学校ブログ
小中学校相互授業参観
天気予報のとおり、昨日から急転直下、肌寒い日となりました。季節が一気に進んだようです。
5,6校時、南中の先生方にお越しいただき、子どもたちの授業の様子をみていただきました。吉川市で取り組んでいる小中一貫教育の取組の一つです。中学校の先生方に小学校の様子をご覧いただくことで、小・中の接続を滑らかにしようという意図が込められています。
子どもたちも、参観にいらした南中の先生方にご挨拶がよくできました。校長先生もお越しになり、授業やクラブなど様々な様子を見てくださいました。
小学校の教員は中学校の学習の様子をみて、子どもたちに卒業までどんな力を付けるのかを理解し、意識して育てる必要があります。中学校の先生方は、子どもたちの実態を見て、どのように新入生を迎えれば不安なく中学校生活に移行できるのかを把握しておくことが重要です。そのために、こうした取組はとても有効だと思います。
三学期は、私たち小学校の教員が、中学校の様子をみにいく予定です。互いに情報交換をして、指導方針を共有し、小・中の接続が滑らかになるよう心掛けていきたいと思います。
5年生稲刈り体験を行いました
日中は気温が上昇したものの、風が吹いていたこともあり思ったほど日差しが強くありませんでした。吹き荒れる風は、夏の最後の咆哮のように感じました。まだまだ、夏は日本列島に未練がありそうですが「もういいよ!退散!」といってやりたいですね(笑)。いよいよ涼しい秋の出番です!
5年生がJAさいかつの皆様のご協力のもと、稲刈り体験を行いました。一学期に泥んこになりながら一生懸命植えた苗が立派に成長し、見事な金色の穂を実らせていました。
到着し、さっそく鎌の使い方を教えていただいた子どもたち。その反応は、とてもほほえましいものでした。
「切れたー!」「楽しい!」「気持ちいい!」
稲はザクッザクッと小気味よく切れ、子どもたちは夢中で作業に取り組みました。JAさいかつの皆様は、鎌で子どもたちが手指を切ってしまうかもしれないとずいぶんご心配くださったのですが、それは杞憂に終わりました。みんなすいすいと作業に取り組み、みるみる稲の束が積みあがっていきました。
子どもたちの肌を守るため、長そでを着ての作業にしました。加えて最高気温も高くなるとの予報だったので、作業時間を予定より短く設定したのですが、そんな心配をよそに、作業がとんとん拍子で進みました。最後に、残った稲はコンバインで刈り取っていただきました。すべての稲が刈り終わると、「終了ー!」とばかりに、子どもたちから拍手が沸き起こりました。
作業が終わり、JAの方が子どもたちに「みなさんお疲れさまー!楽しく作業ができましたかー!」と聞くと「はい!」とたくさんの子の手が上がりました。JAさいかつの皆様のお心遣いもあり、1時間ほどの作業をとても楽しく、安全に進めることができました。
中にはこんな声もありました。「コンバインでやれば早いのに、なんで手作業もするんですか?」
学校としては、子どもたちに稲刈り体験をしてほしいのです。それは、お米という日本人にとって最も大切な食材に、敬意をもってほしいと願うからです。
子どもたちが稲刈りを気持ちよくできたのは、JAの皆様が大切に育ててくださったからです。稲刈り自体は、楽しい作業とはいえ、ここにたどり着くまでが大変なのです。お米は素晴らしい主食ですが、育てるのは本当に大変なのです。
それゆえ、稲作には多くの人の手が必要です。「このお米を食べる人みんなに喜んでほしい。」お米には、多くの生産者の方の願いが込められています。そうしたことに気付き、お米に敬意をもって、大事に食べる子に育ってほしいと思うのです。
食べ物に敬意をもって、大切にいただく。それこそが食育の原点です。JAさいかつの皆様のご配慮のおかげで、五年生は素晴らしい体験ができました。大変ありがとうございました。
私こそ 令和のかたりべ~吉川市児童生徒プレゼンテーション大会~
10月1日(土)、吉川市民交流センターおあしすで、吉川市児童生徒プレゼンテーション大会が行われました。2回目の実施ということで、私ははじめて会場を訪れました。
意外だったのは、その発表形式。お子さんが座ったままの姿勢でプレゼン画面を提示して説明するのではなく、まるで一流企業のCEOが、新製品のプレゼンテーションをするように、身振り手振りを加えながらステージの上を自由に歩き回るかたちだったのです。これは、とても新鮮に感じました。
本校からも6年生のお子さんが出場し、緊張しながらも自分の言葉で、日頃の思いをしっかりと会場にいらした皆さんに伝えることができました。とても立派で、素晴らしかったと思います。
