学校ブログ

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晴れ 算数に役立つICT 四角形を敷き詰めて、内角の和を調べよう

 台風一過、とても暑い日になました。熱中症指数が昼から急上昇、危険なレベルに達したので昼休みから外遊びと体育は中止にしました。雨でも遊べない、晴れても遊べないのは子供たちにとっても悔しいことでしょう。

 5年生が算数で「四角形の内角の和」を学習していました。そのため有効な方法が「四角形の敷き詰め」です。四つの角がぴったり合うと、360℃になります。そこから「教え込む」のではなく、「気付き」や「発見」から内角の和の規則性に気付くわけです。

 そのためには、ハサミで同じ形の四角形をつくる必要があるのですが、今はICTがあります。今日5年生が使ったアプリは、画面上に自分でつくった四角形を無限にコピーして、操作により敷き詰めることができます。「あ、できたできた!」子供たちは先生の指導のもと、楽しみながら操作して、内角の和のきまりに気付くことができました。

 ギガスクール構想により一人一台配られた端末は様々な学習場面で役立ちますが、それがすべてではありません。例えば、学習内容の定着の面から言えば、キーボード入力より手書きの方が効果的だという研究結果も出ています。でも、今日の操作は「自分で描いた四角形を敷き詰められる」のがいいところ。これを紙とハサミでやっていたら、とても時間がかかります。これをアプリでやるのは、効果的な活用のありかたです。

 楽しみながら、算数の理解を深めていた子供たち。ICTのよさを改めて感じました。

大雨 担任の先生がいる・・・当たり前のありがたさ

 大型台風が九州地方に上陸し、明日30日(金)は朝から雨風が強まる可能性が出てきました。傘が風で飛ばされる可能性があります。風に強いレインコートの着用など、雨風への対応にご配意いただければ幸いです。

 低学年の授業の様子です。1,2年生は先生の質問に勢いよく挙手し、発言できるととてもうれしそうです。この純真さが学年が進むにつれ失われ、「間違えると恥ずかしいからいやだ」と手を挙げなくなるのですが(笑)。

 その純真さをいっぱいに咲かせているのが1年生です。先生にほめられるととっても喜びます。周りの子も、負けじとがんばります。1年生の教室には、そうした和気あいあいの雰囲気にあふれているので、ついつい足を長く止めてしまいます。

 でもそれも、担任の先生がいればこそです。2年2組は、末松教諭が産休に入って以来、後任の担任がなかなか決まらず、子供たちも不安だったことでしょう。その不安を一気に解消するかのように、子供たちは磯先生の授業を一生懸命受けています。立派の一言です。担任がみつからなかった間、管理職や担任外がそうした不安を味わわせないよう、目いっぱいがんばったつもりでした。でもやっぱり「担任の先生がいない」という不安をカバーするには至らなかったかもしれません。

 今は、見違えるように子供たちは授業に集中しています。「担任の先生が来てくれた」という事実が、どれほど子供たちに安心感を与えるのか、どれほど授業へのやる気を引き出すのか、改めて担任の存在の大切さについて実感しました。

 今、日本中で教員不足が深刻化しています。その解消に向け、文部科学省は50年間引き上げることのなかった教職員調整額の増額等、教員の待遇改善に着手しています。しかしその財源確保は困難で、実現が危ぶまれているとの報道を耳にします。忸怩たる思いを拭うことができません。

 日本中すべての学校で担任の先生が充足され、子供たちの笑顔と未来が約束されることを願ってやみません。2年2組の子供たちのいきいきとした様子をみて、改めてそう思いました。

 

 

 

晴れのち曇り 新学期二日目 徐々に軌道にのる授業

 2学期はじまって二日目、今日までが3時間授業で明日からは給食が始まります。係や掃除、給食当番など学級開きが終わった学級は、教科指導を始めました。その様子をお届けします。

 先生の話をしっかり聴く学級、勢いよく挙手する学級。様々でしたが、学級がしっかり軌道に乗ってきていることを感じました。先生の夏休みの体験を笑顔で聴いて笑いがもれる学級もありました。

 夏休みの終わりごろは、「もっと休みがほしい!」と嘆いたお子さんも多かったことでしょう。でも、こうして各学級の様子をみてみると、大多数の子供たちが学校で仲間とともに学習を進めることに楽しさとやる気を感じてがんばっているということを感じます。

 そうした子供たちのやる気を大切にしながら、「たくましく生きる力」と確かな学力を伸ばす授業を進めていきたいと思います。

 

