学校ブログ
今日もいろいろありました 県民の日の前日
週末から、急に寒くなりました。いよいよ、冬の足音が近付いています。
朝の時間、2年生が読み聞かせ「パネルシアター」を行いました。読み聞かせボランティアの皆様はとてもお上手。みんな姿勢よく聴いています。
しっとりと情感あふれる読み聞かせに、子供たちから拍手喝采が起きました。「ありがとうございました!」
子供たちがまた本を読みたくなったようです。ボランティアの皆様、ありがとうございました。
11月28日(火)の持久走記録会に向けて、業間休みの時間にも練習を始めています。今日は、1・3・5年生が走りました。各自、目標に向かって一生懸命でした。
5校時、6年生が体育館で埼玉県警の非行防止指導班「あおぞら」の皆様をお招きして薬物乱用防止教室を行いました。現職の警察官ならではの、説得力のあるお話をたくさんしていただきました。
「ノンアルコールビールや電子タバコは、大人のための製品であって、子供が使ってよいものではありませんよ。」
「お酒・たばこは薬物の入り口です。未成年のときからお酒・たばこに手を出した人は、薬物乱用に移行しやすいんです。」
「覚せい剤と大麻、どちらの使用が多いと思いますか。そう、今は覚せい剤です。でも、大麻の使用がものすごい勢いで拡大しているんです。原因はインターネットの普及です。インターネットを使うと、大麻を手に入れやすいんです。でも、覚せい剤も大麻も、たとえ使わなくてももっているだけで犯罪になります。そして、最近はオンラインゲームが入り口になることも多い。気を付けてください。」
「はっきり断る。強い意志をもって断る。これが大切です。」
どれも、とてもためになるご指導でした。某有名大学運動部の事件に象徴されるように、若者の間でインターネットを使った薬物の入手が広がっているとのことです。学校と家庭、地域が協力して子供たちを守ることが大切です。改めて、「何があっても、薬物には絶対に手を出してはいけない」ということを、機会を捉えてお子さんにお話しいただければ幸いです。
「あおぞら」の皆様、本日は大変ありがとうございました。
小野先生に食育指導の授業をしていただきました
11月も中旬に差し掛かると、さすがに日中の暑さも一息つき、ようやく「秋が深まったかな?」という実感がもてるようになります。
栄養士の小野先生をお迎えして、6年生が食育の授業を行いました。
「それでは、今日の授業では一食の献立を考えてもらいます。皆さん、五大栄養素はわかりますか?」
「はい!」「「炭水化物」「たんぱく 質 」「 脂質 」「ビタミン」「 無機質 」です。」
「はい正解。さすが6年生、完璧です。そして、メニューづくりには、その先にも課題があるんです。」
「その一つが、季節感です。献立づくりでは、季節感を意識するといいですね。例えば今年は昨年よりはサンマが安くなりました。その付け合わせに、スイカはどうでしょう。」
「えー。」「ちぐはぐです。」「秋と夏がごっちゃ混ぜ。」「柿とかがいーです。」
「そうですね。それが季節感の演出で、メニューを考える上で大切にしたいことです。」
子供たちは、うんうんとうなずきながらお話を聴いています。
「それに加え、色合いも大切です。例えば主食がごはん、汁物はお味噌汁。主菜がサバの味噌煮、副菜がほうれん草のゴマみそ和え。このメニューの問題はどこでしょう。」
「みそ味ばっかり(笑)。」「色合いがほとんど茶色!」
「その通りです。おみその味付けばっかりで、色も同じ。これでは、せっかくの食卓が楽しくありません。色合いなども、メニューづくりに取り入れるといいですね。」
「それでは、これまでの学習を生かして、夕食のメニューをつくってみましょう。例えばねえ、ご家庭の会話でこんなことがあります。今日の夕食、何にしようかしら・・・、と思って家族に聞きます。すると「なんでもいいよ。」という答えが返ってくることがあるけれど、ちょっと困りますね。まず、和・洋・中のどれかに決めるといいでしょう。さあメニューをつくってみましょう。わからない人は、質問してね。」
早速子供たちはメニューづくりに取り掛かります。
「えーっと、主食はやっぱりご飯だよねえ。」
「鳥からって、和食?洋食?」
「ちょっと見せて・・・。なにこれ、主菜がオムレツで副菜が豚バラ巻き、汁物が豚汁?肉ばっかじゃん!」
「あーそっかー(汗)。」
子供たちは実に楽しそうにメニューを考えていきます。
