学校ブログ

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校内書き初め展と三郷特別支援学校交流学習

 今日も日中はとても暖かな日になりました。

 しかし、校内で大変風邪が流行っていて、欠席児童が多くなっています。現在、文部科学省や厚生労働省からの行動制限はかかっていませんが、今のウイルスの感染力の強さは決して油断できないものです。週末もマスク着用、うがい・手洗いの励行、定期的な換気など十分ご注意ください。

 校内巡視していると、5年生が一生懸命書写で書き初め練習に取り組んでいました。素晴らしい集中力でした。

 いよいよ、来週13日(火)は校内書き初め展です。心配なのは、道具の忘れです。きれいな文字を書くには、まず道具が整っていることが必要です。今週末にお声がけいただき、13日に書き初め道具の忘れがないようご配慮をお願いします。

 2時間目、2年生が「支援籍交流」を行いました。三郷特別支援学校に通っているお子さんと子どもたちが楽しく交流するイベントです。どんな内容か事前に聞かなかったので、体育館に様子をみにいってみると、まあどうでしょう。とっても楽しそうに交流をしていました。

 体育館中にドラえもんのテーマが流れ、色鮮やかなテントシートをみんなでもって、楽しそうにダンスを踊っていたのです。みていて、とても微笑ましくなりました。

 支援籍交流は、「インクルーシブ教育」のために行います。障害のあるなしにかかわらず、遊びの中で楽しく交流を重ね、互いの人権を尊重する温かい心を育てるものです。今日のプログラムは三郷特別支援学校の先生が用意してくださったものですが、さすが素晴らしい内容が用意されていることに感心しました。

 明日から週末、お子さんやご家族様の体調管理に十分をお気を付けていただき、安全にお過ごしください。

三年生消防車見学

 朝の冷え込みは格別でしたが、日中はずいぶんと温かくなってありがたかったです。子どもたちも業間・昼休みと元気に遊べて楽しそうでした。

 三年生が社会科の学習で消防車・救急車見学を行いました。吉川南消防分署の皆様にお越しいただきました。
「おはようございます。今日は、みなさんに消防車・救急車を直接おみせしたいと思います。」

「おはようございまーす!」「よろしくお願いします!」

「これが火事を消すときに使うホースです。折りたたむと、小さくしまえるんだよ。」

「すごーい!!」「消防車の中ってこんなになってるんだ!」

「これが消火のときに使うホースのジョイントです。」「かっこいい!!」「落としたらどうなるんですか?」

「いや、壊れます(笑)。そうならないように、みんな日ごろから訓練しているんですよ。」

「これが救急車の中に入れてある『ストレッチャー』です。さわってごらん。」

「あ、ちょっと固い!でも柔らかい。」「すごく高ーい!」「これで患者さんを病院まで運びます。」「救急車って、病院にあるんですか?」「いいえ、消防署にあるんですよ。」「えー?!」

 室内では、消防服に着替える体験をさせていただきました。「わあ、思ってたより重い!」

 未来の消防士さん、完成!

 あっという間の2時間でした。幸い、途中で出動もなく、最後までたっぷりと見学をさせていただきました。

「ありがとうございましたー!」「さよーならー!」

 吉川南消防分署の皆様は、本当に子どもたちのために貴重な時間を割いて、丁寧な説明をしてくださいました。本物の消防車や救急車、消火服に触れることができて、子どもたちも大満足でした。

 今、ちょっとしたヒーローブームです。ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊もの、「ヒロアカ」や「鬼滅の刃」等の中に、子どもたちがあこがれるヒーローがたくさんいます。でも、今日子どもたちの目の前に現れてくださったのは、まぎれもない本物のヒーローの皆さんです。日頃より訓練に励み、家事や事故が起きれば真っ先に現場に向かい、人の命を救うために最善を尽くす。それこそ、本物のヒーローといえるでしょう。そうした憧れの職業に触れさせておくのは、望ましい職業観、勤労観をはぐくむうえで最も大切です。最上のキャリア教育だと思います。

 お忙しい中、子どもたちのためにご来校くださった吉川南分署の皆様、今日は本当にありがとうございました。

業前運動と学力検査

 日中は日差しが暖かかったのですが、朝の冷え込みは格別でした。車の外気温計をみると、0度。子どもたちは通学路途中で水たまりに張った氷を見つけて喜んでいました。

 そんな寒い朝でしたが、今学期最後の業前運動を行いました。各学年の様子です。

 みんな、とっても元気に体を動かしていました。

 「こんな寒い中半袖半パンで、大丈夫?」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。でも子どもたちの適応力は大したものです。いざ始まると、元気に体を動かして、自然と笑顔もあふれます。本来子どもがもっているエネルギーが目覚めて、活力につながっていくのだと思います。

 コロナにかからないようにするためにも、体の免疫力を高めることが大切です。それには、元気に体を動かすことが有効です。そして心と体はつながっています。楽しく体を動かせば、気分もすっきりして学習効果が高まり、情緒も安定します。元気いっぱい体を動かすことが子どもたちの成長にもたらす好影響は計り知れません。みんな元気に体を動かして、立派でした!

