学校ブログ
子どもの学習とICT機器
一年生担任がお休みをいただいて、ご心配をいただいております。
その分、教頭、担外教諭、他学級担任(空き時間を利用して)などが交代で授業を行っています。23日の週には復帰予定です。ご理解とご協力をお願いいたします。
その一年生が、先週ICT支援員さんのご協力のもと、クロームブックのアプリを使う練習をしました。
写真を撮影して、それを共有フォルダに送信すると、ごらんのように、大型ディスプレイに一覧表示ができます。この機能は「協働学習」に適しています。個人がそれぞれ意見や考えを送信すると、全員の考えを提示することが容易なので、自他の意見の共通点・異なる点などを比較しながら、考えを深めることができます。ノートやワークシートにまとめるよりも、オープンな状態で思考を深めることができます。
子どもたちの吸収力はたいしたものです。大人よりも、高い集中力と柔軟な思考力を発揮して、砂地に水をまくがごとしの勢いで操作を理解し、習熟していきます。ICTを学習に生かすには、操作に手間取っているようではかえってマイナスになります。ICT機器もノートも、学習の道具であり、手段です。手足のように使いこなしてこそ、学習の一助となります。子どもたちの思考を深めるのに、常に最適な手段を用いればいい。ICT機器は、目的適合的に使用するのが最も大切なことです。
何事も、新しいものが導入されると、必ずマイナス要素が取り沙汰されますね。それは、未知のものへの恐怖や不安から生じるものだと思います。例えば、今から20年前、学校教育にコンピュータが導入された時もそうした批判がありました。まだ、学校全体でコンピュータが20台しかなく、コンピュータ室に鍵がかかっていた時代です(笑)。その頃、子どもたちにコンピュータを使わせるのに、社会一般にこんな批判がありました。
「コンピュータは冷たい感じがする。小学生の学習にはなじまず、豊かな心をはぐくむことができないのではないか。」
当時、研修で情報教育を学ばせていただいていた私は、このご意見に反論しました。
「今、学校に導入されているコンピュータは20台です。一つの学級がコンピュータ室で学習するときは、二人で1台になります。子どもたちは、慣れないキーボードやマウスを相談しながら、教え合いながら使います。うまくいったり、学習の目的を達成できたときは笑顔がこぼれます。それを「冷たい感じがする」とは思えません。」
今思えば、「なんだかなあ」という感じのやりとりですが、当時はきっと、真剣な心配だったのでしょう。あれから20年、ICT機器は生活に溶け込み、なくてはならないものになりました。それなら、大西先生がおっしゃっていたように、「心配だから使わせない」ではないく、「大人も子どもと一緒に勉強して、負の面に注意しながら、積極的に学習や生活に活用していく」が正解なのだと思います。
その一方で、「スマホ脳」の著者 アンデシュ・ハンセンが警鐘を鳴らすよう「スマホはもっているだけで学力が低下する」とのこと。その有効な解決策である「積極的に身体を動かす」「運動を楽しむ」ことを忘れてはいけません。北谷小でも、休み時間の外遊びを推奨しています。よく学び、よく遊ぶ。最新のICTもいいですが、先達の教えは、やっぱり素晴しいですね(笑)。
不審者対応 避難訓練を実施しました
今日も朝は冷え込みましたが、日中は校庭で楽しく遊べるほどの気温になりました。でも鉄棒や登り棒は冷たいので、遊んでいた子どもたちが「手が冷た~い!!」と悲鳴を上げていました(笑)。
2校時に、不審者対応避難訓練を実施しました。不審者が東昇降口から侵入し、階段を上がってすぐの2年2組に侵入する想定です。不審者役は、子どもたちの登校の見守りでお世話になっている交通指導員さんにお願いしました。
子どもたちが過度にびっくりしないように、2時間目に後ろのドアから不審者が入ってくることについて、事前に予告しておきました。
時間になり、ドアがバーンと開いて、不審者の登場です。「この学校の先生と子どもたちに、言いたいことがあるんだよ!あのさあ!!」迫真の演技、ありがとうございました。
いきり立つ不審者に、担任は子どもたちに避難指示を出してから冷静に対応します。「はい、お話うかがいます。」
担任が対応する間、子どもたちは事前に指示されていた避難出口のベランダから、安全な場所に避難します。
騒ぎを聞き付けた男性教諭が、教室に駆け付けます。それを見計らって、担任の先生も隣の教室に移動しました。そして教室のインターフォンから職員室に非常事態を連絡しました。職員室にいた教頭先生は、全校児童に避難を呼びかける放送を流したのち、110番通報をしました。校内放送は、子どもたちの避難先が不審者にわからないよう、暗号を使って行います。
男性の先生が不審者と対峙している間、女性の先生は内側から鍵がかかる図書室に子どもたちを避難させました。さらに、入り口には不審者が入ってこられないよう机でバリケードを築きます。
男性の先生方は、各階に置かれた「刺股」を使って不審者を確保し、警察の到着を待ちます。はい、これで訓練終了です。お疲れさまでした。
以上のような手順で、避難訓練を行いました。交通指導員さん、不審者役をありがとうございました。
不審者が学校に侵入するような緊急事態が起きてほしくはありませんが、備えは常に必要です。いざという事態を想定して、子どもたちを安全に避難させる体制をつくっておくことがとても重要になります。
今後も、こうした避難訓練を継続して行い、子どもたちが冷静に、落ち着いて避難行動ができるよう指導していきたいと思います。
寒い中での体育朝会 がんばる子どもたちは立派!
今朝の外気温は0度。日中は多少気温が上がりましたが、やはり一年で一番寒さが厳しくなる時期です。
3学期はじめての体育朝会を行いました。4年生は遊具を使った運動、5年生は走り幅跳び、1年生はボール投げ。それぞれの学年の課題とされた運動に取り組みました。特に本校は投力や腕の力が課題となります。そうした力を付けるためには、トレーニングじみた運動よりも、日ごろからその運動にできる範囲で親しませることが一番。寒い中でしたが、みんなよくがんばって取り組みました。
朝、太陽のもと体を動かすことには大きな意味があります。日光が皮膚や瞳にあたり、体内時計が作動して体の機能が目覚めること。運動をして血流が盛んになり、目が覚め、運動能力に加え学習効率も高まること。業前マラソン等に取り組むことにより、必要な体力や持久力が育つこと。体を動かすことで気分がすっきりして、ストレスが減少し、情緒が安定すること。おなかがすいて、給食の食べがよくなること。
「スマホ脳」の著者として知られるスウェーデンの脳学者 アンデシュ・ハンセンは、「スマホは所持するだけで学力が落ちる。だが、簡単な解決方法がある。体を動かし、運動に親しむことだ。」と著作の中で述べています。
朝から体を動かすことには、ざっといってもこれだけのメリットがあります。コロナ禍により、子どもたちの運動の機会がますます減少しています。そして、青少年に係る生徒指導問題も増加しています。私はその解決のための重要な方法の一つが、楽しく体を動かす機会と環境を、大人がしっかり提供することと考えています。
しかし残念なことに、令和5年度から体育朝会は廃止となります。職員の勤務開始時刻前の活動は、原則行えなくなるためです。教員の働き方改革推進のための措置ということですが・・・。現場の私たちも心苦しく思っています。それでも、子どもたちが楽しく体を動かす機会を保障していかなければなりません。
勉強するにも、運動するにも、人生を楽しむためにも、基本は健康な体と体力ですから。
図工で多色刷り やっぱり作品づくりは楽しい!
昨日は雨で遊べなかったので、今日は業間・昼休みいずれも外で遊べて子どもたちも嬉しそうでした。
5年生が図工の多色刷りに取り組んでいました。これが楽しい!色が重なることで表現できるその効果は、刷り上がってからのびっくりどっきりで、わくわくする教材です。慎重にやっていた子どもたちも、刷り上がってきれいな色付けができると「やったー!」と大喜び。みんな楽しそうに、一生懸命作品づくりに取り組んでいました。この楽しさ、作品づくりへの喜びこそ、図工を好きにするための大切な授業の要素です。
一方、今の子どもたちは、「目が肥えて」います。無理もありません。物心ついたときから「超」が付く高品質な映像ばかりをみせられてきたのです。それゆえ自分の手が生み出す作品は、未完成で、稚拙で、価値がないものと思えてしまう。だから、失敗をこわがり、作品づくりをためらってしまうこともあります。成熟社会に生きる子どもたちの不幸の一つです。
大人が子どもの作品に触れる時に、大切なことがあります。それは「人の作品と比べないこと」、「ほめ上手になること」です。「下手になっちゃんたんだー。」と子どもがいってきたとき、「じゃあ、次はがんばりなさい。」なんて、いっちゃいけないのです。
「そんなことない。ここのところの線がすごくきれいだし、色の組み合わせもすてき。絶対、下手なんかじゃないよ。誰かと自分を比べる必要なんかない。この絵はあなたのよさが出てる。こういう作品って、大好きだよ。」
そんな大人の言葉がけが、子どもに自信を付けていきます。「よーし、もっとがんばろう!」という勇気を与えます。
私たち大人だって、苦手なこと、やったことがなくてうまくできるかどうかわからないことがたくさんあります。子どもならなおさらです。それなら、子どもが怖さを堪えて自信なさげにつくりあげた作品こそ、素晴らしい価値あるものなのです。
そんな機会を捉えて「よくがんばった!あなたの作品、大好き!!」といってあげることが、私たち大人の務めだと思います。
音楽リコーダー練習
月曜日だというのに雨が降ったら、子どもたちはますます憂鬱な気持ちになるじゃないですか(悲)。でも、湿度が上がったので子どもたちの喉や肌の荒れ予防にはいいかもしれませんね(笑)。
5年生の音楽の様子です。この日は「威風堂々」をリコーダーで練習しました。卒業式のためです。令和4年度の卒業式でも、入場曲を5年生の演奏にする予定です。「自分たちも、がんばって6年生の卒業式をお手伝いするんだ」という意識付けのためにも大切な取り組みです。
現在、県教委や市教委から、教育活動についての特別な制限は行われていません。リコーダー演奏や合唱練習をする際も、「児童どうしの距離を十分とること」「換気を行うこと」「演奏するとき以外はマスク着用に努めること」など、感染症対策を十分行えば、練習は可とされています。そこで、今日は外は寒かったのですがちょっと我慢してもらって、窓を開けながら練習を行いました。
まずは、音楽室の広さを目いっぱい使って、距離をとります。向きはすべて、同じにします。次に、指使いを十分に練習します。このとき出す音は、飛沫感染を防ぐため、あくまでも控えめにします。
そして、楽譜を椅子において、立って練習します。ちょっと望ましい姿勢ではないのですが、飛沫を最小限にするため、リコーダーの向きをそろえて練習を進めます。さすが5年生。「飛沫を避けるために、みんな音を絞ってね。」というと、きちんと控えめにしてくれます。高学年ならではの姿勢だと思います。
リコーダーの音色は、何度聴いても飽きることがない美しいものです。それゆえ、子どもたちには指使いだけでなく、実際に音を出して練習をさせたいと思います。指導者が十分注意すること、子どもたちがそれを理解して感染防止に協力し合うことで、安全に練習を行うことができると考えます。
でも本当は、もっと存分に練習させてあげたいと思います。今のように制限が多い状態では、子どもたちにその教科の楽しさの神髄を味わわせることができないのです。「あ、練習って、楽しい!」と思ってこそ、子どもたちは力を伸ばしていきます。それがなんとも歯がゆい限りです。
第八波もピークアウトの兆しを見せていますが、いったい、いつまで続くのかなと思います。早く子どもたちにマスクなしで思う存分、それぞれの教科学習の楽しさ、喜びを味わわせてあげたいものですね。
4年生特別授業+学校保健委員会を行いました
朝は刺すような冷え込みでしたが、日中は幾分暖かくなりました。この後は、何やら3月並みの暖かさになるとか。もう、身がもちませんね。
本日、4年生特別授業と、学校保健委員会が行われました。コロナ禍などの影響で、子どもたちの在宅時間が長くなりがちです。ゲームやネット動画視聴に時間を費やし、生活リズムが乱れがちな現代生活において、ICTの望ましい利活用について知らせておくことが大切だと考えたことがきっかけです。講師には、吉川市教育委員会特任教育支援員でいらっしゃる大西 久雄先生をお招きしました。
