学校ブログ
少年センターの先生方のあいさつ運動
今日は最高気温も上がらず、どちらかというと寒い一日になりました。
下校時、少年センターの先生方が、あいさつ運動にきてくださいました。
「さよーならー!」と元気にあいさつをして、帰路に就く子どもたち。センターの先生は以前は中学校籍だったのことで、「小学生は、よくあいさつをしてくれるのでうれしいですね!」と終始笑顔でした。
いつも、子どもたちにはあいさつの大切さを次のような言葉で伝えています。
「鳥は、飛ぶことができるので空で過ごします。リスは、木登りが得意なので森に棲むことができます。では、わたしたちは人間はどうでしょう。あいさつができるので、人と人の間で過ごすことができるのです。だから、「人間」というのです。」
子どもは、一人で生きていくことができません。必ず、多くの人とかかわって成長していきます。したがって、子どもたちが健やかに成長するために身に付けさせたい力がコミュニケーション能力です。私は、「友達と一緒に楽しく過ごす力」「仲間と一緒に困難な課題に立ち向かう力」は、学力や体力以上に重要だと思っています。
その第一歩が、あいさつができることです。北谷小では、元気なあいさつを推奨しています。ご家庭でも、あいさつができることの大切さをお伝えいただければ幸いです。
少年センターの先生方、ありがとうございました。
令和4年度 校内持久走大会
朝から澄み渡る青空が広がり、絶好の持久走大会びよりとなりました。申し訳ありません、校長は出張が重なり報告を受けることしかできなかったのですが、多くの子が力の限り走り、年に1回の大会にふさわしい行事になりました。
これまで、毎朝の持久走練習や、体育の試走でがんばって走ってきた子どもたち。実力を十分発揮できた子どもも多かったことでしょう。思うような結果を出すことができなかった子もいたことでしょう。
でも、怖さをこらえて参加し、ゴールまで走りぬいた子はよくやったと思います。おうちでも、子どもたちにねぎらいの言葉をかけていただければと思います。順位よりも大切なのは、きちんと大会に参加して、最後までやり抜くことで、それができた子は、みな立派だということを。
応援にお越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
持久走練習 高学年試走
昨日とは一転、日中は10月なみの陽気となりました。朝方、グラウンドは湿っていたのですが、午後からはコンディションが回復したので、午前中に予定していた高学年の試走を、6時間目に行いました。高学年の児童からすれば、試走には抵抗があったことでしょう。しかし、本番での安全性を高めるために、一度コースを走っておくことはとても重要です。子どもたちにとっても、走りの戦略を立てられるますから。
それでも、多くの子どもたちが真剣な表情で、ゴールを目指し、立派な走りを見せたことはとてもよかったです。
印象的な場面がありました。順位にとらわれることなく自分のペースで走り、最後まであきらめずゴールした子に、そこにいた児童みんなから大きな拍手が送られたことです。とても美しい、感動的な光景でした。改めて、持久走の練習を通して子どもたちに何を学ばせればよいのか、思いを馳せることができました。
現代社会の高学年の児童は、情報の洪水に囲まれているので、大人とほぼ変わらない認知能力をもちます。自分が他人からどのようにみられているか細心の注意を払い、周囲から浮かないことに気を配ります。みんながみている前で、勝負に負けるなどはもってのほか。それは集団の中の地位低下につながるからです。だから、負けるかもしれない戦いは、上手に避けます。
子どもたちのこうした行動は、現代社会に生きる大人の姿の鏡なのかもしれません。この時代に生きる子どもたちが、自然のうちに身に着ける処世術なのかもしれません。
でも私たちは、与えられた課題や試練に一生懸命取り組む子どもを育てたいと思います。たとえ苦手なものでも、周囲が自分をどうみるかを過度に気にすることなく、泥臭く、粘り強く取り組む子どもに育ってほしいのです。これは軽佻浮薄を是とする現代社会の風潮に逆らうことかもしれません。「学校の常識は社会の非常識」といわれる所以かもしれません。
けれど、今日目にした光景は、まぎれもなく努力した仲間に惜しみない賞賛を送る子どもたちの姿でした。救われる思いがしました。子どもたちには、結果にこだわることなく、全力で競技に臨んでほしいと思います。たとえ思い通りの結果が得られなくても、その貴重な経験が、自分を大きく成長させてくれるのですから。
5年生 社会科見学(さいたま市造幣局、武州中島紺屋)
このブログをアップしている23日(水)の午前中は、こんこんと雨が降っています。昨日22日(火)は教職員の「ふれあいデー」(働き方改革推進のため定時退勤する日)だったので、アップが一日遅れになりました。ふれあいデーの日は午後5時以降電話対応ができなくなります。毎月学校だよりでお知らせしておりますのでご了承ください。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
22日(火)、5年生が社会科見学に行きました。目的地はさいたま市の造幣局と、羽生市の武州中島紺屋です。その時の様子をご覧ください。
さいたま市造幣局は、貨幣製造工場と博物館に分かれていて両方を見学できます。工場内は撮影禁止なので、博物館見学の様子をお伝えします。
展示品は希少なものばかりで、とにかく素晴らしかったです。子どもたちも夢中で見入っていました。
撮影スポットではい、ポーズ。
充実した見学を行うことができました。スタッフの皆様、ありがとうございました。
次に訪れた武州中島紺屋さんの一室で、昼食をいただきました。お弁当の準備、ありがとうございました。
185年もの歴史をもつ中島紺屋さんで、ハンカチの藍染め体験に取り組みました。ハンカチを折って輪ゴムでしばり、模様を付けます。
さあ、藍染めの液に浸して、3分待ちます。冷たくても我慢我慢!しっかり浸けることで、鮮やかな色になります。
乾かしたら、このような鮮やかな色に染め上がり。「できたー!」とみんな大喜びでした。
最後、藍染め博物館を見学させていただき、羽生市をあとにしました。
社会科は、人や文化伝統、歴史を好きにさせる教科です。それゆえ、本物に優る教材はありません。教科書での学習も大切ですが、最前線で働く人の言葉に耳を傾けることや、実際に手に取って体験することほど貴重な学習を知りません。
そして社会科は、仕事をすることの尊さを学ぶ場所です。造幣局は世界トップレベルの鍛造技術で、偽金づくりを防いでいました。説明では、鍛造技術の高さこそ、国の信用そのものだということでした。藍染め体験は、一五〇〇年前、奈良時代から日本に伝えられた藍染めの技術を、現代に連綿と伝える貴重な伝統産業です。ワールドカップに出場する日本チームのユニフォーム、「ジャパンブルー」も藍染めを起源としています。どちらも素晴らしい職業でした。そうした様々な職業の素晴らしさを、未来を担う子どもたちに伝える学習の教育的価値は計り知れません。
子どもたちはみな、満足そうに社会科見学を終えました。この体験が、社会科学習への意欲を高めてくれると思います。
広がるコロナ感染 音楽でできること
月曜日の朝、雨降り模様というのは、大人と子どもの心を重くするようです。それでも、日中お天気が回復し、午後には晴れたことは幸いでした。
本日は欠席者数が増加傾向にありました。ご家庭内で陽性の方が出て、濃厚接触者となり、学校を休む児童がじわりと増えてきています。第7波、第8波まできてわかったことは、感染者が一定の期間増減を繰り返すのは社会の防疫体制の在り方ではなくて、ウイルスの特性そのものだということ。そうしたこともあり現在、文部科学省や教育委員会より学習活動の制限等について、通知はきておりません。近距離でのグループワークや調理実習、近距離で行う理科の実験観察や図工の共同制作などについては、依然として感染症対策を十分行ったうえで実施すること、との指導です。要は「決して油断しないで感染防止に努めること」に尽きると思います。
4年生の音楽の授業の様子です。
手のひらを膝の上において、姿勢よく先生のお話を聴く子どもたち?いいえ、これは曲想に合わせて正確なリズムを拍手やひざを叩いて鳴らす学習です。
このように画面に楽譜が表示され、動いていくので子どもたちはそれに合わせてリズムを刻むのです。
子ども同士の距離も、音楽室の広さをめいっぱい使っています。これなら、飛沫の心配もしなくてよさそうです。
とはいえ、音楽で大切なのは、合奏、合唱の楽しさを味わわせることです。今は歌を歌う時もマスクを着け、大声を出さないようにしています。子どもたちに音楽の本当の楽しさに触れさせることができないのは口惜しい限りです。
依然として続くコロナ禍で、社会が様々な影響を受けています。苦しんでいる人の数は、私たちの想像以上でしょう。学校現場も、その一つです。一日も早い収束を願うばかりです。
改めて、ご家族の中に発熱や咳など風邪態様の症状がみられる場合は、学校での感染拡大を防ぐため、お子さんの登校を見合わせていただくようお願いいたします。
芸術の秋、スポーツの秋。子どもたちの一生懸命さを認めてこそ
この「北谷小ブログ」をアップロードしている20日(日)の午前中、しとしとと小雨が降ってきました。今日は12月並の寒さになるということ。また一歩、季節が進もうとしています。
18日(金)の午後は事情があって早めに退勤しなくてはならなくなり、ブログを更新できなかったので今、改めてアップロードいたします。
18日(金)はとてもいいお天気で、4年生が持久走の練習に励んでいました。子どもたちのこの表情。やる気が伝わってきますね。
よく、持久走大会のはじめの言葉で、校長先生が「今までの練習の成果を生かして、ベストの記録を出せるようがんばってください」とおっしゃることがありますが、私は「ベストの記録を出しましょう」と期待することは、子どもの成長にとってプラスとは限らないと思っています。緊張して実力が出せなかったり、気持ちが入りすぎて、スタートで失敗したりすることもあるでしょう。けれど、それも子どもたちにとって成長の糧となる大切な経験です。一生懸命がんばって失敗したことは、何も悪くありません。むしろ、果敢に挑戦した立派なことです。だから、過剰なまでにプレッシャーを掛けることは必要ないと思います。
それよりも必要なのは、結果ばかりを見ず、子どものがんばりを認めることだと思います。「思うような結果が出なかったからといって、落ち込むことはない。あなたはよくがんばった。わかっているよ。」そのような大人の言葉がけが、子どもたちの自信と勇気を育てるのだと思います。
日本の学校は世界で一番「がんばれ」をいう場所だとか(笑)。確かに、走っている子どもたちをみると「がんばれー」と言ってしまいますよね。でも、持久走に臨む子どもたちはめいっぱいがんばっています。だから、走る前にはこんな言葉を掛けてあげたいと思います。「結果なんか気にするな。一生懸命走れば、それでいい。最後まで、みているよ。」
さて、教室にいくと子どもたちが楽しそうに作品づくりに取組んでいました。
2年生は「すけるん たんじょう!」というクリアファイルを使った作品づくり。1年生は先日のなまず公園での落ち葉拾いで集めてきた落ち葉やどんぐりを使って、お面づくりに取組んでいました。
教室にいくと、たくさんの子が「みて、みて!」と嬉しそうに一生懸命つくった作品をみせにきてくれます。「いい作品ができたよ、ほめてー!」という気持ちに溢れています。「おーすごいね!」「よくつくったー!」とほめてあげると、みんなにこにこ。私たち教員にとっても嬉しい瞬間です。
そこで、「ここはこうした方がいいんじゃないかな」、などの指導は不要です。子どもたちは、心を込めて一生懸命つくったのです。それを大人の価値観で評価する必要はありません。作品の善し悪しを判断するとき。それは、誰かの作品と比べているからです。
「比較は、喜びを奪う。」ルーズベルトの言葉です。子どもは一人一人がオンリーワンの存在で誰とも、比べる必要はありません。マラソンの順位も、作品のできばえも。私たち大人は、子どもたちの一生懸命な姿勢を、ただ「すごい!よくがんばった!」と認めてあげればいい。競争心や向上心をもたせることは大切。でも、子どもたちの健やかな成長にとってもっと大切なのは、勇気と自信だと信じてやみません。
持久走試走がんばりました
朝、寒いなあと思ったので車の外気温メーターをみたらなんと4度。季節が一歩進んだ感じがしました。でも、空はどこまでも澄み渡っていました。
そんな中、低学年児童が来週金曜日の持久走大会のために、はじめて試走を行って、本番と同じコースを走りました。その時の様子をご覧ください。
はじめて走る北谷小のコースに挑み、最後まで一生懸命走った子どもたち。みんな、とても立派でした。一年生は、朝マラソンでもがんばって走っています。持久走は、本番だけ一生懸命走ればよいというものではありません。日頃の練習を積み重ねていくことこそ、大事です。
いつの間にか、結果ばかりを重視する風潮が、社会のいたるところでみられるようになったように思います。「いくら努力しても、結果を出せないのなら意味がない。」そんな言葉に、象徴されています。でも、学校は結果を重視するところではありません。子どもたちの真摯な姿勢、地道な努力の積み重ねを称賛し、たとえ思うような結果が出せなくても「気にしなくていい。あなたは十分がんばった。胸を張っていい。そしてまた、明日に向かって一歩踏み出そう。」と励ます。結果よりも過程を重視することで、子どもたちは育っていきます。結果を重視するのは、もう少し大人になってからでもよいと思います。
子どもたちを伸ばすには、適度な競争が必要だ、と強弁する方もいます。でも、競争で子どもの力を伸ばすことができないことが近年の研究で明らかになってきました。子どもを伸ばすのは競争意識ではなく、自信です。アドラー心理学では勇気といいます。順位や結果ばかりにこだわることなく、努力する姿勢を評価し、がんばった自分を誇らしく思う子を育てる。持久走練習では、それがとても大事だと思います。
子どもたちの力を高めるためには、一回でも多く練習させることが大切です。そのため、LEBERへの参加の可否についての入力をお忘れなくお願いします。
5年生タグラグビー盛り上がっています
冒頭の文章でも書きましたが、一年で一番スポーツをするのにさわやかな季節になりました。5年生が運動場で、タグラグビーの練習と試合に取り組みました。
まずは、チームで基本練習に取り組みます。パスはとても大事。小川先生も、各チームを回って声掛けをします。
今日の授業のめあてを確認します。「今日のめあては、兄弟チームで作戦のアドバイスをし合う」です。兄弟チームで練習をして、得点を取るためにはチームのどんな点を改善したらよいかを話し合いましょう。」
実戦さながらに練習を繰り広げます。とはいえ、兄弟チームでの取組です。勝敗のためではなく、どんな攻め方がよいのか考えながらの練習です。
練習が終わると、アドバイスをし合います。「タグをとられたときのパスをもっと早く回すといいと思います。」
さあ、アドバイスを生かして、いよいよ試合に挑戦します。練習や話し合いの成果を実戦に生かせるかが大切です!
