学校ブログ

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たこたこ上がれ 元気に上がれ

 日中は日差しに暑さを感じるほどでした。午後4時を過ぎても陽が伸びて、季節が進んでいることを感じます。

 1年生が生活科で凧揚げに挑戦しました。子供たちは大喜び。校庭に歓声が響き渡りました。

わあい、上がった上がった!

 みてみて!校舎より高く上がったよ!

 わあ、速く走ると高く上がるぞ!走れ走れ!

 雲が切れ、青空が顔をのぞかせました。白い凧がブルースカイに映えました。

 校庭が大歓声に包まれました!

 現在、凧はほとんど見かけることがなくなりました。原因は様々で、それも時代の流れだと受け止めざるを得ません。でも、凧揚げという遊びの魅力は、決して色あせていません。それどころか、2024年の子供たちの遊びより、はるかに優れた要素をたくさんもっているのではないか、と思います。その証拠に、今日1年生は満面の笑顔で元気に校庭を走り回り、嬉しそうに歓声を上げ、大空に舞う凧の雄姿に喜びを感じていました。

 朝、登校指導をしていると、熱心にゲームのことを教えてくれる子がとても多いです。子供たちの大半が、ゲームに夢中です。それは子供たちが悪いのではなく、時代の潮流です。でも、今日子供たちが行った凧揚げは、ゲームに負けない素晴らしい喜びを子供たちに与えたと確信します。

 古きよき時代から連綿と受け継がれた日本の伝統遊び。その中には、現代の教育問題、子供たちの成長にかかわる多くの問題を解決してくれる、大切なものがたくさん散りばめられているのではないかと思わずにはいられません。

 このことをきっかけに、改めて子供たちに昔の遊びのよさ、素晴らしさを味わってほしいと思います。

今日の授業風景

 今週の月・火は凍えるような寒さで、日本海側に大雪が降ったせいで関東地方には冷たい風が吹き荒れる天気でした。今日は打って変わって温かく、三月並みの陽気だとか。

 運動場では、4年生がラインサッカーで体を動かしていました。温かさも手伝って、どのチームも楽しそうにがんばっていました。

 教室では、1年生が算数の授業で全力疾走していました。各自、課せられた課題を一生懸命解いて、できると満面の笑顔で「できたー!」とみせにきてくれます。

 後ろでは、教育支援員の寺山先生が〇を付けてくださっています。教育支援員制度、不定期ですが本当に助かっています。算数に一生懸命取り組む1年生に必要なのは、ICT機器のディスプレイに示される情報ではありません。必要なのは、子供たちに声を掛け、悩む子を励まし、できたら大きな丸を付けて「よくできたね!」と称賛する温かみある指導者の笑顔です。国は、教員不足で悩む各地の公立学校に対して、DX(デジタルトランスフォーメーション)での支援を打ち出していますが、そうではありません。必要なのは、人の手です。

 担任が個別に丁寧に教えて学習内容の理解を図り、その間、もう一人の指導者ができた子の回答をチェックし称賛する。こうした二人体制が、子供たちを安心させます。

 午後は、5年生が体育館で合同授業を行いました。図工の「同じものいっぱい」という単元で、子供たちの実態から、新聞紙を使って大胆に、ということを狙いにグループでそれぞれつくりたいものをイメージして、協働で作品づくりに取り組みました。これが素晴らしかった!子供たちは実にイメージ豊かに、ダイナミックな作品をつくりあげたのです。

 スカイツリーやかわいいパンダ、テントや住みたい家、車に大型スピーカーなどなど。「月が見える望遠鏡」として、本当にのぞける望遠鏡と、ミニチュアの月の組み合わせというアイディアには鳥肌が立ちました。なんという想像力!新聞紙という素材は、平面も細い棒状の骨組みをつくることができるので、子供たちのイメージを拡大させるのに大いに役立ったようです。つくりあげた作品は、互いにアピールポイントを発表して、鑑賞しあって、惜しみつつ作品を片付けました。いやー、子供たちのイマジネーションは、本当に大したものです。新聞紙という身近な素材から、ここまでイメージ豊かに作品をつくりあげるとは!

 思うに、大人は現実ばかりに増え、どんどんイメージ力を失っていっているのかもしれません。その分、子供たちの想像力が輝いて見えるのかも・・・なんて思ってしまいました。子供たちの想像力は本当に素晴らしい。その力を解放する機会をもつが重要ですね。5年生、素晴らしい!

不審者対応避難訓練を行いました

 事情により、ホームページ更新をしばらくお休みして申し訳ございませんでした。本日より、更新を再開したいと思います。

 本日、不審者対応避難訓練を行いました。今年度は吉川警察署生活安全課の皆様のご協力をいただき、不審者役や全校児童への安全指導、職員のさすまた訓練などを行っていただきました。

 2校時、訓練開始。不審者役の小池巡査が2年2組に侵入しました。担任が対応する間、子供たちは素早くベランダから隣の教室に避難しました。

 職員からの連絡を受け、職員室はすぐに警察署に通報。その後暗号の校内放送を掛け、聞きつけた職員は「さすまた」をもって教室に駆け付けます。目的はあくまでも不審者の足止めをすること。警察官が現着するまでの時間稼ぎとなります。

 子供たちは誘導役の職員に誘導され、体育館に避難。万が一にも不審者が侵入できないよう、内側からカギを掛けます。訓練は、警察が現着し、不審者が確保されたとの想定のもと、校内放送を掛け、警戒を解除しました。

 その後体育館に集合した児童に、不審者役の小池巡査からご指導をいただきました。「避難は、とてもスムーズでした。大切なことは『いかのおすし』です。皆さん、先生方のご指導を守って、大切な命をまもってください。」「はい!」

  避難訓練終了後、職員が体育館に残り、小池巡査にさすまたの使い方についてご指導いただきました。「さすまたは、相手の眼もとに浮き出して牽制してください。大切なのは、距離をとることです。」さすが現役警察官、とても勉強になりました。

 子供たちには、次のように話しました。

「今日の避難訓練はとてもスムーズだったけれど、それは『訓練だから』という心の余裕があるからかもしれません。もし本当に刃物をもった不審者が校内に侵入してきたら、みんなパニックに陥って、廊下・階段を大慌てで走ってしまうかもしれない。階段で接触して、滑り落ちたりしたら、不審者に傷付けられるよりおはるかに大きな被害になります。今日先生方から教えてもらった避難ルート、避難の仕方をいつも頭に入れて、落ち着いて行動してください。」

 今月2日起きた羽田空港の日航機火災事故も、379名の乗客が全員脱出できたのは乗客が過度なパニックに陥ることなく乗務員の指示に従ったからです。改めて、避難訓練の大切さが明らかになりました。子供たちが今日の訓練で落ち着いて避難できたことは収穫でした。

 それも、吉川警察署生活安全課の皆様のご指導のおかげです。大変ありがとうございました。

 

 

 

係活動と当番活動のちがい

 新学期2日目となりました。各学級で、日常が戻ってきています。漢字練習を行ったり、6年生は卒業文集の制作に取り組んだり。お正月ののんびり気分は吹き飛び、あわただしい学校生活が戻ってきました。

 各学級で共通して行われていたのが係・当番決めです。子供たちから出された係を先生が希望者を募り、数を調整しながら新学期の係が決まっていきました。

 係と当番は、混同されることがあります。この二つは、似て非なるものです。当番活動は、学級で決められた仕事を行うものです。係活動は、自分たちで活動を考え、実践します。ここが大きな違いです。

 低学年のうちは、責任感をはぐくために「一人一役」として、黒板係、電気係、窓閉め係など、仕事が決まった役割を割り当てていく場合が多いのですが、中・高学年ではそうせず、活動に自分たちの創意工夫を取り入れることができる係を決めます。従って、「黒板係」「窓閉め係」などはありません。その代わり、「生き物係」「保健係」「掲示係」「遊び係」などがあるわけです。

 係活動は、子供たちの「望ましい勤労観」をはぐくむためにとても大切です。係活動の内容を決めるにあたって大切なのは、学級のプラスになる活動になることです。例えば「遊び係」は、自分たちのやりたい遊びを決めるのではなく、「男女分け隔てなく遊べて、クラスの仲がよくなる遊び」を計画します。その過程で、子供たちの行動力や創造力、コミュニケーション能力等がはぐくまれていきます。

 私は担任のとき、この係活動をとても大切にしました。自分たちの行った係活動が、学級の笑顔につながる手ごたえを得られるからです。子供たちは、「みんなのためとを思って実践すると、喜んでもらえるんだ。」と実感し、どんどん創造的なアイディアを出していきます。それが学級の活力につながり、クラスがよい方向へ進んでいくことが多いのです。学習指導要領においても、子供たちの望ましい人間関係を醸成するうえで、特別活動がとても大切なことが強調されています。

 しかし2002年より、そうした係活動に注力できなくなったという実感があります。学校五日制が導入されたからです。それまで比較的とれた学級の裁量時間はほとんどなくなり、教育活動がとても窮屈になりました。折しもOECD国際学力調査で日本の順位が下がり、ゆとり教育が激しく非難される「PISAショック」が重なり、学力向上が最重要課題となりました。学習内容が増え、教科書が分厚くなっていきました。

 学力向上は大切です。国を挙げて学力向上に取り組んだ成果の一つとして、2022年に15歳を対象としたOECD学力調査の結果があります。日本は「読解力」「科学的応用力」「数学的応用力」の3分野で世界トップを維持しました。一方、学力は希望の大学への入学や職種に就くには必要ですが、それ以降、組織の中で働くためには「行動力」「創造力」「コミュニケーション能力」等、目にみえない学力の方が大切になることは、多くの方が理解されていると思います。ベネッセコーポレーションの2018年の調査では、保護者が教育改革に何を望むかという質問に対して、「高校・大学入試で知識以外の力を重視してほしい」という項目が2番目に要望が高い結果となりました。

 3学期はじめに、みんなで話し合って決めた係活動。忙しい中ですが、クラスの笑顔を増やすために、子供たちには活動にやりがいともって取り組んでほしいと思います。 

令和6年 第3学期始業式 どんな成人を目指すのか

 令和6年第3学期がスタートしました。子供たちがみな、元気に登校してきてくれたことにとても安心しました。保護者、地域の皆様、冬休み中の子供たちの安全の見守りにご配意いただき、ありがとうございました。

 1時間目に始業式を行いました。校長講話では、次のように話しました。

「3学期は、53日間しかありません。とても短い学期になります。1年間のまとめと、次年度の準備をするために、健康に気を付け、一日一日を大切に過ごしましょう。」

 また、能登半島地震や、羽田空港の火災事故に触れ、災害はいつどんな時に起きるかわからない。だから日頃より、先生方やおうちの方に指導されている交通ルールや、学校における避難訓練の約束や避難の仕方をしっかり守り、いざという事態が起きたら冷静に対処することが大切だと伝えました。

 子供たちは、しっかりした姿勢で話を聴くことができました。

 3年生の代表児童が、新学期の目標について発表しました。言葉に気を付け人を傷付けないようにすること、漢字練習や時間を守るなど、新学期にがんばりたいことを自分の言葉で立派に述べてくれました。

 17日ぶりに全校児童で歌う校歌も、体育館にきれいに響きました。

 生徒指導主任の片野先生が、1月の生活目標について指導しました。あいさつは、コミュニケーションの第一歩。先生方にも、友達にも、おうちの方にも、地域の方にも元気にあいさつをしていきましょう。ご家庭でも、お声掛けをお願いします。

 各学級では、先生方が心を込めて描いた「黒板アート」が子供たちを出迎えました。午前中3時間と時間が短かったので、子供たちは冬休みの課題を提出したり、新学期の目標を決めたりと、忙しそうでした。

 そして11時20分。一斉下校で校庭に集合し、登下校の安全ルールを確認しての下校となりました。あっという間に、半日が過ぎていきました。

 今日の校長講話では、子供たちにもう一つ、話を伝えました。

「昨日の祝日は何の日だったか知っていますか。そう、成人式です。成人の年齢はいくつでしょうか。そう、18歳です。法律が146年ぶりに改正され、成人年齢が18歳に引き下げられました。でも、お酒やたばこは20歳から。ちょっと、わかりにくいですね。 

 なぜ法が改正されたのかというと、選挙が大きな理由の一つです。超高齢化社会といわれる日本では、政治も高齢者優先の政策になりがちです。それはよくない、もっと若者の声を政治に生かそうということで、選挙年齢が引き下げられました。それに伴う権利や義務も18歳に下げないとおかしい、ということで成人の年齢が18歳となりました。今高校2年生の人は、高校3年生になって、誕生日が来た順に成人になります。

 18歳は、社会的には立派な大人とみなされます。大人は、自分のことを自分でやる力を身に付けておくことが大切です。学校での勉強は、すべてそこにつながります。逆に、やるべき勉強を怠けていると、自立のための力が付かないまま大人になってしまいます。

 6年生は、あと6年で成人です。みなさんが学校でがんばっている勉強も学校行事等の経験も、すべて将来立派に自立することにつながります。短い三学期、一日一日を大切にして、勉強や運動、行事などに一生懸命取り組んでいきましょう。」

 テレビなどのメディアは面白がって、「荒れる成人式」、ド派手な格好をして「目立てばいい」とばかり、バイクに乗ったり酒をラッパ飲みしたりする新成人の映像を盛んに茶の間に流します。私は子供たちによくない影響を与えるのでやめるべきだと思っています。18歳は、選挙権などの権利を手にしますが、同時に社会の構成員となる義務と責任を負います。そこから、好きな道を選び、目標に向かって歩んでいけばいい。勉強は、将来の自己実現を図るために行うものです。

 長文になり申し訳ございませんが、校長の思いを綴りました。なぜ、勉強しなけばいけないのか。それは、将来立派に自立するための力を身に付けられるからです。三学期も、子供たちにそうした力を付けるため、職員一同努力してまいります。令和6年も、宜しくお願いいたします。

2学期終業式 がんばった子供たち 保護者・地域の皆様ありがとうございました

 今朝は今シーズン一番の冷え込みだったそうです。でも、日中は暖かくなりました。北谷小で一斉下校を行うと、なぜか必ず強風に見舞われます(涙)。今日はそれもなく、とてもラッキーでした(笑)。

 今日で80日間の二学期が終了しました。校内でインフルエンザ流行の兆しはみられないので、体育館に全校で集合して、二学期の締めくくりを行いました。

 校長講話では、二学期の各学年の成長を振り返り、努力と労をねぎらいました。「行事は人を育てる」という言葉で始まった二学期。一つ一つの行事に、一生懸命取り組むことができたか、子供たちととともに振り返りました。

 「あがるも おちるも 努力次第 自分次第」。行事や教育活動を通じて自分を成長させるためには、一つ一つの行事に、力を出し惜しむことなく全力で取り組むことが大切です。二学期のがんばりを通して得られた成果と課題をもとに、新学期も新たな目標をもってがんばっていきましょう、と伝えました。

 子供たちは終始、落ち着いた姿勢で話をよく聴いていました。これも二学期の成長の一つだと思います。

 5年生の代表児童が、二学期を振り返る児童代表の言葉を述べました。「二学期努力したことを生かして、三学期を6年生0(ゼロ)学期と思って、3学期にまた、がんばりたいと思います。」会場からは、大きな拍手が贈られました。

 二学期締めくくりの校歌を全校で合唱しました。きれいな歌声が体育館に響きました。オンラインの終業式では決してできないことで、全校で心を一つにして歌うのは本当にいいなと思います。校歌斉唱も、愛校心の育成につながる大切な行為です。

 式終了後、生徒指導主任と安全主任から、冬季休業中の生活や安全についての指導を行いました。生徒指導主任からは、①交通事故に気を付ける ②帰宅時刻を守る ③スマートフォンやタブレットなど、SNSはおうちの約束のもと時間を守って楽しむ ④お小遣いのやりとり(おごったりおごられたり)はせず、お金の扱いには気を付ける などのお話をしました。安全主任からは、自転車に乗っているときの安全に特に気を付けること、飛び出しを絶対にしないこと などについて指導しました。ご家庭でも、お声がけいただければ幸いです。

 各教室には、担任の先生が二学期の子供たちの努力をねぎらう「黒板アート」が花開いていました。北谷小の先生方はいつも、学期のはじめと終わりには、この黒板アートで子供たちを喜ばせています。これは北谷小の素晴らしい点の一つです。

 そして教室では、担任の先生が児童一人一人に通知表を渡していました。「この教科がよく伸びたね。ここは少し、届かなかったけれど冬休みにしっかり復習すれば大丈夫。また、三学期にがんばろうね。」先生の言葉に、子供たちはうなずきながら通知表を受け取っていました。

 一斉下校が終わり、子供たちはそれぞれ集団下校で家路につきました。門で一人一人に「さよなら!よいお年を!」と声掛けをしていると、「二学期お世話になりました!よいお年を!」「校長先生、ありがとうございました!」「新学期もお願いします!」と何人もの子から声を掛けられました。とても心が温かくなりました。北谷小の子供たちは、素直でよい子たちばかりだと改めて思いました。

 こうして、二学期最後の日が終わりました。前代未聞の猛暑に始まり、コロナ、インフルエンザの再流行、イスラエルーハマス戦争の勃発等、世界情勢の不安等、多くの不安なことがあった時期でした。でもその間も、各学年の遠足や社会科見学、陸上大会、修学旅行、校内持久走記録会、書きぞめ展など、様々な行事を行うことができました。そして今日、こうして無事二学期を終了できたのは、ひとえに子供たちのがんばりと、支えてくださった保護者・地域の皆様のおかげだと思います。本当にありがとうございました。

 ご家族の皆様で、よい年末年始をお迎えください。そして楽しい冬休みを過ごして、子供たちが1月9日火曜日の始業式の日に、元気いっぱい登校してきてくれることを心待ちにしています。

終業式前日。お楽しみ会、教室片付け

 今日もとても寒い一日になりました。でも、日中陽が差すとやはり温かいです。風が吹いていないのは幸いです。

 長い二学期も残すところあと1日になりました。各教室をのぞいてみると、学期末お楽しみ会と大掃除の花盛りです。

6年生は外でドッジボール、1年生はお楽しみビンゴをして、冬休み前の学級の絆を強めていました。どちらも、とても楽しそうでした。

 あとは、教室の大掃除です。机の中、ロッカーの中をきれいにして持ち帰りました。教室も年末年始を迎えます。二学期の最後にきれいにして、きもちよく新学期を迎えたいですね。

 いよいよ、明日は終業式。終わりよければ、すべてよしのたとえのように、最後までしっかりした姿勢を保ち、2学期を締めくくってほしいと思います。保護者の皆様には、子供たちが持ち帰った荷物を点検していただき、不足品の補充等にご協力をいただければと思います。

表彰朝会を行いました

 とても寒い朝になりました。今朝は表彰朝会を行いました。表彰を受けたのは身体障碍者福祉美術展、敬老の日絵画コンクール、トンボ絵画コンクール、徳署感想文コンクール、吉川市調べる学習コンクール、リユースポスター展、科学教育振興展、発明創意工夫展、市内陸上大会、給食献立コンテスト、市内音楽祭です。

 全員を表彰することはできないので、各部門の代表者を表彰し、他の受賞者は体育館フロア上で、一緒にお礼をしてもらいました。代表児童は、みな立派な態度で表彰状を受け取ることができました。

 最後に、このような意味を含めたお話をしました。

「表彰を受けた人、おめでとう。それぞれの活動で、一生懸命がんばった成果です。でも、賞状を受けた人だけが立派なのではありません。がんばった人、一生懸命打ち込んだ人はみんな立派です。そうして、みなさんは少しずつ成長していきます。これからも、どんな活動においても力の出し惜しみはせず、常に一生懸命取り組むようにしてください。」

 大切なことは、賞状をもらうことではありません。その活動において、ベストを尽くす姿勢を保つことです。小学校段階においては、結果のみを評価するのではなく、取り組んだ姿勢を称賛することで、子供たちの学ぶ意欲を高めることができます。

 まもなく、子供たちに通知表を渡します。ご家庭においても、「過程の評価」を心掛け子供たちの「よーし、次もがんばろう」という心を伸ばしていただければと思います。

 

北谷小学校ブログ更新について

 いつも「北谷小ブログ」をご覧いただき、本当にありがとうございます。また、保護者の皆様には現在教育活動に関するアンケートにご協力をいただいております。ご協力に心より感謝申し上げます。

 さて、この「北谷小ブログ」は、校長が毎日行っている校内巡視の際に、各教室の学習の様子をみて感じたことや、学校行事に込めた教育的意図、そして子供たちのがんばっている様子についてお知らせしております。

 こころのところ教職員のお休みが続き、保護者の皆様にも子供たちにもご心配とご迷惑をおかけしております。誠に申し訳ございません。他の職員がかわって学級指導を行っているため、職員室が手薄になり、校内巡視が十分できず、本日もお知らせしたいトピックを掲載することができませんでした。お詫び申し上げます。

 加えて、来週は通知票追い込み週間になりますので、またブログ更新が滞ることもあるかと思います。申し訳ございませんが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 現在校内で児童のインフルエンザ流行は落ち着いた状態が続いておりますが、今年のウイルスの感染力はとても強く、それまで元気にしていたお子さんがあっという間に発熱する例を散見します。市内の他校も同様で、学級閉鎖が連続して続いています。週末、お出かけになることもあると思いますが、人込みへの外出を避けたり、手洗い・うがい等をしっかり行ったりするなど、改めて感染防止にご協力くださいますようお願いいたします。

 二学期もあと一週間。職員も最後までがんばって、二学期をよい形で締めくくりたいと思います。保護者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

プログラミング学習と心のこもったお手紙 デジタルとアナログ

 今朝の外気温は3度。日中は15度近く気温が上がるので、服装の調整が大変です。地球温暖化が心配される中、寒いとちょっとホッとするのは、なんとも不思議な心理ですね。

 昨日もお世話になった吉川市ICT支援員の方にお世話になり、2年生がプログラミング学習に取り組みました。以前、4年生も使ったことがあるSONYのMESHを使って、信号機に使われる切り替え回路を、プログラムで組んでみました。

 「それでは、今日は信号機を変えるプログラムを、皆さんのもっているクロームブックで組んでみたいと思います。」「そんなこと、できるの?」

 「このSONYのMESHというセンサーをクロームブックとつなげるには、このコネクターを使って、ブリッジ接続をします。やり方を伝えるからよーく聞いていてね。」

 言葉はちょっと難しいのですが、さすがは世界のSONY、直感的な操作で接続を行うことができます。低学年児童でも大丈夫。昨日もお世話になった支援員の大島さんが、丁寧に教えてくださいました。

 早速手に取ったSONYのMESH。小さくてかわいいセンサーですが、高性能で操作は簡単。実によくできています。子供たちのプログラミング学習にまさにぴったりです。

 でも、子供たちはやっぱりちょっと不安。吉川市教育委員会から、松岡指導主事もお手伝いに来てくださいました。

 昨日のブログにもちょっと書いてしまいましたが、子供たちが安心して作業を進めるには、教える側が多いことが望ましいのです。慣れるにつれて、その人数を減らしていけばよいのですから。

 うまくプログラムが組めた子供たちが多く、プログラムの楽しさを味わっていました。

 一方、1年生の教室では、お手紙を書く練習が行われていました。年賀状の季節を前にして、1年生がお手紙の書き方を学習し、実際に書いていました。「誰に書くの?」と聞くと、「おばあちゃん!」「東京にいるんだ!」「うちは春日部にいるよ!」ととても楽しそうでした。お手紙を書く方もうれしいですが、もらった方は、もっとうれしいことでしょう。みんなよくがんばっていました。

 プログラミング学習と、手書きのはがき。とても対照的です。手書きのお手紙は、これからは少なくなる一方でしょう。でも私は、手書きのよさ、温かさは、デジタルでは永久に再現できないと思っています。手書きのお手紙は、書き手が心を込めて、その人だけに書いたものですから。

 かくいう私も、イラストを描くときはもっぱらドローイングソフトと液晶ペンタブレットを使っています。イラストづくりでこれを一度使ってしまうと、もう紙とペンには戻れません。ペンにはできない多彩な表現が可能で、しかも圧倒的に速い。手書きでやれば4~5時間かかる作業も、主観ですが3分の1ほどでできてしまいます。

 ただ、デッサン力やどんな絵を描きたいかという想いは、デジタルを使っても得られません。それは日ごろの練習や日常の経験や感動、自然や人とのコミュニケーション等から生まれるものです。デジタルとアナログ。そのどちらかがよいか、優れているかというものではありません。どちらも、子供たちにとって必要なものだと思います。 

ICT支援員さん 子供たちを支えるのは人の温かな手

 本日、自習監督で2年生の教室に入りました。自習課題がクロームブックの「ドリルパーク」とプログラミング練習ソフト「アルゴロジック」だったので、ちょっと私も慣れておらず、子供たちの質問にどう対応しようかと焦っていたところ、吉川市のICT支援員の大島さんが急遽教室に入ってくれました。

 さっそく、子供たちのクロームブック操作を一人一人みてくださった大島さん。「校長先生、ここわかりませーん!」「画面が止まっちゃいましたー!」と子供たちが叫ぶとすぐにヘルプに応じてくださったので、不慣れな私としてはとても助かりました。大島さん、ありがとうございました!

