学校ブログ

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時を守り 場を清め 礼をただす

 朝夕には秋の涼しさを感じますが、日中はとても暑くなりました。気温差が激しく、体調を崩しやすい時期となります。感染拡大防止のためにも、お子さんの健康管理に引き続きご配意くだされば幸いです。また、保護者の皆様もどうかご自愛ください。

 一生懸命算数の計算練習に打ち込む4年生。みんな、とてもよくがんばっていました。その教室の前面に、次のような掲示物が貼ってあります。「時を守り 場を清め 礼をただす」。

 2学期より、各教室に掲示した共通の掲示物です。現在本校では小中一貫教育の取組の一つである「チャイム2分前着席」に取り組んでいます。それに伴い、2学期の生徒指導方針の中心となる部分として、全校で共通理解を図っています。

 もとは、教育学者 森 信三先生のお言葉です。これには、次のような教育的価値が込められているとされています。

「時間を守る」ことは、相手を思いやること、相手を敬うこと。ゆとりをもつことで、自らのパフォーマンスを高められること。

「場を清める」とは、与えられた責任を果たすこと。気付く人になること。心を磨くこと、謙虚になること。

「礼をただす」とは、挨拶をすることで、心を開いて相手に近付くこと。また、率先して自分から心を開くこと。

 森先生のこの言葉は、人間として最も大切なこととして、企業でも導入されています。

 2分前着席を守ることは、手段であって目標ではありません。そこには「生き方指導」の願いが込められています。子どもたちが将来立派に自立するための行動指針でもあります。

 北谷小では、こうしたことも共通理解して、子どもたちを指導していきたいと思います。保護者・ご家庭の皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。

「教育長メッセージ」の掲載について

 命の重み、尊さへの理解は、いつだって社会の共通課題です。8月20日、東京都渋谷区で埼玉県に暮らす中学校3年の少女が通りがかりの母娘に切りつけ、社会に大きな衝撃を与えました。また、夏休み明けは未成年者の自殺が多くなります。

 埼玉県教育委員会より、髙田 直芳教育長から、メッセージが届きましたので、ここ学校ホームページに掲載します。

02_(小学生向け)教育長メッセーシ・.pdf

05_(保護者向け)教育長メッセーシ.pdf

 子どもたちを救えるのは、私たち子どもたちの身近にいる大人しかいません。そして、常に「命は大切なんだよ」ではなく、「あなたが大切なんだよ」というメッセージを投げかけ、悩みに寄り添うことが大切だと思います。

 保護者の皆様のご理解とご協力に、お願い申し上げます。

ピアニカ練習 感染防止に気を付けて進めていきます

 午後から雨がぱらつくなど、不安定なお天気でした。

 2年生の音楽の授業の様子です。これまでは、コロナ感染防止のため、合唱や演奏の授業では、音を出すのを控えたり、指使いのみの練習を行っていました。

 しかし8月下旬に埼玉県教育委員会から指示が入り、これまでは制限がかかっていた合唱や演奏、家庭科の調理実習なども感染防止に最大限配慮しながら進めてよいとの指導がありました。従いまして、子どもたちの音楽への感性、技能、そして音楽を楽しみ親しむ姿勢をはぐくむため、合唱や演奏を少しずつ始めていきたいと思います。やはり、音が出せると子どもたちの学習への意欲もまるでかわってきます。音楽は、読んで字のごとく、「音を楽しむ」教科ですから♪

 演奏時以外はマスクを着用する、教室の二方向の窓を開け必ず換気するなどの感染防止に配慮し、子どもたちが楽しく学べる授業を進めていきたいと思います。

 保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

 

子どもたちの学習を捗らせる方法とは

 まさに、夏の再来です。ここ数日の涼しさが吹き飛び、今日は夏本番の暑さとなりました。それでも子どもたちは休み時間元気に遊び、あふれんばかりのエネルギーを見せていました。ただ、注意すべきは熱中症。体育や休み時間前後には水分摂取をさせたり、外に出る授業では長時間活動をさせないなど、気を付けています。

 下の写真は、6年生の算数の授業風景です。2組で、「教え合い」を導入することで学力向上を図っています。

 本校に限らず吉川市では、算数は複数の教師によるティーム・ティーチングや少人数授業を行っています。そうすると、一人当たりの教師が担当する児童の数が少なくなり、きめ細やかな指導ができます。