 2・3時間目にはTK式学力標準検査を実施しました。

 結果は三学期、通知表ファイルに入れお渡しします。大切なことは、次年度を迎えるにあたり、国語・算数のどの部分が習熟できていて、その部分が課題になっているかを正しく理解することです。このテストは、通知表の成績には関係がありません。学力の現住所を知って、得意を伸ばし、不足を補うための客観的な資料となります。

 三学期にテストが返却されたら、お子さんと話し合い、家庭学習等の参考にしていただければ幸いです。

教育支援担当訪問 研究授業でがんばった子どもたち

 真冬の寒さの日が続きます。朝、車の外気温計をみたら、なんと3度。宇都宮でははやくも雪交じりの雨が降ったとのことで、いよいよ本格的な冬がきたようです。

 本日は特別日課5時間として、教育支援担当訪問を行いました。東部教育事務所と、市教委学校教育課の先生のお招きして、全クラスで公開授業を行いご指導をいただきました。4時間目と5時間目は、それぞれ2年生と4年生が研究授業を行いました。

 2年生は、「かけ算をつくろう」という単元でした。習得したかけ算を使って、日常生活の中で出会うような問題場面を想定して、自分たちの考えで解決していく授業です。

 子どもたちがクロームブックを使って自分の考えをどんどん発表していきました。様々なアイディアが出て、互いに考えを深めることができました。

 クロームブックを使うと、子どもたちの考えたアイディアが一覧表示されます。そこからアイディアの共通性や異なる部分を考えながら、よりよい解決方法を見つけることができるのです。ICT活用の素晴らしい面です。

 

 4年生は、「変わり方調べ」について自力解決学習を行いました。タイルを階段状に積み上げていって、まわりに「キラキラテープ」を貼る、という場面です。少ない段ならすぐわかるけれど、20段も積み上げると、どのぐらいキラキラテープが必要になるか見当を付ける必要があります。子どもたちに「どのぐらいの長さがいるかな?」と、生活場面に近い問題を出して、必要性と切実感をもたせます。子どもたちは解決のために、様々なアイディアを考えていきます。

 子どもたちは考えたアイディアを、席が近い子とペアを組み、わかりやすいように説明していきます。これがとても大切です。アイディアを他の児童にわかりやすく説明することで、考えが整理され、言葉による表現力も高まっていきます。「わかった!」という賞賛の言葉がもらえるのも、うれしいところです。

 そして、自分のアイディアや発見、気付きを全体で共有していきます。まさに、子どもが主役の授業です。クラスみんなで話し合う中で、どの考えが最も優れているかを共有していきます。

 担任は子どもたちの理解を高めるために、実態に応じた授業プランを練りこんでいきます。そして、得られた成果と課題を職員全体で協議し、よりよい指導方法への昇華していきます。「研究授業を行わなければ、授業の腕は向上しない」といわれるゆえんです。

 そうした担任のがんばりに応えるかのように、子どもたちも問題解決に一生懸命取り組み、素晴らしい発見をして共有していきました。どちらも、とてもよい授業だったと思います。

 本日の研究授業で得られた成果と課題を職員全員で共有し、日々の授業の質の向上に生かしていきたいと思います。

六年生読み聞かせ さすがの技術に脱帽

 昨日より、幾分寒さも和らいだように感じました。朝、読み聞かせボランティアの皆さまが、6年生に読み聞かせをしてくださいました。題目は昔話「小僧と山姥」、そして著名な絵本作家 五味太郎先生の「仕掛け絵本」の紹介でした。

 さっそく、読み聞かせをはじめると、子どもたちはその朗読の技術にぐいぐい引き込まれ、よく集中して聴いていました。その次の仕掛け絵本も、食い入るようにお話を聴いていました。

 さすがは読み聞かせボランティアの皆さま、お話に引き込む技術の素晴らしさに感心することしきりでした。

 VDT症候群という言葉があります。かつては、ディスプレイ症候群といわれていました。子どもたちが一日のうちのかなりの時間をつぎ込むゲームやネット動画は、派手な色と音の洪水です。そうしたものに慣れてしまうと、ひどい頭痛や肩こりなど体調の異変が生じる可能性があることと、文字だけを追うことが退屈になってしまい、文章を読むこと苦痛になることがあると指摘されています。

 そうした時代の中、子どもたちに本への興味をもってもらうことは難しいものです。その中でも読み聞かせは非常に有効な手段です。情感たっぷりに読み上げ、絵本の世界の中に引き込めば、子どもたちの想像力が広がっていきます。

 読み聞かせボランティアの皆さまの子どもたちを引き込む技術。本当に素晴らしいと思いました。私たち教職員も、みならいたいと思いました。うーん、がんばらねば。

一年生の図工 スタンプ!スタンプ!

