学校ブログ

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運動会 本日の練習について

 5月17日(水)、日中の最高気温は30度近くまで上昇しました。運動会の練習は午前中が中心で、午後は6校時の運動会係活動を行いました。熱中症予防のため、常にWBGT(暑さ指数)をチェックしていました。警戒レベルになったのは午後からでしたので、熱中症に掛かる大きな心配事項はありませんでした。

 1時間目は、開会式の全体練習を行いました。15日(月)が雨だったため、今日がはじめての練習となりました。細かいところで調整は必要でしたが、子供たちの姿勢のよさもあって、予定していた1時間で練習を終えることができました。

 運動場では、中・低学年の表現の練習を行いました。短い時間でしたがそれだけに子供たちもよく集中し、どちらも立派な仕上がりでした。具合が悪くなった子がいた、という報告もありませんでした。

 このように、子供たちのがんばりのおかげで、練習は順調に進んでいます。ここで、北谷小ホームページをご覧の皆様にお願いがございます。

 昨年度までは、業前の時間がありました。そこで行う体育朝会を、練習に充てることができました。練習は十分行ったほうが安心して本番を迎えられます。私たち大人だって練習時間が不足していれば、本番で不安を感じます。子供ならなおさらだと思います。

 でもそれは、これまでの学校のやり方が適切ではなかったともいえます。職員の勤務開始時刻が8時20分なのに、子供たちが8時過ぎに運動場に集まってくるのは果たして適切なのだろうか・・・。私たち現場の者も、常に自問自答しながら行ってきたことでした。それがやっと適正化されたのなら、与えられた条件の中で練習を進めることが正しいと考えます。

 それゆえに子供たちの練習は、以前より効率的に行う必要があります。その分運動会当日は、ミスが生じるかもしれません。そこを、温かい目で見守っていただければと思います。

 運動会では、子供たちに成功体験を与えたいと思います。「ああ、参加してよかった。」「いい思い出になった。」と感じられる行事にしたいと思います。

 保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

 

第1回学校運営協議会

 日中の気温が27度ぐらいに上昇し、とても暑くなりました。運動会の練習は熱中症に気を付けながら行いました。幸い、具合が悪くなって保健室に来室する児童は今日はおりませんでした。明日以降も日中の気温が高くなりそうです。油断しないで気を付けて練習を進めていきます。

 本日、第1回の学校運営協議会を開催しました。この会は、学校・家庭・地域が一体となった子育ての体制を築くため、校長の学校経営方針等を地域住民代表者の方にお伝えして、ご意見やご提案などをいただき、もって学校運営の改善に資する内容となっています。

 本日、6名の委員の皆様にご参加いただき、令和5年度の校長の学校経営方針をお伝えして、学校運営改善のための協議を行いました。はじめに、市教委 永瀬指導主事様より、任命状を交付させていただきました。

 校長より、今年度の学校経営方針について説明させていただきました。

 

 今年度の学力向上の課題は国語科「読む力」を高めることで、校内研修を通して国語に力を入れていくこと、学校行事において体育館に集まっての集会が可能となり、子供たちが生き生きと活動している様子からこれからも心を育てる学校行事を推進していくことなど、課題や学校の様子をお伝えしました。

 委員の皆様からは、「読む力は大切なので、学校で積極的に読書を推奨してほしい。」「挨拶がしっかりできるようになってほしい。」「子供たちが教育活動から様々な気付きを得て成長している。」などのご意見やご感想をいただくことができました。

 ご参加の委員の皆様から、貴重なご意見を頂戴することができました。

 子育ては、学校のみで行うものではありません。「子供は家庭でしつけ、学校で学び、地域で伸びる」の格言のとおり、それぞれが役割をもって、地域全体で行っていくことが子育てにおいて重要なことです。

 学校運営協議員の皆様は、日頃から子供たちの登下校等を見守ってくださっています。そうした方のご意見をいただいて、学校のやり方を改善していくことは、地域ぐるみの教育体制を築くうえで重要だと考えます。

 学校運営協議員の皆様、ご多用のところご参加いただきまして大変ありがとうございました。今後も北谷小の子供たちをよろしくお願いいたします。

 