了解 2学期スタート!実りの秋に

 38日間の夏休みが終わり、今日から二学期が始まりました。朝はそれほど気温が高くなかったので、体育館で始業式を行いました。

 校長講話では、2学期は行事が多いので成長の機会が多くあること、パリオリンピックの阿部 詩選手の活躍を通して、「たくましく生きる力」を高めることに意義について改めて伝えました。阿部選手のように、一度敗北してもその力があれば希望を失うことなく立ち直り、実力を出すことができること、勝っても負けても周囲に感謝することで素晴らしい仲間を得られること。そうした力を得ることが、変化の激しい社会の中にあっても、充実した人生を送ることができることを伝え、二学期の一つ一つの行事に力を合わせて一生懸命取り組むことの大切さについてお話ししました。

 4年生の代表児童が、「継続は力なり」という言葉の通り、粘り強く努力を続けることで自分の力を伸ばせるという素晴らしいお話をしてくれました。

 全校児童も、よい姿勢でしっかり話を聞くことができました。

 末松教諭が産休・育休に入ったことから、これまで2年2組の担任が不在という状況が続きました。2学期から、磯 康彰(いそ やすあき)教諭が同学級の担任となりました。2年2組の子供たちもうれしそうで、安心しました。磯先生、宜しくお願いします。

 その後、各学級で2学期の学級開きが行われました。どの学級も活気があり、級友との再会を喜び合っていました。「久しぶりに学校に来れてうれしい」という雰囲気にあふれていました。この学校ホームページではなるべく子供たちの自然な様子を撮影したいと思っているのですが、カメラを向けるとピースをされて邪魔されました。ちゃんと前を向きなさいってば(笑)。 

 二学期は一学期より10日間長い81日間。だんだんと涼しくなり、一年で最も学習・運動に集中でき成果を上げられる学期と言われています。「実りの秋」といわれるゆえんです。まだまだ暑い日が続きますが、今日の子供たちがみせたようなやる気や仲間とのチームワークを大切にしながら、主体的な学習を推進し、子供たちの「たくましく生きる力」を伸ばしていきたいと思います。

 二学期も宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

花丸 林間学校帰校式

 2日間の日程を終え、5年生が戻ってきました。1日目の五色沼ハイキングは天候が危ぶまれましたが、小雨の中実施することができました。キャンプファイヤーはばっちりでした。

 2日目も川遊び体験も気持ちよく実施できたそうです。そして、こうして全員が無事に戻ってきました。さすがに、帰校式はちょっと疲れた様子でした。

 はじめての宿泊体験。子供たちは協力し合い、二日間の日程を無事に終えることができました。この経験は、「たくましく生きる力」を力強く押し上げてくれることと思います。5年生の皆さん、お疲れ様!

 お迎えや準備にご協力くださった保護者の皆様、ありがとうございました。

晴れ 林間学校出発式

 待ちに待った、林間学校の日がやってきました。朝6時40分から出発式を行いました。司会の子供たちが早速がんばっていました。さあ、これから出発です。今まで練習を積み重ねてきた子供たち。最高の思い出になりますように。朝早くから送迎をしてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。

お祝い 一学期終了 ありがとうございました

 今日で71日間の一学期が終了です。無事、終業式を行うことができました。

 校長講話では、1学期の振り返りを行いました。

「みなさんのがんばりのおかげで、充実した一学期を終えることができました。おちつく力・やりぬく力・つながる力の三つからなるたくましく生きる力を、それぞれの行事や学習で高めることができました。たくましく生きる力は、先生方やおうちの人にいわれて伸びるものではありません。自分の考えと心の力で伸ばすものです。

 夏休みは、たくましく生きる力を伸ばすチャンスです。きまりを守って、安全に過ごしましょう。おちつく力が伸びます。宿題を計画的に進めて、苦手な学習にも挑戦しましょう。やりぬく力が伸びます。いろいろなところにでかけて、様々な人と交流して、あいさつをしましょう。つながる力が伸びます。楽しく、充実した夏休みを過ごしてください。」

 代表児童が、一学期を振り返る作文を読み上げてくれました。「私ががんばったのは、授業中の聞く姿勢と算数です。」緊張しながらも、しっかりした口調で読めたことが印象的でした。とても立派でした。

 全校児童は、しっかりした姿勢で静かに話を聞くことができました。

 各学級では、先生方が黒板に子供たちの一学期の努力を労うメッセージを書いて、一学期終了を祝っていました。

 通知票は、一人一人言葉をかけながら渡しました。「この教科は、あの学習でのがんばりがよかったのでいい結果につながった。この教科は、あの単元を復習すると力が伸びるよ。夏休み、しっかり復習してね。」