 ご存じの方も多いと思いますが、今、教員不足が深刻化しています。その問題の解決には、まだあと数年はかかる見通しです。でもその間も、待ったなしの窮状は続きます。政府広報は、そのために現場のDX化、デジタルトランスフォーメーションをすすめることにより、教師の働き方改革の推進と、児童生徒の学力向上等を図る意向を示しています。

 でも、未来を担う大切な子供たちの学びを支えるのは、機械の画面ではなく、人の温かい手です。高価なICT機器をいくらそろえても、それを使いこなすには教える人材が必要です。大島さんのように、子供たちが手を挙げると、すぐに寄って優しく教えてくれる人、その温かな手こそ、日本の教育現場に必要なリソースです。

 それを国が理解して、教育現場の教員不足対策に本腰を入れてくれるといいなあ、と思います。子どもへの投資は、日本の未来への投資そのものですから。

 

 

書きぞめ展覧会を行いました

 朝は雨模様だったのに、日中は太陽がぎらぎらと顔をのぞかせ気温も上昇しました。小春日和、いったいいつまで続くことやら。

 本日、書きぞめ競書会を行いました。各学年ごと、体育館や教室で、これまでの練習の成果を生かし、集中して作品づくりに取り組みました。

 低学年の児童が使うフェルトペンはまだしも、中~高学年の児童が使う書初め用の筆は、扱いがとても難しいことでしょう。また、私の経験から書きぞめを上達させるには、子供たち一人一人の手をとって、筆を扱う感覚を理解させることが最も有効です。鉄棒や跳び箱が、座学では上達しないのと同じように。しかし、なかなかその時間もとれないのが実情です。

 ただ、一つだけ確かなのは、毛筆や書きぞめの練習をして、正しい筆遣いを理解させることは、普段書く字を上達させるということです。鉛筆で書く文字も、毛筆が起源。筆と同じように鉛筆の先を運ぶと、とてもきれいな字が書けます。そこを子供たちに理解させたいと思うのです。なかなかかなわないことですが。

 学習指導要領が改定されるたびに、学力向上、グローバルスタンダード、Society5.0への適応といった大義名分のもと、新しい学習内容が次々に追加されてきました。省庁編成で新しい省庁がつくられるたびに、〇〇教育が現場に降ってきました。まるで雨後の筍のように…。ただ現場はもう「水がいっぱいに注がれたコップ」です。時期学習指導要領では、子供たちの負担軽減のためにも、学習内容を精選すべきとの声が高まっています。

 子供にとって何が大切か、何が必要か。国民的議論が必要だと思います。私はその中に、「日本語を、文字を美しく書く」学習を残してほしいと思います。美しい文字が書けるのは、喜びそのもので、学びを促進させます。巷には、東大生のノートはみな美しいとの言説も流布されていますが、私も同感です。学力が高い子のノートは、とても美しいのです。

 子供たちには、書きぞめ練習で学んだ「文字を美しく書く」心と技術を、日ごろのノートに生かしてほしいと思います。

食育なまず集会を行いました

 日中の陽気は12月とは思えない暖かさで、この小春日和が続くと、年末年始というイメージが全然もてないですね。

 本日2校時、「食育なまず集会」を行いました。なまず料理という素晴らしい地域の特産品を知ることで、吉川のよさを見直し、子供たちの郷土愛を高めることが目的です。

 朝は、中原市長さんがあいさつ運動に来てくださいました。「おはようございまーす!」元気なあいさつができました。

 2時間目、体育館に集合して、なまず集会のスタートです。まず、3年生が9月26日に、割烹「ますや」さんのご主人、横川さんになまずについて教えていただいたことをきっかけに、なまずについて調べた様々なことを発表してくれました。

 この日のために、調べたことを楽しい寸劇形式で発表してくれた3年生。なまずの種類や体のつくり、特性などをとても分かりやすく発表し、会場を大いに盛り上げてくれました。

 次に、斉藤先生が「なぜ、吉川のなまず料理は有名なのか」をスライドを使って説明してくれました。吉川は江戸川、中川に挟まれているため土地が肥沃で、万葉の昔からコメづくりが行われてきました。そして江戸時代、米や塩、野菜などの物資を江戸に運ぶ水運の拠点になり大いに栄え、大勢の人でにぎわう地となりました。人々の舌を楽しませたのが、川魚料理だったのです。中でも、なまずの天ぷらとたたきは、人気料理として永く受け継がれてきました。

 さあここで、ビッグゲストのご登場です。子供たちに天ぷらをご提供くださったますやさんのご主人、横川さんが直接メッセージを伝えに来てくださったのです。

 横川さんは、なまずの天ぷらの魅力を一通り語ってくださったあと、「なまずの天ぷらは、長く吉川内外の人に愛されてきた大切な郷土料理です。ぜひ、皆さんに味わってほしいと思います。」と子供たちに語り掛けてくださいました。

 さあここで、斉藤先生から驚きの一言が!「実は皆さん、今日の給食に、ますやさんのなまずの天ぷらが出ます!みなさん、楽しみにしてくださいね!」子供たちからは、「おおー!」と感嘆の声が上がりました。

 集会が終わるころ、揚げたての天ぷらが学校に到着しました!ますやさんのスタッフの皆様が、子供たちのために心を込めておつくりいただいたなまずの天ぷらを、学校に届けてくださいました。

 待ちに待った給食の時間。なまずの天ぷら、いよいよ試食です!教室を訪れると、子供たちから「おいしーい!」「さっくさくだー!」「なまずって、こんなにおいしかったの~!?と大絶賛の嵐。中には「ますやさんに、食べに行くー!」など、たくさんの子供たちが、なまずの天ぷらのおいしさに感動していました。よかったー!

 ますやさんは、創業200年もの老舗です。その名店のスタッフの皆様が、心を込めてつくってくださったなまずの天ぷらは、子供たちの心をがっちりつかんでくれたようです。

 吉川は、川の恵みとともに発展してきたまちです。それゆえ、なまず料理は人々に大切に受け継がれてきました。これからその伝統を受け継ぐのは未来を担う子供たちです。なまず料理の試食を通して、吉川をもっともっと好きになってほしい。そのために今日の食育なまず集会を企画しました。

 そして、来年は北谷小は50周年となります。令和6年度は、北谷小創立50周年記念式典を開催したいと考えています。吉川には、なまずのほかにも素晴らしいものがたくさんあります。子供たちには、それらを調べて、今日の3年生のように保護者・地域の皆様に発表してもらいたいと考えています。今日のなまず集会をそのきっかけにしたいと考えています。

 大変お忙しい中、子供たちへの講話と、全校児童分のなまずの天ぷらづくりを快く引き受けてくださった横川さん、本当にありがとうございました。ますやさんの皆様のおかげで、子供たちにふるさと吉川をもっと好きにさせることができたと思います。

 また、子供たちのアレルギー事前調査にご協力くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 

 

 

 

 

3年生 消防自動車見学

 日中の気温が20度になり、暦の上では「大雪」ということを忘れそうな陽気です。

 3年生が吉川松伏消防組合の皆様をお呼びして、消防車体験を行いました。2台の消防自動車、1台の救急車が並ぶのは壮観の一言です。

 さっそく、子供たちに説明していただきました。「はい、消防自動車に乗ったことある人!」「はい!」「意外と多いねえ(汗)。そう、救急車の出動はとても多くなっています。みんな、くれぐれも事故やけがに気を付けてください。」「はーい!」

「さあ、これが救急車の中です。」「わあー!!」「すごーい!!」「これがAEDですね。心臓の動きに異常があるときにこれを使って、救助します。」「知ってるー!」

 ここで、緊急事態が発生しました。救急車と消防自動車に出動要請がかかったのです。「皆さん、ごめんなさい。残った消防自動車で勉強してください。」「はい、がんばってください!」子供たちの声援を受けながら、消防自動車は現場に向かいました。「生」出動!これをみられたのも、貴重な体験でした。消防自動車も、救急車も、いつなんどきスクランブルがかかるかわからないのですから。

 さあ、学習は続きます。こちらは、消防服試着体験。小さいながらも、その重さ、暑さにびっくり。

 小さいながらもかっこよくて立派な消防士さん、誕生!敬礼!

 それ以外にも、大変親切にご説明をいただきました。子供たちも感心することしきりでした。

 少し時間があったので、消防士さんが子供たちから質問を受けてくださいました。「朝、何時に起きるんですか?」「5時30分ですよ。7時には出動します。」「早い!」「好きな食べ物は何ですかー?」っておい、それ消防のお仕事に関係が・・・。

 興味をひいたのは、次の質問です。「好きな色は何ですかー?赤ですか?」「そう!消防自動車の色ですから。でも、あれは赤じゃないんです。」「えーっ?!」「あれはね、朱色なんですよ。みんな、朱って知ってる?」

 なるほど、日本では古来から朱は厄を祓う色。納得です。

 最後に、お世話になった消防組合の方にお礼をしっかり述べました。「ありがとうございましたー!」

 第一線で働く方の言葉。本物の消防自動車や救急車。本物が与える感動と資料的価値は、教科書も、ICTの動画資料も、足元にも及びません。私たちの安全な生活は、こうした方々ががんばってくださっているから成り立っているということを子供たちに理解させることができたと思います。

 吉川松伏消防組合の皆様、お忙しいところ貴重な体験をご提供くださり本当にありがとうございました!

 

国語の授業研究会を実施しました

 昨日と変わり、今日も日中は過ごしやすい暖かさになりました。

本日、東部教育事務所および市教委の指導主事の先生方を講師としてお招きし、全学級で国語科の研究授業を行いました。本校では、兼ねてから国語の学力が全般的に市の平均よりやや劣る傾向があります。国語の「読む力」「書く力」「伝え合う力」はすべての教科学習の基本となります。それゆえ、国語の力を付けることは、教科全般の学力を押し上げることが期待できます。それゆえの国語科の授業研究となります。

 2、3時間目は公開授業、4,5時間目は研究授業を行いました。研究授業は4年1組と6年1組が担当しました。

 4年1組は、「プラタナスの木」の読み取りを行いました。どこにでもいそうな男の子「マーちん」が、公園でおじいさんと出会ったことをきっかけに、自然に対するものの見方が変わり、一歩ずつ成長していく物語です。

 では、そのマーちんのものの見方が変わったきっかけは何か。どこの場面か。そしてその根拠は。読む視点を明らかにして、自分の意見をまとめた後、話し合いをして意見を深めていきました。

 プラタナスの木の原作は、椎名 誠さんです。「モチモチの木」や「ごんぎつね」のように、大きな出来事がある作品ではありません。だからこそ、多様な解釈も可能です。子供たちは、思い思いの考えをワークシートに書き込み、互いに意見を交流させました。一人一人が確かな根拠に基づく考えを書いていたことにとても感心しました。

 6年生は、狂言「柿山伏」です。室町時代につくられたこの物語は、権力者に対する皮肉がコミカルに描かれています。その笑いは、700年たった現在でもなお通用するものがあるのは驚くばかりです。子供たちは原作の文章をしっかり読み取り、この狂言の面白さを伝えるためにはどのように表現したらよいかを話し合い、今日に臨みました。

 子供たちの音読劇の完成度が、素晴らしかった!まず感心したのが、多くの児童が難しい言い回しの表現を暗記していたことです。また、練習を通じて、意見を交わし合い、「ここはもっと表情付けた方がいいよね」「大きな声の方が伝わるよ」など、劇をよりよくするための話し合いを生き生きと行っていました。体育館全体が活気にあふれ、みな狂言の面白さ、楽しさを存分に味わい、アレンジを加えていました。

 どちらの授業も、「なんのために読むのか」「どの表記に注目したらよいのか」という視点を明らかにして、子供たちの主体的な学習を促し、よい成果を得ることができました。ご指導いただいた指導主事の先生方にも大いに評価していただきました。

 おりしも日本の15歳の子供の読解力が、OECD参加81国中3位に上昇したという嬉しいニュースがありました。北谷小は、これからも継続して子供たちの国語の力を伸ばし、「あ、国語って、けっこう楽しいかも。」という学習意欲を高めていきたいと思います。

TK式標準学力調査を行いました

 一転、一日曇り空が続き、とても寒い日になりました。2、3校時に「TK式学力標準調査」を実施しました。これまで行ってきた「全国学力状況調査」「埼玉県学力・学習状況調査」とは異なり、より明確に個人の学力の現在の状況と、今後の課題解決のためのアドバイスが届きます。

 結果は3学期に個人に返却する予定です。詳しくは、またお知らせします。

 学校で行う授業には、悔しいことに限界があります。私が担任をしていた平成の世には、放課後、学力の定着が十分ではない子を対象に、放課後補習を行うことができました。また、朝自習の時間を使って、個々のつまずきに対して個別指導をすることもできました。でも今は、それができなくなっています。安全面の理由から、放課後残すことはできません。朝の活動も全県的に原則行わないことになったので、個別指導が難しい。加えて学習内容の定着状況が不十分であるなら、全体的に立ち止まってもう一度学習しなおすことも行っていますが、教科書全般が厚くなり、学習内容が増えているため、それも難しくなっています。申し訳ありません。

 そのため、子供たちの家庭学習をしっかり行う必要があります。今回のTK式には、今後の学習のアドバイスが多く含まれています。内容を精査していただいて、次の学年に進学するうえでの課題として、ご家庭で補習等に取り組んでいただければと思います。わからないところがあれば、学校でお尋ねいただければ担任等が対応します。

 子供たちに学力を付けることは、子供の幸せを保障することになります。ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

二学期終了まであと3週間 今日の授業風景

 朝はとても寒かったけれど、日中は暖かな陽気となりました(またおんなじこと書いてる!)。いよいよ二学期もあと3週間。今日の様子をお伝えします。

 朝は、全校朝会を行いました。話したことは、12月10日の世界人権デーです。私の娘が小2のとき、小児医療センターに長期入院していたことがあります。その時驚いたのは、1年、2年と本当に長い間つらい入院に耐えている子がとても多いことでした。その子たちは日々病院で明るい表情で励まし合いながら耐えていたことが胸を打ちました。

 その一方、先日テレビのお笑い番組で、司会者がひな壇のお笑い芸人に「お前、もう死ねや。」と笑いながらいっていました。あまりにも軽い扱い。公共の電波で、絶対いってはいけない言葉だと思います。こうしたメディアの影響でしょうか、些細なことで「もう死にたい」という子がいます。「もういやになった」を言い換えた言葉なのでしょう。でも私は、命を生み与えてくれた、保護者の方を悲しませるいってはいけない言葉だと思います。

 誰もが、つらさに耐え、幸せになるために前向きに生きています。互いの命、人権は尊重されることが何より大切です。ご家庭でも、人権週間(12/4~12/10)を迎えるにあたり、人権の大切さを話題にしていただければと思います。

 

 4年生が、体育で鉄棒に取り組んでいます。その後休み時間にも練習をしている子がいます。「えらいなあ」と思います。

  文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」によると、現在の子どもの体力・運動能力の結果をその親の世代である30年前と比較すると、ほとんどのテスト項目において、子どもの世代が親の世代を下まわっているといいます。一方、身長、体重など子どもの体格についても同様に比較すると、逆に親の世代を上回っています。
 このように、体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下していることは、身体能力の低下が深刻な状況であることを示しているといえます。

 それは、子供たちのせいではありません。子供たちが安心して遊べる時間・空間・仲間、この三つの「間」が、現代社会では十分与えられていないからです。

 学校の教科体育では、子供たちを鉄棒好きにさせるための工夫を多く行います。中学年の指導で大切なことは、「登り技」「回転技」「降り技」をバランスよく教えること。高学年になると、自身の体重が増えるので、落下への恐怖心が芽生え鉄棒の練習への積極性が薄れてきます。低・中で鉄棒に慣れ親しませることがとても大切です。

 だから、休み時間に鉄棒を練習している子は本当に素晴らしいと思います。

 学校では、子供が体育を通して、体を動かすことに親しむよう指導しています。ご家庭でも、週末、お子さんと体を動かす機会をもってくださるようお願いします。子供を運動好きにさせるかどうかは、大人のがんばり次第なのですから。 

持久走記録会 後日談

 今日から12月。令和5年も、あと一か月になりました。月日が経つのは、本当に早いものですね。昨日「いつまでたっても寒くならない」など軽口を載せたら、今日はすごく寒くなりました。すみません。

 先月28日(火)に行った持久走記録会について、後日談があるのでいくつかお伝えします。

 まず、お知らせした通り、2年生は学級閉鎖の影響で12月7日(木)の3校時 10:30~に延期させていただきます。先日文書を配信させていただきましたが、それに伴い、LEBERの健康観察に「持久走練習に参加しますか」という表示が出続けるので、継続して入力をお願いします。

 子供たちから、感想が出てきました。低学年の学級では、思ったような順位に入れなかった子供たちが、試走の時と記録が大きく向上していることに気付き、自分の成長を喜んだとのこと。中・高学年の子供たちも、教師が思ったほど順位へこだわることなく、「記録が上がった!」と喜んだ子が多かったとのこと。またある学級では、順位に納得がいかず落ち込んでいた子に、「順位よりも、完走できたことがいいことなんだよ。」と優しく諭した子がいたとのこと。「持久走記録会」に名称を変更し、順位よりも自身の記録の向上に、喜びと達成感を味わわせようとした成果が、至るところでみられました。

 記録会の前に、子供たちからこんな話をいくつか聞きました。「〇位に入ったら、好きなものを買ってもらえるんだ!」

 子供たちの励まし方の一つです。おうちの方の愛情と、何よりも期待が伝わってきます。でも、気になることがあります。〇位に入れなかったとき、子供たちはどう思うでしょう。保護者の方はきっと、「いいのよ、気にしないで。次、がんばれば大丈夫。」と言葉がけをされることでしょう。でも、子供はその経験不足から、結果を残せなかったという気持ちをうまく処理できず、心にもやもやを残してしまうことがあります。もちろん、それをモチベーションに変換できる強い子もいるでしょう。しかし、その方法で子供たちに持久走を好きにさせられるのか、私は疑問に思っています。

 私は担任の時、子供たちにいつもこう伝えていました。「がんばった人は、みんな立派だ。途中で転んでも、歩いてもいい。それでも再び走り出して、ゴールできたら、それは素晴らしいことだ。結果は気にしなくていい。精いっぱい走ればいい!」

 そんな甘いことでいいのか、この厳しい時代を生きる子供たちに結果を求めてはいけないのか、というお考えもあるでしょう。でも、「コンプレックスを跳ね返す強い意志の力」を築くには、土台部分に「自分ならできる!」という自信、「この競技が好きだ!」という前向きな姿勢、そして不安に立ち向かう「勇気」が必要なのです。それには結果で評価するより、過程を重視することが大切なのです。

 今後も「持久走記録会」として、「順位より記録の向上。練習より1秒でも記録を縮めたらそれは素晴らしい成長。ライバルは、昨日の自分!」という考えを継続していきたいと思います。そして子供たちに「たとえ足が遅くったって、がんばれば記録が伸びるんだ!」という達成感と意欲をもたせ、持久走を好きにさせたいと思います。皆様にご理解をいただければ幸甚です。

 

 

 

通学班会議を行いました

 天気予報は何やら「日本海側から寒気団が来て、真冬の寒さになるなるなるー!」としきりに脅かしますが、日中は一向に寒くならないですね(笑)。確かに午後陽が落ちると急に気温が下がるのですが、日中の暖かさは依然として変わらず、前半夏日が続いた11月も今日で終わります。

 お昼休みに通学班会議を行いました。通学班の現状の問題について話し合いと指導を行い、安全な登下校の確立を目指すものです。

 すべての班に共通して指導したのは、主に以下の内容です。

① 集合時刻までに集合場所に行く。集合時刻は、出発する時刻。明け方寒くなって布団から出にくい季節になったが、集合時刻をきちんと守る。

② 欠席する場合、遅刻する場合など、通学班で登校できない場合は連絡する。

③ 通学班の列を守る。横並びしたり、順番を無視して歩いたりしない。

④ 寒くなったが、ハンドポケットで転ぶと重いけがをする心配があるので、手袋をポケットに入れない。また、首が寒いからといって、フードを被らない(黄色い帽子が車から見えにくくなり、事故の確率が高まる)。

 これからの季節、朝布団から出るのがおっくうになりがちです。でも、通学班は子供たちの安全を守ります。集団で歩くことで車やバイクから目立つし、時間を守ればそれぞれの場所に立つ登校ボランティアの方が守ってくださるからです。

 また、両手をポケットに入れたままの子が目立ちます。気持ちはわかるし、大人たちがみんなやっているので無理もありません。それでも、小学生がハンドポケットのままつまづいて、前歯を損傷した事案もあります。永久歯は一生もので、失うわけにはいきません。だから、指導し続けるしかないと思います。

 子供たちの望ましい生活習慣づくりのために、学校とご家庭が協力していく必要があります。特に、通学班では様々なトラブルが発生しがちです。集団で登校することがいかに安全を高めるか、ご家庭でも言葉がけをお願いいたいます。

 

 

令和5年度校内持久走記録会を行いました

 最高の持久走日和となりました。残念ながら、2年生は学級閉鎖のため実施を延期させていただきましたが、他の学年は予定通り持久走記録会を行うことができました。大勢の保護者の皆様が応援にいらしてくださいました。

 はじめに出走したのは3年生女子。大勢の保護者の皆様のご声援のもと、元気なスタートがきれました!

 続いて、3年生男子のスタートです。その勢いから、「よし、がんばるぞ!」という気持ちが伝わってきました。

 最後まで立派な走りを見せる児童に、会場から惜しみない拍手と声援が送られました。勇気と力になったことでしょう。見事なゴールをみせてくれました。とても感動的な場面でした。

 続く4年生女子。スピードレンジが一段上がり、誰もがたくましい走りを見せてくれました。

 中学年のラスト、4年生男子。ひたむきにゴールを目指して走る姿が力強く、立派でした。

 1年生女子。誰も転ばず、スムーズなスタートができたのが素晴しかった!その後も見事な力走をみせました。

 1年生男子のゴールを温かく迎えてくださった田波先生。「すごいよ、よくがんばったね!」

 いよいよ、高学年の部。5年生女子はペース配分を考えたスムーズなスタート。さすが5年生です。

 5年生男子は、力と力のぶつかりあいになりました。力強いフォームから、「走り抜こう」という強い意志を感じました。

  さあ、6年生女子の小学校最後の競技。一人一人の表情が、真剣そのものでした。次々にゴールしていったその表情に、苦しみを乗り越えた充実感を垣間見ることができました。

 オオトリの6年生男子のスタート!息をのむほどの圧巻のスピードレンジ。集中して、一心不乱にゴールを目指します。

 立派に小学校最後の競技を走り抜くことができました。さすが6年生、他学年に模範を示してくれました。

 走り終わった後、子供達は満足げに順位を教えてくれました。その気持ちは、とても純粋なもので、素晴しいの一言です。子供達にとっては、まさに勲章といえるでしょう。ただ順位だけでは、持久走が苦手でも不安に打ち勝ってがんばった子、順位が上でなくても最後まで立派な走りをみせた子を評価できない。だから、記録の伸長にこだわってほしいと思うのです。

 ライバルと競って上位を争った子供達は素晴しい。でも、苦しさに耐えて、ゴールした子供はそれにも負けないぐらい立派です。すでにゴールした子供達や、会場にいらした保護者の皆様から温かい拍手が一人一人に送られたことは子供達の励みと力になったと思います。

 大切なことは、持久走という素晴しいスポーツに、生涯にわたって慣れ親しみ、自らの体力向上と健康増進に勤しむ姿勢を築くこと。子供達を持久走嫌いにさせない。それが一番だと思います。

 見事なゴールをみせた子達、本当によくがんばりました。事情があって走れなかった子、ゴールできなかった子、その悔しさをまた次に生かしてください。会場に応援にいらした保護者・地域の皆様、温かいご声援と拍手を、本当にありがとうございました。

 

 

第41回吉川市青少年健全育成大会

 昨日とは一転、冬を感じさせる気温の低い日になりました。

 吉川中央公民館で、第41回吉川市青少年健全育成プログラムが4年ぶりに開催されました。北谷小からは「あいさつ標語の部」に4年 新道さん、「少年の主張の部」に6年 宇式さんが出場しました。

 まずはあいさつに関する標語です。各校の代表児童生徒が、順に発表していきました。

「あいさつで えがおの花がさきほこる。」しっかりとした口調で発表ができました。

 続いて少年の主張の部です。あいさつをすることの大切さについて、立派な発表ができました。日頃の思いを素直に述べた、とてもよい内容でした。

 無事に発表が終わり、ともに青少年健全育成会から賞状をいただきました。二人とも、よくがんばりましたね。

 4年ぶりの開催となった青少年育成健全大会。各校の代表児童・生徒がこうして発表の機会を得て、日頃から考えている思いを多くの人に知ってもらうことには大きな意味があると思います。

 各校の代表の児童・生徒のみなさんはいずれも立派な発表ができました。みなさん、よくがんばりました!

 

6年生大活躍 調理実習 かがやきタイム

 まさに「小春日和」が続きます。休日に犬の散歩をしていると、足元にホトケノザやタンポポなど、春の野草が華やかに咲いていることに気付きます。いや11月下旬だってば。

 祝日明けの金曜日、今日は6年生が大活躍でした。まずは、家庭科の調理実習です。今回のテーマは、「お惣菜づくり」。グループで相談して、ごはんにぴったりのおかずをつくります。さあ思い思いにもってきた材料をもちより、実習開始! 

 がんばって、苦心惨憺して、とうとうできあがりました!どや!いよいよ試食!いただきまーす!

 おーいしーい!そうでしょう。みんなで力を合わせて、一生懸命つくったものだから、そのおいしさは最高だと思います。忙しいさなかでの調理実習でしたが、よくがんばりました!