運動会練習 進んでいます

 あいにくの雨天のため、1校時の全体練習や運動場での練習ができませんでした。

でも、体育館を使って運動会の準備を進めています。お昼休み、応援団と、得点係の児童が先生の指導のもと、練習を進めていました。

 どの子たちも、生き生きと活動していたことがとても印象的でした。

 運動会などの行事の素晴らしいところは、子供たちに「役割」と「責任」、そして「活躍の場」を与えられることです。苦労や努力を要することですが、それを乗り越えやり遂げたあとには達成感や成就感を味わうことができます。そして、「よし、またがんばろう。」とする意欲につながります。

 運動会では、こうした役割を積極的に設けて、子供たちの活躍の機会を設けたいと思います。「責任ある立場は、人を育てる」です。運動会は日ごろの教科体育の成果の発表の場ですが、このほかにも、運動会を通して子供の成長につなげていきたいと思います。

飯盒炊さん体験 おやじ会の皆様 ありがとうございました

 5月14日(日)、PTAおやじ会の皆様のご協力のもと、4,5,6年生の希望者の児童を募ってカレーづくり飯盒炊さん体験を行いました。

 さあ、いよいよ開始です。よろしくお願いしまーす!阿部さん「みんな、安全に気を付けてがんばりましょう!」

 手分けをして、野菜や肉を切っていきます。「肉冷たーい。」「玉ねぎって、これでいいんですか?」

 こちらは薪割りです。「そうそう、なたを金づちでたたいて安全にね。」

 かまどをつくってマッチで火を付け、研いだお米をいれた飯盒を乗っけます。「火から目を離さないでね。」

 「ジャガイモ切れましたー!」「ああ、ご苦労様!」大鍋に、野菜投入!

 そうこうしているうちに、3時間が経過しました。さあできた!みんな、並んで並んで。「おなかすいたー!」

 できあがったカレーのお味は?みんな声をそろえて「最高でーす!!」カレーのできに、みんな大満足でした。

 こうして、事故もなく無事に飯盒炊さん体験が終了しました。最後におやじ会の皆様に「ありがとうございましたー!おいしかったです!!」「こちらこそ、喜んでくれてとてもうれしいです。ありがとう!!」

 子供たちにとっては最高の体験になったと思います。たとえどんな高級レストランで出てくる極上のカレーも、こうしてみんなでつくって、笑顔で一緒に食べるカレーのおいしさには遠く及ばないことでしょう。私たちの心と体は、食事をこうして食べるようにできているのかもしれません。それが本来の人間の生活の理想の形の一つなのかもしれません。そう思いました。

 参加した子供たちはおやじ会の皆様のご指導のもと、野菜や肉を切り、薪を割り、火を起こしてご飯を炊きました。子供たちは協力しながら楽しく作業を進め、笑顔でカレーをほおばっていました。これに優る食育体験はないかもしれない、と思うほどみんな嬉しそうでした。

 それも、綿密に準備を進めてくださったおやじ会の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。皆様のおかげで、私たちの本当の食事の在り方を、子供たちに伝えられたと思います。

 

運動会練習 素晴らしい子供たちのがんばり

 東京・神奈川では昨日雨だったようで、今日のお天気が心配されたのですが、なんとか一日もちました。今日も、子供たちは運動会のために練習に準備に励んでいました。

 午前中、高学年と中学年が表現の練習を一生懸命行っていました。その様子をみていたのですが、完成度がとても高く、驚かされました。

 統率された動き、息のあった掛け声。練習をはじめて3~4時間とはとても思えませんでした。それだけ、先生方の熱心な指導に子供たちがしっかり応えてくれたということでしょう。

 今年度も運動会は、児童と教職員の負担軽減のために種目を精選し、練習時間も限定して行います。そうしたフレームがしっかりできていれば、子供たちもその中でできることを立派にやってくれることを実感しました。

 5月20日(土)の運動会で、保護者の皆様にその成果をお見せすることができると思います。

埼玉県学力・学習状況調査を実施しました

 昨日よりもよいお天気になり、とてもさわやかです。一年間で最も心地よい季節のうちの一つですね。

4,5,6年生が埼玉県学力・学習状況調査を行いました。国語・算数・質問紙調査となります。どの学年・学級の教室でも、子供たちは集中して問題に取り組んでいました。

 結果は夏ごろ戻る予定で、それを受け各学年の課題を正確に把握し、学習指導の改善に生かしていきたいと思います。高学年のみんな、よくがんばりました。みんなの努力を大切に扱っていきます。

 話変わって、1年生が何やら外できゃあきゃあとにぎやかだったのでみてみると、鉢に朝顔の種を植えていました。ビニール袋の土がこぼれないように鉢に注ぎ、指で穴をあけ、種を植えます。子供たちは先生のお話をよく聞き、夢中で作業をしていました。よくがんばりました!

