学校ブログ

2021年3月の記事一覧

オンライン修了式

3月26日(金)

 オンラインで行いました。各クラスの代表生徒に修了証が手渡された後、学年代表生徒のスピーチ、校長先生の式辞という流れで行いました。

 今年度の学校現場は、「去年はどうだった?」が通用しない異例づくしの1年でした。生徒たちは、行事や学総大会の中止などで失ったものがたくさんあると思います。一方で、このコロナ禍だからこそ手に入れられたものもあったのではないでしょうか。2年生代表生徒のスピーチにこうありました。「…私は経験の少ない年だったと感じています。しかし、自身の経験を増やすために様々なことに挑戦をした年でもあったと感じています。…」胸が熱くなりました。できないこと、叶わないことに文句を言うのではなく、与えられた環境のなかで我慢をして、できる限りの挑戦をしてきた生徒がたくさんいたのだと思いました。その挑戦は、必ずあなたの力になっています。

 保護者の皆様、毎朝・晩の検温等の感染症対策を始め、本校の教育活動にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。来年度もコロナ禍での教育活動が続きます。引き続き、感染症対策へのご協力等、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。1年間、ありがとうございました。感謝です。

                                中央中学校 教職員一同

 

1015時間のまとめ…学年集会(1年・2年)

3月25日(木)

 1015時間。1年間で行わなければならない授業時間数です。今年度は、2か月遅れの6月からスタートし、さらに分散登校が続き、授業時間数の確保が心配されました。土曜授業や夏休みの短縮、行事を中止・縮小した分の時間を授業に振り替える等の工夫を重ね、何とか確保できました。

 今日は、1学年、2学年共に学年集会を行いました。「クラス」そして「1015時間の授業」のまとめをしっかり行って明日の修了式に臨んでください。

誰かが見ている、見ていないは関係ありません…大掃除

3月24日(水)

 今年度の登校日も今日を入れて3日となりました。大掃除の様子です。

 誰かが見ている、見ていないは関係ありません。中央中の生徒は、自分のやるべきことを当たり前の事として丁寧に取り組みます。掃除をきっかけに会社を急成長させたイエローハットの創業者鍵山氏はこう話しています。掃除の効用とは、「次に良いことができることです。一度良いことをすると次々と良いことができる。逆に一度悪いことをすると次々と悪いことをしてしまいます。」納得です。

 きれいになった教室で明日は、学活・学年集会、明後日はオンラインで修了式を行います。

給食最終日

3月23日(火)

 今年度最後のメニューは、さばの塩焼き、おかか炒め、吉川汁、わかめごはん、牛乳、お祝いケーキでした。吉川汁とは、たっぷりの野菜にあんがかかったヘルシーなスープです。吉川汁には毎回、なまりんからのプレゼント「ハートにんじん」が入れられているようです。今回はどうでしょう、見つけられましたか?

 「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。箸を使って魚の骨を取り除いたり、身を上手に食べたりする習慣は日本人としてこれからも大切にしていきたい伝統文化ですね。(最近、ご飯を箸ではなくスプーンで食べる子どもが増えているようです)そんなことも、給食を通じて生徒に伝えていかなければなりませんね。

 配膳中に静かに読書をしている生徒の姿が…素晴らしいです!

 

一足先に桜満開!…学年掲示(2年)

3月22日(月)

 校内の「ソメイヨシノ」の蕾もほころび始め、2分咲きといったところでしょうか。一足先に2階昇降口の7本の桜の木が満開になりました。これは、2学年の学年掲示物です。花びらをよく見ると…友達への感謝の言葉や受験生になる決意などが書かれています。

 感謝の気持ちは、心の中で思っているだけでは相手に伝わりません。自身の決意は、始めは無理かもと思っていたことでも、口に出したりこうして書いたりすることで思いが変化していくことがあります。デジタル時代への変化が加速している学校現場ですが、手書きの良さもこうした掲示物などで残していかなければならない感じる今日この頃です。

やってよかった!…球技大会(1年)

3月19日(金)

 昨日の2年生に続き、今日は1年生が行いました。1学年全生徒が男女別にグランドと体育館に分かれて集まりました。競技に参加する時もマスクを着用、拍手での応援など感染防止対策を講じての2時間でした。結果発表時には勝ち負けに関係なくお互いを称えあう拍手が起こり、心温まるひと時でした。グランドにあふれる生徒の笑顔と歓声を聞くと「やってよかった!」の一言に尽きます。学年全体をリードしてくれた体育委員のみなさん、ありがとうございました。

今回も小さな行事でしたが…球技大会(2年)

3月18日(木)

 感染症対策をとって2学年全生徒が整列しました。話を聞く姿勢の素晴らしさから学年全生徒が集まれた喜びをみんなが感じている様子がうかがえ、何とも言えない心地よさを感じるひと時でした。また、選手宣誓も含め、代表生徒の言葉も素晴らしく、今日にかける意気込みをひしひしと感じ、あっという間の2時間でした。