人類の真理は普遍ですが、その時代に生きる若者の価値観には不易と流行、変わらない部分と移りゆく部分があります。その若者の視点から今大切に思うことをアピールし、多くの人に知ってもらうことは社会の共生のためにとても価値あることだと思います。
参加したお子さんたちはそれぞれの思いを精一杯会場に伝えようとがんばっていました。みな立派だったと思います。素晴らしい大会でした。
4年生大洗アクアワールド見学 社会科見学のすばらしさ
いや、暑い!日中の強い日差しは、真夏そのものでした。
一日遅れの更新で申し訳ございません。9月29日(木)、4年生は茨城県大洗アクアワールドに遠足に行きました。昨年度はコロナ禍のため、遠足にいけなかった今年の4年生。みんな、満面の笑顔でバスに乗って出発しました。
お天気もよく、最高の遠足日和となりました。大迫力で繰り広げられるイルカショーにみんな大喜び。最前列に座っていた子は「きゃー!水かかったー!」とこれまた笑顔で悲鳴を上げていました。
戻ってきた子たちは、はしゃいでちょっと疲れた様子が見られたものの、遠足での楽しかった体験にとても満足していました。本当に行けてよかったです。
大洗アクアワールドにはちょっとしたエピソードがあります。2011年3.11。あの東北大震災が起きた日です。いわき市の水族館、アクアマリンふくしまも大変な被害に見舞われました水や電気の供給も絶たれ、水棲動物たちの命が極めて危険な状況に晒されたのです。スタッフの皆様は困惑し、苦悩し、絶望の淵に追いやられました。
その窮地を救ってくれたのが日本中の水族館、とりわけ大洗アクアワールドだったのです。大変な思いと苦労をして水棲動物たちを輸送し、アクアワールドの水槽で預かり、アクアマリンふくしまが復興するまで、大切に飼育してくれたのです。今でもアクアマリンふくしまのスタッフの皆様は、アクアワールドの皆様のご厚意と友情に深く感謝しておられるそうです。
そうした動物たちの命を大切にするスタッフの皆様の熱意と愛情があってこそ、アクアワールドの生き物たちがいきいきと輝いて見えるのでしょう。子どもたちが受けた感動は、動物たちの命の輝きに加え、スタッフの皆様の心遣いだったと思います。
理科は、自然と地球を好きにする教科。そして社会は、「人」を好きにする教科です。だからこそ、社会科見学では、第一線で働く人たちのすばらしさを好きになる場面にたくさん出会うことができます。
それを見逃さず、子どもたちに価値を伝え、人の素晴らしさを賛辞し、希望を与える。私たち大人の大切な務めだと思います。
3年生スーパーマーケット見学
日中の気温上昇はまだまだかなりのものです。今日、イオンタウン吉川美南店まで往復した3年生は大変だったと思います。でも、戻ってきた子の表情は、みな明るく、見学が楽しかったことをうかがわせました。
3年生が吉川美南駅近くのイオンタウン吉川美南店で社会科のスーパーマーケット見学に行ってきました。今日は3年1組の児童でした。お店の方はとても親切に、店内の見学や、バックヤードまで見せてくださいました。
普段はめったにみられないスーパーの内部を見せていたただいて、子どもたちは大喜びでした。
社会科の最高の教材は、本物です。本物に、みて、きいて、ふれて、肌で感じて、はじめて教科書で学んだ知識を深めることができます。それができないから、普段は資料集やインターネットを用いるのです。未来を担う子どもたちに、インターネットで見聞きした情報だけで、すべてが分かった気になっているような大人になってほしくないと思います。
行き慣れたスーパーも、多くのスタッフの皆様のご苦労と、努力と、創意工夫と、素晴らしいチームワークから成り立っています。それを知ることで、社会を見る目が違ってきます。スーパーを利用するとき、店員の皆様への敬意が生まれます。それこそが、社会科を学ぶ目的だと思います。
3年生は素晴らしい体験と、価値ある学習をさせていただきました。貴重な時間をご提供いただいたイオンタウン吉川美南店のスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。大変ありがとうございました。
ノート、クロームブック、黒板、モニター。それぞれの役割
朝夕はだいぶ冷え込んできましたが、日中の暑さは相変わらずです。
3年生の算数の授業の様子です。この授業では、黒板とモニターを使い分けています。黒板とモニターは、それぞれ役割が異なります。モニターは情報をカラーで素早く提示しますが、画面が切り替わるため情報を残しておくことができません。黒板は書くのに時間がかかりますが、その分、情報を残すことができます。そのため、子どもたちが自分で問題を解くときに、黒板に出ている解き方や公式を参考にすることができます。そして、子どもたちはノートを一生懸命写しています。脳科学の面からも、手を使って書き込むほうが前頭前野を活性化して、学力の定着が促されることが明らかになっています。
