学校ブログ
TK式標準学力調査を行いました
一転、一日曇り空が続き、とても寒い日になりました。2、3校時に「TK式学力標準調査」を実施しました。これまで行ってきた「全国学力状況調査」「埼玉県学力・学習状況調査」とは異なり、より明確に個人の学力の現在の状況と、今後の課題解決のためのアドバイスが届きます。
結果は3学期に個人に返却する予定です。詳しくは、またお知らせします。
学校で行う授業には、悔しいことに限界があります。私が担任をしていた平成の世には、放課後、学力の定着が十分ではない子を対象に、放課後補習を行うことができました。また、朝自習の時間を使って、個々のつまずきに対して個別指導をすることもできました。でも今は、それができなくなっています。安全面の理由から、放課後残すことはできません。朝の活動も全県的に原則行わないことになったので、個別指導が難しい。加えて学習内容の定着状況が不十分であるなら、全体的に立ち止まってもう一度学習しなおすことも行っていますが、教科書全般が厚くなり、学習内容が増えているため、それも難しくなっています。申し訳ありません。
そのため、子供たちの家庭学習をしっかり行う必要があります。今回のTK式には、今後の学習のアドバイスが多く含まれています。内容を精査していただいて、次の学年に進学するうえでの課題として、ご家庭で補習等に取り組んでいただければと思います。わからないところがあれば、学校でお尋ねいただければ担任等が対応します。
子供たちに学力を付けることは、子供の幸せを保障することになります。ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
二学期終了まであと3週間 今日の授業風景
朝はとても寒かったけれど、日中は暖かな陽気となりました(またおんなじこと書いてる!)。いよいよ二学期もあと3週間。今日の様子をお伝えします。
朝は、全校朝会を行いました。話したことは、12月10日の世界人権デーです。私の娘が小2のとき、小児医療センターに長期入院していたことがあります。その時驚いたのは、1年、2年と本当に長い間つらい入院に耐えている子がとても多いことでした。その子たちは日々病院で明るい表情で励まし合いながら耐えていたことが胸を打ちました。
その一方、先日テレビのお笑い番組で、司会者がひな壇のお笑い芸人に「お前、もう死ねや。」と笑いながらいっていました。あまりにも軽い扱い。公共の電波で、絶対いってはいけない言葉だと思います。こうしたメディアの影響でしょうか、些細なことで「もう死にたい」という子がいます。「もういやになった」を言い換えた言葉なのでしょう。でも私は、命を生み与えてくれた、保護者の方を悲しませるいってはいけない言葉だと思います。
誰もが、つらさに耐え、幸せになるために前向きに生きています。互いの命、人権は尊重されることが何より大切です。ご家庭でも、人権週間(12/4~12/10)を迎えるにあたり、人権の大切さを話題にしていただければと思います。
4年生が、体育で鉄棒に取り組んでいます。その後休み時間にも練習をしている子がいます。「えらいなあ」と思います。
文部科学省が行っている「体力・運動能力調査」によると、現在の子どもの体力・運動能力の結果をその親の世代である30年前と比較すると、ほとんどのテスト項目において、子どもの世代が親の世代を下まわっているといいます。一方、身長、体重など子どもの体格についても同様に比較すると、逆に親の世代を上回っています。
このように、体格が向上しているにもかかわらず、体力・運動能力が低下していることは、身体能力の低下が深刻な状況であることを示しているといえます。
それは、子供たちのせいではありません。子供たちが安心して遊べる時間・空間・仲間、この三つの「間」が、現代社会では十分与えられていないからです。
学校の教科体育では、子供たちを鉄棒好きにさせるための工夫を多く行います。中学年の指導で大切なことは、「登り技」「回転技」「降り技」をバランスよく教えること。高学年になると、自身の体重が増えるので、落下への恐怖心が芽生え鉄棒の練習への積極性が薄れてきます。低・中で鉄棒に慣れ親しませることがとても大切です。
だから、休み時間に鉄棒を練習している子は本当に素晴らしいと思います。
学校では、子供が体育を通して、体を動かすことに親しむよう指導しています。ご家庭でも、週末、お子さんと体を動かす機会をもってくださるようお願いします。子供を運動好きにさせるかどうかは、大人のがんばり次第なのですから。
持久走記録会 後日談
今日から12月。令和5年も、あと一か月になりました。月日が経つのは、本当に早いものですね。昨日「いつまでたっても寒くならない」など軽口を載せたら、今日はすごく寒くなりました。すみません。
先月28日(火)に行った持久走記録会について、後日談があるのでいくつかお伝えします。
まず、お知らせした通り、2年生は学級閉鎖の影響で12月7日(木)の3校時 10:30~に延期させていただきます。先日文書を配信させていただきましたが、それに伴い、LEBERの健康観察に「持久走練習に参加しますか」という表示が出続けるので、継続して入力をお願いします。
子供たちから、感想が出てきました。低学年の学級では、思ったような順位に入れなかった子供たちが、試走の時と記録が大きく向上していることに気付き、自分の成長を喜んだとのこと。中・高学年の子供たちも、教師が思ったほど順位へこだわることなく、「記録が上がった!」と喜んだ子が多かったとのこと。またある学級では、順位に納得がいかず落ち込んでいた子に、「順位よりも、完走できたことがいいことなんだよ。」と優しく諭した子がいたとのこと。「持久走記録会」に名称を変更し、順位よりも自身の記録の向上に、喜びと達成感を味わわせようとした成果が、至るところでみられました。
記録会の前に、子供たちからこんな話をいくつか聞きました。「〇位に入ったら、好きなものを買ってもらえるんだ!」
子供たちの励まし方の一つです。おうちの方の愛情と、何よりも期待が伝わってきます。でも、気になることがあります。〇位に入れなかったとき、子供たちはどう思うでしょう。保護者の方はきっと、「いいのよ、気にしないで。次、がんばれば大丈夫。」と言葉がけをされることでしょう。でも、子供はその経験不足から、結果を残せなかったという気持ちをうまく処理できず、心にもやもやを残してしまうことがあります。もちろん、それをモチベーションに変換できる強い子もいるでしょう。しかし、その方法で子供たちに持久走を好きにさせられるのか、私は疑問に思っています。
私は担任の時、子供たちにいつもこう伝えていました。「がんばった人は、みんな立派だ。途中で転んでも、歩いてもいい。それでも再び走り出して、ゴールできたら、それは素晴らしいことだ。結果は気にしなくていい。精いっぱい走ればいい!」
そんな甘いことでいいのか、この厳しい時代を生きる子供たちに結果を求めてはいけないのか、というお考えもあるでしょう。でも、「コンプレックスを跳ね返す強い意志の力」を築くには、土台部分に「自分ならできる!」という自信、「この競技が好きだ!」という前向きな姿勢、そして不安に立ち向かう「勇気」が必要なのです。それには結果で評価するより、過程を重視することが大切なのです。
今後も「持久走記録会」として、「順位より記録の向上。練習より1秒でも記録を縮めたらそれは素晴らしい成長。ライバルは、昨日の自分!」という考えを継続していきたいと思います。そして子供たちに「たとえ足が遅くったって、がんばれば記録が伸びるんだ!」という達成感と意欲をもたせ、持久走を好きにさせたいと思います。皆様にご理解をいただければ幸甚です。
通学班会議を行いました
天気予報は何やら「日本海側から寒気団が来て、真冬の寒さになるなるなるー!」としきりに脅かしますが、日中は一向に寒くならないですね(笑)。確かに午後陽が落ちると急に気温が下がるのですが、日中の暖かさは依然として変わらず、前半夏日が続いた11月も今日で終わります。
お昼休みに通学班会議を行いました。通学班の現状の問題について話し合いと指導を行い、安全な登下校の確立を目指すものです。
すべての班に共通して指導したのは、主に以下の内容です。
① 集合時刻までに集合場所に行く。集合時刻は、出発する時刻。明け方寒くなって布団から出にくい季節になったが、集合時刻をきちんと守る。
② 欠席する場合、遅刻する場合など、通学班で登校できない場合は連絡する。
③ 通学班の列を守る。横並びしたり、順番を無視して歩いたりしない。
④ 寒くなったが、ハンドポケットで転ぶと重いけがをする心配があるので、手袋をポケットに入れない。また、首が寒いからといって、フードを被らない(黄色い帽子が車から見えにくくなり、事故の確率が高まる)。
これからの季節、朝布団から出るのがおっくうになりがちです。でも、通学班は子供たちの安全を守ります。集団で歩くことで車やバイクから目立つし、時間を守ればそれぞれの場所に立つ登校ボランティアの方が守ってくださるからです。
また、両手をポケットに入れたままの子が目立ちます。気持ちはわかるし、大人たちがみんなやっているので無理もありません。それでも、小学生がハンドポケットのままつまづいて、前歯を損傷した事案もあります。永久歯は一生もので、失うわけにはいきません。だから、指導し続けるしかないと思います。
子供たちの望ましい生活習慣づくりのために、学校とご家庭が協力していく必要があります。特に、通学班では様々なトラブルが発生しがちです。集団で登校することがいかに安全を高めるか、ご家庭でも言葉がけをお願いいたいます。
令和5年度校内持久走記録会を行いました
最高の持久走日和となりました。残念ながら、2年生は学級閉鎖のため実施を延期させていただきましたが、他の学年は予定通り持久走記録会を行うことができました。大勢の保護者の皆様が応援にいらしてくださいました。
はじめに出走したのは3年生女子。大勢の保護者の皆様のご声援のもと、元気なスタートがきれました!
続いて、3年生男子のスタートです。その勢いから、「よし、がんばるぞ!」という気持ちが伝わってきました。
最後まで立派な走りを見せる児童に、会場から惜しみない拍手と声援が送られました。勇気と力になったことでしょう。見事なゴールをみせてくれました。とても感動的な場面でした。
続く4年生女子。スピードレンジが一段上がり、誰もがたくましい走りを見せてくれました。
中学年のラスト、4年生男子。ひたむきにゴールを目指して走る姿が力強く、立派でした。
1年生女子。誰も転ばず、スムーズなスタートができたのが素晴しかった!その後も見事な力走をみせました。
1年生男子のゴールを温かく迎えてくださった田波先生。「すごいよ、よくがんばったね!」
いよいよ、高学年の部。5年生女子はペース配分を考えたスムーズなスタート。さすが5年生です。
5年生男子は、力と力のぶつかりあいになりました。力強いフォームから、「走り抜こう」という強い意志を感じました。
さあ、6年生女子の小学校最後の競技。一人一人の表情が、真剣そのものでした。次々にゴールしていったその表情に、苦しみを乗り越えた充実感を垣間見ることができました。
オオトリの6年生男子のスタート!息をのむほどの圧巻のスピードレンジ。集中して、一心不乱にゴールを目指します。
立派に小学校最後の競技を走り抜くことができました。さすが6年生、他学年に模範を示してくれました。
走り終わった後、子供達は満足げに順位を教えてくれました。その気持ちは、とても純粋なもので、素晴しいの一言です。子供達にとっては、まさに勲章といえるでしょう。ただ順位だけでは、持久走が苦手でも不安に打ち勝ってがんばった子、順位が上でなくても最後まで立派な走りをみせた子を評価できない。だから、記録の伸長にこだわってほしいと思うのです。
ライバルと競って上位を争った子供達は素晴しい。でも、苦しさに耐えて、ゴールした子供はそれにも負けないぐらい立派です。すでにゴールした子供達や、会場にいらした保護者の皆様から温かい拍手が一人一人に送られたことは子供達の励みと力になったと思います。
大切なことは、持久走という素晴しいスポーツに、生涯にわたって慣れ親しみ、自らの体力向上と健康増進に勤しむ姿勢を築くこと。子供達を持久走嫌いにさせない。それが一番だと思います。
見事なゴールをみせた子達、本当によくがんばりました。事情があって走れなかった子、ゴールできなかった子、その悔しさをまた次に生かしてください。会場に応援にいらした保護者・地域の皆様、温かいご声援と拍手を、本当にありがとうございました。
第41回吉川市青少年健全育成大会
昨日とは一転、冬を感じさせる気温の低い日になりました。
吉川中央公民館で、第41回吉川市青少年健全育成プログラムが4年ぶりに開催されました。北谷小からは「あいさつ標語の部」に4年 新道さん、「少年の主張の部」に6年 宇式さんが出場しました。
まずはあいさつに関する標語です。各校の代表児童生徒が、順に発表していきました。
「あいさつで えがおの花がさきほこる。」しっかりとした口調で発表ができました。
続いて少年の主張の部です。あいさつをすることの大切さについて、立派な発表ができました。日頃の思いを素直に述べた、とてもよい内容でした。
無事に発表が終わり、ともに青少年健全育成会から賞状をいただきました。二人とも、よくがんばりましたね。
4年ぶりの開催となった青少年育成健全大会。各校の代表児童・生徒がこうして発表の機会を得て、日頃から考えている思いを多くの人に知ってもらうことには大きな意味があると思います。
各校の代表の児童・生徒のみなさんはいずれも立派な発表ができました。みなさん、よくがんばりました!