 ただ、それにも限界があります。また、子どもたちの学習内容の定着の度合いも様々で、前学年までの学習内容の定着が不安な子も、あとちょっと背中を押してあげれば理解できる子もいます。

 そこで、教え合いを推進するのです。班の中には必ず算数が得意な子がいます。その子を貴重な学習リソースとして活躍してもらっています。その間、教師は教え合いだけでは学習内容の定着が難しい子に個別指導をします。

 でもそれじゃ、教える子は時間をとられて損をするんじゃ?と思うことなかれ。「ラーニングピラミッド」によれば、「人に教える」ことは、もっとも学習内容が定着する方法と言われています。教えることによって、その子はもっと力が伸びるのです。

 練習問題を教え合うことで習熟を図り、そのあとは個別で実際のテストを想定した「チャレンジ問題」に取り組ませ、学習内容の定着度を確認します。そこでつまずきが見られた子は、次の時間に個別指導を行い、学力アップを図ります。

 私たちは生きる上で多くの課題に対峙します。その際、自分一人だけで解決するケースは少ないでしょう。多くの場合は、いろいろな人に相談し、協力して課題解決に取り組むはずです。算数においても、それは同じだと思います。子どもたちはとてもよくがんばり、互いにしっかり教え合うことで着実に力を高めています。それは、学級のチームワーク向上にも役立つのです。

 下の写真は、5年生の家庭科の様子です。練習用布で、波縫いの練習をしていました。ここで工夫が必要なのは、その手順を全員にわかるよう示すことです。かつてはデジタルカメラを液晶プロジェクターにつないで、教師の手元を拡大したりしたのですが、これがとても大変でした。でも今は、教科書会社が教材の作業の手順を示した動画を公開しています。子どもたちはタブレット端末を開き、その動画をみることで手順を確認して、自分のペースですすめることができます。いやーこれは便利。私が担任していたころとは隔世の感があります。5年生の子どもたちも自分のペースで、集中して取り組んでいました。

 教え合い、動画。方法は違えど、それぞれ子どもたちの学習を支える支援の手立てです。効果的に用いることで、学習を円滑に進めたいと思います。

 

 

高学年外での体育 熱中症に気を付けながら

 朝方は涼しかったものの、日中は気温が上がり暑くなりました。台風の影響は大きくなさそうですが、熱中症には常に気を配る必要があると思います。

 そうしたさなか、高学年が外で体育を行っていました。6年は短距離走、5年は走り幅跳びです。一生懸命やっている子がほとんどでしたが、中にはまだ気合が入らない子も(笑)。体育においては、目標をもたせることが大切ですが、なかなかその気にさせるのが難しい場面もあります。この蒸し暑さがそれを助長しているのかもしれません。気を付けるべきは、熱中症。子どもたちに声掛けをしながら、徐々にペースをつかませていければと思います。

 体力は学力と同じぐらい大切な生きる力です。小学生のうち、体を動かす楽しさ、記録を伸ばす喜びを味わわせることはとても大切です。暑さから身を守らせることも大切ですが、暑さに負けない基礎体力を伸ばすことも大切。子どもたちの健やかな成長のため、気を付けながら指導していきたいと思います。繰り返しになりますが、ご家庭でも早めの睡眠、バランスのよい食事、整った生活習慣づくりなどにご協力ください。

 

5年生減災教育(地震)を行いました

 今日の天気を一言でいうと、「蒸し暑い!」それに尽きる一日でした。

 そして9月1日は防災の日。市役所危機管理課の方をお迎えして、地震を想定した「減災教育」を行いました。

各グループごと、北谷小の地図が与えられ、①自宅②近くの公共施設にシールを貼っていった子どもたち。こらこら誰ですか、スーパーマルサンに公共施設のシールを貼っているいる人は。次に、地図の④水路⑤道路⑥通学路にカラーペンで色を付けていきます。すると、子どもたちは気付きます。

「意外に、水路って多いね。」

「自宅の近くに公共施設がない。避難場所は、どこが一番近いかな。」

 子どもたちは、学区の地図を見直して、改めて自分たちの身近なところに潜む危険性に気付いていきます。

 そして、改めて講師の方が東日本震災のときの、道路の切断や水路の危険性について触れ、「強い地震があったとき、どのようにすればよいか、みんなで考えましょう。」と子どもたちの話し合いを促していきました。