 みんなが一生懸命まいた朝顔の種、元気に育つといいですね。これからも、大切に育てていきましょう!

連休明け 運動会練習を進めていきます

 あっという間の五連休でした。途中、事件や事故等について報告がありませんでした。保護者の皆様には、お子さんの安全指導にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

 連休明け、学校は5月20日(土)の運動会に向けて本格的なスタートを切ります。今日も、高学年児童が体育館で練習を進めていました。休み明けにもかかわらず、息のあった動きは見事だったと思います。

 本日5月8日(月)から、新型コロナが5類になり、これまでの教育活動に係る制限がさらに緩和されました。これまで具体的な場面や制限事項が設けられていたことに対し、5月8日からは「近距離・対面・大声での発声や会話を控えること」「児童生徒の間に触れ合わない程度の身体的距離を確保すること」となりました。体育館や音楽室で歌うときのマスク着用も不要となります。学校生活をよりコロナ禍前に近付けることができるようになりました。

 また、これからの季節は熱中症対策にも十分気を付ける必要があります。そのためにも、運動時にマスクを外すことを推奨していきたいと思います。もちろん、無理強いはしないことが前提ですが、子供たちは感覚的に外すことを怖がっている節もあります。熱中症予防が大切だということをしっかり伝えていきたいと思います。

 連休が終わり、生活のリズムを取り戻すことに苦労している子供たちもいると思います。大切なことは、決まった時刻に就寝・起床する整った生活習慣です。引き続き、ご家庭でご配意くださるようお願いいたします。

2年生が立派なお兄さんお姉さんになりました

 いよいよ明日から五連休です。子供たちにとっては楽しみな日々ですが、外出の機会も多くなると思います。本日、ご家庭に連休中気を付けていただきたいことをメッセージで配信いたしました。5月8日からの感染症対策の変更と合わせて、ご理解とご協力をいただければと思います。

 1,2時間目、低学年の児童が学校探検を行いました。今日も朝からあわただしく、それぞれの様子をとらえることができませんでした。その分、校長室に来た子供たちの様子をみていました。

 今日の学習内容は、2年生が1年生を連れて、校内を案内するというものでした。すると、どうでしょう。2年生がとてもしっかりした態度で1年生をリードしていたのです。「こっちにいくんだよ!」「ちゃんと失礼します、をいって!」

 いやはや、驚きました。正直にいうと、つい先日まで2年生はまだまだ幼く見えていました。でも今日は、見違えるように立派に見えたのです。お兄さんお姉さんぶりを発揮して、確かな成長を見せてくれました。

 「責任ある立場は人を育てる」といいます。今日は1年生に校内を案内する、という使命感が2年生を成長させたのだと思います。新型コロナの感染症対策が変更となり、以前の学校の教育活動に戻すことができるようになりました。こうした温かい異学年での触れ合いを通して、子供たちの豊かな心や責任感を育てていきたいと思います。

5月全校朝会を行いました

 いよいよ明後日から五連休。連休明けをスムーズにするためにもこの2日間はしっかりと学校教育活動を行いたいと思います。今日は、5月の全校朝会を行いました。先日の離任式に続き、体育館での実施です。

 体育館に並んだ子供たちは、誰一人おしゃべりをせず、静かに座って待つことができました。特に、5,6年生の姿勢が素晴らしく全校児童のお手本にふさわしいものでした。

 話した内容は「ありがとう」という言葉がもつ力についてです。「1年生を迎える会」、「離任式」はどちらも心に残る素晴らしい行事になりました。それは、子供たちの「ありがとう」の気持ちに満ち溢れていたからです。

