学校ブログ

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アンパンマン 本当のヒーロー

 学年末のあまりの忙しさに、なかなか教室巡視もできず申し訳ないです。

1年生の教室で、特別の教科 道徳の時間にやなせたかし先生のアンパンマンをとりあげていました。

 うれしいことに入学式で私がアンパンマンのことを話したことを覚えていて、「校長先生がいってた!」と発言してくれた子どももいました。

 戦中戦後の過酷な時代。「おなかを減らすことほどつらいことはない」と実感したやなせ先生は、どこにでも飛んでいって、自分を犠牲にしてでも、おなかを減らした人においしいものを食べさせてあげる、本当のヒーローをお考えになりました。それこそがアンパンマンでした。

 子どもたちを喜ばすために、どんなに苦しくても、作品をつくり続けたやなせ先生こそ、本物のヒーローに違いありません。

 「ぼくは、自分のことをヒーローだなんて思ったことはない。でも、子どもたちに伝えたい。好きなことを続けることで、本当の自分になれるよ。それができた人は、ヒーローといえるかもしれないな。」

 やなせ先生の優しい作品からは、そんなお声が聞こえてきそうです。

 私たちは幸せです。多くの先人の、素晴らしい人生を学ぶことができますから。これからも、子どもたちに素晴らしい人生の先生方を紹介していきたいと思います。 

いよいよ3月 いろいろあった1日

 朝の気温は3度でしたが、日中の気温は20度にも上がりました。運動場の梅の花も咲き、今日から3月。まとめの時期です。

 朝は体育朝会を行いました。最後の「2分間八の字」の記録をとりました。どの学年も、一生懸命息を合わせて跳んでいた様子が素晴らしかったです。

 でも、これが最後の体育朝会となると、一抹の寂しさを感じざるを得ません。朝から元気に体を動かすことは、心身の健やかな成長にとって大きなプラスとなりますから。

 3.4時間目は吉川視聴覚障がい者協会の方と、幸手市手話サークルの皆様をお招きして、4年生の手話体験を行いました。講師を務めてくださった方のお話がとても興味深かったです。

「マスクを、できる範囲で外して、ゆっくりとしゃべってもらうと、とてもうれしいです。」

 まさに、聴覚に障がいのある方の生きた言葉です。子どもたちの心に、これほど響く教材もないことでしょう。

 その後、1組・2組に分かれて手話を詳しく教えていただきました。とても分かりやすかったです。実際にそのことに携わっていらっしゃる方のお話は、子どもたちにとって最高に価値ある教材です。お越しくださった皆様、大変ありがとうございました。

 昼休みは、かがやきタイムで「6年生ありがとう集会」を開きました。在校生が6年生に感謝のお手紙を渡したあと、室内でハンカチ落としなどのゲームをして楽しく過ごしました。5年生が集会を仕切るためによくがんばってくれました。5年生、ありがとう!

 3月は本当にいろいろなことがあります。終わりよければすべてよし。令和4年度をよい形で締めくくりたいと思います。

3月オンライン朝会 平和で素晴らしい国 日本

 2学期からオンライン朝会では、意図的に偉人のお話をしています。学校運営協議会でも、「子どもたちに、人生の指針となるような偉人の生き方を示すことが大切なのではないか」というご意見をいただいたからです。

 2月24日は、ウクライナ戦争が開戦してから1年になります。戦争は消耗戦の様相をみせ、終わりがまだ見えない状態です。北谷小の子どもたちには、戦争の悲惨さと、平和を維持することの大切さについて伝えたいと思いました。

 子どもたちに話したのは、パキスタンのマララ・ユスフザイさんです。マララさんは2012年、15歳のときに少年兵に左側頭部を撃たれ、瀕死の重傷を負いました。それは、マララさんのお父さんが女学校を経営していたことが一つの理由でした。