6年生大活躍 調理実習 かがやきタイム
まさに「小春日和」が続きます。休日に犬の散歩をしていると、足元にホトケノザやタンポポなど、春の野草が華やかに咲いていることに気付きます。いや11月下旬だってば。
祝日明けの金曜日、今日は6年生が大活躍でした。まずは、家庭科の調理実習です。今回のテーマは、「お惣菜づくり」。グループで相談して、ごはんにぴったりのおかずをつくります。さあ思い思いにもってきた材料をもちより、実習開始!
がんばって、苦心惨憺して、とうとうできあがりました!どや!いよいよ試食!いただきまーす!
おーいしーい!そうでしょう。みんなで力を合わせて、一生懸命つくったものだから、そのおいしさは最高だと思います。忙しいさなかでの調理実習でしたが、よくがんばりました!
さあこの日の昼休みは、異年齢集団活動「かがやきタイム」で、6年生が読み聞かせをしてくれました。各学級での様子をご覧ください。
「はいみんな、静かにー。これから6年生の読み聞かせを始めまーす。」「えーと、むかしむかし・・・。」
どの班も、読み聞かせに慣れているわけではありません。それでも、下学年の子供たちに楽しんでもらおうと一生懸命がんばっていました。
調理実習のチームワークは見事でしたし、読み聞かせもがんばって異年齢グループをまとめていました。さすが6年生、頼もしい。
こうした姿勢を下学年にみてもらうことがとても大切です。それが、北谷小の最高学年のよき伝統として根付いていきますから。
図工・美術研究授業 二年生の版画「いっぱい うつして」
今日の5時間目、吉川市教育研究会図工・美術研究会の研究授業を、図工室で二年生が行いました。指導の先生、市内各小・中学校の図工・美術の主任の先生が集まって、2年生の授業をみて、その後研究協議を行いました。
大勢の先生が教室にきて、子供たちも少し緊張するかな?と思っていたらふだんとかわりなく元気に授業を受けていました。さすが二年生、動じないこと山のごとし!
授業者の岩出先生も、この日のために一生懸命準備をして、子供たちがのびのびと作品づくりに打ち込めるようたくさんの工夫をしました。そのかいあって、子供たちもふだんよりいっそう集中して作品づくりに打ち込んでいました。その様子をご覧ください。
この後、研究協議を行い今日の授業のよいところ、改善点について協議して指導者の先生のご指導をいただきました。市内の先生方からは授業の一層の改善のためのよいアイディアをたくさんいただき、価値ある研究会になりました。
私たち教員も、常によりよい授業づくりのために学ぶ必要があります。なかなかその時間がとれないのが苦しいところですが、やはり授業は教師の命。研究授業を行って、指導力をあげることはとても大切です。
授業者の先生のがんばりも、素晴らしかったと思います。そして2年生の子供たちも、楽しみながらの作品づくり、よくがんばりました!
6年生 租税教室
ここのところ、朝の冷え込みは厳しいですが、日中は暖かい日が続いていますね(こればっか)。
6年生が税理士の方をお招きして、租税教室を行いました。これがとっても面白かった!税理士さんのお話がうまい!
「はい、みなさんこんにちはー。今日は税金のお話をします。では、さっそくクイズです。北谷小の小学生のみなさんが、1年間で学校で学ぶと、一人あたりどのぐらいの税金がかかるかわかりますかー?」
「ええ~?」「はい、三択クイズー!」「え、いきなり?」
「正解は、1年間で87万円になります。すると、小・中学校の義務教育で9年間ではおよそ830万円かかる計算なんですねー。皆さんが学校で学ぶには、それだけの税金が使われている、ということなんです。」
「そんなに?」
「はい、では次の問題~。一億円、宝くじで当たったとします。さて、税金はかかるでしょうか~。」
「かかると思いまーす!」
「正解は、かかりませーん。宝くじの収益は、高齢化少子化対策、防災対策、公園整備、教育及び社会福祉施設の建設改修などに使われているんですねー。その残りが、当たった人への当せん金として使われます。従って、税金はかからないんですねー。」
「へえー。」
ほかにも「税金を納めている小学生はいるか?」など、クイズを交えながら税金の仕組みなどについて、楽しく教えていただきました。
「さて、このジュラルミンケースの中に入っているものは、なんでしょう?」「え、本物ですか?!」
「ちょっとだけお見せしますよー。」「おおー札束!」「本物?」
「そ、これはレプリカです。でも、重さは本物と同じなんですねー。」
「さて、税金について1時間使ってお話してきました。税金は、様々な社会的立場にある方をみんなで互いに支え合おう、とする大切なものなんです。いってみれば、税金は「思いやり」なんですね。さてみなさん、税金についてのイメージ、変わった人は手を挙げてー。はーい、ありがとうー。」
ほとんどの子が、手を挙げ「税金は納めることが義務」ということを理解したようでした。
税金については、とかくマイナスイメージがつきまといがちです。つい最近も、著名な方の税金滞納のニュースが話題になり、とりあげられていました。
しかし、税理士の方はおっしゃいます。「税金の使いみちは、思いやりです」と。社会に所属するからには、互いに支え合うことが必須です。自分のことだけを考えるのではなく、常に自分と異なる立場の方にも理解を示し、互いに社会を支えていく姿勢を学ぶことが大切です。また、子供たちは社会科で国会を学びます。国会の主な役割は、立法と税の使いみちの決定です。6年生にとって、税を学ぶことは、やはり重要なことといえるでしょう。
それをこれだけ楽しく講義していただいて大変ありがたいと思いました。ご来校くださった税理士の皆様、本日は大変ありがとうございました。
ちなみに、1億円の札束の重さは約10キログラム。めっちゃ重いです。サスペンスドラマの犯人や、ルパン一味が10億円をひょいっともち上げてすたこらさっさと逃げるのは、嘘なんですねー(笑)。
2年生 A4ファイル版画「いっぱい うつして」
朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。でも日中はとても暖かく、朝着ていたウィンドブレーカーは日中は着ていられません。途中で着替えなくちゃいけないのが面倒ですね(笑)。
2学期、図工は各学年とも版画制作に取り組みます。高学年は、彫刻刀を使った高度な版画を行います。2年生では、身の回りの生活用品を使った簡易版画を行います。そうすることによって、「型をつかってたくさんカラー印刷すること」の楽しさを学んでいきます。
2年生は、「いっぱい うつして」というA4ファイルを使った版画に取り組みます。A4ファイルは材質が安定していること、透明なため紙に描いた図案を写して、はさみで加工しやすいという利点があります。
さあ、先生の説明を聞いて、さっそく版画開始です。
子供たちははさみで切った「型」にポスターカラーを塗って、紙にペタペタと印刷していきます。みんな、とても楽しそうでした。
版画のよいところは、型の置き方で、作品のイメージを豊かに広げられるところ。これが、版画の楽しさです。
子供たちのこうした体験が、高学年の彫刻刀を使った多色刷りにつながっていきます。それにしても、みんな図工が大好きですね。集中して、一生懸命作品のイメージを広げていました。すてきな作品ができることを楽しみにしています。
3年生 ブックトーク
今日は朝から冷たい雨が降っていましたが、子供たちの登下校のときはほとんど止んでいたので安心しました。本当によかった!風雨が強いと、傘が飛ばされたりして大変ですから。
3年生が図書室で「ブックトーク」を行いました。図書館司書の皆様が、あるテーマに沿って子供たちにお勧めの本を紹介してくださる催しです。今日のテーマは、「世界の国々のおはなし」。聞いただけでもわくわくしますが、これがすっごく楽しかった!司書の方が世界地図を差して「この国、知っていますか?」
「え?どこだろ。」「ウクライナ?」
「これはね、スロバキアという国です。日本の九州よりちょっと大きめぐらいの大きさの小さな国だけれど、山間の森林が豊かで、四季がはっきりしています。」
子供たちの中で、遠いヨーロッパの小国のイメージが広がっていきます。
「スロバキアにはね、こんなすてきな物語があるんですよ。じゃあ、ちょっと読んでいきますね・・・。」
子供たちは、スロバキアに伝わる民謡に親しみをもち、静かに耳を傾けていました。
素晴らしい内容でした。遠いヨーロッパの小国の美しい物語が、子供たちの心を潤していく様子がよくわかりました。
偏見かもしれませんが、子供たちが今、最も時間を割いているものは(大人を含めて)ゲームやSNS動画の視聴かもしれません。(もちろん、そうじゃないお子さんも大勢います)そんな現代において、世界の国々のイメージをこれほどまでに豊かに広げる手段が、物語の読み聞かせ以外にあるでしょうか。
「そんなの、現地の動画をみればいいんじゃない?」というお考えもあるでしょう。しかし物語には、その国に暮らす人々の文化や伝統に根差した価値観、たくましい生活の知恵、厳しい自然環境との闘い、豊かな人生観など、たくさんのものが込められています。その一つ一つの輝きに触れることが、どれほど子供たちの胸の琴線を揺らすことでしょう。どれほど、人生の目を見開いてくれることでしょう。享楽的で刹那的なゲームや動画視聴とは対極の、貴い経験だと思います。
本は、心の栄養。本は、心を潤す。先人の遺した言葉を、振り返らずにはいられませんでした。図書館司書の皆様、すてきな体験をありがとうございました。
2年生 おいもパーティ
日に日に、寒さが増しているように感じていましたが、今日は日中は暖かでした。ただし、また週末は天気が崩れそうですね。
2年生が、先月収穫したさつまいもを「おいもパーティー」で試食しました。
「はい、それでは配りますよー。」
「おいも、おいしー!」「もう食べちゃったー!」教室で食べたおいもは、大好評!