「さあ、みんな一生懸命考えてくれました。夕食の献立、つくってみてどうでした?」
「大変でしたー。」「考えること多くて。」
「そうですね。私たちも、苦労しながら給食のメニューを考えています。これからもおいしく食べてくれるとうれしいです。みなさんが考えたメニューは、給食の献立づくりの参考にさせていただきます。ひょっとして、皆さん考案のメニューが、採用されるかもしれませんよ(笑)。」
「あ、じゃこれ採用してくださーい!」
とても楽しい1時間の学習になりました。
北谷小は今年度、総合的な学習の時間に積極的に食育を行っています。南中学区で、共通したテーマです。今日、6年生が楽しく食育学習を行ったことは、子供たちの実生活に役立つだけではなく、小中一貫教育のプラスにもなるでしょう。
食は生活、健康の基本。これからも、バランスのよい食事を意識してほしいと思います。小野先生、楽しい授業をありがとうございました。
市内音楽会に出場しました
天気予報は、次第に秋が深まってくるといいますが、日中の日当たりの強さからは、まだ夏を感じてしまいます。
本日、中央公民館で市内音楽会が4年ぶりに開催されました。北谷小からは、5年1組が代表として出場しました。市内8の小学校から代表が参加し、練習の成果を披露しました。
いよいよ、北谷小の出番となりました。緊張した面持ちで舞台に上がった子供たち。さあ、発表の開始です。
始めは緊張していてもすぐにペースをつかみ、堂々と歌う姿には感心させられることしきり。子供たちは如何なく練習の成果を発揮して。会場に美しく合唱の声が響き渡りました。ピアノ伴奏も緊張に負けず、素晴らしい演奏を披露していました。
「世界が一つになるまで」を最高の出来で歌い終わり、みんな勢いとリズムに乗ってきました。さあ、二曲目の「風になりたい」です。元気に、さわやかに歌い上げました。曲は最高潮からフィナーレへと美しく続き、会場から大きな拍手をいただきながら、最高の発表を終えることができました。
すべての学校の発表が終わり、リラックスした表情で、記念写真を撮りました。ピース!みんな、本当によくがんばりました!
帰り道、子供たちから「楽しかったです。」という声を聞きました。なんと素晴らしい感想でしょう。力を出し切り、仲間と心を一つにして最高の発表ができなければ、こうした声を聞くことはできません。子供たちにとっても、最高の発表となったことが伝わってきました。
もう一つ、北谷小の子供たちに力を与えたのは、他校の発表でした。どの学校も練習時間の不足する中、精いっぱいがんばり、美しいハーモニーや力強い歌声を聴かせてくれました。「よし、自分たちも負けずにがんばろう!」そうした思いもモチベーションになったと思います。子供たちは、互いに学び合うことの素晴らしさも実感できたことでしょう。
今回の音楽会では、オンラインで校内に発表し、11月4日には保護者の皆様に練習の成果を聴いていただきました。そうした経験を積み、子供たちは自信をもって今日という日を迎えることができました。「行事は人を育てる」の言葉のとおり、教科書を読むだけでは学べないたくさんの大切なものを、この音楽会の取り組みを通して学ぶことができたと思います。
さらにうれしいのは、今日は学級全員が参加できたことです。保護者の皆様に、子供たちの健康管理の面で多大なご協力をいただいたと思います。ありがとうございました。
この経験を胸に、5年生はまた明日から、学校の教育活動一つ一つを通して、成長していきます。
高学年 持久走試走 低学年 デジタルシチズンシップ
昨日よりは気温が下がるという予報でしたが、日中はとても暖かくなりました。1時間目、高学年が持久走記録会の本番と同じコースで試走を行いました。力の限り走り、やりきった表情でゴールした子がとても多かく、立派でした。
保護者の皆様にLEBERの入力にご協力いただいたおかげで、運営がスムーズでした。大変ありがとうございました。今週から休み時間等にも練習を行います。引き続き、お子さんの健康観察とLEBER入力にご協力をお願いします。
また、吉川市特任教育支援員 大西 久雄先生をお招きしてICT利活用の基礎・基本を学ぶ「デジタル・シチズンシップ教育」を行いました。今回は低学年が対象です。
1・2年生にも理解できるよう、「SNS」「アカウント」等の言葉を極力避け、わかりやすい授業を展開された大西先生。「インターネットに一度出た情報はね、消せないんだよ。難しい言葉で、「記録性」というんです。」