 今日から12月。いきなり冬になったような寒い一日になりました。

 事情により、今日は午前中、1年1組と1年2組の図工を私(校長)が担当いたしました。1年生は担任したことがなかったので、うまくいくか不安だったのですが、はじめてみると、子どもたちのやる気とがんばりに、びっくりさせられました。

 子どもたちはおうちからもってきたいろいろな材料を使って、楽しくスタンプをしていきました。箱、ペットボトルのキャップ、おいもやナス、ブロッコリーなどの野菜、薬のびんなど、実に様々。それらをお気に入りの色に付けてぺったん、ぺったん。あっという間に楽しい作品ができました。

 1年生がうれしそうに作業に集中する姿をみて、とてもうれしくなりました。子どもたちは担任の先生に作品をみせることを楽しみにしていました。

 子どもたちが楽しくスタンプできるように、たくさんの材料をもたせてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。おかげで、楽しい作品ができあがりました。

通学班会議を行いました

 昨日の夜から妙に暖かく、季節が逆に戻ったような錯覚を受けました。今日も、曇りがちですが12月と思えないような生温かな気候となりました。

 お昼休みに、通学班会議を行いました。各地区の班に分かれ、通学班担当の先生から、次のようなお話を聞きました。

下に挙げたことは、主な項目です。

①通学路は必ず守りましょう。通学路は、学校とおうちの方が考えたみなさんにとって一番安全な通路です。

②通学路をとおるとき、横に広がって歩かないように気を付けましょう。

③忘れ物をして慌てて家に戻ると急いだり一人になったりして危険です。慌てずに戻らないようにしましょう。

④石を投げたり、空き缶をけりながら歩いたりすることは危ないので、やめましょう。

 どれも当たり前のことですが、実際守らせることは困難が伴います。学校が終わると子どもたちは一気に開放的な気分になるからです。大人だってそうですから。でも、そうしたとき思わず近道をしてしまったり、横並びで歩いてしまったりするものです。それが、いかに危険な行為かを、常日頃から呼びかけ、意識させることが大切です。

 今日は通学班を集め、改めて上のような話に加え、通学班の問題や、通学路の危険個所について確認しあいました。子どもたちの下校をいつも大人が見守れるわけではありません。子どもたち自身の安全意識を常に高めていかなければならないと思います。

 おうちでも、お声がけをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

市長さんとのミーティング

 午後からは雨交じりの強い風が吹き、下校が大変な子どもたちもいたことと思います。下校に職員が付き添ったり、帰りに注意喚起を促す校内放送を入れたりしたのですが、大丈夫だったでしょうか。

 傘は風に弱く、手元から離れて田に落ちたり、道路に出たりすると極めて危険です。学校でも指導いたしますので、ご家庭でもお子さんへのお声がけをお願いします。

 先週、持久走大会が終わって朝運動場の様子がガラッと変わりました。でも、ご覧ください。走っている子がいるのです。

 なんだ少ないじゃないか、という感想をおもちの方もいることでしょう。けれど、私はとても立派な子たちだと思います。

 現代っ子はものごとを合理的に考えます。「持久走大会の前に練習して、力を高めれば十分でしょ?」なるほど、一理あります。でも、日ごろからの練習を進めるのには訳があります。

 心と体はつながっています。体を鍛えれば、情緒が安定し、学力が高まります。一流のビジネスマンは、筋トレや余暇のスポーツを欠かさない人が多い。これには合理的な理由があり、体を鍛えることが想像力や思考力、そして活力を高めることが科学的に立証されているからです。心と体がつながっている証左です。

 でも、遊びたい盛りの子どもたちに「毎日走ろう!」と呼び掛けても、「えー?遊びたいー」となり、なかなか結果につながりません。

 今日はオンライン朝会で、こうした子どもたちの立派な姿を紹介しました。「継続は力なり」。一見遠回りな地道な努力こそ、成功への近道だということを、これからも子どもたちに伝えていきたいと思います。

