学校ブログ

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笑う 保・幼・小連携事業を行いました

 小1プロブレムという言葉があります。活動中心の保育園や幼稚園の園児たちが、小学校に入学すると環境や教育活動の違いから不適応を起こし、不登校などの問題につながることを指しています。

 保育園、幼稚園、小学校はその問題を予防し、保・幼・小の円滑な接続に資するため、保・幼・小連携事業を行っています。本日、吉川幼稚園・青葉保育園・第二保育所・エンゼル保育園の園児たちと先生方をお招きし、1年生のお兄さん・お姉さんたちが歓迎しました。

 体育館に集まって、司会の子たちががんばります。「園児のみなさん、北谷小にようこそ。」

 1年生から、心づくしのプレゼントが贈られました。「メダルを受け取ってください。」

 1年生が、学校生活を紹介しました。校歌の一番を歌って、園児にきかせてあげました。

 お次は、お楽しみ、北谷小学校まるばつクイズでーす!

 さて、メーンイベント、1年生による校舎内見学です。この日のためにがんばって見学の案内の練習をしてきた1年生。立派に園児たちの手をひいて、校舎内を案内できました。

 校舎内見学のあとは、教室に案内して「1年生体験」に取り組んでもらいました。この塗り絵を、きれいに塗ってね。色鉛筆は、これを使ってね。

 体験も終わり、体育館に戻ってきました。もうすっかり打ち解けた雰囲気になりました。「今日は、ありがとうございました。」

 1年生のがんばりのおかげで、園児たちに喜んでもらいました。1年生のみんな、よくがんばりましたね。来年、今日きてくれた園児のみなさんが入学してきたら、北谷小の先輩として、園児たちの力になってあげてね。

 立派なお兄さん、お姉さんになりました!

 

 

 

お祝い 二年生 野菜が育ちました!

 今日は日中、突然の停電でびっくりしました。授業中でしたが、学校での活動にほとんど影響がありませんでした。ああ、よかった。

 2年生は昨年11月、生活科の学習で鉢植えに小松菜、はつか大根、水菜などを植えて育てていました。今日、その成長を確かめてる観察をしました。

 観察カードに、わかったこと、気付いたことなどをしっかり書き込みます。

 全員ではありませんが、収穫できる子は持ち帰ることができました。「やったー!」本当にうれしそうでした。

 その一方で、中にはまだ育ち切っていない子もいました。そうした子たちは、ちょっとがっかりだったと思います。でも、それが命を育てることの難しさです。

 どれだけお水をあげれば元気に育つのか、という保障はありません。ただ、毎日様子をみて、元気がなかったら何が原因かを調べて、もう一度世話をがんばって…それの繰り返しです。「命とは、そういうものだ。」そうした経験から命を育てる難しさと、収穫の喜びを学ばせることで、子供たちの豊かな心を伸ばすことができます。

 子供たちは、小さな鉢の野菜からも、たくさんのことを学んでいきます。

 

 

興奮・ヤッター! 暖かな一日 北谷小あれこれ

 1月とは思えないほど、日中暖かい日が続いています。

 業者の方が樹木選定をしてくださっています。伸び放題だった枝がすっきりしました。業者さん曰く、枝が伸びて建物に当たることはよくないとのこと。校庭の木々も散髪してもらって、すっきりしたようです。

 暖かな気候の中で、元気に走り回る2年生。子供はこうでなくっちゃ。みんなめいっぱい動いて汗をかいていました。

 音楽室では、5年生が「威風堂々」の練習を進めています。だいぶ音がまとまり、合奏が完成してきました。いろいろな楽器を任された子供たちが嬉しそうでした。責任重大です。がんばって!

 6年生の教頭先生による習字の練習題は「感謝」でした。今の6年生が最も大切にしたい言葉の一つです。

 子供たちが集中して取り組む授業の自然な様子をお届けしようと思ったら、シャッターハンターにみつかりました(笑)。

 どれも、何気ない授業の光景ですが、それが大切なのだと思います。先日、長野駅周辺で起きた悲惨な事件の犯人が確保されましたね。それまでは、周辺の小・中学校の児童生徒や保護者の方々は不安で仕方なかったと思います。こうして、日常の光景が流れていく当たり前の日々に、感謝したいと思います。児童の皆さん、先生方、今日もがんばってくれてありがとう。そろそろ、1月も終わりです。

 

注意 ロボット、いろいろ調べています

 今日から1月最後の週がスタートです。幸い、校内では感染症はまだ流行っておりませんが、子供たちには外遊びのあと、必ず石鹸で手洗いをするように呼びかけています。ご家庭でもご配意くださるようお願いします。

 1年生の教室をみると(1年生が多いですね、といわれそうですが、楽しそうに活動に取り組んでいる様子をみるとついついお伝えしたくなってしまいます。すみません。)音楽に取り組んでいました。担任の先生が、子供たちにこんなことを伝えます。

「じゃあ、目をつぶって、歌えるかな?」すると子供たちは「歌えるよー!!」と一斉に元気に返事をしました。

 子供たちはみんな、目をつぶって見事に歌い切りました。上手!!すごーい!!

