学校ブログ

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ささのは さらさら 短冊に込められた子どもたちの願い

 午後から晴れたものの、気温がそれほど上がらず、休み時間子どもたちは元気に外遊びができました。とてもよかったです。

 今日は七夕。教室を訪れると、授業に集中する子どもたちの傍らに、短冊かざりを付けた笹の葉が。その枝を飾る短冊には、一人一人の願いが込めてありました。

 1年生の教室の七夕飾りの短冊です。こんな願いが書いてありました。

「がんばっておよぎたい」「しょうらいケーキ屋さんになりたい」「歯医者さんになるぞ」・・・・

 どれも、すてきな夢を書いたものばかりで、感心しました。笹の葉に飾りはきれいだったけれど、そこに書かれた子どもたちの夢は、もっと美しく輝いていました。

 将来、なりたいものがある。夢がある。子どもたちは、それだけで素晴らしい。「夢は、もった段階で半分実現している」といいます。夢を描いた七夕飾りをつくったから願いが叶うのではなく、願いを叶える意志の力をもった子が、願いを書くのかもしれません。

「飛べば必ず天に至る。」中国のことわざです。

「夢を追い続ける勇気があれば、すべての夢は実現します。」ウォルト・ディズニーが遺したことばです。

 自分の夢に向かって真っすぐ歩みを続ければ、いつかは必ず目標にたどり着く、という先人の教えです。大人たちが、そう子どもたちに語ることで、子どもの姿勢もかわってくることでしょう。

 そうした子どもたちの純粋な歩みを、天の川をはさんでおり姫様も彦星様も、優しく見守ってくださっていることでしょう。このブログをアップしている16時50分、空には晴れ間がのぞいています。年に一度の逢瀬が叶いますように。

 

一学期最終クラブ

 台風の影響が少なくてホッとしました。蒸し暑かったものの、気温も先週ほどではなく、ありがたかったです。

一学期最終クラブを行いました。すべてのクラブではありませんが、その時の様子です。

 運動系も文化系も、楽しそうに活動していました。クラブは子どもたちの自主性が大切にされる活動。好きなことに打ち込めて、みなのびのびとしていました。

 今の学校は、ほんとうにゆとりがありません。たくさんの学習内容を消化していくために、教師も、子どもも、めいっぱい動いています。でも、がんばればがんばるほど、心も体も疲れます。だから、ほっとする瞬間や場所は、子どもにも教師にも必要なのです。

 クラブは子どもたちにとってそういう時間の一つだと思います。今日、楽しそうに活動に取り組む子どもたちをみて、改めて思いました。

 さあ、あともうすぐで楽しい夏休み。その期間中は、子どもたちもご家族の皆様にも、自分を癒す時間を大切にしていただきたいと思います。

 一学期も、あとわずか。明日も、がんばります。

  

2年生ザリガニ釣り

台風の接近もあり、幾分暑さも和らいだようでした。

2年生が、前回延期になったザリガニ釣りに行きました。場所は、中央公民館近くです。登校のときから「今日ザリガニ釣りなんだー」「楽しみー」といっていた2年生。1時間目、さっそく出かけていきました。その時の様子です。

 暑すぎず、お天気はちょうどよかったようですが、残念ながら「獲れ高」はそれほどではなかったようです。でも、小さいながらもザリガニをゲットできた子は、「つれたー!」と満面の笑みで学校に戻ってきました。獲ってきたザリガニは、みんなで共有して、生活科での学習にいかしていきます。

 今の子どもは、自然と触れ合う機会がどんどん少なくなってきています。いっとき、某学習帳の表紙にカブトムシやクワガタの写真が掲載されなくなったのは有名な話です。カブトやクワガタを怖がって、触れない子どもが増えたのがその理由とのこと。以前、私が2年生のザリガニ釣りに付き合ってザリガニを釣ってきたときのこと。教室で観察しようとザリガニを見せると、「くさい!!」「こわい!!」と男子も女子も全く近付こうとしなかったことに驚いたことをよく覚えています。

 ほかにも、クモが大っ嫌いな子どもが多いことも個人的に気になります。教室内外でクモをみると、子どもたちは大騒ぎして、クモを排除しようとします。そんなとき私は、「いやいや、クモはいい生き物だから殺したりしちゃだめだよ。」とたしなめます。「いいかい、例えば雨上がりの朝。朝露に濡れたクモの巣をみたことある?まるで宝石がちりばめられたネックレスみたいで、すっごくきれいだよ。それに、クモは誰にも教えてもらっていないのに巣のつくり方を知ってる。不思議だろ?クモは、かしこい生き物だよ。」というと、子どもたちは「ふーん。」「そうかも。」という表情をします。