 午後、吉川市の中原市長さんがお見えになり、子どもたちとのミーティングを行っていただきました。

 6年生の代表児童たちは、1時間たっぷり、市長さんと吉川市の市政等について話し合いました。ちなみに教員は立ち会えません。市長さんの「子どもたちの純粋な考えが聞きたい」とのご意向があるからです。

 終わった後、子どもたちに感想を聞くと、一堂に「楽しかったです!」という言葉が返ってきました。また市長さんにお話を聞くと、「いやー、感心しました。みんな考えがとてもしっかりして、的確な受けごたえができる。いや、楽しいミーティングができました。」ととてもうれしそうでした。

 吉川市にきて驚いたのですが、本当に市民と距離が近い市長さんです。6年生の子どもたちも、政治というものを一層身近に感じられたことでしょう。中原市長さん、お忙しい中どうもありがとうございました。

少年センターの先生方のあいさつ運動

 今日は最高気温も上がらず、どちらかというと寒い一日になりました。

 下校時、少年センターの先生方が、あいさつ運動にきてくださいました。

「さよーならー!」と元気にあいさつをして、帰路に就く子どもたち。センターの先生は以前は中学校籍だったのことで、「小学生は、よくあいさつをしてくれるのでうれしいですね!」と終始笑顔でした。

 いつも、子どもたちにはあいさつの大切さを次のような言葉で伝えています。

「鳥は、飛ぶことができるので空で過ごします。リスは、木登りが得意なので森に棲むことができます。では、わたしたちは人間はどうでしょう。あいさつができるので、人と人の間で過ごすことができるのです。だから、「人間」というのです。」

 子どもは、一人で生きていくことができません。必ず、多くの人とかかわって成長していきます。したがって、子どもたちが健やかに成長するために身に付けさせたい力がコミュニケーション能力です。私は、「友達と一緒に楽しく過ごす力」「仲間と一緒に困難な課題に立ち向かう力」は、学力や体力以上に重要だと思っています。

 その第一歩が、あいさつができることです。北谷小では、元気なあいさつを推奨しています。ご家庭でも、あいさつができることの大切さをお伝えいただければ幸いです。

 少年センターの先生方、ありがとうございました。

令和4年度 校内持久走大会

 朝から澄み渡る青空が広がり、絶好の持久走大会びよりとなりました。申し訳ありません、校長は出張が重なり報告を受けることしかできなかったのですが、多くの子が力の限り走り、年に1回の大会にふさわしい行事になりました。

 これまで、毎朝の持久走練習や、体育の試走でがんばって走ってきた子どもたち。実力を十分発揮できた子どもも多かったことでしょう。思うような結果を出すことができなかった子もいたことでしょう。

 でも、怖さをこらえて参加し、ゴールまで走りぬいた子はよくやったと思います。おうちでも、子どもたちにねぎらいの言葉をかけていただければと思います。順位よりも大切なのは、きちんと大会に参加して、最後までやり抜くことで、それができた子は、みな立派だということを。

 応援にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

持久走練習 高学年試走

 昨日とは一転、日中は10月なみの陽気となりました。朝方、グラウンドは湿っていたのですが、午後からはコンディションが回復したので、午前中に予定していた高学年の試走を、6時間目に行いました。高学年の児童からすれば、試走には抵抗があったことでしょう。しかし、本番での安全性を高めるために、一度コースを走っておくことはとても重要です。子どもたちにとっても、走りの戦略を立てられるますから。

 それでも、多くの子どもたちが真剣な表情で、ゴールを目指し、立派な走りを見せたことはとてもよかったです。

 印象的な場面がありました。順位にとらわれることなく自分のペースで走り、最後まであきらめずゴールした子に、そこにいた児童みんなから大きな拍手が送られたことです。とても美しい、感動的な光景でした。改めて、持久走の練習を通して子どもたちに何を学ばせればよいのか、思いを馳せることができました。

 現代社会の高学年の児童は、情報の洪水に囲まれているので、大人とほぼ変わらない認知能力をもちます。自分が他人からどのようにみられているか細心の注意を払い、周囲から浮かないことに気を配ります。みんながみている前で、勝負に負けるなどはもってのほか。それは集団の中の地位低下につながるからです。だから、負けるかもしれない戦いは、上手に避けます。

 子どもたちのこうした行動は、現代社会に生きる大人の姿の鏡なのかもしれません。この時代に生きる子どもたちが、自然のうちに身に着ける処世術なのかもしれません。

 でも私たちは、与えられた課題や試練に一生懸命取り組む子どもを育てたいと思います。たとえ苦手なものでも、周囲が自分をどうみるかを過度に気にすることなく、泥臭く、粘り強く取り組む子どもに育ってほしいのです。これは軽佻浮薄を是とする現代社会の風潮に逆らうことかもしれません。「学校の常識は社会の非常識」といわれる所以かもしれません。