大西先生は、次のようにお考えです。「ICTの利活用について子どもたちに教える上で大切なことは、禁止事項や制限ばかりを指導するのではなく、子どもたち自身に、望ましい活用の在り方を考えさせることが重要です。」
そのお考えのもと、授業を次のように進めてくださいました。
まず、アメリカでICT教育の啓発に使われている動画を子どもたちに見せ、「この動画をみて、どんなことを疑問に思った?そして、その答えを、どう考えた?まず一人で考えて、そのあと話し合ってみよう。」
子どもたちは集中して画面に見入り、そして考えを一生懸命書き出していきます。
その後、自分の考えについて伝え合い、学級全体で考えをまとめていきました。
最後に子どもたちに感想を書かせたところ、「スマホを使うために、時間を守ることは大切だと思った。」「スマホは楽しいけれど、でも、友達と遊んだり自然に触れたりすることはそれよりもっと大切だと思った。」など、素晴らしい感想がたくさん出されました。
1組、2組の授業を終えたあと、大西先生には職員とPTA役員の皆様を対象に、講義をしていただきました。
大西先生のお考えは、一貫しています。「ICTの活用には危険性が潜むからといって、大人が規制や制限ばかりを設けるのではなく、よいところも、注意すべきところも十分理解したうえで、子どもに使わせてみること。子どもを信じて、考えを尊重しながら、大人が望ましい活用方法について一緒に考えていけばよいのです。」
今日の授業をみて、それがとてもよくわかりました。あえて結論をまとめないことで、子どもたちは一人学びや話し合いをとおして、ICTとの付き合い方について考えを深めていきました。一人の児童が、「スマホは楽しくても時間を守って使うといいと思いました。」と書いたので、「どうして時間を守るといいの?」と聞くと、「うーん、そのほうがすっきりするから。」と答えてくれました。時間を守って、正しい使い方をすると気分がいい、ということを子どもはちゃんと知っているのです。
大切なのは、大人が子どもと一緒にICTの活用の仕方について考えること、大人も、ICTを自分の生活の向上のために使ってみて、感想を子どもたちとかわすこと。そうした姿勢をもつことだと思います。大西先生に改めてそれを教えていただきました。
大西先生、本日は貴重なご指導を大変ありがとうございました。
うれしそうな子どもたち 三学期のスタート エンジンがかかってきました
今朝の気温はマイナス3度。本当に寒い朝でした。それでも、北谷小の子どもたちは元気いっぱいに活動しています。
用務員さんが、地域で使われていた獅子舞や、踊りのお面を、職員室の廊下に飾ってくれました。どれも、地域で大切にされてきた美しい伝統の品です。かつては、獅子舞は子どもの頭をあまがみして、厄払いをして、その健やかな成長を願いました。地域全体で子どもを育てていこうという、美しい心情にあふれていた時代が、日本には昔からあったのだなあと思います。そのことをホームページに掲載しようと写真を撮ったら、発育測定を待っていた子どもたちがピースして、写真に華を添えてくれました(笑)。
係活動を決めていた学級の様子です。新学期が始まり、係を楽しそうに決める姿を撮りたかったのですが、シャッターハンターたちにピースをされていまい、本来の様子が分からなくなってしまいました(笑)。
図工作品づくりに取り組む子どもたち。みんな、一生懸命つくった作品を自慢げに、そしてとてもうれしそうに見せてくれました。力作ぞろいで、すばらしかったです。
各学級を回って気付くことは、子どもたちがとても楽しそうだ、ということです。冬休みが明け、生活リズムが整わず、軌道に乗り切れない子どもたちがたくさんいるだろうな、と心配していたら実際はその逆でした。子どもたちは仲間との再会を喜び、一緒に活動できることを心から楽しんでいるように見えました。
大人の思惑と違って、きっと子どもたちは学校で仲間といっしょに活動できることをとても楽しみにしていたのでしょう。その様子が伝わってきました。とてもうれしく、ありがたいことです。子どもたちのやる気に満ちた姿勢を大切にしながら、学校生活を軌道に乗せていきたいと思います。
これも、子どもたちの健康管理や学習の準備などにご配意いただいている保護者の皆様のご協力のおかげだと思います。大変ありがとうございます。北谷小学校は今、仲間との再会の喜びに満ちあふれています。
令和4年度 第三学期始業式 目標を決めることの大切さ
風が少し強かったけれど、よく晴れた一日になりました。
本日1月10日(火)より、3学期がスタートしました。子どもたちの生きる力をはぐくため、職員一同今学期もがんばっていきたいと思います。
学期はじめは、学習・運動・生活などに係る新学期の目標を決めます。その目標が形骸化しないよう、子どもたちにとって価値あるものとなるよう声掛けをすることが大切です。
そこで、始業式の校長講話で、「足無し禅師」と呼ばれながら多くの人の尊敬を集めた小澤 道雄禅師について、次のようなお話をしました。
小澤禅師は2本の足のどちらもひざから下がなかったので、「足無し禅師」と呼ばれていました。禅師というのは、立派なお坊様を尊敬して呼ぶ呼び方です。小澤禅師は20歳のころ戦争に行っていましたが、敗戦後、極寒の地シベリアで働かされました。ある日、逃げようとした仲間を止めようとして、見張りの兵隊に撃たれてしまいました。傷を治すために、遠く離れた中国の病院に運ばれましたが、マイナス50度という極寒の中、終戦時の夏の軍服のまま、屋根のない貨車で三日も運ばれたのです。仲間の半数は凍死し、小澤禅師も両足が重度の凍傷に罹りました。麻酔も道具もない中での両足切断の手術は、想像を絶する痛みでした。術後も痛みと苦しみが、一か月以上続きました。
その後命がけで日本の家族のもとに帰り、家族と再会できましたが、不自由な体では家族のために働くこともできませんでした。小澤禅師は絶望し、何度も死んでしまいたいと思いました。
そんな中、突然、ある考えがひらめきました。「苦しいのは、比べるからだ。」それはこのような思いでした。
「自分は27年前、五体満足で生まれた。その時と比べるから苦しいのだ。27年前に生まれたことをやめにして、今日、両足がないまま生まれたことにすれば、なんの苦しみもない。そうだ。『本日ただいま誕生』したのだ。」
現実に、リハビリは困難を極めました。義足を付けるとき、足の切断面がひどく痛みました。その都度、小澤禅師は激痛に耐え、「本日、ただいま誕生!」と唱え続けました。そして、「自分は、仏様に生かされている。そのご恩返しをしなくてはいけない。そのために、一生をかけて、次の目標を守ろう。」と心に決めました。
一つ、笑顔を絶やさないこと。一つ、人の話を素直に聴くこと。一つ、誰にでも親切にすること。一つ、絶対に怒らないこと。
こうして小澤禅師は、信じられないことに、不自由な足で日本中を旅してまわり、托鉢に努めました。お寺や不幸な人のために、多くの寄付を集めたのです。そして、悩みを抱える人の話を温かく受け入れ、幸せへと導きました。いつしか周囲は彼を心から尊敬するようになり、「足無し禅師」として多くの人が慕ったのです。彼はその生涯を「本日ただいま誕生」という本にまとめ、その感動的な内容は、映画やドラマ、演劇となり、多くの人を感動させました。そして、57歳で幸せな生涯を閉じたのです。
小澤禅師がもし「なぜ戦争などに行かなければならなかったのだ」「なぜ自分が両足を失うはめになったのか」と、人を世を恨み続けたのなら、決してこのような境地には至らなかったでしょう。生涯をとおして四つの目標を守り、多くの人を救うことで恩返しをしたことで、小澤禅師は幸せな人生を送ることができたのです。
このあと、代表児童が立派な作文を読み上げてくれました。「三学期は、たくさんの人と話したい。今まであまり話したことがなかった人とも、自分から、話しかけてみたい。」
素晴らしい内容でした。まさに目標とは、それでよいのです。目標を決めるのは、自分の幸せに近付くためです。そして、目標は小さくてよいのです。「忘れ物をしない」とか、「2分前に着席する」とか、ちょっとがんばれば達成できるものでよいのです。「夢は大きく、目標は小さく」です。その小さな目標を達成したとき、人は大きく成長するのですから。
三学期も、子どもたちが将来立派に自立できる力を身に付けるために、幸せに近付けるように、職員一同がんばってまいります。今学期も、よろしくお願いいたします。
令和4年度 二学期終業式
朝の冷え込みはそれほどではありませんでしたが、日中急に風が強くなりました。しかし、冬の空がどこまでも澄み渡るお天気でした。
本日、二学期終業式を迎えました。終業式は、いつものようにオンラインで行いました。本当は体育館で、子どもたちの表情をみながら話をしたいところです。でもオンラインも決して悪くありません。手元の資料を子どもたちにはっきりと見せられるからです。本日は、二学期の子どもたちのがんばりを労うために、表情をみせたく思いました。周囲に気を付けながらマスクを外し、校長講話を行いました。
主な内容は、「形から入ることの大切さ」です。二学期の子どもたちのがんばりを称賛したあと、次のようにお話ししました。
「明日から冬休みですね。日本の伝統文化や行事に触れる機会がたくさんあります。大掃除、大晦日、除夜の鐘、初日の出、初夢、お年玉・・・。どれも聞いたことがある言葉ですね。みなさんが楽しみにしているお年玉は必ず袋に入っていますね。どうしてだと思いますか?実は「袋に入っている」という形が大切なのです。
昔、プロ野球チームで「東映フライヤーズ」というあまり強くないチームがありました。ところが、水原茂という人が監督になると、めきめきと力を付け、2年目には優勝してしまったのです。いったいどんな魔法を使ったのでしょう。
実は水原監督は、フライヤーズのユニフォームを一新したのです。それも、当時最強といわれたジャイアンツのユニフォームに似せ、しかももっとかっこいいデザインにしたのです。それと、選手が試合会場まで移動する列車を、一番高級な一等車にしたそうです。
選手たちはそれまで、「どうせ俺たちは弱いんだ」という暗い気持ちでいたのです。でもユニフォームがかっこよくなって、がぜんファンから注目されるようになりました。「ひょっとして、自分たちって、すごいのかな?」と思うようになったのです。
するとチームがどんどんよい方向に向かって、とうとう二年目に優勝してしまったのです。このように、人は見た目でやる気になることがあります。
ここで、自分のことを振り返ってみてください。例えば筆箱。中に入っている鉛筆は、ちゃんと削ってありますか?使いやすい消しゴムが入っていますか?子育てアドバイザーの人によれば、筆箱の中身がきちんと整っていることで、勉強の力も上がるそうです。
冬休み、もちかえった道具の中身をきちんと整理して、ぴかぴかにしてみてください。きっと三学期、やる気が上がりますよ。」
日本人は、様式美を好むといわれます。形から入ることが、よいきっかけになることもあります。子どもたちは冬休み、学習用具をもちかえります。お手数ですがそれらをご家庭でも点検していただき、整理整頓をお手伝いしていただければ幸いです。きっと、三学期の学習が楽しみになり、子どもたちの力になると思います。
その後、代表児童の言葉、生徒指導主任、安全主任の指導を行い、終業式を終えました。代表のお子さんは2学期の振り返りをクロームブックのプレゼンで行うなど、ICT活用の有用性を全校児童に見せてくれました。生徒指導主任からは望ましい生活習慣を保つことの大切さ、安全主任からは火遊びや道路での遊びに注意すること、登下校を見守ってくださるボランティアの皆様へ感謝の気持ちをもつことについて伝えました。
教室にいくと、担任が「黒板アート」で、二学期の子どもたちのがんばりを労っていました。「ワンピース」や「ブルーロック」、「スパイファミリー」のキャラクターが、笑顔で二学期の振り返りを称賛していました。担任の子どもたちへの気遣いでした。
そして通知表を、一人一人の子どもに励ましの言葉とともに渡していました。「よくがんばったね。三学期は、この課題に取り組めば、もっと伸びるよ。」子どもたちも真剣にうなずきながら聞いていました。
「校長先生!ぼくたちみんな、二学期がんばったよ!いぇーい!」
最後に、全校で一斉下校を行いました。寒い中でしたが、班長さん・副班長さんが班員を迎え入れ、安全を見守りながら下校しました。班長さん・副班長さん、いつもありがとう!