 当時、パキスタンは過激な宗教組織と内戦状態にありました。宗教組織のリーダーは、勢力の拡大とともに、パキスタンの人々に厳しい生活制限を与えました。映画やテレビは禁止。音楽を聴いたり、ダンスをしたりすることは犯罪。女性は学校に行ってはいけない。女性の服装はすべて、宗教組織のリーダーが決めたものだけ。

 宗教組織のリーダーは、国内150もの学校を破壊し、マララさんのお父さんの経営する学校を閉鎖すると宣言しました。11歳のマララさんは、将来お医者さんになることを目指し、日々勉強に打ち込んでいました。友達と楽しく学ぶ学校が大好きだったのです。しかし、組織のいうことに表立って反対すれば、容赦ない報復が待っていました。自由を叫び、銃で撃たれ命を落とした女子学生もいました。しかし、マララさんはジャーナリストのインタビューを受け、平和の大切さと、学校を存続させてほしいと訴えます。その願いもむなしく、学校は閉鎖されてしまいます。

 数年後、組織のリーダーは突然「学校を再開する」と言い出しました。喜びに満ち溢れたのもつかの間、マララさんが撃たれたのは、その後でした。若い兵士が突然「お前は神の兵士を侮辱した」と近距離からマララさんを撃ったのです。しかし、すぐに病院に運ばれたマララさんは、必死の治療のかいもあって、命を取り留めました。

 撃たれた翌年の2013年、マララさんは国連で演説の機会が与えられます。マララさんは訴えます。

「私を撃った兵士を憎んではいません。私はガンジーやマザー・テレサの教えを学びました。平和を愛し、万人を愛すること。これこそが、世界から戦争をなくす唯一の手段です。戦争をなくすためには、教育以外に解決策はありません。」

 この話のあと、子どもたちにこう話しました。

「毎日学校に来るのは大変ですね。あー、今日は休みたいと思う日だってあるでしょう。でも、日本は自由な国です。インターネットも、動画も、音楽も自由に見聞きすることができます。学校に来れば、友達と仲良く学んだり遊んだりできます。

 みなさん、日本は平和で素晴らしい国です。学校で勉強ができるのも、平和だからです。その日本の未来を支えていくのは、みなさんなのです。一日一日を大切にして、勉強に運動にがんばっていきましょう。」

 ほんの少しでも、マララさんの勇気ある行動が子どもたちの心に響いてくれればいいな、と思います。

 

 

通学班編成 新しい班での登校は2月28日から 新しい時間帯での登校は3月6日から 

 本日2時間目、通学班編成を行いました。地区ごと分かれてそれぞれの教室で行いました。また、PTA校外委員の皆様にご協力をいただきました。お忙しいところお手伝いいただき、大変ありがとうございました。

 明日、2月28日(火)からは新しい通学班での登校になります。でも、2月28日(火)~3月3日(金)までは新しい班での慣れの期間とするため、時間はこれまでどおりとなります。

 来週月曜日、3月6日からは「令和5年度 新日課表」の導入により、学校の門に8時00分~8時10分までに到着するようになります。3月6日(月)~3月10日(金)までは、職員が門に立ち、時間調整について指導します。従いまして、通学班の集合時刻が多少前後することがございますのでご了承ください。

 令和4年度に通学班の班長・副班長を務めてくれたみなさん、どうもありがとう。また、保護者・地域の皆様におかれましても、これまで同様通学班の登校の安全見守りをいただければ幸甚です。宜しくお願いいたします。

ジャンプボード 山崎さんありがとう

 用務員の山崎さんが、今度はなわとび練習用のジャンプボードをつくってくださいました。色とりどりのきれいなジャンプボードに、子どもたちは大喜び。さっそく、昼休み練習していました。

 素晴らしいのは、山崎さんの手づくりの遊具はとても温かみがあるということです。きっと、子どもたちのなわとびの上達に、大きく貢献してくれることでしょう。

 山崎さん、またまた、ありがとうございました!