「一度、自分の写真をインターネット上で見せてしまうと、たとえ消しても、コピーをとられてそれがいろいろな人にわたってしまう。インターネットは便利だけれど、そういう怖さがあるんだね。」
また、2年生には一歩進めて、「じゃあ、このショート動画をみてごらん。」と投げかけました。
動画には、ネットを使った近未来の生活が映し出されました。オンライン診療を受けたり、IOT(もののインターネット)で、帰宅すると冷蔵庫がしゃべって、おすすめレシピを教えてくれたりと、子供たちも興味津々で画面をみていました。
大西先生は、「すごい、と思うだけではなく、どんな心配なことがあるかも書いてごらん。」と投げかけ、子供たちに不安なことも意見として書かせ、発表させていました。子供たちは様々な考えを書き、ネットを活用した生活の光と影について考えていました。
その様子は、吉川市教育委員会 戸張教育長さんもご覧になっていました。
いつもお伝えしていることですが、大西先生のご主張は常に一貫しています。「生成AI」等、新しいテクノロジーが出るたびに、その危険性ばかりに注目し、「不安だから使いたくない」と、生活から遠ざけていては「Society5.0」と呼ばれる高度に発達したネット社会のよき構成者になれない。常にICTの光と影を知ることで、上手に活用し、生活を豊かにすることが大切なんだよ。いつもそのようなメッセージを子供たちに教えてくださいます。
大西先生のご尽力のおかげで、低学年の児童にも、これから学ぶICTの基礎・基本部分を築けてきていると思います。今日も貴重な授業をありがとうございました。
今週より持久走練習が本格化します 健康チェックをお願いします
朝は雨が降りしきったのに、妙に気温が高く、午後からも気温が上昇し、またもや夏日になったようです。
11月4日(土)の学校公開では、多くの保護者の皆様にご来校いただき、誠にありがとうございました。その際、持久走記録会のLEBER入力についてお願いの文書を配信しました。今週から、持久走記録会の練習が本格化します。万が一の事故を防ぐために、LEBERの「持久走練習/大会に参加します 参加しません」の項目に、毎日チェックをお願いします。
今日も、気温が上昇した運動場(校庭)で、4年生が練習に打ち込んでいました。お互いに励まし合いながら走る姿がとてもさわやかでした。空いっぱいに広がったうろこ雲も、子供たちを応援しているかのようでした。
持久走は、「自分との闘い」になります。練習時の記録を、1秒でも2秒でも上回れば、それは素晴らしい成長です。順位に価値を置く子もいることと思います。でも、大切なのは「昨日の自分を乗り越える」こと。苦しみを乗り越え、自分の成長を実感してほしいと思います。
そのために、子供たちの健康状態の把握と、毎日のLEBERへの入力をお願いします。
11月4日(土)学校公開を行いました
11月4日(土)、学校公開を行いました。連休の中日にかかわらず、多くの保護者の皆様にご来校いただきました。その様子を一部お届けします。
子供たちの日常の授業の様子をみていただり、陶芸教室で一緒に作品づくりに携わっていただいたり。5年生は11月9日(土)の市内音楽会の成果発表を行いました。緊張していることを感じさせないぐらい、これまでの練習成果を十分発揮できた発表となりました。他の学年の児童も、保護者の方にがんばっているところをみていただいて、とてもうれしかったようです。いつもの1.5倍ましで授業に集中していました(笑)。
子供たちは、自分のいいところをおうちの人にみて、ほめてもらいたいのです。ご参観くださった方は、子供たちの学校でのがんばりをほめ、励ましていただきたいと思います。それが次へのやる気につながります。
ご多用中にも関わらず、ご来校くださり、誠にありがとうございました。
少年センター 補導委員の皆様 あいさつ運動
11月に、夏日?!日中の校庭は、あわや30℃に届こうというぐらいの暑さになりました。
吉川市少年センターに所属される補導委員の皆様は、市内の小・中学校を順に回ってあいさつ運動をしてくださっています。今日は北谷小にいらして、下校する子供たちにあいさつをしてくださいました。
「はいみんな、さようなら。気を付けて帰ってね!」
「あれ?校長先生、どうしたんですか?」
「少年センターの補導委員の先生方があいさつ運動にいらしたよ。ちゃんとあいさつしてね。」