 さあこの日の昼休みは、異年齢集団活動「かがやきタイム」で、6年生が読み聞かせをしてくれました。各学級での様子をご覧ください。

 「はいみんな、静かにー。これから6年生の読み聞かせを始めまーす。」「えーと、むかしむかし・・・。」

 どの班も、読み聞かせに慣れているわけではありません。それでも、下学年の子供たちに楽しんでもらおうと一生懸命がんばっていました。

 調理実習のチームワークは見事でしたし、読み聞かせもがんばって異年齢グループをまとめていました。さすが6年生、頼もしい。

こうした姿勢を下学年にみてもらうことがとても大切です。それが、北谷小の最高学年のよき伝統として根付いていきますから。

図工・美術研究授業 二年生の版画「いっぱい うつして」

 今日の5時間目、吉川市教育研究会図工・美術研究会の研究授業を、図工室で二年生が行いました。指導の先生、市内各小・中学校の図工・美術の主任の先生が集まって、2年生の授業をみて、その後研究協議を行いました。

 大勢の先生が教室にきて、子供たちも少し緊張するかな?と思っていたらふだんとかわりなく元気に授業を受けていました。さすが二年生、動じないこと山のごとし!

 授業者の岩出先生も、この日のために一生懸命準備をして、子供たちがのびのびと作品づくりに打ち込めるようたくさんの工夫をしました。そのかいあって、子供たちもふだんよりいっそう集中して作品づくりに打ち込んでいました。その様子をご覧ください。

 この後、研究協議を行い今日の授業のよいところ、改善点について協議して指導者の先生のご指導をいただきました。市内の先生方からは授業の一層の改善のためのよいアイディアをたくさんいただき、価値ある研究会になりました。

 私たち教員も、常によりよい授業づくりのために学ぶ必要があります。なかなかその時間がとれないのが苦しいところですが、やはり授業は教師の命。研究授業を行って、指導力をあげることはとても大切です。

 授業者の先生のがんばりも、素晴らしかったと思います。そして2年生の子供たちも、楽しみながらの作品づくり、よくがんばりました!

6年生 租税教室

 ここのところ、朝の冷え込みは厳しいですが、日中は暖かい日が続いていますね(こればっか)。

 6年生が税理士の方をお招きして、租税教室を行いました。これがとっても面白かった!税理士さんのお話がうまい!

「はい、みなさんこんにちはー。今日は税金のお話をします。では、さっそくクイズです。北谷小の小学生のみなさんが、1年間で学校で学ぶと、一人あたりどのぐらいの税金がかかるかわかりますかー?」

「ええ~?」「はい、三択クイズー!」「え、いきなり?」

「正解は、1年間で87万円になります。すると、小・中学校の義務教育で9年間ではおよそ830万円かかる計算なんですねー。皆さんが学校で学ぶには、それだけの税金が使われている、ということなんです。」

「そんなに?」

「はい、では次の問題~。一億円、宝くじで当たったとします。さて、税金はかかるでしょうか~。」

「かかると思いまーす!」

「正解は、かかりませーん。宝くじの収益は、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われているんですねー。その残りが、当たった人への当せん金として使われます。従って、税金はかからないんですねー。」

「へえー。」

ほかにも「税金を納めている小学生はいるか?」など、クイズを交えながら税金の仕組みなどについて、楽しく教えていただきました。

 「さて、このジュラルミンケースの中に入っているものは、なんでしょう?」「え、本物ですか?!」

「ちょっとだけお見せしますよー。」「おおー札束!」「本物?」

「そ、これはレプリカです。でも、重さは本物と同じなんですねー。」

 「さて、税金について1時間使ってお話してきました。税金は、様々な社会的立場にある方をみんなで互いに支え合おう、とする大切なものなんです。いってみれば、税金は「思いやり」なんですね。さてみなさん、税金についてのイメージ、変わった人は手を挙げてー。はーい、ありがとうー。」

 ほとんどの子が、手を挙げ「税金は納めることが義務」ということを理解したようでした。

 税金については、とかくマイナスイメージがつきまといがちです。つい最近も、著名な方の税金滞納のニュースが話題になり、とりあげられていました。

 しかし、税理士の方はおっしゃいます。「税金の使いみちは、思いやりです」と。社会に所属するからには、互いに支え合うことが必須です。自分のことだけを考えるのではなく、常に自分と異なる立場の方にも理解を示し、互いに社会を支えていく姿勢を学ぶことが大切です。また、子供たちは社会科で国会を学びます。国会の主な役割は、立法と税の使いみちの決定です。6年生にとって、税を学ぶことは、やはり重要なことといえるでしょう。

 それをこれだけ楽しく講義していただいて大変ありがたいと思いました。ご来校くださった税理士の皆様、本日は大変ありがとうございました。

 ちなみに、1億円の札束の重さは約10キログラム。めっちゃ重いです。サスペンスドラマの犯人や、ルパン一味が10億円をひょいっともち上げてすたこらさっさと逃げるのは、嘘なんですねー(笑)。

 

2年生 A4ファイル版画「いっぱい うつして」

 朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。でも日中はとても暖かく、朝着ていたウィンドブレーカーは日中は着ていられません。途中で着替えなくちゃいけないのが面倒ですね(笑)。

 2学期、図工は各学年とも版画制作に取り組みます。高学年は、彫刻刀を使った高度な版画を行います。2年生では、身の回りの生活用品を使った簡易版画を行います。そうすることによって、「型をつかってたくさんカラー印刷すること」の楽しさを学んでいきます。

 2年生は、「いっぱい うつして」というA4ファイルを使った版画に取り組みます。A4ファイルは材質が安定していること、透明なため紙に描いた図案を写して、はさみで加工しやすいという利点があります。

 さあ、先生の説明を聞いて、さっそく版画開始です。

 子供たちははさみで切った「型」にポスターカラーを塗って、紙にペタペタと印刷していきます。みんな、とても楽しそうでした。

 版画のよいところは、型の置き方で、作品のイメージを豊かに広げられるところ。これが、版画の楽しさです。

 子供たちのこうした体験が、高学年の彫刻刀を使った多色刷りにつながっていきます。それにしても、みんな図工が大好きですね。集中して、一生懸命作品のイメージを広げていました。すてきな作品ができることを楽しみにしています。

3年生 ブックトーク

 今日は朝から冷たい雨が降っていましたが、子供たちの登下校のときはほとんど止んでいたので安心しました。本当によかった!風雨が強いと、傘が飛ばされたりして大変ですから。

 3年生が図書室で「ブックトーク」を行いました。図書館司書の皆様が、あるテーマに沿って子供たちにお勧めの本を紹介してくださる催しです。今日のテーマは、「世界の国々のおはなし」。聞いただけでもわくわくしますが、これがすっごく楽しかった!司書の方が世界地図を差して「この国、知っていますか?」

「え?どこだろ。」「ウクライナ?」

「これはね、スロバキアという国です。日本の九州よりちょっと大きめぐらいの大きさの小さな国だけれど、山間の森林が豊かで、四季がはっきりしています。」

 子供たちの中で、遠いヨーロッパの小国のイメージが広がっていきます。

「スロバキアにはね、こんなすてきな物語があるんですよ。じゃあ、ちょっと読んでいきますね・・・。」

 子供たちは、スロバキアに伝わる民謡に親しみをもち、静かに耳を傾けていました。

 素晴らしい内容でした。遠いヨーロッパの小国の美しい物語が、子供たちの心を潤していく様子がよくわかりました。

 偏見かもしれませんが、子供たちが今、最も時間を割いているものは(大人を含めて)ゲームやSNS動画の視聴かもしれません。(もちろん、そうじゃないお子さんも大勢います)そんな現代において、世界の国々のイメージをこれほどまでに豊かに広げる手段が、物語の読み聞かせ以外にあるでしょうか。

「そんなの、現地の動画をみればいいんじゃない?」というお考えもあるでしょう。しかし物語には、その国に暮らす人々の文化や伝統に根差した価値観、たくましい生活の知恵、厳しい自然環境との闘い、豊かな人生観など、たくさんのものが込められています。その一つ一つの輝きに触れることが、どれほど子供たちの胸の琴線を揺らすことでしょう。どれほど、人生の目を見開いてくれることでしょう。享楽的で刹那的なゲームや動画視聴とは対極の、貴い経験だと思います。

 本は、心の栄養。本は、心を潤す。先人の遺した言葉を、振り返らずにはいられませんでした。図書館司書の皆様、すてきな体験をありがとうございました。

2年生 おいもパーティ

 日に日に、寒さが増しているように感じていましたが、今日は日中は暖かでした。ただし、また週末は天気が崩れそうですね。

 2年生が、先月収穫したさつまいもを「おいもパーティー」で試食しました。

「はい、それでは配りますよー。」

 「おいも、おいしー!」「もう食べちゃったー!」教室で食べたおいもは、大好評!

「おかわり、ほしい人ー。」「はいはーい!!」あっという間に長蛇の列。

 収穫したおいしいおいもを食べて、みんな大満足でした。「おいしかったー!」「ピース!」

 何度かお伝えしたように、今年度、北谷小は食育を推進しています。食育の大きな目標の一つは、地域の食べ物を通じて、地域を知ること。もちろん、学級園で育てたおいもなので地域の特色をそのまま示すものではありません。でも、子供たちには「大地の実り」を感じさせたいのです。私たちの足元に広がる土。服に付けば泥んこになるけれど、この土そのものが恵みをもたらす大切な自然だということを子供たちに知らせてあげたいと思うのです。

 おいも、おいしー!それは、大地の豊かな恵みと、飼育にかかわってくれた用務員の山崎さんのお力と、みんなのためにおいもを用意した大槻先生と岩出先生のおかげでもあるんだよ。それを忘れないでね。

 

持久走記録会の練習

 季節が一気に進んで、冬が間近になったようです。現在、個別面談を行っているので特別日課のため業間休みは練習できません。今日は昼休みに2・4・6年が持久走の練習を行いました。

 冒頭の文章でも書いたように、持久走記録会は、当日だけがんばればいい、というものではありません。日ごろから地道に練習を積み重ね、自分の記録を1秒でも2秒でも縮めることに価値があります。それは漢字テストと似ています。日頃より漢字練習をしっかり行っておくことが、本番の好成績につながる唯一の道です。

 持久力は、生まれついての部分がとても大きいです。人間は生まれながらに「短距離走向き」「持久走向き」に分かれます。筋肉の質によって決まるそれは、生涯変わることがありません。陸上の競技選手に、短距離も長距離も両方こなす選手がいないのはそのためです。

 だから、大切なのは順位ではないのです。ライバルは、昨日の自分。自分の記録を少しでも縮め、成長を実感し、体力と自己肯定感、克己心を伸ばすことが大切です。最近、子供たちと話すと、「ライバルは、昨日の自分」が浸透してきていて、「記録が縮まったー」と喜びの気持ちを伝えてくれる子が多くなっているのはうれしい限りです。

 依然として順位を気にする子も多いです。それがやりがいになるのなら、否定にはあたりません。自分の目標をもち、それに向かって力強く練習に打ち込み、本番で力の限り走りぬくこと。それが一番大切だと思います。

 引き続き、お子さんの健康管理とLEBERの入力にご協力くださるようお願いいたします。

今日もいろいろありました 県民の日の前日

 週末から、急に寒くなりました。いよいよ、冬の足音が近付いています。

 朝の時間、2年生が読み聞かせ「パネルシアター」を行いました。読み聞かせボランティアの皆様はとてもお上手。みんな姿勢よく聴いています。

 しっとりと情感あふれる読み聞かせに、子供たちから拍手喝采が起きました。「ありがとうございました!」

子供たちがまた本を読みたくなったようです。ボランティアの皆様、ありがとうございました。

 11月28日(火)の持久走記録会に向けて、業間休みの時間にも練習を始めています。今日は、1・3・5年生が走りました。各自、目標に向かって一生懸命でした。

 5校時、6年生が体育館で埼玉県警の非行防止指導班「あおぞら」の皆様をお招きして薬物乱用防止教室を行いました。現職の警察官ならではの、説得力のあるお話をたくさんしていただきました。

「ノンアルコールビールや電子タバコは、大人のための製品であって、子供が使ってよいものではありませんよ。」

「お酒・たばこは薬物の入り口です。未成年のときからお酒・たばこに手を出した人は、薬物乱用に移行しやすいんです。」

「覚せい剤と大麻、どちらの使用が多いと思いますか。そう、今は覚せい剤です。でも、大麻の使用がものすごい勢いで拡大しているんです。原因はインターネットの普及です。インターネットを使うと、大麻を手に入れやすいんです。でも、覚せい剤も大麻も、たとえ使わなくてももっているだけで犯罪になります。そして、最近はオンラインゲームが入り口になることも多い。気を付けてください。」

「はっきり断る。強い意志をもって断る。これが大切です。」

 どれも、とてもためになるご指導でした。某有名大学運動部の事件に象徴されるように、若者の間でインターネットを使った薬物の入手が広がっているとのことです。学校と家庭、地域が協力して子供たちを守ることが大切です。改めて、「何があっても、薬物には絶対に手を出してはいけない」ということを、機会を捉えてお子さんにお話しいただければ幸いです。

 「あおぞら」の皆様、本日は大変ありがとうございました。

小野先生に食育指導の授業をしていただきました

 11月も中旬に差し掛かると、さすがに日中の暑さも一息つき、ようやく「秋が深まったかな?」という実感がもてるようになります。

 栄養士の小野先生をお迎えして、6年生が食育の授業を行いました。

「それでは、今日の授業では一食の献立を考えてもらいます。皆さん、五大栄養素はわかりますか?」

「はい!」「「炭水化物」「たんぱく 質  」「 脂質  」「ビタミン」「 無機質 」です。」

「はい正解。さすが6年生、完璧です。そして、メニューづくりには、その先にも課題があるんです。」

「その一つが、季節感です。献立づくりでは、季節感を意識するといいですね。例えば今年は昨年よりはサンマが安くなりました。その付け合わせに、スイカはどうでしょう。」

「えー。」「ちぐはぐです。」「秋と夏がごっちゃ混ぜ。」「柿とかがいーです。」

「そうですね。それが季節感の演出で、メニューを考える上で大切にしたいことです。」

 子供たちは、うんうんとうなずきながらお話を聴いています。

「それに加え、色合いも大切です。例えば主食がごはん、汁物はお味噌汁。主菜がサバの味噌煮、副菜がほうれん草のゴマみそ和え。このメニューの問題はどこでしょう。」

「みそ味ばっかり(笑)。」「色合いがほとんど茶色!」

「その通りです。おみその味付けばっかりで、色も同じ。これでは、せっかくの食卓が楽しくありません。色合いなども、メニューづくりに取り入れるといいですね。」

「それでは、これまでの学習を生かして、夕食のメニューをつくってみましょう。例えばねえ、ご家庭の会話でこんなことがあります。今日の夕食、何にしようかしら・・・、と思って家族に聞きます。すると「なんでもいいよ。」という答えが返ってくることがあるけれど、ちょっと困りますね。まず、和・洋・中のどれかに決めるといいでしょう。さあメニューをつくってみましょう。わからない人は、質問してね。」

 早速子供たちはメニューづくりに取り掛かります。

「えーっと、主食はやっぱりご飯だよねえ。」

「鳥からって、和食?洋食?」

「ちょっと見せて・・・。なにこれ、主菜がオムレツで副菜が豚バラ巻き、汁物が豚汁?肉ばっかじゃん!」

「あーそっかー(汗)。」

 子供たちは実に楽しそうにメニューを考えていきます。

「さあ、みんな一生懸命考えてくれました。夕食の献立、つくってみてどうでした?」

「大変でしたー。」「考えること多くて。」

「そうですね。私たちも、苦労しながら給食のメニューを考えています。これからもおいしく食べてくれるとうれしいです。みなさんが考えたメニューは、給食の献立づくりの参考にさせていただきます。ひょっとして、皆さん考案のメニューが、採用されるかもしれませんよ(笑)。」

「あ、じゃこれ採用してくださーい!」

 とても楽しい1時間の学習になりました。

 北谷小は今年度、総合的な学習の時間に積極的に食育を行っています。南中学区で、共通したテーマです。今日、6年生が楽しく食育学習を行ったことは、子供たちの実生活に役立つだけではなく、小中一貫教育のプラスにもなるでしょう。

 食は生活、健康の基本。これからも、バランスのよい食事を意識してほしいと思います。小野先生、楽しい授業をありがとうございました。

 

市内音楽会に出場しました

 天気予報は、次第に秋が深まってくるといいますが、日中の日当たりの強さからは、まだ夏を感じてしまいます。

 本日、中央公民館で市内音楽会が4年ぶりに開催されました。北谷小からは、5年1組が代表として出場しました。市内8の小学校から代表が参加し、練習の成果を披露しました。

 いよいよ、北谷小の出番となりました。緊張した面持ちで舞台に上がった子供たち。さあ、発表の開始です。

 始めは緊張していてもすぐにペースをつかみ、堂々と歌う姿には感心させられることしきり。子供たちは如何なく練習の成果を発揮して。会場に美しく合唱の声が響き渡りました。ピアノ伴奏も緊張に負けず、素晴らしい演奏を披露していました。

 「世界が一つになるまで」を最高の出来で歌い終わり、みんな勢いとリズムに乗ってきました。さあ、二曲目の「風になりたい」です。元気に、さわやかに歌い上げました。曲は最高潮からフィナーレへと美しく続き、会場から大きな拍手をいただきながら、最高の発表を終えることができました。

 すべての学校の発表が終わり、リラックスした表情で、記念写真を撮りました。ピース!みんな、本当によくがんばりました!

 帰り道、子供たちから「楽しかったです。」という声を聞きました。なんと素晴らしい感想でしょう。力を出し切り、仲間と心を一つにして最高の発表ができなければ、こうした声を聞くことはできません。子供たちにとっても、最高の発表となったことが伝わってきました。

 もう一つ、北谷小の子供たちに力を与えたのは、他校の発表でした。どの学校も練習時間の不足する中、精いっぱいがんばり、美しいハーモニーや力強い歌声を聴かせてくれました。「よし、自分たちも負けずにがんばろう!」そうした思いもモチベーションになったと思います。子供たちは、互いに学び合うことの素晴らしさも実感できたことでしょう。

 今回の音楽会では、オンラインで校内に発表し、11月4日には保護者の皆様に練習の成果を聴いていただきました。そうした経験を積み、子供たちは自信をもって今日という日を迎えることができました。「行事は人を育てる」の言葉のとおり、教科書を読むだけでは学べないたくさんの大切なものを、この音楽会の取り組みを通して学ぶことができたと思います。

 さらにうれしいのは、今日は学級全員が参加できたことです。保護者の皆様に、子供たちの健康管理の面で多大なご協力をいただいたと思います。ありがとうございました。

 この経験を胸に、5年生はまた明日から、学校の教育活動一つ一つを通して、成長していきます。

 

 

 

高学年 持久走試走 低学年 デジタルシチズンシップ

 昨日よりは気温が下がるという予報でしたが、日中はとても暖かくなりました。1時間目、高学年が持久走記録会の本番と同じコースで試走を行いました。力の限り走り、やりきった表情でゴールした子がとても多かく、立派でした。

 保護者の皆様にLEBERの入力にご協力いただいたおかげで、運営がスムーズでした。大変ありがとうございました。今週から休み時間等にも練習を行います。引き続き、お子さんの健康観察とLEBER入力にご協力をお願いします。

 また、吉川市特任教育支援員 大西 久雄先生をお招きしてICT利活用の基礎・基本を学ぶ「デジタル・シチズンシップ教育」を行いました。今回は低学年が対象です。

 1・2年生にも理解できるよう、「SNS」「アカウント」等の言葉を極力避け、わかりやすい授業を展開された大西先生。「インターネットに一度出た情報はね、消せないんだよ。難しい言葉で、「記録性」というんです。」

「一度、自分の写真をインターネット上で見せてしまうと、たとえ消しても、コピーをとられてそれがいろいろな人にわたってしまう。インターネットは便利だけれど、そういう怖さがあるんだね。」

 また、2年生には一歩進めて、「じゃあ、このショート動画をみてごらん。」と投げかけました。

動画には、ネットを使った近未来の生活が映し出されました。オンライン診療を受けたり、IOT(もののインターネット)で、帰宅すると冷蔵庫がしゃべって、おすすめレシピを教えてくれたりと、子供たちも興味津々で画面をみていました。

 大西先生は、「すごい、と思うだけではなく、どんな心配なことがあるかも書いてごらん。」と投げかけ、子供たちに不安なことも意見として書かせ、発表させていました。子供たちは様々な考えを書き、ネットを活用した生活の光と影について考えていました。

 その様子は、吉川市教育委員会 戸張教育長さんもご覧になっていました。

 いつもお伝えしていることですが、大西先生のご主張は常に一貫しています。「生成AI」等、新しいテクノロジーが出るたびに、その危険性ばかりに注目し、「不安だから使いたくない」と、生活から遠ざけていては「Society5.0」と呼ばれる高度に発達したネット社会のよき構成者になれない。常にICTの光と影を知ることで、上手に活用し、生活を豊かにすることが大切なんだよ。いつもそのようなメッセージを子供たちに教えてくださいます。

 大西先生のご尽力のおかげで、低学年の児童にも、これから学ぶICTの基礎・基本部分を築けてきていると思います。今日も貴重な授業をありがとうございました。

今週より持久走練習が本格化します 健康チェックをお願いします

 朝は雨が降りしきったのに、妙に気温が高く、午後からも気温が上昇し、またもや夏日になったようです。

 11月4日(土)の学校公開では、多くの保護者の皆様にご来校いただき、誠にありがとうございました。その際、持久走記録会のLEBER入力についてお願いの文書を配信しました。今週から、持久走記録会の練習が本格化します。万が一の事故を防ぐために、LEBERの「持久走練習/大会に参加します 参加しません」の項目に、毎日チェックをお願いします。

 今日も、気温が上昇した運動場(校庭)で、4年生が練習に打ち込んでいました。お互いに励まし合いながら走る姿がとてもさわやかでした。空いっぱいに広がったうろこ雲も、子供たちを応援しているかのようでした。

 持久走は、「自分との闘い」になります。練習時の記録を、1秒でも2秒でも上回れば、それは素晴らしい成長です。順位に価値を置く子もいることと思います。でも、大切なのは「昨日の自分を乗り越える」こと。苦しみを乗り越え、自分の成長を実感してほしいと思います。

 そのために、子供たちの健康状態の把握と、毎日のLEBERへの入力をお願いします。

11月4日(土)学校公開を行いました

 11月4日(土)、学校公開を行いました。連休の中日にかかわらず、多くの保護者の皆様にご来校いただきました。その様子を一部お届けします。

 子供たちの日常の授業の様子をみていただり、陶芸教室で一緒に作品づくりに携わっていただいたり。5年生は11月9日(土)の市内音楽会の成果発表を行いました。緊張していることを感じさせないぐらい、これまでの練習成果を十分発揮できた発表となりました。他の学年の児童も、保護者の方にがんばっているところをみていただいて、とてもうれしかったようです。いつもの1.5倍ましで授業に集中していました(笑)。

 子供たちは、自分のいいところをおうちの人にみて、ほめてもらいたいのです。ご参観くださった方は、子供たちの学校でのがんばりをほめ、励ましていただきたいと思います。それが次へのやる気につながります。

 ご多用中にも関わらず、ご来校くださり、誠にありがとうございました。

少年センター 補導委員の皆様 あいさつ運動

 11月に、夏日?!日中の校庭は、あわや30℃に届こうというぐらいの暑さになりました。

 吉川市少年センターに所属される補導委員の皆様は、市内の小・中学校を順に回ってあいさつ運動をしてくださっています。今日は北谷小にいらして、下校する子供たちにあいさつをしてくださいました。

「はいみんな、さようなら。気を付けて帰ってね!」

「あれ?校長先生、どうしたんですか?」

「少年センターの補導委員の先生方があいさつ運動にいらしたよ。ちゃんとあいさつしてね。」

「はーい。さよーならー!」

「はい、みなさん、さようなら。」

 

 みんな元気にあいさつをして帰っていきます。

「北谷小のみなさん、さようなら。」「はい、さようなら。」

「明日の休みは、ゆっくり休んでね。土曜日また会おう!」「はーい!」「写真撮ってくださーい!」

…趣旨の違う写真になってしまいました(笑)。

 子供たちは元気なあいさつをしながら、楽しそうに帰っていきました。

 先日の北谷小フェスティバルで書いたように、コロナが一段落して、こうしたコミュニケーションが至るところで戻ってきたと思います。元気に「さようなら」のあいさつをして、楽し気に帰っていく子供たち。本当にほほえましい光景でした。

 一方、校内のインフルエンザの流行が完全に収まったわけではありません。土曜日の学校公開では、マスクの着用等にご協力くださるようお願いいたします。

 補導委員の皆様、あいさつ運動にご来校くださり誠にありがとうございました。

 

一年生 楽しかったよ 砂遊び

 日中まるで夏日を感じるような暖かさが続きます。1年生が生活科で、砂遊びをしていました。

泥団子をつくったり、砂山をつくったり、じょうろやペットボトルで水を流したり。みんな大喜びのおおはしゃぎ。みんな夢中で楽しみながら、たくさんの学びができました。みていて元気をもらえるような学習でした。

 ただ、一つ気がかりなこともありました。生活科という教科に、このような学習が設定される、ということは子供たちが日常的にこうした遊びができない、ということの裏返しなのかもしれません。今、日本中で、子供たちが遊び場を奪われているのかもしれません。

 経済、経済、経済。この連呼が話題です。確かにその通りだと思います。経済の発展こそ、人々の生活の安定と幸福につながります。でも、あまりに経済を優先すると、人間にとって大切なものが置き去りになってしまうと不安に思うのは私だけではないはずです。

 地域に自然があふれ、子供たちが歓声を上げて遊べる安全な空間があり、大人たちがそれを見守れる時間的な余裕がある。そうした社会でこそ、子供たちは健全に育ちます。

 子供たちに与える大切なものは、そのまま将来地域に還元されます。これからも、子供たちを大切にする社会でありたいと思います。

2校時 避難訓練(火災)を実行しました

 朝夕は冷え込むものの、日中は比較的暖かい日が続きます。

 2校時、火災対応の避難訓練を行いました。2階の家庭科室から出火した想定です。子供たちにはハンカチを用意させ、口元を押さえて避難させました。

 校庭への避難はスムーズでした。しかし、ごく一部でしたがハンカチをもっていなかった子もいたので、全体指導しました。

 「火事で一番怖いものは何か、知っていますか?」「煙です。」子供たちはしっかり理解しています。

「そうですね。煙の中には有毒なものが含まれているから、絶対に吸い込んではいけません。ハンカチをもっていることで、命が救われるかもしれません。ハンカチをしっかりもっていてください。そして、煙以上に怖いものがあります。」

子供たちは首をかしげます。

「それは、パニックになった心です。もしみなさんが、階段を降りるときにパニックに駆られて、前の人を押したらどうなりますか?そう、階段から転がり落ちて、火事よりも大きな被害が出るかもしれません。だから、先生方に『おかしもち』を教わりましたね。一番怖いのは、パニックになることです。万が一本当の火事になっても、落ち着いて行動することの大切さを忘れないでください。」

 子供たちはしっかり話を聴いてくれました。今日の避難訓練は、とてもよくできていました。ご家庭でも、落ち着いて行動することの大切さについて、機会をみて話題にしていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

音楽朝会 五年生 見事な合唱を発表しました

 5年1組は、11月9日、市内音楽会に出場予定です。本日はその成果を、全校児童に発表しました。校内でインフルエンザ等が流行っている状況なので、体育館から教室にオンライン中継しました。

 五年生は練習の成果を生かし、素晴らしい発表をしました。全員がしっかりと指揮の先生をみて豊かな表情で歌ったこと。二部合唱のハーモニーも美しく、見事なチームワークをみせたこと。全校児童に、素晴らしいお披露目ができたと思います。11月4日(土)には、保護者の方に公開する予定です。

 五年生、素晴らしい発表をありがとう!