「おかわり、ほしい人ー。」「はいはーい!!」あっという間に長蛇の列。
収穫したおいしいおいもを食べて、みんな大満足でした。「おいしかったー!」「ピース!」
何度かお伝えしたように、今年度、北谷小は食育を推進しています。食育の大きな目標の一つは、地域の食べ物を通じて、地域を知ること。もちろん、学級園で育てたおいもなので地域の特色をそのまま示すものではありません。でも、子供たちには「大地の実り」を感じさせたいのです。私たちの足元に広がる土。服に付けば泥んこになるけれど、この土そのものが恵みをもたらす大切な自然だということを子供たちに知らせてあげたいと思うのです。
おいも、おいしー!それは、大地の豊かな恵みと、飼育にかかわってくれた用務員の山崎さんのお力と、みんなのためにおいもを用意した大槻先生と岩出先生のおかげでもあるんだよ。それを忘れないでね。
持久走記録会の練習
季節が一気に進んで、冬が間近になったようです。現在、個別面談を行っているので特別日課のため業間休みは練習できません。今日は昼休みに2・4・6年が持久走の練習を行いました。
冒頭の文章でも書いたように、持久走記録会は、当日だけがんばればいい、というものではありません。日ごろから地道に練習を積み重ね、自分の記録を1秒でも2秒でも縮めることに価値があります。それは漢字テストと似ています。日頃より漢字練習をしっかり行っておくことが、本番の好成績につながる唯一の道です。
持久力は、生まれついての部分がとても大きいです。人間は生まれながらに「短距離走向き」「持久走向き」に分かれます。筋肉の質によって決まるそれは、生涯変わることがありません。陸上の競技選手に、短距離も長距離も両方こなす選手がいないのはそのためです。
だから、大切なのは順位ではないのです。ライバルは、昨日の自分。自分の記録を少しでも縮め、成長を実感し、体力と自己肯定感、克己心を伸ばすことが大切です。最近、子供たちと話すと、「ライバルは、昨日の自分」が浸透してきていて、「記録が縮まったー」と喜びの気持ちを伝えてくれる子が多くなっているのはうれしい限りです。
依然として順位を気にする子も多いです。それがやりがいになるのなら、否定にはあたりません。自分の目標をもち、それに向かって力強く練習に打ち込み、本番で力の限り走りぬくこと。それが一番大切だと思います。
引き続き、お子さんの健康管理とLEBERの入力にご協力くださるようお願いいたします。
今日もいろいろありました 県民の日の前日
週末から、急に寒くなりました。いよいよ、冬の足音が近付いています。
朝の時間、2年生が読み聞かせ「パネルシアター」を行いました。読み聞かせボランティアの皆様はとてもお上手。みんな姿勢よく聴いています。
しっとりと情感あふれる読み聞かせに、子供たちから拍手喝采が起きました。「ありがとうございました!」
子供たちがまた本を読みたくなったようです。ボランティアの皆様、ありがとうございました。
11月28日(火)の持久走記録会に向けて、業間休みの時間にも練習を始めています。今日は、1・3・5年生が走りました。各自、目標に向かって一生懸命でした。
5校時、6年生が体育館で埼玉県警の非行防止指導班「あおぞら」の皆様をお招きして薬物乱用防止教室を行いました。現職の警察官ならではの、説得力のあるお話をたくさんしていただきました。
「ノンアルコールビールや電子タバコは、大人のための製品であって、子供が使ってよいものではありませんよ。」
「お酒・たばこは薬物の入り口です。未成年のときからお酒・たばこに手を出した人は、薬物乱用に移行しやすいんです。」
「覚せい剤と大麻、どちらの使用が多いと思いますか。そう、今は覚せい剤です。でも、大麻の使用がものすごい勢いで拡大しているんです。原因はインターネットの普及です。インターネットを使うと、大麻を手に入れやすいんです。でも、覚せい剤も大麻も、たとえ使わなくてももっているだけで犯罪になります。そして、最近はオンラインゲームが入り口になることも多い。気を付けてください。」
「はっきり断る。強い意志をもって断る。これが大切です。」
どれも、とてもためになるご指導でした。某有名大学運動部の事件に象徴されるように、若者の間でインターネットを使った薬物の入手が広がっているとのことです。学校と家庭、地域が協力して子供たちを守ることが大切です。改めて、「何があっても、薬物には絶対に手を出してはいけない」ということを、機会を捉えてお子さんにお話しいただければ幸いです。
「あおぞら」の皆様、本日は大変ありがとうございました。
小野先生に食育指導の授業をしていただきました
11月も中旬に差し掛かると、さすがに日中の暑さも一息つき、ようやく「秋が深まったかな?」という実感がもてるようになります。
栄養士の小野先生をお迎えして、6年生が食育の授業を行いました。
「それでは、今日の授業では一食の献立を考えてもらいます。皆さん、五大栄養素はわかりますか?」
「はい!」「「炭水化物」「たんぱく 質 」「 脂質 」「ビタミン」「 無機質 」です。」
「はい正解。さすが6年生、完璧です。そして、メニューづくりには、その先にも課題があるんです。」
「その一つが、季節感です。献立づくりでは、季節感を意識するといいですね。例えば今年は昨年よりはサンマが安くなりました。その付け合わせに、スイカはどうでしょう。」
「えー。」「ちぐはぐです。」「秋と夏がごっちゃ混ぜ。」「柿とかがいーです。」
「そうですね。それが季節感の演出で、メニューを考える上で大切にしたいことです。」
子供たちは、うんうんとうなずきながらお話を聴いています。
「それに加え、色合いも大切です。例えば主食がごはん、汁物はお味噌汁。主菜がサバの味噌煮、副菜がほうれん草のゴマみそ和え。このメニューの問題はどこでしょう。」
「みそ味ばっかり(笑)。」「色合いがほとんど茶色!」
「その通りです。おみその味付けばっかりで、色も同じ。これでは、せっかくの食卓が楽しくありません。色合いなども、メニューづくりに取り入れるといいですね。」
「それでは、これまでの学習を生かして、夕食のメニューをつくってみましょう。例えばねえ、ご家庭の会話でこんなことがあります。今日の夕食、何にしようかしら・・・、と思って家族に聞きます。すると「なんでもいいよ。」という答えが返ってくることがあるけれど、ちょっと困りますね。まず、和・洋・中のどれかに決めるといいでしょう。さあメニューをつくってみましょう。わからない人は、質問してね。」
早速子供たちはメニューづくりに取り掛かります。
「えーっと、主食はやっぱりご飯だよねえ。」
「鳥からって、和食?洋食?」
「ちょっと見せて・・・。なにこれ、主菜がオムレツで副菜が豚バラ巻き、汁物が豚汁?肉ばっかじゃん!」
「あーそっかー(汗)。」
子供たちは実に楽しそうにメニューを考えていきます。
「さあ、みんな一生懸命考えてくれました。夕食の献立、つくってみてどうでした?」
「大変でしたー。」「考えること多くて。」
「そうですね。私たちも、苦労しながら給食のメニューを考えています。これからもおいしく食べてくれるとうれしいです。みなさんが考えたメニューは、給食の献立づくりの参考にさせていただきます。ひょっとして、皆さん考案のメニューが、採用されるかもしれませんよ(笑)。」
「あ、じゃこれ採用してくださーい!」
とても楽しい1時間の学習になりました。
北谷小は今年度、総合的な学習の時間に積極的に食育を行っています。南中学区で、共通したテーマです。今日、6年生が楽しく食育学習を行ったことは、子供たちの実生活に役立つだけではなく、小中一貫教育のプラスにもなるでしょう。
食は生活、健康の基本。これからも、バランスのよい食事を意識してほしいと思います。小野先生、楽しい授業をありがとうございました。
市内音楽会に出場しました
天気予報は、次第に秋が深まってくるといいますが、日中の日当たりの強さからは、まだ夏を感じてしまいます。
本日、中央公民館で市内音楽会が4年ぶりに開催されました。北谷小からは、5年1組が代表として出場しました。市内8の小学校から代表が参加し、練習の成果を披露しました。
いよいよ、北谷小の出番となりました。緊張した面持ちで舞台に上がった子供たち。さあ、発表の開始です。
始めは緊張していてもすぐにペースをつかみ、堂々と歌う姿には感心させられることしきり。子供たちは如何なく練習の成果を発揮して。会場に美しく合唱の声が響き渡りました。ピアノ伴奏も緊張に負けず、素晴らしい演奏を披露していました。
「世界が一つになるまで」を最高の出来で歌い終わり、みんな勢いとリズムに乗ってきました。さあ、二曲目の「風になりたい」です。元気に、さわやかに歌い上げました。曲は最高潮からフィナーレへと美しく続き、会場から大きな拍手をいただきながら、最高の発表を終えることができました。
すべての学校の発表が終わり、リラックスした表情で、記念写真を撮りました。ピース!みんな、本当によくがんばりました!
