学校ブログ

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持久走試走がんばりました

 朝、寒いなあと思ったので車の外気温メーターをみたらなんと4度。季節が一歩進んだ感じがしました。でも、空はどこまでも澄み渡っていました。

 そんな中、低学年児童が来週金曜日の持久走大会のために、はじめて試走を行って、本番と同じコースを走りました。その時の様子をご覧ください。

 はじめて走る北谷小のコースに挑み、最後まで一生懸命走った子どもたち。みんな、とても立派でした。一年生は、朝マラソンでもがんばって走っています。持久走は、本番だけ一生懸命走ればよいというものではありません。日頃の練習を積み重ねていくことこそ、大事です。

 いつの間にか、結果ばかりを重視する風潮が、社会のいたるところでみられるようになったように思います。「いくら努力しても、結果を出せないのなら意味がない。」そんな言葉に、象徴されています。でも、学校は結果を重視するところではありません。子どもたちの真摯な姿勢、地道な努力の積み重ねを称賛し、たとえ思うような結果が出せなくても「気にしなくていい。あなたは十分がんばった。胸を張っていい。そしてまた、明日に向かって一歩踏み出そう。」と励ます。結果よりも過程を重視することで、子どもたちは育っていきます。結果を重視するのは、もう少し大人になってからでもよいと思います。

 子どもたちを伸ばすには、適度な競争が必要だ、と強弁する方もいます。でも、競争で子どもの力を伸ばすことができないことが近年の研究で明らかになってきました。子どもを伸ばすのは競争意識ではなく、自信です。アドラー心理学では勇気といいます。順位や結果ばかりにこだわることなく、努力する姿勢を評価し、がんばった自分を誇らしく思う子を育てる。持久走練習では、それがとても大事だと思います。 

 子どもたちの力を高めるためには、一回でも多く練習させることが大切です。そのため、LEBERへの参加の可否についての入力をお忘れなくお願いします。

5年生タグラグビー盛り上がっています

 冒頭の文章でも書きましたが、一年で一番スポーツをするのにさわやかな季節になりました。5年生が運動場で、タグラグビーの練習と試合に取り組みました。

 まずは、チームで基本練習に取り組みます。パスはとても大事。小川先生も、各チームを回って声掛けをします。

 今日の授業のめあてを確認します。「今日のめあては、兄弟チームで作戦のアドバイスをし合う」です。兄弟チームで練習をして、得点を取るためにはチームのどんな点を改善したらよいかを話し合いましょう。」

 実戦さながらに練習を繰り広げます。とはいえ、兄弟チームでの取組です。勝敗のためではなく、どんな攻め方がよいのか考えながらの練習です。

 練習が終わると、アドバイスをし合います。「タグをとられたときのパスをもっと早く回すといいと思います。」

 さあ、アドバイスを生かして、いよいよ試合に挑戦します。練習や話し合いの成果を実戦に生かせるかが大切です!

 さすがに、さっきのアドバイスを試合に生かすことは難しかったものの、各チームとも真剣にゲームに集中し、力いっぱい戦っていたことがわかりました。

 とてもスムーズで理にかなった授業の展開で、練習や話し合いが試合に生かせるよう配慮されていました。でも、何よりも大切なのは、子どもたちがゲームそのものを楽しむことです。終わったあと、何人の子どもに感想を聞いてみたのですが、口をそろえて「楽しかったです!」と答えていました。それが一番大事だと思います。

 コロナ禍の中、家で過ごす子どもが多くなっています。けれど、本来子どもは野っぱらを駆け回り、転げまわって遊ぶもの。そうしてこそ、健全なメンタリティがはぐくまれるのです。それが、難しい現代においては、せめて学校の教科体育で、子どもたちに「体を動かすことの楽しさ」を味わわせたいと思います。

 5年生、タグラグビーみんなよくがんばりました!