学校運営協議会 懇話会 協議員の皆様ありがとうございました

 2日後の更新になります。(先週末は忙しすぎて、アップできませんでした。申し訳ございません)このホームページをアップしている29日(日)は、朝から冷たい雨が降っていました。ここ数年感じていることですが、長い長い夏が過ぎると、秋がとても短く、すぐに木枯らしの季節がくるように思います。

 27日(金)、学校運営協議会を行いました。学校運営協議会は、地域の代表の皆様に学校の運営状況についてお伝えし、ご意見やご指摘を述べていただき、もって学校運営改善に資する場となります。第2回は、各教室の授業の様子をご覧いただきました。

 授業をご覧いただいたあと、協議員の皆様には次のようなご意見をいただきました。

「子供達が落ち着いている。先生方の努力が窺える。」

「先生方が丁寧に授業を行っていることがわかった」

「廊下に掲示してある図工作品から、子供達の一生懸命さが伝わってきた。」

「小学校・幼稚園としっかり連携して、保養小連携、小中一貫教育に取り組んでほしい。」

「子供達が以前に比べて、あいさつができるようになってきている。」

「子供達がよく意見を発表していた。様々な発表の機会が与えられていることはよい。」

 協議員の皆様には、肯定的なご意見を多くいただきました。また今後も、子供達の学力・体力・豊かな心・規律ある態度を伸ばしてほしいとの励ましのお言葉も頂戴しました。協議員の皆様、大変ありがとうございました。

 学校運営協議会は、学校が地域に学校運営についての説明責任を果たし、信頼を獲得し、地域の協力のもと学校・家庭・地域が一体となって子供を育てるための取組みの一つです。「家庭・地域の教育力が低下した」といわれて久しくなりました。しかし厳密にいうなら、家庭・地域の教育力が低下したのではなく、価値観が多様化した、というべきでしょう。

 端的な例として、学歴社会の崩壊が挙げられると思います。遡ること40年以上になるでしょうか。「一生懸命勉強して、よい学校にいき、よい会社に就職することが人生の幸せ」という社会通念がありました。保護者も、学校の先生も、ご近所の酔っ払いのおじさん(失礼!)まで同じことをいうので、子供達は皆それを信じました。しかし悲しいかな、それが「苛烈な受験競争」というインフレーションにつながってしまった。子供達は皆、睡眠時間を削って厳しい受験競争に身を投じていきました。勉強して、よい成績を挙げることが将来の幸せ。日本中がそう信じて疑わなかった時代こそ、家庭・地域が高い教育力をもっていたのだと思います。

 しかし、バブル経済の崩壊後、終身雇用制が一気に崩壊しました。価値観が多様化し、もはや「学校ってなんで行かなくちゃいけないの」「塾で学べばいいんじゃね」という認識すら浸透しつつあります。そのような時代だからこそ、学校は、家庭・地域と価値観を同じくして子育てに取り組む必要があると思います。

 自己実現を果たし、幸せに生きるために学びは必要です。学校という縮小化された社会の中で、望ましい人間関係を築くコミュニケーション能力や、仲間と協働して課題解決を目指す力=数値で表せない学力は、ペーパーテストの点数以上に大切です。塾でその力を付けることはできません。子供達が将来経済的・精神的に自立し、夢を叶える自己実現を果たすために、学び続けることは大切だと思います。そうした思いを、家庭・地域の皆様と共有していきたいと考えます。

学校保健委員会「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」を行いました

 6年生は修学旅行二日目。現地はとてもいいお天気で、旅程も順調とのことで、何よりです。

 本日、3年生とPTA厚生委員の皆様をお招きして学校保健委員会を行いました。内容は「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」です。ヤクルト販売(株)から講師の木村さんをお招きして、1時間の出前授業を行いました。

 「みなさん、この水色の部分の名前を知ってますか?」「胃でーす!」「よく知ってますね!では、このオレンジの長いところは?」「えーと、腸?」「そう、小腸です。では、小腸って、どのぐらいの長さかな?」「え?」「2メートルぐらい?」「では伸ばしてみましょう。お手伝いしてくれる人ー!」「はーい!!」

 小腸を伸ばしてみると、なんとその長さは6メートルにもなりました。「うわー!」「長ーい!」「そう、これだけの長さの小腸で、栄養を吸収しているんです。」

 「腸の働きが整うと、病気になりにくい元気な体になります。そのために大切なことが、早寝・早起き・朝ごはん・朝うんちです。毎日、こうした習慣を続けることが、大切ですよ。わかりましたか?」「はーい!!」「では、みんなでよい生活習慣を続けるために、目標を決めましょう。代表の人、発表してくれますか?」「はい、夜は午後9時頃寝たいと思います。」「私は、朝は6時に起きたいと思います。」「ふたりとも、素晴らしい目標ですね!みなさん、応援の拍手をしましょう。」

「おなかの中を整えてくれるのは乳酸菌という善玉菌です。大腸菌という悪玉菌を、やっつけてくれるんです。このヤクルトには乳酸菌がたくさん含まれていて、おなかの中をきれいにしてくれるんです。今日は、みなさんが一生懸命勉強しておなか博士になったのを記念して、みんなで飲みましょう。」「やったー!!」ヤクルトを配っていただき、みんなは大喜び。

 「おーいしー!!」「ヤクルトって、こんなにおいしかったっけ?」「ぼく毎日飲んでるー!」みんな大満足。

 PTA厚生委員の皆様が、空き容器の片付けを手伝ってくださいました。ありがとうございました。

 最後に、代表がお礼の言葉をしっかり述べました。「これからもおなかが元気になるよう早寝・早起きをしっかり守ります!今日はありがとうございました!」

 近年の研究により、腸が非常にインテリジェンスな器官ということがわかってきています。腸内環境が保たれていると、コロナやインフルといった感染症、または花粉症の予防にもつながるとのこと。また、腸では脳内安定物質のセロトニンの95%がつくられています。腸内環境の改善がストレスを和らげ、心身の安定、健康につながるとされるゆえんです。

 しかし、最も大切な要因は乳製品を積極的にとることではなく、「早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち」という望ましい生活習慣をしっかり守っていくことですよ、というご指導には子供たちもしっかりうなずいていました。学校保健委員会にふさわしい内容になったと思います。講師の木村さん、お越しくださったPTA厚生委員の皆様、大変ありがとうございました。

 

2年生町探検を行いました

 日中は汗ばむ陽気になりました。10月下旬とは思えない暑さです。そんな中ですが、多くの保護者の皆様がご協力くださいました。

 2年生が町探検を行いました。この日のために、子供たちは一生懸命下調べをして、インタビューの練習をしてきました。

 岩出先生の注意を聴いて、さあ出発!

 交通ルールに気を付けながら、目的に向かいます。保護者の皆様、ありがとうございました。

 南中を調べるグループです。なんと、お忙しいにも関わらず、福嶋校長先生が対応してくださいました。「北谷小2年生のみなさん、ようこそ南中へ。」

 福嶋校長先生と教頭先生に、校内を案内していただきました。

 音楽で、合唱の練習をしていた学級の様子を見させていただきました。「歌声、きれい!」みんな感心していました。

 最後に、福嶋校長先生に質問の時間を設けていただきました。「中学校の国語って、何をやるんですか?」「ううむ、質問の意味が広い(笑)。中学校の国語は、小学校よりずっと長い文章を読みますよ。」

 福嶋校長先生は、とても丁寧に校内を案内してくださいました。「上の兄弟にあいたい」という子供たちの願いもかなったようです。準備は大変だったけれど、子供たちはとても多くを学びました。それも、多くの保護者の皆様のご協力のおかげです。大変ありがとうございました。

 2年生、よくがんばりました!

1年生遠足 東武動物公園に行きました

 

  

 10月17日(火)朝からウキウキ・ワクワクが止まらない様子の1年生。出発式を終えると、8時40分に貸切バスに乗り込み、東武動物公園に向かいました。

 動物園に到着すると、はじめにアフリカサバンナゾーンに向かいました。にっこり記念撮影をしたあと、間近にいる動物にあちこちで歓声が上がりました。「やっぱりキリンて首がすごーく長い。」「見て、サイの角がかっこいいよ。」等、友達と感想を言い合っていました。

 11時からはグループ活動をしました。グループ活動の約束を再確認してから見学したいゾーンを自由に回りました。ライオンやホワイトタイガーが人気だったようです。リーダーさんがグループのまとめ役としてよく頑張っていたのが印象的でした。

 グループ活動が終わると、いよいよお弁当タイムです。30分以上前から「お弁当の時間はまだですか。」と何人もの子に質問されたぐらい全員お腹がすいていたのと、大好きなおかずがたくさん入っているお弁当なので、あっという間に食べ終わっていました。お弁当のあとの「おやつタイム」も子供達にとって楽しい時間となりました。

 午後は「ふれあい動物の森」でモルモットとウサギに触ることができました。ふわふわでかわいい姿に「もっと触っていたい。」と名残惜しそうな表情の子供達。モルモットとウサギにお別れして、マントヒヒやペリカン、ウマを見ながら出口に向かいました。出口で万歩計を見ると、大人の歩数で11000歩がカウントされていたことに驚きました。1年生の皆さん、最後までよく頑張りましたね。ケガ等もなく、本当に楽しい充実した1日になりました。

 

就学時健康診断を実施しました

 朝夕は冷え込むものの、日中は汗ばむ・・・・って、最近こればっかりですね。もう少し表現の工夫ができんのかい!と自分つっこみをして始めます。

 本日、3時間授業にして就学時健康診断を行いました。令和6年度入学予定の新入児童と保護者の方にご来校いただき、健康診断を行いました。

 昨年度との違いは、「子育て講座」を行ったことです。吉川市子育て支援課の飯野さんや、家庭児童相談員の中村さん、増田さんにご講演をいただきました。

「睡眠時間を十分とると、イライラしませんよ。」「肯定的な言葉がけによるしつけをしましょう。言葉は短く、的確に。そして、具体的にほめてあげることが大切です。」

 子育て支援課の皆様は、市民講座でも子育てについてのご講演をされています。とてもためになる内容でした。ありがとうございました。

 保護者の方に体育館で子育て講座をお聞きいただいている間、入学予定児童は職員の誘導に従って、順序よく健康診断などを受けました。みんな、とても静かに、しっかりした態度で検査の順番を待つことができました。 

 先生の指示をしっかり聞いて、立派に過ごせた入学予定のお子さんたち。ご入学を心よりお待ちしております。ご来校くださった保護者の皆様、ありがとうございました。

教育実習生 研究授業

 一日遅れの更新になります。10月16日(月)、教育実習生の難波先生が、1年生の教室で研究授業を行いました。教科は特別の教科 道徳。難波先生は、忙しい合間を縫って、この日のために一生懸命指導案をつくり、授業の準備を行いました。この日の教材名は「はしの上のおおかみ」。親切・おもいやりを考える主題です。一本橋の上で、はじめは自分より弱そうな動物たちを通せんぼして喜んでいたおおかみさん。ところがある日、体の大きなくまさんが、自分を親切に通してくれたことをきっかけに、親切の大切さに気付いていく内容です。

 難波先生の一生懸命な姿勢に、子供たちもよく応えていました。まだまだ緊張が抜けきれず、課題も残ったけれど、授業が終わった後の難波先生の安堵した表情が印象的でした。

 難波先生も、子供たちも、本当によくがんばりました。とてもさわやかな授業でした。

 教員を目指す若者が減少し、社会問題になっています。各現場で働き方改革は少しずつ進んでいますが、状況の改善には至っていません。今こそ、教員を目指す若者を社会全体で大切にするときだと思います。

 難波先生の教育実習は今週で終わりになります。最後まで、たくさんのことを学び、輝く未来につなげてほしいと思います。

北谷小フェスティバル 雨の中でも大盛況

 10月15日(日)、午前10時から午後1時30分まで、「北谷小フェスティバル」を開催しました。4年ぶりの行事となります。PTA役員の皆様、おやじの会の皆様、自治会の皆様、フレンドパークの皆様などにご協力をいただきました。当日はあいにくの雨になりましたが、会場は大賑わいになりました。

 けん玉や射的に夢中になる子、

和気あいあい かがやきタイム

 朝夕の冷え込みは厳しいものがありますが、日中は体を動かすと汗ばむぐらいの陽気になります。

お昼休みに、異年齢グループ遊びをする「かがやきタイム」を行いました。

 まずは、集合。6年生リーダー「はい集まってー!」

 体育館では、ボールぱちぱちゲーム(勝手に命名)で大盛り上がり。ボールを上に投げて、拍手を2回してキャッチできるか?たったこれだけのゲームですが、低学年の子は大喜びの大盛り上がりでした。

 外で盛り上がっていたのはしっぽとりゲーム。これ、異学年でやるとほんと盛り上がります。

 どーんじゃんけんぽん!タイヤでは低学年がちょっと危険なので、地面にラインをひいてあげていました。

 「王道」ドッジボールも、大賑わいでした。

 どのグループも、6年生が「みんなを楽しませよう」と心配りをしていたことが印象的でした。昨日の陸上では、鬼気迫る真剣な表情で、競技に挑んでいた6年生。今日はうってかわって和やかな表情で、和気あいあいとみんなを楽しませてくれました。いやあ、頼りになります。

 自分の限界と戦う陸上、周りを和ませる異年齢集団遊び。どの行事も、6年生を成長させています。この流れを修学旅行にもっていって、一丸となって成功させてほしいと思います。

 行事は人を育てる。行事の秋、満開です。

第32回 吉川市小学校陸上競技大会

 さわやかな秋空が広がる陸上競技会日和となりました。10月12日(木)、第32回 吉川市小学校陸上競技大会を関小学校にて開催されました。この日のために、放課後練習を積み重ねてきた子供たち。4年ぶりの大会に緊張の面持ちで会場へと向かいました。

 開会式に臨むカナリーイエローのシャツに身を包んだ選手たち。いよいよ、競技が始まります。 

 

 競技中は会場の移動を自粛する必要があるため、すべての競技の写真を撮ることはできませんでした。そのため競技の様子の一部をお届けします。

 持久走男女の様子です。一心不乱にゴールを目指す選手たち。会場から割れんばかりの声援が送られました。

 どの選手も真剣だった高跳び。成功してうれしそうな表情、バーを落とした時の悔しそうな表情が印象的でした。

 競技に出場する前に、円陣を組んで気合を入れる選手たち。頼もしい限りです。

「北谷小ー!いくぞー!」「オー!!」

 縄跳びでは、会場の声援がひと際大きくなりました。「がんばれー!」「絶対やりぬけー!」「できるよー!」

声援にこたえ、一生懸命集中するなわとびチーム。3分間やり抜くことを目指し、全集中!

 最後の種目、400Mリレー。この競技は個人の能力だけでは勝つことができません。チームワークによるバトンパスが大きく勝敗にかかわります。どのチームも見事なバトンパスを見せ、見ごたえのあるレースが展開されました!

 戦いを終えた北谷小の選手たち。はい、チーズ!学校に戻るときは全員でグラウンドに向かってお礼をいいました。「ありがとうございました!」

 子供たちは全員、勇敢によく戦いました。満足のゆく成績を残せた子も、悔しさに打ちひしがれた子もいました。感心したのは、悔し涙に暮れていた子を周りが温かく励ます光景が多くみられたことです。練習を一生懸命やったからこそ、悔しくて涙が出るのです。その思いを経験することも、子供たちの成長につながります。

 勝ってガッツポーズをするのも素晴らしい。負けて悔し涙に暮れることも価値がある。陸上競技大会は、学校対抗の競技会ですが、それ以上に子供たちの心身をはぐくみ、絆を強める場なのです。私は、学校同士の成績の比較などより、子供たちが競技を通じて得た経験、練習を通じて得た体力向上、そして仲間との絆の強まりの方がはるかに価値があると思います。

 4年ぶりに開催された陸上競技大会。かつてのように、練習時間を十分とることは難しくなっています。また、下校時刻の調整や子供たちの体調管理等、保護者の皆様にも多くのご負担をいただきました。それでも、今日の子供たちの様子をみて、得るものが数多くあったと感じます。

 コロナ禍中、開催が見送られた数々の行事。その中に、子供たちの心身を成長させる大切なものがたくさん散りばめられていました。それが今日戻ってきて、子供たちに多くのものを与えてくれたことに、改めて感謝しました。選手のみなさん、よくがんばりました。力いっぱい競技に挑んだ姿勢を、本当にありがとう。

 

 

5年生 減災教育

 日中の気温は上がったけれど、朝夕はだいぶ冷え込んできました。市内の小中学校ではインフルエンザによる学級閉鎖が発生しています。幸いにして本校には未だ流行の兆しは見られませんが、それらの発生は局地的で脈絡がなく、予測がとても難しくなっています。いつ急に感染が広がるかもわかりません。お子さんの健康管理に十分ご配意いただければ幸いです。

 5年生が、市役所危機管理課の方をお招きして「減災教育」を行いました。「宜しくお願いします!」

 まずはご説明を聞きます。「今日行うのはD.I.G.という紙上訓練です。みなさんが住んでいる場所の地図を使って、災害時の対応を考える訓練です。それでは、さっそくやってみましょう。」

 子供達は学区の地図に、自宅の位置や通学路、避難が可能な公共施設を記入していきます。

 その作業を通じて、子供達は様々なことに気付いていきます。「そうか、万が一通学路が冠水したら、近くにあるこの場所に避難できそうだね。」

 今年度は「災害対策用プライベートルーム」に触らせていただきました。万が一、体育館が避難所になったとき、着替えや授乳ができる空間となります。ワンタッチで組み立てることができる優れものです。子供も、立ったままなら20人近くが入ることができました。

 水害、震災など、天災はいつ何時やってくるかわかりません。また、異常気象により水害の激甚化などの現象が顕著です。9月は台風の接近がなかったものの、これから季節は常に台風の発生に気を配らなければなりません。そんなとき大切なのが東日本大震災のとき注目された「津波てんでんこ」です。それは災害時の行動スキームをあらかじめ共有しておき、自分の判断で安全な場所へ避難すること。たとえばらばらでも、いち早く危険を察知して、安全を確保するための行動を自ら起こすことが命を守るために何より必要となります。そうした意味で、地図上で自宅や避難経路、避難できる公共施設の位置を把握しておくことはとても重要になります。

 災害がいつ発生しても身を守るスキームを共有しておくこと。とても大切なことだと思います。危機管理課の方のおかげで、今日は貴重な学習ができました。大変ありがとうございました。

陸上練習最終日

  昨日体育の日はびっくりするほど寒かったけれど、今日は日中はかなり気温が上昇しました。運動場(校庭)は業間休みはぬかるんでいて使えなかったけれど、日差しのおかげで復活!陸上練習の最後の練習ができました。子供たちががんばっている様子をご覧ください。

 各種目とも、指導者の掛け声にこたえ、本番のつもりでがんばっていた様子がみられました。誰よりも木曜日の本番を意識しているのは子供たちです。互いに声を掛け合い、励まし合い、最後まで練習をがんばることができました。そして、最後の練習を終えたあとは、指導する先生に「今まで、ありがとうございました!」のお礼がいえました。それが、とてもよかったと思います。

「これまで、ありがとうございました!」

 これこそ、運動がはぐくむ健全な精神だと思います。

 木曜日は、子供たちには存分に戦ってほしいと思います。たとえ思うような成績が出せずとも、気にすることはありません。陸上の第一の目的は、他校との交流です。戦いを通して、他校の児童と仲良くなってほしいと思います。

 これまで練習にご理解をいただいた保護者の皆様に、お礼を申し上げます。

 

 

3年生遠足 鉄道博物館に行ってきました

 雲一つない快晴。まさに、遠足日和でした。3年生が、鉄道博物館に遠足に行ってきました。

 バスでおよそ90分かけて、鉄道博物館に到着しました!さあ、冒険の始まりです。

 出迎えてくれたデゴイチの前で、記念写真!はい、ぴーす!

 今回の日程は、グループ行動が中心です。先生からの注意事項を聴いて、さあグループ行動に出発!