 けれど、今日目にした光景は、まぎれもなく努力した仲間に惜しみない賞賛を送る子どもたちの姿でした。救われる思いがしました。子どもたちには、結果にこだわることなく、全力で競技に臨んでほしいと思います。たとえ思い通りの結果が得られなくても、その貴重な経験が、自分を大きく成長させてくれるのですから。

 

 

5年生 社会科見学(さいたま市造幣局、武州中島紺屋)

 このブログをアップしている23日(水)の午前中は、こんこんと雨が降っています。昨日22日(火)は教職員の「ふれあいデー」(働き方改革推進のため定時退勤する日)だったので、アップが一日遅れになりました。ふれあいデーの日は午後5時以降電話対応ができなくなります。毎月学校だよりでお知らせしておりますのでご了承ください。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 22日(火)、5年生が社会科見学に行きました。目的地はさいたま市の造幣局と、羽生市の武州中島紺屋です。その時の様子をご覧ください。

 さいたま市造幣局は、貨幣製造工場と博物館に分かれていて両方を見学できます。工場内は撮影禁止なので、博物館見学の様子をお伝えします。

 展示品は希少なものばかりで、とにかく素晴らしかったです。子どもたちも夢中で見入っていました。

 撮影スポットではい、ポーズ。

 充実した見学を行うことができました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

 次に訪れた武州中島紺屋さんの一室で、昼食をいただきました。お弁当の準備、ありがとうございました。

 185年もの歴史をもつ中島紺屋さんで、ハンカチの藍染め体験に取り組みました。ハンカチを折って輪ゴムでしばり、模様を付けます。

 さあ、藍染めの液に浸して、3分待ちます。冷たくても我慢我慢!しっかり浸けることで、鮮やかな色になります。

 乾かしたら、このような鮮やかな色に染め上がり。「できたー!」とみんな大喜びでした。

 最後、藍染め博物館を見学させていただき、羽生市をあとにしました。

 社会科は、人や文化伝統、歴史を好きにさせる教科です。それゆえ、本物に優る教材はありません。教科書での学習も大切ですが、最前線で働く人の言葉に耳を傾けることや、実際に手に取って体験することほど貴重な学習を知りません。

 そして社会科は、仕事をすることの尊さを学ぶ場所です。造幣局は世界トップレベルの鍛造技術で、偽金づくりを防いでいました。説明では、鍛造技術の高さこそ、国の信用そのものだということでした。藍染め体験は、一五〇〇年前、奈良時代から日本に伝えられた藍染めの技術を、現代に連綿と伝える貴重な伝統産業です。ワールドカップに出場する日本チームのユニフォーム、「ジャパンブルー」も藍染めを起源としています。どちらも素晴らしい職業でした。そうした様々な職業の素晴らしさを、未来を担う子どもたちに伝える学習の教育的価値は計り知れません。

 子どもたちはみな、満足そうに社会科見学を終えました。この体験が、社会科学習への意欲を高めてくれると思います。

 

広がるコロナ感染 音楽でできること

 月曜日の朝、雨降り模様というのは、大人と子どもの心を重くするようです。それでも、日中お天気が回復し、午後には晴れたことは幸いでした。

 本日は欠席者数が増加傾向にありました。ご家庭内で陽性の方が出て、濃厚接触者となり、学校を休む児童がじわりと増えてきています。第7波、第8波まできてわかったことは、感染者が一定の期間増減を繰り返すのは社会の防疫体制の在り方ではなくて、ウイルスの特性そのものだということ。そうしたこともあり現在、文部科学省や教育委員会より学習活動の制限等について、通知はきておりません。近距離でのグループワークや調理実習、近距離で行う理科の実験観察や図工の共同制作などについては、依然として感染症対策を十分行ったうえで実施すること、との指導です。要は「決して油断しないで感染防止に努めること」に尽きると思います。

 4年生の音楽の授業の様子です。

 手のひらを膝の上において、姿勢よく先生のお話を聴く子どもたち?いいえ、これは曲想に合わせて正確なリズムを拍手やひざを叩いて鳴らす学習です。

 このように画面に楽譜が表示され、動いていくので子どもたちはそれに合わせてリズムを刻むのです。

 子ども同士の距離も、音楽室の広さをめいっぱい使っています。これなら、飛沫の心配もしなくてよさそうです。

 とはいえ、音楽で大切なのは、合奏、合唱の楽しさを味わわせることです。今は歌を歌う時もマスクを着け、大声を出さないようにしています。子どもたちに音楽の本当の楽しさに触れさせることができないのは口惜しい限りです。

