学校ブログ

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就学時健診を行いました

 ひさしぶりに太陽が顔をのぞかせ、いいお天気になりました。本日は3時間授業にして、就学時健診を行いました。

 次年度入学予定のお子さんたちは、緊張しながらも先生方や保護者の方に支えられ、がんばって検査等を受けていました。みんな、よくがんばりました。

 次年度、みなさんが入学してきてくれることを心からお待ちしています。ご多用にもかかわらずご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

5年生 プログラミング学習

 先週金曜日、14日の出来事になります。

 5年生は、総合的な学習の時間にプログラミング学習に取り組んでいます。市教委からお借りした複数のセンサーとクロームブックを接続し、生活に役立つプログラムを組み立てる、という授業です。センサーには様々なものがあります。人の動きや温度変化を感知するものです。子どもたちはグループで話し合い、これらのセンサーを組み合わせ、暮らしの役に立つプログラムのアイディアを出し合いました。実に豊かなアイディアが出てきました。

 その一、留守宅で、人の動きを感知すると、録音された音声「誰だー!」という警告音を鳴らし、家の人のスマホにメールを送るシステム。その二、廊下に設置したセンサーが、一定以上の速度での人の移動を感知すると、「廊下を走っちゃだめだよ!」と警告音を鳴らし、職員室の先生に知らせるシステム。

 どれも「なるほど!」とうなるような実用的なアイディアで、心底感心しました。子どもたちは乾いた砂に水をまくようにあっという間にプログラムの方法を吸収し、柔軟なアイディアで自分たちの生活を向上させるようなアイディアを出し合っていました。いや、素晴らしかったです。

 吉川市は今年度、デジタル・シチズンシップに取り組んでいます。デジタルツールには確かに光と影の部分があるけれど、影の部分があるからといってデジタルツールを子どもたちから遠ざけるのではなく、光と影の両面を十分に知らせ、デジタルによって生活を豊かにさせていこうとする思想のもと、子どもたちと市民の皆様への教育を進めています。

 授業の様子をみて、デジタルツールが、子どもたちの明るい未来を切り開く有益な手段となる可能性を大いに感じました。子どもたちは柔軟な思考で、大人よりはるかに豊かなアイディアを創造して、これからの社会の担い手になってくれる。そんな希望を感じさせてくれる授業となりました。

自動車産業の学習 ペーパークラフトづくり

 とても寒い一日になりました。業間休みは遊べなかったのですが、幸い昼休みは外に出ることができてよかったです。雨が続くと、子どもたちも発散できなくてつらいですから。

 5年生の教室を訪れると、社会科の授業で子どもたちがなにやら一生懸命つくっていました。前日、先生が一生懸命準備していた自動車のペーパークラフトでした。子どもたちはそれを組み立てようと、がんばっていました。

「先生ー、切っちゃいけないところを切っちゃいましたー!」「どうしてもここがくっつきませんー!」

子どもたちは苦心惨憺。なんとかして、ペーパークラフトの自動車を組み立てることができました。

 こうした作業を通じて、自動車産業への興味を高めたり、疑問をもたせたりしていきます。

 こんな小さなペーパークラフトをつくるだけでも大変なのに、本物の車づくりはどうなのだろう?部品が3万点もあるのに、それら一つ一つを間違えずに組み立てるのには、どんな工夫がされているのだろう?

 しかし最も大切なことは、子どもたちに「大変そうだ」という印象よりも、最前線の現場が高品質なものづくり、そして働く人の健康と安全のために行っている数々の工夫について教えることです。私は、社会科で最も重要なことは、その職種において働く人の「苦労」と「喜び」を伝え、子どもたちの望ましい勤労観を形成することだと考えています。

 子どもたちの「将来なりたい職業」のアンケートをとると、上位に来るのは「ユーチューバー」「声優」「漫画家」「パティシエ」「プロサッカー選手」などですね。どれも、メディアに盛んに取り上げられる花形職業です。

 でも、世の中には華やかなスポットライトに照らされることはないけれど、多くの人々の生活を支え、社会の基盤を形成するうえでなくてはならない重要で、尊い仕事がたくさんあります。それらの仕事に従事する方に対して尊敬の念をもたせ、将来就いてみたい仕事の幅を広げることが、社会科の重要な役割だと考えています。

 残念ながら、自動車工場は今、コロナ対策のため見学を実施していません。でも、子どもたちにその産業の価値を教えることはできると思います。

 

異学年交流 かがやきタイム

 季節が進んだ感じがします。一日中、曇りでひんやりする気候でした。でも子どもたちは元気いっぱい。昼休みは異学年グループでの遊び、「かがやきタイム」を実施しました。

 この遊びのポイントは、6年生が企画・運営をするというところです。各グループとも、6年生が中心となって、下学年を喜ばせるためにがんばってくれました。運動場を見る限り、ドッジボールが人気だったようです。楽しそうに鬼ごっこに熱中しているグループもありました。