黒板、動画、資料提示、協働学習アプリ

 三連休明けの雨の午前中。子どもが最も学習に集中しにくい状況です。しかし、先生方は様々な工夫をして、子どもたちの気持ちを学習に向けようとがんばっています。今日、一日の授業の様子をピックアップします。

 まずは動画。6年生が徳川幕府の治世の仕組みについて学習しました。ドラマ仕立てなので、楽しく学習できます。子どもたちもよく集中していました。

 次にプロジェクター。3年生の学習の様子です。デジタル教科書を投影することで、子どもたちがパッと学習する内容に集中させることができます。しかも、図やグラフなどを立体的に動かすことで、視覚的な理解を促すところが素晴らしい。今はまだ過渡期ですが、いずれはデジタル教科書が導入され、子どもたちは手元を見ながらの学習も可能となることでしょう。

 そして、特筆ものの協働学習アプリ、「オクリンク」。子どもたちの学習の振り返りを瞬時に集計して、全体に提示することができます。動画もデジタル教科書も一方通行ですが、双方向なやり取りができるため、学習がよりスムーズになります。

 そして最後はやっぱりこれ!黒板!4年生の図工で、作業の手順とこれからの予定を順序よく示し、子どもたちに理解させていました。やっぱり、黒板は私たち教職員の体の一部です。例えれば、武士の刀、仮面ライダーのバイクといったところでしょうか。動画も、アプリも、黒板を使いこなす技術があってこその道具です。どんなに技術が進んで様々な便利なものがでてきても、やっぱり教師にとって黒板は最強のアイテムだと思います。

 こうしたものを上手に使い分け、子どもたちを学習に集中させていきます。「あ、わかった!」子どもたちのこの一言に、たどり着くために。

 

一年生 なまず公園どんぐり拾い

 昨日は立冬で、暦の上ではもう冬ですが、日中はとてもそうは思えないほどぽかぽかした陽気になりました。

1年生が生活科でなまず公園でどんぐり拾いにいきました。お天気もよく、青空に映える紅葉した木々がとてもきれいでした。子どもたちは夢中になって、たくさんの秋を見つけました。

 どんぐりをたくさん拾ったり、きれいな落ち葉を集めたり、葉の上で転がって楽しんだり。みんなとても楽しかったようです。拾ったどんぐりや落ち葉は記念にもって帰りましたが、一部は学校に寄付してもらいました。今後、生活科でおもちゃづくりに使う予定です。

 日本の秋の美しさと、自然の恵みをたっぷり吸収した子どもたち。これからも自然に親しみ、大切にする姿勢を遊びの中から身に付けてほしいと思います。

 

11月5日(土)学校公開 ご来校ありがとうございました

 11月5日(土)に学校公開を行いました。コロナ感染防止のため、通学路コース別(地区別)に時間を分けて公開させていただきました。また、時間も短時間とさせていただきました。ご不便をかけて申し訳ございません。そんな中でも、お越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 この日は、歯科衛生士さんをお招きして、1・5年生を対象として、「歯磨き教室」を実施いたしました。本来なら、全学年行いたいところですが、代表して二つの学年となりました。ご了承いただければと思います。

 内容は、歯周病の予防と正しい歯磨きについてです。

 

 歯磨き教室は、体育館で実施しました。具体的には、カラーテスターを使ったプラーク・テストを行って、日頃の歯磨きの磨き残しの部位を意識させることで正しくブラッシングを行い、歯垢が残らない歯磨きができるように指導していただきました。

 はじめは戸惑っていた5年生たちも、徐々にやり方を把握して、手鏡を使って自分の歯の磨き残しの部位を正しく知ることができました。

 5年生は自分たちだけでできたのですが、1年生は保護者の皆様も一緒にプラーク・テストを行っていただき、お子さんの歯の状態について把握していただきました。

  ご承知のとおり、近年の研究によって歯周病は口の中だけの病気ではないことがわかってきました。口の中の歯周病菌が増殖して、歯周病菌やその毒素が血管に入ってしまうと、血栓を起こしやすくなり、様々な全身疾患を引き起こす恐れがあるとのこと。 心筋梗塞や脳梗塞、肺炎や糖尿病などと歯周病の関連が報告されています。まさに、「万病のもと」ですね。

 また、かみ合わせについてもその重要性が報告されています。かみ合わせの乱れは口腔内にとどまらず、全員に影響を及ぼすことがあり、咬合が正しく行われていれば、学習への集中力や身体能力が向上することも明らかになってきています。

 昔から、「食事をしたら、必ず歯を磨きなさい」と言われてきましたが、科学が進むほど、それが正しかったことがわかります。子どもにとっても大人にとっても、健康はかけがえのない宝物。それを子どものうちから知らせ、正しい生活習慣を守らせることはとても大切だと思います。