さすがに、さっきのアドバイスを試合に生かすことは難しかったものの、各チームとも真剣にゲームに集中し、力いっぱい戦っていたことがわかりました。
とてもスムーズで理にかなった授業の展開で、練習や話し合いが試合に生かせるよう配慮されていました。でも、何よりも大切なのは、子どもたちがゲームそのものを楽しむことです。終わったあと、何人の子どもに感想を聞いてみたのですが、口をそろえて「楽しかったです!」と答えていました。それが一番大事だと思います。
コロナ禍の中、家で過ごす子どもが多くなっています。けれど、本来子どもは野っぱらを駆け回り、転げまわって遊ぶもの。そうしてこそ、健全なメンタリティがはぐくまれるのです。それが、難しい現代においては、せめて学校の教科体育で、子どもたちに「体を動かすことの楽しさ」を味わわせたいと思います。
5年生、タグラグビーみんなよくがんばりました!
黒板、動画、資料提示、協働学習アプリ
三連休明けの雨の午前中。子どもが最も学習に集中しにくい状況です。しかし、先生方は様々な工夫をして、子どもたちの気持ちを学習に向けようとがんばっています。今日、一日の授業の様子をピックアップします。
まずは動画。6年生が徳川幕府の治世の仕組みについて学習しました。ドラマ仕立てなので、楽しく学習できます。子どもたちもよく集中していました。
次にプロジェクター。3年生の学習の様子です。デジタル教科書を投影することで、子どもたちがパッと学習する内容に集中させることができます。しかも、図やグラフなどを立体的に動かすことで、視覚的な理解を促すところが素晴らしい。今はまだ過渡期ですが、いずれはデジタル教科書が導入され、子どもたちは手元を見ながらの学習も可能となることでしょう。
そして、特筆ものの協働学習アプリ、「オクリンク」。子どもたちの学習の振り返りを瞬時に集計して、全体に提示することができます。動画もデジタル教科書も一方通行ですが、双方向なやり取りができるため、学習がよりスムーズになります。
そして最後はやっぱりこれ!黒板!4年生の図工で、作業の手順とこれからの予定を順序よく示し、子どもたちに理解させていました。やっぱり、黒板は私たち教職員の体の一部です。例えれば、武士の刀、仮面ライダーのバイクといったところでしょうか。動画も、アプリも、黒板を使いこなす技術があってこその道具です。どんなに技術が進んで様々な便利なものがでてきても、やっぱり教師にとって黒板は最強のアイテムだと思います。
こうしたものを上手に使い分け、子どもたちを学習に集中させていきます。「あ、わかった!」子どもたちのこの一言に、たどり着くために。
一年生 なまず公園どんぐり拾い
昨日は立冬で、暦の上ではもう冬ですが、日中はとてもそうは思えないほどぽかぽかした陽気になりました。
1年生が生活科でなまず公園でどんぐり拾いにいきました。お天気もよく、青空に映える紅葉した木々がとてもきれいでした。子どもたちは夢中になって、たくさんの秋を見つけました。
どんぐりをたくさん拾ったり、きれいな落ち葉を集めたり、葉の上で転がって楽しんだり。みんなとても楽しかったようです。拾ったどんぐりや落ち葉は記念にもって帰りましたが、一部は学校に寄付してもらいました。今後、生活科でおもちゃづくりに使う予定です。
日本の秋の美しさと、自然の恵みをたっぷり吸収した子どもたち。これからも自然に親しみ、大切にする姿勢を遊びの中から身に付けてほしいと思います。
11月5日(土)学校公開 ご来校ありがとうございました
11月5日(土)に学校公開を行いました。コロナ感染防止のため、通学路コース別(地区別)に時間を分けて公開させていただきました。また、時間も短時間とさせていただきました。ご不便をかけて申し訳ございません。そんな中でも、お越しいただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
この日は、歯科衛生士さんをお招きして、1・5年生を対象として、「歯磨き教室」を実施いたしました。本来なら、全学年行いたいところですが、代表して二つの学年となりました。ご了承いただければと思います。
内容は、歯周病の予防と正しい歯磨きについてです。
歯磨き教室は、体育館で実施しました。具体的には、カラーテスターを使ったプラーク・テストを行って、日頃の歯磨きの磨き残しの部位を意識させることで正しくブラッシングを行い、歯垢が残らない歯磨きができるように指導していただきました。
はじめは戸惑っていた5年生たちも、徐々にやり方を把握して、手鏡を使って自分の歯の磨き残しの部位を正しく知ることができました。
5年生は自分たちだけでできたのですが、1年生は保護者の皆様も一緒にプラーク・テストを行っていただき、お子さんの歯の状態について把握していただきました。
ご承知のとおり、近年の研究によって歯周病は口の中だけの病気ではないことがわかってきました。口の中の歯周病菌が増殖して、歯周病菌やその毒素が血管に入ってしまうと、血栓を起こしやすくなり、様々な全身疾患を引き起こす恐れがあるとのこと。 心筋梗塞や脳梗塞、肺炎や糖尿病などと歯周病の関連が報告されています。まさに、「万病のもと」ですね。
また、かみ合わせについてもその重要性が報告されています。かみ合わせの乱れは口腔内にとどまらず、全員に影響を及ぼすことがあり、咬合が正しく行われていれば、学習への集中力や身体能力が向上することも明らかになってきています。
昔から、「食事をしたら、必ず歯を磨きなさい」と言われてきましたが、科学が進むほど、それが正しかったことがわかります。子どもにとっても大人にとっても、健康はかけがえのない宝物。それを子どものうちから知らせ、正しい生活習慣を守らせることはとても大切だと思います。
お忙しいところご参加いただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。
六年生陶芸教室
とてもいいお天気になりました。11月なのに、暖かい。こういうお天気を「小春日和」というのでしょうね。
先日、感謝の会にお招きした環境ボランティアの方が、「ポプラの葉が校庭に散らばったから」とおっしゃって、午前中もくもくと散らばった葉を集める作業をしてくださいました。その様子をみていてあんまり感動したので、授業をやっていた4年生に声をかけました。「みんなが体育をやりやすいようにと葉を片付けてくださっているから、お礼をいって!」4年生が大声で「ありがとうございましたー!」と元気に伝えてくれました。
今、教職員はコロナ禍対応などで、とても仕事が増えています。だから、こうしたお気遣いはとてもありがたく思います。
6年生が陶芸教室を行いました。陶芸センターの指導者の方を講師にお招きして、粘土を練り上げ、仕上げはセンターの方にお願いします。さすがはプロ、とても丁寧でしっかりしたご説明をいただき、そのあと作品づくりに入りました。
新聞紙をろくろに見立て、作品を回転させながら仕上げることには感心しました。また、「作品は立って仕上げてください。」というご指導にも納得。土を練るには、力が要ります。体重をかけることで、仕上がりがよくなるのでしょう。
授業は教員が行うものですが、その道のプロに指導していただくと、やっぱり子どもたちの緊張感も、作品の仕上がり具合も違ってきます。みんな思い思いの陶器を一生懸命仕上げていました。出来上がりが楽しみです。
陶芸センターの皆様、ありがとうございました。
学校運営協議会 懇話会を行いました
ここのところ、あまりの忙しさになかなか更新ができず大変失礼いたしました。
本日、第2回の学校運営協議会を行いました。地域の代表の方や学校に携わってくださる方をお迎えして、学校運営の様子をご覧いただき、学校運営改善のためのご意見をいただくことで、よりよい学校づくりを目指す取組です。
第一回は話し合いと説明が中心だったので、第2回の今日は授業の様子を中心にご覧いただきました。
委員の中には、吉川幼稚園の園長先生もいらしたので、子どもたちがなつかしさに手を振る場面も見られました。とても微笑ましかったです。授業をご覧いただいたあと、皆様からは様々なご意見をいただきました。
「子どもたちがよく授業に集中していましたね。」
「昔に比べて、人数が少なくなりましたね!」
「タブレット端末を使いこなしている様子に驚きました。」
「落ち着いた雰囲気で、子どもたちがよく学んでいました。」
「私が子どもの頃は、先生はもっと厳しかった印象があります。今の先生は、子どもたちと距離を近くして優しく語り掛け、授業に集中させようとよく努力している。先生方のがんばりが伝わりました。」
子どもたちや先生方のがんばりを認めてくださったことを嬉しく思いました。委員の皆様、本当にありがとうございました。
「子どもは家庭でしつけ、学校で学び、地域で伸びる」という言葉があります。子どもたちが本当に伸びるのは地域です。学校で学びえた知識・技能をもとに、地域のために活躍する子どもを育てることが、教育の大きな目標です。そのためには、地域の方にもっと学校に入っていただき、その様子をご覧いただきたいのですが、コロナ禍以降それができなくなったのはもどかしいところです。
今日、委員の皆様は学校をとても肯定的にみてくださいました。本当にありがたく思いました。コロナ禍が収束し、地域とともに子どもたちを育てる体制づくりに力を注げるときが再びやってくることを切に願います。
感謝の会を行いました
季節が進むのが早いですね。今日は午後からさいたま市に出張だったのですが、ビルの間を吹く風がとても冷たかったです。
本日は日頃お世話になっている地域の皆様、学校ボランティアの皆様をお招きして、感謝の会を実施しました。体育館に児童を集めることはできないので、家庭科室を会場として、オンラインでの実施になりました。
お越しいただいたボランティアの皆様を、ご紹介しました。地域、安全、おやじの会、読み聞かせ、環境整備、田植え・稲刈り体験でお世話になったJAさいかつの皆様にお越しいただきました。
6年生代表児童が、とてもしっかりした姿勢で、感謝の言葉を述べてくれました。よくできました。
子どもたちからは、全校児童が書いた感謝のおてがみと、花束が手渡されました。
お越しいただいた交通指導員の方から、代表してお礼の言葉を述べていただきました。
最後に、子どもたちの拍手の中廊下を歩いていただきました。コロナの関係で全校児童ではなく、低学年だけだったのですが、皆様にはとても喜んでいただきました。