4年生が道徳でクロームブックを使っています。モニターに映し出されているのは「心の色」。道徳では意見の対立を生む教材があります。例えば、足の不自由な方が横断歩道を渡ろうとしていた。手を貸してあげるか、怖くてためらうか、などの授業です。それぞれ考えの理由について意見を交換し合い、考えを深めていくことが授業の大切なポイントです。
先生は、それをクロームブックを使って赤と青の色分けで表しました。子どもの心の中は赤一色、青一色ではありません。それぞれ「色の割合」があります。その割合が、話し合いを通じて少しずつ変わっていく。それがいいのです。
色分けは子どもたち一人一人のディスプレイにも映し出されるため、ほかの子の心の揺れもわかります。それを一つの材料にして、自分の心を深めていけばいいのです。こうしたクロームブックの使い方は、子どもたちの考えを深めるうえで、とても有効です。
最後に、音楽です。アプリが楽譜を自動演奏するので、五線に描かれた音符がどのようなメロディーを奏でるのかがわかります。実は、楽譜を読む能力はとても高度なもので、音楽の授業を受けただけではなかなか身に付かないのが現状です。しかし、こうしてクロームブックのアプリを使うと、機械が自動演奏してくれるので、だいたいのイメージが把握できます。子どもたちに音楽を親しませるための有効な方策です。
ノート、クロームブック、黒板、大型モニター。それぞれ長短があり、学習の目的のために使い分ける必要があります。ディジタルデバイスの進歩には目覚ましいものがあり、できることがどんどん増えるけれど、ノートと黒板がなくなることはずっとずっと先になることでしょう。
例えば、移動の手段がどんどん高速化されています。そのうち、空飛ぶドローンタクシーなんてものも出てくるでしょう。それは素晴らしいテクノロジーの進歩ですが、散歩や自転車の魅力も捨てがたいものがあります。景色に触れながらゆっくりと楽しむことは、空飛ぶタクシーでは決して味わえないでしょうから。それと同じかもしれません。あ、ちょっと昭和のノスタルジーが出てしまいました(笑)。
初任者研修研究授業
日に日に涼しくなり、季節が一歩一歩進んでいるようです。秋の深まりを感じます。
授業力向上のために、年に定数回の研究授業が設けられています。今日は、お二人の先生が道徳の研究授業を行いました。
この日のために、授業準備に一生懸命打ち込んできたお二人の先生。授業からは、その熱意が伝わってきました。子どもたちはそれに応えるかのように自分の意見を発表し、しっかりした考えを道徳ノートに記していました。
教職員は、大学を出たての初任者でも、担任として学級を任されることになっています。それは50年前から変わらない制度です。それは時として、若い先生には大きな試練となることがあります。だからこそ、職場全体で若い先生を支えることが求められます。お二人の先生の献身的な努力を私たちはいつも見守っています。
今日の授業は子どもたちの考えや道徳的価値を深めるよい実践となりました。二人の若い先生の真摯な努力の成果だと思います。今、日本中の学校における教員不足が社会問題となっています。希望をもって現場に入った若い先生を社会全体で支えていくことがとても大切だと思います。保護者の皆様のご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
3年生 なまずの学習を行いました
朝は涼しいをとおりこして「肌寒い」とすら感じました。一気に季節が進んだように思います。子どもたちが体調を崩しやすくなるから少しずつ涼しくなってくれるといいのに~。
3年生が体育館で「なまずの学習」を行いました。先週、具合の悪いお子さんが多かったので開催は子どもたちの健康状態を確認してから判断しようと考えました。幸いにして、週明けの三年生は健康状態がよい状態に回復したので、予定通り体育館で開催しました。
お越しいただいたのは創業80年を誇る吉川市のなまず料理の名店「ますや」さんのお二人です。はじめに吉川市となまず料理の関わりについてお話をお聞きしました。
「当時の市長さんが『なまず料理で地域おこしをしよう』と発案されて、私たちなまず料理店が協力したんです。」
吉川市をなまずの里にしたのは、ますやさんら郷土料理のお店の皆様のお力添えが大きかったのですね。
感心しながら聞いていた子どもたち。いよいよ、目の前でなまずをさばいていただくことになりました。
まな板に打ち付け、包丁の柄で頭を叩きなまずを気絶させたときは子どもたちから悲鳴が上がりました。そのあと、料理人さんはあっという間に三枚おろしにしたのです。なんという鮮やかな手並み!子どもたちも目を丸くして見ていました。しかも、三枚に卸したなまずの切り身のなんと美しいこと。それは、子どもたちがよくみる切り身と同じでした。そのためか、怖がる子はとても少なかったように見えました。