 博物館の中の展示物は魅力的なものばかり。走らない、集団で行動するなどの約束をきちんと守って、場内の展示物を余すところなく見学していきました。中でも、運転体験シミュレーターは一番人気でした。

 さあ、午前中の見学が終わりました。みんなが心待ちにしていたお弁当タイムです。今年は幸運にも、「車両レストラン」を割り当てていただきました。

 レトロチックな車内は、お弁当を広げるのにぴったり。子供たちはおうちの方が愛情込めてつくってくださったお弁当を大喜びでいただきました。みんな、本当にうれしそうにお弁当をほおばっていました。

  午後は1Fに展示された車両をみて回りました。大正時代の車両に乗って、すっかり気分は夢幻列車編の炭治郎と煉獄さん!「うまい!」「どこみてるんですか!」・・・とかいっちゃったり。

 いよいよ最後のイベント、ジオラマ見学です。息をのむ巨大なスケールで、しかも細部まで非常に精密につくられたジオラマの街に、本物さながらに走るミニチュア新幹線や電車の群れ。その圧倒的な存在感!日が暮れると街が美しくライトアップされ歓声が上がりました!息をのんでみつめていた子供たちは大感激でした。

 子供たちにとって、とても楽しい一日になりました。日程もほぼ時間通りにすみました。その大きな理由が時間を守れたグループ行動です。与えられた腕時計に表示される時間の通り、どのグループも10分前行動をしっかり守ることができました。また、運転体験シミュレーターが混んでいるのをみて、「まだだいじょうぶだよ。そのうち空くから、あとで来よう。」と自分たちの考えで計画的に動けたグループもありました。3年生でもこれだけできるのか、と感心することしきりでした。

 今日の遠足は、きっと子供たちにとって忘れられない楽しいイベントになったことでしょう。それも、準備やお弁当の用意など、おうちの方のご配慮があったればこそです。本当にありがとうございました。ぜひ、おうちで「どう?楽しかった?」と話題にしていただければと思います。

1年生・5年生 校内授業研究会

 予報ではとても暑くなるとのことでしたが、思ったより気温が上がらなかったのは幸いでした。

 4校時に1年生、5校時に5年生がそれぞれ研究授業を行い、全職員で放課後研究協議を実施して、「読む力」を高めるための指導方法改善について、話し合いを行いました。

 1年生の「くじらぐも」の授業です。登場人物の子供たちや「くじらぐも」の、その場面の気持ちを読み取って、話し合ったことをもとによりよい朗読をすることを目標にしました。先生からめあてを聴いて、人物の気持ちの読み取りに集中する子供たち。その表情は、真剣そのものでした。

 話し合うことで互いの考えを共有し、「その場面の人物の思いをこめて読むといい!」と気付いた子供たち。元気に、力いっぱい朗読し、1時間ではっきりと読み方が変わり、とても上手になりました。すごい進化をみせました。1年生、よくがんばりました。

 5年生は「たずねびと」を学習しました。これまで、登場人物の気持ちを丁寧に読み取ってきた子供たち。最終場面の優れた表現から、その心情がどのように深まったかを話し合いました。物語のテーマをつかむための重要な学習です。

  主人公「綾」はふとしたきっかけから広島を訪れ、これまで単なる知識だった戦争や原子爆弾、その被害にあい命を落とした多くの人々に思いを馳せるようになりました。その心情の変化について、叙述をもとに考えをまとめ、自分の言葉で表現できるようがんばりました。話し合いをすることで、各自が考えを深めることができました。

 感心したのは、子供たち一人一人がこれまでの学習内容をよく理解していたことです。だから、最終場面での人物の心の深まりを想像することができました。5年生がいかにこの教材に真剣に向き合ってきたかがよくわかりました。素晴らしい授業になりました。

 本校では、国語力の向上が学校課題になっています。いえ、それは全国の小・中学校に共通する課題です。今の子供たちの生活では「文字を追う」「じっくり読書にいそしむ」ことが難しくなってきています。だからこそ、本のよさを学ぶ時間が必要だし、授業で「物語を読み味わう」力を付けることもとても大切です。

 どちらの授業も、子供たちは「読む力」を高めた価値ある学習になりました。担任の先生の熱心な授業に、子供たちが見事に応えていました。今後もこの成果を生かし、北谷小全体で子供たちの国語力の向上に取り組んでいきます。

にぎやかな授業、静かな授業

 朝方雨が降り、日中の天気が心配されましたが幸い子供たちが学校にいる間はほとんど雨が降りませんでした。

 音楽室に行くと、子供たちが「ありがとうの花」を大きな声で歌っていました。10月23日(月)の感謝の会で、日ごろからお世話になっているボランティアの皆様を学校にお招きして、感謝の気持ちを示す集会で斉唱する歌です。

 音楽室いっぱいに、元気な歌声が広がっていました。合唱の声がすてきな点は、北谷小の美点の一つです。

 その一方で、とても静かな授業がありました。大変です。先生に魔女の呪いがかかって、声を出して指示を出すことができなくなりました。さあ大変。学活の集会の計画を立てていた子供たちは、役割分担などを自分たちで決めなければいけなくなりました。先生の「指示を待つことなく、自分たちの考えで積極的に動いてほしい」という願いのもと、子供たちが黙々とがんばる、音楽とは対照的な授業でした。さすが6年生、先生の意を汲んで協力して動いていました。

 にぎやかな授業、静かな授業。どちらも主役は子供たち。日々、学習活動に打ち込みながら成長する姿がみえています。

1・5年生親子歯みがき教室

 日中の気温はやや高くなるものの、湿度が低いので比較的過ごしやすく、熱中症の心配はだいぶ少なくなったように思います。本日、1年生と5年生が、学校歯科医の戸張先生と歯科衛生士の方をお招きして、親子歯みがき教室を行いました。平日で申し訳なかったのですが、多くの保護者の皆様にご参加いただきました。

「今日は、『6歳臼歯』について勉強しましょう。とても大切な役割を果たす歯ですが、成長するまで1年もかかります。」

「えーっ!」 

 「そう、だから6歳臼歯は背が低く、磨きにくいので虫歯になりやすいんです。その原因が「歯垢」。「プラーク」ともいいます。大切な6歳臼歯が虫歯にならないよう、磨き残しがないかを調べましょう。」

 歯科衛生士の先生のご説明をしっかり聴いて、早速カラーテスターを試しました。

 保護者の方のご協力をいただきながら、歯みがきあとの歯に試薬をぬりぬり。すると、磨き残しの部分があっというまにピンクに染まります。子供たちの悲鳴を確認してから、正しいブラッシングの方法についてご指導をいただきました。保護者の皆様のご協力をいただきながら、歯みがきの正しいやり方をしっかり学習することができました。

 続いて、5年生でも同様にカラーテストから正しいブラッシングの方法についての学習を行いました。しっかりした態度で授業を受けることができました。

 近年、歯周病が糖尿病、気管支炎、心臓疾患、脳卒中、狭心症等様々な病気の原因になることが明らかになっています。また、虫歯のない良好なかみ合わせは学力や運動能力の向上に直結します。「たかが虫歯」と侮るなかれ、「歯周病は万病の元」といわれるゆえんです。

 それゆえ、小・中学校では必ず歯みがきの時間を設け、歯みがきの大切さについて指導しています。ご家庭におかれましても、今後も口腔衛生を大切にし、正しい歯みがき習慣をもつようお声がけをお願いします。

 ご多用中お越しいただいた戸張先生、歯科衛生士の皆様、大変ありがとうございました。また、ご来校くださった保護者の皆様にも改めてお礼申し上げます。

 

 

 

10月全校朝会

 10月になり、気温も落ち着き、季節が一歩も二歩も進んだ感じがしました。本日、全校朝会を体育館で行いました。

 まずは、全校で元気にあいさつ。「元気にあいさつしましょう。おはようございまーす!」「おはようございまーす!」北谷小の子供たちはとても元気なあいさつができて素晴らしいです。

 はじめに、実習生の難波柚月先生に自己紹介をしてもらいました。「難波です!みなさん、宜しくお願いします!」実習生の難波先生、緊張しながら立派にあいさつできました。

 校長講話です。最初に、紅葉の原理についてお話ししました。紅葉は、木々が冬や来年の春に向けて栄養を貯める過程でみられる現象です。「校庭の木々も、この季節は毎日がんばって栄養を貯めて、冬や来年の春に向けて準備をしています。みなさんと同じですね。毎日の勉強や運動は、未来のための準備です。」

 そして次に、授業中の姿勢についての話をしました。「もっと集中して頭がよくなりたいという人に、とてもいい方法がありますよ!授業中の姿勢をよくするのです。夏理先生にちょっとお手本をみせていただきます。はい、ありがとうございます。いい姿勢ですね。このように背筋を伸ばすと、酸素や血液が脳によく届くようになり、集中力が高まるのです。それに、体に無駄な力が入らないので、疲れにくいのです。みなさんが1年生のころから、先生方に授業中の姿勢をよくしなさい、といわれているのはそういうことなんですよ。」

 その後、10月の生活目標について指導しました。「今月の目標は、『廊下を静かに歩こう』です。廊下を走ることはとても危険なことです。改めて、自分と、周りの人の安全を守るために廊下の歩き方についてみんなでしっかり守っていきましょう。」

 9月は猛暑で、子供たちも毎日過ごすのが大変だったことでしょう。ただ、教室を回っていて、姿勢を正したい子供が一定数いたのは事実です。姿勢を正すことは学習効率の向上と、心身の健康の維持につながります。姿勢のよさは自律神経の調子をよくするので、情緒の安定にもつながります。

 10月になり、校庭の木々の葉が色を変え、秋が深まってきています。それは、木々の未来に向けた生命活動です。子供たちにも、季節を感じながら、日々できることに一生懸命取り組んでほしいと思います。

 今月も、宜しくお願いいたします。

地区除草にご協力ありがとうございました

 本日、PTAと地域の皆様のご協力のもと、校庭の地区除草を午前8時から行いました。

 作業が始まってびっくり。雑草が生い茂っていたプール前があっという間にきれいになりました。学校用務員の山崎さんや環境ボランティアの岩木さんがいつも時間をかけてやってくださっているのに、大勢の力があると作業が本当に早い。あっという間に、運動場がきれいになりました。また、中には「通学班で道端に生い茂っていた草が危ないのでとってきました」とお気遣いくださった方もいらっしゃいました。改めてマンパワーのすごさ、保護者・地域の皆様のご厚意とご協力のすばらしさを感じました。

 現在、6年生は10月12日(木)の市内陸上大会を目指して練習を続けています。また、業間・昼休みたくさんの子が運動場で遊んでいます。体育の時間も、「ティーボール」やリレーなど、運動場でがんばる学級が多いです。来週7日(土)には、4年ぶりの地区体育祭が開催されます。そんな時期に、PTAと地域の皆様が運動場を整備してくださるのは、学校として本当にありがたいことです。

 ご参加くださった皆様、運動場をきれいにしてくれて本当にありがとうございました。

3年生 スーパーマーケット見学

 1日遅れになりますが、3年生が28日(木)ライフ吉川駅前店にスーパーマーケット見学に行きました。

さあ出発だ!いぇーい。

 副店長さんが、普段はみられないバックヤードをみせてくださいました。子供たちはめったにみられないスーパーの裏側をみられて大興奮。

 「さぁーこれは何のお刺身かわかるかなー?!」「えーわかりませーん。」「もっとお魚食べてね(笑)!」

 バックヤードを惜しげもなく見せてくださった副店長様、大変ありがとうございました!

「商品搬送エレベーターって、ゆっくり動くんですね!」そう、大切な商品を運ぶエレベーターですからね。これも素晴らしい勉強でした!

 いろいろな質問をして、お礼の言葉もしっかり述べることができました。

 社会科の学習において、本物の見学、そして第一線で働く方のお言葉は最高の教材です。教科書も、資料集も、インターネットも、本物にかなう資料はありません。この日子供たちは貴重なスーパーの裏側をみせていただいて、素晴らしい勉強をして、学習への理解を深めました。

 ライフのスタッフの皆様、貴重なお時間を子供たちのために割いて親切にご対応くださり、本当にありがとうございました。

4年生遠足 茨城県大洗水族館アクアワールド

 

 大洗水族館への約1時間半ほどのバス移動の最中、バスレク係の司会進行で様々なレクが行われました。ビンゴ大会では、全員が番号クジを引いて参加しました。しばらくの間バスレクから遠ざかっていたのでビンゴのやり方が分からない子もいましたが、教え合っている姿が微笑ましかったです。イントロクイズも大盛り上がり。回答後は、流行りの曲や今月の歌をみんなで楽しく歌うことができました。

 大洗水族館に無事到着すると、かわいい2頭のイルカのオブジェの前で記念撮影をして水族館に入場しました。

 最初は、イルカ・アシカショーの見学です。トレーナーさんと息を合わせ、迫力のあるジャンプや輪投げを上手にクリアするイルカと、愛嬌たっぷりのアシカの動きに会場中で大きな歓声が上がりました。

 イルカ・アシカショーの後は、ちょっと早めのお弁当タイム。朝7時に集合して大洗までやって来たので、10時過ぎには「お弁当はまだですか。」と何人もの児童が言い出すほど、皆お腹がペコペコでした。ペコペコなうえに、好物がたくさん入ったお弁当なので、より一層美味しく食べることができました。お弁当づくりをはじめとした準備にご協力いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。

 さて、お弁当の後はグループに分かれて水族館を巡りました。どういった順番で、どこを重点的に見学するか、相談しながら展示物を見て回りました。2階のクラゲゾーンは効果的にライトアップされていて、幻想的な雰囲気が素敵でした。大水槽の中では、銀色にピカピカ光ったイワシの大群が気持ちよさそうに列をなして泳いでいました。色も形も大きさも様々な海の生き物は、それぞれ違っているから素敵だし、面白い。工夫をこらした展示を満喫し、思い出に残る体験ができた1日でした。

 

中学年デジタル・シチズンシップ

 日中の暑さが戻ってきました。WBGT(熱中症指数)は低めなのですが、気温が上昇する傾向があります。休み時間の外遊びや体育など、気を付けながら行っています。明日の28日(木)は猛暑日が予想されています。ご家庭でも、着るものの配慮などをいただければ幸いです。

 本日、3・4年生がデジタル・シチズンシップ教育を行いました。吉川市教育指導支援員 大西先生にお越しいただき、3・4年生にリモートで授業を行っていただきました。

 大西先生は管理棟1階会議室から、リモートで子供たちに授業を行ってくださいました。こうすることにより、1・2組同時に授業を行うことができます。

 今日は、SNSを使用するうえで注意することと、SNSを生活にどのように生かしていくかが中心の内容でした。SNSの特性が伝えられると、子供たちは「知ってる」「そうなの?」と積極的な反応をみせながら、お話を聴いていました。

 

 ネットの特性に、一度発信したものは取り消しが効かない、というものがあります。大西先生は特にそのことを強調されてお話をなさっていました。

 また、「どれい」というやや強い言葉をお使いになり、スマホに依存する生活への注意を投げかけていらっしゃいました。

 子供たちもしっかりお話を受け止め、スマホの扱いについての考えをまとめたり、話し合ったりしていました。

 大西先生のお話はいつも強い芯があります。「これからは、SNSの時代、ICTの時代。それらネットの危険な部分を恐れて利用しないのではなく、ICTの光も影も両方を理解して、正しく活用すれば、生活をより豊かにできます。そうすることで、デジタル社会のよき参加者になりましょう。」そのお考えが子供たちや先生方に浸透しています。北谷小でも、大西先生のお力添えのおかげで、ICT機器の活用が進んでいます。

 その一方で、SNSをめぐる様々な事案が起きていることも確かです。犯罪のきっかけになっていたり、悪気なく発信した情報がものすごい勢いで炎上したり。ネットは便利なものですが、同時に慎重さを忘れてはいけないと思います。はさみやカッターを使う際に、十分気を付けるのと同じように。

 吉川市は市全体でデジタル・シチズンシップ教育に取り組み、ICTの活用を効果的に推進しています。その考え、先進性が素晴らしいと思います。吉川市で学ぶ子供たちは幸せです。

 大西先生、本日も素晴らしい授業をありがとうございました。

 

3年生 なまずの学習

 朝夕の涼しさに油断していると、日中の日向の気温は35度近くまで達します。くれぐれも、お子さんの服装にご注意ください。朝の気温の低さに驚き、厚ぼったいトレーナーを着てくると日中は大変な暑さになり、長そでトレーナーでは熱中症につながりかねません。

 3年生が川魚料理の「ますや」さんのご主人様をお迎えして、なまずの学習を行いました。

 「みなさん、なまずを食べたことがあるかな?」

 「ありまーす!」と「なーい。」という声が半々。おやおや、1学期の給食に、なまず料理は出てますよ。

 なまずの天ぷらの調理法をビデオで見せていただきました。思わず子供たちから「おいしそー。」の声がもれました。なまず料理にはいろいろあります。たたきや刺身もあるけれど、ご主人様によれば、やっぱり一番おいしいのは天ぷらだそうです。

 次に子供たちからの質問タイムになりました。「日本にはなまずがどれぐらいいますか。」「なまずは何を食べますか。」「雄雌の違いはありますか。」なかなか鋭い質問が多く、感心させられました。

 ますやさんのご主人も一つ一つ丁寧に答えてくださいました。「数は正確にはわからないけれど、なまずは2200種類もいます。」「なまずは肉食。カエルや小魚を食べるんですよ。」「外観はちょっとわからないけれど、オスは身がしまっていておいしいです。メスは卵も食べられますよ。でも、今はとても希少ですね。」

 1時間、いろいろなまずのことを教えてくださったますやさんに、お礼をいいました。

「ありがとうございましたー!」

 終わったあと、ますやさんのご主人様も「子供たちといろいろな話ができて、楽しかったですよ。」と笑顔で話してくださいました。

 北谷小では地域の特色を学ぶためになまずの学習を積極的に進めています。でも、インターネットや図鑑で調べただけでは、なまずの本当の価値を理解できたとはいえないと思います。ますやさんのご主人様のように、江戸時代から続く名店のご主人様の思いを語ってくださること。これこそ、最高の教材だと思います。

 なまず料理は吉川市にとって欠かせない大切な特産品です。子供たちに、もっともっと学ばせたいと思います。

 ますやさんのご主人様、今日は本当にありがとうございました。これからも、おいしいなまず料理をつくり続けてくださいますようお願いいたします。

 

教育実習が始まりました

 とても秋らしい気候になりました。日中はまだまだ暑さが残りますが、朝夕は冷え込んでむしろ寒いぐらいです。朝と昼の気温差が大きくなるので、着脱可能な服装のご準備をいただければ幸いです。

 1年生の教室に、教育実習生の先生が見えました。この学校の卒業生の難波先生です。昨年度から、学校に教育支援ボランティアとしてお越しいただいていました。緊張の面持ちで出勤してきた難波先生。1年生の教室で、熱心に授業の流れに耳を傾け、子供たちの様子を見守り、学習指導のポイントをつかもうと一生懸命でした。

 そして昼休みは、1年生と遊んでくれました。さすがはもと運動部の難波先生、足速い!逃げ切れなかった子供多数でした(笑)。

 ご承知のように、今、教員不足が深刻な社会問題になっています。2024年度採用試験の志願者は全国で6,000人マイナス(-4.5%)となりました。文部科学省も都道府県教委も様々な対策を行っていますが、歯止めがかからない状況です。今ほど、教職員を目指す若い人たちを大切にしなければならない時期はこれまでなかったと思います。

 こだからこそ、教育実習生の先生を学校全体で支え、充実した実習を送ってほしいと願います。難波先生、子供たちのために、そしてご自身のためにがんばって、未来へのステップにつなげてくださいね。北谷小みんなで応援しています。

 

おやじ会の皆様のご協力のもと宿泊体験を行いました

 9月23日、飯ごう炊飯、流しソーメン続く「宿泊体験」を行いました。今回も「北谷小PTA おやじの会」の皆様を中心に、二日間の日程を計画し、4,5,6年の希望者の児童が参加しました。

 まずは、体育館に集まってのガイダンス。

「みなさんよく参加しました。今日一日、ルールを守って安全に参加して、宿泊体験を大いに楽しんでください。」

 まずは看板づくりです。昨年度老朽化で取り外した校舎の看板を、おやじの会の皆様につくりかえていただいたものを子供たちがペンキを塗って仕上げをしました。

 お次は室内ドッジボール。男女の対決はおやじの会の皆様も助っ人に入り、大盛り上がり!

 圧巻だったのは、この「ドラム缶風呂」です。おやじの会の皆様が湯加減をちょうどよくしてくれたので、子供たちも水着のまま、ワイルドな入浴を楽しむことができました。これ、すごい!まさに、宿泊体験でなければできないことです。

 宿泊体験はこのあと、夕食のカレーづくり、夜の肝試しや花火、そして寝袋を使った体育館での宿泊へと続きます。参加した子供たちにとって、忘れられない楽しい思い出になることでしょう。

 おやじ会の皆様、今回も準備と運営に多大なるご支援をいただき、本当にありがとうございました!

今週もあっという間の一週間でした

 「暑さ寒さも彼岸まで」は、この猛暑続きの現代にも通じそうです。今週水曜日までの猛暑が鳴りを潜め、学習も運動もぐっと進めやすくなりました。

 本日昼休み、5年生が音楽会出場学級を決める校内オーディションを行いました。

 審査は公正・公平を徹底しました。音楽指導担当の教諭は、どちらの学級にも同じ指導を行いました。本日のオーディションは、声の大きさ、音程の正確さ、パートの響き合い、歌詞の言い間違えの可否など審査の基準を事前に決め、それをもとに北谷小の教職員で昼休みに手の空いているもの全員で発表を見届け、審査を行いました。結果は後日、発表します。

 私は、どちらの学級の発表も素晴らしかったと感じました。与えられた条件の中、美しいハーモニーを奏でることができたのはどちらの学級もどちらの学級も同じでした。ただ、市内音楽会の規定により、出場学級はどちらか1学級のみになります。どちらが選ばれても、立派に発表してくれると信じます。

 

 3年生の社会の授業です。3年生はスーパーマーケット見学のための事前の準備をしています。今日の授業が面白かった!先生が、「スーパーではキャベツを丸ごとじゃなくて、半分で切って売ってます。なんで?!」と問いかけると子供たちは全員「うーん」と唸り、そのあと「わかったー!!」とものすごい勢いで手が上がりました。

「少ない人数の家族だと、1個じゃ余っちゃうからだと思いますー!」

「切れてた方が、調理が楽だからですー!!」

 なるほど、素晴らしい考え!これこれ、この事前授業が大切です。見学の密度がぐんと高まりますから。学校では、子供たちにとって切実感ある課題を出して、子供たちが積極的に考えるよう授業を組み立てています。それを実際の見学で確かめるわけですね。まさに、子供たちにとってはわくわくの学習になります。3年生、今日もがんばってます!

 1年生の廊下を通りかかると、「ギャー!!」「うぁー!!」とものすごい大賑わい。何事?!と思い教室に入ると、「動くおもちゃ」の学習でした。うちわであおいで、すいすい進むおもちゃを自作した子供たち。そのデザインの凝ってること。亀やうさぎ、犬や猫。思い思いの形をつくって楽しんでいました。子供の笑顔と歓声に触れると、こっちまで元気になります。いやー、1年生は今日も元気でした。

 今週もあっという間に時間が過ぎていきました。もう2学期はすっかり軌道に乗りました。でも、吉川市内外で、風邪やインフルエンザ、コロナ等がまだまだ流行しています。週末、引き続き手洗い・うがい・お部屋の換気・十分な睡眠時間、人込みを避ける等にご配意ください。宜しくお願いいたします。

やっと(少しだけ)涼しくなりました

 天気予報のとおり、やっと涼しくなりました。本当にありがたい!これで、業間・昼休みに子供たちに我慢を強いることがなくなります。

 おかげで、体育も外でできるようになりました。早速、外体育で子供たちががんばっていました。

 心なしか、室内での授業も子供たちが元気に見えました。外国語のレスター先生が子供たちと英語で会話をする学習をしていました。会話の流れが滑らかで、びっくりしました。さすが6年生!

 1年生の教室では、教育支援員の寺山先生が学習指導のお手伝いをしてくださっていました。これは本当に実感することなのですが、教師が2人いると、学習指導は隅々まで行き届きます。日本は法律で、2021年まで1学級が1年生のみ35人、それ以外の学年は40人と定まっていました。現場の実感では、1人の教師が子供たちを丁寧に指導するには、1学級40人はもちろん、35人でも多いと感じています。令和7年度まで段階的に全学年が35人学級になる予定ですが、それがまだ先になりそうな今は、寺山先生のような方がいらしてくださると本当にありがたいと感じます。

 6校時終了後、陸上練習も行うことができました。風は強かったけれど、子供たちは負けずによくがんばっていました。外国語指導のレスター先生も一緒に子供たちを応援してくださいました。

 気温が(少し)下がってよかったです。外遊びができてハッピー!いぇーい。

 

熱中症との攻防 続きます

 2学期が始まり、学校経営の一番の難敵は熱中症予防となっています。保護者の皆様にもご心配をおかけして大変申し訳ないのですが、今日も一日、その攻防が続きました。

 業間休みは幸い曇っていたので、WBGT(熱中症指数)も気温も危険域に達しませんでした。6年生の有志の児童が、縄跳びやリレーの練習をしていたので、とても感心しました。

 昼休みも、太陽が雲で隠れていたので、これ幸いとWBGTを気温を確認し、よし、大丈夫!と外遊びをOKにしました。子供たちと登り棒で遊んでいたら、なんとびっくり、天気雨が降り始めました。なるほど、上空に冷たい空気が流れ込んだのかもしれません。よし、5,6時間目、OK!と思いました。昨日、陸上練習が外でできなかったので、陸上も外でできるかもしれない、と期待をもっていました。

 と思ったら、そのあと雲が切れて気温も急上昇。やむを得ず校庭での活動も最小限にしました。体育館はまだ熱中症指数が上昇しきっていなかったので、運動ができました。6時間目のクラブ活動は、残念ながら外での運動を中止にしました。室内でスポーツ鑑賞に切り替えたクラブもありました。申し訳ないと思って教室を訪れたら、思いっきりの笑顔でピースされました。あれ?

 そしてその後、再び太陽が雲に隠れ、WBGTも気温もみるみる下がり、外での陸上練習が可能となりました。と思いきや、午後5時から雨が降るというピンポイント予報が覆され、練習終了5分前に雨が降ってくる始末に。本当に目まぐるしい天気になりました。

 子供たちにとって、休み時間の外遊びは、心身のリフレッシュができる貴重な機会です。それなのに、こんなに晴れた日に、休み時間を室内で過ごせといわれたら、ストレスは溜まる一方でしょう。それでも、熱中症の脅威に子供たちを晒すわけにはいきません。WBGT計とのにらめっこしながら子供たちに我慢を強いる毎日です。明日からは秋雨前線が南下してきて少しは過ごしやすくなるとのこと。それに期待します。秋雨前線、がんばれ!太平洋高気圧さん、もうそろそろ去ってくださいね。

 

5年生 稲刈り体験

 本日も、日差しが強く暑い日になりました。そのため、業間休み・昼休み・放課後の陸上練習における外(運動場)における運動は中止としました。

 5年生の稲刈り体験を実施しました。WBGT(熱中症指数)を確認し、JAさいかつの皆様にも相談して、作業を30分に短縮していただきました。作業の途中でも、水分補給をしてよいとして、長そでを着用するのは稲刈りの時だけ、といたしました。

 現地に到着。「北谷小の皆さん、よくいらっしゃいました。」「宜しくお願いします!」

「稲は、二束切り取ったら、藁で巻いてまとめてください。それでは、始めてください。」

 「切れました!」子供たちは鎌を上手に使って、作業を進めていきました。

 「ええと、藁の巻き方はこれでいいのかな。」「大丈夫、それでいいよ。」

「稲を切るって、気持ちいい!」

 子供たちから、笑顔がたくさんこぼれました。

 JAさいかつと農業ボランティアの皆様のご配慮で、刈り取る稲の量を調整していただいたので、およそ30分弱で作業を終えることができました。感心したのは、子供たちがとても礼儀正しかったことです。お世話になった方々に、「ありがとうございます!」がとてもしっかり言えました。

 作業が終わったとき、子供たちにこのように伝えました。

「みんな、暑い中よくがんばりました。今日の体験を通じて、お米づくりの大変さを少しだけ、感じることができたと思います。普段何気なく食卓や給食で運ばれてくるお米には、これだけの生産者の方の思いや苦労が込められています。吉川市の豊かな自然の恵みに、そうした生産者の方の努力が相まって、おいしいお米ができます。もちろん、調理してくださるおうちの方や給食センターの皆様の努力がなければ、みなさんはお米を食べることができません。

 今日の体験をもとに、そうした思いをもって、お米に対する尊敬の気持ちをもって、食べてください。食べ物に感謝の気持ちをもつ。それがとても大切なことです。」

 6月に田植えをしてから、生産者の皆様がここまで育ててくださった稲を、短い時間でしたが子供たちは自分の手で刈り取り、収穫の喜びを共有することができました。子供たちがこれからもすべての食べ物に対して、尊敬と感謝の気持ちをもってくれることを願ってやみません。お世話になったJAさいかつの皆様、農業ボランティアの皆様、今日は貴重な体験を大変ありがとうございました。

2年生 市川市ありのみコース遠足

 

 青空のもと、2年生全員で市川ありのみコースへ遠足に行ってきました。貸切バスで移動する約1時間の道中は大盛り上がり。バスレク係が中心となって、先生や友達にまつわるクイズに回答したり、歌を歌ったり、DVDを視聴したりと楽しく過ごすことができました。

 到着後、すぐにクラスごとに記念写真を撮影しました。どの子も笑顔いっぱいで、アスレチックで遊べる期待感が高まっているのが分かりました。

 9月に入ってからも気温が高い日が続いたため、業間休みや昼休みに思い切り体を動かして遊ぶ機会があまりなかった子供達にとって、ありのみコースは最高のスポット。適度に木陰があって、爽やかな風が吹いている中、水分補給をしっかり行って様々なアスレチックに挑戦することができました。感心したのは、順番をきちんと守り、お互いに声を掛け合って安全に気を付けながらアスレチックを満喫していたことです。子供達の成長を感じることができました。

 そして、遠足のもう一つの醍醐味は何といってもお弁当!!「先生、今日はぼくの大好きなから揚げが入っているんだよ。」「私のお弁当はキャラ弁なの。見て見て。」等、あちこちで嬉しそうにお弁当の紹介をしてくれました。保護者の皆様におかれましては、朝早くからお弁当作りにご協力いただいたことに感謝いたします。お陰様で一人一人が最高の思い出をつくることができました。ありがとうございました。

4年生 NTT環境学習 貴重な授業をありがとうございました

 今日も、昨日と同じような暑さになりました。業間休みは曇っていたのでWBGT(熱中症指数)が高まらず大丈夫だったのですが、昼休みは残念ながら日差しが強く気温が上昇。やむを得ず、異年齢グループ遊び「かがやきタイム」を室内遊びに切り替えました。でも、リード役の6年生がとてもよくみんなをまとめてくれたので、どの教室もとても楽しそうでした。ありがとう6年生!