会の終わりに、ボランティアの皆様から「子どもたちみんなから、元気をもらった」「これでまた、明日からがんばれます」「北谷小はとても温かい学校だと改めて感じました。本当にありがとう」など、たくさんの感謝の言葉をいただきました。そして、「オンラインという形はどうなのかな、と思っていましたがこれほど心がふれあえるとは思っていませんでした。」と感心してくださいました。
公立小学校の目標は、子どもたちの確かな学力・豊かな心・健やかな身体をはぐくむことです。そのうち、「豊かな心」とはどのように育てていくのがよいのでしょう。それは道徳の授業を要とした道徳教育を全ての教育活動で行うことが基本です。その中でも大切なのは、豊かな体験・温かな交流を感得させることだと考えます。多くの人・自然・文化・地域等に触れることで、子どもたちの心はすくすくと育っていきます。今日、感謝の会で行った地域の皆様との温かな交流は、子どもたちの豊かな心を大いにはぐくんだことでしょう。
私たち大人は、子どもたちの豊かな心を育てるために、幼いうちからたくさんの豊かな体験をさせて、多くの人と交流させる。それが大切だと思います。そして子どもたちに、「自分たちはいつも、地域やご家族の方に見守られながら成長している」と実感させ、いつも感謝の気持ちをもたせることが、子どもたちの心に潤いを与えると思います。
ボランティアの皆様、今日はお忙し中お時間をつくってお越しくださり、本当にありがとうございました。そしてこれからも、北谷小の子どもたちがすくすく育っていけるようお力添えくださるようお願いいたします。
6年生国語「みんなで楽しく過ごすために」
申し訳ありません。諸事情により、更新が滞っております(あまりにいそが・・・なんでもありません)。今日のトピックは、先週金曜日、21日のできごとです。
運動場で、6年生が楽しそうに1年生と「しっぽとりゲーム」をやっていました。教科を聞くと、なんと国語。6年生が1年生を楽しませるという目的をもって、意見を出し合い、計画、運営を考えて実践するという単元です。
6年生は1年生も楽しめるようしっぽとりゲームを考え、ルールなどについても協議を重ね、この日を迎えたとのこと。その6年生の努力もあって、1年生は夢中でゲームに参加していました。もちろん、6年生も手心を加えてあげて、1年生が喜ぶよう気遣いをしていました。苦労はあったでしょうが、1年生の笑顔とはしゃぎようをみて、きっとうれしかったと思います。
全国の学校が、文科省の指針により「主体的で対話的な深い学び」に取り組んでいます。協働学習による学びが生活の向上につながることで、子どもたちの学びへの主体的な姿勢をはぐくむことが大きな目的です。こうして学習したことが1年生の笑顔と歓声という目に見える成果となって、きっと6年生の学習への姿勢にも変化が生じることでしょう。
「なんで勉強するの?」子どもたちが、よく大人に投げかける質問の一つです。答えはいろいろありますが、その中の一つが「幸せになるためだよ。」です。学びは、自分と周囲の人を幸せにするために、自らの意志で行うものです。その学びの喜びが味わえるよう、導いてあげることが、学校と家庭、そして地域の大切な役割だと思います。
6年生、1年生のためにがんばってくれてありがとう!
4年2組初任者研究授業
ひさびさに、朝からさわやかに晴れたすっきりしたお天気になりました。休み時間、校庭が久しぶりに使えて、子どもたちも喜んでいました。
4年2組が、初任者研修研究授業を行いました。教科は国語、慣用句の授業です。からだ、動物、植物に係る慣用句をさがして、それを使って虫食いクイズを行い、互いに出し合って楽しむという内容です。
初任者研修の研究授業は年に6回行います。初任者の先生にとっては大変ですが、研究授業を行うことで授業の指導技術が上がることは確かです。通らねばならない道の一つです。
先生の熱意にひかれ、子どもたちもとてもよくがんばっていました。辞書やタブレット端末で調べた慣用句から虫食いクイズを出し合って、後半は大いに盛り上がっていました。授業が終わると「まだやりたい!」という声が上がるほどでした。
授業が終わっても「もっとやりたい!」という子どもの声が上がること。これ、実は教師にとって最高の誉め言葉です。教師にとって子どもたちが喜ぶ授業が実践できることほどうれしいことはありません。がんばって準備していた成果が出ていました。
毎日忙しく、放課後も様々な業務が積みあがっていて、教師本来の仕事であるはずの授業の準備に力を入れることが難しい日々です。それでも、授業を大切にしたい。楽しい授業こそ、学校の命ですから。
就学時健診を行いました
ひさしぶりに太陽が顔をのぞかせ、いいお天気になりました。本日は3時間授業にして、就学時健診を行いました。
次年度入学予定のお子さんたちは、緊張しながらも先生方や保護者の方に支えられ、がんばって検査等を受けていました。みんな、よくがんばりました。
次年度、みなさんが入学してきてくれることを心からお待ちしています。ご多用にもかかわらずご来校くださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。
5年生 プログラミング学習
先週金曜日、14日の出来事になります。
5年生は、総合的な学習の時間にプログラミング学習に取り組んでいます。市教委からお借りした複数のセンサーとクロームブックを接続し、生活に役立つプログラムを組み立てる、という授業です。センサーには様々なものがあります。人の動きや温度変化を感知するものです。子どもたちはグループで話し合い、これらのセンサーを組み合わせ、暮らしの役に立つプログラムのアイディアを出し合いました。実に豊かなアイディアが出てきました。
その一、留守宅で、人の動きを感知すると、録音された音声「誰だー!」という警告音を鳴らし、家の人のスマホにメールを送るシステム。その二、廊下に設置したセンサーが、一定以上の速度での人の移動を感知すると、「廊下を走っちゃだめだよ!」と警告音を鳴らし、職員室の先生に知らせるシステム。
どれも「なるほど!」とうなるような実用的なアイディアで、心底感心しました。子どもたちは乾いた砂に水をまくようにあっという間にプログラムの方法を吸収し、柔軟なアイディアで自分たちの生活を向上させるようなアイディアを出し合っていました。いや、素晴らしかったです。
吉川市は今年度、デジタル・シチズンシップに取り組んでいます。デジタルツールには確かに光と影の部分があるけれど、影の部分があるからといってデジタルツールを子どもたちから遠ざけるのではなく、光と影の両面を十分に知らせ、デジタルによって生活を豊かにさせていこうとする思想のもと、子どもたちと市民の皆様への教育を進めています。
授業の様子をみて、デジタルツールが、子どもたちの明るい未来を切り開く有益な手段となる可能性を大いに感じました。子どもたちは柔軟な思考で、大人よりはるかに豊かなアイディアを創造して、これからの社会の担い手になってくれる。そんな希望を感じさせてくれる授業となりました。
自動車産業の学習 ペーパークラフトづくり
とても寒い一日になりました。業間休みは遊べなかったのですが、幸い昼休みは外に出ることができてよかったです。雨が続くと、子どもたちも発散できなくてつらいですから。
5年生の教室を訪れると、社会科の授業で子どもたちがなにやら一生懸命つくっていました。前日、先生が一生懸命準備していた自動車のペーパークラフトでした。子どもたちはそれを組み立てようと、がんばっていました。
「先生ー、切っちゃいけないところを切っちゃいましたー!」「どうしてもここがくっつきませんー!」
子どもたちは苦心惨憺。なんとかして、ペーパークラフトの自動車を組み立てることができました。
こうした作業を通じて、自動車産業への興味を高めたり、疑問をもたせたりしていきます。
こんな小さなペーパークラフトをつくるだけでも大変なのに、本物の車づくりはどうなのだろう?部品が3万点もあるのに、それら一つ一つを間違えずに組み立てるのには、どんな工夫がされているのだろう?
しかし最も大切なことは、子どもたちに「大変そうだ」という印象よりも、最前線の現場が高品質なものづくり、そして働く人の健康と安全のために行っている数々の工夫について教えることです。私は、社会科で最も重要なことは、その職種において働く人の「苦労」と「喜び」を伝え、子どもたちの望ましい勤労観を形成することだと考えています。
子どもたちの「将来なりたい職業」のアンケートをとると、上位に来るのは「ユーチューバー」「声優」「漫画家」「パティシエ」「プロサッカー選手」などですね。どれも、メディアに盛んに取り上げられる花形職業です。
でも、世の中には華やかなスポットライトに照らされることはないけれど、多くの人々の生活を支え、社会の基盤を形成するうえでなくてはならない重要で、尊い仕事がたくさんあります。それらの仕事に従事する方に対して尊敬の念をもたせ、将来就いてみたい仕事の幅を広げることが、社会科の重要な役割だと考えています。
残念ながら、自動車工場は今、コロナ対策のため見学を実施していません。でも、子どもたちにその産業の価値を教えることはできると思います。
異学年交流 かがやきタイム
季節が進んだ感じがします。一日中、曇りでひんやりする気候でした。でも子どもたちは元気いっぱい。昼休みは異学年グループでの遊び、「かがやきタイム」を実施しました。
この遊びのポイントは、6年生が企画・運営をするというところです。各グループとも、6年生が中心となって、下学年を喜ばせるためにがんばってくれました。運動場を見る限り、ドッジボールが人気だったようです。楽しそうに鬼ごっこに熱中しているグループもありました。
面白かったのは、体育館のグループです。なんと、6年生の企画のもと、行われたのは「玉入れ」。すごい盛り上がりを見せていました。
ここのところ、運動会の種目からも落とされがちな玉入れ。ひさびさに見ました。赤白夢中になって競技に取り組む姿はやはりいいものです。子どものアイディアって、すごいですね。
責任ある立場は、人を育てます。6年生も、「下学年のみんなをうまくまとめて、楽しませる!」という目標があるから行動できます。その結果、成功しても、失敗しても、得るものは大きい。遊びからは、授業だけでは学べないたくさんのことを学ぶことができます。
がんばってくれた6年生、今日はありがとう!
1年生 遠足 東武動物公園に行ってきました
三連休が終わりました。天気予報をみると、気温が10度近く高くなるというので警戒したのですが、湿度が低くさわやかな晴れになったので安心しました。1年生にとって、最高の遠足日和になりました。
1年生が東武動物公園に遠足に行ってきました。その時の様子をご紹介します。
たくさんの動物をみて、触れて、一年生は大満足。とっても楽しい一日になりました。みんな、よかったね!