 「1年生を迎える会」では、2~6年生が1年生に「入学式て来てくれてありがとう」の気持ちを込めた出し物を披露しました。1年生は拍手喝采で喜び、「お兄さんお姉さんありがとう!」の気持ちを表していました。

「離任式」では、お世話になった先生方に、手紙や離任式の歌で、感謝の気持ちを表すことができました。

 二つの行事での子供たちのがんばりをねぎらい、次のような話をしました。

 「運動会でも、ありがとうの気持ちをもってください。」

 運動会は、紅白に分かれて優勝を目指して力を競い合う行事です。そこでなぜ「ありがとう」の気持ちをもつことが大切なのでしょう。

 運動会の競技は、他の児童と一緒に走ることで成り立ちます。だから順位にかかわらず、「全力で一緒に走ってくれてありがとう」という感謝の気持ちをもつことが大切です。また、指導してくださった先生方、会場で声援を送ってくださった保護者の皆様、多くの方に感謝の気持ちを表すことで、運動会が価値ある行事になると思います。

 全力を出して運動会に臨む。そして、勝っても負けても、全力で戦ってくれた相手に感謝する。この気持ちをもつことで、運動会が子供たちを成長させる素晴らしい行事になる。今日は、このことを講話で伝えました。子供たちはとてもしっかりした態度で聴くことができました。

 その後、今月の生活目標についても指導を行いました。しっかり聴くことができました。

 このような行事で、体育館に一堂に集まり、場の雰囲気を大切にして、よい姿勢で話を聞く。こうした経験は、子供たちの礼節を守る姿勢を育てていきます。

 コロナ禍におけるオンライン朝会も効果的な取り組みでしたが、やはり全校が一堂に集まる機会はとても大切だと思います。

 

令和5年度 離任式 感動的だった子供たちの歌声

 今年のGWは、過去に例がないほど暑くなりそうです。今日も、初夏を思わせる陽気になりました。

5校時、離任式を行いました。北谷小を去られた懐かしい先生方がお越しになりました。

 感心したのは、子供たちの姿勢です。体育館に入り、静かに姿勢よく待つことができました。先生方が入場すると、一斉に拍手を送ってくれました。

 涙をぐっと堪えながら、代表児童の作文を読んでくれた子供たち。先生方一人一人の話を受け、拍手をしたり笑ったり表情豊かに話に聞き入った子供たち。

 そして全校で歌った「離任式の歌」。心を込めて歌った歌声が、私たち職員の胸を打ちました。じーんと、胸が熱くなる感動を味わいました。

「・・・♪本気でしかってくれた 本気でだきしめてくれた ぼくのことをいつでも わかってくれた先生

 さよならなんていやだよ おわかれなんてしないよ これからもずっと先生は ぼくの先生だよ♪・・・。」

 短い練習時間にもかかわらず、先生方のために心を込めて歌った子供たち。先生方への最高のプレゼントになったと思います。

 出会いがあれば、別れがあります。その一つ一つが、子供たちの胸に大切な何かを残し、成長へとつながっていきます。出会いに感謝する心、別れを惜しむ心。それは、子供たちの健やかな成長のために欠かせない、大切な宝物ではないでしょうか。

 体育館で歌を歌うことに、心配される向きもあるかと思います。でも、今日の離任式は、子供たちの温かい心を成長させる価値ある行事であり、その胸に感動を刻む大切な思い出になりました。私は、そう信じて疑いません。

 北谷小を去られた先生方の次の舞台でのご活躍を、心からお祈りいたします。

 

雨の日でも楽しいクラブ活動

 先週のお天気とはうってかわって、一日雨模様となりました。こんな日は、外遊びができないので子供たちも持て余し気味になります。

 そんなとき、今日は6時間目がクラブ活動でした。その様子をほんの少し、お伝えします。

 実験やキーボード練習、ゲームを楽しんだり。クロームブックで探したお気に入りの絵を模写したり、はじめて触れる楽器の練習に打ち込んだり、バスケや卓球を和気あいあいと行ったり。どのクラブも、とても楽しそうでした。個人的に、人生ゲームをものすごく久しぶりにみました(笑)。