「はーい。さよーならー!」
「はい、みなさん、さようなら。」
みんな元気にあいさつをして帰っていきます。
「北谷小のみなさん、さようなら。」「はい、さようなら。」
「明日の休みは、ゆっくり休んでね。土曜日また会おう!」「はーい!」「写真撮ってくださーい!」
…趣旨の違う写真になってしまいました(笑)。
子供たちは元気なあいさつをしながら、楽しそうに帰っていきました。
先日の北谷小フェスティバルで書いたように、コロナが一段落して、こうしたコミュニケーションが至るところで戻ってきたと思います。元気に「さようなら」のあいさつをして、楽し気に帰っていく子供たち。本当にほほえましい光景でした。
一方、校内のインフルエンザの流行が完全に収まったわけではありません。土曜日の学校公開では、マスクの着用等にご協力くださるようお願いいたします。
補導委員の皆様、あいさつ運動にご来校くださり誠にありがとうございました。
一年生 楽しかったよ 砂遊び
日中まるで夏日を感じるような暖かさが続きます。1年生が生活科で、砂遊びをしていました。
泥団子をつくったり、砂山をつくったり、じょうろやペットボトルで水を流したり。みんな大喜びのおおはしゃぎ。みんな夢中で楽しみながら、たくさんの学びができました。みていて元気をもらえるような学習でした。
ただ、一つ気がかりなこともありました。生活科という教科に、このような学習が設定される、ということは子供たちが日常的にこうした遊びができない、ということの裏返しなのかもしれません。今、日本中で、子供たちが遊び場を奪われているのかもしれません。
経済、経済、経済。この連呼が話題です。確かにその通りだと思います。経済の発展こそ、人々の生活の安定と幸福につながります。でも、あまりに経済を優先すると、人間にとって大切なものが置き去りになってしまうと不安に思うのは私だけではないはずです。
地域に自然があふれ、子供たちが歓声を上げて遊べる安全な空間があり、大人たちがそれを見守れる時間的な余裕がある。そうした社会でこそ、子供たちは健全に育ちます。
子供たちに与える大切なものは、そのまま将来地域に還元されます。これからも、子供たちを大切にする社会でありたいと思います。
2校時 避難訓練(火災)を実行しました
朝夕は冷え込むものの、日中は比較的暖かい日が続きます。
2校時、火災対応の避難訓練を行いました。2階の家庭科室から出火した想定です。子供たちにはハンカチを用意させ、口元を押さえて避難させました。
校庭への避難はスムーズでした。しかし、ごく一部でしたがハンカチをもっていなかった子もいたので、全体指導しました。
「火事で一番怖いものは何か、知っていますか?」「煙です。」子供たちはしっかり理解しています。
「そうですね。煙の中には有毒なものが含まれているから、絶対に吸い込んではいけません。ハンカチをもっていることで、命が救われるかもしれません。ハンカチをしっかりもっていてください。そして、煙以上に怖いものがあります。」
子供たちは首をかしげます。
「それは、パニックになった心です。もしみなさんが、階段を降りるときにパニックに駆られて、前の人を押したらどうなりますか?そう、階段から転がり落ちて、火事よりも大きな被害が出るかもしれません。だから、先生方に『おかしもち』を教わりましたね。一番怖いのは、パニックになることです。万が一本当の火事になっても、落ち着いて行動することの大切さを忘れないでください。」
子供たちはしっかり話を聴いてくれました。今日の避難訓練は、とてもよくできていました。ご家庭でも、落ち着いて行動することの大切さについて、機会をみて話題にしていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。
音楽朝会 五年生 見事な合唱を発表しました
5年1組は、11月9日、市内音楽会に出場予定です。本日はその成果を、全校児童に発表しました。校内でインフルエンザ等が流行っている状況なので、体育館から教室にオンライン中継しました。
五年生は練習の成果を生かし、素晴らしい発表をしました。全員がしっかりと指揮の先生をみて豊かな表情で歌ったこと。二部合唱のハーモニーも美しく、見事なチームワークをみせたこと。全校児童に、素晴らしいお披露目ができたと思います。11月4日(土)には、保護者の方に公開する予定です。
五年生、素晴らしい発表をありがとう!