 「すごいねー!!びっくりした!さあ次は、鍵盤ハーモニカで演奏してみよう!」子供たちは見事な集中力を発揮して、鍵盤に向かいます。

 1年生の先生は、さすが上手です。これ、子供たちの集中力とやる気を高める、楽しい「挑発」です。「難しいけれど、できるかな~?」と投げかけると子供たちは「絶対できるー!!」と気持ちよく乗ってきてくれます。いいですね。みんなのやる気と集中力が高まる様子をみせてもらいました。

 2年生は国語の説明文の学習のまとめで、「自分が調べたロボットについてまとめて、発表しよう」という授業に取り組んでいました。とても一生懸命にやっていたので、感心、感心。

と、思って、一人一人の作業の様子を見回っていたら、実に様々なロボットを調べていました。2足歩行ロボット、災害救助ロボット、介護ロボット、一人住まいの方の話し相手になるパートナーロボット…。うむうむ、図書室から文献資料を探してきて、様々な事例をたくさん調べて、これはいい学習だね…と思ったら、資料の中には映画「i-ロボット」や「ター〇ネーター」まで掲載されていて、おいおい、AIが暴走して人類の脅威になるロボットまで出てるじゃん!

 そうした映画を掲載していた文献は、未来のロボットはそうした危険性を内包している、ということを警告したかったのかもしれません。生成AIがすごいスピードで進化しているのは事実です。実際、トランプ大統領は国力増強のため、AIに対する規制緩和を始めました。2045年は世界が「シンギュラリティ・ポイント」を迎えるともいわれています。AIが人間の知性を超えるといわれる瞬間は、もっと早く到来するのではないか、とも言われています。

 すると、AIが「人間は脅威だ」と考え始め、人類を攻撃し始めるあの映画が現実になる可能性だって、まったくないともいえないわけですね。その備えを築いておくことも、人類の重要課題というところでしょうか。

 これからの時代、人間はAIと対立するのではなく、AIと協働し、かつAIを利活用することが必須になるといわれています。子供たちが今一生懸命調べている文献資料の中のロボット。未来を生きる子供たちにとって、必須の知識になるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

にっこり 入学説明会にご参加をありがとうございました

 本日、入学説明会を行いました。令和7年度新入学児童の保護者の皆様に体育館にお集りいただきました。

 学校の概要、一年生の主な行事、持ち物、保健上の配慮事項などについてご説明しました。

 PTA役員の皆様にも、PTA活動についてご説明をいただきました。PTA役員の皆様、大変ありがとうございました。

 その後学用品の販売をもって終了とさせていただきました。ご参加の皆様、大変ありがとうございました。

 私(校長)の方で、特にお願いしたのは「早寝、早起き、朝ごはん」です。北谷小の児童は活発で、学習に運動に元気に取り組むお子さんがとても多いです。でも、毎日体調を崩して保健室を訪れる子がいます。その子たちに共通しているのが、「朝食を十分食べていないこと」「睡眠時間が不足していること」が多いと感じています。

 朝食を十分に食べないで登校するのは、スマホでいえば電池残量5%で学習や運動に臨むに等しいことです。睡眠時間が短いと、眠気に襲われ授業に集中できず、学習効果が高まりません。いらいらしやすくなるので、友達とのトラブルも多くなります。

 5時間目、1年生が元気に鉄棒練習に取り組んでいました。体育はもちろん、学習に元気に取り組むためには望ましい生活習慣が何よりも大切です。ご家庭でのそうした生活を基盤として、学校教育は成り立ちます。

 今日の入学説明会では、養護教諭も特にそのことを保護者の皆様にお伝えしました。子供たちの心と体は伸び盛り、育ち盛りです。そうした子たちに十分な食事、睡眠、休養、そして心休まるご家庭の環境は成長にとってとても重要なものなのです。

 今日ご参加くださった保護者の皆様、そしてこの「北谷小ホームページ」をご覧いただいている皆様、どうかご配意くださいますよう宜しくお願いいたします。

お知らせ 楽しい長縄!育つのはチームワーク

 現在、1年間の校務の成果と課題等を振り返る面談を先生方と行っています。本当に忙しい合間、空き時間を使っての面談なのでこの間、忙しさに拍車がかかります。校内巡視の時間も限られてきますので、内容がちょっとで申し訳ございません。