 様々な行事が中止や縮小となってしまった今年度の中央中。今回も小さな行事でしたが、大きな思い出になったことが教室に戻ってくる生徒の笑顔から感じられました。体育委員のみなさん、準備から当日の運営までご苦労様でした。

筝と琴の違いは?…音楽(1年)

3月17日(水)

 1年生が練習しているこの楽器、何だか分かりますか?私はてっきり琴だと思っていましたが、実は「筝(そう)」という楽器だそうです。何が違うのか?…柱(じ)と呼ばれる可動式ブリッジがあるのが「筝」、ないのが「琴」だそうです。また、筝は右手の親指・人差し指・中指に爪をつけて演奏します。

 違いが分かったところで、授業の様子を見ていると、どうやらこのクラスは友達に「できない」「教えて」が気軽に言える雰囲気のクラスのようです。あちらこちらで教え合いの様子が見られました。友達に教えてもらった後の「できた!」の笑顔と拍手が印象的な授業でした。

他者に推薦されることに意味があります…こだま賞

3月16日(火)

 今回は通学路の清掃をこころよく行ってくれた2名の2年生、ケガをした他校の友人を介抱、適切に連絡を行った7名の2年生に贈られました。ケガをした他校の友人の保護者の方からはお礼の連絡をいただきました。

 こだま賞は、自分の力で受け取る賞状ではなく、他者に推薦されての受賞に大きな意味があります。今年度は、27名の生徒を表彰することができました。他の生徒に範を示す行動は、学年や学校の雰囲気を良くしてくれます。今後も多くのこだま賞が推薦されることを期待します。

第40回卒業証書授与式

3月15日(月)

 3年生、並びに保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。

 保護者の皆様には、この3年間思春期という多感な時期を、お子様としっかり向き合い、時には上手く距離をとりながら自律の心を育んでいただきましたことに深く感謝と敬意を表します。

 263名の卒業生には、これからも「凡事徹底」の精神で成長し続けていかれることを願っています。

参加はできなくても心はひとつ…卒業式準備

3月15日(金)

 15日の卒業式に向けて、1・2年生が卒業式の準備を行いました。新型コロナウイルス感染症対策のため在校生の式への出席は叶いませんでしたが、それでも全力で卒業生のために「やれることは心を込めてやろう」という在校生の心はひとつです。教職員も一緒に一致団結して行いました。「あの椅子が少しずれているから真っ直ぐに直して!」「赤じゅうたん、もっと空気を抜いて平らにしようよ!」など細かい所まで声を掛け合いながら準備をしました。

 在校生、教職員全員で卒業生を応援しています。卒業式本番での凛とした姿を楽しみにしています。

 

あの日の教訓…支え合いの精神

3月11日(木)

 あの日から10年です。本日、中央中では弔意を表明するため、半旗の掲揚と14時46分に全生徒・全教職員で黙とうを行いました。

 10年前の3月11日14時46分、私は清掃中で自分の教室にいました。一緒に教卓を運んでいた女子生徒が突然「先生、地震!」と叫んでその場にうずくまってしまいました。周りの生徒も悲鳴と恐怖で身動きができませんでした。私はとにかく「窓ガラスから離れろ」「頭をかくせ」と大声で連呼しました。ここまでの記憶はあるのですが、その後生徒にどのような指示をしたのかは正直覚えていません。私自身、あのような大地震は初めての経験で、相当動揺して冷静な判断ができない状態だったのだと思います。今の中学生はまだ幼かったため、地震のことを覚えていない生徒も多いようです。「自分の命は自分で守る。」防災教育はもちろんのこと、被災者になった時、頼りになるのは”人と人のつながり”です。「支え合いの精神」も教え伝えていきます。

”やらされ感”のない卒業式予行

3月10日(水)

 卒業式の予行を行いました。先週、今週と公立高校の入試や発表などがあり、落ち着かない中でも3年生は、気持ちをしっかり切り替えて練習を重ねてきました。今日、その成果を見るに、3年生の所作は素晴らしく一言でいうと”やらされ感”など微塵も感じさせず、張りつめた空気の中凛とした姿勢を示してくれました。15日の本番まで残り2登校日。3年間の思いを行動で示し、当日を迎えてください。

 在校生は、式には出席しませんが、各クラスからオンラインで予行の様子を見守りました。1年後、2年後の自分の姿をイメージできたでしょうか。こういう時期の卒業式だからこそ、在校生と教職員、PTAのみなさんで最高の準備をして、3年生の思い出に残る卒業式をつくりあげましょう。よろしくお願いします。

可能性そのものの存在…けやき・ゆりのき学級

3月9日(火)