 依然として続くコロナ禍で、社会が様々な影響を受けています。苦しんでいる人の数は、私たちの想像以上でしょう。学校現場も、その一つです。一日も早い収束を願うばかりです。

 改めて、ご家族の中に発熱や咳など風邪態様の症状がみられる場合は、学校での感染拡大を防ぐため、お子さんの登校を見合わせていただくようお願いいたします。

芸術の秋、スポーツの秋。子どもたちの一生懸命さを認めてこそ

 この「北谷小ブログ」をアップロードしている20日(日)の午前中、しとしとと小雨が降ってきました。今日は12月並の寒さになるということ。また一歩、季節が進もうとしています。

 18日(金)の午後は事情があって早めに退勤しなくてはならなくなり、ブログを更新できなかったので今、改めてアップロードいたします。

 18日(金)はとてもいいお天気で、4年生が持久走の練習に励んでいました。子どもたちのこの表情。やる気が伝わってきますね。

 よく、持久走大会のはじめの言葉で、校長先生が「今までの練習の成果を生かして、ベストの記録を出せるようがんばってください」とおっしゃることがありますが、私は「ベストの記録を出しましょう」と期待することは、子どもの成長にとってプラスとは限らないと思っています。緊張して実力が出せなかったり、気持ちが入りすぎて、スタートで失敗したりすることもあるでしょう。けれど、それも子どもたちにとって成長の糧となる大切な経験です。一生懸命がんばって失敗したことは、何も悪くありません。むしろ、果敢に挑戦した立派なことです。だから、過剰なまでにプレッシャーを掛けることは必要ないと思います。

 それよりも必要なのは、結果ばかりを見ず、子どものがんばりを認めることだと思います。「思うような結果が出なかったからといって、落ち込むことはない。あなたはよくがんばった。わかっているよ。」そのような大人の言葉がけが、子どもたちの自信と勇気を育てるのだと思います。

 日本の学校は世界で一番「がんばれ」をいう場所だとか(笑)。確かに、走っている子どもたちをみると「がんばれー」と言ってしまいますよね。でも、持久走に臨む子どもたちはめいっぱいがんばっています。だから、走る前にはこんな言葉を掛けてあげたいと思います。「結果なんか気にするな。一生懸命走れば、それでいい。最後まで、みているよ。」

 さて、教室にいくと子どもたちが楽しそうに作品づくりに取組んでいました。

 2年生は「すけるん たんじょう!」というクリアファイルを使った作品づくり。1年生は先日のなまず公園での落ち葉拾いで集めてきた落ち葉やどんぐりを使って、お面づくりに取組んでいました。

 教室にいくと、たくさんの子が「みて、みて!」と嬉しそうに一生懸命つくった作品をみせにきてくれます。「いい作品ができたよ、ほめてー!」という気持ちに溢れています。「おーすごいね!」「よくつくったー!」とほめてあげると、みんなにこにこ。私たち教員にとっても嬉しい瞬間です。

 そこで、「ここはこうした方がいいんじゃないかな」、などの指導は不要です。子どもたちは、心を込めて一生懸命つくったのです。それを大人の価値観で評価する必要はありません。作品の善し悪しを判断するとき。それは、誰かの作品と比べているからです。

 「比較は、喜びを奪う。」ルーズベルトの言葉です。子どもは一人一人がオンリーワンの存在で誰とも、比べる必要はありません。マラソンの順位も、作品のできばえも。私たち大人は、子どもたちの一生懸命な姿勢を、ただ「すごい!よくがんばった!」と認めてあげればいい。競争心や向上心をもたせることは大切。でも、子どもたちの健やかな成長にとってもっと大切なのは、勇気と自信だと信じてやみません。

持久走試走がんばりました

 朝、寒いなあと思ったので車の外気温メーターをみたらなんと4度。季節が一歩進んだ感じがしました。でも、空はどこまでも澄み渡っていました。

 そんな中、低学年児童が来週金曜日の持久走大会のために、はじめて試走を行って、本番と同じコースを走りました。その時の様子をご覧ください。

 はじめて走る北谷小のコースに挑み、最後まで一生懸命走った子どもたち。みんな、とても立派でした。一年生は、朝マラソンでもがんばって走っています。持久走は、本番だけ一生懸命走ればよいというものではありません。日頃の練習を積み重ねていくことこそ、大事です。