この日のために、お子さんの健康管理や準備等にたくさんのご協力をいただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。
3年生 社会科見学 鉄道博物館にいってきました
三日遅れの更新となります。失礼いたしました。
10月7日(金)、三年生がさいたま市の鉄道博物館に遠足にいってきました。この日をとても楽しみにしていた三年生。当日はあいにくの雨になってしまいましたが、幸い乗り込むときまでは小雨だったので、出発までは大丈夫でした。
ところが悪天候のため道が渋滞し、到着が大幅に遅れてしまったのがかわいそうでした。それでも、子どもたちは元気に県学を始めました。そのときの様子をお届けします。
どれもすてきで興味を惹く展示資料で、素晴らしかったです。子どもたちも大喜びでした。見学の姿勢も、しっかりしていました。
昨年度はコロナ禍でこうした見学にいけなかった子どもたち。あいにくのお天気でしたが、喜びはひとしおだったことでしょう。
鉄道博物館のスタッフの皆様、お世話になりありがとうございました。
1年・5年研究授業を行いました
一気に季節が冬に近付いたような、涼しいをはるかに通り越して寒い一日になりました。
本日は、1年生と5年生が研究授業を行うため、特別日課6時間とさせていただきました。
1年生は、一位数のたし算について学習しました。
これまで勉強してきたことを生かして問題を解いたり、自分の解き方をとなりの子に伝えて、違いについて話し合ったり。とにかく、全員がやる気にあふれ、終始生き生きと学習に臨んでいた点が本当に素晴らしかったです。担任が子どもたちのために授業準備を一生懸命行ってきた、その熱意が伝わったのでしょう。授業が終わると「もっとやりたかった!」「楽しかった!」という声が次々にあがるほどでした。
5年生は、割り算の答えを分数に表す学習に臨みました。
「先生ねー、お世話になっている先輩方においしいてづくりジュースを飲んでいただきたいと思うんですよ。でもねー、2リットルしかできなかったの!3人の先輩方に等分に分けたいんだけれど、おひとりの量をどのぐらいにしたらいいかな!?先生を助けて!」
算数の問題は、日常生活に基づいていて、切実感があるものが望ましい。そんな問いかけに「なんだ、それならできますよ!」とばかりに、みんな生き生きと問題にとりかかりました。これも、支援の手立てが豊富に用意してあり、子どもたちの理解が深まるような工夫が随所に用意してありました。がんばる担任の先生、その熱意に応えようと真剣に問題解決に取り組む子どもたち。私の眼には、好ましく、そしてとても美しい光景に移りました。
子どもたちの下校後、授業についての研究協議会を行い、優れた指導法を全校で共有することに努めました。
困難は伴いますが、指導法改善に関する研究を進め、算数好きな子どもたちを育てることは私たちにとっても大きな喜びです。これからもがんばっていきたいと思います。
1年生、5年生のみんな。今日は本当によくがんばりました。
小中学校相互授業参観
天気予報のとおり、昨日から急転直下、肌寒い日となりました。季節が一気に進んだようです。
5,6校時、南中の先生方にお越しいただき、子どもたちの授業の様子をみていただきました。吉川市で取り組んでいる小中一貫教育の取組の一つです。中学校の先生方に小学校の様子をご覧いただくことで、小・中の接続を滑らかにしようという意図が込められています。
子どもたちも、参観にいらした南中の先生方にご挨拶がよくできました。校長先生もお越しになり、授業やクラブなど様々な様子を見てくださいました。
小学校の教員は中学校の学習の様子をみて、子どもたちに卒業までどんな力を付けるのかを理解し、意識して育てる必要があります。中学校の先生方は、子どもたちの実態を見て、どのように新入生を迎えれば不安なく中学校生活に移行できるのかを把握しておくことが重要です。そのために、こうした取組はとても有効だと思います。
三学期は、私たち小学校の教員が、中学校の様子をみにいく予定です。互いに情報交換をして、指導方針を共有し、小・中の接続が滑らかになるよう心掛けていきたいと思います。
5年生稲刈り体験を行いました
日中は気温が上昇したものの、風が吹いていたこともあり思ったほど日差しが強くありませんでした。吹き荒れる風は、夏の最後の咆哮のように感じました。まだまだ、夏は日本列島に未練がありそうですが「もういいよ!退散!」といってやりたいですね(笑)。いよいよ涼しい秋の出番です!
5年生がJAさいかつの皆様のご協力のもと、稲刈り体験を行いました。一学期に泥んこになりながら一生懸命植えた苗が立派に成長し、見事な金色の穂を実らせていました。
到着し、さっそく鎌の使い方を教えていただいた子どもたち。その反応は、とてもほほえましいものでした。
「切れたー!」「楽しい!」「気持ちいい!」
稲はザクッザクッと小気味よく切れ、子どもたちは夢中で作業に取り組みました。JAさいかつの皆様は、鎌で子どもたちが手指を切ってしまうかもしれないとずいぶんご心配くださったのですが、それは杞憂に終わりました。みんなすいすいと作業に取り組み、みるみる稲の束が積みあがっていきました。
子どもたちの肌を守るため、長そでを着ての作業にしました。加えて最高気温も高くなるとの予報だったので、作業時間を予定より短く設定したのですが、そんな心配をよそに、作業がとんとん拍子で進みました。最後に、残った稲はコンバインで刈り取っていただきました。すべての稲が刈り終わると、「終了ー!」とばかりに、子どもたちから拍手が沸き起こりました。
作業が終わり、JAの方が子どもたちに「みなさんお疲れさまー!楽しく作業ができましたかー!」と聞くと「はい!」とたくさんの子の手が上がりました。JAさいかつの皆様のお心遣いもあり、1時間ほどの作業をとても楽しく、安全に進めることができました。
中にはこんな声もありました。「コンバインでやれば早いのに、なんで手作業もするんですか?」
学校としては、子どもたちに稲刈り体験をしてほしいのです。それは、お米という日本人にとって最も大切な食材に、敬意をもってほしいと願うからです。
子どもたちが稲刈りを気持ちよくできたのは、JAの皆様が大切に育ててくださったからです。稲刈り自体は、楽しい作業とはいえ、ここにたどり着くまでが大変なのです。お米は素晴らしい主食ですが、育てるのは本当に大変なのです。
それゆえ、稲作には多くの人の手が必要です。「このお米を食べる人みんなに喜んでほしい。」お米には、多くの生産者の方の願いが込められています。そうしたことに気付き、お米に敬意をもって、大事に食べる子に育ってほしいと思うのです。
食べ物に敬意をもって、大切にいただく。それこそが食育の原点です。JAさいかつの皆様のご配慮のおかげで、五年生は素晴らしい体験ができました。大変ありがとうございました。
私こそ 令和のかたりべ~吉川市児童生徒プレゼンテーション大会~
10月1日(土)、吉川市民交流センターおあしすで、吉川市児童生徒プレゼンテーション大会が行われました。2回目の実施ということで、私ははじめて会場を訪れました。
意外だったのは、その発表形式。お子さんが座ったままの姿勢でプレゼン画面を提示して説明するのではなく、まるで一流企業のCEOが、新製品のプレゼンテーションをするように、身振り手振りを加えながらステージの上を自由に歩き回るかたちだったのです。これは、とても新鮮に感じました。
本校からも6年生のお子さんが出場し、緊張しながらも自分の言葉で、日頃の思いをしっかりと会場にいらした皆さんに伝えることができました。とても立派で、素晴らしかったと思います。
人類の真理は普遍ですが、その時代に生きる若者の価値観には不易と流行、変わらない部分と移りゆく部分があります。その若者の視点から今大切に思うことをアピールし、多くの人に知ってもらうことは社会の共生のためにとても価値あることだと思います。
参加したお子さんたちはそれぞれの思いを精一杯会場に伝えようとがんばっていました。みな立派だったと思います。素晴らしい大会でした。
4年生大洗アクアワールド見学 社会科見学のすばらしさ
いや、暑い!日中の強い日差しは、真夏そのものでした。
一日遅れの更新で申し訳ございません。9月29日(木)、4年生は茨城県大洗アクアワールドに遠足に行きました。昨年度はコロナ禍のため、遠足にいけなかった今年の4年生。みんな、満面の笑顔でバスに乗って出発しました。
お天気もよく、最高の遠足日和となりました。大迫力で繰り広げられるイルカショーにみんな大喜び。最前列に座っていた子は「きゃー!水かかったー!」とこれまた笑顔で悲鳴を上げていました。
戻ってきた子たちは、はしゃいでちょっと疲れた様子が見られたものの、遠足での楽しかった体験にとても満足していました。本当に行けてよかったです。
大洗アクアワールドにはちょっとしたエピソードがあります。2011年3.11。あの東北大震災が起きた日です。いわき市の水族館、アクアマリンふくしまも大変な被害に見舞われました水や電気の供給も絶たれ、水棲動物たちの命が極めて危険な状況に晒されたのです。スタッフの皆様は困惑し、苦悩し、絶望の淵に追いやられました。
その窮地を救ってくれたのが日本中の水族館、とりわけ大洗アクアワールドだったのです。大変な思いと苦労をして水棲動物たちを輸送し、アクアワールドの水槽で預かり、アクアマリンふくしまが復興するまで、大切に飼育してくれたのです。今でもアクアマリンふくしまのスタッフの皆様は、アクアワールドの皆様のご厚意と友情に深く感謝しておられるそうです。
そうした動物たちの命を大切にするスタッフの皆様の熱意と愛情があってこそ、アクアワールドの生き物たちがいきいきと輝いて見えるのでしょう。子どもたちが受けた感動は、動物たちの命の輝きに加え、スタッフの皆様の心遣いだったと思います。
理科は、自然と地球を好きにする教科。そして社会は、「人」を好きにする教科です。だからこそ、社会科見学では、第一線で働く人たちのすばらしさを好きになる場面にたくさん出会うことができます。
それを見逃さず、子どもたちに価値を伝え、人の素晴らしさを賛辞し、希望を与える。私たち大人の大切な務めだと思います。
3年生スーパーマーケット見学
日中の気温上昇はまだまだかなりのものです。今日、イオンタウン吉川美南店まで往復した3年生は大変だったと思います。でも、戻ってきた子の表情は、みな明るく、見学が楽しかったことをうかがわせました。
3年生が吉川美南駅近くのイオンタウン吉川美南店で社会科のスーパーマーケット見学に行ってきました。今日は3年1組の児童でした。お店の方はとても親切に、店内の見学や、バックヤードまで見せてくださいました。
普段はめったにみられないスーパーの内部を見せていたただいて、子どもたちは大喜びでした。
社会科の最高の教材は、本物です。本物に、みて、きいて、ふれて、肌で感じて、はじめて教科書で学んだ知識を深めることができます。それができないから、普段は資料集やインターネットを用いるのです。未来を担う子どもたちに、インターネットで見聞きした情報だけで、すべてが分かった気になっているような大人になってほしくないと思います。
行き慣れたスーパーも、多くのスタッフの皆様のご苦労と、努力と、創意工夫と、素晴らしいチームワークから成り立っています。それを知ることで、社会を見る目が違ってきます。スーパーを利用するとき、店員の皆様への敬意が生まれます。それこそが、社会科を学ぶ目的だと思います。
3年生は素晴らしい体験と、価値ある学習をさせていただきました。貴重な時間をご提供いただいたイオンタウン吉川美南店のスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。大変ありがとうございました。
ノート、クロームブック、黒板、モニター。それぞれの役割
朝夕はだいぶ冷え込んできましたが、日中の暑さは相変わらずです。
3年生の算数の授業の様子です。この授業では、黒板とモニターを使い分けています。黒板とモニターは、それぞれ役割が異なります。モニターは情報をカラーで素早く提示しますが、画面が切り替わるため情報を残しておくことができません。黒板は書くのに時間がかかりますが、その分、情報を残すことができます。そのため、子どもたちが自分で問題を解くときに、黒板に出ている解き方や公式を参考にすることができます。そして、子どもたちはノートを一生懸命写しています。脳科学の面からも、手を使って書き込むほうが前頭前野を活性化して、学力の定着が促されることが明らかになっています。