 その6年生の陸上練習は、今日から種目選抜練習を始めました。種目を絞ることで、効率よく練習を進めることを目指します。ここでも6年生はよくがんばっていました。

 また今日は、図書ボランティアの皆様が図書室の本を整理してくださいました。時間をかけ、丁寧に掃除を進めてくださったおかげで、本が整理されてぴっかぴかになりました。図書室が大好きな北谷小の子供たち。大喜びだと思います。図書ボランティアの皆様、大変ありがとうございました。

 そして今日は4年生を対象に、NTT環境学習を実施しました。NTT東日本の皆様が来校され、デジタル化社会と環境保全の必要性について、各学級1時間ずつ、特別授業をしてくださいました。

「みんな、これ、みたことあるー?」「あるー!!」「サザエさんやドラえもんでみたー!」

さすがNTTの皆さん、懐かしの黒電話をみせてくださいました。

 「じゃあ、これは?」「なーい!」

なんと、VHSテープは子供たちも所見だったようです。

「昔はこういうものを使っていたけれど、今は動画配信サービスがあるので、こうしたテープは不要になりましたね。」

「ここでクイズです。これから、バーチャルリアリティーキャラクターがみなさんにお話をします。実は、その正体は北谷小の先生です。キャラクターに質問をして、どの先生かあててみてくださいね。では質問がある人ー!」

「はいはーい!!」「何年何組の担任の先生ですかー!!」

「それいっちゃうとわかっちゃうから、想像にお任せしまーす。」「えー!!」

 「さあ、あててください。いっせーのー!」

「校長先生ー!!」 はい、大正解!パソコンに現れたキャラクターは、校長室からリモートで操作していたアバターでした!

 「今は、デジタルを使うと遠くの距離の人とお話ができるので、直接行かずにすみます。燃料代を節約できますね。また、資料もデジタルを使えば、紙を大量に消費することもありません。このように、デジタル社会は、環境にやさしい社会なのです。みなさんも、自分の生活の中で、資源を節約する工夫を考えてみてください。」

「さあ、グループで話し合いましょう。」

 楽しく授業ができました。NTT東日本の皆様、ありがとうございましたー!いぇーい!

 貴重な資料の実物提示や、NTTの技術ならではのVRキャラクターを使っての授業で、子供たちも生き生きと学ぶことができました。お越しくださったNTT東日本のスタッフの皆様、楽しくて貴重な学習の機会をいただき、大変ありがとうございました。

話し合い・伝え合いの大切さ

 本日は業間・昼休みともWBGT(熱中症指数)・気温とも危険域だったので中止にしましたが、6時間目のクラブの前、どちらも急速に下がりました。湿度が下がったことが大きかったようです。クラブの時間と陸上の練習は、途中の休憩や水分補給などを行いながら気を付けて行いました。もともと、天気予報でも今週水曜日ぐらいから湿度が下がり、最高気温はまだ高いものの若干過ごしやすくなるといっていました。しかしこの暑さは今週いっぱい続くようです。外での活動を行う際は、熱中症指数や気温に十分注意しながら進めてまいります。

 今の授業は、話し合いを大切にします。座ったまま教師の話を聴き、黒板を写すだけの授業より学習効果がはるかに高いからです。カラオケは聴いているだけでは覚えないけれど、自分で歌えば覚えるということと同じですね(笑)。

 1年生は算数で、「12+3」の計算の仕方を友達に説明する授業に取り組んでいました。

 「はい、12+3の計算を、小学校にまだ通っていない子にわかるように説明してください。」「ええ~?」

「えーっと、12のうち、2と3を足すと5ってまとまりになるから・・・。」「うん、わかった。同じ考え。」

子供たちはたどたどしいながらも、考えて相手にわかるよう説明していきます。

「はい、みなさん、よくできました。相手にわかるように説明すると、自分でも考えがまとまって、よりよくわかるようになりますね。」

 3年生では国語の学習で、「3日間山小屋に行って、自然を存分に味わうようにするためには、水や食料など必要最低限のもののほかに、何がいるか?」というテーマで話し合いを行いました。

「では、クロームブックの画面に自分で必要だと考えるものを入力して、それをもとにグループで理由を付けて話し合ってください。」

「えーっと、虫かごは要ると思います。」「そうだよね。捕まえても逃げちゃうもんな。」「水着って、要る?山小屋だよ。」「だってここに、川が流れてるじゃん。自然と触れ合うなら、水遊びしたほうがいいじゃん。」「あーそっかー。」

 子供たちは自分の考えを自分の言葉で考えた説明を付けて、相手に伝えていきます。次第に、要るもの、要らないものについての考えが班でまとまっていきます。

「よーし、班で話し合いがまとまってきたねー。じゃ、全体でも発表し合って、考えをまとめていきましょう。」

 以前、あるユーチューバーが「学校は何年たっても子供たちに学習を任せず、全部先生がレールを敷いてその上しか走らせないから子供の学力が上がらないんだ。」といっていましたが、そんなことありません。今の授業は、子供たちの話し合いを大切にしています。全体で発表することをためらう子も、小集団の中では自分の意見を述べることができます。相手に伝えようとする過程で、思考が深まっていきます。

 そんな、自分が子供のころの印象で、今の学校を語ってほしくないですね。学校だって、日々進化しているんですから(笑)。

放課後陸上練習

 業間休みはWBGT(熱中症指数)・気温ともぎりぎりセーフだったので、注意しながら遊ぶことができました。しかし残念ながら昼休みは、雲が切れ日差しが強くなり始め、WBGTが危険レベルになり、やむを得ず外遊びは中止にしました。外遊びができないつらさはよくわかっているので、何とも歯がゆい限りでした。

 しかし、午後は曇り気味の空となり、気温が低下して熱中症指数も安定したので、外での陸上練習ができるようになりました。練習の様子をお届けします。

 30分間の短い練習でしたが、子供たちががんばったので記録の測定を進めることができました。私も練習を見守っていましたが、午後になり日が傾くとすーっと気温が下がってくるあたり、季節は秋に近付いているようです。

 選手を選ぶにあたり、児童の各種目の記録を正確に測定し、標準記録を設けた上で公正公平に選抜していくことが大事です。そして本番でのけがを防ぐ意味でも、練習は十分行うに越したことはありません。ああ、いつまでも暑い夏が恨めしい(本音)。当分はWBGT計とのにらみっこが続きそうです。張り出した太平洋高気圧が早く去ってくれるといいのに(笑)。

 それに加えて熱中症予防のためには子供たちが規則正しい生活を送り、良好な健康状態を維持していくことが大切です。子供たちもよくがんばっています。6年生の保護者の皆様には、引き続き、お子さんの健康管理にご配意くださるようお願いいたします。

3年パネルシアター 読み聞かせのもつ力

 天気が不安定な日でした。業間休みの前は気温が37度以上あったのでやむを得ず外遊びを中止にしました。でも、お昼ごろ上空に冷たい空気が入り込んだようで気温が急激に32度まで下がりました。お昼休みは外遊びをOKにしました。不安定な天気が続きます。こうしたときは、自律神経も乱れがちになるようです。今朝何人かの登校中の子供と話したのですが、「ゲームを遅くまでやっていて眠い」という子がいました。改めて、子供たちの「1日10時間の睡眠」にご協力をお願いします。

 朝、3年生が図書ボランティアの皆様による読み聞かせを行いました。舞台装置もばっちり。紙芝居の始まりのような演出に、子供たちもみんなわくわくです。

 ボランティアの皆様の語りかけもとても上手で、みんなすぐに絵本の世界に引き込まれていきました。

 読み聞かせボランティアの皆様のお話の世界へのいざないの上手なこと。みんな、声も出さずにお話に集中していました。

 次は、エリック・カールの「パパ、お月様とって!」です。この大型絵本は上下左右に広げることができる「仕掛け絵本」です。もともと大型の本がさらに左右に広がると子供たちからは「わぁっ」と驚きの声がもれました。

 読み聞かせの内容に満足した子供たち。お礼をいって、お開きにしました。終わった後、図書ボランティアの皆様は「子供たちがすごく集中してくれて私たちもとてもうれしかったです。」、と終始笑顔でいらっしゃいました。

 令和5年度から、働き方改革推進のため、朝の活動を原則行わないことになりました。北谷小では、月曜日に全校朝会のほか、読み聞かせを継続して行っています。本校では国語の学力向上が課題であり、今年度から国語の課題研修に取り組んでいることも理由の一つです。本を読み文字を読み味わう力を高めることは、国語力向上の基礎となります。

 そしてもう一つ。本は、心を潤します。現在教育改革の主軸の一つがICTの活用です。デジタルのパワーは本当にすごくて、本の内容を知りたければ、ちょっとネットで検索すると、すぐ情報を得ることができます。また、優れた語り部の方が朗読するYouTube動画にもやすやすとたどり着き、一流の朗読を鑑賞することもたやすいでしょう。

 でも、今日の読み聞かせのように、「本のすばらしさを子供たちに味わってほしい」と心から願うボランティアの方から、直接読み聞かせをしていただくような効果は、ICTではいまだ実現できないように思います。子供たちはわくわくしながら読み聞かせを聴き、終わった後、ボランティアの皆様に拍手を送り、礼儀正しくお礼のあいさつをしました。「仕掛け絵本」にも多くの子が興味をもったでしょう。こうした感動が生む心の潤いは、直接体験をしなければ得られないのではと改めて感じました。

 ICTのもつパワーは本当に素晴らしい。でも、本当に子供たちを本好きにしたいのなら、自ら本を愛する人の読書へのいざないや朗読こそ大切だと改めて感じました。読み聞かせボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

 

令和5年度吉川市プレゼンテーション大会

 9月9日(土)、吉川市民交流センター「おあしす」で、令和5年度プレゼンテーション大会が行われました。

 北谷小webサイト冒頭でお知らせしたように、5年生と6年生から二人の児童が参加し、クロームブックというICT機器の活用についての自らの思いをプレゼンしました。

 二人とも、発表前は相当に緊張していましたが、本番では最後まで落ち着いて立派な発表を行うことができました。

 クロームブックを使えば学習効率や家庭学習の推進がさらに高まること、SNSは便利ではあるが匿名性という問題があり、人を傷付けてしまう言葉が飛び交う恐れがあること。二人とも、自らの思いをじっくり深め、自分の言葉でまとめ、会場の人々に伝わるようがんばっていた点がとても立派でした。

 二人とも本当によくがんばりました。素晴しい発表でした。お疲れ様!

 吉川市が、このようなイベントを催す意図がよくわかります。私は、教育的価値が非常に高い取り組みだと感じています。

 ノイジー・マイノリティと呼ばれる人々が声高に理想や政治理念を叫び、新聞・テレビがそれを積極的に取り上げる。そうして世論形成に大きな影響を与えたのが、ネットが普及する前の社会でした。マスコミは自らを権力の監視者と標榜し、正義を振りかざしてきましたが、私にはそうは思えませんでした。むしろマスコミの方が、世論に大きな影響を与える存在ではないかと感じてきました。現に、2019年のロイターの調査では、日本のマスコミの権力監視機能は先進国中最低という結果になりました。

 しかし、ネットの普及により意見をネット上で発信することが容易になった現在、サイレント・マジョリティと呼ばれていた多数派の声が、急速に拡大してきています。それは、テレビ・新聞などのマスコミが以前有していた巨大な影響力を失いつつあることを意味します。社会が着実に変わりつつあります。今、子供達はそうした社会の変革を横目で見ながら、ICTを日常的に活用しているのです。

 それ故、メディア・リテラシーと呼ばれるICTを正しく活用する能力は、これまで以上に大切になると考えられます。

 そのために、私たち大人はICTの負の側面を正しく知っておく必要があります。「スマホ脳」の著者、アンデシュ・ハンセンが「スマホはもっているだけで学力が落ちる」と警鐘を鳴らしました。スマホのもたらす新しい情報に子供が飛びつき、学習への興味が薄れ、集中できなくなること等が主な理由です。アップルの創始者スティーブ・ジョブスが、家族のICT利用に制限を設け、自分の子供にiPadを使わせなかったというのは有名な話です。北谷小でも、積極的に授業でクロームブックを活用しています。ただ、一部の子供達はゲームや興味あるコンテンツにとびついてしまう傾向があります。ICTの負の側面です。そこは、子供達がわかるよう、粘り強く指導していく必要があります。

 しかしGAFAなど、ICT巨大産業が社会の変革に影響を強く与えていることからも、ICTは社会を変革するほどのパワーをもっていると思います。一人一人が発信力を有する。その影響力は、これからも着実に広がっていくことでしょう。そのために、自らの意見をもつことが大切になります。プレゼン大会の子供達の発表をみて、そのような可能性を強く感じました。

 これからも、子供達がICTを適切に使いこなし、自分たちの願う理想の社会の実現のためのツールとして活用してほしいと思います。

6年生 家庭科トートバッグづくり

 本日は台風対応で保護者の皆様にいろいろとご協力いただきありがとうございました。いろいろと決め事があり、思うように校内巡視もできなかったのですが、雨が少し落ち着いた6時間目、6年生の家庭科のトートバッグづくりの授業をみることができました。

 ご承知の通り、ミシンは扱いが難しい道具です。それでも子供たちは互いに協力しながら一生懸命作業をしていました。

 なにせ、このトートバッグは修学旅行までに完成させて、もっていこうというものです。そりゃー力が入ります。苦心惨憺しながら針を通したり、縫い目をまっすぐにしようしたりして目をギンギンにして布を見つめるなど、すごい力の入れようでした。

 子供たちが苦労するのも無理はありません。ミシンを使う機会など、家庭科の学習で年数時間しかないことでしょう。私事で恐縮ですが、祖母が洋裁をやっていて、祖父宅にいったときミシンを借りて、新学期にもっていくぞうきんを古いタオルを潰して縫ったりしました。何事も「習うより慣れろ」。手先の技術は、相応の練習が必要だと思います。

 苦労を乗り越えた先には喜びがあります。自分でつくったぞうきんを使うのは誇らしかったし、大切にして使いました。今、ホームセンターで安価で買えるぞうきんからは、そうした思いは芽生えないことでしょう。

 昔と今、どちらがよいかは一概に言えません。ただ、自分でつくったものには、思いがこもり、所有の喜びがあります。苦労しながらトートバッグをつくることには、大きな教育的価値があると思います。

 みんな、完成めざしてがんばれ!

少し暑さが和らぎました 陸上練習とクロームブックの活用

 今日は熱中症指数が上昇しなかったので、業間・昼休みに子供たちを思う存分校庭で遊ばせることができました。子供たちもリフレッシュができて何よりでした。そりゃー大人だって仕事が重なれば気分転換のリフレッシュが必要になりますよね。子供たちも同じです。とてもよかったです。

 放課後、約30分行う予定の陸上練習。今日は運動場でできることを期待していましたが、雨粒が降ってきたのでやむを得ず体育館で行いました。1組、2組順番に3分間とびを練習したのですが、北谷小6年生のよさが光りました。さわやかな声援が体育館にこだましたのです。「がんばれー!」「もう少しー!」どちらの学級も、一生懸命とんでいました。

 私はこれをとても大切なことだと思っています。陸上大会を通して育てたいのは体力向上だけではありません。子供たちの絆、チームワークです。そうした経験は、必ず子供たちの生きる力の基礎となり、将来へのプラスとなります。体育館がとてもよい雰囲気でした。

 授業では、クロームブックを効果的に使っている学級が目立ちました。3年生は社会科と理科を行っていましたが、社会科では「吉川市の仕事」をキーボードで打ち込み、学級全体で情報を共有しながら話し合いの活性化を図っていました。理科では昆虫のデジタル図鑑をみて模写し、昆虫図鑑をみんなでつくっていました。図書資料もよいのですが、同じ素材を扱う子が多いと資料が不足するし、調べたい昆虫が見当たらないこともあります。デジタル資料なら、その心配がありません。さらにズーム・角度調整が自由なので、資料としての価値が高いのです。 

 どちらの学級でもクロームブックを効果的に使うことで学習効率を高めていました。

 「持ち運びが重い!」「充電が面倒!」などのご意見があることは承知しております。申し訳ございません。しかし、これから子供たちはデジタルが余すことなく浸透するSociety5.0の中で、情報の洪水の中で生活していくことになります。小学校のころからデジタルを使いこなし、学習の効果的に進めていくことは価値があると思います。

 週末は台風が近付き、お天気が悪くなりそうです。気圧が低いと体調を崩しがちになるお子さんが少なくありません。引き続き、体調管理にご配意くださるようお願いします。

一年生 みて さわって かんじて

 本日も熱中症警戒アラートが発令され、午後に気温がぐんと上昇しました。でも、午前9時30分の段階で曇り空だったので、幸いWBGT(熱中症指数)は「危険」に達することなく、気温も35度未満だったので、注意を呼びかけ様子をみながら業間休みの外遊びをOKにしました。脱兎のごとく校庭に飛び出してきた子供たち。とてもうれしそうでした。その後3時間目ごろ「防災よしかわ」から気温が35度になったことが告げられ、昼休みの外遊びは中止にしました。つかの間のリフレッシュでしたが、業間だけでも遊べてとてもよかったです。

 本日より、市内陸上大会の練習を開始しました。運動場でガイダンスと練習を始める予定でしたが、気温が上昇したため、室内でガイダンスを行いました。その後、短時間でしたが室内で縄跳び練習をして、気構えを築きました。体育主任の話を集中して聴く子供たちの様子です。ぴしっとしていたのはさすが最高学年です。

 5時間目、1年生が図工「みて さわって かんじて」に取り組みました。自由な発想で、様々な身の回りのものを新聞紙でつくって表現する単元です。スーパーヒーローのマントをつくったり、フラガールの衣装をつくったり。秘密基地をつくって隠れたり、新聞紙でかくれんぼをしたり。そりゃもうみんな、大喜びの大騒ぎ。教室に笑顔と歓声があふれました。

 本来こうした遊びは、自然の中で行われるものです。でも、夏の間異常気象で外に出られなかったり、安全面での不安があったりして、保護者の方の見守りがなければ、こうした外遊びをすることも難しくなっているのは悲しいことです。

 でも、子供たちの想像力と創造力は、昔となんら変わることがありません。自由に、そして豊かな感性を生かして、おもいおもいの作品をつくる姿は、さわやかでとてもほほえましかったです。きっとこうしたいきいきとした姿こそ、子供たちが本来もっている生きる力そのものなのでしょう。

 活動が終わったあとも、片付けをしっかり行って大満足だった子供たち。そのきびきびとした姿勢に、頼もしさを感じました。やはり、いつの時代も子供たちの力は素晴らしいとつくづく思います。

月曜日の朝 気持ちの切り替えを

 久々に、雨の月曜日を迎えました。ただ思ったより涼しくなく、蒸し暑いことに変わりありませんでした。

 申し訳なかったのは昼休み、外での遊びを許可できなかったことです。昨晩から降りしきる雨で、運動場は水を吸ったスポンジ状態で走ると転倒の危険性がありました。明日も最高気温は35度になるとのこと、子供たちのメンタル向上のためにも早く休み時間遊ばせてあげたいなあと願っています。

 4年生が社会科で防災教育に取り組んでいました。防災の日、非常用持ち出し袋の中に何を入れたらいいか?子供たちは自分の知識を生かしながらよく考えていました。学級全体がよく集中していました。

 3年生が図工で「にじんで広がる色の世界」に取り組んでいます。白いクレヨン・クレパスで画用紙に白い線を描き、その上から絵の具で彩色して様々な効果を演出し、表したい世界を表現する作品です。先生の説明を聞きながらも子供たちは「早くやりたーい!」という気持ちを全面に出して、「さあ、やろう!」という先生の声のもと、堰を切ったように作業に取り組んでいました。 

 月曜日というのは、気持ちの切り替えが重要となります。ましてや今日のように雨模様の空だと日照が十分ではなく、精神を安定させる脳ホルモン「セロトニン」が出にくくなります。そのために重要なのが、十分な睡眠と規則正しい生活習慣です。月曜日のリズムを整えることは、一週間を充実して過ごすために、とても大切になります。

 よく寝ている子は、活動的です。朝食をしっかり食べてきた子は、目の輝きが違います。そのために大切なのは、早く寝かせることより、早く起きる時刻を決めると、朝食を食べるゆとりが生まれ、自然と夜寝るのも早くなるので効果的なようです。

 学力・体力向上の基礎となるのは十分な睡眠時間と規則正しい生活リズムです。子供たちがすくすくと成長するために、ご家庭でのご理解とご協力をお願いいたします。

2学期最初の一週間終了 新学期のスタートよくがんばりました

 本日も、熱中症警戒アラートが発令されました。午前10時の段階で校庭の気温が36度を上回っていたので、残念ながら今日も外遊びができませんでした。子供たちに申し訳ないと思います。天気予報によれば、来週は日本海側から秋雨前線が接近するので、いくらか気温が下がりそうです。そこに期待しています。

 来週から、6年生の陸上練習も始まります。熱中症対策を十分行って、お子さんの安全確保に努めます。

 金曜日の学習の様子です。3年生の算数、大きな位の数を勉強したので、都道府県の人口の読み取りに挑戦しました。「人口の数がわかるようになった!」と喜んでいた子もいました。何かができるようになる勉強。子供にとってうれしい瞬間だと思いました。

 国語の「パンフレットを読もう」の学習。今の国語は、以前に比べてずっと実用的になっています。学んだことを生活に生かし、よりよく、豊かに生きることができるようになる。学習の大きな目的です。先生の説明をしっかり聞いていた4年生。がんばっています。

 今週、発育測定を行いました。身長が伸びて喜ぶ子が多かったです。「寝る子は育つ」!毎日10時間を目標に十分睡眠時間をとって、これからも健康な体をつくってね。

 先生の質問に元気よく手を挙げる1年生。なんと素晴らしい。とても頼もしいですね。学校でのリズムをとり戻し、明るく元気に学習に取り組んでいます。

 音楽の授業で、先生の説明をしっかり聴く5年生。先生の話術も巧みですが、先生のほうを向いて集中して話を聴けること、学力向上の基本です。よくできています。

 長く、いろいろなことがあった一週間でしたが、北谷小の子供たちは仲間と助け合いながら先生の指導を受けがんばっています。でも、今週最後までがんばって、疲れたことと思います。週末、いろいろな予定があるかもしれませんが、体を十分休めて、また月曜日元気に登校してきてください。みんな、おつかれさまでした!