 いつの間にか、結果ばかりを重視する風潮が、社会のいたるところでみられるようになったように思います。「いくら努力しても、結果を出せないのなら意味がない。」そんな言葉に、象徴されています。でも、学校は結果を重視するところではありません。子どもたちの真摯な姿勢、地道な努力の積み重ねを称賛し、たとえ思うような結果が出せなくても「気にしなくていい。あなたは十分がんばった。胸を張っていい。そしてまた、明日に向かって一歩踏み出そう。」と励ます。結果よりも過程を重視することで、子どもたちは育っていきます。結果を重視するのは、もう少し大人になってからでもよいと思います。

 子どもたちを伸ばすには、適度な競争が必要だ、と強弁する方もいます。でも、競争で子どもの力を伸ばすことができないことが近年の研究で明らかになってきました。子どもを伸ばすのは競争意識ではなく、自信です。アドラー心理学では勇気といいます。順位や結果ばかりにこだわることなく、努力する姿勢を評価し、がんばった自分を誇らしく思う子を育てる。持久走練習では、それがとても大事だと思います。 

 子どもたちの力を高めるためには、一回でも多く練習させることが大切です。そのため、LEBERへの参加の可否についての入力をお忘れなくお願いします。

5年生タグラグビー盛り上がっています

 冒頭の文章でも書きましたが、一年で一番スポーツをするのにさわやかな季節になりました。5年生が運動場で、タグラグビーの練習と試合に取り組みました。

 まずは、チームで基本練習に取り組みます。パスはとても大事。小川先生も、各チームを回って声掛けをします。

 今日の授業のめあてを確認します。「今日のめあては、兄弟チームで作戦のアドバイスをし合う」です。兄弟チームで練習をして、得点を取るためにはチームのどんな点を改善したらよいかを話し合いましょう。」

 実戦さながらに練習を繰り広げます。とはいえ、兄弟チームでの取組です。勝敗のためではなく、どんな攻め方がよいのか考えながらの練習です。

 練習が終わると、アドバイスをし合います。「タグをとられたときのパスをもっと早く回すといいと思います。」

 さあ、アドバイスを生かして、いよいよ試合に挑戦します。練習や話し合いの成果を実戦に生かせるかが大切です!

 さすがに、さっきのアドバイスを試合に生かすことは難しかったものの、各チームとも真剣にゲームに集中し、力いっぱい戦っていたことがわかりました。

 とてもスムーズで理にかなった授業の展開で、練習や話し合いが試合に生かせるよう配慮されていました。でも、何よりも大切なのは、子どもたちがゲームそのものを楽しむことです。終わったあと、何人の子どもに感想を聞いてみたのですが、口をそろえて「楽しかったです!」と答えていました。それが一番大事だと思います。

 コロナ禍の中、家で過ごす子どもが多くなっています。けれど、本来子どもは野っぱらを駆け回り、転げまわって遊ぶもの。そうしてこそ、健全なメンタリティがはぐくまれるのです。それが、難しい現代においては、せめて学校の教科体育で、子どもたちに「体を動かすことの楽しさ」を味わわせたいと思います。

 5年生、タグラグビーみんなよくがんばりました!

黒板、動画、資料提示、協働学習アプリ

 三連休明けの雨の午前中。子どもが最も学習に集中しにくい状況です。しかし、先生方は様々な工夫をして、子どもたちの気持ちを学習に向けようとがんばっています。今日、一日の授業の様子をピックアップします。

 まずは動画。6年生が徳川幕府の治世の仕組みについて学習しました。ドラマ仕立てなので、楽しく学習できます。子どもたちもよく集中していました。

 次にプロジェクター。3年生の学習の様子です。デジタル教科書を投影することで、子どもたちがパッと学習する内容に集中させることができます。しかも、図やグラフなどを立体的に動かすことで、視覚的な理解を促すところが素晴らしい。今はまだ過渡期ですが、いずれはデジタル教科書が導入され、子どもたちは手元を見ながらの学習も可能となることでしょう。

 そして、特筆ものの協働学習アプリ、「オクリンク」。子どもたちの学習の振り返りを瞬時に集計して、全体に提示することができます。動画もデジタル教科書も一方通行ですが、双方向なやり取りができるため、学習がよりスムーズになります。

 そして最後はやっぱりこれ!黒板!4年生の図工で、作業の手順とこれからの予定を順序よく示し、子どもたちに理解させていました。やっぱり、黒板は私たち教職員の体の一部です。例えれば、武士の刀、仮面ライダーのバイクといったところでしょうか。動画も、アプリも、黒板を使いこなす技術があってこその道具です。どんなに技術が進んで様々な便利なものがでてきても、やっぱり教師にとって黒板は最強のアイテムだと思います。

 こうしたものを上手に使い分け、子どもたちを学習に集中させていきます。「あ、わかった!」子どもたちのこの一言に、たどり着くために。

 