4年生が道徳でクロームブックを使っています。モニターに映し出されているのは「心の色」。道徳では意見の対立を生む教材があります。例えば、足の不自由な方が横断歩道を渡ろうとしていた。手を貸してあげるか、怖くてためらうか、などの授業です。それぞれ考えの理由について意見を交換し合い、考えを深めていくことが授業の大切なポイントです。
先生は、それをクロームブックを使って赤と青の色分けで表しました。子どもの心の中は赤一色、青一色ではありません。それぞれ「色の割合」があります。その割合が、話し合いを通じて少しずつ変わっていく。それがいいのです。
色分けは子どもたち一人一人のディスプレイにも映し出されるため、ほかの子の心の揺れもわかります。それを一つの材料にして、自分の心を深めていけばいいのです。こうしたクロームブックの使い方は、子どもたちの考えを深めるうえで、とても有効です。
最後に、音楽です。アプリが楽譜を自動演奏するので、五線に描かれた音符がどのようなメロディーを奏でるのかがわかります。実は、楽譜を読む能力はとても高度なもので、音楽の授業を受けただけではなかなか身に付かないのが現状です。しかし、こうしてクロームブックのアプリを使うと、機械が自動演奏してくれるので、だいたいのイメージが把握できます。子どもたちに音楽を親しませるための有効な方策です。
ノート、クロームブック、黒板、大型モニター。それぞれ長短があり、学習の目的のために使い分ける必要があります。ディジタルデバイスの進歩には目覚ましいものがあり、できることがどんどん増えるけれど、ノートと黒板がなくなることはずっとずっと先になることでしょう。
例えば、移動の手段がどんどん高速化されています。そのうち、空飛ぶドローンタクシーなんてものも出てくるでしょう。それは素晴らしいテクノロジーの進歩ですが、散歩や自転車の魅力も捨てがたいものがあります。景色に触れながらゆっくりと楽しむことは、空飛ぶタクシーでは決して味わえないでしょうから。それと同じかもしれません。あ、ちょっと昭和のノスタルジーが出てしまいました(笑)。
初任者研修研究授業
日に日に涼しくなり、季節が一歩一歩進んでいるようです。秋の深まりを感じます。
授業力向上のために、年に定数回の研究授業が設けられています。今日は、お二人の先生が道徳の研究授業を行いました。
この日のために、授業準備に一生懸命打ち込んできたお二人の先生。授業からは、その熱意が伝わってきました。子どもたちはそれに応えるかのように自分の意見を発表し、しっかりした考えを道徳ノートに記していました。
教職員は、大学を出たての初任者でも、担任として学級を任されることになっています。それは50年前から変わらない制度です。それは時として、若い先生には大きな試練となることがあります。だからこそ、職場全体で若い先生を支えることが求められます。お二人の先生の献身的な努力を私たちはいつも見守っています。
今日の授業は子どもたちの考えや道徳的価値を深めるよい実践となりました。二人の若い先生の真摯な努力の成果だと思います。今、日本中の学校における教員不足が社会問題となっています。希望をもって現場に入った若い先生を社会全体で支えていくことがとても大切だと思います。保護者の皆様のご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
3年生 なまずの学習を行いました
朝は涼しいをとおりこして「肌寒い」とすら感じました。一気に季節が進んだように思います。子どもたちが体調を崩しやすくなるから少しずつ涼しくなってくれるといいのに~。
3年生が体育館で「なまずの学習」を行いました。先週、具合の悪いお子さんが多かったので開催は子どもたちの健康状態を確認してから判断しようと考えました。幸いにして、週明けの三年生は健康状態がよい状態に回復したので、予定通り体育館で開催しました。
お越しいただいたのは創業80年を誇る吉川市のなまず料理の名店「ますや」さんのお二人です。はじめに吉川市となまず料理の関わりについてお話をお聞きしました。
「当時の市長さんが『なまず料理で地域おこしをしよう』と発案されて、私たちなまず料理店が協力したんです。」
吉川市をなまずの里にしたのは、ますやさんら郷土料理のお店の皆様のお力添えが大きかったのですね。
感心しながら聞いていた子どもたち。いよいよ、目の前でなまずをさばいていただくことになりました。
まな板に打ち付け、包丁の柄で頭を叩きなまずを気絶させたときは子どもたちから悲鳴が上がりました。そのあと、料理人さんはあっという間に三枚おろしにしたのです。なんという鮮やかな手並み!子どもたちも目を丸くして見ていました。しかも、三枚に卸したなまずの切り身のなんと美しいこと。それは、子どもたちがよくみる切り身と同じでした。そのためか、怖がる子はとても少なかったように見えました。
「さあ、それではなまずにちょっとだけ触れてみてください。」おっかなびっくりなまずを触った子どもたち。ますやさんが用意してくださった手拭きタオルで手を拭きながら「ぬめぬめしてるー!」「なんでかなー?」としきりに疑問をもちました。そう、なまずのぬめぬめはもちろん身体を守るためです。なまずの知恵にも感心していた様子でした。
ますやさんのご主人のお話が続きます。
「なまずは、平安初期から日本の食卓に上がっていました。かつて、都が干ばつに襲われたとき、川底からなまずがたくさんとれたという記録が残っています。その時は高貴な身分の人しか食べられませんでしたが、1600年代、江戸時代になると蒲焼きや天ぷら、たたきにあらいなど、様々ななまず料理が多くの市民の舌を楽しませるようになったのです。そうそう、なまずはコラーゲンという栄養分をたくさん含んでいて、ビタミンB1も豊富です。中国では漢方薬として使われ、日本でも美容食としての人気も高いのですよ。」
子どもたちはすっかりなまずに魅了されました。感想を述べた代表の子たちは、「ますやさんは、すごいと思いました。」「これからも吉川市の人たちのためにおいしいなまず料理をつくってください。」とますやさんへの感謝の言葉が述べられました。
学習が終わると、子どもたちは口々に「なまず食べたい!」「今度食べてみる!」と嬉しそうに話していました。
なまず料理と吉川市の結び付きを理解して、興味をもった子がとても多かったです。三年生は三学期に総合的な学習の時間に、郷土の名産、なまずについて学習する予定です。今日は、そのためにとてもよい体験ができました。
YouTube映像やオンラインの画像では、子どもたちがここまで興味を高めることはなかったでしょう。やはり、最前線で働いていらっしゃる方のお言葉は、子どもたちにとって最高の教材です。ますやの皆様、今日は素晴らしい学びの場をご提供くださり、本当にありがとうございました。
連休谷間の三日間 子どもたちといっしょにがんばります
三連休明け、新型コロナの広がりを心配しておりましたが、大きな変動はなく、感染は収束に向かう傾向にあります。保護者の皆様には連休中、お子さんの体調管理にご配意をいただいたおかげと思っております。大変ありがとうございました。
どの学級の子どもたちもよく授業に打ち込んでいてがんばっている様子が伝わってきました。あと二日いったらまた三連休と、生活のリズムを組み立てることが難しいと思いますが、学校でも子どもたちが軌道に乗れるよう励ましていきたいと思います。ご理解とご協力をお願いいたします。(写真はがんばる3年生の様子です。)
忙しい担任の先生方をカバーするため、書写や家庭科などを担任外の教諭が受け持ち、担任の先生の空き時間を確保しています。まる付けや教材研究のために、とても貴重な時間となります。
書写を担当する秋山先生が、子どもたち一人一人の作品を称賛している様子です。個々の努力と伸びを認め、言葉がけをして励まし、次の課題を伝えることはとても大切です。
でも、書写の時間は週に1時間。一週間で45分しかありません。子どもたち一人一人に声をかけるのも時間の制約があります。だから、子どもたちの作品一つ一つに朱を入れ、よいところを認め、課題を示しています。朱を入れるのは時間がかかる作業ですが、子どもたちの上達を促すために、とても有効で大切なことです。
学校も、働き方改革の例外ではありません。ただ、子どもたちのために欠かせない作業もあります。そのバランスがとても難しく、なかなか答えは見つかりません。大切なことは、子どもたちに自信を付けさせ、その教科を好きにさせること。そのための工夫は、時間をかける価値があります。
私たち教師も、日々毎日が悩むことばかりです。時間も、人も限られています。その中でも、子どもたちを伸ばす授業をしていきたいと思います。今週はあと二日間。子どもたちと一緒に、がんばっていきます。
9月20日(火)の登校 通常どおりとなります
いつも大変お世話になります。午前11時30分、校長会連絡網をとおして吉川市教育委員会から連絡が入りました。明日20日(火)は、通常どおりの登校となります。子どもたちの登校時間は風雨が強くなることが予想されます。子どもたちが安全に登校できるようご配意いただければ幸いです。お声がけ等よろしくお願いいたします。
また、ご家族の皆様も、ご自宅の台風への備えにご注力いただき、安全にお過ごしくださるようお願いいたします。
三連休に入ります 感染防止と台風にご注意ください
いつも「北谷小ブログ」をご覧くださり、まことにありがとうございます。
現在、北谷小学校では、新型コロナウイルス感染防止のため、複数の学級が学級閉鎖となっております。お子さんや保護者の皆様には大変なご心配とご負担をいただいたと思います。大変申し訳ございません。
お休み中のお子さんの様子は、健康管理アプリ「LEBER」でモニターしたり、担任がお電話で健康状態を確認させたりしています。現在のところ、これ以上感染が広がる兆候は確認されておりません。しかし、三連休に入ることで、状況が大きく変化する可能性も小さくないと考えております。
つきましては、三連休の間も、ご家庭で感染防止に努めていただければ幸甚です。人込みへの外出を可能な限り避けたり、お子さんに十分な休養をとらせたりすることで、状況が少しずつ改善に向かうと考えております。ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
また、16日(金)の予報では、台風14号が20日(火)に関東地方に最接近する模様です。状況によっては、子どもたちの安全確保のため吉川市全体で20日(火)の登校時刻が変更される場合がございます。その際は、決定次第アプリ配信で保護者の皆様にお知らせいたしますのでご了承くださるようお願いいたします。
ご家族様で、新型コロナや台風に十分お気を付けいただき、よい三連休をお過ごしください。
4年生プラネタリウム見学に行きました
今日もとても暑い日になりました。4年生は予定どおり、吉川市児童館のプラネタリウムの見学に行きました。
スタッフの方がとても丁寧にご説明くださり、ドームいっぱいに広がる星空の様子を鮮やかに映し出してくださいました。星座、太陽、月の動き、星座早見盤の使い方など、授業で学んだ天体に関する知識を丁寧に説明してくださいました。子どもたちにとって素晴らしい学習の機会となりました。
説明してくださった方のお話のトーンは落ち着いていて、とても聞きやすかったです。あとで個人的にお話をさせていただいたのですが、幼いころから星空を見上げるのがお好きで、尽きることのない宇宙への情熱を熱っぽく語ってくださったのです。そうしたお気持ちをもった方が、今このように、子どもたちに星空を見上げる喜びを語ってくださったことは、なんてすばらしいのだろうと思いました。
プラネタリウムは、私たちの心の中にある宇宙へのロマンをかきたててくれます。学習内容をしっかり理解するだけでなく、星空を見上げ、その不思議さ・宇宙の神秘に思いを馳せる、そんな子どもたちに育ってくれるといいな、と心から思いました。
児童館の皆様、子どもたちのためによくしてくださり、本当にありがとうございました。
学級閉鎖要件変更チラシの掲載について