 減災教育の基本は、自分の命を自分で守ること。それは、身近な危険を意識し、どのように行動すればよいのかを日ごろから考えておくことが重要となります。この減災教育は毎年度5年生に実施していますが、高学年になった子どもたちの防災意識を高めるためにはとてもよい取組だと思いました。

 危機管理防災課のみなさん、有意義な教育の機会を与えてくださり、大変ありがとうございました。

 

通学班会議を行いました

 朝方は涼しかったけれど、午後はとても暑くなりました。少しずつ、季節が進んできているようにも思います。

教室も、少しずつ軌道に乗ってきました。4年生は、夏休みの体験発表会を子どもたちが生き生きと行っていました。みな立派な発表態度で、とても感心しました。1年生は、ICT支援員の湯川先生のご指導のもと、タブレット端末の操作に一生懸命取り組んでいました。こちらも少しずつ、夏休み気分が抜けつつあるようです。

 昼休みに通学班会議を行いました。新学期を迎え、通学班の場所、集合時刻、安全に登校するためのきまり、横断歩道の歩き方などを改めて確認しました。班長さんを中心に、全員で安全な登校の仕方について話し合うことができました。

 今はまだ、新学期が始まったばかりなので朝の登校の姿勢がよくできています。しかし、日にちが経つと慣れが生じ、ルールを守る姿勢があいまいになってくるかもしれません。学校でも、子どもたちの安全のため、粘り強く指導を続けてまいります。ご家庭でも、事故は油断する心のもとにやってくる、ということをお子さんにお伝えいただけると幸いです。

 2学期第1週もあと2日、引き続き、お子さんの健康管理にご配意くださるようお願いします。

2学期が始まりました 子どもたちに「見通し」と「希望」を与えたいと思います

 冒頭の文章でも触れましたが、今日から79日間の新学期が始まります。欠席した児童は0ではないものの、新型コロナの感染等によるお休みがとても少なかったことに安堵しました。ただそこで安心してはいけないと思います。学校だよりの文章でも触れたように、特に、室内換気に気を付けていきたいと思います。ご家庭では、毎日お子さんの体温計測と、アプリLEBERへの入力にご協力ください。

 始業式の校長講話では、長い2学期、充実した日々を送り自分を成長させるために「目標」をもつことの大切さについて話しました。「夢は大きく、目標は小さく」といいます。日々の小さな目標を着実にこなすことが、自分を大きく成長させます。子どもたちが自分自身で毎日小さな目標を立て、それを実現していくことが成長への着実な道のりです。ご家庭でもご支援をいただければ幸いです。

 4年生代表児童が、1学期の成果と2学期の抱負を述べてくれました。1学期、自分は先生に認めてもらったり、努力したりしてこれだけ成長できた。だから、2学期はこんな目標を立ててがんばりたい。素晴らしい内容を、静かだけれど、力強い言葉で述べてくれました。全校児童の模範になったと思います。ありがとう!

 教室に、笑顔と歓声が戻ってきました。近年では、「登校日」を設けることがなくなりました。それがあると、新学期への不安を和らげるクッションになるので、ないことが心配でしたが、子どもたちは思ったよりもずっと元気でした。きっと、久しぶりに友達と出会えたこともうれしかったのでしょう。とてもありがたく思いました。このよい流れを大切にしていきたいと思います。

 今日、子どもたちがとても元気に登校してきてくれたのも、ご家庭の支えがあったことが大きかったと思います。夏休み、子どもたちの生活を支えてくださり、本当にありがとうございました。

 長い2学期を有意義に過ごすには、「見通しをもつこと」「希望をもって努力すること」が大切だと思います。その日その日を行き当たりばったりで過ごすことなく、いつでも未来の自分を見つめ、今の自分の不足を補う努力を少しずつ積み上げることに、成長の糧があります。職員一同、子どもたちが日々健やかに成長できるよう、一生懸命支えていきたいと思います。2学期もよろしくお願いいたします。

一学期終業式 楽しく、充実した夏休みを

 梅雨のぶり返しのような雨続きの日が過ぎ、夏本番を思わせる暑さになりました。

今日で、69日間の一学期が終了しました。一学期終業式を行いました。担任の先生も、黒板に子どもたちのこれまでのがんばりを労い、黒板いっぱいにメッセージを書いて迎えました。