「さようならー!よいお年をー!」みんな、笑顔で帰っていきました。二学期、本当によくがんばったね。毎日、一生懸命勉強や運動に取り組んでくれてありがとう。また三学期、みんなで力を合わせてがんばろう。
年末年始は、様々な伝統的な文化や行事に触れ、豊かな心をはぐくむ機会も多いと思います。どうか、コロナなど病気や事故・けがにお気を付けになり、よい年末年始をお過ごしください。
二学期も、北谷小ホームページをご覧いただき、まことにありがとうございました。北谷小を見守ってくださった保護者・地域の皆様に、心より御礼申し上げます。
逆上がり補助器の修理ができました
今朝の外気温はついにマイナス3度となりました。いよいよ、冬のど真ん中に来たな、という感じがするぐらいの寒さです。
鉄棒のところに設置してある逆上がり補助器がボロボロになってしまったので、用務員の山崎さんに修理を依頼しました。時間をかけ丁寧に修理をしてくれて、ごらんのとおり、ピカピカに生まれ変わりました。その仕上がり、まさにプロ級!
早速、体育主任の小川先生が校庭に設置してくれて、これでもう大丈夫。子どもたちの練習のお役に立ちそうです。山崎さんはいつも職人並みの技を発揮して、外部に注文しないでも修理をしてくれます。ありがたいですね。
いつも、この北谷小ホームページをご覧いただき、まことにありがとうございます。ご承知のとおり、今週は通知表の仕上げ作業にかかりっきりになります。しばらく更新をお休みして、最終日に二学期最後の更新をしたいと思います。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
外国語の授業と子どもたちのICT活用能力
昨日より寒い一日になる、と予報ではいっていたのですが思ったより日中は暖かかったです。
外国語の授業をのぞきました。外国語指導の先生と、ALTの先生のご指導で、5年生がお買い物のスキットについて練習していました。
メニューの一覧をみせ、「What would do you like?」「I'd like Hamberger.Hou much is this?」とお気に入りのメニューを注文して、値段を聞くスキットです。先生方の模範演技をみたあと、子どもたちはさっそくペアをつくって、練習を始めました。みんな楽しそうに会話を交わしていました。
実生活の場面に基づく、生きた英会話の練習が楽しい雰囲気の中で続き、かつての外国語の授業とは隔世の感があります。こうして、子どもたちは英会話に親しみ、中学校での英語の授業の基礎が築かれていくのです。
昔、「あいあむ、えーと、すちゅーでんと。えーとはいらんよ。」と学校の外国語の授業を揶揄するようなCMがありましたが、今の学校の授業の指導法はずっと進んでいますね。
5年生の社会科では、プログラム学習キット「MESH」を授業に活用する場面がありました。
地図帳に記載された地名がどのページにあるかを当てていくウォーミングアップですが、そこで次の児童を指名するのにMESHのプログラムが使われていました。センサーのボタンを押すと、画面上にランダムに出席番号が表示されるものです。
これだけなら、フリーのアプリで代用が利くのでは?と思うところですが、なんとこのプログラムはクラスの児童が組んだものだったのです。自らアプリ開発をしたわけですね。それが授業で使われる意義はとても大きい。プログラム学習を単なる学習で終わらせることなく、クラスの授業で役立つものをつくりあげたわけですから。いや、感心することしきりです。すごいの一言!
ICTの利活用能力は、子どもたちのほうがずっと高いのかもしれません。プログラム学習が、子どもたちの大きな可能性を感じさせてくれた瞬間でした。
霧の朝
今日の朝も、外気温1度。寒い朝になりました。それに加えて、今日はいつもと違った景色になりました。下の写真をご覧ください。北谷小の運動場です。
ご覧のとおり、大変な霧になりました。
でも、グラウンドコンディションは悪くなかったので、いつもの朝と同じように、元気いっぱい外に出て体を動かしました。子どもたちの関心をひいたものが、もう一つありました。
いつものように子どもたちと一緒に校庭を走ろうと外に出ると、「校長先生、みてみてー!」と呼び止められました。
何かと思っていってみると、小さな氷があったのです。上の写真ではちょっとわからないのですが、鉄棒の下ではもっとはっきりしていました。鉄棒のマットの上に、小さな氷のかけらがたくさんあったのです。マットの上の水分が凍って、白く見えたので、子どもたちがたくさん氷を手に入れることができました。
「わー、氷がたくさんあるー!!」
霧のおかげで、いつもと一味も二味も違った運動場。幻想的な太陽の写真を撮ろうとしたら、子どもに割り込まれてしまいました。「いぇーい!」
思えば、私たちが子どもの頃より、水たまりの氷や霜柱をみる機会が格段に減っていると思います。そのうち、霜柱をみたことがない、という子が出てくるのでしょうか。改めて、自分たちにできることをやって、二酸化炭素排出の量を減らし、地球温暖化を食い止めることに協力したいものですね。冬の朝、子どもたちが氷をたくさん見つけて、日本の美しい四季を感じられるように。
校内書き初め展を行いました
このところ、休み時間元気に遊べていた子どもたち。今日は一転して雨模様になりました。そして今日から5時間授業です。いよいよ学期末進行。忙しくなります。
本日、校内書き初め展を行いました。3~6年生は体育館で行いました。体育館は窓を開け、CO2メーターで測定しながら十分な換気を行い、子どもどうしも可能な限り距離を開け、感染に気を付けました。
子どもたちは、これまでの練習の成果を発揮しようと、一生懸命作品づくりに取り組みました。
中には、「校長先生、ここ(の撥ね)どうやってやったらいいか、わかりません。」と質問してくる子もいました。とても感心しました。そうした質問をしてきた子は、向上心に富み、素晴らしい気付きができる高い能力の持ち主です。
習字に限らず、ならいごとというものは正しいやり方を知って、繰り返し練習をすることではじめて技能が上達します。技術を身に着けるには時間がかかります。週1度の書写では、理論を教えるのが精いっぱい。学校の書写の時間だけで、満足のいく作品をつくりあげることはとても難しいといえるでしょう。
大切なことは一人一人手をとって、筆の扱いを教えてあげることです。そうすることで、子どもははじめて「あ、こうすればこの撥ねや払いがきれいに書けるんだ。」と理解します。全員にやってあげたいところです。でも時間も人手もありません。担任や主観教諭・教頭をしていたこと書写を担当すると、いつもはがゆく思っていました。
「習うより慣れよ。」先人の遺した貴重な教えです。正しいやり方を覚え、何度も何度も繰り返す。上達するにはそれしかありません。しかし、今の学校教育はあまりにもやることが多く、集中してできないのがなんとももどかしいところです。
それらを差し置いても、日本の美しい伝統の書き初めが、学校教育をとおして子どもたちに継承されていくのは素晴らしいことだと思います。ICTがいくら発達しても、美しい字を書く喜びは失われることがないと思います。
今日の書き初めは、どの学年もとてもよくがんばっていました。
「よくがんばったね。出来栄えなど、気にしなくてよい。ベストを尽くしたあなたの姿勢は、立派だ。」
そのように言葉を掛け、がんばってよい作品づくりに挑戦した子どもたちの姿勢そのものを称賛することが、私たち大人にできる最善策の一つだと思います。
わたしのいのち 生命の尊さ、支えあう命
朝夕の冷え込みとは対照的に、日中が暖かいことが幸いです。
校内巡視をしていると、4年生が道徳の授業に集中して取り組んでいました。主題は「わたしのいのち」、生命の尊さを知り、一生懸命に生きようとする心情を育てる内容です。
主人公のゆうちゃんに、おじいちゃんが語り掛けます。
「人はがんばって生きて100年ちょっと。上り坂もある、下り坂もある。曲がりくねった道なんじゃ。それでも、くじけずに歩いていけるのは、いろんな人たちや、見えるもの、見えないものの大きな力がしっかり支えてくれておるからじゃ。人はときどき、生かされていることを忘れて、道にゆきづまる。そんなときは、胸に手を当てて、じっと心臓の音を聞くことじゃ。」
ゆうちゃんは心配して、
「おじいちゃんは、もうすぐいなくなっちゃうの?」
と尋ねます。
おじいちゃんは優しく答えます。
「誰にもいつかは、道の終わりがくる。それがいつになるかは、わからんことじゃ。わしらにできるのは、一日、一日を、おかげさまでと感謝して、せいいっぱい大切にすることじゃ。」
この話を聞き、子どもたちは淡々と自分の思いを発表していきました。
「命は限られているからこそ、精一杯生きなくちゃいけないんだと思いました。」
「いつも感謝の気持ちを忘れないことが大切なのだと思いました。」
子どもたちはよい意見をたくさん発表していました。充実した授業でした。
命は限られているから貴重なのだ・・・。人生の時間は無限にある、と思っている子どもたちには実感しにくいかもしれません。人は生きてるんじゃなくて、生かされている。だから、誰かのためにがんばることも必要なんだ。伝え続けなければいけないのが大人の務めだと思います。
日本中の学校が、道徳の授業を中心に命の大切さを一生懸命伝えています。でも、命や人権に係る事件や事故をなくすことはとても困難です。命の大切さは、みんなわかっています。だから、こんな言葉がけも必要だと思います。
「命が大切なんて、みんなわかってる。でも、私が伝えたいことはたったひとつだ。あなたが大切なんだよ。」
そうした大人の言葉が、子どもたちの心を育てていくと思います。
校内書き初め展と三郷特別支援学校交流学習
今日も日中はとても暖かな日になりました。
しかし、校内で大変風邪が流行っていて、欠席児童が多くなっています。現在、文部科学省や厚生労働省からの行動制限はかかっていませんが、今のウイルスの感染力の強さは決して油断できないものです。週末もマスク着用、うがい・手洗いの励行、定期的な換気など十分ご注意ください。
校内巡視していると、5年生が一生懸命書写で書き初め練習に取り組んでいました。素晴らしい集中力でした。
いよいよ、来週13日(火)は校内書き初め展です。心配なのは、道具の忘れです。きれいな文字を書くには、まず道具が整っていることが必要です。今週末にお声がけいただき、13日に書き初め道具の忘れがないようご配慮をお願いします。
2時間目、2年生が「支援籍交流」を行いました。三郷特別支援学校に通っているお子さんと子どもたちが楽しく交流するイベントです。どんな内容か事前に聞かなかったので、体育館に様子をみにいってみると、まあどうでしょう。とっても楽しそうに交流をしていました。
体育館中にドラえもんのテーマが流れ、色鮮やかなテントシートをみんなでもって、楽しそうにダンスを踊っていたのです。みていて、とても微笑ましくなりました。
支援籍交流は、「インクルーシブ教育」のために行います。障害のあるなしにかかわらず、遊びの中で楽しく交流を重ね、互いの人権を尊重する温かい心を育てるものです。今日のプログラムは三郷特別支援学校の先生が用意してくださったものですが、さすが素晴らしい内容が用意されていることに感心しました。
明日から週末、お子さんやご家族様の体調管理に十分をお気を付けていただき、安全にお過ごしください。
三年生消防車見学
朝の冷え込みは格別でしたが、日中はずいぶんと温かくなってありがたかったです。子どもたちも業間・昼休みと元気に遊べて楽しそうでした。
三年生が社会科の学習で消防車・救急車見学を行いました。吉川南消防分署の皆様にお越しいただきました。
「おはようございます。今日は、みなさんに消防車・救急車を直接おみせしたいと思います。」
「おはようございまーす!」「よろしくお願いします!」
「これが火事を消すときに使うホースです。折りたたむと、小さくしまえるんだよ。」
「すごーい!!」「消防車の中ってこんなになってるんだ!」
「これが消火のときに使うホースのジョイントです。」「かっこいい!!」「落としたらどうなるんですか?」
「いや、壊れます(笑)。そうならないように、みんな日ごろから訓練しているんですよ。」
「これが救急車の中に入れてある『ストレッチャー』です。さわってごらん。」
「あ、ちょっと固い!でも柔らかい。」「すごく高ーい!」「これで患者さんを病院まで運びます。」「救急車って、病院にあるんですか?」「いいえ、消防署にあるんですよ。」「えー?!」
室内では、消防服に着替える体験をさせていただきました。「わあ、思ってたより重い!」
未来の消防士さん、完成!