現在、本校では一つの学年の閉鎖、1学級の閉鎖と、保護者の皆様と子どもたちに多くのご心配をいただいております。まことに申し訳ございません。
学級閉鎖の要件ですが、従来のように一定数の児童がり患したらなるのではなく、感染経路等を精査して、学校医、教育委員会保健指導担当と協議して決定しております。ご参考までに学級閉鎖要件変更チラシを掲載いたします。ご参照ください。
各教室とも、これまでの感染防止策に加え、オミクロン株Ba-5予防の重点ポイントである換気には特に努めておりますが、今後感染の波が拡大する可能性も否定できません。保護者の皆様には申し訳ございませんが、引き続き、ご家庭でも感染防止にご協力くださいますようお願い申し上げます。
時を守り 場を清め 礼をただす
朝夕には秋の涼しさを感じますが、日中はとても暑くなりました。気温差が激しく、体調を崩しやすい時期となります。感染拡大防止のためにも、お子さんの健康管理に引き続きご配意くだされば幸いです。また、保護者の皆様もどうかご自愛ください。
一生懸命算数の計算練習に打ち込む4年生。みんな、とてもよくがんばっていました。その教室の前面に、次のような掲示物が貼ってあります。「時を守り 場を清め 礼をただす」。
2学期より、各教室に掲示した共通の掲示物です。現在本校では小中一貫教育の取組の一つである「チャイム2分前着席」に取り組んでいます。それに伴い、2学期の生徒指導方針の中心となる部分として、全校で共通理解を図っています。
もとは、教育学者 森 信三先生のお言葉です。これには、次のような教育的価値が込められているとされています。
「時間を守る」ことは、相手を思いやること、相手を敬うこと。ゆとりをもつことで、自らのパフォーマンスを高められること。
「場を清める」とは、与えられた責任を果たすこと。気付く人になること。心を磨くこと、謙虚になること。
「礼をただす」とは、挨拶をすることで、心を開いて相手に近付くこと。また、率先して自分から心を開くこと。
森先生のこの言葉は、人間として最も大切なこととして、企業でも導入されています。
2分前着席を守ることは、手段であって目標ではありません。そこには「生き方指導」の願いが込められています。子どもたちが将来立派に自立するための行動指針でもあります。
北谷小では、こうしたことも共通理解して、子どもたちを指導していきたいと思います。保護者・ご家庭の皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。
「教育長メッセージ」の掲載について
命の重み、尊さへの理解は、いつだって社会の共通課題です。8月20日、東京都渋谷区で埼玉県に暮らす中学校3年の少女が通りがかりの母娘に切りつけ、社会に大きな衝撃を与えました。また、夏休み明けは未成年者の自殺が多くなります。
埼玉県教育委員会より、髙田 直芳教育長から、メッセージが届きましたので、ここ学校ホームページに掲載します。
子どもたちを救えるのは、私たち子どもたちの身近にいる大人しかいません。そして、常に「命は大切なんだよ」ではなく、「あなたが大切なんだよ」というメッセージを投げかけ、悩みに寄り添うことが大切だと思います。
保護者の皆様のご理解とご協力に、お願い申し上げます。
ピアニカ練習 感染防止に気を付けて進めていきます
午後から雨がぱらつくなど、不安定なお天気でした。
2年生の音楽の授業の様子です。これまでは、コロナ感染防止のため、合唱や演奏の授業では、音を出すのを控えたり、指使いのみの練習を行っていました。
しかし8月下旬に埼玉県教育委員会から指示が入り、これまでは制限がかかっていた合唱や演奏、家庭科の調理実習なども感染防止に最大限配慮しながら進めてよいとの指導がありました。従いまして、子どもたちの音楽への感性、技能、そして音楽を楽しみ親しむ姿勢をはぐくむため、合唱や演奏を少しずつ始めていきたいと思います。やはり、音が出せると子どもたちの学習への意欲もまるでかわってきます。音楽は、読んで字のごとく、「音を楽しむ」教科ですから♪
演奏時以外はマスクを着用する、教室の二方向の窓を開け必ず換気するなどの感染防止に配慮し、子どもたちが楽しく学べる授業を進めていきたいと思います。
保護者の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
子どもたちの学習を捗らせる方法とは
まさに、夏の再来です。ここ数日の涼しさが吹き飛び、今日は夏本番の暑さとなりました。それでも子どもたちは休み時間元気に遊び、あふれんばかりのエネルギーを見せていました。ただ、注意すべきは熱中症。体育や休み時間前後には水分摂取をさせたり、外に出る授業では長時間活動をさせないなど、気を付けています。
下の写真は、6年生の算数の授業風景です。2組で、「教え合い」を導入することで学力向上を図っています。
本校に限らず吉川市では、算数は複数の教師によるティーム・ティーチングや少人数授業を行っています。そうすると、一人当たりの教師が担当する児童の数が少なくなり、きめ細やかな指導ができます。
ただ、それにも限界があります。また、子どもたちの学習内容の定着の度合いも様々で、前学年までの学習内容の定着が不安な子も、あとちょっと背中を押してあげれば理解できる子もいます。
そこで、教え合いを推進するのです。班の中には必ず算数が得意な子がいます。その子を貴重な学習リソースとして活躍してもらっています。その間、教師は教え合いだけでは学習内容の定着が難しい子に個別指導をします。
でもそれじゃ、教える子は時間をとられて損をするんじゃ?と思うことなかれ。「ラーニングピラミッド」によれば、「人に教える」ことは、もっとも学習内容が定着する方法と言われています。教えることによって、その子はもっと力が伸びるのです。
練習問題を教え合うことで習熟を図り、そのあとは個別で実際のテストを想定した「チャレンジ問題」に取り組ませ、学習内容の定着度を確認します。そこでつまずきが見られた子は、次の時間に個別指導を行い、学力アップを図ります。
私たちは生きる上で多くの課題に対峙します。その際、自分一人だけで解決するケースは少ないでしょう。多くの場合は、いろいろな人に相談し、協力して課題解決に取り組むはずです。算数においても、それは同じだと思います。子どもたちはとてもよくがんばり、互いにしっかり教え合うことで着実に力を高めています。それは、学級のチームワーク向上にも役立つのです。
下の写真は、5年生の家庭科の様子です。練習用布で、波縫いの練習をしていました。ここで工夫が必要なのは、その手順を全員にわかるよう示すことです。かつてはデジタルカメラを液晶プロジェクターにつないで、教師の手元を拡大したりしたのですが、これがとても大変でした。でも今は、教科書会社が教材の作業の手順を示した動画を公開しています。子どもたちはタブレット端末を開き、その動画をみることで手順を確認して、自分のペースですすめることができます。いやーこれは便利。私が担任していたころとは隔世の感があります。5年生の子どもたちも自分のペースで、集中して取り組んでいました。
教え合い、動画。方法は違えど、それぞれ子どもたちの学習を支える支援の手立てです。効果的に用いることで、学習を円滑に進めたいと思います。
高学年外での体育 熱中症に気を付けながら
朝方は涼しかったものの、日中は気温が上がり暑くなりました。台風の影響は大きくなさそうですが、熱中症には常に気を配る必要があると思います。
そうしたさなか、高学年が外で体育を行っていました。6年は短距離走、5年は走り幅跳びです。一生懸命やっている子がほとんどでしたが、中にはまだ気合が入らない子も(笑)。体育においては、目標をもたせることが大切ですが、なかなかその気にさせるのが難しい場面もあります。この蒸し暑さがそれを助長しているのかもしれません。気を付けるべきは、熱中症。子どもたちに声掛けをしながら、徐々にペースをつかませていければと思います。
体力は学力と同じぐらい大切な生きる力です。小学生のうち、体を動かす楽しさ、記録を伸ばす喜びを味わわせることはとても大切です。暑さから身を守らせることも大切ですが、暑さに負けない基礎体力を伸ばすことも大切。子どもたちの健やかな成長のため、気を付けながら指導していきたいと思います。繰り返しになりますが、ご家庭でも早めの睡眠、バランスのよい食事、整った生活習慣づくりなどにご協力ください。
5年生減災教育(地震)を行いました
今日の天気を一言でいうと、「蒸し暑い!」それに尽きる一日でした。
そして9月1日は防災の日。市役所危機管理課の方をお迎えして、地震を想定した「減災教育」を行いました。
各グループごと、北谷小の地図が与えられ、①自宅②近くの公共施設にシールを貼っていった子どもたち。こらこら誰ですか、スーパーマルサンに公共施設のシールを貼っているいる人は。次に、地図の④水路⑤道路⑥通学路にカラーペンで色を付けていきます。すると、子どもたちは気付きます。
「意外に、水路って多いね。」
「自宅の近くに公共施設がない。避難場所は、どこが一番近いかな。」
子どもたちは、学区の地図を見直して、改めて自分たちの身近なところに潜む危険性に気付いていきます。
そして、改めて講師の方が東日本震災のときの、道路の切断や水路の危険性について触れ、「強い地震があったとき、どのようにすればよいか、みんなで考えましょう。」と子どもたちの話し合いを促していきました。
減災教育の基本は、自分の命を自分で守ること。それは、身近な危険を意識し、どのように行動すればよいのかを日ごろから考えておくことが重要となります。この減災教育は毎年度5年生に実施していますが、高学年になった子どもたちの防災意識を高めるためにはとてもよい取組だと思いました。
危機管理防災課のみなさん、有意義な教育の機会を与えてくださり、大変ありがとうございました。
通学班会議を行いました
朝方は涼しかったけれど、午後はとても暑くなりました。少しずつ、季節が進んできているようにも思います。
教室も、少しずつ軌道に乗ってきました。4年生は、夏休みの体験発表会を子どもたちが生き生きと行っていました。みな立派な発表態度で、とても感心しました。1年生は、ICT支援員の湯川先生のご指導のもと、タブレット端末の操作に一生懸命取り組んでいました。こちらも少しずつ、夏休み気分が抜けつつあるようです。
昼休みに通学班会議を行いました。新学期を迎え、通学班の場所、集合時刻、安全に登校するためのきまり、横断歩道の歩き方などを改めて確認しました。班長さんを中心に、全員で安全な登校の仕方について話し合うことができました。
今はまだ、新学期が始まったばかりなので朝の登校の姿勢がよくできています。しかし、日にちが経つと慣れが生じ、ルールを守る姿勢があいまいになってくるかもしれません。学校でも、子どもたちの安全のため、粘り強く指導を続けてまいります。ご家庭でも、事故は油断する心のもとにやってくる、ということをお子さんにお伝えいただけると幸いです。
2学期第1週もあと2日、引き続き、お子さんの健康管理にご配意くださるようお願いします。
2学期が始まりました 子どもたちに「見通し」と「希望」を与えたいと思います
冒頭の文章でも触れましたが、今日から79日間の新学期が始まります。欠席した児童は0ではないものの、新型コロナの感染等によるお休みがとても少なかったことに安堵しました。ただそこで安心してはいけないと思います。学校だよりの文章でも触れたように、特に、室内換気に気を付けていきたいと思います。ご家庭では、毎日お子さんの体温計測と、アプリLEBERへの入力にご協力ください。
始業式の校長講話では、長い2学期、充実した日々を送り自分を成長させるために「目標」をもつことの大切さについて話しました。「夢は大きく、目標は小さく」といいます。日々の小さな目標を着実にこなすことが、自分を大きく成長させます。子どもたちが自分自身で毎日小さな目標を立て、それを実現していくことが成長への着実な道のりです。ご家庭でもご支援をいただければ幸いです。
4年生代表児童が、1学期の成果と2学期の抱負を述べてくれました。1学期、自分は先生に認めてもらったり、努力したりしてこれだけ成長できた。だから、2学期はこんな目標を立ててがんばりたい。素晴らしい内容を、静かだけれど、力強い言葉で述べてくれました。全校児童の模範になったと思います。ありがとう!