徐々に軌道に乗ってきた2学期 規則正しい生活へのご協力をありがとうございます

 日中の気温が体温越えの猛暑日が続きます。本日も熱中症警戒アラートが発令され、熱中症指数が上昇したので、子供達には申し訳なかったのですが、業間休み・昼休みの外遊び、教科体育の実施を見合わせました。

 掃除の時間子供たちと一緒に掃除をしながら校内を回っていると、多くの苦情が舞い込みました(汗)。「校長先生ー、なんで外で遊べないんですかー?」「昼休みは外に出ていいんですかー?」「えー、なんで出ちゃいけないんですかー。」コールセンターの電話鳴りっぱなし状態に。子供たちの気持ちはとてもよくわかるので余計つらいものがあります。

 それでも、常に最悪を想定しなくてはいけません。子供たちの命と安全を守ることと、自分の命を守る手立てを教えることは大人の責務です。9月もこの暑さがずっと続くとのこと、気を付けていきたいと思います。ご家庭でもご配意くださるようお願いします。

 子供たちも生活リズムが整ってきて、学習も軌道に乗ってきました。いくつか、学級の様子を掲載します。

 落ち着いた様子で先生の話に耳を傾ける子供たち。集中しています。

 算数少人数指導のよさを生かして、落ち着く環境の中集中して取り組んでいます。

「パプリカ」のリズムに乗って、のりのりの音楽。楽しそう。

 外国語の授業も盛り上がっています。

 「軌道に乗る」というのは「習慣ができる」ことと同義です。毎日同じ時刻に起きて、朝食を食べて、ゆとりをもって学校に通うと、体のリズムが整って学習に集中しやすくなります。多くの子供たちは、それができているように見受けます。保護者の皆様のご協力に改めてお礼申し上げます。

 規則正しい生活は、体の免疫力を高めます。今、気を付けるべき大きなことは、熱中症とコロナ感染です。どちらも、病気になりにくい強い体を保つことがとても大切です。

 今週も残すところあと2日間。子供たちが元気に登校できるよう、ご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

 

新学期二日目 各教室の様子

 今日もとても暑い日になりました。3時間授業は今日まで。学校生活のリズムを整えるにはちょうどよい日程だと感じます。一部、各教室の様子をお届けします。

 6年生が図工室で合同ガイダンスを行っていました。6年生は来週から吉川市合同開催の市内陸上競技大会の練習に入ります。熱中症の予防に気を付けながら、限られた時間の中での練習となります。聞いている子供たちも姿勢も、真剣でした。

 1年生がノートに平仮名の練習をしていました。先生の指示を聞き、パッと取り掛かって、「上手に書けた~」とノートを笑顔でみせてくれました。まだ小学校に入学して半年の1年生、徐々にペースができていると感じました。

 4年生がクロームブックで夏休みの思い出をスライドにまとめ、それを共有して見合っていました。夏休みの思い出発表会、今しかできない1年に一度の取り組みです。

 5年生は両クラスとも、二学期の係活動決めをしていました。

 これは学校外ではあまり意識されていないのですが、係と当番は似て非なるものです。どちらも学級の仕事を責任をもって行うことは同じですが、「行うことが決まっている」と当番活動と違って、係活動は「活動の内容を自分たちで創意・工夫して実践する」のが特徴です。

 2組の髙橋先生が子供たちに次のような指導をしていました。

「係活動は、自分が好きなことをやればいいのではありません。5年2組の学級目標は『仲良く助け合い、明るい笑顔を守り抜こう』です。この目標が実現できるようアイディアを考えるのが係活動です。その視点をしっかりもって、自分がなりたい係を決めてください。」

 まさにそのとおり。素晴らしい指導です。係活動は子供たちのアイディアを尊重することが大切ですが、活動が恣意的なものにならないよう配慮する必要があります。係活動の目的が「ぼく、お笑い芸人が好きだから『お笑い係』をつくります!」では不足です。「昼休み、男女別々に遊んでいるから、みんなを仲良くさせるため男女一緒の遊びを進めたい。だからレク係をやります!」という発想がとても大切なのです。

 そうしたアイディアが認められ、その活動が級友から「楽しかった!」と評価されると、「自己有用感」を育てることができます。これは、「自分たちの活動がクラスの役に立った」と評価されたときに感じる喜びで、望ましい勤労観、職業観を育てるうえでとても大切なものです。学級で係活動に力を入れることには、大きな教育的意義があります。

 これから学校は、働き方改革推進のため、「聖域なき教育活動の厳選」を進めていくことになります。学校行事などの様々な教育活動を、大ナタを振るって削減していく。学校現場を持続可能なものにするために大切な取り組みです。でも私は知っています。特定の価値観に基づいて「これは不要」と切り捨てられたものの中に、実は子供の心身の成長を促す大切なものがたくさん含まれていということを。その視点は、常に忘れないようにしたいと思います。

 係活動が充実すれば、教室が明るく活気に満ちた場所になります。5年生にはがんばってほしいですね。

 

 

2学期がスタートしました 早寝・早起き・朝ごはんの習慣を

 本日8月28日(月)、2学期を開始しました。元気に登校してきた子供たち。早速、夏休みどこに出掛けたかを楽しそうに話してくれました。

 令和5年度から、朝会等全校集会は体育館で実施しています。しかし今回は、夏休みが明けたばかりで冷房のない中での朝会は熱中症の心配が伴うと判断し、始業式は各教室でオンラインで行いました。ただ、体育館に全校児童を一堂に集め、よい姿勢で話を聴かせることには一定の教育効果があります。その日の最高気温などを確かめながら、いずれは体育館に戻していきたいと思いますのでご了承ください。

 始業式の校長講話では、2学期は一年で一番学力・体力が伸びる時期であること、「行事は人を育てる」の例えのとおり、行事に打ち込むことで学力・体力・仲間と協力する力が高めること、そして熱中症への注意するためにも、学校に通うリズムを取り戻すためにも、「早寝・早起き・朝ごはん」を守ることの大切さを伝えました。

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 また、代表児童もしっかりした内容の作文を読み上げ、二学期への決意を述べてくれました。とても立派でした。

 教室では、子供たちが久しぶりの仲間との再会を喜び、宿題提出のチェックを受けたり、二学期の決め事をしていました。北谷小では黒板に子供たちへのウェルカムメッセージをかく先生が多く、毎回感心しています。一部、教室の様子をご覧いただきます。

(4年生は特別教室で学年合同集会を行っていました。学年の歩みをそろえ、連帯感を高める取り組みです)

 夏休み、子供たちも友達と会って、いろいろな活動に取り組みたかったのでしょう。どの子もうれしそうな表情でした。

しかし、学校に通うという生活のリズムを取り戻すにはご家庭のサポートが必要です。そのために、早めの就寝、決まった時刻での起床、そしてゆとりをもって朝ごはんを食べさせること。なかなか難しい、というお子さんもいるかもしれません。その場合は、「早く寝かせる」より「決まった時刻に起こす」に注力するといいようです。そして昼寝はさせないこと。すると自然に、早く値付けるようになります。

 また、朝食をとらないで登校することは、スマホでいえば、残りの充電が2パーセントで登校するようなもので、あっという間に電池切れになってしまいます。十分な睡眠、朝食をしっかりとることで学力・体力・気力が充実し、コロナや熱中症への耐性も高まります。2学期のスタート、改めて「早寝・早起き・朝ごはん」にお取り組みくださるようお願いいたします。

 ご家庭のご支援を受け、子供たちにとって学びがいのある教育活動を展開し、学力・体力・豊かな心などの生きる力を伸ばしていきたいと考えます。

 二学期も、職員一同がんばってまいります。保護者・地域の皆様のご理解とご協力を宜しくお願いいたします。

 

南中学区小中一貫合同研修会を開催しました

 夏休みも、いよいよ残り少なくなりました。お子さんの様子はいかがでしょうか。学校にいく時間に起きて、しっかり朝食をとって、机に向かうなどの習慣をつくり、2学期のスムーズなスタートにつなげていただければ幸いです。

 教職員は、夏休みはとれもののずっと連続してとれるということはありません。本日は、北谷小・吉川小・南中の職員が吉川小に集まり、小中一貫合同研修会を行いました。

 小中一貫教育の重要性が高まっています。9年間を見通して連続した教育を行うことで子供たちの学力や体力、生活規律を効率よく高めることができることや、中一ギャップを最小限に防ぐことなどがねらいです。

 何より、小・中の先生方が膝を突き合わせて協議をすることで、小・中の滑らかな連携を図ることができます。

 とはいえ、先生方からも「ああ~まだ体が慣れない」との悲鳴も(笑)。生活リズムを切り替えるのは大変です。

 それでも、二学期のスタートが順調なものになるよう私たち教職員も着々と準備を進めています。ご家庭でのお子さんの生活リズムの整えをよろしくお願いいたします。

 

一学期終了しました ご家族でよい夏休みをお過ごしください

 7月20日(木)、一学期が終了しました。大過なく、この日を迎えられたことに、改めて保護者・地域の皆様のご支援に感謝申し上げます。

 終業式の様子をお届けします。校長講話では、二刀流 大谷 翔平選手にはるかに先駆け、メジャーリーグで活躍した「野球の神様」ベーブ・ルースの話をしました。

 

 ルースは複雑な家庭環境に育ったせいか、手の付けられない不良少年だったといいます。しかし9歳で施設に預けられた彼は、人生を変える恩師に出会います。その名をブラザー・マシアス・バウトラー神父。神父は、愛情たっぷりにルースを育てます。最初は不信感をもっていたルースも次第に心を開き、マシアス神父を実の父親のように慕っていきました。マシアス神父は、ルースの野球の才能を見抜き、休日を費やして熱心にルースに野球を教えます。そのかいあって、みるみるうちに才能を開花させたルースは、メジャーリーガーのスカウトの目に留まり、メジャーリーグ球団に入団して、ピッチャーとバッターの二刀流で目覚ましい大活躍をみせます。かの有名な「予告ホームラン」も、ルースの偉大さを伝える神話となり、いまだ彼は「野球の神様」として、世界中から尊敬を受けています。

 ルースはがんに冒され、53歳で、アメリカの英雄として幸せな生涯を閉じました。もし彼が、マシアス神父に出会わなかったら、ずっと不良のまま生涯刑務所の中で過ごしていたかもしれません。

 出会いは、人生を変えます。子供たちにはこう伝えました。「出会いは、人生を変えます。夏休み、よい出会いを、よい体験を。」

 代表の児童も、一学期がんばったこと、二学期にがんばりたいことをしっかりした口調で伝えました。素晴らしい発表となりました。

 式の最後に、校歌斉唱を行いました。音楽の時間など日頃の練習の成果を生かして、美しい歌声が体育館に響きました。

 生徒指導主任からは夏休みの生活指導を、安全主任からは事故防止についての指導を行いました。夏休み、ルールを守って、交通事故に気を付けて、安全に過ごしてほしいと思います。

 各教室では、担任が黒板メッセージを通して、子供たちの一学期の努力を労いました。先生の黒板メッセージ、子供たちも喜んでくれたことでしょう。

 担任の先生が、一人一人の努力を称賛しながら、通知表を渡していました。子供たちはうなずきながら先生の言葉をしっかりと聞いていました。

 そして3時間目が終わり、子供たちは誰もが笑顔で帰途に着きました。さようなら!楽しい夏休みを!

 子供たちがこうして明るい気持ちで夏休みを迎えることができるのも、保護者・地域の皆様にこれまで温かく見守っていただいていたからだと思います。本当にありがとうございました。

 夏休みは、またとない体験や、素晴らしい出会いが訪れる時期です。子供たちにたくさんの豊かな体験をさせていただければ幸甚です。子供たちの純真な心は、豊かな出会いや体験をどんどん吸収し、すくすくと成長していきます。かのベーブ・ルースもそうでした。多くの人の愛情こそが、子供たちの成長に欠かせない大切なものなのです。

 ご家族様で、よい夏休みをお過ごしください。そして8月28日、子供たちが元気に登校してきてくれることをお待ちしています。一学期、大変ありがとうございました。

高学年 探究型学習講座

 今日は昨日よりいくらか最高気温が低く、熱中症指数も「危険」にまでぎりぎり届かなかったので、注意喚起しながら外遊びをOKにしました。一学期も最後ですから、業間休みは遊ばせてあげたかったので、よかったです!

 2校時、吉川市教委教育支援員の大西先生をお招きして、高学年児童の「探究型学習講座」を行いました。ご承知のとおり、令和5年度より吉川市の公立小・中学校は全校で「探究型学習」を推進しています。ICTを積極的に活用して、子供たちの興味・好奇心を生かした主体的な課題解決的な学習を推進するものです。大西先生は、会議室からオンラインで、5,6年生の教室の子供たちに講義と演習を行ってくださいました。

 御覧のように、高学年の児童はとてもしっかりした姿勢で大西先生のお話を聴き、探究型学習への理解を深めていました。

 大西先生のお話はいつも先進的でユニークです。今回も感心したのは、次のようなお話。

「桃太郎のお話ってあるよね。なんで、お供は犬、きじ、さるなんだろう?こんなことも、調べてみたい疑問になるね。それと、桃太郎はお供をどうやって評価したのかな。当然、鬼ヶ島にいって働きをしたのなら、それは評価の対象になるだろう?それって、いわゆる「論功行賞」だよね。戦国武将も、兵士を戦いぶりで評価した。すると、社会科にもつながってくるね。どう?調べてみたい疑問って、いっぱいあるだろう。」

 加えて、理科の自由研究の発表についても「これまでは模造紙やノートにまとめていただろうけれど、クロームブックのスライドや動画を使ってもいいんだよ。」など、ICT機器を使っての可能性をたくさん示唆してくださいました。高学年の児童には大きなヒントになったと思います。

 新しいものを導入するときは、必ずマイナスファクターが働きます。脳学者 中野信子先生によれば、日本人は世界一不安を感じやすい国民性だとのこと(なんでも、幸福をつかさどる脳内物質セロトニンを運ぶ遺伝子が短い人の割合が世界一多いそうです)。それ故に日本人は勤勉で、貯蓄を好むのだとか。うーん納得。だから、chatGPTの導入においても、「不安だー」「どうすんだー」と、あれやこれやと意見が飛び交っています。

 ただ、大西先生のお考えはいつも一つです。

「ICTはもう子供たちの生活の一部になる。社会のよき構成員として、活用しないわけにはいかない。だから、よいところも危険性もしっかり勉強して、正しく使っていこうよ。豊かで賢い生活を送るために。」

 まったくそのとおりだと思います。夏休みは自由研究にぴったりの季節。ICTを賢く活用して、知的好奇心を高めてほしいと思います。

 大西先生、本日も大変ありがとうございました。

6年生最後のプール そして林間学校フォークダンス練習

 今日も関東一円に熱中症警戒アラートが発令されました。幸い、午前8時30分の段階ではWBGT(熱中症指数)が「危険」になっていなかったので、1時間目、6年生は着衣泳を行うことができました。他の学年同様、「浮いて待つ」の基本にならい、「泳がないで、浮いて体力の消耗を避け、救助を待つ」ことを指導しました。

 6年生にとっては小学校最後の水泳指導になりました。思い出の1ページに刻みつつ、夏の安全な生活に生かしてほしいと思います。

 同じころ、体育館では5年生が林間学校のフォークダンスの練習に打ち込んでいました。

 この男女で組むフォークダンス練習、学年・学級の雰囲気がよくないと、なかなかうまくいきません。子供たちが真剣に取り組もうとしないことがあり、せっかくの練習が台無しになることがあるのです。ところが、この5年生は違いました。そんな心配は皆無!でした。みんなで協力して、いい思い出をつくろうという雰囲気を感じ取ることができました。練習はとてもスムーズで、意欲的にみんなで一丸となって打ち込もうとする姿勢が伝わってきました。

 5年生の林間学校、素晴らしい行事になりそうです。

 さあ、夏休みまであと2日。暑い日が続きそうですが、お子さんの体調管理にご配意くださるようお願いいたします。

流しそうめん体験 おやじの会の皆様 PTA行事支援の皆様 ありがとうございました

 7月15日(日)は、最高気温38度の猛暑日となりました。そんな、暑い中でしたが、「おやじの会」の皆様とPTA行事支援の皆様のご協力のもと、希望者を対象に「流しそうめん体験」を行いました。

 気温が35度を超える中での準備で、皆様にはご苦労をおかけしましたが、参加した子供たちは一同に楽しそうに流れてくるそうめんをたぐって、すすっていました。

 昨年もそうだったのですが、子供たちのうれしそうな顔をみるとこちらもうれしくなります。地域のコミュニティーはこうしてはぐくまれていくのだな、と改めて感じます。今年はお祭りも復活し、コロナ禍で薄れた地域の絆ががまた戻ってきそうです。これもうれしいことですね。

 大変な暑さの中、入念に準備してくださったおやじの会の皆様、PTA行事支援の皆様、本当にありがとうございました。

 このページは日曜日に更新しています。働き方改革推進のため、短めで申し訳ございませんが、ご理解とご協力のほどをお願いします(笑)。

一学期も残りわずかです

 今日は熱中症指数が「注意」レベルだったので、業間・昼休みの遊びも、プール学習も無事に行うことができました。いやーありがたかった。暑いのにプールに入れないのでは、子供たちがかわいそうですから。

 学期末の授業の様子を少しだけお伝えします。

 先日お伝えした着衣泳。他の学年でも続々実施できました。どの学年の子供たちも、着衣のまま水に入った時の抵抗感・重さにびっくり。この経験が大切です。

 まずは、危険な水遊びをせず、着衣のまま水に落ちる事態を避けること。万が一水に落ちたら、「浮いて待つ」を徹底すること。命を守る、大切な条件です。

 各学年で、教科学習発表会が続いています。自分で調べて終わり、ではなく、他の児童にわかりやすく発表すること。これが学力向上のプラスとなります。ほかの子に説明するうえで、この言葉で大丈夫かな。ここに説明を加えたほうがいいかな。あれこれ考え、発表の原稿を校正する段階で、思考力やコミュニケーション能力がぐんと深まっていきます。

 教育先進国フィンランドでも、このアウトプット学習を非常に大切にします。自分の思いは、他者に理解してもらうことで価値が高まりますから。

 3年生のそろばんの授業です。そろばんの計算方法は、合理的な計算や柔軟な思考を深める上で非常に有効とされています。算数の究極の目標は「念頭操作」と言われます。指やおはじき、数理ブロックを使って計算するのが「具体操作」。紙と鉛筆で図を使って計算するのが「半具体操作」。そろばんもこの「具体操作」に当たります。そろばんの練習を続け、熟練してくると頭の中にそろばんの珠ができて、そろばんがなくても計算できるようになります。これが「念頭操作」です。スマホや紙と鉛筆がなくても、すらすら計算ができる。それが算数の究極の目標というわけですね。そろばんはそうした力を高める上で、非常に有効とされています。

 

 今はスマートフォンにも計算機能が付いている時代です。今時そろばん?そろばんの計算練習って、意味あるの?スマホに計算機付いてるんだから、暗算なんて、できなくってもいいじゃん!そんなご意見もあるでしょう。

 でも近年、そろばんは欧米やアジア諸国でも取り入れられ、「世界最良の算数教具」としてのグローバルな教育ツールになりつつあります。それを日本人が知らないでは、ちょっと沽券にかかわりますね(笑)。

 軽佻浮薄がもてはやされる世の中ですが、遠回りや面倒なことの中にもたくさんの大切なことがちりばめられています。選り好みせず、先入観ももたず、とりあえずチャレンジ!そうした姿勢をもつ子供たちを育てたいですね。

通学班会議を行いました

 今日は熱中症指数が今週はじめて「注意」レベルだったので、業間休みに外遊びができました。でも、昼休みは「通学班会議」を予定していたので、各教室に通学班ごと集まって、安全な登下校について話し合いを通して確認しました。

 今日の通学班会議では、特に以下の点を確認しました。

〇 登下校中、石を蹴飛ばしたり、拾った棒を振り回したりと危険な行為をしないこと。

〇 急な雷雨など、天候が急変したら、慌てず近くの避難できる場所に避難すること。また、傘をさす場合、風にもっていかれないようにしっかり握ること。

 小さなことですが、経験がない子供たちには教えることが大切です。

 登下校中の石けりにはちょっと困っています。危険な行為です。蹴った石が他者にぶつかったり、通りがかった車にぶつかったりしたらおおごとになります。でも、注意しても、なかなかやめない子が多いと感じます。子供はいらいらしているとき、また、開放的な気分になったとき、そうした行為を行うことがあるようです。

 私の主観ですが、昔に比べて、今の子供はいらいらしていることが多いように感じます。昔の子供は、もっと時間に余裕がありました。周りに豊かな自然がありました。野原で転げまわったり、草原に寝転んで流れる雲を見つめたり、小川のせせらぎをじっと眺めたりして、ストレスを解消していました。自分を癒すことができました。

 それに比べ、今の子供はずっと忙しく、生活環境に多くの制限があると思います。ゲームに癒しを求める子もとても多くなっています。しかしゲームにはVDT症候群やゲーム依存など多くの弊害があることが科学的に証明されています。今の子供たちの辛いところです。

 学校帰りは、開放的な気分になり、友達と悪ノリしたくなることもあるでしょう。でも、やってよいこととやってはいけないことがあります。それをしっかり伝えていくのも、大人の役目です。夏休みに向けて、改めて交通ルールやマナーについても確認する必要があると思います。

 ご家庭でも、改めて登下校中の安全な歩行について話題にしていただければ幸いです。

3年生 着衣泳を行いました

 各学年は、水泳学習の最終日に「着衣泳」を行っています。万が一水の事故にあっても、自分で自分の命を守ることができるように、です。今日、熱中症指数が「危険」に達したのは業間休みの時間帯だったので、業間休みからは外での活動を中止にして、1,2時間目のみ水泳学習を行いました。

 今日、3年生は着衣泳を行いました。まずは水慣れをしてから着衣泳の説明をしました。

「水慣れが終わったところで、いよいよ着衣泳に入ります。もってきた服を着て、靴を履いてください。」

 子供たちはどきどきしながら、服を着ます。「なんか変な感じ・・・。」

 さあ、いよいよ着衣のままプールに入りました。「きゃー!」「おわー!」楽しそうな絶叫がプールにこだましました。

「水の中を歩いてみましょう。」

「あ、歩きにくい!」服を着たまま水の中を歩くというはじめての感覚に、みんな一同に驚いていました。

「では一度、上がってみましょう。」

「うわ、重いのはんぱない!」水をたっぷり含んだ服は、ものすごく重くなっていて、その重さに子供たちは改めてびっくり。

「今度は、フロートにペットボトルを使ってみましょう。こうやってペットボトルを抱きかかえて、泳がないようにして浮いてください。」

「む、むずかしい・・・。」「できたー!」

 こうして、楽しく1時間で着衣泳は終了しました。「いぇーい!」

 着衣のまま水に落ちると、重い衣服が体にからまって、身動きがとれなくなります。あせって手足を動かすと、余計に絡まって、ますます動けなくなります。手足を動かすと、急速に体力を消耗します。また、落ちた瞬間シャツがめくれかえって視界をふさぐこともパニックのもととなります。

 そのため着衣泳の基本は「泳がない」こと。今日子供達には「浮いて待つ」ことの大切さを伝えました。着衣のまま水に落ちたら、あわてず騒がず、流木やペットボトルをフロートにすること。そして体力を消耗することなく浮いて待ち、救助を待つ。これが一番確実な方法です。

 ヨーロッパの運河がある地方の学校は、水深3mものプールで授業を行うと聞きます。子供たちは服を着たままプールサイドに立ち、そこで先生方がえいやっと子供たちをつき押して、子供たちはプールに落ちます。すると、あまりにも思うように動けなくて、足も届かないのでパニックに陥る。その経験から、子供たちは「服のまま水に落ちるとなんて大変なんだ!」と危機感をもって着衣泳の必要性を学んでいきます。

 一方、日本の小学校のプールは深いところでも水深1m10㎝です。子供たちはすぐに足が着くプールで、バタ足やクロールの練習をします。子供たちの安全のためにもそれがよいと考えられていますが、それが仇となるケースもあります。

 もう30年近く前になりますが、北海道で5人の中学生が川岸にあった筏に乗って遊んでいたところ、ロープがほどけて川に流れだしてしまいました。その結果、着衣のまま水に飛び込んだ子が亡くなるという悲惨な事故がありました。5人のうち泳ぎに自信があった子が3人、自信がなかった子が2人。意外にも助かったのは、泳ぎに自信がなかった2人でした。泳ぎに自信があった3人は向こう岸にたどり着こうとして着衣のまま水に飛び込み、そのまま溺れてしまったというのです。残りの2人は、筏に乗ったままだったので、救助を待つことができました。安全なプールで軽々長い距離を泳げる3人は、助かる自信があったのでしょう。なんとも皮肉な話です。

 着衣泳は、命を守るために必要な学習です。ヨーロッパの国々では、水泳学習とは着衣泳のことで、命を救うための泳法を学ぶことがメインとのこと。「クロールや平泳ぎは、ボーナスのようなもの」という認識のほうが強いとも聞きます。。一方、バタ足、蹴伸びから入る日本の水泳学習のやり方は、オリンピック選手を育てるための方法ともいわれています。ヨーロッパのやり方も、大いに学ぶところがありますね。

 まずは、危険な場所で水遊びをしないこと。そして万が一、着衣のまま水に落ちたら、慌てず騒がず、浮いて待つこと。ご家庭でも、お子さんにお声がけをいただければと思います。

一年生 アサガオの絵

 今日も昨日に負けず劣らずの暑い一日になりました。今日も、9時過ぎに熱中症指数が「危険」になりました。水泳学習はまだ熱中症指数が「危険」になる前の1時間目のみとして、それ以降の外・体育館での運動・遊びは中止としました。子供たちにとっては残念だった思います。それでも、子供たちの大切な健康を損ねるわけにはいきません。もしお子さんが「今日も外で遊べなかったー」とこぼしていたら、フォローをいただければ幸いです(笑)。

 今日をいれて、1学期は残り7日間。追い込みに入りました。学習のまとめに余念のない学級や、まとめのテストをがんばる学級など、学期末特有の雰囲気にあふれていました。

 1年生の教室を訪れると、「クレヨンやパスは友だち」という単元で、子供たちがアサガオの絵を一生懸命描いていました。ぼかしの技法を使うと、実にきれいなアサガオを描くことができます。事実、画用紙の上に、色鮮やかなアサガオが満開になり、みんなとっても上手でした。子供たちはみな「きれいに描けた!」と大満足でした。

 1年生がこれほどアサガオをきれいに描けたのは、毎日がんばって水やりをしていたアサガオの花が、やっときれいに咲いたからです。それがうれしくて、その想いを、このアサガオの絵に込めたからです。

 図工はこれが大切なのです。想いを作品という形にするのが図工、いや芸術の神髄です。「さあ、未来の夢を描いてみよう」と呼びかけでも、多くの子が戸惑って、なかなか筆が進みません。でも、このように投げかけると、絵が変わるのです。

「みんな、毎朝アサガオの水あげ、がんばったねえ。そのおかげでアサガオの花がとってもきれいに咲いたよ。アサガオの花がみんなに『水をたくさんもらってうれしいな。おかげできれいな花がさいたよ。ありがとう!』ってお礼をいってるよ。ほんとうによかったね。そのうれしい想いを、きれいな絵にのこしてみない?」

 絵は想いです。たとえ技術は未熟でも、まっすぐ引こうとした線がぐにゃぐにゃ曲がっても、自分が感じたことを一生懸命表そうと想いをこめて描いた絵は、美しく、そして魅力的で、まばゆいばかりの光を放つのです。

 「生成AI」が普及しています。お金をかければ、誰もがプロのような作品をコンピューターグラフィックスで創造できる時代になりました。でも私にとっては、「そんなもん」です。(プログラマーの方、ごめんなさい)今日、1年生が想いを込めて描いたアサガオの魅力を上回ることなど、コンピューターグラフィックスにできるとは思えないのです。

 1年生のみんな、アサガオの絵、とってもすてきに描けたよ!