「さあ、それではなまずにちょっとだけ触れてみてください。」おっかなびっくりなまずを触った子どもたち。ますやさんが用意してくださった手拭きタオルで手を拭きながら「ぬめぬめしてるー!」「なんでかなー?」としきりに疑問をもちました。そう、なまずのぬめぬめはもちろん身体を守るためです。なまずの知恵にも感心していた様子でした。
ますやさんのご主人のお話が続きます。
「なまずは、平安初期から日本の食卓に上がっていました。かつて、都が干ばつに襲われたとき、川底からなまずがたくさんとれたという記録が残っています。その時は高貴な身分の人しか食べられませんでしたが、1600年代、江戸時代になると蒲焼きや天ぷら、たたきにあらいなど、様々ななまず料理が多くの市民の舌を楽しませるようになったのです。そうそう、なまずはコラーゲンという栄養分をたくさん含んでいて、ビタミンB1も豊富です。中国では漢方薬として使われ、日本でも美容食としての人気も高いのですよ。」
子どもたちはすっかりなまずに魅了されました。感想を述べた代表の子たちは、「ますやさんは、すごいと思いました。」「これからも吉川市の人たちのためにおいしいなまず料理をつくってください。」とますやさんへの感謝の言葉が述べられました。
学習が終わると、子どもたちは口々に「なまず食べたい!」「今度食べてみる!」と嬉しそうに話していました。
なまず料理と吉川市の結び付きを理解して、興味をもった子がとても多かったです。三年生は三学期に総合的な学習の時間に、郷土の名産、なまずについて学習する予定です。今日は、そのためにとてもよい体験ができました。
YouTube映像やオンラインの画像では、子どもたちがここまで興味を高めることはなかったでしょう。やはり、最前線で働いていらっしゃる方のお言葉は、子どもたちにとって最高の教材です。ますやの皆様、今日は素晴らしい学びの場をご提供くださり、本当にありがとうございました。
連休谷間の三日間 子どもたちといっしょにがんばります
三連休明け、新型コロナの広がりを心配しておりましたが、大きな変動はなく、感染は収束に向かう傾向にあります。保護者の皆様には連休中、お子さんの体調管理にご配意をいただいたおかげと思っております。大変ありがとうございました。
どの学級の子どもたちもよく授業に打ち込んでいてがんばっている様子が伝わってきました。あと二日いったらまた三連休と、生活のリズムを組み立てることが難しいと思いますが、学校でも子どもたちが軌道に乗れるよう励ましていきたいと思います。ご理解とご協力をお願いいたします。(写真はがんばる3年生の様子です。)
忙しい担任の先生方をカバーするため、書写や家庭科などを担任外の教諭が受け持ち、担任の先生の空き時間を確保しています。まる付けや教材研究のために、とても貴重な時間となります。
書写を担当する秋山先生が、子どもたち一人一人の作品を称賛している様子です。個々の努力と伸びを認め、言葉がけをして励まし、次の課題を伝えることはとても大切です。
でも、書写の時間は週に1時間。一週間で45分しかありません。子どもたち一人一人に声をかけるのも時間の制約があります。だから、子どもたちの作品一つ一つに朱を入れ、よいところを認め、課題を示しています。朱を入れるのは時間がかかる作業ですが、子どもたちの上達を促すために、とても有効で大切なことです。
学校も、働き方改革の例外ではありません。ただ、子どもたちのために欠かせない作業もあります。そのバランスがとても難しく、なかなか答えは見つかりません。大切なことは、子どもたちに自信を付けさせ、その教科を好きにさせること。そのための工夫は、時間をかける価値があります。
私たち教師も、日々毎日が悩むことばかりです。時間も、人も限られています。その中でも、子どもたちを伸ばす授業をしていきたいと思います。今週はあと二日間。子どもたちと一緒に、がんばっていきます。
9月20日(火)の登校 通常どおりとなります
いつも大変お世話になります。午前11時30分、校長会連絡網をとおして吉川市教育委員会から連絡が入りました。明日20日(火)は、通常どおりの登校となります。子どもたちの登校時間は風雨が強くなることが予想されます。子どもたちが安全に登校できるようご配意いただければ幸いです。お声がけ等よろしくお願いいたします。
また、ご家族の皆様も、ご自宅の台風への備えにご注力いただき、安全にお過ごしくださるようお願いいたします。
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