あっという間の2時間でした。幸い、途中で出動もなく、最後までたっぷりと見学をさせていただきました。
「ありがとうございましたー!」「さよーならー!」
吉川南消防分署の皆様は、本当に子どもたちのために貴重な時間を割いて、丁寧な説明をしてくださいました。本物の消防車や救急車、消火服に触れることができて、子どもたちも大満足でした。
今、ちょっとしたヒーローブームです。ウルトラマンや仮面ライダー、戦隊もの、「ヒロアカ」や「鬼滅の刃」等の中に、子どもたちがあこがれるヒーローがたくさんいます。でも、今日子どもたちの目の前に現れてくださったのは、まぎれもない本物のヒーローの皆さんです。日頃より訓練に励み、家事や事故が起きれば真っ先に現場に向かい、人の命を救うために最善を尽くす。それこそ、本物のヒーローといえるでしょう。そうした憧れの職業に触れさせておくのは、望ましい職業観、勤労観をはぐくむうえで最も大切です。最上のキャリア教育だと思います。
お忙しい中、子どもたちのためにご来校くださった吉川南分署の皆様、今日は本当にありがとうございました。
業前運動と学力検査
日中は日差しが暖かかったのですが、朝の冷え込みは格別でした。車の外気温計をみると、0度。子どもたちは通学路途中で水たまりに張った氷を見つけて喜んでいました。
そんな寒い朝でしたが、今学期最後の業前運動を行いました。各学年の様子です。
みんな、とっても元気に体を動かしていました。
「こんな寒い中半袖半パンで、大丈夫?」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。でも子どもたちの適応力は大したものです。いざ始まると、元気に体を動かして、自然と笑顔もあふれます。本来子どもがもっているエネルギーが目覚めて、活力につながっていくのだと思います。
コロナにかからないようにするためにも、体の免疫力を高めることが大切です。それには、元気に体を動かすことが有効です。そして心と体はつながっています。楽しく体を動かせば、気分もすっきりして学習効果が高まり、情緒も安定します。元気いっぱい体を動かすことが子どもたちの成長にもたらす好影響は計り知れません。みんな元気に体を動かして、立派でした!
2・3時間目にはTK式学力標準検査を実施しました。
結果は三学期、通知表ファイルに入れお渡しします。大切なことは、次年度を迎えるにあたり、国語・算数のどの部分が習熟できていて、その部分が課題になっているかを正しく理解することです。このテストは、通知表の成績には関係がありません。学力の現住所を知って、得意を伸ばし、不足を補うための客観的な資料となります。
三学期にテストが返却されたら、お子さんと話し合い、家庭学習等の参考にしていただければ幸いです。
教育支援担当訪問 研究授業でがんばった子どもたち
真冬の寒さの日が続きます。朝、車の外気温計をみたら、なんと3度。宇都宮でははやくも雪交じりの雨が降ったとのことで、いよいよ本格的な冬がきたようです。
本日は特別日課5時間として、教育支援担当訪問を行いました。東部教育事務所と、市教委学校教育課の先生のお招きして、全クラスで公開授業を行いご指導をいただきました。4時間目と5時間目は、それぞれ2年生と4年生が研究授業を行いました。
2年生は、「かけ算をつくろう」という単元でした。習得したかけ算を使って、日常生活の中で出会うような問題場面を想定して、自分たちの考えで解決していく授業です。
子どもたちがクロームブックを使って自分の考えをどんどん発表していきました。様々なアイディアが出て、互いに考えを深めることができました。
クロームブックを使うと、子どもたちの考えたアイディアが一覧表示されます。そこからアイディアの共通性や異なる部分を考えながら、よりよい解決方法を見つけることができるのです。ICT活用の素晴らしい面です。
4年生は、「変わり方調べ」について自力解決学習を行いました。タイルを階段状に積み上げていって、まわりに「キラキラテープ」を貼る、という場面です。少ない段ならすぐわかるけれど、20段も積み上げると、どのぐらいキラキラテープが必要になるか見当を付ける必要があります。子どもたちに「どのぐらいの長さがいるかな?」と、生活場面に近い問題を出して、必要性と切実感をもたせます。子どもたちは解決のために、様々なアイディアを考えていきます。
子どもたちは考えたアイディアを、席が近い子とペアを組み、わかりやすいように説明していきます。これがとても大切です。アイディアを他の児童にわかりやすく説明することで、考えが整理され、言葉による表現力も高まっていきます。「わかった!」という賞賛の言葉がもらえるのも、うれしいところです。
そして、自分のアイディアや発見、気付きを全体で共有していきます。まさに、子どもが主役の授業です。クラスみんなで話し合う中で、どの考えが最も優れているかを共有していきます。
担任は子どもたちの理解を高めるために、実態に応じた授業プランを練りこんでいきます。そして、得られた成果と課題を職員全体で協議し、よりよい指導方法への昇華していきます。「研究授業を行わなければ、授業の腕は向上しない」といわれるゆえんです。
そうした担任のがんばりに応えるかのように、子どもたちも問題解決に一生懸命取り組み、素晴らしい発見をして共有していきました。どちらも、とてもよい授業だったと思います。
本日の研究授業で得られた成果と課題を職員全員で共有し、日々の授業の質の向上に生かしていきたいと思います。
六年生読み聞かせ さすがの技術に脱帽
昨日より、幾分寒さも和らいだように感じました。朝、読み聞かせボランティアの皆さまが、6年生に読み聞かせをしてくださいました。題目は昔話「小僧と山姥」、そして著名な絵本作家 五味太郎先生の「仕掛け絵本」の紹介でした。
さっそく、読み聞かせをはじめると、子どもたちはその朗読の技術にぐいぐい引き込まれ、よく集中して聴いていました。その次の仕掛け絵本も、食い入るようにお話を聴いていました。
さすがは読み聞かせボランティアの皆さま、お話に引き込む技術の素晴らしさに感心することしきりでした。
VDT症候群という言葉があります。かつては、ディスプレイ症候群といわれていました。子どもたちが一日のうちのかなりの時間をつぎ込むゲームやネット動画は、派手な色と音の洪水です。そうしたものに慣れてしまうと、ひどい頭痛や肩こりなど体調の異変が生じる可能性があることと、文字だけを追うことが退屈になってしまい、文章を読むこと苦痛になることがあると指摘されています。
そうした時代の中、子どもたちに本への興味をもってもらうことは難しいものです。その中でも読み聞かせは非常に有効な手段です。情感たっぷりに読み上げ、絵本の世界の中に引き込めば、子どもたちの想像力が広がっていきます。
読み聞かせボランティアの皆さまの子どもたちを引き込む技術。本当に素晴らしいと思いました。私たち教職員も、みならいたいと思いました。うーん、がんばらねば。
一年生の図工 スタンプ!スタンプ!
今日から12月。いきなり冬になったような寒い一日になりました。
事情により、今日は午前中、1年1組と1年2組の図工を私(校長)が担当いたしました。1年生は担任したことがなかったので、うまくいくか不安だったのですが、はじめてみると、子どもたちのやる気とがんばりに、びっくりさせられました。
子どもたちはおうちからもってきたいろいろな材料を使って、楽しくスタンプをしていきました。箱、ペットボトルのキャップ、おいもやナス、ブロッコリーなどの野菜、薬のびんなど、実に様々。それらをお気に入りの色に付けてぺったん、ぺったん。あっという間に楽しい作品ができました。
1年生がうれしそうに作業に集中する姿をみて、とてもうれしくなりました。子どもたちは担任の先生に作品をみせることを楽しみにしていました。
子どもたちが楽しくスタンプできるように、たくさんの材料をもたせてくださった保護者の皆様、ありがとうございました。おかげで、楽しい作品ができあがりました。
通学班会議を行いました
昨日の夜から妙に暖かく、季節が逆に戻ったような錯覚を受けました。今日も、曇りがちですが12月と思えないような生温かな気候となりました。
お昼休みに、通学班会議を行いました。各地区の班に分かれ、通学班担当の先生から、次のようなお話を聞きました。
下に挙げたことは、主な項目です。
①通学路は必ず守りましょう。通学路は、学校とおうちの方が考えたみなさんにとって一番安全な通路です。
②通学路をとおるとき、横に広がって歩かないように気を付けましょう。
③忘れ物をして慌てて家に戻ると急いだり一人になったりして危険です。慌てずに戻らないようにしましょう。
④石を投げたり、空き缶をけりながら歩いたりすることは危ないので、やめましょう。
どれも当たり前のことですが、実際守らせることは困難が伴います。学校が終わると子どもたちは一気に開放的な気分になるからです。大人だってそうですから。でも、そうしたとき思わず近道をしてしまったり、横並びで歩いてしまったりするものです。それが、いかに危険な行為かを、常日頃から呼びかけ、意識させることが大切です。
今日は通学班を集め、改めて上のような話に加え、通学班の問題や、通学路の危険個所について確認しあいました。子どもたちの下校をいつも大人が見守れるわけではありません。子どもたち自身の安全意識を常に高めていかなければならないと思います。
おうちでも、お声がけをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
市長さんとのミーティング
午後からは雨交じりの強い風が吹き、下校が大変な子どもたちもいたことと思います。下校に職員が付き添ったり、帰りに注意喚起を促す校内放送を入れたりしたのですが、大丈夫だったでしょうか。
傘は風に弱く、手元から離れて田に落ちたり、道路に出たりすると極めて危険です。学校でも指導いたしますので、ご家庭でもお子さんへのお声がけをお願いします。
先週、持久走大会が終わって朝運動場の様子がガラッと変わりました。でも、ご覧ください。走っている子がいるのです。
なんだ少ないじゃないか、という感想をおもちの方もいることでしょう。けれど、私はとても立派な子たちだと思います。
現代っ子はものごとを合理的に考えます。「持久走大会の前に練習して、力を高めれば十分でしょ?」なるほど、一理あります。でも、日ごろからの練習を進めるのには訳があります。
心と体はつながっています。体を鍛えれば、情緒が安定し、学力が高まります。一流のビジネスマンは、筋トレや余暇のスポーツを欠かさない人が多い。これには合理的な理由があり、体を鍛えることが想像力や思考力、そして活力を高めることが科学的に立証されているからです。心と体がつながっている証左です。
でも、遊びたい盛りの子どもたちに「毎日走ろう!」と呼び掛けても、「えー?遊びたいー」となり、なかなか結果につながりません。
今日はオンライン朝会で、こうした子どもたちの立派な姿を紹介しました。「継続は力なり」。一見遠回りな地道な努力こそ、成功への近道だということを、これからも子どもたちに伝えていきたいと思います。
午後、吉川市の中原市長さんがお見えになり、子どもたちとのミーティングを行っていただきました。
6年生の代表児童たちは、1時間たっぷり、市長さんと吉川市の市政等について話し合いました。ちなみに教員は立ち会えません。市長さんの「子どもたちの純粋な考えが聞きたい」とのご意向があるからです。
終わった後、子どもたちに感想を聞くと、一堂に「楽しかったです!」という言葉が返ってきました。また市長さんにお話を聞くと、「いやー、感心しました。みんな考えがとてもしっかりして、的確な受けごたえができる。いや、楽しいミーティングができました。」ととてもうれしそうでした。
吉川市にきて驚いたのですが、本当に市民と距離が近い市長さんです。6年生の子どもたちも、政治というものを一層身近に感じられたことでしょう。中原市長さん、お忙しい中どうもありがとうございました。