教室に、笑顔と歓声が戻ってきました。近年では、「登校日」を設けることがなくなりました。それがあると、新学期への不安を和らげるクッションになるので、ないことが心配でしたが、子どもたちは思ったよりもずっと元気でした。きっと、久しぶりに友達と出会えたこともうれしかったのでしょう。とてもありがたく思いました。このよい流れを大切にしていきたいと思います。
今日、子どもたちがとても元気に登校してきてくれたのも、ご家庭の支えがあったことが大きかったと思います。夏休み、子どもたちの生活を支えてくださり、本当にありがとうございました。
長い2学期を有意義に過ごすには、「見通しをもつこと」「希望をもって努力すること」が大切だと思います。その日その日を行き当たりばったりで過ごすことなく、いつでも未来の自分を見つめ、今の自分の不足を補う努力を少しずつ積み上げることに、成長の糧があります。職員一同、子どもたちが日々健やかに成長できるよう、一生懸命支えていきたいと思います。2学期もよろしくお願いいたします。
一学期終業式 楽しく、充実した夏休みを
梅雨のぶり返しのような雨続きの日が過ぎ、夏本番を思わせる暑さになりました。
今日で、69日間の一学期が終了しました。一学期終業式を行いました。担任の先生も、黒板に子どもたちのこれまでのがんばりを労い、黒板いっぱいにメッセージを書いて迎えました。
終業式の校長講話は、コロナの第七波に備えて感染に十分気を付けることと、夏休みの時間を使って、「読書」と「自然体験」に親しむよう伝えました。どちらも、子どもたちの心を潤し、探究心を高め、生きる力と豊かな心をはぐくむものです。子どもたちはゲームやYouTube鑑賞に傾きがちです。それは、どちらも心をとらえて離さない魅力があるからです。でも、それらは「残らない喜び」です。ゲームも、ネット動画鑑賞も、みているときは楽しいかもしれないけれど、終わってしまえば何も残らない。そして、そのうちにどんどんもっと刺激のあるものが欲しくなってくる。たとえてみれば、「降りてしまうと何も残らない」ジェットコースターと同じです。
その反面、読書や自然体験は「残る喜び」です。知的探求心を満たしたり、心を潤したりしてくれる読書や五感を使った自然体験は、成長につながる素晴らしい営みです。その呼び水にするために、ちょっとしたクイズを出してみました。
子どもたちが読書や自然体験に親しめるようにするのは、ご家庭のお考えがとても大切です。夏休みが子どもたちにとって有意義なものになるように、ご配意いただければ幸いです。(写真は、「下から上に登る雷って、ある?」のクイズです。)
そして2年生の代表児童が、1学期にがんばったことの作文をしっかりした口調で読み上げてくれました。とても立派な態度でした。聞いていた子どもたちも、1学期の自分の努力をふり返り、2学期の成長のばねにしてほしいと思います。
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そのあと、安全主任の小池先生や、生徒指導主任の郷田先生から夏休みの生活で気を付けることを伝えました。水の事故、花火、交通事故など、注意すべきことがいろいろあります。学校でも繰り返し指導いたしました。ご家庭でもお声掛けくださるようお願いいたします。
こうして子どもたちは先生方から通知表を預かり、笑顔で帰宅していきました。今年の夏休みは39日間。長いようで、あっという間です。その貴重な一日一日を未来に向かう成長にプラスにするためにも、読書や自然体験をたくさんしてほしいと思います。また、楽しく過ごすために、事故やケガ、感染等に十分気を付けてほしいと思います。
保護者の皆様のご理解とご支援のもと、一学期を終了させることができました。心よりお礼申し上げます。お子さんとごいっしょに、保護者の皆様も感染に十分ご注意の上、楽しい夏休みをお過ごしください。
ナイロン製ランドセルの使用について
いつも大変お世話になります。日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。保護者の皆様に子どもたちを支えていただいたことにより、明日一学期の終業式を迎えることとなりました。
突然で恐縮ですが、本日はナイロン製ランドセルについてホームページ上でお伝えします。
先日、本校の保護者の方から「ナイロン製ランドセルを使用してよいか」というお問い合わせがありました。そこで、吉川市教育委員会や市内の複数の小学校に問い合わせてみたところ、いずれも「ランドセルの材質に特に規定はない」「学校の考えで使用を認めてよい」との返答がございました。
その一方で、ナイロン製ランドセルには次のような課題があると考えます。
① 従来のランドセルと大きく異なる形状のものは、登下校中等のトラブルにつながる可能性がある。
② 軽量である反面、衝撃吸収性に劣るかもしれない。そのためクロームブックのような精密機械を持ち運ぶ際に、落としたりぶつかったりしたとき破損する可能性がある。
このことから、ご家庭のお考えのもとナイロン製ランドセルをご使用になるときは、次の2点にご配慮いただけれると幸いです。
① 形状は、従来のランドセルと近いものを選ぶ。
② クロームブックを持ち運ぶときは、万が一ランドセルがぶつかったり落としたりしても、破損しないようにキャリングケース(安価なものでよい)を使用するなどして、衝撃に備える。
これらのことにお気を付けいただければ、ご家庭のお考えのもと、ナイロン製ランドセルをご使用いただいて構いません。
北谷小ではお子さんのランドセルの軽量化を図るため、引き続き「置き勉」の利用を推進しています。詳しくは、担任または北谷小までお問い合わせください。
また、このページでお伝えした内容は、保護者の皆様にナイロン製ランドセルの購入をお勧めするものでは決してないことを申し添えます。
以上、よろしくお願いいたします。
PTAおやじ会の皆様のご協力のもと「流しそうめん体験」を行いました
5月の「飯ごう炊飯体験」に続き、PTAおやじ会の皆様のご協力のもと、「流しそうめん体験」を行いました。事前の打ち合わせで、新型コロナ感染防止についても十分話し合いました。
おやじ会の皆様は、「子どもたちのために、安全対策に万全を期します。」と力強い表情でおっしゃってくださいました。そのお言葉のとおり、様々な面でご配慮をいただきました。子どもたちの手指の消毒の励行、人数の密を避けるための二部制での実施、スタッフの皆様の健康観察及びビニール手袋の使用や取り箸と食べる箸の分化など、細部にわたるまで防疫体制を徹底してくださいました。
9時30分のスタートとともに集まってきた子どもたち。ぱらついていた雨も上がり、流しそうめん日和となりました。さっそくそうめんを流し始めると、そこにははち切れんばかりの笑顔が溢れました。
子どもたちの喜びようといったらなかったです。朝早くから準備をしてくださったおやじ会の皆様も、終始笑顔で対応してくださいました。
「子どもたちの笑顔がみられてうれしいです。」
「今日一番のほうびが、子どもたちが喜んでくれたことです。」
とくちぐちにおっしゃっていました。本当に、皆様のご厚意と献身的なご努力に頭の下がる思いでした。
そうめんを嬉しそうにほおばる子どもたちの傍らで、おやじ会の皆様方とお話ししました。
「こういう機会って、本当に貴重ですね。集まって、笑顔で流しそうめんを楽しむ体験は、子どもたちのかけがえのない思い出になって、豊かな心の育成につながると思うんです。」
「先生、そうなんですよ。今は残念なことに家で過ごすことが多くなっているけれど、SNSをやったりネット動画をみているだけじゃはぐくめない、大切なものがたくさんあると思います。」
「流しそうめんは、北谷小の伝統として永いんです。私も子どもの頃、お世話になりました。自分が大人になったら、今度は自分が子どもたちの笑顔のためにがんばりたいな、って思ったんです。そうした思いは、子どもたちに受け継がれていくと思います。今日は子どもたちの笑顔がみられて本当によかった。」
ありがとうございます。本当に、そのとおりだと思います。私は、子どもたちの豊かな心の源の一つは、「郷土愛」だと考えています。
おやじ会の皆様のお話を聴いて、ふと思い出したことがあります。話が飛んで恐縮ですが、私が福島県猪苗代町を訪れ、はじめて会津磐梯山の美しく雄大な姿をみたとき、白虎隊の悲劇を理解できたような気がしました。ああ、若い藩士たちは、この美しい故郷を命をかけて護りたかったのだろうな、と感じました。護るべき大切で美しい故郷がある。それは、私たちの心の根っことして、人生を力強く支えているような気がするのです。
故郷の素晴らしさは、自然の美しさだけとは限りません。豊かな田園風景、心躍る文化と伝統、そしてそこに暮らす人々の心のぬくもり。それらすべてが、郷土に暮らす人々の心の根っこになると思います。今日、おやじ会の皆様が子どもたちに与えてくださった心のぬくもりは、ふるさと吉川の大切な思い出になり、子どもたちの心の礎になるのではないでしょうか。
「国家の品格」で有名な藤原正彦先生は、「英雄は、美しい田園風景の中で育つ」とおっしゃいました。心から同意します。美しいふるさとは、子どもたちを立派にはぐくんでくれます。
おやじ会の皆様、今日は子どもたちのために素晴らしい体験を与えてくださり、本当にありがとうございました。
NTT特別授業 インターネット普及と環境保護
ここのところのお天気は、まさに梅雨の戻りです。一時はあれほど暑かったのに。三連休のお天気が心配です。
16日金曜日、NTTの皆様を講師としてお招きし、4年生で環境教育に関する特別授業を行いました。
まずは講師の皆様の自己紹介。「みなさん、よろしくお願いします。今日は、ICTと環境保護についてお話しします。」
「昔、電話は画期的な発明でした。人が時間をかけて長い距離を移動することなく、遠くの人とお話ができるようになったのです。そのかわり、電話料は相当に高額でした。この電話機をみたことがありますか?」
「あっ、知ってる!」「サザエさんが使ってた!」「ちびまる子ちゃんも!」そうですねえ、黒電話はアニメの中でしかみたことないでしょうね(笑)。
「このように、NTTは人と人とをつなぐ仕事をしています。今では、携帯電話やスマートフォンを使えば、簡単につながるようになりましたね。こんなこともできるんですよ。」
ちょっと写真がなくてすみません。このあと、教室のモニター画面にはアニメ調の絵柄の男の子のキャラクター(アバター)が現れ、クラスが騒然となりました。アバターは子どもたちの質問にリアルタイムで答えてくれます。「実はこのアバターは、北谷小の先生なんですよー」「えー?!」「今の声は、本物の声を変えていたのですが、ちょっと本物の声を聴いてみましょう。」「4年生のみなさーん、誰かわかったかなー?」「あー!!」「校長先生ー!!」
そう、正解は別室でアバターを演じていた私でした。
講師の先生のお話が続きます。「このように、インターネットの通信網が発達していくと、人が長距離を移動する必要が少なくなっていきます。すると、排ガスを出す自動車を使う機会が減っていきますね。また、電子データのやりとりによって、紙を必要以上に使うことがなくなります。排ガスや紙を燃やすことによって、環境にどんな影響が出るか、みなさん知っていますか?」
「二酸化炭素です。」「地球温暖化だと思います。」
「そのとおりです。みなさん、よく知っていますね。」子どもたちはお話をしっかり聴いていました。その様子を、来校された中原市長さんもその様子を見守っておられました。
「さあ、それでは、みなさんが今日からできる環境保護について、話し合ってみましょう。」市長さんも、子どもたちに混じって話し合いに参加してくださいました。
あっという間の45分間でした。子どもたちはインターネットなど通信網の普及が環境保護にもつながることをしっかり学びました。
私にとっても、考えさせられる授業でした。科学技術の進歩は環境保護と相反する要素をもちあわせる一面があるように誤解を受けるかもしれません。でもそれは一昔前の話。今のテクノロジーの進歩は、持続可能な社会のためにあります。科学技術の発展は、人間のエゴのためにあるのではなく、地球、生物、人、すべての命の繁栄のためにあるべきなのだと感じました。