 面白かったのは、体育館のグループです。なんと、6年生の企画のもと、行われたのは「玉入れ」。すごい盛り上がりを見せていました。

 ここのところ、運動会の種目からも落とされがちな玉入れ。ひさびさに見ました。赤白夢中になって競技に取り組む姿はやはりいいものです。子どものアイディアって、すごいですね。

 責任ある立場は、人を育てます。6年生も、「下学年のみんなをうまくまとめて、楽しませる!」という目標があるから行動できます。その結果、成功しても、失敗しても、得るものは大きい。遊びからは、授業だけでは学べないたくさんのことを学ぶことができます。

 がんばってくれた6年生、今日はありがとう!

1年生 遠足 東武動物公園に行ってきました

 三連休が終わりました。天気予報をみると、気温が10度近く高くなるというので警戒したのですが、湿度が低くさわやかな晴れになったので安心しました。1年生にとって、最高の遠足日和になりました。

 1年生が東武動物公園に遠足に行ってきました。その時の様子をご紹介します。

 たくさんの動物をみて、触れて、一年生は大満足。とっても楽しい一日になりました。みんな、よかったね!

この日のために、お子さんの健康管理や準備等にたくさんのご協力をいただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。

3年生 社会科見学 鉄道博物館にいってきました

 三日遅れの更新となります。失礼いたしました。

 10月7日(金)、三年生がさいたま市の鉄道博物館に遠足にいってきました。この日をとても楽しみにしていた三年生。当日はあいにくの雨になってしまいましたが、幸い乗り込むときまでは小雨だったので、出発までは大丈夫でした。

 ところが悪天候のため道が渋滞し、到着が大幅に遅れてしまったのがかわいそうでした。それでも、子どもたちは元気に県学を始めました。そのときの様子をお届けします。

 どれもすてきで興味を惹く展示資料で、素晴らしかったです。子どもたちも大喜びでした。見学の姿勢も、しっかりしていました。

 昨年度はコロナ禍でこうした見学にいけなかった子どもたち。あいにくのお天気でしたが、喜びはひとしおだったことでしょう。

鉄道博物館のスタッフの皆様、お世話になりありがとうございました。

 

1年・5年研究授業を行いました

 一気に季節が冬に近付いたような、涼しいをはるかに通り越して寒い一日になりました。

 本日は、1年生と5年生が研究授業を行うため、特別日課6時間とさせていただきました。

 1年生は、一位数のたし算について学習しました。

 

 これまで勉強してきたことを生かして問題を解いたり、自分の解き方をとなりの子に伝えて、違いについて話し合ったり。とにかく、全員がやる気にあふれ、終始生き生きと学習に臨んでいた点が本当に素晴らしかったです。担任が子どもたちのために授業準備を一生懸命行ってきた、その熱意が伝わったのでしょう。授業が終わると「もっとやりたかった!」「楽しかった!」という声が次々にあがるほどでした。

 5年生は、割り算の答えを分数に表す学習に臨みました。

「先生ねー、お世話になっている先輩方においしいてづくりジュースを飲んでいただきたいと思うんですよ。でもねー、2リットルしかできなかったの!3人の先輩方に等分に分けたいんだけれど、おひとりの量をどのぐらいにしたらいいかな!?先生を助けて!」

 算数の問題は、日常生活に基づいていて、切実感があるものが望ましい。そんな問いかけに「なんだ、それならできますよ!」とばかりに、みんな生き生きと問題にとりかかりました。これも、支援の手立てが豊富に用意してあり、子どもたちの理解が深まるような工夫が随所に用意してありました。がんばる担任の先生、その熱意に応えようと真剣に問題解決に取り組む子どもたち。私の眼には、好ましく、そしてとても美しい光景に移りました。

 子どもたちの下校後、授業についての研究協議会を行い、優れた指導法を全校で共有することに努めました。

 困難は伴いますが、指導法改善に関する研究を進め、算数好きな子どもたちを育てることは私たちにとっても大きな喜びです。これからもがんばっていきたいと思います。

 1年生、5年生のみんな。今日は本当によくがんばりました。

 

小中学校相互授業参観

 天気予報のとおり、昨日から急転直下、肌寒い日となりました。季節が一気に進んだようです。

 5,6校時、南中の先生方にお越しいただき、子どもたちの授業の様子をみていただきました。吉川市で取り組んでいる小中一貫教育の取組の一つです。中学校の先生方に小学校の様子をご覧いただくことで、小・中の接続を滑らかにしようという意図が込められています。

