陽気になってきました。でも、まだ朝夕は寒いですね。あと、今年は花粉が去年の3倍近くだそうで、花粉で苦しまれている方も多いと思います。どうかご自愛ください。

 本日、2回目の授業参観を行いました。1回目と同様、一年間の成長を保護者の皆様にみていただくために、発表を行った学級が多かったようです。その一部の様子を掲載します。

 本番の発表では、声が小さくなることがよくあるものです。失敗したときに笑われたり、大声を出すのは恥ずかしいという気持ちが働いたりするのですね。でも、それも子どもの精一杯です。「今日、声はちょっと小さかったけど、姿勢よかったじゃーん」とか、「発表、目の付け所が面白いと思った。さすがだね。」など、声の大きさ以外のよさをたくさん見つけるのが大人の仕事です。

 大切なことは、「あ、発表するって、緊張するけれど、悪くないかも。」と思わせることで、次につながる勇気を子どもたちに付けさせることです。私たちだって、大勢の前で発表しなさいっていわれたら意識して普段話せることもうまく話せないかもしれません。子どもならなおさらです。「あ、今日の発表でいいと思うよ。がんばったのが伝わってきたから、十分十分!」こんなことを笑顔でいうことが、子どもの自信や勇気を育てると思います。

 ご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 

三学期授業参観 ご来校ありがとうございました

 朝の気温は零度と寒かったのですが、先日のような体の芯から冷えるような北風がなかったのは幸いでした。

本日、第三学期 一回目の授業参観を行いました。すべての学級をお見せすることはできないのですが、ここに一部、その様子を掲載いたします。

 子どもたちの1年間の成長をみていただくために、発表を行った学級が多かったです。どの教室でも、子どもたちが一生懸命発表する様子が見られました。保護者の皆様の前でちょっと緊張していた子も多かったようです。声が小さかったことも、ご愛敬ですね。

 小学校のうちは、やはり授業参観ではおうちの方に見に来ていただくことをうれしく思うお子さんが多いです。それは、がんばっている姿をみてほしいからでしょう。本日、ご来校くださった方は、お子さんのがんばりを大いにほめてあげてください。また、ご都合でいらっしゃることができなかった方も、発表の様子を聞いていただいて、努力を労っていただければと思います。

 お越しいただいた保護者の皆様、本日は大変ありがとうございました。