学校運営協議会 懇話会 協議員の皆様ありがとうございました
2日後の更新になります。(先週末は忙しすぎて、アップできませんでした。申し訳ございません)このホームページをアップしている29日(日)は、朝から冷たい雨が降っていました。ここ数年感じていることですが、長い長い夏が過ぎると、秋がとても短く、すぐに木枯らしの季節がくるように思います。
27日(金)、学校運営協議会を行いました。学校運営協議会は、地域の代表の皆様に学校の運営状況についてお伝えし、ご意見やご指摘を述べていただき、もって学校運営改善に資する場となります。第2回は、各教室の授業の様子をご覧いただきました。
授業をご覧いただいたあと、協議員の皆様には次のようなご意見をいただきました。
「子供達が落ち着いている。先生方の努力が窺える。」
「先生方が丁寧に授業を行っていることがわかった」
「廊下に掲示してある図工作品から、子供達の一生懸命さが伝わってきた。」
「小学校・幼稚園としっかり連携して、保養小連携、小中一貫教育に取り組んでほしい。」
「子供達が以前に比べて、あいさつができるようになってきている。」
「子供達がよく意見を発表していた。様々な発表の機会が与えられていることはよい。」
協議員の皆様には、肯定的なご意見を多くいただきました。また今後も、子供達の学力・体力・豊かな心・規律ある態度を伸ばしてほしいとの励ましのお言葉も頂戴しました。協議員の皆様、大変ありがとうございました。
学校運営協議会は、学校が地域に学校運営についての説明責任を果たし、信頼を獲得し、地域の協力のもと学校・家庭・地域が一体となって子供を育てるための取組みの一つです。「家庭・地域の教育力が低下した」といわれて久しくなりました。しかし厳密にいうなら、家庭・地域の教育力が低下したのではなく、価値観が多様化した、というべきでしょう。
端的な例として、学歴社会の崩壊が挙げられると思います。遡ること40年以上になるでしょうか。「一生懸命勉強して、よい学校にいき、よい会社に就職することが人生の幸せ」という社会通念がありました。保護者も、学校の先生も、ご近所の酔っ払いのおじさん(失礼!)まで同じことをいうので、子供達は皆それを信じました。しかし悲しいかな、それが「苛烈な受験競争」というインフレーションにつながってしまった。子供達は皆、睡眠時間を削って厳しい受験競争に身を投じていきました。勉強して、よい成績を挙げることが将来の幸せ。日本中がそう信じて疑わなかった時代こそ、家庭・地域が高い教育力をもっていたのだと思います。
しかし、バブル経済の崩壊後、終身雇用制が一気に崩壊しました。価値観が多様化し、もはや「学校ってなんで行かなくちゃいけないの」「塾で学べばいいんじゃね」という認識すら浸透しつつあります。そのような時代だからこそ、学校は、家庭・地域と価値観を同じくして子育てに取り組む必要があると思います。
自己実現を果たし、幸せに生きるために学びは必要です。学校という縮小化された社会の中で、望ましい人間関係を築くコミュニケーション能力や、仲間と協働して課題解決を目指す力=数値で表せない学力は、ペーパーテストの点数以上に大切です。塾でその力を付けることはできません。子供達が将来経済的・精神的に自立し、夢を叶える自己実現を果たすために、学び続けることは大切だと思います。そうした思いを、家庭・地域の皆様と共有していきたいと考えます。
学校保健委員会「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」を行いました
6年生は修学旅行二日目。現地はとてもいいお天気で、旅程も順調とのことで、何よりです。
本日、3年生とPTA厚生委員の皆様をお招きして学校保健委員会を行いました。内容は「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」です。ヤクルト販売(株)から講師の木村さんをお招きして、1時間の出前授業を行いました。
「みなさん、この水色の部分の名前を知ってますか?」「胃でーす!」「よく知ってますね!では、このオレンジの長いところは?」「えーと、腸?」「そう、小腸です。では、小腸って、どのぐらいの長さかな?」「え?」「2メートルぐらい?」「では伸ばしてみましょう。お手伝いしてくれる人ー!」「はーい!!」
小腸を伸ばしてみると、なんとその長さは6メートルにもなりました。「うわー!」「長ーい!」「そう、これだけの長さの小腸で、栄養を吸収しているんです。」
「腸の働きが整うと、病気になりにくい元気な体になります。そのために大切なことが、早寝・早起き・朝ごはん・朝うんちです。毎日、こうした習慣を続けることが、大切ですよ。わかりましたか?」「はーい!!」「では、みんなでよい生活習慣を続けるために、目標を決めましょう。代表の人、発表してくれますか?」「はい、夜は午後9時頃寝たいと思います。」「私は、朝は6時に起きたいと思います。」「ふたりとも、素晴らしい目標ですね!みなさん、応援の拍手をしましょう。」