 お忙しいところご参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。

六年生陶芸教室

 とてもいいお天気になりました。11月なのに、暖かい。こういうお天気を「小春日和」というのでしょうね。

 先日、感謝の会にお招きした環境ボランティアの方が、「ポプラの葉が校庭に散らばったから」とおっしゃって、午前中もくもくと散らばった葉を集める作業をしてくださいました。その様子をみていてあんまり感動したので、授業をやっていた4年生に声をかけました。「みんなが体育をやりやすいようにと葉を片付けてくださっているから、お礼をいって!」4年生が大声で「ありがとうございましたー!」と元気に伝えてくれました。

 今、教職員はコロナ禍対応などで、とても仕事が増えています。だから、こうしたお気遣いはとてもありがたく思います。

 6年生が陶芸教室を行いました。陶芸センターの指導者の方を講師にお招きして、粘土を練り上げ、仕上げはセンターの方にお願いします。さすがはプロ、とても丁寧でしっかりしたご説明をいただき、そのあと作品づくりに入りました。

 新聞紙をろくろに見立て、作品を回転させながら仕上げることには感心しました。また、「作品は立って仕上げてください。」というご指導にも納得。土を練るには、力が要ります。体重をかけることで、仕上がりがよくなるのでしょう。

 授業は教員が行うものですが、その道のプロに指導していただくと、やっぱり子どもたちの緊張感も、作品の仕上がり具合も違ってきます。みんな思い思いの陶器を一生懸命仕上げていました。出来上がりが楽しみです。

 陶芸センターの皆様、ありがとうございました。

学校運営協議会 懇話会を行いました

 ここのところ、あまりの忙しさになかなか更新ができず大変失礼いたしました。

 本日、第2回の学校運営協議会を行いました。地域の代表の方や学校に携わってくださる方をお迎えして、学校運営の様子をご覧いただき、学校運営改善のためのご意見をいただくことで、よりよい学校づくりを目指す取組です。

 第一回は話し合いと説明が中心だったので、第2回の今日は授業の様子を中心にご覧いただきました。

 委員の中には、吉川幼稚園の園長先生もいらしたので、子どもたちがなつかしさに手を振る場面も見られました。とても微笑ましかったです。授業をご覧いただいたあと、皆様からは様々なご意見をいただきました。

「子どもたちがよく授業に集中していましたね。」

「昔に比べて、人数が少なくなりましたね!」

「タブレット端末を使いこなしている様子に驚きました。」

「落ち着いた雰囲気で、子どもたちがよく学んでいました。」

「私が子どもの頃は、先生はもっと厳しかった印象があります。今の先生は、子どもたちと距離を近くして優しく語り掛け、授業に集中させようとよく努力している。先生方のがんばりが伝わりました。」

子どもたちや先生方のがんばりを認めてくださったことを嬉しく思いました。委員の皆様、本当にありがとうございました。

 「子どもは家庭でしつけ、学校で学び、地域で伸びる」という言葉があります。子どもたちが本当に伸びるのは地域です。学校で学びえた知識・技能をもとに、地域のために活躍する子どもを育てることが、教育の大きな目標です。そのためには、地域の方にもっと学校に入っていただき、その様子をご覧いただきたいのですが、コロナ禍以降それができなくなったのはもどかしいところです。

 今日、委員の皆様は学校をとても肯定的にみてくださいました。本当にありがたく思いました。コロナ禍が収束し、地域とともに子どもたちを育てる体制づくりに力を注げるときが再びやってくることを切に願います。

感謝の会を行いました

 季節が進むのが早いですね。今日は午後からさいたま市に出張だったのですが、ビルの間を吹く風がとても冷たかったです。

 本日は日頃お世話になっている地域の皆様、学校ボランティアの皆様をお招きして、感謝の会を実施しました。体育館に児童を集めることはできないので、家庭科室を会場として、オンラインでの実施になりました。

 お越しいただいたボランティアの皆様を、ご紹介しました。地域、安全、おやじの会、読み聞かせ、環境整備、田植え・稲刈り体験でお世話になったJAさいかつの皆様にお越しいただきました。

 6年生代表児童が、とてもしっかりした姿勢で、感謝の言葉を述べてくれました。よくできました。

 子どもたちからは、全校児童が書いた感謝のおてがみと、花束が手渡されました。

 お越しいただいた交通指導員の方から、代表してお礼の言葉を述べていただきました。

 最後に、子どもたちの拍手の中廊下を歩いていただきました。コロナの関係で全校児童ではなく、低学年だけだったのですが、皆様にはとても喜んでいただきました。

 会の終わりに、ボランティアの皆様から「子どもたちみんなから、元気をもらった」「これでまた、明日からがんばれます」「北谷小はとても温かい学校だと改めて感じました。本当にありがとう」など、たくさんの感謝の言葉をいただきました。そして、「オンラインという形はどうなのかな、と思っていましたがこれほど心がふれあえるとは思っていませんでした。」と感心してくださいました。