 職員室であたふたと仕事に追われていると、運動場から「はい、はい」という2年生の元気な掛け声が聞こえました。長縄練習の真っ最中でした。みんな真剣な表情でがんばっていました。

 担任の磯先生が、こんな呼びかけをしていました。

「前回の練習よりも、1回でも上回ればいいよ!力を合わせて、がんばろう!」

 それがいいと思います。目標をもたせることは大切ですが、長縄で育てたいのはチームワークです。絶対的な目標をもたせると、失敗した子が非難されかねません。

 あくまでも目標は、自己ベストの更新。誰が引っかかっても、絶対に責めない。失敗しても「いいよ!気にしないで!」と励まし合う。記録が更新したら「やったあ。みんなで力を合わせてよかった!」と喜びを分かち合う。

 長縄には、それができるのです。

 2年生の子たちも、楽しそうに励まし合って記録更新に挑戦していました。とても微笑ましい光景でした。

 記録に必要以上にこだわらない。引っかかった仲間を決して責めない。みんなとの協力を大切にして、声を掛け合いながら自己ベストを目指す。

 そうした方針に「いやね、そうはいうけれど、社会に出たら結果がすべてでしょ?子供たちがそうした社会に出たとき厳しい状況の中にあっても負けないように、小学校のうちから、結果を追い求める姿勢を発達段階に応じて学ばせるべきでは?」というお考えもあるでしょう。それも、大切な考え方です。

 でも私は、小学校のうちは、過程を重視したいと思います。仲間とともに一生懸命取り組む姿勢を称賛してこそ、非認知能力=たくましく生きる力が伸びるからです。それは、将来結果を追い求める力強さの礎となる数値化できない、経験から学べる貴重な力です。

 小学校のうちは、その取り組みを好きにさせることが大切だと思います。一生懸命取り組ませ、協力することで記録が伸びる喜びを味わわせる。育っていくのは、体力や持久力、敏捷性だけではありません。チームワークです。そうして、長縄をもっと好きにさせる。小学校では、それが大事だと思います。

 

 

 

ピース クラブ見学の準備を進めています

 今日も日中は暖かで、3月並みの気候になりました。6校時のクラブも、寒さを気にすることなくスムーズに行うことができました。

 今日のクラブ活動では、2月4日、2月12日の3年生のクラブ見学の準備を進めていました。それぞれのクラブで次年度3年生にたくさん入ってもらうため、各クラブとも創意工夫を凝らして、練習に力を入れていました。3年生のみんなに喜んで、期待をもってもらうといいですね。

 今日は1日いろいろと仕事が入り、十分校内巡視ができませんでした…短くてすみません。また、がんばります。

 

音楽 心潤すものを大切にしたいですね

 昨日の夜の雷はびっくりしましたが、朝方降った雨はちょうどいいお湿りになり、空気も気持ちがよかったです。

 音楽室で、5年生が「威風堂々」の合奏の準備をしていました。

 合奏って、本当に楽しいです。それぞれの楽器でパート練習をして、全体で会った時の気分は最高。5年生も、楽しみにしているようでした。

 2年生も鍵盤ハーモニカで音を出して、器楽演奏を楽しんでいました。

 音楽や図工といった芸術教科は、心を潤します。私は国語や算数と同等に価値をもつ、大切な情操教育だと思います。

 用務員の山崎さんが、校内の最後のトイレ清掃である体育館のトイレをピカピカに磨いてくれました。そのおかげで、北谷小のトイレは今、とってもきれいです。ありがとうございました!

 ピカピカになった体育館のトイレをみて、植村 花菜さんの「トイレの神様」の歌詞を思い出しました。

♪小3の頃からなぜだか おばあちゃんと暮らしてた 実家の隣だったけど おばあちゃんと 暮らしてた 

毎日お手伝いをして 五目並べもした でもトイレ掃除だけ苦手な私に おばあちゃんがこういった

トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで だから毎日きれいにしたら 

女神様みたいなべっぴんさんになれるんやで 

その日から私はトイレをピカピカにし始めた べっぴんさんに絶対なりたくて 毎日磨いてた♪

 これも、心を潤す素晴らしい曲ですね。トイレをきれいに磨けば、べっぴんさんになれる。歌詞の中のおばあちゃんの言葉は本当だと思います。先日、掃除の時間子供に「校長先生、なんで掃除をしなくちゃいけないんですか?」と聞かれたので即座にこういいました。「自分たちが使った場所を自分たちの手できれいにするのは当たり前のことだよ。そして、きれいな心はきれいな場所でしか育たない。」

 学校の掃除を子供たち自身が行う国の方が少数派だといいます。でもそれは、寺子屋時代からの日本の美しい伝統だと思っています。美しい心は、美しい場所で育つ。だから、自分たちの手で学校をきれいにするんだ。山崎さんがきれいにしてくれたトイレをみて、改めて子供たちに伝えようと思います。

 

 

 

晴れ 保・幼・小連携事業…1年生、張り切っています!