少年センターの先生方のあいさつ運動
今日は最高気温も上がらず、どちらかというと寒い一日になりました。
下校時、少年センターの先生方が、あいさつ運動にきてくださいました。
「さよーならー!」と元気にあいさつをして、帰路に就く子どもたち。センターの先生は以前は中学校籍だったのことで、「小学生は、よくあいさつをしてくれるのでうれしいですね!」と終始笑顔でした。
いつも、子どもたちにはあいさつの大切さを次のような言葉で伝えています。
「鳥は、飛ぶことができるので空で過ごします。リスは、木登りが得意なので森に棲むことができます。では、わたしたちは人間はどうでしょう。あいさつができるので、人と人の間で過ごすことができるのです。だから、「人間」というのです。」
子どもは、一人で生きていくことができません。必ず、多くの人とかかわって成長していきます。したがって、子どもたちが健やかに成長するために身に付けさせたい力がコミュニケーション能力です。私は、「友達と一緒に楽しく過ごす力」「仲間と一緒に困難な課題に立ち向かう力」は、学力や体力以上に重要だと思っています。
その第一歩が、あいさつができることです。北谷小では、元気なあいさつを推奨しています。ご家庭でも、あいさつができることの大切さをお伝えいただければ幸いです。
少年センターの先生方、ありがとうございました。
令和4年度 校内持久走大会
朝から澄み渡る青空が広がり、絶好の持久走大会びよりとなりました。申し訳ありません、校長は出張が重なり報告を受けることしかできなかったのですが、多くの子が力の限り走り、年に1回の大会にふさわしい行事になりました。
これまで、毎朝の持久走練習や、体育の試走でがんばって走ってきた子どもたち。実力を十分発揮できた子どもも多かったことでしょう。思うような結果を出すことができなかった子もいたことでしょう。
でも、怖さをこらえて参加し、ゴールまで走りぬいた子はよくやったと思います。おうちでも、子どもたちにねぎらいの言葉をかけていただければと思います。順位よりも大切なのは、きちんと大会に参加して、最後までやり抜くことで、それができた子は、みな立派だということを。
応援にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
持久走練習 高学年試走
昨日とは一転、日中は10月なみの陽気となりました。朝方、グラウンドは湿っていたのですが、午後からはコンディションが回復したので、午前中に予定していた高学年の試走を、6時間目に行いました。高学年の児童からすれば、試走には抵抗があったことでしょう。しかし、本番での安全性を高めるために、一度コースを走っておくことはとても重要です。子どもたちにとっても、走りの戦略を立てられるますから。
それでも、多くの子どもたちが真剣な表情で、ゴールを目指し、立派な走りを見せたことはとてもよかったです。
印象的な場面がありました。順位にとらわれることなく自分のペースで走り、最後まであきらめずゴールした子に、そこにいた児童みんなから大きな拍手が送られたことです。とても美しい、感動的な光景でした。改めて、持久走の練習を通して子どもたちに何を学ばせればよいのか、思いを馳せることができました。
現代社会の高学年の児童は、情報の洪水に囲まれているので、大人とほぼ変わらない認知能力をもちます。自分が他人からどのようにみられているか細心の注意を払い、周囲から浮かないことに気を配ります。みんながみている前で、勝負に負けるなどはもってのほか。それは集団の中の地位低下につながるからです。だから、負けるかもしれない戦いは、上手に避けます。
子どもたちのこうした行動は、現代社会に生きる大人の姿の鏡なのかもしれません。この時代に生きる子どもたちが、自然のうちに身に着ける処世術なのかもしれません。
でも私たちは、与えられた課題や試練に一生懸命取り組む子どもを育てたいと思います。たとえ苦手なものでも、周囲が自分をどうみるかを過度に気にすることなく、泥臭く、粘り強く取り組む子どもに育ってほしいのです。これは軽佻浮薄を是とする現代社会の風潮に逆らうことかもしれません。「学校の常識は社会の非常識」といわれる所以かもしれません。
けれど、今日目にした光景は、まぎれもなく努力した仲間に惜しみない賞賛を送る子どもたちの姿でした。救われる思いがしました。子どもたちには、結果にこだわることなく、全力で競技に臨んでほしいと思います。たとえ思い通りの結果が得られなくても、その貴重な経験が、自分を大きく成長させてくれるのですから。
5年生 社会科見学(さいたま市造幣局、武州中島紺屋)
このブログをアップしている23日(水)の午前中は、こんこんと雨が降っています。昨日22日(火)は教職員の「ふれあいデー」(働き方改革推進のため定時退勤する日)だったので、アップが一日遅れになりました。ふれあいデーの日は午後5時以降電話対応ができなくなります。毎月学校だよりでお知らせしておりますのでご了承ください。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
22日(火)、5年生が社会科見学に行きました。目的地はさいたま市の造幣局と、羽生市の武州中島紺屋です。その時の様子をご覧ください。
さいたま市造幣局は、貨幣製造工場と博物館に分かれていて両方を見学できます。工場内は撮影禁止なので、博物館見学の様子をお伝えします。
展示品は希少なものばかりで、とにかく素晴らしかったです。子どもたちも夢中で見入っていました。
撮影スポットではい、ポーズ。
充実した見学を行うことができました。スタッフの皆様、ありがとうございました。
次に訪れた武州中島紺屋さんの一室で、昼食をいただきました。お弁当の準備、ありがとうございました。
185年もの歴史をもつ中島紺屋さんで、ハンカチの藍染め体験に取り組みました。ハンカチを折って輪ゴムでしばり、模様を付けます。
さあ、藍染めの液に浸して、3分待ちます。冷たくても我慢我慢!しっかり浸けることで、鮮やかな色になります。
乾かしたら、このような鮮やかな色に染め上がり。「できたー!」とみんな大喜びでした。
最後、藍染め博物館を見学させていただき、羽生市をあとにしました。
社会科は、人や文化伝統、歴史を好きにさせる教科です。それゆえ、本物に優る教材はありません。教科書での学習も大切ですが、最前線で働く人の言葉に耳を傾けることや、実際に手に取って体験することほど貴重な学習を知りません。
そして社会科は、仕事をすることの尊さを学ぶ場所です。造幣局は世界トップレベルの鍛造技術で、偽金づくりを防いでいました。説明では、鍛造技術の高さこそ、国の信用そのものだということでした。藍染め体験は、一五〇〇年前、奈良時代から日本に伝えられた藍染めの技術を、現代に連綿と伝える貴重な伝統産業です。ワールドカップに出場する日本チームのユニフォーム、「ジャパンブルー」も藍染めを起源としています。どちらも素晴らしい職業でした。そうした様々な職業の素晴らしさを、未来を担う子どもたちに伝える学習の教育的価値は計り知れません。
子どもたちはみな、満足そうに社会科見学を終えました。この体験が、社会科学習への意欲を高めてくれると思います。
広がるコロナ感染 音楽でできること
月曜日の朝、雨降り模様というのは、大人と子どもの心を重くするようです。それでも、日中お天気が回復し、午後には晴れたことは幸いでした。
本日は欠席者数が増加傾向にありました。ご家庭内で陽性の方が出て、濃厚接触者となり、学校を休む児童がじわりと増えてきています。第7波、第8波まできてわかったことは、感染者が一定の期間増減を繰り返すのは社会の防疫体制の在り方ではなくて、ウイルスの特性そのものだということ。そうしたこともあり現在、文部科学省や教育委員会より学習活動の制限等について、通知はきておりません。近距離でのグループワークや調理実習、近距離で行う理科の実験観察や図工の共同制作などについては、依然として感染症対策を十分行ったうえで実施すること、との指導です。要は「決して油断しないで感染防止に努めること」に尽きると思います。
4年生の音楽の授業の様子です。
手のひらを膝の上において、姿勢よく先生のお話を聴く子どもたち?いいえ、これは曲想に合わせて正確なリズムを拍手やひざを叩いて鳴らす学習です。
このように画面に楽譜が表示され、動いていくので子どもたちはそれに合わせてリズムを刻むのです。
子ども同士の距離も、音楽室の広さをめいっぱい使っています。これなら、飛沫の心配もしなくてよさそうです。
とはいえ、音楽で大切なのは、合奏、合唱の楽しさを味わわせることです。今は歌を歌う時もマスクを着け、大声を出さないようにしています。子どもたちに音楽の本当の楽しさに触れさせることができないのは口惜しい限りです。
依然として続くコロナ禍で、社会が様々な影響を受けています。苦しんでいる人の数は、私たちの想像以上でしょう。学校現場も、その一つです。一日も早い収束を願うばかりです。
改めて、ご家族の中に発熱や咳など風邪態様の症状がみられる場合は、学校での感染拡大を防ぐため、お子さんの登校を見合わせていただくようお願いいたします。
芸術の秋、スポーツの秋。子どもたちの一生懸命さを認めてこそ
この「北谷小ブログ」をアップロードしている20日(日)の午前中、しとしとと小雨が降ってきました。今日は12月並の寒さになるということ。また一歩、季節が進もうとしています。
18日(金)の午後は事情があって早めに退勤しなくてはならなくなり、ブログを更新できなかったので今、改めてアップロードいたします。
18日(金)はとてもいいお天気で、4年生が持久走の練習に励んでいました。子どもたちのこの表情。やる気が伝わってきますね。
よく、持久走大会のはじめの言葉で、校長先生が「今までの練習の成果を生かして、ベストの記録を出せるようがんばってください」とおっしゃることがありますが、私は「ベストの記録を出しましょう」と期待することは、子どもの成長にとってプラスとは限らないと思っています。緊張して実力が出せなかったり、気持ちが入りすぎて、スタートで失敗したりすることもあるでしょう。けれど、それも子どもたちにとって成長の糧となる大切な経験です。一生懸命がんばって失敗したことは、何も悪くありません。むしろ、果敢に挑戦した立派なことです。だから、過剰なまでにプレッシャーを掛けることは必要ないと思います。
それよりも必要なのは、結果ばかりを見ず、子どものがんばりを認めることだと思います。「思うような結果が出なかったからといって、落ち込むことはない。あなたはよくがんばった。わかっているよ。」そのような大人の言葉がけが、子どもたちの自信と勇気を育てるのだと思います。
日本の学校は世界で一番「がんばれ」をいう場所だとか(笑)。確かに、走っている子どもたちをみると「がんばれー」と言ってしまいますよね。でも、持久走に臨む子どもたちはめいっぱいがんばっています。だから、走る前にはこんな言葉を掛けてあげたいと思います。「結果なんか気にするな。一生懸命走れば、それでいい。最後まで、みているよ。」
さて、教室にいくと子どもたちが楽しそうに作品づくりに取組んでいました。
2年生は「すけるん たんじょう!」というクリアファイルを使った作品づくり。1年生は先日のなまず公園での落ち葉拾いで集めてきた落ち葉やどんぐりを使って、お面づくりに取組んでいました。
教室にいくと、たくさんの子が「みて、みて!」と嬉しそうに一生懸命つくった作品をみせにきてくれます。「いい作品ができたよ、ほめてー!」という気持ちに溢れています。「おーすごいね!」「よくつくったー!」とほめてあげると、みんなにこにこ。私たち教員にとっても嬉しい瞬間です。
そこで、「ここはこうした方がいいんじゃないかな」、などの指導は不要です。子どもたちは、心を込めて一生懸命つくったのです。それを大人の価値観で評価する必要はありません。作品の善し悪しを判断するとき。それは、誰かの作品と比べているからです。