 公立小学校の目標は、子どもたちの確かな学力・豊かな心・健やかな身体をはぐくむことです。そのうち、「豊かな心」とはどのように育てていくのがよいのでしょう。それは道徳の授業を要とした道徳教育を全ての教育活動で行うことが基本です。その中でも大切なのは、豊かな体験・温かな交流を感得させることだと考えます。多くの人・自然・文化・地域等に触れることで、子どもたちの心はすくすくと育っていきます。今日、感謝の会で行った地域の皆様との温かな交流は、子どもたちの豊かな心を大いにはぐくんだことでしょう。

 私たち大人は、子どもたちの豊かな心を育てるために、幼いうちからたくさんの豊かな体験をさせて、多くの人と交流させる。それが大切だと思います。そして子どもたちに、「自分たちはいつも、地域やご家族の方に見守られながら成長している」と実感させ、いつも感謝の気持ちをもたせることが、子どもたちの心に潤いを与えると思います。

 ボランティアの皆様、今日はお忙し中お時間をつくってお越しくださり、本当にありがとうございました。そしてこれからも、北谷小の子どもたちがすくすく育っていけるようお力添えくださるようお願いいたします。

 

6年生国語「みんなで楽しく過ごすために」

 申し訳ありません。諸事情により、更新が滞っております(あまりにいそが・・・なんでもありません)。今日のトピックは、先週金曜日、21日のできごとです。

 運動場で、6年生が楽しそうに1年生と「しっぽとりゲーム」をやっていました。教科を聞くと、なんと国語。6年生が1年生を楽しませるという目的をもって、意見を出し合い、計画、運営を考えて実践するという単元です。

 6年生は1年生も楽しめるようしっぽとりゲームを考え、ルールなどについても協議を重ね、この日を迎えたとのこと。その6年生の努力もあって、1年生は夢中でゲームに参加していました。もちろん、6年生も手心を加えてあげて、1年生が喜ぶよう気遣いをしていました。苦労はあったでしょうが、1年生の笑顔とはしゃぎようをみて、きっとうれしかったと思います。

 全国の学校が、文科省の指針により「主体的で対話的な深い学び」に取り組んでいます。協働学習による学びが生活の向上につながることで、子どもたちの学びへの主体的な姿勢をはぐくむことが大きな目的です。こうして学習したことが1年生の笑顔と歓声という目に見える成果となって、きっと6年生の学習への姿勢にも変化が生じることでしょう。

 「なんで勉強するの?」子どもたちが、よく大人に投げかける質問の一つです。答えはいろいろありますが、その中の一つが「幸せになるためだよ。」です。学びは、自分と周囲の人を幸せにするために、自らの意志で行うものです。その学びの喜びが味わえるよう、導いてあげることが、学校と家庭、そして地域の大切な役割だと思います。

 6年生、1年生のためにがんばってくれてありがとう!

4年2組初任者研究授業

 ひさびさに、朝からさわやかに晴れたすっきりしたお天気になりました。休み時間、校庭が久しぶりに使えて、子どもたちも喜んでいました。

 4年2組が、初任者研修研究授業を行いました。教科は国語、慣用句の授業です。からだ、動物、植物に係る慣用句をさがして、それを使って虫食いクイズを行い、互いに出し合って楽しむという内容です。

 初任者研修の研究授業は年に6回行います。初任者の先生にとっては大変ですが、研究授業を行うことで授業の指導技術が上がることは確かです。通らねばならない道の一つです。

 

 先生の熱意にひかれ、子どもたちもとてもよくがんばっていました。辞書やタブレット端末で調べた慣用句から虫食いクイズを出し合って、後半は大いに盛り上がっていました。授業が終わると「まだやりたい!」という声が上がるほどでした。

 授業が終わっても「もっとやりたい!」という子どもの声が上がること。これ、実は教師にとって最高の誉め言葉です。教師にとって子どもたちが喜ぶ授業が実践できることほどうれしいことはありません。がんばって準備していた成果が出ていました。

 毎日忙しく、放課後も様々な業務が積みあがっていて、教師本来の仕事であるはずの授業の準備に力を入れることが難しい日々です。それでも、授業を大切にしたい。楽しい授業こそ、学校の命ですから。