 終業式の校長講話は、コロナの第七波に備えて感染に十分気を付けることと、夏休みの時間を使って、「読書」と「自然体験」に親しむよう伝えました。どちらも、子どもたちの心を潤し、探究心を高め、生きる力と豊かな心をはぐくむものです。子どもたちはゲームやYouTube鑑賞に傾きがちです。それは、どちらも心をとらえて離さない魅力があるからです。でも、それらは「残らない喜び」です。ゲームも、ネット動画鑑賞も、みているときは楽しいかもしれないけれど、終わってしまえば何も残らない。そして、そのうちにどんどんもっと刺激のあるものが欲しくなってくる。たとえてみれば、「降りてしまうと何も残らない」ジェットコースターと同じです。

 その反面、読書や自然体験は「残る喜び」です。知的探求心を満たしたり、心を潤したりしてくれる読書や五感を使った自然体験は、成長につながる素晴らしい営みです。その呼び水にするために、ちょっとしたクイズを出してみました。

 子どもたちが読書や自然体験に親しめるようにするのは、ご家庭のお考えがとても大切です。夏休みが子どもたちにとって有意義なものになるように、ご配意いただければ幸いです。(写真は、「下から上に登る雷って、ある?」のクイズです。)

 そして2年生の代表児童が、1学期にがんばったことの作文をしっかりした口調で読み上げてくれました。とても立派な態度でした。聞いていた子どもたちも、1学期の自分の努力をふり返り、2学期の成長のばねにしてほしいと思います。

 そのあと、安全主任の小池先生や、生徒指導主任の郷田先生から夏休みの生活で気を付けることを伝えました。水の事故、花火、交通事故など、注意すべきことがいろいろあります。学校でも繰り返し指導いたしました。ご家庭でもお声掛けくださるようお願いいたします。

 こうして子どもたちは先生方から通知表を預かり、笑顔で帰宅していきました。今年の夏休みは39日間。長いようで、あっという間です。その貴重な一日一日を未来に向かう成長にプラスにするためにも、読書や自然体験をたくさんしてほしいと思います。また、楽しく過ごすために、事故やケガ、感染等に十分気を付けてほしいと思います。

 保護者の皆様のご理解とご支援のもと、一学期を終了させることができました。心よりお礼申し上げます。お子さんとごいっしょに、保護者の皆様も感染に十分ご注意の上、楽しい夏休みをお過ごしください。

 

ナイロン製ランドセルの使用について

 いつも大変お世話になります。日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。保護者の皆様に子どもたちを支えていただいたことにより、明日一学期の終業式を迎えることとなりました。

 突然で恐縮ですが、本日はナイロン製ランドセルについてホームページ上でお伝えします。

 先日、本校の保護者の方から「ナイロン製ランドセルを使用してよいか」というお問い合わせがありました。そこで、吉川市教育委員会や市内の複数の小学校に問い合わせてみたところ、いずれも「ランドセルの材質に特に規定はない」「学校の考えで使用を認めてよい」との返答がございました。 

 その一方で、ナイロン製ランドセルには次のような課題があると考えます。

① 従来のランドセルと大きく異なる形状のものは、登下校中等のトラブルにつながる可能性がある。

② 軽量である反面、衝撃吸収性に劣るかもしれない。そのためクロームブックのような精密機械を持ち運ぶ際に、落としたりぶつかったりしたとき破損する可能性がある。

 このことから、ご家庭のお考えのもとナイロン製ランドセルをご使用になるときは、次の2点にご配慮いただけれると幸いです。

① 形状は、従来のランドセルと近いものを選ぶ。

② クロームブックを持ち運ぶときは、万が一ランドセルがぶつかったり落としたりしても、破損しないようにキャリングケース(安価なものでよい)を使用するなどして、衝撃に備える。

 これらのことにお気を付けいただければ、ご家庭のお考えのもと、ナイロン製ランドセルをご使用いただいて構いません。

 北谷小ではお子さんのランドセルの軽量化を図るため、引き続き「置き勉」の利用を推進しています。詳しくは、担任または北谷小までお問い合わせください。

 また、このページでお伝えした内容は、保護者の皆様にナイロン製ランドセルの購入をお勧めするものでは決してないことを申し添えます。

 以上、よろしくお願いいたします。