帰り道、子供たちから「楽しかったです。」という声を聞きました。なんと素晴らしい感想でしょう。力を出し切り、仲間と心を一つにして最高の発表ができなければ、こうした声を聞くことはできません。子供たちにとっても、最高の発表となったことが伝わってきました。
もう一つ、北谷小の子供たちに力を与えたのは、他校の発表でした。どの学校も練習時間の不足する中、精いっぱいがんばり、美しいハーモニーや力強い歌声を聴かせてくれました。「よし、自分たちも負けずにがんばろう!」そうした思いもモチベーションになったと思います。子供たちは、互いに学び合うことの素晴らしさも実感できたことでしょう。
今回の音楽会では、オンラインで校内に発表し、11月4日には保護者の皆様に練習の成果を聴いていただきました。そうした経験を積み、子供たちは自信をもって今日という日を迎えることができました。「行事は人を育てる」の言葉のとおり、教科書を読むだけでは学べないたくさんの大切なものを、この音楽会の取り組みを通して学ぶことができたと思います。
さらにうれしいのは、今日は学級全員が参加できたことです。保護者の皆様に、子供たちの健康管理の面で多大なご協力をいただいたと思います。ありがとうございました。
この経験を胸に、5年生はまた明日から、学校の教育活動一つ一つを通して、成長していきます。
高学年 持久走試走 低学年 デジタルシチズンシップ
昨日よりは気温が下がるという予報でしたが、日中はとても暖かくなりました。1時間目、高学年が持久走記録会の本番と同じコースで試走を行いました。力の限り走り、やりきった表情でゴールした子がとても多かく、立派でした。
保護者の皆様にLEBERの入力にご協力いただいたおかげで、運営がスムーズでした。大変ありがとうございました。今週から休み時間等にも練習を行います。引き続き、お子さんの健康観察とLEBER入力にご協力をお願いします。
また、吉川市特任教育支援員 大西 久雄先生をお招きしてICT利活用の基礎・基本を学ぶ「デジタル・シチズンシップ教育」を行いました。今回は低学年が対象です。
1・2年生にも理解できるよう、「SNS」「アカウント」等の言葉を極力避け、わかりやすい授業を展開された大西先生。「インターネットに一度出た情報はね、消せないんだよ。難しい言葉で、「記録性」というんです。」
「一度、自分の写真をインターネット上で見せてしまうと、たとえ消しても、コピーをとられてそれがいろいろな人にわたってしまう。インターネットは便利だけれど、そういう怖さがあるんだね。」
また、2年生には一歩進めて、「じゃあ、このショート動画をみてごらん。」と投げかけました。
動画には、ネットを使った近未来の生活が映し出されました。オンライン診療を受けたり、IOT(もののインターネット)で、帰宅すると冷蔵庫がしゃべって、おすすめレシピを教えてくれたりと、子供たちも興味津々で画面をみていました。
大西先生は、「すごい、と思うだけではなく、どんな心配なことがあるかも書いてごらん。」と投げかけ、子供たちに不安なことも意見として書かせ、発表させていました。子供たちは様々な考えを書き、ネットを活用した生活の光と影について考えていました。
その様子は、吉川市教育委員会 戸張教育長さんもご覧になっていました。
いつもお伝えしていることですが、大西先生のご主張は常に一貫しています。「生成AI」等、新しいテクノロジーが出るたびに、その危険性ばかりに注目し、「不安だから使いたくない」と、生活から遠ざけていては「Society5.0」と呼ばれる高度に発達したネット社会のよき構成者になれない。常にICTの光と影を知ることで、上手に活用し、生活を豊かにすることが大切なんだよ。いつもそのようなメッセージを子供たちに教えてくださいます。
大西先生のご尽力のおかげで、低学年の児童にも、これから学ぶICTの基礎・基本部分を築けてきていると思います。今日も貴重な授業をありがとうございました。
今週より持久走練習が本格化します 健康チェックをお願いします
朝は雨が降りしきったのに、妙に気温が高く、午後からも気温が上昇し、またもや夏日になったようです。
11月4日(土)の学校公開では、多くの保護者の皆様にご来校いただき、誠にありがとうございました。その際、持久走記録会のLEBER入力についてお願いの文書を配信しました。今週から、持久走記録会の練習が本格化します。万が一の事故を防ぐために、LEBERの「持久走練習/大会に参加します 参加しません」の項目に、毎日チェックをお願いします。
今日も、気温が上昇した運動場(校庭)で、4年生が練習に打ち込んでいました。お互いに励まし合いながら走る姿がとてもさわやかでした。空いっぱいに広がったうろこ雲も、子供たちを応援しているかのようでした。
持久走は、「自分との闘い」になります。練習時の記録を、1秒でも2秒でも上回れば、それは素晴らしい成長です。順位に価値を置く子もいることと思います。でも、大切なのは「昨日の自分を乗り越える」こと。苦しみを乗り越え、自分の成長を実感してほしいと思います。
そのために、子供たちの健康状態の把握と、毎日のLEBERへの入力をお願いします。
11月4日(土)学校公開を行いました
11月4日(土)、学校公開を行いました。連休の中日にかかわらず、多くの保護者の皆様にご来校いただきました。その様子を一部お届けします。
子供たちの日常の授業の様子をみていただり、陶芸教室で一緒に作品づくりに携わっていただいたり。5年生は11月9日(土)の市内音楽会の成果発表を行いました。緊張していることを感じさせないぐらい、これまでの練習成果を十分発揮できた発表となりました。他の学年の児童も、保護者の方にがんばっているところをみていただいて、とてもうれしかったようです。いつもの1.5倍ましで授業に集中していました(笑)。
子供たちは、自分のいいところをおうちの人にみて、ほめてもらいたいのです。ご参観くださった方は、子供たちの学校でのがんばりをほめ、励ましていただきたいと思います。それが次へのやる気につながります。
ご多用中にも関わらず、ご来校くださり、誠にありがとうございました。
少年センター 補導委員の皆様 あいさつ運動
11月に、夏日?!日中の校庭は、あわや30℃に届こうというぐらいの暑さになりました。
吉川市少年センターに所属される補導委員の皆様は、市内の小・中学校を順に回ってあいさつ運動をしてくださっています。今日は北谷小にいらして、下校する子供たちにあいさつをしてくださいました。
「はいみんな、さようなら。気を付けて帰ってね!」
「あれ?校長先生、どうしたんですか?」
「少年センターの補導委員の先生方があいさつ運動にいらしたよ。ちゃんとあいさつしてね。」
「はーい。さよーならー!」
「はい、みなさん、さようなら。」
みんな元気にあいさつをして帰っていきます。
「北谷小のみなさん、さようなら。」「はい、さようなら。」
「明日の休みは、ゆっくり休んでね。土曜日また会おう!」「はーい!」「写真撮ってくださーい!」
…趣旨の違う写真になってしまいました(笑)。
子供たちは元気なあいさつをしながら、楽しそうに帰っていきました。
先日の北谷小フェスティバルで書いたように、コロナが一段落して、こうしたコミュニケーションが至るところで戻ってきたと思います。元気に「さようなら」のあいさつをして、楽し気に帰っていく子供たち。本当にほほえましい光景でした。
一方、校内のインフルエンザの流行が完全に収まったわけではありません。土曜日の学校公開では、マスクの着用等にご協力くださるようお願いいたします。
補導委員の皆様、あいさつ運動にご来校くださり誠にありがとうございました。
一年生 楽しかったよ 砂遊び
日中まるで夏日を感じるような暖かさが続きます。1年生が生活科で、砂遊びをしていました。
泥団子をつくったり、砂山をつくったり、じょうろやペットボトルで水を流したり。みんな大喜びのおおはしゃぎ。みんな夢中で楽しみながら、たくさんの学びができました。みていて元気をもらえるような学習でした。
ただ、一つ気がかりなこともありました。生活科という教科に、このような学習が設定される、ということは子供たちが日常的にこうした遊びができない、ということの裏返しなのかもしれません。今、日本中で、子供たちが遊び場を奪われているのかもしれません。
経済、経済、経済。この連呼が話題です。確かにその通りだと思います。経済の発展こそ、人々の生活の安定と幸福につながります。でも、あまりに経済を優先すると、人間にとって大切なものが置き去りになってしまうと不安に思うのは私だけではないはずです。
地域に自然があふれ、子供たちが歓声を上げて遊べる安全な空間があり、大人たちがそれを見守れる時間的な余裕がある。そうした社会でこそ、子供たちは健全に育ちます。
子供たちに与える大切なものは、そのまま将来地域に還元されます。これからも、子供たちを大切にする社会でありたいと思います。
2校時 避難訓練(火災)を実行しました
朝夕は冷え込むものの、日中は比較的暖かい日が続きます。
2校時、火災対応の避難訓練を行いました。2階の家庭科室から出火した想定です。子供たちにはハンカチを用意させ、口元を押さえて避難させました。
校庭への避難はスムーズでした。しかし、ごく一部でしたがハンカチをもっていなかった子もいたので、全体指導しました。
「火事で一番怖いものは何か、知っていますか?」「煙です。」子供たちはしっかり理解しています。
「そうですね。煙の中には有毒なものが含まれているから、絶対に吸い込んではいけません。ハンカチをもっていることで、命が救われるかもしれません。ハンカチをしっかりもっていてください。そして、煙以上に怖いものがあります。」
子供たちは首をかしげます。
「それは、パニックになった心です。もしみなさんが、階段を降りるときにパニックに駆られて、前の人を押したらどうなりますか?そう、階段から転がり落ちて、火事よりも大きな被害が出るかもしれません。だから、先生方に『おかしもち』を教わりましたね。一番怖いのは、パニックになることです。万が一本当の火事になっても、落ち着いて行動することの大切さを忘れないでください。」
子供たちはしっかり話を聴いてくれました。今日の避難訓練は、とてもよくできていました。ご家庭でも、落ち着いて行動することの大切さについて、機会をみて話題にしていただければ幸いです。宜しくお願いいたします。
音楽朝会 五年生 見事な合唱を発表しました
5年1組は、11月9日、市内音楽会に出場予定です。本日はその成果を、全校児童に発表しました。校内でインフルエンザ等が流行っている状況なので、体育館から教室にオンライン中継しました。
五年生は練習の成果を生かし、素晴らしい発表をしました。全員がしっかりと指揮の先生をみて豊かな表情で歌ったこと。二部合唱のハーモニーも美しく、見事なチームワークをみせたこと。全校児童に、素晴らしいお披露目ができたと思います。11月4日(土)には、保護者の方に公開する予定です。
五年生、素晴らしい発表をありがとう!
学校運営協議会 懇話会 協議員の皆様ありがとうございました
2日後の更新になります。(先週末は忙しすぎて、アップできませんでした。申し訳ございません)このホームページをアップしている29日(日)は、朝から冷たい雨が降っていました。ここ数年感じていることですが、長い長い夏が過ぎると、秋がとても短く、すぐに木枯らしの季節がくるように思います。
27日(金)、学校運営協議会を行いました。学校運営協議会は、地域の代表の皆様に学校の運営状況についてお伝えし、ご意見やご指摘を述べていただき、もって学校運営改善に資する場となります。第2回は、各教室の授業の様子をご覧いただきました。
授業をご覧いただいたあと、協議員の皆様には次のようなご意見をいただきました。
「子供達が落ち着いている。先生方の努力が窺える。」
「先生方が丁寧に授業を行っていることがわかった」
「廊下に掲示してある図工作品から、子供達の一生懸命さが伝わってきた。」
「小学校・幼稚園としっかり連携して、保養小連携、小中一貫教育に取り組んでほしい。」
「子供達が以前に比べて、あいさつができるようになってきている。」
「子供達がよく意見を発表していた。様々な発表の機会が与えられていることはよい。」
協議員の皆様には、肯定的なご意見を多くいただきました。また今後も、子供達の学力・体力・豊かな心・規律ある態度を伸ばしてほしいとの励ましのお言葉も頂戴しました。協議員の皆様、大変ありがとうございました。
学校運営協議会は、学校が地域に学校運営についての説明責任を果たし、信頼を獲得し、地域の協力のもと学校・家庭・地域が一体となって子供を育てるための取組みの一つです。「家庭・地域の教育力が低下した」といわれて久しくなりました。しかし厳密にいうなら、家庭・地域の教育力が低下したのではなく、価値観が多様化した、というべきでしょう。
端的な例として、学歴社会の崩壊が挙げられると思います。遡ること40年以上になるでしょうか。「一生懸命勉強して、よい学校にいき、よい会社に就職することが人生の幸せ」という社会通念がありました。保護者も、学校の先生も、ご近所の酔っ払いのおじさん(失礼!)まで同じことをいうので、子供達は皆それを信じました。しかし悲しいかな、それが「苛烈な受験競争」というインフレーションにつながってしまった。子供達は皆、睡眠時間を削って厳しい受験競争に身を投じていきました。勉強して、よい成績を挙げることが将来の幸せ。日本中がそう信じて疑わなかった時代こそ、家庭・地域が高い教育力をもっていたのだと思います。
しかし、バブル経済の崩壊後、終身雇用制が一気に崩壊しました。価値観が多様化し、もはや「学校ってなんで行かなくちゃいけないの」「塾で学べばいいんじゃね」という認識すら浸透しつつあります。そのような時代だからこそ、学校は、家庭・地域と価値観を同じくして子育てに取り組む必要があると思います。
自己実現を果たし、幸せに生きるために学びは必要です。学校という縮小化された社会の中で、望ましい人間関係を築くコミュニケーション能力や、仲間と協働して課題解決を目指す力=数値で表せない学力は、ペーパーテストの点数以上に大切です。塾でその力を付けることはできません。子供達が将来経済的・精神的に自立し、夢を叶える自己実現を果たすために、学び続けることは大切だと思います。そうした思いを、家庭・地域の皆様と共有していきたいと考えます。
学校保健委員会「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」を行いました
6年生は修学旅行二日目。現地はとてもいいお天気で、旅程も順調とのことで、何よりです。
本日、3年生とPTA厚生委員の皆様をお招きして学校保健委員会を行いました。内容は「ヤクルト出前授業 おなか元気教室」です。ヤクルト販売(株)から講師の木村さんをお招きして、1時間の出前授業を行いました。
「みなさん、この水色の部分の名前を知ってますか?」「胃でーす!」「よく知ってますね!では、このオレンジの長いところは?」「えーと、腸?」「そう、小腸です。では、小腸って、どのぐらいの長さかな?」「え?」「2メートルぐらい?」「では伸ばしてみましょう。お手伝いしてくれる人ー!」「はーい!!」
小腸を伸ばしてみると、なんとその長さは6メートルにもなりました。「うわー!」「長ーい!」「そう、これだけの長さの小腸で、栄養を吸収しているんです。」
「腸の働きが整うと、病気になりにくい元気な体になります。そのために大切なことが、早寝・早起き・朝ごはん・朝うんちです。毎日、こうした習慣を続けることが、大切ですよ。わかりましたか?」「はーい!!」「では、みんなでよい生活習慣を続けるために、目標を決めましょう。代表の人、発表してくれますか?」「はい、夜は午後9時頃寝たいと思います。」「私は、朝は6時に起きたいと思います。」「ふたりとも、素晴らしい目標ですね!みなさん、応援の拍手をしましょう。」
「おなかの中を整えてくれるのは乳酸菌という善玉菌です。大腸菌という悪玉菌を、やっつけてくれるんです。このヤクルトには乳酸菌がたくさん含まれていて、おなかの中をきれいにしてくれるんです。今日は、みなさんが一生懸命勉強しておなか博士になったのを記念して、みんなで飲みましょう。」「やったー!!」ヤクルトを配っていただき、みんなは大喜び。
「おーいしー!!」「ヤクルトって、こんなにおいしかったっけ?」「ぼく毎日飲んでるー!」みんな大満足。
PTA厚生委員の皆様が、空き容器の片付けを手伝ってくださいました。ありがとうございました。
最後に、代表がお礼の言葉をしっかり述べました。「これからもおなかが元気になるよう早寝・早起きをしっかり守ります!今日はありがとうございました!」
近年の研究により、腸が非常にインテリジェンスな器官ということがわかってきています。腸内環境が保たれていると、コロナやインフルといった感染症、または花粉症の予防にもつながるとのこと。また、腸では脳内安定物質のセロトニンの95%がつくられています。腸内環境の改善がストレスを和らげ、心身の安定、健康につながるとされるゆえんです。
しかし、最も大切な要因は乳製品を積極的にとることではなく、「早寝・早起き・朝ごはん・朝うんち」という望ましい生活習慣をしっかり守っていくことですよ、というご指導には子供たちもしっかりうなずいていました。学校保健委員会にふさわしい内容になったと思います。講師の木村さん、お越しくださったPTA厚生委員の皆様、大変ありがとうございました。
2年生町探検を行いました
日中は汗ばむ陽気になりました。10月下旬とは思えない暑さです。そんな中ですが、多くの保護者の皆様がご協力くださいました。
2年生が町探検を行いました。この日のために、子供たちは一生懸命下調べをして、インタビューの練習をしてきました。
岩出先生の注意を聴いて、さあ出発!