 

 

とても暑い日でした

 7月10日(月)、熱中症警戒アラートが発令されました。熱中症指数が午前9時30分過ぎに「危険」になったので、残念ですが2校時以降の水泳学習や外・体育館での運動を中止にしました。子供達には残念だったと思いますが、熱中症にかかる危険性と引き換えにはできません。この暑さは数日間続きそうです。ご家庭でもご配意くださるようお願いします。

 朝は表彰朝会を行いました。暑さのため、体育館に集まることを避け、オンラインで実施しました。校内硬筆展で、特選以上の成績をとった児童を校長室で表彰し、その様子を各学級に中継しました。

 

 その後、子供たちに話をしました。

「賞状をもらった人たちは立派です。でも、賞のあるなしにかかわらず、最後まで丁寧に作品を仕上げた人はそれに負けないぐらい立派です。硬筆展の目的は賞をもらうことではなく、練習の成果を生かして、ふだんのノートの字を美しく書くことです。そのことを意識してくださいね。」

 授業の様子をいくつかお届けします。2年生の紙粘土作品づくり。絵具を混ぜるときれいな色になることと、加工がしやすいことでみんな大喜びで作品をつくっていました。

 5年生は林間学校の準備に余念がありません。林間学校のNGワードは「先生、次どこいくんですか?」です。しおりが頭に入っていれば、迷わず、みんなと集団行動ができますね。そのための事前学習はとても大切。しっかりできていました。

 6年生は総合的な学習の時間で「世界の国々の生活習慣と文化」を調べ、発表していました。発表もよくまとまっていたけれど、さすが6年生。聞く態度もいいですね。

 さあ、今週が終わればいよいよ3連休。それが過ぎれば、夏休みはもう目と鼻の先です。暑さに負けず、最後まで子供たちががんばれるようご家庭でのご支援をお願いいたします。

 

ディジタル・シチズンシップ授業を行いました

 今日は、とても暑い日でした。WBGTを常に監視して、その結果、昼休みの外遊びを中止にしました。子供たちにとっては残念だったと思いますが、熱中症は本人に自覚がないところで急に気分が悪くなったり、熱が出たりするので、やむを得ないところです。週末は最高気温が少し下がるようですが、くれぐれもご家族の熱中症防止にご配意ください。

 本日、5年生と中学年を対象に、「ディジタル・シチズンシップ教育」を行いました。講師はいつもお越しくださる吉川市教委 教育指導支援員 大西 幸雄 先生です。複数の教室で同時に授業を行うため、大西先生は会議室からリモートで講義を行ってくださいます。

 子供たちは大西先生のお話を、モニター越しにしっかりした態度で聞きます。大西先生からも、子供たちの様子はよくみえています。

 今回の講義の内容は、SNS上の情報の取り扱い等でした。大西先生が示された資料をもとに、子供たちは話し合ったり、じっくり考えたりして、意見をまとめていきます。ご覧のように、たくさんの子がしっかりした答えをワークシートに意欲的に書き込んでいました。

 大西先生の講義は、教えるのを最小限に留め、結論も求めません。そうすることで、子供たち自身の「納得解」を引き出すのです。常に「どうするのがいいと思う?」と子供の考えを尊重します。教えすぎは子供たち自身の考えを深めることにはならないからです。指導者として、最新で魅力的な教材を提供し、子供たちの話し合いを活性化することで、教育の効果を上げていらっしゃいます。

 何より、ICTの長所も短所も理解し、正しく活用することで自らの生活を豊かにする子、社会のよき参画者となる資質と能力をもつ子の育成に重点をおいていらっしゃいます。チャットGPTにしても、あれこれ危惧して敬遠するより、「まずは使ってみましょうよ!楽しいから。」というのが大西先生の一貫した姿勢です。

 吉川市の子供たちも教職員も、こうしたご指導を継続的に行っていただくことで、ICTの「食わず嫌い」がほとんどないように感じます。そして、「あっ、こうして使うといいじゃん!」というアイディアを協働して考え、よりよい答えをみつけていく。そうした好循環ができていることをはっきり感じます。

 到来するsociety5.0。その豊かさを享受し、自らの生活を向上させていくことは自己実現と幸福につながります。吉川市の子供たちは、本当に幸せだなあと思います。大西先生、ご指導をありがとうございました。

音楽 合奏練習 いいですね!

 今日も暑かったです!ネット上のWBGT指数とにらめっこでした。「危険」レベルには上がらなかったものの、油断しないで子供達が熱中症にならないよう気を付けていきたいと思います。

 5年生が、合奏練習をしていました。今日はパート練習で、全体での音合わせには居合わせなかったものの、すごく真剣で、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

 織田先生の指導のもと、テンポよく、リズミカルに練習が進んでいました。中には、リズムに合わせて踊っている子も。いいですね!リズムを身体で刻むって、音楽を楽しむ基本の一つです。

 やっぱり、合奏はいい。合唱も素晴しく楽しいのですが、高学年になってくると声を出すことをためらいがちになる子もいます。無理もありません、それも成長過程です。でも合奏なら、気兼ねなく音が出せます。学級の雰囲気がよいと、「音間違い」も笑って許せるのがいい。音楽室は明るいムードに包まれていました。

 昨日、プログラミング学習をやらせていただいて、すごく楽しかったのですが、この合奏も「楽しそうでいいなあ」です。自分が奏でた音と、他の楽器の音がばっちり合わさって、曲が完成する。これが合奏の楽しさです。

 これこそ、みんなで音楽を学ぶ喜びですね。リモートも便利でいいけれど、やっぱりみんなが音楽室に集まるのが一番だと思います。

4年生 プログラミング学習を行いました

 昨日より、最高気温はちょっと低かったようですが、蒸し暑さは相変わらずです。学校では、常にWBGT(熱中症指数)の監視を続け、子供たちに注意喚起しています。おうちでも、着脱できる服装等にご配意ください。

 プログラミング教育。学校に課せられた新しい課題の一つです。子供たちがICTを有効活用して、自らの生活を豊かにしたり、ICT社会の望ましい参加者になるための学習です。

 今日、4年生の教室をお借りして、私(校長)が主担当で授業を行いました。教材は、吉川市教育委員会からお借りしたSONYのMESHというセンサーです。MESHはとても優れた教材で、「ボタン」「LED」「動き」「人感」「明るさ」「温度・湿度」等からなり、クロームブック上のアプリで簡単なプログラムを組むことができます。

「はい、じゃあ今日はSONYのMESHというセンサーを使ってプログラミング学習を行います。SONYって、知ってる?プレステとかつくっている日本有数のメーカーだよ。」

「あー知ってるー!!」 

 早速、MESHをクロームブック上のアプリで接続します。「MESHをクロームブックとブルートゥースで接続します。みんなブルートゥースって、知ってる?」

「あー知ってるー!!」「けっこう簡単そう。」

 やり方を覚えた子供たちは、さっそくMESHの接続に挑戦します。少し時間がかかりましたが、次々に成功しました。「やったーつながったー!」そして、センサーの動きを試しました。例えば、「ボタン」と「LED」を接続すると、ボタンを押すとLEDが点灯します。また「動き」とクロームブックのスピーカーを接続すると、動きセンサーを軽く振ると、スピーカーから警報音が流れるようになります。子供たちから、「おー!」と歓声が上がります。 

「よーしみんな、よくがんばったー。もっと時間をあげたいけど、すまないがここまでー。」

「えー、もっとやりたいですー!」

「ごめんごめん。でもこの授業は、ここからが本番なんだ。このセンサー類を使って、生活に役立つプログラムを考えてもらいます。例えば『プリン泥棒防止装置』!おうちの人から、「宿題終わったら冷蔵庫のプリン食べていいよ」といわれました。でもそのプリンを弟が狙っています。そこで冷蔵庫の扉に「動きセンサー」を貼り付けておきます。そしてクロームブックのスピーカーと接続して、弟が冷蔵庫を開けようとしたら、センサーがプリンのピンチを教えてくれるわけ!どう?生活に役立つでしょう。」

「アハハハー!」「おもしろーい!!」

「そう、じゃ、みんなで生活に役立つプログラムを考えてみよー!」「わーい!!」

 子供たちは自分で考えたり、話し合ったりしていろいろなプログラムを考えていきました。部屋の窓から朝日が差し込んだら、『起きなさーい!』という音声が流れる目覚まし時計。気温が30度以上になると、「水分を摂りましょう。」と教えてくれる熱中症防止センサー。おうちに帰ると、明るさを感知して「おかえりなさい、お疲れさまー」といってくれる思いやりセンサー。いやー、どれも素晴らしいアイディアでした。子供の発想の柔軟さに驚かされるばかりでした。

 おりしも文科省からchatGPT使用に関するガイドラインが発出されました。その主なねらいは、ICTを正しく活用して、自らの生活を豊かにしたり、新しいアイディアを創造するための有益な資料にしたりすることです。

 でも、大人が心配するより、物心がついたことからICTに慣れ親しんでいる子供たちは、紙や鉛筆のように、ずっと自然にICTを便利に、そして有益に使いこなしていくかもしれません。今日の子供たちの様子をみて、そんな希望をもつことができました。

 このMESHを使った授業、今後も校内で広げていく予定です。未来を担う、よりよいICTの使い手の育成を目指して。

 

さ~さ~の~は~ さ~らさら~♪ 各教室の七夕飾り

 今日もとても暑かったのですが、昨晩のうちに雨が降ったので昨日よりはいくぶん気温が下がったかな?という感じでしたが、やっぱり暑かったです。

 今週金曜日はいよいよ七夕まつり。学校用務員の山崎さんが、各学級に笹の木を配ってくれました。子供たちはさっそく、短冊に願いを書き込んでいました。

 1年生の教室では、先生が子供たちの書いた短冊を飾り付けていました。きれいですねえ♡

 子供たちも、一生懸命短冊に願いを書いていました。

 「棚機(たなばた)」とは、古い日本の禊ぎ行事で、乙女が着物を織って棚にそなえ、神さまを迎えて秋の豊作を祈り人々のけがれをはらうというものでした。そのため、願いは織姫の機織りにちなみ、「技能向上」を願うものとされています。そのため、「おかねもちになりたい」はちょっとちがいます(笑)。誰ですか、「switchのソフトがほしい」とか書いているのは。サンタさんへのお願いじゃないってば。

 子供たちもそこのところをきちんと理解していて、「スイミングでもっと泳ぎたい」とか、「テストで100点とりたい」と純粋な願いを書いていました。よしよし。一人の子が、「身長が120センチ以上伸びるように」と書いていたので理由を聞いたら、「前に行ったジェットコースターに身長制限で乗れなかったから、次は乗りたいんだ。だから、120センチ以上に伸びたい。」といっていました。なんて純粋なお願いでしょう。思わずほろり、としてしまいました。大丈夫、きっとかなうよ。

 子供たちの短冊の願いをのせて、7月7日はよく晴れますように。そして織姫様と彦星様の、年に一度の逢瀬がかないますように。

 

国語研究授業 文学教材を読み解く楽しさ

 今日も猛烈な暑さとなりました。でも、今のところ熱中症で体調を崩す児童が出ていないのは、ご家庭でお子さんの体調管理をしっかりしていただいていることが大きいと思います。どうもありがとうございます。

 本日、2年1組と3年2組で国語の研究授業を行いました。研究テーマは、「読む力の向上」です。本校児童は、県の学力状況調査等から、「読む力」が県平均より低い傾向にあります。そこで、国語科を中心に、子供たちの読む力が向上するよう指導法の改善に取り組んでいます。

 2年1組は「スイミー」の授業です。元気をなくしたスイミーが、海で見かける楽しいもの・美しいものに触れ、元気を取り戻す場面の様子をじっくり読みこみました。虹色のゼリーみたいなクラゲ、ブルドーザーみたいなイセエビ、頭をみるころは尻尾をみたことをわすれるぐらい長ーいうなぎ・・・。その幻想的で美しい場面を読み取り、豊かに想像して話し合いました。

 読み取った自分のイメージを絵や言葉で表し、黒板に貼って、スイミーを囲む海のすてきな生き物たちの場面を学級全体で再現してみました。子供たちはよく意見を出し合い、考えを深め、物語世界に浸ることができました。

 3年2組は、「まいごのかぎ」です。主人公の「りいこ」が、ふとしたことで手に入れたかぎが、不思議な世界に誘ってくれる幻想的な物語です。物語の冒頭、一生懸命描いた図工の絵を友達に笑われたことで自信をなくしたりいこは、まいごのかぎの持ち主を探している間に不思議な光景をたくさん触れて、徐々に笑顔を取り戻していきます。

 りいこの気持ちがどのように変化していくか、叙述に基づいて丁寧に読み取っていきました。

 子供たちはりいこの心情の変化を示す記述を読み取り、それをもとに意見を交換して、学級全体で考えを共有しました。感心したのは、各自がワークシートに自分の考えをしっかり書けたことです。これは日ごろから意識して練習しないと身に付かない力で、ふだんのがんばりを感じることができました。

 「スイミー」も「まいごのかぎ」も、子供たちの眼前に美しいイメージを広げ、想像力を掻き立ててくれる魅力的な文学教材です。授業で身に付けた物語を読み味わう力を、夏休みの読書にもいかしてほしいと思います。

 冒頭、「読む力の低下」と申し上げましたが、本校児童に限ったことではありません。読解力の低下は、全国的な傾向です。いえ、わたしたち大人も読む力が低下していないでしょうか。主たる原因は、ネット動画の普及等により、ふだんから文字に慣れ親しむ機会が減少しているからだと思います。

 それでも、読む力は、すべての学習の基盤となる非常に大切な能力です。北谷小では授業研究を通じて、子供たちの読む力を高めていきたいと考えます。

 

授業参観にご参加ありがとうございました

 今日は間違いなく、今シーズン最高の暑さだったと思います。そんな中で申し訳なかったのですが、第一学期授業参観を実施いたしました。

 大変申し訳ないことに、都合で5年生の授業参観を来週に延期させていただきました。詳細につきましたは、6月28日(水)の午後に配信したメールをご覧ください。来週6日(木)、7日(金)にコースに分けて実施し、開始時間、林間学校説明会についても今週と同じ時間帯に実施いたします。本当に申し訳ございませんでした。

 授業参観の様子を、一部お届けします。

 どの学級でも、子供たちが集中してがんばる姿をみることができました。おうちの人にがんばっているところを見せたかった子が多かったと思います。この暑さの中ご来校いただくことは心苦しい限りだったのですが、やはり子供たちは保護者の皆様がいらしてくださるとうれしいと思います。

 もし、授業で小さなことでもよい姿勢やがんばりがみられたら、おうちで大いにほめていただければと思います。ご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。

 明日は二日目となります。引き続き、よろしくお願いいたします。

これは大変!玉止め・玉結び

 今日は今年一番!と思えるほど暑い日でしたが、それだけにプールは最高だったようです。水面も子供たちの笑顔もキラッキラでした。

「校長先生、きもちいーでーす!」

 5年生が家庭科で「本返し縫い」「反返し縫い」「かがり縫い」に挑戦しました。これがまた、悪戦苦闘の連続でした!「先生、どうやるんですか~?!わからなくなっちゃいました~!」「ほら、がんばれー!」

 「ほら、こうすれば大丈夫。あとは自分でできるね?やってごらん。」「ありがとうございました!」

 「よーし、玉結びできた!」「あれれ、どうやってやるんだっけ?」「大丈夫?教えようか?」

もう大騒ぎの教室。

「よーしみんな、その調子。がんばって仕上げよう!」

 授業では本返し縫いなどを教えたのですが、その前段階の玉止め・玉結びで苦労していた子も少なくなかったようです。無理もありません。練習を続けなければ簡単に身に付くものではありません。それでも、互いに教えあいながら、なんとか練習を終えました。終わった子は、フェルトの小物入れづくりにとりかかります。そこまでたどりついて小物入れづくりをやりたい!と思ってがんばった子が多かったようです。

 子供たちは苦労して家庭科の裁縫の技術を練習しました。ご家庭で衣服のボタンがとれた場合、ぜひお子さんに任せてみてください。「あれ?学校の家庭科で、ボタン付けやったよね。ちょっとこれ、付けてみてくれない?」…ぜひ、「えー?!」「むりー!」と言われても、ぜひお願いします(笑)。

 学校で身に着けた基礎・基本は、実生活で生かせてこそ理解が深まります。調理実習も、この裁縫技術も同様です。イスラエルには、「子供に手伝いをさせないのは、泥棒を育てるも同然だ」ということわざがあります。働くことの意義や価値、そして喜びを教えることが大切だと思います。

 5年生、よくがんばりました。 

授業は学校の命 研究授業がんばります

 梅雨らしい、蒸し暑い一日になりました。どの学年もプールに入れたので、子供たちは大喜びでした。

 5時間目、2年生で研究授業が行われました。私たち教師は、初任者、二年次、三年次、五年次、十年次と研修を行うことが義務付けられています。その二年次の研修です。

 国語「スイミー」を読み深め、スイミーがなぜ大きな魚を追い払うことができたかを話し合いました。担任はとても一生懸命で、子供たちもそれによく応え、発表は話し合いで、みんなよくがんばっていました。

 こうするともっとよくなるよ、という改善点もありました。そこは市教委から派遣された指導者の先生にご指導をいただき、振り返りを行いました。指導をいただいた点は、次の実践に生かし、よりよい授業の創造を目指します。

 授業は私たち教師の命です。その思いは、初任者のころからずっと変わりません。授業で子供たちを変える、授業で伸ばす。そのために、欠かせないのが研究授業です。研究授業こそ、私たちが最も大切にすべき職務です。

 そして授業の腕は、研究授業を何度も何度もこなさない限り、伸びることはありません。研究授業は、準備も当日の指導も、大変です。教室の環境整備も、事前の生徒指導も、やるべきことがたくさんあります。しかもその間は、通常業務が滞りがちになります。やっとの思いで授業が終わると、横に寄せていた通常業務が押し寄せてくるので、余計忙しくなります。それでも研究授業は、教師の成長のために絶対に必要なものです。

 そして誰もが最初から授業が上手なわけではありません。最初はみんな、戸惑いながら緊張しながらぎこちない授業しかできません。それが、経験と勉強と、多くの指導を受けることで徐々に上手になっていきます。子供たちにとって、わかる楽しい授業を行うことができるようになります。その評価は、子供の笑顔と学力の伸びです。私たち教師は、子供たちに成長させてもらっています。

 「先生、今日の授業、楽しかった!」という子供の言葉と笑顔は、私たちの最大級の賛辞です。そんな笑顔がたくさん増えるよう、これからもがんばっていきます。

 

 

 

 

6月26日(月)今日のできごと

 梅雨の合間の晴れ、というにはちょっと合間が長すぎという気もします。一日、蒸し暑い日でした。授業の様子をお伝えします。

 まずは4年生、プールに入れてラッキー!はい、シャワーで体をきれいにしましょう。

 さあ水慣れ。バタ足を思いっきりー!次に、頭を水に入れましょー!「きゃー!」

 3年生の算数です。答えが分かった人ー!おお、よく手が挙がっている!

 1年生は、席替えー!やったー新しい席になりましたよー!

 1年生も、プログラミング学習に取り組みます。やったー、ひよこが動いたー!とっても楽しそうでした。

 「スイミー」を読んで、比喩表現からイメージを広げましょう。「虹色ゼリーのようなクラゲ」って、どんなクラゲ?ブルドーザーみたいなイセエビって?できあがったイメージを、共有してみんなで見比べました。

 

 5時間目は、5年生が鉄棒の練習に一生懸命打ち込んでいました!「校長先生!後方腕立て支持回転(空中逆上がり)」って、どうやってやるんですか?!」その意気やよし!練習を続ければ、必ずできるぞ!

 暑い中ですが、どの学級もがんばって学習や運動に取り組んでいました。気が付けば、夏休みまであと一か月。1学期のラスト一か月を、健康をキープして乗り切りましょう!今日も一日、よくがんばりました!さあ今週も、ファイト!!

 

 

4年生 ICT学習

 今日も梅雨らしい曇り空になりましたが、業間も昼休みも運動場で遊べたことは幸いでした。しかしプールの規定温度に達しなかったことから不満噴出した学年もあったようです(笑)。

 4年生がICT支援員の湯川さんのご協力のもと、ICT学習に取り組みました。使用したのはGoogleclassroom(Googleのアプリ)「オクリンク」と「ジャムボード」です。どちらも学習に役立つ統合ソフトです。私は「オクリンク」の学習に立ち会いました。

「それでは、アイスクリームについて調べた情報を共有しましょう。各自、ポータルサイトでアイスクリームのことを調べて、画像を登録してみてくださーい。」「うおー、アイス。」「やったー。」「あ、アイスの実。これ大好きー。」

「はい、画像ができたら、そこに簡単な説明文を入れて、オクリンクに投げてくださーい。」

「はーい。」「え、文字ってどうやって入れるんだっけ。」

 子供たちから集まってきた情報は、ぞくぞく共有フォルダーにまとめられ、そのまま表示されます。

「おー、きたきた。」

 手元に情報を共有できた子たちは大喜び。「あー、これ食べたことあるー!」「これ好きー!」

 素材がアイスクリームだっただけに、大喜びでした。調べた情報を、あっという間に共有することができました。

 従来だったら、調べた情報は発表会等を行うことで共有ができました。しかし、こうした統合ソフトを使用すると、瞬時に情報が共有できるため、いわゆる「協働学習」を行うことが可能となります。しかも、理論上は物理的な距離を問いません。

 チャットGPTの使用ルールなど、ICTやSNSの活用については、ルールの明確化の必要性が生じたり、トラブルの発生が予想されたりすることも事実です。だからといって、ICTを子供たちから遠ざけることはナンセンスです。そうではなく、ICTの優位性、利便性と短所を同時に理解し、学習効率を高めるため、または生活をより便利にするために使いこなしていくことが要求されます。それが「society5.0」といわれる社会です。

 まずは、ICTの便利さを学習する。そして同時に、情報モラルやマナーを学ばせ、ネット上の危険性についても学ばせていく。時間が十分とれない中ですが、しっかりと進めていきたいと思います。

交通安全教室を行いました

 今日は夏至。一年で一番昼間が長い日です。太陽もそこそこ出ていましたが、明日からは梅雨空が戻ってくるようです。

 本日、交通安全教室を行いました。吉川警察署交通課、交通指導員、市役所危機管理課の皆様を講師にお招きしました。2時間目が低学年、3時間目中学年、4時間目高学年の順に行いました。

 低学年は、まずDVDで交通ルールの大切さを学びます。ガチャピンとムックが出ていたので子供たちも大喜び。

「ガチャピンー!」「ムックだー!」

 一番危険性が高いと考えられる横断歩道について説明をいただきました。キーワードは「とまる」「みる」「まつ」「たしかめる」です。

 そのあと、体育館に設置した信号と横断歩道を使って、実際に横断歩道のわたり方を練習しました。

 3時間目は、中学年が運動場で自転車の乗り方と交通ルールについて学習しました。代表の児童に自転車で模擬コースを走ってもらいました。

 自転車のルール、「自転車安全利用五則」についてご説明いただきました。新たに加わったことは「ヘルメット着用」です。

 さあ、いよいよラストの4時間目。高学年児童が自転車の安全利用について学びます。

 ポイントは「三つの左」。①左側から乗る、②停車するとき左足を着く、③降りるときも左側に降りる です。模擬コースを走る子たちは、その原則をしっかり守ります。

 1時間の講習を終えて、最後お越しくださった皆様にお礼をいいました。「ありがとうございました!」

 吉川警察署交通課の方にお聞きしたのですが、自動車事故は全般的に減っているものの、自転車の事故は増えているそうです。特に、中・高生が下りの坂道をノーブレーキで走り降りたり、かなりの速度を出して走ったりすると事故を起こしやすいとのこと。私たち人間の脳は、束縛から解放されたり、乗り物の速度が上がると快感を感じるようにできています。遊園地のジェットコースターなど、最たるものです。放課後、自転車でかっ飛びたくなるのは本能的な衝動です。怖いもの知らずの年代で、その誘惑に打ち勝つことは難しいでしょう。遊び仲間といっしょなら、なおさらです。それでも、私たち大人は子供たちに伝え続けなければいけません。交通事故の怖さ、恐ろしさを。

 そのために、ご多用の中吉川警察署や交通指導員の皆様がお越しくださり、子供たちに丁寧に指導をしてくださいました。本当にありがとうございました。これからも、引き続き交通ルール順守の大切さについて子供たちに伝えていきたいと思います。