「おなかの中を整えてくれるのは乳酸菌という善玉菌です。大腸菌という悪玉菌を、やっつけてくれるんです。このヤクルトには乳酸菌がたくさん含まれていて、おなかの中をきれいにしてくれるんです。今日は、みなさんが一生懸命勉強しておなか博士になったのを記念して、みんなで飲みましょう。」「やったー!!」ヤクルトを配っていただき、みんなは大喜び。
「おーいしー!!」「ヤクルトって、こんなにおいしかったっけ?」「ぼく毎日飲んでるー!」みんな大満足。
PTA厚生委員の皆様が、空き容器の片付けを手伝ってくださいました。ありがとうございました。
最後に、代表がお礼の言葉をしっかり述べました。「これからもおなかが元気になるよう早寝・早起きをしっかり守ります!今日はありがとうございました!」
近年の研究により、腸が非常にインテリジェンスな器官ということがわかってきています。腸内環境が保たれていると、コロナやインフルといった感染症、または花粉症の予防にもつながるとのこと。また、腸では脳内安定物質のセロトニンの95%がつくられています。腸内環境の改善がストレスを和らげ、心身の安定、健康につながるとされるゆえんです。
しかし、最も大切な要因は乳製品を積極的にとることではなく、「早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち」という望ましい生活習慣をしっかり守っていくことですよ、というご指導には子供たちもしっかりうなずいていました。学校保健委員会にふさわしい内容になったと思います。講師の木村さん、お越しくださったPTA厚生委員の皆様、大変ありがとうございました。
2年生町探検を行いました
日中は汗ばむ陽気になりました。10月下旬とは思えない暑さです。そんな中ですが、多くの保護者の皆様がご協力くださいました。
2年生が町探検を行いました。この日のために、子供たちは一生懸命下調べをして、インタビューの練習をしてきました。
岩出先生の注意を聴いて、さあ出発!
交通ルールに気を付けながら、目的に向かいます。保護者の皆様、ありがとうございました。
南中を調べるグループです。なんと、お忙しいにも関わらず、福嶋校長先生が対応してくださいました。「北谷小2年生のみなさん、ようこそ南中へ。」
福嶋校長先生と教頭先生に、校内を案内していただきました。
音楽で、合唱の練習をしていた学級の様子を見させていただきました。「歌声、きれい!」みんな感心していました。
最後に、福嶋校長先生に質問の時間を設けていただきました。「中学校の国語って、何をやるんですか?」「ううむ、質問の意味が広い(笑)。中学校の国語は、小学校よりずっと長い文章を読みますよ。」
福嶋校長先生は、とても丁寧に校内を案内してくださいました。「上の兄弟にあいたい」という子供たちの願いもかなったようです。準備は大変だったけれど、子供たちはとても多くを学びました。それも、多くの保護者の皆様のご協力のおかげです。大変ありがとうございました。
2年生、よくがんばりました!
1年生遠足 東武動物公園に行きました
10月17日(火)朝からウキウキ・ワクワクが止まらない様子の1年生。出発式を終えると、8時40分に貸切バスに乗り込み、東武動物公園に向かいました。
動物園に到着すると、はじめにアフリカサバンナゾーンに向かいました。にっこり記念撮影をしたあと、間近にいる動物にあちこちで歓声が上がりました。「やっぱりキリンて首がすごーく長い。」「見て、サイの角がかっこいいよ。」等、友達と感想を言い合っていました。
11時からはグループ活動をしました。グループ活動の約束を再確認してから見学したいゾーンを自由に回りました。ライオンやホワイトタイガーが人気だったようです。リーダーさんがグループのまとめ役としてよく頑張っていたのが印象的でした。
グループ活動が終わると、いよいよお弁当タイムです。30分以上前から「お弁当の時間はまだですか。」と何人もの子に質問されたぐらい全員お腹がすいていたのと、大好きなおかずがたくさん入っているお弁当なので、あっという間に食べ終わっていました。お弁当のあとの「おやつタイム」も子供達にとって楽しい時間となりました。
午後は「ふれあい動物の森」でモルモットとウサギに触ることができました。ふわふわでかわいい姿に「もっと触っていたい。」と名残惜しそうな表情の子供達。モルモットとウサギにお別れして、マントヒヒやペリカン、ウマを見ながら出口に向かいました。出口で万歩計を見ると、大人の歩数で11000歩がカウントされていたことに驚きました。1年生の皆さん、最後までよく頑張りましたね。ケガ等もなく、本当に楽しい充実した1日になりました。
就学時健康診断を実施しました
朝夕は冷え込むものの、日中は汗ばむ・・・・って、最近こればっかりですね。もう少し表現の工夫ができんのかい!と自分つっこみをして始めます。
本日、3時間授業にして就学時健康診断を行いました。令和6年度入学予定の新入児童と保護者の方にご来校いただき、健康診断を行いました。