一年生 なまず公園どんぐり拾い

 昨日は立冬で、暦の上ではもう冬ですが、日中はとてもそうは思えないほどぽかぽかした陽気になりました。

1年生が生活科でなまず公園でどんぐり拾いにいきました。お天気もよく、青空に映える紅葉した木々がとてもきれいでした。子どもたちは夢中になって、たくさんの秋を見つけました。

 どんぐりをたくさん拾ったり、きれいな落ち葉を集めたり、葉の上で転がって楽しんだり。みんなとても楽しかったようです。拾ったどんぐりや落ち葉は記念にもって帰りましたが、一部は学校に寄付してもらいました。今後、生活科でおもちゃづくりに使う予定です。

 日本の秋の美しさと、自然の恵みをたっぷり吸収した子どもたち。これからも自然に親しみ、大切にする姿勢を遊びの中から身に付けてほしいと思います。

 

11月5日(土)学校公開 ご来校ありがとうございました

 11月5日(土)に学校公開を行いました。コロナ感染防止のため、通学路コース別(地区別)に時間を分けて公開させていただきました。また、時間も短時間とさせていただきました。ご不便をかけて申し訳ございません。そんな中でも、お越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

 この日は、歯科衛生士さんをお招きして、1・5年生を対象として、「歯磨き教室」を実施いたしました。本来なら、全学年行いたいところですが、代表して二つの学年となりました。ご了承いただければと思います。

 内容は、歯周病の予防と正しい歯磨きについてです。

 

 歯磨き教室は、体育館で実施しました。具体的には、カラーテスターを使ったプラーク・テストを行って、日頃の歯磨きの磨き残しの部位を意識させることで正しくブラッシングを行い、歯垢が残らない歯磨きができるように指導していただきました。

 はじめは戸惑っていた5年生たちも、徐々にやり方を把握して、手鏡を使って自分の歯の磨き残しの部位を正しく知ることができました。

 5年生は自分たちだけでできたのですが、1年生は保護者の皆様も一緒にプラーク・テストを行っていただき、お子さんの歯の状態について把握していただきました。

  ご承知のとおり、近年の研究によって歯周病は口の中だけの病気ではないことがわかってきました。口の中の歯周病菌が増殖して、歯周病菌やその毒素が血管に入ってしまうと、血栓を起こしやすくなり、様々な全身疾患を引き起こす恐れがあるとのこと。 心筋梗塞や脳梗塞、肺炎や糖尿病などと歯周病の関連が報告されています。まさに、「万病のもと」ですね。

 また、かみ合わせについてもその重要性が報告されています。かみ合わせの乱れは口腔内にとどまらず、全員に影響を及ぼすことがあり、咬合が正しく行われていれば、学習への集中力や身体能力が向上することも明らかになってきています。

 昔から、「食事をしたら、必ず歯を磨きなさい」と言われてきましたが、科学が進むほど、それが正しかったことがわかります。子どもにとっても大人にとっても、健康はかけがえのない宝物。それを子どものうちから知らせ、正しい生活習慣を守らせることはとても大切だと思います。

 お忙しいところご参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。

六年生陶芸教室

 とてもいいお天気になりました。11月なのに、暖かい。こういうお天気を「小春日和」というのでしょうね。

 先日、感謝の会にお招きした環境ボランティアの方が、「ポプラの葉が校庭に散らばったから」とおっしゃって、午前中もくもくと散らばった葉を集める作業をしてくださいました。その様子をみていてあんまり感動したので、授業をやっていた4年生に声をかけました。「みんなが体育をやりやすいようにと葉を片付けてくださっているから、お礼をいって!」4年生が大声で「ありがとうございましたー!」と元気に伝えてくれました。

 今、教職員はコロナ禍対応などで、とても仕事が増えています。だから、こうしたお気遣いはとてもありがたく思います。

 6年生が陶芸教室を行いました。陶芸センターの指導者の方を講師にお招きして、粘土を練り上げ、仕上げはセンターの方にお願いします。さすがはプロ、とても丁寧でしっかりしたご説明をいただき、そのあと作品づくりに入りました。

 新聞紙をろくろに見立て、作品を回転させながら仕上げることには感心しました。また、「作品は立って仕上げてください。」というご指導にも納得。土を練るには、力が要ります。体重をかけることで、仕上がりがよくなるのでしょう。

 授業は教員が行うものですが、その道のプロに指導していただくと、やっぱり子どもたちの緊張感も、作品の仕上がり具合も違ってきます。みんな思い思いの陶器を一生懸命仕上げていました。出来上がりが楽しみです。

 陶芸センターの皆様、ありがとうございました。