交通ルールに気を付けながら、目的に向かいます。保護者の皆様、ありがとうございました。
南中を調べるグループです。なんと、お忙しいにも関わらず、福嶋校長先生が対応してくださいました。「北谷小2年生のみなさん、ようこそ南中へ。」
福嶋校長先生と教頭先生に、校内を案内していただきました。
音楽で、合唱の練習をしていた学級の様子を見させていただきました。「歌声、きれい!」みんな感心していました。
最後に、福嶋校長先生に質問の時間を設けていただきました。「中学校の国語って、何をやるんですか?」「ううむ、質問の意味が広い(笑)。中学校の国語は、小学校よりずっと長い文章を読みますよ。」
福嶋校長先生は、とても丁寧に校内を案内してくださいました。「上の兄弟にあいたい」という子供たちの願いもかなったようです。準備は大変だったけれど、子供たちはとても多くを学びました。それも、多くの保護者の皆様のご協力のおかげです。大変ありがとうございました。
2年生、よくがんばりました!
1年生遠足 東武動物公園に行きました
10月17日(火)朝からウキウキ・ワクワクが止まらない様子の1年生。出発式を終えると、8時40分に貸切バスに乗り込み、東武動物公園に向かいました。
動物園に到着すると、はじめにアフリカサバンナゾーンに向かいました。にっこり記念撮影をしたあと、間近にいる動物にあちこちで歓声が上がりました。「やっぱりキリンて首がすごーく長い。」「見て、サイの角がかっこいいよ。」等、友達と感想を言い合っていました。
11時からはグループ活動をしました。グループ活動の約束を再確認してから見学したいゾーンを自由に回りました。ライオンやホワイトタイガーが人気だったようです。リーダーさんがグループのまとめ役としてよく頑張っていたのが印象的でした。
グループ活動が終わると、いよいよお弁当タイムです。30分以上前から「お弁当の時間はまだですか。」と何人もの子に質問されたぐらい全員お腹がすいていたのと、大好きなおかずがたくさん入っているお弁当なので、あっという間に食べ終わっていました。お弁当のあとの「おやつタイム」も子供達にとって楽しい時間となりました。
午後は「ふれあい動物の森」でモルモットとウサギに触ることができました。ふわふわでかわいい姿に「もっと触っていたい。」と名残惜しそうな表情の子供達。モルモットとウサギにお別れして、マントヒヒやペリカン、ウマを見ながら出口に向かいました。出口で万歩計を見ると、大人の歩数で11000歩がカウントされていたことに驚きました。1年生の皆さん、最後までよく頑張りましたね。ケガ等もなく、本当に楽しい充実した1日になりました。
就学時健康診断を実施しました
朝夕は冷え込むものの、日中は汗ばむ・・・・って、最近こればっかりですね。もう少し表現の工夫ができんのかい!と自分つっこみをして始めます。
本日、3時間授業にして就学時健康診断を行いました。令和6年度入学予定の新入児童と保護者の方にご来校いただき、健康診断を行いました。
昨年度との違いは、「子育て講座」を行ったことです。吉川市子育て支援課の飯野さんや、家庭児童相談員の中村さん、増田さんにご講演をいただきました。
「睡眠時間を十分とると、イライラしませんよ。」「肯定的な言葉がけによるしつけをしましょう。言葉は短く、的確に。そして、具体的にほめてあげることが大切です。」
子育て支援課の皆様は、市民講座でも子育てについてのご講演をされています。とてもためになる内容でした。ありがとうございました。
保護者の方に体育館で子育て講座をお聞きいただいている間、入学予定児童は職員の誘導に従って、順序よく健康診断などを受けました。みんな、とても静かに、しっかりした態度で検査の順番を待つことができました。
先生の指示をしっかり聞いて、立派に過ごせた入学予定のお子さんたち。ご入学を心よりお待ちしております。ご来校くださった保護者の皆様、ありがとうございました。
教育実習生 研究授業
一日遅れの更新になります。10月16日(月)、教育実習生の難波先生が、1年生の教室で研究授業を行いました。教科は特別の教科 道徳。難波先生は、忙しい合間を縫って、この日のために一生懸命指導案をつくり、授業の準備を行いました。この日の教材名は「はしの上のおおかみ」。親切・おもいやりを考える主題です。一本橋の上で、はじめは自分より弱そうな動物たちを通せんぼして喜んでいたおおかみさん。ところがある日、体の大きなくまさんが、自分を親切に通してくれたことをきっかけに、親切の大切さに気付いていく内容です。
難波先生の一生懸命な姿勢に、子供たちもよく応えていました。まだまだ緊張が抜けきれず、課題も残ったけれど、授業が終わった後の難波先生の安堵した表情が印象的でした。
難波先生も、子供たちも、本当によくがんばりました。とてもさわやかな授業でした。
教員を目指す若者が減少し、社会問題になっています。各現場で働き方改革は少しずつ進んでいますが、状況の改善には至っていません。今こそ、教員を目指す若者を社会全体で大切にするときだと思います。
難波先生の教育実習は今週で終わりになります。最後まで、たくさんのことを学び、輝く未来につなげてほしいと思います。
北谷小フェスティバル 雨の中でも大盛況
10月15日(日)、午前10時から午後1時30分まで、「北谷小フェスティバル」を開催しました。4年ぶりの行事となります。PTA役員の皆様、おやじの会の皆様、自治会の皆様、フレンドパークの皆様などにご協力をいただきました。当日はあいにくの雨になりましたが、会場は大賑わいになりました。
けん玉や射的に夢中になる子、
和気あいあい かがやきタイム
朝夕の冷え込みは厳しいものがありますが、日中は体を動かすと汗ばむぐらいの陽気になります。
お昼休みに、異年齢グループ遊びをする「かがやきタイム」を行いました。
まずは、集合。6年生リーダー「はい集まってー!」
体育館では、ボールぱちぱちゲーム(勝手に命名)で大盛り上がり。ボールを上に投げて、拍手を2回してキャッチできるか?たったこれだけのゲームですが、低学年の子は大喜びの大盛り上がりでした。
外で盛り上がっていたのはしっぽとりゲーム。これ、異学年でやるとほんと盛り上がります。
どーんじゃんけんぽん!タイヤでは低学年がちょっと危険なので、地面にラインをひいてあげていました。
「王道」ドッジボールも、大賑わいでした。
どのグループも、6年生が「みんなを楽しませよう」と心配りをしていたことが印象的でした。昨日の陸上では、鬼気迫る真剣な表情で、競技に挑んでいた6年生。今日はうってかわって和やかな表情で、和気あいあいとみんなを楽しませてくれました。いやあ、頼りになります。
自分の限界と戦う陸上、周りを和ませる異年齢集団遊び。どの行事も、6年生を成長させています。この流れを修学旅行にもっていって、一丸となって成功させてほしいと思います。
行事は人を育てる。行事の秋、満開です。
第32回 吉川市小学校陸上競技大会
さわやかな秋空が広がる陸上競技会日和となりました。10月12日(木)、第32回 吉川市小学校陸上競技大会を関小学校にて開催されました。この日のために、放課後練習を積み重ねてきた子供たち。4年ぶりの大会に緊張の面持ちで会場へと向かいました。
開会式に臨むカナリーイエローのシャツに身を包んだ選手たち。いよいよ、競技が始まります。
競技中は会場の移動を自粛する必要があるため、すべての競技の写真を撮ることはできませんでした。そのため競技の様子の一部をお届けします。
持久走男女の様子です。一心不乱にゴールを目指す選手たち。会場から割れんばかりの声援が送られました。
どの選手も真剣だった高跳び。成功してうれしそうな表情、バーを落とした時の悔しそうな表情が印象的でした。
競技に出場する前に、円陣を組んで気合を入れる選手たち。頼もしい限りです。
「北谷小ー!いくぞー!」「オー!!」
縄跳びでは、会場の声援がひと際大きくなりました。「がんばれー!」「絶対やりぬけー!」「できるよー!」
声援にこたえ、一生懸命集中するなわとびチーム。3分間やり抜くことを目指し、全集中!
最後の種目、400Mリレー。この競技は個人の能力だけでは勝つことができません。チームワークによるバトンパスが大きく勝敗にかかわります。どのチームも見事なバトンパスを見せ、見ごたえのあるレースが展開されました!