昨年度との違いは、「子育て講座」を行ったことです。吉川市子育て支援課の飯野さんや、家庭児童相談員の中村さん、増田さんにご講演をいただきました。
「睡眠時間を十分とると、イライラしませんよ。」「肯定的な言葉がけによるしつけをしましょう。言葉は短く、的確に。そして、具体的にほめてあげることが大切です。」
子育て支援課の皆様は、市民講座でも子育てについてのご講演をされています。とてもためになる内容でした。ありがとうございました。
保護者の方に体育館で子育て講座をお聞きいただいている間、入学予定児童は職員の誘導に従って、順序よく健康診断などを受けました。みんな、とても静かに、しっかりした態度で検査の順番を待つことができました。
先生の指示をしっかり聞いて、立派に過ごせた入学予定のお子さんたち。ご入学を心よりお待ちしております。ご来校くださった保護者の皆様、ありがとうございました。
教育実習生 研究授業
一日遅れの更新になります。10月16日(月)、教育実習生の難波先生が、1年生の教室で研究授業を行いました。教科は特別の教科 道徳。難波先生は、忙しい合間を縫って、この日のために一生懸命指導案をつくり、授業の準備を行いました。この日の教材名は「はしの上のおおかみ」。親切・おもいやりを考える主題です。一本橋の上で、はじめは自分より弱そうな動物たちを通せんぼして喜んでいたおおかみさん。ところがある日、体の大きなくまさんが、自分を親切に通してくれたことをきっかけに、親切の大切さに気付いていく内容です。
難波先生の一生懸命な姿勢に、子供たちもよく応えていました。まだまだ緊張が抜けきれず、課題も残ったけれど、授業が終わった後の難波先生の安堵した表情が印象的でした。
難波先生も、子供たちも、本当によくがんばりました。とてもさわやかな授業でした。
教員を目指す若者が減少し、社会問題になっています。各現場で働き方改革は少しずつ進んでいますが、状況の改善には至っていません。今こそ、教員を目指す若者を社会全体で大切にするときだと思います。
難波先生の教育実習は今週で終わりになります。最後まで、たくさんのことを学び、輝く未来につなげてほしいと思います。
北谷小フェスティバル 雨の中でも大盛況
10月15日(日)、午前10時から午後1時30分まで、「北谷小フェスティバル」を開催しました。4年ぶりの行事となります。PTA役員の皆様、おやじの会の皆様、自治会の皆様、フレンドパークの皆様などにご協力をいただきました。当日はあいにくの雨になりましたが、会場は大賑わいになりました。
けん玉や射的に夢中になる子、
和気あいあい かがやきタイム
朝夕の冷え込みは厳しいものがありますが、日中は体を動かすと汗ばむぐらいの陽気になります。
お昼休みに、異年齢グループ遊びをする「かがやきタイム」を行いました。
まずは、集合。6年生リーダー「はい集まってー!」
体育館では、ボールぱちぱちゲーム(勝手に命名)で大盛り上がり。ボールを上に投げて、拍手を2回してキャッチできるか?たったこれだけのゲームですが、低学年の子は大喜びの大盛り上がりでした。
外で盛り上がっていたのはしっぽとりゲーム。これ、異学年でやるとほんと盛り上がります。
どーんじゃんけんぽん!タイヤでは低学年がちょっと危険なので、地面にラインをひいてあげていました。
「王道」ドッジボールも、大賑わいでした。
どのグループも、6年生が「みんなを楽しませよう」と心配りをしていたことが印象的でした。昨日の陸上では、鬼気迫る真剣な表情で、競技に挑んでいた6年生。今日はうってかわって和やかな表情で、和気あいあいとみんなを楽しませてくれました。いやあ、頼りになります。
自分の限界と戦う陸上、周りを和ませる異年齢集団遊び。どの行事も、6年生を成長させています。この流れを修学旅行にもっていって、一丸となって成功させてほしいと思います。
行事は人を育てる。行事の秋、満開です。
第32回 吉川市小学校陸上競技大会
さわやかな秋空が広がる陸上競技会日和となりました。10月12日(木)、第32回 吉川市小学校陸上競技大会を関小学校にて開催されました。この日のために、放課後練習を積み重ねてきた子供たち。4年ぶりの大会に緊張の面持ちで会場へと向かいました。
開会式に臨むカナリーイエローのシャツに身を包んだ選手たち。いよいよ、競技が始まります。
競技中は会場の移動を自粛する必要があるため、すべての競技の写真を撮ることはできませんでした。そのため競技の様子の一部をお届けします。
持久走男女の様子です。一心不乱にゴールを目指す選手たち。会場から割れんばかりの声援が送られました。
どの選手も真剣だった高跳び。成功してうれしそうな表情、バーを落とした時の悔しそうな表情が印象的でした。
競技に出場する前に、円陣を組んで気合を入れる選手たち。頼もしい限りです。
「北谷小ー!いくぞー!」「オー!!」
縄跳びでは、会場の声援がひと際大きくなりました。「がんばれー!」「絶対やりぬけー!」「できるよー!」
声援にこたえ、一生懸命集中するなわとびチーム。3分間やり抜くことを目指し、全集中!