 クラブ活動のよいところは、子供たちの自発的な活動が尊重されることです。まさに、憩いの時間でしょう。学校は将来立派に自立するための基礎的・基本的な資質・能力を身に付ける場所ではありますが、やっぱり、そうした楽しみの時間があることが大切だと思います。それは、大人も子供も同じです。

 ゆとり教育が学力低下を招くと強い批判を浴びた時期がありましたが、私はゆとり教育は価値ある営みだと考えます。子供たちを育てるのは試行錯誤と成功体験だからです。また、自発的な行動を尊重し、敢えて失敗から学ばせることも必要だと考えています。クラブ活動は、そうした経験ができる貴重な時間でもあります。子供たちが楽しめる時間を大切にしていきたいと思います。

 

 

50m走計測 順位じゃないよ 大切なのは一生懸命走りぬくこと 

 午前中は気持ちのよい青空が広がり過ごしやすかったのですが、午後からは曇り空が広がりました。明日はやはり、雨になりそうです。

 50m走の計測に取り組んでいる学級が多くなってきています。これから始まる新体力テストの基礎データや、運動会の準備のためです。走る前の子供たちは悲喜こもごも。それでいい。誰だって、最初から好成績を収める自信などもてないし、それがふつうだと思います。

 走り終わった子供たちは笑顔で「〇位だった!」と教えてくれます。「そうか、よくやった!すごいね!」というと、得意げな笑顔を返してくれます。中には、「おれ、だめなんだよなー。走っても、遅いんだもん。」という子もいます。そんな子には必ずこう返します。

「順位じゃないよ。全力で走りぬいた子はみんな立派だ。自分と誰かを比べることなんかない。頭をからっぽにして、全力で走れば、それでいい。」

 子供は一人一人が異なる才能や素質をもっています。筋力も、骨格も、運動能力も、生活習慣も異なります。よーいドン!で走って、速くゴールを駆け抜ける子は素晴らしい。走るのが得意ではないことを知っていて、それでも一生懸命ゴールまで走り抜ける子は、負けないぐらい素晴らしい。走る速さの順位という一つの物差しで、子供の価値を測ることはできないと思います。大切なのは、その過程を称賛し、努力をねぎらい、自信を育てることです。

 「子供は将来、厳しい競争社会に身を投じる。だから、小学校のうちから適度な競争を体験させ、負けない心を育てることが必要なんだ。」

 メディアに露出する、したり顔の論者がいう言葉の一つです。学力向上にも、体力向上にも、競争心が大切だと信じて疑わない。それはご自身が厳しい競争社会を生き抜いてきた自負と、豊富な人生経験が言わせるのかもしれません。

 でも私は、それよりも大切なことがあると思います。「たとえ足が遅くったって、それでいいんだ。最後まで一生懸命走りたい。自分ならそれができるんだ。」そう思える勇気、やればできるんだという自己効用感。それこそが、学校が育てたい子供の心です。子供を誰かと比べない。「あなたはあなた、素晴らしい存在。誰とも自分を比べる必要はない。何事にも自信をもって、ベストを尽くせば、それでいいよ!」

 そうした大人の言葉がけや接し方が、子供たちの自信と勇気を育てていくと思います。

 

 

運動会の足音 少しずつ

 今は、1年で一番さわやかな季節かもしれませんね。運動場で体育を行う子供たちも、心地よい風を感じていたように思いました。少しずつ、運動会の足音が近付いてきました。熱中症に気を付けながら、外での体育も行っていきたいと思います。

 また、本日は高学年および少人数学級の懇談会を行いました。お忙しいところご参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。写真なしで、申し訳ございません。

 

123年生懇談会 ありがとうございました

 4月21日(金)、1,2,3年生の学級懇談会を行いました。多くの保護者の皆様にご来校いただきました。写真は子供たちの授業と異なり教室に入ることができないのでこのようなもので申し訳ございません。雰囲気を感じていただければと思います(笑)。

 年度はじめの子供たちの様子、各学年での連絡等をお聞きいただき、スムーズな学級経営にご協力をいただければと思います。お忙しい中のご参加を大変ありがとうございました。