戦いを終えた北谷小の選手たち。はい、チーズ!学校に戻るときは全員でグラウンドに向かってお礼をいいました。「ありがとうございました!」
子供たちは全員、勇敢によく戦いました。満足のゆく成績を残せた子も、悔しさに打ちひしがれた子もいました。感心したのは、悔し涙に暮れていた子を周りが温かく励ます光景が多くみられたことです。練習を一生懸命やったからこそ、悔しくて涙が出るのです。その思いを経験することも、子供たちの成長につながります。
勝ってガッツポーズをするのも素晴らしい。負けて悔し涙に暮れることも価値がある。陸上競技大会は、学校対抗の競技会ですが、それ以上に子供たちの心身をはぐくみ、絆を強める場なのです。私は、学校同士の成績の比較などより、子供たちが競技を通じて得た経験、練習を通じて得た体力向上、そして仲間との絆の強まりの方がはるかに価値があると思います。
4年ぶりに開催された陸上競技大会。かつてのように、練習時間を十分とることは難しくなっています。また、下校時刻の調整や子供たちの体調管理等、保護者の皆様にも多くのご負担をいただきました。それでも、今日の子供たちの様子をみて、得るものが数多くあったと感じます。
コロナ禍中、開催が見送られた数々の行事。その中に、子供たちの心身を成長させる大切なものがたくさん散りばめられていました。それが今日戻ってきて、子供たちに多くのものを与えてくれたことに、改めて感謝しました。選手のみなさん、よくがんばりました。力いっぱい競技に挑んだ姿勢を、本当にありがとう。
5年生 減災教育
日中の気温は上がったけれど、朝夕はだいぶ冷え込んできました。市内の小中学校ではインフルエンザによる学級閉鎖が発生しています。幸いにして本校には未だ流行の兆しは見られませんが、それらの発生は局地的で脈絡がなく、予測がとても難しくなっています。いつ急に感染が広がるかもわかりません。お子さんの健康管理に十分ご配意いただければ幸いです。
5年生が、市役所危機管理課の方をお招きして「減災教育」を行いました。「宜しくお願いします!」
まずはご説明を聞きます。「今日行うのはD.I.G.という紙上訓練です。みなさんが住んでいる場所の地図を使って、災害時の対応を考える訓練です。それでは、さっそくやってみましょう。」
子供達は学区の地図に、自宅の位置や通学路、避難が可能な公共施設を記入していきます。
その作業を通じて、子供達は様々なことに気付いていきます。「そうか、万が一通学路が冠水したら、近くにあるこの場所に避難できそうだね。」
今年度は「災害対策用プライベートルーム」に触らせていただきました。万が一、体育館が避難所になったとき、着替えや授乳ができる空間となります。ワンタッチで組み立てることができる優れものです。子供も、立ったままなら20人近くが入ることができました。
水害、震災など、天災はいつ何時やってくるかわかりません。また、異常気象により水害の激甚化などの現象が顕著です。9月は台風の接近がなかったものの、これから季節は常に台風の発生に気を配らなければなりません。そんなとき大切なのが東日本大震災のとき注目された「津波てんでんこ」です。それは災害時の行動スキームをあらかじめ共有しておき、自分の判断で安全な場所へ避難すること。たとえばらばらでも、いち早く危険を察知して、安全を確保するための行動を自ら起こすことが命を守るために何より必要となります。そうした意味で、地図上で自宅や避難経路、避難できる公共施設の位置を把握しておくことはとても重要になります。
災害がいつ発生しても身を守るスキームを共有しておくこと。とても大切なことだと思います。危機管理課の方のおかげで、今日は貴重な学習ができました。大変ありがとうございました。
陸上練習最終日
昨日体育の日はびっくりするほど寒かったけれど、今日は日中はかなり気温が上昇しました。運動場(校庭)は業間休みはぬかるんでいて使えなかったけれど、日差しのおかげで復活!陸上練習の最後の練習ができました。子供たちががんばっている様子をご覧ください。
各種目とも、指導者の掛け声にこたえ、本番のつもりでがんばっていた様子がみられました。誰よりも木曜日の本番を意識しているのは子供たちです。互いに声を掛け合い、励まし合い、最後まで練習をがんばることができました。そして、最後の練習を終えたあとは、指導する先生に「今まで、ありがとうございました!」のお礼がいえました。それが、とてもよかったと思います。
「これまで、ありがとうございました!」
これこそ、運動がはぐくむ健全な精神だと思います。
木曜日は、子供たちには存分に戦ってほしいと思います。たとえ思うような成績が出せずとも、気にすることはありません。陸上の第一の目的は、他校との交流です。戦いを通して、他校の児童と仲良くなってほしいと思います。
これまで練習にご理解をいただいた保護者の皆様に、お礼を申し上げます。
3年生遠足 鉄道博物館に行ってきました
雲一つない快晴。まさに、遠足日和でした。3年生が、鉄道博物館に遠足に行ってきました。
バスでおよそ90分かけて、鉄道博物館に到着しました!さあ、冒険の始まりです。
出迎えてくれたデゴイチの前で、記念写真!はい、ぴーす!
今回の日程は、グループ行動が中心です。先生からの注意事項を聴いて、さあグループ行動に出発!
博物館の中の展示物は魅力的なものばかり。走らない、集団で行動するなどの約束をきちんと守って、場内の展示物を余すところなく見学していきました。中でも、運転体験シミュレーターは一番人気でした。
さあ、午前中の見学が終わりました。みんなが心待ちにしていたお弁当タイムです。今年は幸運にも、「車両レストラン」を割り当てていただきました。
レトロチックな車内は、お弁当を広げるのにぴったり。子供たちはおうちの方が愛情込めてつくってくださったお弁当を大喜びでいただきました。みんな、本当にうれしそうにお弁当をほおばっていました。
午後は1Fに展示された車両をみて回りました。大正時代の車両に乗って、すっかり気分は夢幻列車編の炭治郎と煉獄さん!「うまい!」「どこみてるんですか!」・・・とかいっちゃったり。
いよいよ最後のイベント、ジオラマ見学です。息をのむ巨大なスケールで、しかも細部まで非常に精密につくられたジオラマの街に、本物さながらに走るミニチュア新幹線や電車の群れ。その圧倒的な存在感!日が暮れると街が美しくライトアップされ歓声が上がりました!息をのんでみつめていた子供たちは大感激でした。
子供たちにとって、とても楽しい一日になりました。日程もほぼ時間通りにすみました。その大きな理由が時間を守れたグループ行動です。与えられた腕時計に表示される時間の通り、どのグループも10分前行動をしっかり守ることができました。また、運転体験シミュレーターが混んでいるのをみて、「まだだいじょうぶだよ。そのうち空くから、あとで来よう。」と自分たちの考えで計画的に動けたグループもありました。3年生でもこれだけできるのか、と感心することしきりでした。
今日の遠足は、きっと子供たちにとって忘れられない楽しいイベントになったことでしょう。それも、準備やお弁当の用意など、おうちの方のご配慮があったればこそです。本当にありがとうございました。ぜひ、おうちで「どう?楽しかった?」と話題にしていただければと思います。
1年生・5年生 校内授業研究会
予報ではとても暑くなるとのことでしたが、思ったより気温が上がらなかったのは幸いでした。
4校時に1年生、5校時に5年生がそれぞれ研究授業を行い、全職員で放課後研究協議を実施して、「読む力」を高めるための指導方法改善について、話し合いを行いました。
1年生の「くじらぐも」の授業です。登場人物の子供たちや「くじらぐも」の、その場面の気持ちを読み取って、話し合ったことをもとによりよい朗読をすることを目標にしました。先生からめあてを聴いて、人物の気持ちの読み取りに集中する子供たち。その表情は、真剣そのものでした。
話し合うことで互いの考えを共有し、「その場面の人物の思いをこめて読むといい!」と気付いた子供たち。元気に、力いっぱい朗読し、1時間ではっきりと読み方が変わり、とても上手になりました。すごい進化をみせました。1年生、よくがんばりました。
5年生は「たずねびと」を学習しました。これまで、登場人物の気持ちを丁寧に読み取ってきた子供たち。最終場面の優れた表現から、その心情がどのように深まったかを話し合いました。物語のテーマをつかむための重要な学習です。
主人公「綾」はふとしたきっかけから広島を訪れ、これまで単なる知識だった戦争や原子爆弾、その被害にあい命を落とした多くの人々に思いを馳せるようになりました。その心情の変化について、叙述をもとに考えをまとめ、自分の言葉で表現できるようがんばりました。話し合いをすることで、各自が考えを深めることができました。
感心したのは、子供たち一人一人がこれまでの学習内容をよく理解していたことです。だから、最終場面での人物の心の深まりを想像することができました。5年生がいかにこの教材に真剣に向き合ってきたかがよくわかりました。素晴らしい授業になりました。
本校では、国語力の向上が学校課題になっています。いえ、それは全国の小・中学校に共通する課題です。今の子供たちの生活では「文字を追う」「じっくり読書にいそしむ」ことが難しくなってきています。だからこそ、本のよさを学ぶ時間が必要だし、授業で「物語を読み味わう」力を付けることもとても大切です。
どちらの授業も、子供たちは「読む力」を高めた価値ある学習になりました。担任の先生の熱心な授業に、子供たちが見事に応えていました。今後もこの成果を生かし、北谷小全体で子供たちの国語力の向上に取り組んでいきます。
にぎやかな授業、静かな授業
朝方雨が降り、日中の天気が心配されましたが幸い子供たちが学校にいる間はほとんど雨が降りませんでした。
音楽室に行くと、子供たちが「ありがとうの花」を大きな声で歌っていました。10月23日(月)の感謝の会で、日ごろからお世話になっているボランティアの皆様を学校にお招きして、感謝の気持ちを示す集会で斉唱する歌です。
音楽室いっぱいに、元気な歌声が広がっていました。合唱の声がすてきな点は、北谷小の美点の一つです。
その一方で、とても静かな授業がありました。大変です。先生に魔女の呪いがかかって、声を出して指示を出すことができなくなりました。さあ大変。学活の集会の計画を立てていた子供たちは、役割分担などを自分たちで決めなければいけなくなりました。先生の「指示を待つことなく、自分たちの考えで積極的に動いてほしい」という願いのもと、子供たちが黙々とがんばる、音楽とは対照的な授業でした。さすが6年生、先生の意を汲んで協力して動いていました。
にぎやかな授業、静かな授業。どちらも主役は子供たち。日々、学習活動に打ち込みながら成長する姿がみえています。
1・5年生親子歯みがき教室
日中の気温はやや高くなるものの、湿度が低いので比較的過ごしやすく、熱中症の心配はだいぶ少なくなったように思います。本日、1年生と5年生が、学校歯科医の戸張先生と歯科衛生士の方をお招きして、親子歯みがき教室を行いました。平日で申し訳なかったのですが、多くの保護者の皆様にご参加いただきました。
「今日は、『6歳臼歯』について勉強しましょう。とても大切な役割を果たす歯ですが、成長するまで1年もかかります。」
「えーっ!」
「そう、だから6歳臼歯は背が低く、磨きにくいので虫歯になりやすいんです。その原因が「歯垢」。「プラーク」ともいいます。大切な6歳臼歯が虫歯にならないよう、磨き残しがないかを調べましょう。」
歯科衛生士の先生のご説明をしっかり聴いて、早速カラーテスターを試しました。
保護者の方のご協力をいただきながら、歯みがきあとの歯に試薬をぬりぬり。すると、磨き残しの部分があっというまにピンクに染まります。子供たちの悲鳴を確認してから、正しいブラッシングの方法についてご指導をいただきました。保護者の皆様のご協力をいただきながら、歯みがきの正しいやり方をしっかり学習することができました。
続いて、5年生でも同様にカラーテストから正しいブラッシングの方法についての学習を行いました。しっかりした態度で授業を受けることができました。
近年、歯周病が糖尿病、気管支炎、心臓疾患、脳卒中、狭心症等様々な病気の原因になることが明らかになっています。また、虫歯のない良好なかみ合わせは学力や運動能力の向上に直結します。「たかが虫歯」と侮るなかれ、「歯周病は万病の元」といわれるゆえんです。
それゆえ、小・中学校では必ず歯みがきの時間を設け、歯みがきの大切さについて指導しています。ご家庭におかれましても、今後も口腔衛生を大切にし、正しい歯みがき習慣をもつようお声がけをお願いします。
ご多用中お越しいただいた戸張先生、歯科衛生士の皆様、大変ありがとうございました。また、ご来校くださった保護者の皆様にも改めてお礼申し上げます。
10月全校朝会
10月になり、気温も落ち着き、季節が一歩も二歩も進んだ感じがしました。本日、全校朝会を体育館で行いました。
まずは、全校で元気にあいさつ。「元気にあいさつしましょう。おはようございまーす!」「おはようございまーす!」北谷小の子供たちはとても元気なあいさつができて素晴らしいです。