 朝方は雨がぱらつきましたが、日中は3月並みの陽気になるなど、天気予報の通りでした。

 ずらっと廊下に並んだ1年生。実は、今度保・幼・小連携事業の一環として、次年度入学してくる園児たちを学校に招待して、北谷小の建物内を案内する催しがあるのです。今日は、そのための練習を1年生ががんばっていたのです。

「昇降口も案内しますよ。くつをこうやっておくんだよ、と教えてあげましょう。」「はい!」

「職員室に入る練習をします。入るときは『失礼します。』を忘れないでね。」

「失礼します!」「失礼します!」しっかり、あいさつができました。

 子供たちも、とても楽しみにしているようです。

 この保・幼・小連携事業には大きな役割があります。「小1プロブレム」の解消です。活動中心の幼稚園と違い、小学校は学習の場です。そのギャップに困惑し、不登校につながるケースを防ごうとするものです。同時に、1年生に進級した、という自覚と下学年の面倒をしっかりみていこうという責任感を育てる目的もあります。

 1年生はとても張り切っていました。すてきなお兄さん、お姉さんぶりを発揮してくれそうです。みんなのがんばりに、期待しています!

 

疲れる・フラフラ POSシステムの学習…社会を見る目を育てるために

 先週17日(金)、放課後さまざまな 用事への対応があり、更新できずに失礼いたしました。

 埼玉県には現在、インフルエンザの流行警報が発令されています。今のところ校内での感染者数はごく少数ですが、県内外の感染者数を見る限り、これから1月下旬から2月にかけて流行のピークが訪れる可能性が高くなっています。引き続き、お子さんの感染予防及び体調管理にご配意くださいますよう宜しくお願いいたします。

 三学期当初、学校生活への適応に不安を感じていた子供達もすっかり慣れて、どの学級でも順調に学習が進んでいます。

 道徳に集中する三年生。先生のお話をよく聞いています。

 一つ上の学年は、さらに集中してお話を聞くことができます。いいですね!

 音楽の授業に参加する5年生。先生の話に耳を傾けていました。

 5年生は、社会科でPOS(Point of sale)システムについて学習していました。

「コンビニエンスストアやスーパーのレジでは、お会計と同時にお客さんの情報が集まるシステムがあります。お客さんの性別、おおよその年齢、いつ、どんな商品を買ったかなどですね。なぜそうした情報を集めるか、分かりますか?」

「うーん・・・。」

「あ、そうか、ポイントカードを忘れたときでも対応できるように?」

なるほど、なかなかいい意見です。

「それはお客さんの立場からですよね。お店側のメリットは何かなあ?今日は、それを話し合ってみよう。」

 こうして、課題が設定されて子供達は教科書や資料集を読んだり、話し合いからお店がお客さんや売れた商品の情報を瞬時に集めるシステムのメリットについて考えていきます。

 POSシステムの最も大きなメリットは、商品管理のデータ収集を徹底して、商品の品切れを防ぐことです。特定の品物がなくなると、ネットワークを動員してその商品が棚に補充されるわけですね。同時に、どの商品がいつ、どんな年齢層のお客さんに売れるかをデータ収集することにより、売れ筋商品がいつでも豊富にそろえられるよう配慮できるわけです。

 近年ではスマートフォンによる会計やアプリ配信によるクーポン券の配信などますます便利になってきています。感心するのはそうしたアプリをみてみると、商品の売れ筋が一目で分かること。それが、レジで商品をピッ!とスキャンすると同時に、情報収集ができるわけですね。某コンビニの売れ筋おにぎりのランキングをみると①ツナマヨネーズ、②シャケ、③昆布。こりゃまた、鉄板。いくらICTが高度に発達しても、人気おにぎりの中身は昔から全然変わりませんね。不易と流行だなあ(笑)。

 そのような販売の秘密と、企業努力を知ればお店にいったとき、商品棚の品揃えをみる目が変わってきます。そこから、「賢い消費者」になるための基盤が築かれていくわけですね。

 私は国語も算数も理科も図工も体育も好きですが、大学では社会を専攻しました。やっぱり、社会科は面白いです。国語や算数は基礎・基本となる「用具教科」ですが、理科や社会は世界を見る目がどんどん広くなる感覚が楽しい。そのような学びの喜びを子供達に伝えていきたいものです。

 来週、インフルエンザの感染がまだ広がりませんように。