図工室の机、ぴっかぴか

 図工室の机は、いつもキズキズのガタガタです。無理もありません。彫刻刀やのこぎりを使う際の土台となるからです。でも、版画の下絵や、水彩画を描くとき、表面がガタガタだと描く線までガタガタになってしまいます。でも、だからといってリニューアルは現実的ではありません。

 そこで、学校用務員の山崎さんが腕まくりをして、図工室の机をきれいにしてくれました。ありきたりの道具では不足がある、と知り合いの大工さんから電動カンナを借りてきて徹底的に表面を滑らかにしたあと、ニスを6回も重ね塗りをしてくれました。昨年の12月ごろから作業に入り、先日、ついに作業が終了しました。

 ご覧のとおり、机がぴっかぴかになりました。そのほか、壁の色もきれいに塗って、図工室が生まれ変わったようです。山崎さん、お疲れさまでした。

 この図工室で作品づくりに取り組める子供たち。作業が楽しくなりそうです。

1年生を迎える会を行いました

 4月20日(木)、1年生を迎える会を体育館で行いました。令和5年度から、学校の教育活動に係る制限が大幅に緩和され、体育館での全校行事も行えるようになりました。

 マスクの着脱は求めないことが基本となりますが、「県立学校版 新型コロナウイルス感染防止対策ガイドライン~令和5年度~」によれば、音楽の歌唱時は「児童同士の距離を確保する」と指示されています。体育館では十分な距離をとることが難しいため、歌を歌うときなどはマスクを着け、飛沫防止を心掛けました。

 素晴らしかったのは、各学年の出し物です。2年生の鍵盤ハーモニカ演奏、3年生の学校クイズ、4年生の給食大好き!を表現した劇、5年生の学校の楽しいことの紹介、6年生の北谷小の先生方の紹介。どれも、短い時間ながら発表時のチームワークが素晴らしく、「1年生に喜んでもらおう」という気持ちにあふれていました。

 1年生はもちろん大喜び。2年生から、朝顔の種をプレゼントしてもらいました。最後は高学年にリードされて花のアーチを退場し、会場は大きな拍手に包まれました。

 体育館での全校一体となった行事。なんと感動的だったのでしょう。2~6年生が歌う校歌や出し物を、1年生は満面の笑顔で見つめ、拍手喝さいを贈っていました。きっと、1年生にとってすてきな思い出の1ページになったことでしょう。そして来年は「去年、楽しかったから、今度は自分たちが1年生を喜ばせてあげよう。」と思い、高学年の子供たちの心を受け継いでくれることでしょう。

「行事は人を育てる」。まさにそのとおりだと思います。こうした心温まるイベントを通して、子供たちの豊かな心やコミュニケーション能力、誰とも仲良くなれる力をはぐくんでいきたいと思います。

 

4月19日(水)授業風景

 初夏を思わせる暑い一日になりました。校内のあちらこちらでみられた風景をお伝えします。

 2年生が、明日20日(木)の「1年生を迎える会」のリハーサルを熱心に行っていました。去年は迎えられる立場だった1年生、いよいよ、一学年上のお兄さんお姉さんとして新一年生を歓待します。がんばりを期待します!

 4年生の習字の授業で、道具の扱いなどを子供たちがしっかり聞いていました。「墨汁をこぼさないようにね!一度こぼしたら、大変なことになります!」いや、まったくその通り。習字を指導したことのある教師なら、激しく同意です(笑)。

 外国語の授業も始まっています。楽しみながら学んでいく英語は、子供たちにとっても待ち遠しい授業の一つです。

 3年生が運動場(校庭)で、楽しく春探しをしていました。たくさんの生き物やきれいに咲いた花をみかけて、観察カードに丁寧に模写していました。はじめての理科、みんな生き生きと学習していました。

 保護者の皆様が、子供たちの体調管理や学習道具の準備をご協力くださったおかげで、各学年とも順調な滑り出しができていると感じます。明日もがんばります!