はじめに、実習生の難波柚月先生に自己紹介をしてもらいました。「難波です!みなさん、宜しくお願いします!」実習生の難波先生、緊張しながら立派にあいさつできました。
校長講話です。最初に、紅葉の原理についてお話ししました。紅葉は、木々が冬や来年の春に向けて栄養を貯める過程でみられる現象です。「校庭の木々も、この季節は毎日がんばって栄養を貯めて、冬や来年の春に向けて準備をしています。みなさんと同じですね。毎日の勉強や運動は、未来のための準備です。」
そして次に、授業中の姿勢についての話をしました。「もっと集中して頭がよくなりたいという人に、とてもいい方法がありますよ!授業中の姿勢をよくするのです。夏理先生にちょっとお手本をみせていただきます。はい、ありがとうございます。いい姿勢ですね。このように背筋を伸ばすと、酸素や血液が脳によく届くようになり、集中力が高まるのです。それに、体に無駄な力が入らないので、疲れにくいのです。みなさんが1年生のころから、先生方に授業中の姿勢をよくしなさい、といわれているのはそういうことなんですよ。」
その後、10月の生活目標について指導しました。「今月の目標は、『廊下を静かに歩こう』です。廊下を走ることはとても危険なことです。改めて、自分と、周りの人の安全を守るために廊下の歩き方についてみんなでしっかり守っていきましょう。」
9月は猛暑で、子供たちも毎日過ごすのが大変だったことでしょう。ただ、教室を回っていて、姿勢を正したい子供が一定数いたのは事実です。姿勢を正すことは学習効率の向上と、心身の健康の維持につながります。姿勢のよさは自律神経の調子をよくするので、情緒の安定にもつながります。
10月になり、校庭の木々の葉が色を変え、秋が深まってきています。それは、木々の未来に向けた生命活動です。子供たちにも、季節を感じながら、日々できることに一生懸命取り組んでほしいと思います。
今月も、宜しくお願いいたします。
地区除草にご協力ありがとうございました
本日、PTAと地域の皆様のご協力のもと、校庭の地区除草を午前8時から行いました。
作業が始まってびっくり。雑草が生い茂っていたプール前があっという間にきれいになりました。学校用務員の山崎さんや環境ボランティアの岩木さんがいつも時間をかけてやってくださっているのに、大勢の力があると作業が本当に早い。あっという間に、運動場がきれいになりました。また、中には「通学班で道端に生い茂っていた草が危ないのでとってきました」とお気遣いくださった方もいらっしゃいました。改めてマンパワーのすごさ、保護者・地域の皆様のご厚意とご協力のすばらしさを感じました。
現在、6年生は10月12日(木)の市内陸上大会を目指して練習を続けています。また、業間・昼休みたくさんの子が運動場で遊んでいます。体育の時間も、「ティーボール」やリレーなど、運動場でがんばる学級が多いです。来週7日(土)には、4年ぶりの地区体育祭が開催されます。そんな時期に、PTAと地域の皆様が運動場を整備してくださるのは、学校として本当にありがたいことです。
ご参加くださった皆様、運動場をきれいにしてくれて本当にありがとうございました。
3年生 スーパーマーケット見学
1日遅れになりますが、3年生が28日(木)ライフ吉川駅前店にスーパーマーケット見学に行きました。
さあ出発だ!いぇーい。
副店長さんが、普段はみられないバックヤードをみせてくださいました。子供たちはめったにみられないスーパーの裏側をみられて大興奮。
「さぁーこれは何のお刺身かわかるかなー?!」「えーわかりませーん。」「もっとお魚食べてね(笑)!」
バックヤードを惜しげもなく見せてくださった副店長様、大変ありがとうございました!
「商品搬送エレベーターって、ゆっくり動くんですね!」そう、大切な商品を運ぶエレベーターですからね。これも素晴らしい勉強でした!
いろいろな質問をして、お礼の言葉もしっかり述べることができました。
社会科の学習において、本物の見学、そして第一線で働く方のお言葉は最高の教材です。教科書も、資料集も、インターネットも、本物にかなう資料はありません。この日子供たちは貴重なスーパーの裏側をみせていただいて、素晴らしい勉強をして、学習への理解を深めました。
ライフのスタッフの皆様、貴重なお時間を子供たちのために割いて親切にご対応くださり、本当にありがとうございました。
4年生遠足 茨城県大洗水族館アクアワールド
大洗水族館への約1時間半ほどのバス移動の最中、バスレク係の司会進行で様々なレクが行われました。ビンゴ大会では、全員が番号クジを引いて参加しました。しばらくの間バスレクから遠ざかっていたのでビンゴのやり方が分からない子もいましたが、教え合っている姿が微笑ましかったです。イントロクイズも大盛り上がり。回答後は、流行りの曲や今月の歌をみんなで楽しく歌うことができました。
大洗水族館に無事到着すると、かわいい2頭のイルカのオブジェの前で記念撮影をして水族館に入場しました。
最初は、イルカ・アシカショーの見学です。トレーナーさんと息を合わせ、迫力のあるジャンプや輪投げを上手にクリアするイルカと、愛嬌たっぷりのアシカの動きに会場中で大きな歓声が上がりました。
イルカ・アシカショーの後は、ちょっと早めのお弁当タイム。朝7時に集合して大洗までやって来たので、10時過ぎには「お弁当はまだですか。」と何人もの児童が言い出すほど、皆お腹がペコペコでした。ペコペコなうえに、好物がたくさん入ったお弁当なので、より一層美味しく食べることができました。お弁当づくりをはじめとした準備にご協力いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
さて、お弁当の後はグループに分かれて水族館を巡りました。どういった順番で、どこを重点的に見学するか、相談しながら展示物を見て回りました。2階のクラゲゾーンは効果的にライトアップされていて、幻想的な雰囲気が素敵でした。大水槽の中では、銀色にピカピカ光ったイワシの大群が気持ちよさそうに列をなして泳いでいました。色も形も大きさも様々な海の生き物は、それぞれ違っているから素敵だし、面白い。工夫をこらした展示を満喫し、思い出に残る体験ができた1日でした。
中学年デジタル・シチズンシップ
日中の暑さが戻ってきました。WBGT(熱中症指数)は低めなのですが、気温が上昇する傾向があります。休み時間の外遊びや体育など、気を付けながら行っています。明日の28日(木)は猛暑日が予想されています。ご家庭でも、着るものの配慮などをいただければ幸いです。
本日、3・4年生がデジタル・シチズンシップ教育を行いました。吉川市教育指導支援員 大西先生にお越しいただき、3・4年生にリモートで授業を行っていただきました。
大西先生は管理棟1階会議室から、リモートで子供たちに授業を行ってくださいました。こうすることにより、1・2組同時に授業を行うことができます。
今日は、SNSを使用するうえで注意することと、SNSを生活にどのように生かしていくかが中心の内容でした。SNSの特性が伝えられると、子供たちは「知ってる」「そうなの?」と積極的な反応をみせながら、お話を聴いていました。
ネットの特性に、一度発信したものは取り消しが効かない、というものがあります。大西先生は特にそのことを強調されてお話をなさっていました。
また、「どれい」というやや強い言葉をお使いになり、スマホに依存する生活への注意を投げかけていらっしゃいました。
子供たちもしっかりお話を受け止め、スマホの扱いについての考えをまとめたり、話し合ったりしていました。
大西先生のお話はいつも強い芯があります。「これからは、SNSの時代、ICTの時代。それらネットの危険な部分を恐れて利用しないのではなく、ICTの光も影も両方を理解して、正しく活用すれば、生活をより豊かにできます。そうすることで、デジタル社会のよき参加者になりましょう。」そのお考えが子供たちや先生方に浸透しています。北谷小でも、大西先生のお力添えのおかげで、ICT機器の活用が進んでいます。
その一方で、SNSをめぐる様々な事案が起きていることも確かです。犯罪のきっかけになっていたり、悪気なく発信した情報がものすごい勢いで炎上したり。ネットは便利なものですが、同時に慎重さを忘れてはいけないと思います。はさみやカッターを使う際に、十分気を付けるのと同じように。
吉川市は市全体でデジタル・シチズンシップ教育に取り組み、ICTの活用を効果的に推進しています。その考え、先進性が素晴らしいと思います。吉川市で学ぶ子供たちは幸せです。
大西先生、本日も素晴らしい授業をありがとうございました。
3年生 なまずの学習
朝夕の涼しさに油断していると、日中の日向の気温は35度近くまで達します。くれぐれも、お子さんの服装にご注意ください。朝の気温の低さに驚き、厚ぼったいトレーナーを着てくると日中は大変な暑さになり、長そでトレーナーでは熱中症につながりかねません。
3年生が川魚料理の「ますや」さんのご主人様をお迎えして、なまずの学習を行いました。
「みなさん、なまずを食べたことがあるかな?」
「ありまーす!」と「なーい。」という声が半々。おやおや、1学期の給食に、なまず料理は出てますよ。
なまずの天ぷらの調理法をビデオで見せていただきました。思わず子供たちから「おいしそー。」の声がもれました。なまず料理にはいろいろあります。たたきや刺身もあるけれど、ご主人様によれば、やっぱり一番おいしいのは天ぷらだそうです。
次に子供たちからの質問タイムになりました。「日本にはなまずがどれぐらいいますか。」「なまずは何を食べますか。」「雄雌の違いはありますか。」なかなか鋭い質問が多く、感心させられました。
ますやさんのご主人も一つ一つ丁寧に答えてくださいました。「数は正確にはわからないけれど、なまずは2200種類もいます。」「なまずは肉食。カエルや小魚を食べるんですよ。」「外観はちょっとわからないけれど、オスは身がしまっていておいしいです。メスは卵も食べられますよ。でも、今はとても希少ですね。」
1時間、いろいろなまずのことを教えてくださったますやさんに、お礼をいいました。
「ありがとうございましたー!」
終わったあと、ますやさんのご主人様も「子供たちといろいろな話ができて、楽しかったですよ。」と笑顔で話してくださいました。
北谷小では地域の特色を学ぶためになまずの学習を積極的に進めています。でも、インターネットや図鑑で調べただけでは、なまずの本当の価値を理解できたとはいえないと思います。ますやさんのご主人様のように、江戸時代から続く名店のご主人様の思いを語ってくださること。これこそ、最高の教材だと思います。
なまず料理は吉川市にとって欠かせない大切な特産品です。子供たちに、もっともっと学ばせたいと思います。
ますやさんのご主人様、今日は本当にありがとうございました。これからも、おいしいなまず料理をつくり続けてくださいますようお願いいたします。
教育実習が始まりました
とても秋らしい気候になりました。日中はまだまだ暑さが残りますが、朝夕は冷え込んでむしろ寒いぐらいです。朝と昼の気温差が大きくなるので、着脱可能な服装のご準備をいただければ幸いです。
1年生の教室に、教育実習生の先生が見えました。この学校の卒業生の難波先生です。昨年度から、学校に教育支援ボランティアとしてお越しいただいていました。緊張の面持ちで出勤してきた難波先生。1年生の教室で、熱心に授業の流れに耳を傾け、子供たちの様子を見守り、学習指導のポイントをつかもうと一生懸命でした。
そして昼休みは、1年生と遊んでくれました。さすがはもと運動部の難波先生、足速い!逃げ切れなかった子供多数でした(笑)。
ご承知のように、今、教員不足が深刻な社会問題になっています。2024年度採用試験の志願者は全国で6,000人マイナス(-4.5%)となりました。文部科学省も都道府県教委も様々な対策を行っていますが、歯止めがかからない状況です。今ほど、教職員を目指す若い人たちを大切にしなければならない時期はこれまでなかったと思います。
こだからこそ、教育実習生の先生を学校全体で支え、充実した実習を送ってほしいと願います。難波先生、子供たちのために、そしてご自身のためにがんばって、未来へのステップにつなげてくださいね。北谷小みんなで応援しています。
おやじ会の皆様のご協力のもと宿泊体験を行いました
9月23日、飯ごう炊飯、流しソーメン続く「宿泊体験」を行いました。今回も「北谷小PTA おやじの会」の皆様を中心に、二日間の日程を計画し、4,5,6年の希望者の児童が参加しました。
まずは、体育館に集まってのガイダンス。
「みなさんよく参加しました。今日一日、ルールを守って安全に参加して、宿泊体験を大いに楽しんでください。」
まずは看板づくりです。昨年度老朽化で取り外した校舎の看板を、おやじの会の皆様につくりかえていただいたものを子供たちがペンキを塗って仕上げをしました。
お次は室内ドッジボール。男女の対決はおやじの会の皆様も助っ人に入り、大盛り上がり!