 子どもたちも、参観にいらした南中の先生方にご挨拶がよくできました。校長先生もお越しになり、授業やクラブなど様々な様子を見てくださいました。

 小学校の教員は中学校の学習の様子をみて、子どもたちに卒業までどんな力を付けるのかを理解し、意識して育てる必要があります。中学校の先生方は、子どもたちの実態を見て、どのように新入生を迎えれば不安なく中学校生活に移行できるのかを把握しておくことが重要です。そのために、こうした取組はとても有効だと思います。

 三学期は、私たち小学校の教員が、中学校の様子をみにいく予定です。互いに情報交換をして、指導方針を共有し、小・中の接続が滑らかになるよう心掛けていきたいと思います。

 

5年生稲刈り体験を行いました

 日中は気温が上昇したものの、風が吹いていたこともあり思ったほど日差しが強くありませんでした。吹き荒れる風は、夏の最後の咆哮のように感じました。まだまだ、夏は日本列島に未練がありそうですが「もういいよ!退散!」といってやりたいですね(笑)。いよいよ涼しい秋の出番です!

 5年生がJAさいかつの皆様のご協力のもと、稲刈り体験を行いました。一学期に泥んこになりながら一生懸命植えた苗が立派に成長し、見事な金色の穂を実らせていました。

 到着し、さっそく鎌の使い方を教えていただいた子どもたち。その反応は、とてもほほえましいものでした。

「切れたー!」「楽しい!」「気持ちいい!」

 稲はザクッザクッと小気味よく切れ、子どもたちは夢中で作業に取り組みました。JAさいかつの皆様は、鎌で子どもたちが手指を切ってしまうかもしれないとずいぶんご心配くださったのですが、それは杞憂に終わりました。みんなすいすいと作業に取り組み、みるみる稲の束が積みあがっていきました。

 子どもたちの肌を守るため、長そでを着ての作業にしました。加えて最高気温も高くなるとの予報だったので、作業時間を予定より短く設定したのですが、そんな心配をよそに、作業がとんとん拍子で進みました。最後に、残った稲はコンバインで刈り取っていただきました。すべての稲が刈り終わると、「終了ー!」とばかりに、子どもたちから拍手が沸き起こりました。

 作業が終わり、JAの方が子どもたちに「みなさんお疲れさまー!楽しく作業ができましたかー!」と聞くと「はい!」とたくさんの子の手が上がりました。JAさいかつの皆様のお心遣いもあり、1時間ほどの作業をとても楽しく、安全に進めることができました。

 中にはこんな声もありました。「コンバインでやれば早いのに、なんで手作業もするんですか?」

学校としては、子どもたちに稲刈り体験をしてほしいのです。それは、お米という日本人にとって最も大切な食材に、敬意をもってほしいと願うからです。

 子どもたちが稲刈りを気持ちよくできたのは、JAの皆様が大切に育ててくださったからです。稲刈り自体は、楽しい作業とはいえ、ここにたどり着くまでが大変なのです。お米は素晴らしい主食ですが、育てるのは本当に大変なのです。

 それゆえ、稲作には多くの人の手が必要です。「このお米を食べる人みんなに喜んでほしい。」お米には、多くの生産者の方の願いが込められています。そうしたことに気付き、お米に敬意をもって、大事に食べる子に育ってほしいと思うのです。

 食べ物に敬意をもって、大切にいただく。それこそが食育の原点です。JAさいかつの皆様のご配慮のおかげで、五年生は素晴らしい体験ができました。大変ありがとうございました。

私こそ 令和のかたりべ~吉川市児童生徒プレゼンテーション大会~

 10月1日(土)、吉川市民交流センターおあしすで、吉川市児童生徒プレゼンテーション大会が行われました。2回目の実施ということで、私ははじめて会場を訪れました。

 意外だったのは、その発表形式。お子さんが座ったままの姿勢でプレゼン画面を提示して説明するのではなく、まるで一流企業のCEOが、新製品のプレゼンテーションをするように、身振り手振りを加えながらステージの上を自由に歩き回るかたちだったのです。これは、とても新鮮に感じました。

 本校からも6年生のお子さんが出場し、緊張しながらも自分の言葉で、日頃の思いをしっかりと会場にいらした皆さんに伝えることができました。とても立派で、素晴らしかったと思います。

 人類の真理は普遍ですが、その時代に生きる若者の価値観には不易と流行、変わらない部分と移りゆく部分があります。その若者の視点から今大切に思うことをアピールし、多くの人に知ってもらうことは社会の共生のためにとても価値あることだと思います。

 参加したお子さんたちはそれぞれの思いを精一杯会場に伝えようとがんばっていました。みな立派だったと思います。素晴らしい大会でした。