 「くさい」「こわい」「気持ち悪い」。それは、自分の気持ちに正直な感情です。でも、ザリガニも、カブトムシも、クワガタも、クモも自分の命を一生懸命生きています。それを個人の感情だけで忌み嫌うのは、豊かな心の育成の妨げになるような気もするのです。自分と異なる存在の小さな命をいとおしむ優しさは、いじめをなくす上でもとても大切だと思います。

 そのためにも、今日2年生が行ったように、自然に直接触れる体験がとても大切だと思います。泥水まみれの用水路の中で、懸命に生きてるザリガニたち。その命をいとおしみ、大切にしようとする心情を、すべての子どもたちがもってくれますように。

 

研究授業 子どもたちを算数好きにすることの大切さ

 今日は幾分暑さが和らぎ、幸いです。

 いくつかの学年の教室に、笹の木が入りました。七夕かざりをつくるためです。ちょっと覗いたら、「泳ぎが上達しますように」「サッカーの大会で優勝できますように」と、正しく願いが書いてありました。七夕かざりは、「技能向上」を願うものです。織姫が機織りの技能向上を願ったことが起源とされています。それをしっかり教えないと「ゲームがほしい」になってしまいますから(笑)。それにしても、笹はすてきですね。一気に七夕ムードができあがります。奈良時代から伝わる日本の美しい伝統行事ですね。

 本日、3年3組の谷井先生と6年2組の渡邉先生が算数の研究授業を行いました。(5時間目出張していたので、6-2の写真がなくてすみません)

 3年3組の授業は2桁の暗算。足して100になる組み合わせを見つけるにはどうしたらよいか話し合って、その考えを生かして後半は「谷井商店」でのお買い物体験を行いました。たくさんのお菓子の中から、100円になる組み合わせを見つけたら、お店の人からポイントスタンプを押してもらいます。もう、子どもたちは夢中になって取り組み、「はい、じゃあここまでね。」といわれると「やだー!」「もっとやりたいー!」という声が上がるほどでした。3年生のみんな、よくがんばったね。

 学習で大切なのは、教室で完結することなく、実生活で生きて働く知識・技能を獲得することです。学んで終わり、ではなく、実際に模擬的な体験をすることで、子どもたちは「あ!勉強って、役に立つ!」「楽しい!」という実感をもちます。その思いが、子どもたちをその教科の勉強を好きにさせます。

 この授業のために、担任の谷井先生は一生懸命準備をして臨みました。子どもたちもその情熱に応え、夢中で授業に取り組みました。とても美しい授業でした。

 6年2組の授業も同様でした。やはり、教師にとって最大の喜びの一つは、子どもたちに喜んでもらう授業をすることです。お二人の先生の努力が実った、素晴らしい研究授業だったと思います。

 子どもたちに、勉強を好きになってもらうために。私たち教員は、これからもがんばります。

 

 

民生委員連絡会 地域全体で子どもたちを見守る大切さ

 このホームページは、日曜日の午前中、エアコンの効いた部屋でアップしています。だからこうして落ち着いてキーボードをたたけるのですが、先週の暑さといったらありませんでした。保護者の皆様も、お子さんの熱中症について、ご心配とご配慮をいただいたと思います。

 7月1日(金)の午後4時から民生委員連絡会を実施しました。学校での子どもたちでの様子や、地域で見守っていただきたいことについて協議をしました。暑い中でご来校くださった民生委員の皆様、大変ありがとうございました。地域にお住まいの民生委員の方ならではの貴重な情報もいただきました。

 地域における子どもたちの安全を守るために最も有効な方法の一つが、地域の人と顔見知りになることと言われます。地域を子どもたちが歩いていて、近所にお住まいの方に「こんにちはー」と挨拶をする。すると、「ああ、いい挨拶だね」と返し、「○○さんのところのお子さんが、遊んでいるな。」と覚えていただく。すると、万が一の事態が起きた場合、対応が非常に早くなります。地域全体で、子どもたちを見守る体制は、とても大切です。

 そうした意味でも、学校と民生委員の皆様が連携することは重要だと思います。子どもは学校・家庭・地域が一体となって育てるのが一番よい。かつての日本にはそうした習慣がありました。しかし、欧米型の個人主義の浸透や、コロナ禍による外出制限、近所づきあいの希薄化などにより、地域でのつながりは薄くなっています。子どもたちの安全のためにも、改めて地域との連携を大切にすることが重要だと思います。