圧巻だったのは、この「ドラム缶風呂」です。おやじの会の皆様が湯加減をちょうどよくしてくれたので、子供たちも水着のまま、ワイルドな入浴を楽しむことができました。これ、すごい!まさに、宿泊体験でなければできないことです。
宿泊体験はこのあと、夕食のカレーづくり、夜の肝試しや花火、そして寝袋を使った体育館での宿泊へと続きます。参加した子供たちにとって、忘れられない楽しい思い出になることでしょう。
おやじ会の皆様、今回も準備と運営に多大なるご支援をいただき、本当にありがとうございました!
今週もあっという間の一週間でした
「暑さ寒さも彼岸まで」は、この猛暑続きの現代にも通じそうです。今週水曜日までの猛暑が鳴りを潜め、学習も運動もぐっと進めやすくなりました。
本日昼休み、5年生が音楽会出場学級を決める校内オーディションを行いました。
審査は公正・公平を徹底しました。音楽指導担当の教諭は、どちらの学級にも同じ指導を行いました。本日のオーディションは、声の大きさ、音程の正確さ、パートの響き合い、歌詞の言い間違えの可否など審査の基準を事前に決め、それをもとに北谷小の教職員で昼休みに手の空いているもの全員で発表を見届け、審査を行いました。結果は後日、発表します。
私は、どちらの学級の発表も素晴らしかったと感じました。与えられた条件の中、美しいハーモニーを奏でることができたのはどちらの学級もどちらの学級も同じでした。ただ、市内音楽会の規定により、出場学級はどちらか1学級のみになります。どちらが選ばれても、立派に発表してくれると信じます。
3年生の社会の授業です。3年生はスーパーマーケット見学のための事前の準備をしています。今日の授業が面白かった!先生が、「スーパーではキャベツを丸ごとじゃなくて、半分で切って売ってます。なんで?!」と問いかけると子供たちは全員「うーん」と唸り、そのあと「わかったー!!」とものすごい勢いで手が上がりました。
「少ない人数の家族だと、1個じゃ余っちゃうからだと思いますー!」
「切れてた方が、調理が楽だからですー!!」
なるほど、素晴らしい考え!これこれ、この事前授業が大切です。見学の密度がぐんと高まりますから。学校では、子供たちにとって切実感ある課題を出して、子供たちが積極的に考えるよう授業を組み立てています。それを実際の見学で確かめるわけですね。まさに、子供たちにとってはわくわくの学習になります。3年生、今日もがんばってます!
1年生の廊下を通りかかると、「ギャー!!」「うぁー!!」とものすごい大賑わい。何事?!と思い教室に入ると、「動くおもちゃ」の学習でした。うちわであおいで、すいすい進むおもちゃを自作した子供たち。そのデザインの凝ってること。亀やうさぎ、犬や猫。思い思いの形をつくって楽しんでいました。子供の笑顔と歓声に触れると、こっちまで元気になります。いやー、1年生は今日も元気でした。
今週もあっという間に時間が過ぎていきました。もう2学期はすっかり軌道に乗りました。でも、吉川市内外で、風邪やインフルエンザ、コロナ等がまだまだ流行しています。週末、引き続き手洗い・うがい・お部屋の換気・十分な睡眠時間、人込みを避ける等にご配意ください。宜しくお願いいたします。
やっと(少しだけ)涼しくなりました
天気予報のとおり、やっと涼しくなりました。本当にありがたい!これで、業間・昼休みに子供たちに我慢を強いることがなくなります。
おかげで、体育も外でできるようになりました。早速、外体育で子供たちががんばっていました。
心なしか、室内での授業も子供たちが元気に見えました。外国語のレスター先生が子供たちと英語で会話をする学習をしていました。会話の流れが滑らかで、びっくりしました。さすが6年生!
1年生の教室では、教育支援員の寺山先生が学習指導のお手伝いをしてくださっていました。これは本当に実感することなのですが、教師が2人いると、学習指導は隅々まで行き届きます。日本は法律で、2021年まで1学級が1年生のみ35人、それ以外の学年は40人と定まっていました。現場の実感では、1人の教師が子供たちを丁寧に指導するには、1学級40人はもちろん、35人でも多いと感じています。令和7年度まで段階的に全学年が35人学級になる予定ですが、それがまだ先になりそうな今は、寺山先生のような方がいらしてくださると本当にありがたいと感じます。
6校時終了後、陸上練習も行うことができました。風は強かったけれど、子供たちは負けずによくがんばっていました。外国語指導のレスター先生も一緒に子供たちを応援してくださいました。
気温が(少し)下がってよかったです。外遊びができてハッピー!いぇーい。
熱中症との攻防 続きます
2学期が始まり、学校経営の一番の難敵は熱中症予防となっています。保護者の皆様にもご心配をおかけして大変申し訳ないのですが、今日も一日、その攻防が続きました。
業間休みは幸い曇っていたので、WBGT(熱中症指数)も気温も危険域に達しませんでした。6年生の有志の児童が、縄跳びやリレーの練習をしていたので、とても感心しました。
昼休みも、太陽が雲で隠れていたので、これ幸いとWBGTを気温を確認し、よし、大丈夫!と外遊びをOKにしました。子供たちと登り棒で遊んでいたら、なんとびっくり、天気雨が降り始めました。なるほど、上空に冷たい空気が流れ込んだのかもしれません。よし、5,6時間目、OK!と思いました。昨日、陸上練習が外でできなかったので、陸上も外でできるかもしれない、と期待をもっていました。
と思ったら、そのあと雲が切れて気温も急上昇。やむを得ず校庭での活動も最小限にしました。体育館はまだ熱中症指数が上昇しきっていなかったので、運動ができました。6時間目のクラブ活動は、残念ながら外での運動を中止にしました。室内でスポーツ鑑賞に切り替えたクラブもありました。申し訳ないと思って教室を訪れたら、思いっきりの笑顔でピースされました。あれ?
そしてその後、再び太陽が雲に隠れ、WBGTも気温もみるみる下がり、外での陸上練習が可能となりました。と思いきや、午後5時から雨が降るというピンポイント予報が覆され、練習終了5分前に雨が降ってくる始末に。本当に目まぐるしい天気になりました。
子供たちにとって、休み時間の外遊びは、心身のリフレッシュができる貴重な機会です。それなのに、こんなに晴れた日に、休み時間を室内で過ごせといわれたら、ストレスは溜まる一方でしょう。それでも、熱中症の脅威に子供たちを晒すわけにはいきません。WBGT計とのにらめっこしながら子供たちに我慢を強いる毎日です。明日からは秋雨前線が南下してきて少しは過ごしやすくなるとのこと。それに期待します。秋雨前線、がんばれ!太平洋高気圧さん、もうそろそろ去ってくださいね。
5年生 稲刈り体験
本日も、日差しが強く暑い日になりました。そのため、業間休み・昼休み・放課後の陸上練習における外(運動場)における運動は中止としました。
5年生の稲刈り体験を実施しました。WBGT(熱中症指数)を確認し、JAさいかつの皆様にも相談して、作業を30分に短縮していただきました。作業の途中でも、水分補給をしてよいとして、長そでを着用するのは稲刈りの時だけ、といたしました。
現地に到着。「北谷小の皆さん、よくいらっしゃいました。」「宜しくお願いします!」
「稲は、二束切り取ったら、藁で巻いてまとめてください。それでは、始めてください。」
「切れました!」子供たちは鎌を上手に使って、作業を進めていきました。
「ええと、藁の巻き方はこれでいいのかな。」「大丈夫、それでいいよ。」
「稲を切るって、気持ちいい!」
子供たちから、笑顔がたくさんこぼれました。
JAさいかつと農業ボランティアの皆様のご配慮で、刈り取る稲の量を調整していただいたので、およそ30分弱で作業を終えることができました。感心したのは、子供たちがとても礼儀正しかったことです。お世話になった方々に、「ありがとうございます!」がとてもしっかり言えました。
作業が終わったとき、子供たちにこのように伝えました。
「みんな、暑い中よくがんばりました。今日の体験を通じて、お米づくりの大変さを少しだけ、感じることができたと思います。普段何気なく食卓や給食で運ばれてくるお米には、これだけの生産者の方の思いや苦労が込められています。吉川市の豊かな自然の恵みに、そうした生産者の方の努力が相まって、おいしいお米ができます。もちろん、調理してくださるおうちの方や給食センターの皆様の努力がなければ、みなさんはお米を食べることができません。
今日の体験をもとに、そうした思いをもって、お米に対する尊敬の気持ちをもって、食べてください。食べ物に感謝の気持ちをもつ。それがとても大切なことです。」
6月に田植えをしてから、生産者の皆様がここまで育ててくださった稲を、短い時間でしたが子供たちは自分の手で刈り取り、収穫の喜びを共有することができました。子供たちがこれからもすべての食べ物に対して、尊敬と感謝の気持ちをもってくれることを願ってやみません。お世話になったJAさいかつの皆様、農業ボランティアの皆様、今日は貴重な体験を大変ありがとうございました。
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