「比較は、喜びを奪う。」ルーズベルトの言葉です。子どもは一人一人がオンリーワンの存在で誰とも、比べる必要はありません。マラソンの順位も、作品のできばえも。私たち大人は、子どもたちの一生懸命な姿勢を、ただ「すごい!よくがんばった!」と認めてあげればいい。競争心や向上心をもたせることは大切。でも、子どもたちの健やかな成長にとってもっと大切なのは、勇気と自信だと信じてやみません。
持久走試走がんばりました
朝、寒いなあと思ったので車の外気温メーターをみたらなんと4度。季節が一歩進んだ感じがしました。でも、空はどこまでも澄み渡っていました。
そんな中、低学年児童が来週金曜日の持久走大会のために、はじめて試走を行って、本番と同じコースを走りました。その時の様子をご覧ください。
はじめて走る北谷小のコースに挑み、最後まで一生懸命走った子どもたち。みんな、とても立派でした。一年生は、朝マラソンでもがんばって走っています。持久走は、本番だけ一生懸命走ればよいというものではありません。日頃の練習を積み重ねていくことこそ、大事です。
いつの間にか、結果ばかりを重視する風潮が、社会のいたるところでみられるようになったように思います。「いくら努力しても、結果を出せないのなら意味がない。」そんな言葉に、象徴されています。でも、学校は結果を重視するところではありません。子どもたちの真摯な姿勢、地道な努力の積み重ねを称賛し、たとえ思うような結果が出せなくても「気にしなくていい。あなたは十分がんばった。胸を張っていい。そしてまた、明日に向かって一歩踏み出そう。」と励ます。結果よりも過程を重視することで、子どもたちは育っていきます。結果を重視するのは、もう少し大人になってからでもよいと思います。
子どもたちを伸ばすには、適度な競争が必要だ、と強弁する方もいます。でも、競争で子どもの力を伸ばすことができないことが近年の研究で明らかになってきました。子どもを伸ばすのは競争意識ではなく、自信です。アドラー心理学では勇気といいます。順位や結果ばかりにこだわることなく、努力する姿勢を評価し、がんばった自分を誇らしく思う子を育てる。持久走練習では、それがとても大事だと思います。
子どもたちの力を高めるためには、一回でも多く練習させることが大切です。そのため、LEBERへの参加の可否についての入力をお忘れなくお願いします。
5年生タグラグビー盛り上がっています
冒頭の文章でも書きましたが、一年で一番スポーツをするのにさわやかな季節になりました。5年生が運動場で、タグラグビーの練習と試合に取り組みました。
まずは、チームで基本練習に取り組みます。パスはとても大事。小川先生も、各チームを回って声掛けをします。
今日の授業のめあてを確認します。「今日のめあては、兄弟チームで作戦のアドバイスをし合う」です。兄弟チームで練習をして、得点を取るためにはチームのどんな点を改善したらよいかを話し合いましょう。」
実戦さながらに練習を繰り広げます。とはいえ、兄弟チームでの取組です。勝敗のためではなく、どんな攻め方がよいのか考えながらの練習です。
練習が終わると、アドバイスをし合います。「タグをとられたときのパスをもっと早く回すといいと思います。」
さあ、アドバイスを生かして、いよいよ試合に挑戦します。練習や話し合いの成果を実戦に生かせるかが大切です!
さすがに、さっきのアドバイスを試合に生かすことは難しかったものの、各チームとも真剣にゲームに集中し、力いっぱい戦っていたことがわかりました。
とてもスムーズで理にかなった授業の展開で、練習や話し合いが試合に生かせるよう配慮されていました。でも、何よりも大切なのは、子どもたちがゲームそのものを楽しむことです。終わったあと、何人の子どもに感想を聞いてみたのですが、口をそろえて「楽しかったです!」と答えていました。それが一番大事だと思います。
コロナ禍の中、家で過ごす子どもが多くなっています。けれど、本来子どもは野っぱらを駆け回り、転げまわって遊ぶもの。そうしてこそ、健全なメンタリティがはぐくまれるのです。それが、難しい現代においては、せめて学校の教科体育で、子どもたちに「体を動かすことの楽しさ」を味わわせたいと思います。
5年生、タグラグビーみんなよくがんばりました!
黒板、動画、資料提示、協働学習アプリ
三連休明けの雨の午前中。子どもが最も学習に集中しにくい状況です。しかし、先生方は様々な工夫をして、子どもたちの気持ちを学習に向けようとがんばっています。今日、一日の授業の様子をピックアップします。
まずは動画。6年生が徳川幕府の治世の仕組みについて学習しました。ドラマ仕立てなので、楽しく学習できます。子どもたちもよく集中していました。
次にプロジェクター。3年生の学習の様子です。デジタル教科書を投影することで、子どもたちがパッと学習する内容に集中させることができます。しかも、図やグラフなどを立体的に動かすことで、視覚的な理解を促すところが素晴らしい。今はまだ過渡期ですが、いずれはデジタル教科書が導入され、子どもたちは手元を見ながらの学習も可能となることでしょう。
そして、特筆ものの協働学習アプリ、「オクリンク」。子どもたちの学習の振り返りを瞬時に集計して、全体に提示することができます。動画もデジタル教科書も一方通行ですが、双方向なやり取りができるため、学習がよりスムーズになります。
そして最後はやっぱりこれ!黒板!4年生の図工で、作業の手順とこれからの予定を順序よく示し、子どもたちに理解させていました。やっぱり、黒板は私たち教職員の体の一部です。例えれば、武士の刀、仮面ライダーのバイクといったところでしょうか。動画も、アプリも、黒板を使いこなす技術があってこその道具です。どんなに技術が進んで様々な便利なものがでてきても、やっぱり教師にとって黒板は最強のアイテムだと思います。
こうしたものを上手に使い分け、子どもたちを学習に集中させていきます。「あ、わかった!」子どもたちのこの一言に、たどり着くために。
一年生 なまず公園どんぐり拾い
昨日は立冬で、暦の上ではもう冬ですが、日中はとてもそうは思えないほどぽかぽかした陽気になりました。
1年生が生活科でなまず公園でどんぐり拾いにいきました。お天気もよく、青空に映える紅葉した木々がとてもきれいでした。子どもたちは夢中になって、たくさんの秋を見つけました。
どんぐりをたくさん拾ったり、きれいな落ち葉を集めたり、葉の上で転がって楽しんだり。みんなとても楽しかったようです。拾ったどんぐりや落ち葉は記念にもって帰りましたが、一部は学校に寄付してもらいました。今後、生活科でおもちゃづくりに使う予定です。
日本の秋の美しさと、自然の恵みをたっぷり吸収した子どもたち。これからも自然に親しみ、大切にする姿勢を遊びの中から身に付けてほしいと思います。
11月5日(土)学校公開 ご来校ありがとうございました
11月5日(土)に学校公開を行いました。コロナ感染防止のため、通学路コース別(地区別)に時間を分けて公開させていただきました。また、時間も短時間とさせていただきました。ご不便をかけて申し訳ございません。そんな中でも、お越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
この日は、歯科衛生士さんをお招きして、1・5年生を対象として、「歯磨き教室」を実施いたしました。本来なら、全学年行いたいところですが、代表して二つの学年となりました。ご了承いただければと思います。
内容は、歯周病の予防と正しい歯磨きについてです。
歯磨き教室は、体育館で実施しました。具体的には、カラーテスターを使ったプラーク・テストを行って、日頃の歯磨きの磨き残しの部位を意識させることで正しくブラッシングを行い、歯垢が残らない歯磨きができるように指導していただきました。
はじめは戸惑っていた5年生たちも、徐々にやり方を把握して、手鏡を使って自分の歯の磨き残しの部位を正しく知ることができました。
5年生は自分たちだけでできたのですが、1年生は保護者の皆様も一緒にプラーク・テストを行っていただき、お子さんの歯の状態について把握していただきました。
ご承知のとおり、近年の研究によって歯周病は口の中だけの病気ではないことがわかってきました。口の中の歯周病菌が増殖して、歯周病菌やその毒素が血管に入ってしまうと、血栓を起こしやすくなり、様々な全身疾患を引き起こす恐れがあるとのこと。 心筋梗塞や脳梗塞、肺炎や糖尿病などと歯周病の関連が報告されています。まさに、「万病のもと」ですね。
また、かみ合わせについてもその重要性が報告されています。かみ合わせの乱れは口腔内にとどまらず、全員に影響を及ぼすことがあり、咬合が正しく行われていれば、学習への集中力や身体能力が向上することも明らかになってきています。
昔から、「食事をしたら、必ず歯を磨きなさい」と言われてきましたが、科学が進むほど、それが正しかったことがわかります。子どもにとっても大人にとっても、健康はかけがえのない宝物。それを子どものうちから知らせ、正しい生活習慣を守らせることはとても大切だと思います。
お忙しいところご参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。
六年生陶芸教室
とてもいいお天気になりました。11月なのに、暖かい。こういうお天気を「小春日和」というのでしょうね。
先日、感謝の会にお招きした環境ボランティアの方が、「ポプラの葉が校庭に散らばったから」とおっしゃって、午前中もくもくと散らばった葉を集める作業をしてくださいました。その様子をみていてあんまり感動したので、授業をやっていた4年生に声をかけました。「みんなが体育をやりやすいようにと葉を片付けてくださっているから、お礼をいって!」4年生が大声で「ありがとうございましたー!」と元気に伝えてくれました。
今、教職員はコロナ禍対応などで、とても仕事が増えています。だから、こうしたお気遣いはとてもありがたく思います。
6年生が陶芸教室を行いました。陶芸センターの指導者の方を講師にお招きして、粘土を練り上げ、仕上げはセンターの方にお願いします。さすがはプロ、とても丁寧でしっかりしたご説明をいただき、そのあと作品づくりに入りました。
新聞紙をろくろに見立て、作品を回転させながら仕上げることには感心しました。また、「作品は立って仕上げてください。」というご指導にも納得。土を練るには、力が要ります。体重をかけることで、仕上がりがよくなるのでしょう。
授業は教員が行うものですが、その道のプロに指導していただくと、やっぱり子どもたちの緊張感も、作品の仕上がり具合も違ってきます。みんな思い思いの陶器を一生懸命仕上げていました。出来上がりが楽しみです。
陶芸センターの皆様、ありがとうございました。
学校運営協議会 懇話会を行いました
ここのところ、あまりの忙しさになかなか更新ができず大変失礼いたしました。
本日、第2回の学校運営協議会を行いました。地域の代表の方や学校に携わってくださる方をお迎えして、学校運営の様子をご覧いただき、学校運営改善のためのご意見をいただくことで、よりよい学校づくりを目指す取組です。
第一回は話し合いと説明が中心だったので、第2回の今日は授業の様子を中心にご覧いただきました。
委員の中には、吉川幼稚園の園長先生もいらしたので、子どもたちがなつかしさに手を振る場面も見られました。とても微笑ましかったです。授業をご覧いただいたあと、皆様からは様々なご意見をいただきました。
「子どもたちがよく授業に集中していましたね。」
「昔に比べて、人数が少なくなりましたね!」
「タブレット端末を使いこなしている様子に驚きました。」
「落ち着いた雰囲気で、子どもたちがよく学んでいました。」
「私が子どもの頃は、先生はもっと厳しかった印象があります。今の先生は、子どもたちと距離を近くして優しく語り掛け、授業に集中させようとよく努力している。先生方のがんばりが伝わりました。」
子どもたちや先生方のがんばりを認めてくださったことを嬉しく思いました。委員の皆様、本当にありがとうございました。