6年生 全国学力学習状況調査

 昨日より、ぐっと気温が低くなりました。急激な気温の変化によって、体調を崩しがちなお子さんもいることと思います。新学期の疲れも、たまりやすくなります。夜は早めの就寝を心がけるようお願い申し上げます。

 6年生が、全国学力・学習状況調査を行いました。国語・算数・質問用紙の三つです。御覧のように、みな一生懸命取り組んでいました。大変だったと思います。

 かつて「PISAショック」と呼ばれた社会事案がありました。2003年のPISA(国際学力調査)で日本の順位が急落し、2002年に導入された「ゆとり教育」がやり玉に挙がった件です。そもそも2002年にゆとり教育が導入されたのなら、翌年2003年にPISAを受けた子供たちは「非ゆとり教育」の世代だったはずで、ゆとり教育を非難するのは適切とはいえません。そんな冷静な分析は、ほとんど俎上に上がらなかったと記憶しています。

 そもそも、国際学力調査を「国際学力オリンピック」のようにとらえることが過ちです。学力とは、「その国がうまく運営されている指標」の一つです。社会福祉や子育て政策、教育政策が充実している国は学力が高いのです。それが低いということは、国家の運営に課題がある証拠で、国際学力調査は、それを明らかにすることを狙いとしています。それなのに、国の順位の上下動に一喜一憂して、学校での学習内容を増加させるなど、付け焼刃の対策をとることは決してプラスになりません。現代では、そうした社会認識がだいぶ広がってきたように感じます。

 大切なことは、「どれほどの学力を保持すれば、子供たちや社会にとってプラスとなり、その目標を達成するためにはどのような課題があり、効果的に解決するためにはどのような方策が最適か」を冷静に考え、社会全体で共有することだと思います。そのことは、個人にも当てはまるのではないでしょうか。

 子供たちが目標に届かない点数をとってきたら、叱るのではなく、「そうか、がんばったけど届かなかったね。いや、大丈夫。ここが課題だと思うよ。もう一回、復習してみよう。大丈夫、反復練習すれば必ずできるよ。」と、一緒に教科書を開いてみる。そのような冷静な対応が、とても大切だと思います。

 ペーパーテストの点数など、目に見える学力=「認知能力」は子供たちの学力の一部にすぎません。やる気、粘り強さ、協調性、相手を思いやる心、美しいものに感動する豊かな心。そうした数値化できない「非認知能力」こそとても大事で、伸ばすことの重要性がいっそう高まってきています。

 目に見える学力、目に見えない学力。その両方を大切なものとしてとらえ、社会全体で育てていくことが大事だと思います。そのために、私たち教職員は努力してまいります。

それぞれのスタート がんばる子供たち

 先週月曜日に新学期がスタートして、2週目に入りました。各学級では順調に学習指導のスタートを行っています。

 音楽は、換気と適切な距離がとれれば合唱・合奏練習ができるようになりました。まだ、楽譜読みなどの基本を行っていますがみな集中して取り組んでいました。

 高学年では、実験が多くなるので理科室の正しい使い方を学ばせる必要があります。先生のいうことをしっかり聞いて、これからの学習準備に努めていました。

 習字では、机や教室を汚さない工夫が必要です。今日は新聞紙でカバーづくり。これがあれば、掃除の手間がかかりません。本当に基礎・基本の部分ですが、とても大切です。

 実際には思ったようにスムーズにはいかないものです。それでも、何事も最初が肝心。子供たちも、教職員も、一生懸命やっている北谷小学校です。

少しずつ軌道に乗ってきた新学期

 新学期、特に新年度のスタートは、学校は大変な忙しさになります。学級開き、係活動、委員会、クラブなどのスタート、校内行事の準備。子供たちも新しい教室、新しい環境に慣れるまでは一定の時間がかかります。

 それを支える先生方も本当に忙しく、毎日準備で遅くまで残っている職員がほとんどです。決して望ましいことではないのですが、様々な準備が一気に集中する新学期においては、仕方ないことともいえます。時間の経過とともに、徐々に軌道に乗せていくしかありません。また、忙しい中やっていることですので、ミスが出ることもあります。なるべくご迷惑をおかけしないように気を付けております。どうかご理解くださるようお願いします。

 それでも、ご覧の写真のように、徐々に授業も学級経営も軌道に乗ってきました。今日は金曜日、明日から週末です。子供たちも教職員も、やっと一息つける、というところでしょうか。

 週末、ゆっくり過ごして鋭気を養い、また来週に備えていただければと思います。あわただしい4月。ようやく、折り返し地点です。