 今年度最後のけやき・ゆりのき学級ろう下掲示を紹介します。今回はもちろん、卒業間近な3年生にインタビューしました。

 3年間を振り返って中央中での生活はどうでしたか?…「毎日、学校に行くのが楽しかった。」「あっという間でした。」

 「卒業おめでとう」の掲示物や先日の「卒業を祝う会」はどうでしたか?…「卒業するのがさみしいです。」

 感慨深げに答えてくれた2名の3年生。これから新たな生活に進んでいく3年生は、可能性があるのではなく、「可能性そのものの存在」です。時に壁に跳ね返されながら、自分の可能性を信じ夢に向かって進んでいってください。

やるべきことを明確に指示した授業…英語(1年)

3月8日(月)

 1年生英語の授業の様子です。教室をハンバーガーショップに見立て、店員役とお客役に分かれて会話をしました。もちろん、日本語の使用は禁止です。

 ロールプレイ形式を取り入れた授業はとかく、ねらいを達成しようとする生徒の意識がおろそかになりがちですが、やるべきことを事前に明確に指示することで、「結果はどうなるのかな?」の疑問が遊び感覚を払拭し、ねらいの達成に向けた生徒の意欲を高めます。

非認知能力も育む実習…家庭科(2年)

3月5日(金)

 2年生家庭科実習の様子です。今回は「包丁の使い方」の実技試験です。本来であれば、野菜を使って包丁の使い方を学ぶのですが、今は調理実習ができません。野菜の代わりに使ったのは何と…メラミンスポンジです。上手く切れるのかと半信半疑でしたが、見事な薄切りができました。

 中央中の先生方は、様々なアイデアを出してこのコロナ禍でも学びを止めません。そして、実習を二人一組(バディ形式)で行わせることにより非認知能力(意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力)も育みました。バディとの見事な連携が印象的な授業でした。

「思い出」も奪われることのない最強の財産です…卒業を祝う会(けやき・ゆりのき学級)

3月4日(木)

 「最初はグー、ジャンケンポン」。元気な声につられ声の方に向かうと、けやき・ゆりのき学級1・2年生が卒業を祝う会のリハーサルの真っ最中でした。てきぱきと机やイスを並べる姿を見ていると心から3年生を祝おうという気持ちが伝わってきました。正に「環境は人をつくる」の言葉通りの行動です。3年生2名も合流し、会が始まりました。ゲーム大会に始まり、思い出のスライドショーが上映され、最後に先生方からメッセージが贈られました。

 過日、このブログで「知識は奪われることのない最強の財産」という話をしましたが、知識にもうひとつ「思い出」という言葉を加えます。スライドショーを見ている2人の3年生の顔を見ていると、中央中での3年間の「思い出」を胸に次のステージでも頑張るぞという決意が伝わってきました。準備をしてくれた1・2年生、先生方ありがとうございました。そして、2人の3年生へちょっと早いですが「卒業おめでとう!」

生(性)教育(3年)

3月3日(水)

 毎年この時期に卒業を前にした3年生を対象に外部から講師の先生をお招きして行っています。演題は「自分を大切にして生きるために~君は愛されるために生まれた~」です。講師の先生の話に時折うなずいたり、吸い寄せられるようにじっと見入る3年生。難しい言葉も出てきましたが、「生命誕生」「命の尊さ」を中学生なりに受け止めているようでした。

 性教育は「生」教育です。主役は「性」ではなく「生」です。3年生のみなさん、「自分は大切なひとつの命である」ということを忘れないでください。そして今、あなたの隣にいる友達もまた、誰かの大切な命です。人を大切にし、物も大切に扱える、そんな大人になっていくことを先生方は切に願っています。

 講師の先生、お忙しい中のご講演、ありがとうございました。

 

所作は目から伝わる”感謝”の気持ち…卒業式練習(3年)

3月2日(火)

 卒業式の練習が始まりました。新型コロナウイルス感染症対策のため、卒業生と教職員、来賓2名のみの参加、次第も縮小して行われます。本来であれば、卒業式というのはここまで育ててくれた保護者やお世話になった地域の方々への感謝を伝える場であるはずでした。ところが上述の通り、保護者の方々の式への参加は叶いませんでした。大変申し訳なく心苦しく感じております。そんな卒業式の大切な意味を3学年の教員がしっかり伝えてから練習がスタートしました。

 3年生のみなさん、会場に保護者や地域の来賓の方はいませんが、返事と所作で「感謝」の気持ちを表してください。しっかりとした返事は耳から、凛とした所作は目から伝わる「感謝」の気持ちです。

生徒の活動の時間が増えました…総合(2年)

3月1日(月)

 2年生がタブレットを使って総合の授業を行いました。説明をする先生は自分のクラスに説明をし、他のクラスはその様子を自分のクラスの大型テレビで確認しました。他クラスの生徒からの質問もタブレットと大型テレビを通してスムーズに行うことができました。

 今までは説明をする先生が全てのクラスをまわって計7回説明していたことが1回で済むようになりました。その浮いた時間、先生は生徒との関わりを多く持てるようになります。生徒が活動したり、じっくり考えたり、考えたことを発表したりする時間を確保できるようになりました。タブレットと各クラス1台の大型テレビ導入で大きく変化している学校現場です。