「子どもは家庭でしつけ、学校で学び、地域で伸びる」という言葉があります。子どもたちが本当に伸びるのは地域です。学校で学びえた知識・技能をもとに、地域のために活躍する子どもを育てることが、教育の大きな目標です。そのためには、地域の方にもっと学校に入っていただき、その様子をご覧いただきたいのですが、コロナ禍以降それができなくなったのはもどかしいところです。
今日、委員の皆様は学校をとても肯定的にみてくださいました。本当にありがたく思いました。コロナ禍が収束し、地域とともに子どもたちを育てる体制づくりに力を注げるときが再びやってくることを切に願います。
感謝の会を行いました
季節が進むのが早いですね。今日は午後からさいたま市に出張だったのですが、ビルの間を吹く風がとても冷たかったです。
本日は日頃お世話になっている地域の皆様、学校ボランティアの皆様をお招きして、感謝の会を実施しました。体育館に児童を集めることはできないので、家庭科室を会場として、オンラインでの実施になりました。
お越しいただいたボランティアの皆様を、ご紹介しました。地域、安全、おやじの会、読み聞かせ、環境整備、田植え・稲刈り体験でお世話になったJAさいかつの皆様にお越しいただきました。
6年生代表児童が、とてもしっかりした姿勢で、感謝の言葉を述べてくれました。よくできました。
子どもたちからは、全校児童が書いた感謝のおてがみと、花束が手渡されました。
お越しいただいた交通指導員の方から、代表してお礼の言葉を述べていただきました。
最後に、子どもたちの拍手の中廊下を歩いていただきました。コロナの関係で全校児童ではなく、低学年だけだったのですが、皆様にはとても喜んでいただきました。
会の終わりに、ボランティアの皆様から「子どもたちみんなから、元気をもらった」「これでまた、明日からがんばれます」「北谷小はとても温かい学校だと改めて感じました。本当にありがとう」など、たくさんの感謝の言葉をいただきました。そして、「オンラインという形はどうなのかな、と思っていましたがこれほど心がふれあえるとは思っていませんでした。」と感心してくださいました。
公立小学校の目標は、子どもたちの確かな学力・豊かな心・健やかな身体をはぐくむことです。そのうち、「豊かな心」とはどのように育てていくのがよいのでしょう。それは道徳の授業を要とした道徳教育を全ての教育活動で行うことが基本です。その中でも大切なのは、豊かな体験・温かな交流を感得させることだと考えます。多くの人・自然・文化・地域等に触れることで、子どもたちの心はすくすくと育っていきます。今日、感謝の会で行った地域の皆様との温かな交流は、子どもたちの豊かな心を大いにはぐくんだことでしょう。
私たち大人は、子どもたちの豊かな心を育てるために、幼いうちからたくさんの豊かな体験をさせて、多くの人と交流させる。それが大切だと思います。そして子どもたちに、「自分たちはいつも、地域やご家族の方に見守られながら成長している」と実感させ、いつも感謝の気持ちをもたせることが、子どもたちの心に潤いを与えると思います。
ボランティアの皆様、今日はお忙し中お時間をつくってお越しくださり、本当にありがとうございました。そしてこれからも、北谷小の子どもたちがすくすく育っていけるようお力添えくださるようお願いいたします。
6年生国語「みんなで楽しく過ごすために」
申し訳ありません。諸事情により、更新が滞っております(あまりにいそが・・・なんでもありません)。今日のトピックは、先週金曜日、21日のできごとです。
運動場で、6年生が楽しそうに1年生と「しっぽとりゲーム」をやっていました。教科を聞くと、なんと国語。6年生が1年生を楽しませるという目的をもって、意見を出し合い、計画、運営を考えて実践するという単元です。
6年生は1年生も楽しめるようしっぽとりゲームを考え、ルールなどについても協議を重ね、この日を迎えたとのこと。その6年生の努力もあって、1年生は夢中でゲームに参加していました。もちろん、6年生も手心を加えてあげて、1年生が喜ぶよう気遣いをしていました。苦労はあったでしょうが、1年生の笑顔とはしゃぎようをみて、きっとうれしかったと思います。
全国の学校が、文科省の指針により「主体的で対話的な深い学び」に取り組んでいます。協働学習による学びが生活の向上につながることで、子どもたちの学びへの主体的な姿勢をはぐくむことが大きな目的です。こうして学習したことが1年生の笑顔と歓声という目に見える成果となって、きっと6年生の学習への姿勢にも変化が生じることでしょう。
「なんで勉強するの?」子どもたちが、よく大人に投げかける質問の一つです。答えはいろいろありますが、その中の一つが「幸せになるためだよ。」です。学びは、自分と周囲の人を幸せにするために、自らの意志で行うものです。その学びの喜びが味わえるよう、導いてあげることが、学校と家庭、そして地域の大切な役割だと思います。
6年生、1年生のためにがんばってくれてありがとう!
4年2組初任者研究授業
ひさびさに、朝からさわやかに晴れたすっきりしたお天気になりました。休み時間、校庭が久しぶりに使えて、子どもたちも喜んでいました。
4年2組が、初任者研修研究授業を行いました。教科は国語、慣用句の授業です。からだ、動物、植物に係る慣用句をさがして、それを使って虫食いクイズを行い、互いに出し合って楽しむという内容です。
初任者研修の研究授業は年に6回行います。初任者の先生にとっては大変ですが、研究授業を行うことで授業の指導技術が上がることは確かです。通らねばならない道の一つです。
先生の熱意にひかれ、子どもたちもとてもよくがんばっていました。辞書やタブレット端末で調べた慣用句から虫食いクイズを出し合って、後半は大いに盛り上がっていました。授業が終わると「まだやりたい!」という声が上がるほどでした。
授業が終わっても「もっとやりたい!」という子どもの声が上がること。これ、実は教師にとって最高の誉め言葉です。教師にとって子どもたちが喜ぶ授業が実践できることほどうれしいことはありません。がんばって準備していた成果が出ていました。
毎日忙しく、放課後も様々な業務が積みあがっていて、教師本来の仕事であるはずの授業の準備に力を入れることが難しい日々です。それでも、授業を大切にしたい。楽しい授業こそ、学校の命ですから。
就学時健診を行いました
ひさしぶりに太陽が顔をのぞかせ、いいお天気になりました。本日は3時間授業にして、就学時健診を行いました。
次年度入学予定のお子さんたちは、緊張しながらも先生方や保護者の方に支えられ、がんばって検査等を受けていました。みんな、よくがんばりました。
次年度、みなさんが入学してきてくれることを心からお待ちしています。ご多用にもかかわらずご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。
5年生 プログラミング学習
先週金曜日、14日の出来事になります。
5年生は、総合的な学習の時間にプログラミング学習に取り組んでいます。市教委からお借りした複数のセンサーとクロームブックを接続し、生活に役立つプログラムを組み立てる、という授業です。センサーには様々なものがあります。人の動きや温度変化を感知するものです。子どもたちはグループで話し合い、これらのセンサーを組み合わせ、暮らしの役に立つプログラムのアイディアを出し合いました。実に豊かなアイディアが出てきました。
その一、留守宅で、人の動きを感知すると、録音された音声「誰だー!」という警告音を鳴らし、家の人のスマホにメールを送るシステム。その二、廊下に設置したセンサーが、一定以上の速度での人の移動を感知すると、「廊下を走っちゃだめだよ!」と警告音を鳴らし、職員室の先生に知らせるシステム。
どれも「なるほど!」とうなるような実用的なアイディアで、心底感心しました。子どもたちは乾いた砂に水をまくようにあっという間にプログラムの方法を吸収し、柔軟なアイディアで自分たちの生活を向上させるようなアイディアを出し合っていました。いや、素晴らしかったです。
吉川市は今年度、デジタル・シチズンシップに取り組んでいます。デジタルツールには確かに光と影の部分があるけれど、影の部分があるからといってデジタルツールを子どもたちから遠ざけるのではなく、光と影の両面を十分に知らせ、デジタルによって生活を豊かにさせていこうとする思想のもと、子どもたちと市民の皆様への教育を進めています。
授業の様子をみて、デジタルツールが、子どもたちの明るい未来を切り開く有益な手段となる可能性を大いに感じました。子どもたちは柔軟な思考で、大人よりはるかに豊かなアイディアを創造して、これからの社会の担い手になってくれる。そんな希望を感じさせてくれる授業となりました。
自動車産業の学習 ペーパークラフトづくり
とても寒い一日になりました。業間休みは遊べなかったのですが、幸い昼休みは外に出ることができてよかったです。雨が続くと、子どもたちも発散できなくてつらいですから。
5年生の教室を訪れると、社会科の授業で子どもたちがなにやら一生懸命つくっていました。前日、先生が一生懸命準備していた自動車のペーパークラフトでした。子どもたちはそれを組み立てようと、がんばっていました。
「先生ー、切っちゃいけないところを切っちゃいましたー!」「どうしてもここがくっつきませんー!」
子どもたちは苦心惨憺。なんとかして、ペーパークラフトの自動車を組み立てることができました。
こうした作業を通じて、自動車産業への興味を高めたり、疑問をもたせたりしていきます。
こんな小さなペーパークラフトをつくるだけでも大変なのに、本物の車づくりはどうなのだろう?部品が3万点もあるのに、それら一つ一つを間違えずに組み立てるのには、どんな工夫がされているのだろう?
しかし最も大切なことは、子どもたちに「大変そうだ」という印象よりも、最前線の現場が高品質なものづくり、そして働く人の健康と安全のために行っている数々の工夫について教えることです。私は、社会科で最も重要なことは、その職種において働く人の「苦労」と「喜び」を伝え、子どもたちの望ましい勤労観を形成することだと考えています。
子どもたちの「将来なりたい職業」のアンケートをとると、上位に来るのは「ユーチューバー」「声優」「漫画家」「パティシエ」「プロサッカー選手」などですね。どれも、メディアに盛んに取り上げられる花形職業です。
でも、世の中には華やかなスポットライトに照らされることはないけれど、多くの人々の生活を支え、社会の基盤を形成するうえでなくてはならない重要で、尊い仕事がたくさんあります。それらの仕事に従事する方に対して尊敬の念をもたせ、将来就いてみたい仕事の幅を広げることが、社会科の重要な役割だと考えています。
残念ながら、自動車工場は今、コロナ対策のため見学を実施していません。でも、子どもたちにその産業の価値を教えることはできると思います。
異学年交流 かがやきタイム
季節が進んだ感じがします。一日中、曇りでひんやりする気候でした。でも子どもたちは元気いっぱい。昼休みは異学年グループでの遊び、「かがやきタイム」を実施しました。
この遊びのポイントは、6年生が企画・運営をするというところです。各グループとも、6年生が中心となって、下学年を喜ばせるためにがんばってくれました。運動場を見る限り、ドッジボールが人気だったようです。楽しそうに鬼ごっこに熱中しているグループもありました。
面白かったのは、体育館のグループです。なんと、6年生の企画のもと、行われたのは「玉入れ」。すごい盛り上がりを見せていました。
ここのところ、運動会の種目からも落とされがちな玉入れ。ひさびさに見ました。赤白夢中になって競技に取り組む姿はやはりいいものです。子どものアイディアって、すごいですね。
責任ある立場は、人を育てます。6年生も、「下学年のみんなをうまくまとめて、楽しませる!」という目標があるから行動できます。その結果、成功しても、失敗しても、得るものは大きい。遊びからは、授業だけでは学べないたくさんのことを学ぶことができます。
がんばってくれた6年生、今日はありがとう!