 通知票を渡す場所は様々でしたが、どの学級でも一人一人に指導しながら丁寧に渡しました。

 今日は午前中3時間授業だったので、あっという間に下校の時刻になりました。「校長先生、さよーならー!」「はい、みんな元気でー!」誰もが笑顔で、帰途につきました。

 長いようで、あっという間の71日間でした。50周年の節目の年になる令和6年度は、すべての教育活動で子供たちの非認知能力、「たくましく生きる力」を育てるよう全校で努力しました。

 子供たちが成人する頃、生成AIがもっと進歩し、私たちの暮らしはすごいスピードで変わっていくことでしょう。AIが人間の仕事にとってかわり、今ある職業の半分はなくなるともいわれています。

 そんな中、思うようにいかなくても決して焦らず、最適解をみつけようとする「おちくつ力」、どんなに困難な問題が立ちふさがろうとも、決してあきらめずに粘り強く取り組む「やりぬく力」、常に周囲と協力して、互いの長所を生かしながら課題を解決する「つながる力」。この三つの力があれば、激しく変化する社会の中にあっても、困難を乗り越え自己実現を図り、子供たちは自分の幸せをつかめるのです。

 夏休みも、子供たちの「たくましく生きる力」を伸ばせるようご配意ください。規則正しい生活を送ることで「落ち着く力」が伸びます。宿題や自由研究、苦手な課題に取り組むことで「やりぬく力」が身に付きます。様々な体験の中、いろいろな人と交流することで「つながる力」が伸びます。

 保護者の皆様のご協力のもと、一学期を大過なく終えることができました。本当にありがとうございました。ご家族で、よい夏休みをお過ごしください。8月27日(火)、子供たちが元気に登校してきてくれることをお待ちしています。

 

 

 

晴れのち曇り 3時間授業 今日はお楽しみ会デー

 小学校の学期末はとにかく忙しいものです。まず、単元学習を終わらせなければならない。それが終わると、テストの嵐です。テストは終わったら終わらせっぱなしにするのはだめ。必ず、間違い直しをして、理解ができなかったところやミスをしたところを直さなければなりません。それらが終わると、ようやく学期末がみえてきます。

 それが終わると、子供たちにちょっとした楽しみが出てきます。それが「学期末お楽しみ会」です。子供たちに話合わせ、何をするかを決めて、終業式の前日に行います。忙しい学期末進行をやり遂げた後のごほうびです。今日は、各クラスでお楽しみ会が行われていました。

 いすとりゲーム、フルーツバスケットは定番中の定番。どのクラスも楽しそうでした。

 1年生はおまつりごっこ。たこやきやりんごあめのお店やさんごっこで楽しみました。とっても楽しそう。

 学校は学習の知識・技能を身に付けるだけの場所ではありません。社会で生きていくうえで必要な「人間関係づくり」の技術を学ぶところです。その「数値で表せない学力」=非認知能力は、教科書を読むだけでは決して学べないことです。クラスで行うお楽しみ会には、大きな教育効果があります。

 さあ、いよいよ明日は終業式。明日も元気に登校してきてね。

 

 

晴れのち曇り 五年生 林間学校の準備を進めています

 朝方降っていた雨は止み、午前中は曇り、午後からは日が差して蒸し暑くなりました。五年生が一週間後に迫った林間学校の準備を進めています。1時間目は火の神のイベントと、オクラホマミキサーの練習に取り組みました。手をつなぐぎこちなさもだいぶ取れてきました。曲が終わった時の「あ~あ、やっと終わった~」という安堵のためいきと、「はい、もう一回!」といったときの「え~」は、昔から変わらないなあ(笑)。

  5時間目は、音楽会で林間学校集会。私(校長)も、引率の先生方もお話をしました。私からは、次のような話をしました。

「林間学校は、一生に一度の大切な行事。5年生という1年間を充実した日々にできるかどうかは、林間学校を成功させるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。そのために、「心を一つ」にしよう。みんなの心を一つに合わせて、林間学校を成功させよう。そうすることで、みんなの絆が強まり、その後の行事もすべて成功させることができます。それが、先生方の願いでもあります。がんばってください。」「はい!」

 かつて19世紀、林間学校はヨーロッパの学校で始まったといいます。当時は、長期休業期間中に自然の中で体質が弱い子供たちの健康増進を図るためのものでした。感染症の恐怖と隣り合わせの時代、丈夫な体を手に入れることは、最優先事項だったことでしょう。

 それから110年あまり。現代の林間学校は、健康な体づくりはもちろんですが、「たくましく生きる力の育成」こそが大切な目的です。教科書やインターネットからは決して学べない、大自然の中の宿泊体験。子供たちにとって大きな成功体験になるよう、支援してまいります。保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。