最後の種目、400Mリレー。この競技は個人の能力だけでは勝つことができません。チームワークによるバトンパスが大きく勝敗にかかわります。どのチームも見事なバトンパスを見せ、見ごたえのあるレースが展開されました!
戦いを終えた北谷小の選手たち。はい、チーズ!学校に戻るときは全員でグラウンドに向かってお礼をいいました。「ありがとうございました!」
子供たちは全員、勇敢によく戦いました。満足のゆく成績を残せた子も、悔しさに打ちひしがれた子もいました。感心したのは、悔し涙に暮れていた子を周りが温かく励ます光景が多くみられたことです。練習を一生懸命やったからこそ、悔しくて涙が出るのです。その思いを経験することも、子供たちの成長につながります。
勝ってガッツポーズをするのも素晴らしい。負けて悔し涙に暮れることも価値がある。陸上競技大会は、学校対抗の競技会ですが、それ以上に子供たちの心身をはぐくみ、絆を強める場なのです。私は、学校同士の成績の比較などより、子供たちが競技を通じて得た経験、練習を通じて得た体力向上、そして仲間との絆の強まりの方がはるかに価値があると思います。
4年ぶりに開催された陸上競技大会。かつてのように、練習時間を十分とることは難しくなっています。また、下校時刻の調整や子供たちの体調管理等、保護者の皆様にも多くのご負担をいただきました。それでも、今日の子供たちの様子をみて、得るものが数多くあったと感じます。
コロナ禍中、開催が見送られた数々の行事。その中に、子供たちの心身を成長させる大切なものがたくさん散りばめられていました。それが今日戻ってきて、子供たちに多くのものを与えてくれたことに、改めて感謝しました。選手のみなさん、よくがんばりました。力いっぱい競技に挑んだ姿勢を、本当にありがとう。
5年生 減災教育
日中の気温は上がったけれど、朝夕はだいぶ冷え込んできました。市内の小中学校ではインフルエンザによる学級閉鎖が発生しています。幸いにして本校には未だ流行の兆しは見られませんが、それらの発生は局地的で脈絡がなく、予測がとても難しくなっています。いつ急に感染が広がるかもわかりません。お子さんの健康管理に十分ご配意いただければ幸いです。
5年生が、市役所危機管理課の方をお招きして「減災教育」を行いました。「宜しくお願いします!」
まずはご説明を聞きます。「今日行うのはD.I.G.という紙上訓練です。みなさんが住んでいる場所の地図を使って、災害時の対応を考える訓練です。それでは、さっそくやってみましょう。」
子供達は学区の地図に、自宅の位置や通学路、避難が可能な公共施設を記入していきます。
その作業を通じて、子供達は様々なことに気付いていきます。「そうか、万が一通学路が冠水したら、近くにあるこの場所に避難できそうだね。」
今年度は「災害対策用プライベートルーム」に触らせていただきました。万が一、体育館が避難所になったとき、着替えや授乳ができる空間となります。ワンタッチで組み立てることができる優れものです。子供も、立ったままなら20人近くが入ることができました。
水害、震災など、天災はいつ何時やってくるかわかりません。また、異常気象により水害の激甚化などの現象が顕著です。9月は台風の接近がなかったものの、これから季節は常に台風の発生に気を配らなければなりません。そんなとき大切なのが東日本大震災のとき注目された「津波てんでんこ」です。それは災害時の行動スキームをあらかじめ共有しておき、自分の判断で安全な場所へ避難すること。たとえばらばらでも、いち早く危険を察知して、安全を確保するための行動を自ら起こすことが命を守るために何より必要となります。そうした意味で、地図上で自宅や避難経路、避難できる公共施設の位置を把握しておくことはとても重要になります。
災害がいつ発生しても身を守るスキームを共有しておくこと。とても大切なことだと思います。危機管理課の方のおかげで、今日は貴重な学習ができました。大変ありがとうございました。
吉川市立北谷小学校
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