1年生 遠足 東武動物公園に行ってきました
三連休が終わりました。天気予報をみると、気温が10度近く高くなるというので警戒したのですが、湿度が低くさわやかな晴れになったので安心しました。1年生にとって、最高の遠足日和になりました。
1年生が東武動物公園に遠足に行ってきました。その時の様子をご紹介します。
たくさんの動物をみて、触れて、一年生は大満足。とっても楽しい一日になりました。みんな、よかったね!
この日のために、お子さんの健康管理や準備等にたくさんのご協力をいただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。
3年生 社会科見学 鉄道博物館にいってきました
三日遅れの更新となります。失礼いたしました。
10月7日(金)、三年生がさいたま市の鉄道博物館に遠足にいってきました。この日をとても楽しみにしていた三年生。当日はあいにくの雨になってしまいましたが、幸い乗り込むときまでは小雨だったので、出発までは大丈夫でした。
ところが悪天候のため道が渋滞し、到着が大幅に遅れてしまったのがかわいそうでした。それでも、子どもたちは元気に県学を始めました。そのときの様子をお届けします。
どれもすてきで興味を惹く展示資料で、素晴らしかったです。子どもたちも大喜びでした。見学の姿勢も、しっかりしていました。
昨年度はコロナ禍でこうした見学にいけなかった子どもたち。あいにくのお天気でしたが、喜びはひとしおだったことでしょう。
鉄道博物館のスタッフの皆様、お世話になりありがとうございました。
1年・5年研究授業を行いました
一気に季節が冬に近付いたような、涼しいをはるかに通り越して寒い一日になりました。
本日は、1年生と5年生が研究授業を行うため、特別日課6時間とさせていただきました。
1年生は、一位数のたし算について学習しました。
これまで勉強してきたことを生かして問題を解いたり、自分の解き方をとなりの子に伝えて、違いについて話し合ったり。とにかく、全員がやる気にあふれ、終始生き生きと学習に臨んでいた点が本当に素晴らしかったです。担任が子どもたちのために授業準備を一生懸命行ってきた、その熱意が伝わったのでしょう。授業が終わると「もっとやりたかった!」「楽しかった!」という声が次々にあがるほどでした。
5年生は、割り算の答えを分数に表す学習に臨みました。
「先生ねー、お世話になっている先輩方においしいてづくりジュースを飲んでいただきたいと思うんですよ。でもねー、2リットルしかできなかったの!3人の先輩方に等分に分けたいんだけれど、おひとりの量をどのぐらいにしたらいいかな!?先生を助けて!」
算数の問題は、日常生活に基づいていて、切実感があるものが望ましい。そんな問いかけに「なんだ、それならできますよ!」とばかりに、みんな生き生きと問題にとりかかりました。これも、支援の手立てが豊富に用意してあり、子どもたちの理解が深まるような工夫が随所に用意してありました。がんばる担任の先生、その熱意に応えようと真剣に問題解決に取り組む子どもたち。私の眼には、好ましく、そしてとても美しい光景に移りました。
子どもたちの下校後、授業についての研究協議会を行い、優れた指導法を全校で共有することに努めました。
困難は伴いますが、指導法改善に関する研究を進め、算数好きな子どもたちを育てることは私たちにとっても大きな喜びです。これからもがんばっていきたいと思います。
1年生、5年生のみんな。今日は本当によくがんばりました。
小中学校相互授業参観
天気予報のとおり、昨日から急転直下、肌寒い日となりました。季節が一気に進んだようです。
5,6校時、南中の先生方にお越しいただき、子どもたちの授業の様子をみていただきました。吉川市で取り組んでいる小中一貫教育の取組の一つです。中学校の先生方に小学校の様子をご覧いただくことで、小・中の接続を滑らかにしようという意図が込められています。
子どもたちも、参観にいらした南中の先生方にご挨拶がよくできました。校長先生もお越しになり、授業やクラブなど様々な様子を見てくださいました。
小学校の教員は中学校の学習の様子をみて、子どもたちに卒業までどんな力を付けるのかを理解し、意識して育てる必要があります。中学校の先生方は、子どもたちの実態を見て、どのように新入生を迎えれば不安なく中学校生活に移行できるのかを把握しておくことが重要です。そのために、こうした取組はとても有効だと思います。
三学期は、私たち小学校の教員が、中学校の様子をみにいく予定です。互いに情報交換をして、指導方針を共有し、小・中の接続が滑らかになるよう心掛けていきたいと思います。
5年生稲刈り体験を行いました
日中は気温が上昇したものの、風が吹いていたこともあり思ったほど日差しが強くありませんでした。吹き荒れる風は、夏の最後の咆哮のように感じました。まだまだ、夏は日本列島に未練がありそうですが「もういいよ!退散!」といってやりたいですね(笑)。いよいよ涼しい秋の出番です!
5年生がJAさいかつの皆様のご協力のもと、稲刈り体験を行いました。一学期に泥んこになりながら一生懸命植えた苗が立派に成長し、見事な金色の穂を実らせていました。
到着し、さっそく鎌の使い方を教えていただいた子どもたち。その反応は、とてもほほえましいものでした。
「切れたー!」「楽しい!」「気持ちいい!」
稲はザクッザクッと小気味よく切れ、子どもたちは夢中で作業に取り組みました。JAさいかつの皆様は、鎌で子どもたちが手指を切ってしまうかもしれないとずいぶんご心配くださったのですが、それは杞憂に終わりました。みんなすいすいと作業に取り組み、みるみる稲の束が積みあがっていきました。
子どもたちの肌を守るため、長そでを着ての作業にしました。加えて最高気温も高くなるとの予報だったので、作業時間を予定より短く設定したのですが、そんな心配をよそに、作業がとんとん拍子で進みました。最後に、残った稲はコンバインで刈り取っていただきました。すべての稲が刈り終わると、「終了ー!」とばかりに、子どもたちから拍手が沸き起こりました。
作業が終わり、JAの方が子どもたちに「みなさんお疲れさまー!楽しく作業ができましたかー!」と聞くと「はい!」とたくさんの子の手が上がりました。JAさいかつの皆様のお心遣いもあり、1時間ほどの作業をとても楽しく、安全に進めることができました。
中にはこんな声もありました。「コンバインでやれば早いのに、なんで手作業もするんですか?」
学校としては、子どもたちに稲刈り体験をしてほしいのです。それは、お米という日本人にとって最も大切な食材に、敬意をもってほしいと願うからです。
子どもたちが稲刈りを気持ちよくできたのは、JAの皆様が大切に育ててくださったからです。稲刈り自体は、楽しい作業とはいえ、ここにたどり着くまでが大変なのです。お米は素晴らしい主食ですが、育てるのは本当に大変なのです。
それゆえ、稲作には多くの人の手が必要です。「このお米を食べる人みんなに喜んでほしい。」お米には、多くの生産者の方の願いが込められています。そうしたことに気付き、お米に敬意をもって、大事に食べる子に育ってほしいと思うのです。
食べ物に敬意をもって、大切にいただく。それこそが食育の原点です。JAさいかつの皆様のご配慮のおかげで、五年生は素晴らしい体験ができました。大変ありがとうございました。
私こそ 令和のかたりべ~吉川市児童生徒プレゼンテーション大会~
10月1日(土)、吉川市民交流センターおあしすで、吉川市児童生徒プレゼンテーション大会が行われました。2回目の実施ということで、私ははじめて会場を訪れました。
意外だったのは、その発表形式。お子さんが座ったままの姿勢でプレゼン画面を提示して説明するのではなく、まるで一流企業のCEOが、新製品のプレゼンテーションをするように、身振り手振りを加えながらステージの上を自由に歩き回るかたちだったのです。これは、とても新鮮に感じました。
本校からも6年生のお子さんが出場し、緊張しながらも自分の言葉で、日頃の思いをしっかりと会場にいらした皆さんに伝えることができました。とても立派で、素晴らしかったと思います。
人類の真理は普遍ですが、その時代に生きる若者の価値観には不易と流行、変わらない部分と移りゆく部分があります。その若者の視点から今大切に思うことをアピールし、多くの人に知ってもらうことは社会の共生のためにとても価値あることだと思います。
参加したお子さんたちはそれぞれの思いを精一杯会場に伝えようとがんばっていました。みな立派だったと思います。素晴らしい大会でした。
4年生大洗アクアワールド見学 社会科見学のすばらしさ
いや、暑い!日中の強い日差しは、真夏そのものでした。
一日遅れの更新で申し訳ございません。9月29日(木)、4年生は茨城県大洗アクアワールドに遠足に行きました。昨年度はコロナ禍のため、遠足にいけなかった今年の4年生。みんな、満面の笑顔でバスに乗って出発しました。
お天気もよく、最高の遠足日和となりました。大迫力で繰り広げられるイルカショーにみんな大喜び。最前列に座っていた子は「きゃー!水かかったー!」とこれまた笑顔で悲鳴を上げていました。
戻ってきた子たちは、はしゃいでちょっと疲れた様子が見られたものの、遠足での楽しかった体験にとても満足していました。本当に行けてよかったです。
大洗アクアワールドにはちょっとしたエピソードがあります。2011年3.11。あの東北大震災が起きた日です。いわき市の水族館、アクアマリンふくしまも大変な被害に見舞われました水や電気の供給も絶たれ、水棲動物たちの命が極めて危険な状況に晒されたのです。スタッフの皆様は困惑し、苦悩し、絶望の淵に追いやられました。
その窮地を救ってくれたのが日本中の水族館、とりわけ大洗アクアワールドだったのです。大変な思いと苦労をして水棲動物たちを輸送し、アクアワールドの水槽で預かり、アクアマリンふくしまが復興するまで、大切に飼育してくれたのです。今でもアクアマリンふくしまのスタッフの皆様は、アクアワールドの皆様のご厚意と友情に深く感謝しておられるそうです。
そうした動物たちの命を大切にするスタッフの皆様の熱意と愛情があってこそ、アクアワールドの生き物たちがいきいきと輝いて見えるのでしょう。子どもたちが受けた感動は、動物たちの命の輝きに加え、スタッフの皆様の心遣いだったと思います。
理科は、自然と地球を好きにする教科。そして社会は、「人」を好きにする教科です。だからこそ、社会科見学では、第一線で働く人たちのすばらしさを好きになる場面にたくさん出会うことができます。
それを見逃さず、子どもたちに価値を伝え、人の素晴らしさを賛辞し、希望を与える。私たち大人の大切な務めだと思います。
3年生スーパーマーケット見学
日中の気温上昇はまだまだかなりのものです。今日、イオンタウン吉川美南店まで往復した3年生は大変だったと思います。でも、戻ってきた子の表情は、みな明るく、見学が楽しかったことをうかがわせました。
3年生が吉川美南駅近くのイオンタウン吉川美南店で社会科のスーパーマーケット見学に行ってきました。今日は3年1組の児童でした。お店の方はとても親切に、店内の見学や、バックヤードまで見せてくださいました。
普段はめったにみられないスーパーの内部を見せていたただいて、子どもたちは大喜びでした。
社会科の最高の教材は、本物です。本物に、みて、きいて、ふれて、肌で感じて、はじめて教科書で学んだ知識を深めることができます。それができないから、普段は資料集やインターネットを用いるのです。未来を担う子どもたちに、インターネットで見聞きした情報だけで、すべてが分かった気になっているような大人になってほしくないと思います。
行き慣れたスーパーも、多くのスタッフの皆様のご苦労と、努力と、創意工夫と、素晴らしいチームワークから成り立っています。それを知ることで、社会を見る目が違ってきます。スーパーを利用するとき、店員の皆様への敬意が生まれます。それこそが、社会科を学ぶ目的だと思います。
3年生は素晴らしい体験と、価値ある学習をさせていただきました。貴重な時間をご提供いただいたイオンタウン吉川美南店のスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。大変ありがとうございました。
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