NTTスタッフの皆様、おかげさまで未来を担う子どもたちにとても貴重な学習をさせていただきました。大変ありがとうございました。
3年生着衣泳
昨日の夜の雨はすごかったです。私(校長)の自宅は久喜市ですが家の前の道路が少し冠水するほどでした。線状降水帯の形成によるゲリラ降雨には、気を付けないといけないですね。
三年生が、水泳の締めの学習として、着衣泳を行いました。汚れてもOKな服を着たままプールにきた子どもたちは、シャワーを浴びるなり「きゃあ~~~」と大絶叫。いつもと違う水泳の学習が始まりました。
水に入った子どもたちが驚いたのが、服の重さです。「こんなに重くなるの?!」「動きにくい!!」ただ、水に入って、出ただけなのに、いつもとの違いにみんなびっくりしていました。
次に、歩いてみると、さらにびっくり。「歩きにくい!!」
水から出た子どもたちに話しかけると、「こんなに重くなるなんて、思わなかった。」「すごく、歩きにくかった。」と口々に述べていました。そこで、「そうなんだよ。だから、服を着たまま泳ぐと、あまりの重さにびっくりして、パニックになって、疲れてしまって、おぼれちゃうんだ。」と伝えると、「あーそうか!」と納得した様子でした。
今から30年以上前になりますが、北海道でいかだ遊びをしていた5人の高校生が、急流に流されるという事故が発生しました。そのうち3人は残念ながら命を落とし、2人は助かりました。皮肉なことに、亡くなった3人は泳ぎが得意で、2人は泳ぎが苦手だったそうです。泳がなかった2人が、助かったのです。
子どもたちが体験したように、着衣のまま水に落ちると、服がめくれあがって視界をふさぎます。そのあと、想定外に重くなった衣服が手かせ足かせになり、体力を奪い、パニックに陥ったままおぼれてしまうケースが多いのです。着衣のまま水に落ちた時、するべきことはただ一つ。「何かにつかまって、泳がず、救助を待つこと。」これに尽きるのです。
日本のプールは80センチ~1.2メートルほどです。しかし、ヨーロッパでは水深3メートルものプールを使って、まず着衣泳を体験させます。服を着せたままの子どもたちを、教師がえいやっと水に突き落とすところから授業が始まります。すると子どもたちは泳げないことに驚きます。そこから、落ちた時の対処法を学ばせる必然性が生じ、子どもたちは真剣に命が助かる方法を学ぶのです。日本の学校では、蹴のび→バタ足→クロール・・・、と競泳を教えていきますが、ヨーロッパでは「競泳の技能はボーナスのようなもの」ととらえ、着衣泳を重視し、命が助かる方法を真っ先に子どもたちに伝えるのです。日本の学習指導要領も、このヨーロッパの方針を学ぶ必要があるのではないでしょうか。
毎年日本各地で多くの水の事故が発生し、尊い命が奪われていきます。私たちはその事故から学び、その犠牲を決して無にしない努力をすべきだと思います。
保幼小連携事業 教室にいらっしゃった懐かしい先生方
一学期も、残すところあと一週間と少しになりました。今日もとても暑く大変でした。でも、授業は学期末進行でテストが多くなり、子どもたちもいっそう大変だと思います。でも、ここが踏ん張りどころです。学期末進行を乗り切れば、楽しい楽しい夏休みが待っています(笑)。引き続き、お子さんの健康管理にご配意くださるようお願いいたします。
さて、本日は1年生の教室に保育園・幼稚園の先生が2回目の訪問にいらっしゃいました。「小1プロブレム」に対応するため、保育園・幼稚園・小学校が連続して子どもたちの様子をみて、それぞれの発達段階での成長を確認することで連携をなだらかにすることがねらいです。
でも、学期末のため子どもたちもあわただしく課題に取り組んでいたため、いらっしゃった先生方にも少しお手伝いをしていただきました。わあ、なんて豪華なゲストティーチャー陣(笑)!子どもたちも先生方のご支援に応えて、一生懸命がんばって課題と向き合っていました。
最後に、子どもたちにこう投げかけました。「今日は、お世話になった保育園・幼稚園の先生がお越しくださいました。みんなが小学校に入学しても、先生方は温かく見守ってくださっていますよ。だから、みんな安心してこれからもがんばってね。」
子どもたちは、学校・家庭・地域が連携してみんなで育てるものです。だから、保育園・幼稚園・小学校・中学校の連携もとても大切になるのです。
いらっしゃった先生方も、子どもたちとのふれあいをとても喜んでおられました。先生方、どうもありがとうございました。これからも、がんばる北谷小の1年生を見守ってくださいますようお願いします。
ささのは さらさら 短冊に込められた子どもたちの願い
午後から晴れたものの、気温がそれほど上がらず、休み時間子どもたちは元気に外遊びができました。とてもよかったです。
今日は七夕。教室を訪れると、授業に集中する子どもたちの傍らに、短冊かざりを付けた笹の葉が。その枝を飾る短冊には、一人一人の願いが込めてありました。
1年生の教室の七夕飾りの短冊です。こんな願いが書いてありました。
「がんばっておよぎたい」「しょうらいケーキ屋さんになりたい」「歯医者さんになるぞ」・・・・
どれも、すてきな夢を書いたものばかりで、感心しました。笹の葉に飾りはきれいだったけれど、そこに書かれた子どもたちの夢は、もっと美しく輝いていました。
将来、なりたいものがある。夢がある。子どもたちは、それだけで素晴らしい。「夢は、もった段階で半分実現している」といいます。夢を描いた七夕飾りをつくったから願いが叶うのではなく、願いを叶える意志の力をもった子が、願いを書くのかもしれません。
「飛べば必ず天に至る。」中国のことわざです。
「夢を追い続ける勇気があれば、すべての夢は実現します。」ウォルト・ディズニーが遺したことばです。
自分の夢に向かって真っすぐ歩みを続ければ、いつかは必ず目標にたどり着く、という先人の教えです。大人たちが、そう子どもたちに語ることで、子どもの姿勢もかわってくることでしょう。
そうした子どもたちの純粋な歩みを、天の川をはさんでおり姫様も彦星様も、優しく見守ってくださっていることでしょう。このブログをアップしている16時50分、空には晴れ間がのぞいています。年に一度の逢瀬が叶いますように。
一学期最終クラブ
台風の影響が少なくてホッとしました。蒸し暑かったものの、気温も先週ほどではなく、ありがたかったです。
一学期最終クラブを行いました。すべてのクラブではありませんが、その時の様子です。
運動系も文化系も、楽しそうに活動していました。クラブは子どもたちの自主性が大切にされる活動。好きなことに打ち込めて、みなのびのびとしていました。
今の学校は、ほんとうにゆとりがありません。たくさんの学習内容を消化していくために、教師も、子どもも、めいっぱい動いています。でも、がんばればがんばるほど、心も体も疲れます。だから、ほっとする瞬間や場所は、子どもにも教師にも必要なのです。
クラブは子どもたちにとってそういう時間の一つだと思います。今日、楽しそうに活動に取り組む子どもたちをみて、改めて思いました。
さあ、あともうすぐで楽しい夏休み。その期間中は、子どもたちもご家族の皆様にも、自分を癒す時間を大切にしていただきたいと思います。
一学期も、あとわずか。明日も、がんばります。
2年生ザリガニ釣り
台風の接近もあり、幾分暑さも和らいだようでした。
2年生が、前回延期になったザリガニ釣りに行きました。場所は、中央公民館近くです。登校のときから「今日ザリガニ釣りなんだー」「楽しみー」といっていた2年生。1時間目、さっそく出かけていきました。その時の様子です。
暑すぎず、お天気はちょうどよかったようですが、残念ながら「獲れ高」はそれほどではなかったようです。でも、小さいながらもザリガニをゲットできた子は、「つれたー!」と満面の笑みで学校に戻ってきました。獲ってきたザリガニは、みんなで共有して、生活科での学習にいかしていきます。
今の子どもは、自然と触れ合う機会がどんどん少なくなってきています。いっとき、某学習帳の表紙にカブトムシやクワガタの写真が掲載されなくなったのは有名な話です。カブトやクワガタを怖がって、触れない子どもが増えたのがその理由とのこと。以前、私が2年生のザリガニ釣りに付き合ってザリガニを釣ってきたときのこと。教室で観察しようとザリガニを見せると、「くさい!!」「こわい!!」と男子も女子も全く近付こうとしなかったことに驚いたことをよく覚えています。
ほかにも、クモが大っ嫌いな子どもが多いことも個人的に気になります。教室内外でクモをみると、子どもたちは大騒ぎして、クモを排除しようとします。そんなとき私は、「いやいや、クモはいい生き物だから殺したりしちゃだめだよ。」とたしなめます。「いいかい、例えば雨上がりの朝。朝露に濡れたクモの巣をみたことある?まるで宝石がちりばめられたネックレスみたいで、すっごくきれいだよ。それに、クモは誰にも教えてもらっていないのに巣のつくり方を知ってる。不思議だろ?クモは、かしこい生き物だよ。」というと、子どもたちは「ふーん。」「そうかも。」という表情をします。
「くさい」「こわい」「気持ち悪い」。それは、自分の気持ちに正直な感情です。でも、ザリガニも、カブトムシも、クワガタも、クモも自分の命を一生懸命生きています。それを個人の感情だけで忌み嫌うのは、豊かな心の育成の妨げになるような気もするのです。自分と異なる存在の小さな命をいとおしむ優しさは、いじめをなくす上でもとても大切だと思います。
そのためにも、今日2年生が行ったように、自然に直接触れる体験がとても大切だと思います。泥水まみれの用水路の中で、懸命に生きてるザリガニたち。その命をいとおしみ、大切にしようとする心情を、すべての子どもたちがもってくれますように。
研究授業 子どもたちを算数好きにすることの大切さ
今日は幾分暑さが和らぎ、幸いです。
いくつかの学年の教室に、笹の木が入りました。七夕かざりをつくるためです。ちょっと覗いたら、「泳ぎが上達しますように」「サッカーの大会で優勝できますように」と、正しく願いが書いてありました。七夕かざりは、「技能向上」を願うものです。織姫が機織りの技能向上を願ったことが起源とされています。それをしっかり教えないと「ゲームがほしい」になってしまいますから(笑)。それにしても、笹はすてきですね。一気に七夕ムードができあがります。奈良時代から伝わる日本の美しい伝統行事ですね。
本日、3年3組の谷井先生と6年2組の渡邉先生が算数の研究授業を行いました。(5時間目出張していたので、6-2の写真がなくてすみません)
3年3組の授業は2桁の暗算。足して100になる組み合わせを見つけるにはどうしたらよいか話し合って、その考えを生かして後半は「谷井商店」でのお買い物体験を行いました。たくさんのお菓子の中から、100円になる組み合わせを見つけたら、お店の人からポイントスタンプを押してもらいます。もう、子どもたちは夢中になって取り組み、「はい、じゃあここまでね。」といわれると「やだー!」「もっとやりたいー!」という声が上がるほどでした。3年生のみんな、よくがんばったね。
学習で大切なのは、教室で完結することなく、実生活で生きて働く知識・技能を獲得することです。学んで終わり、ではなく、実際に模擬的な体験をすることで、子どもたちは「あ!勉強って、役に立つ!」「楽しい!」という実感をもちます。その思いが、子どもたちをその教科の勉強を好きにさせます。
この授業のために、担任の谷井先生は一生懸命準備をして臨みました。子どもたちもその情熱に応え、夢中で授業に取り組みました。とても美しい授業でした。
6年2組の授業も同様でした。やはり、教師にとって最大の喜びの一つは、子どもたちに喜んでもらう授業をすることです。お二人の先生の努力が実った、素晴らしい研究授業だったと思います。
子どもたちに、勉強を好きになってもらうために。私たち教員は、これからもがんばります。
民生委員連絡会 地域全体で子どもたちを見守る大切さ
このホームページは、日曜日の午前中、エアコンの効いた部屋でアップしています。だからこうして落ち着いてキーボードをたたけるのですが、先週の暑さといったらありませんでした。保護者の皆様も、お子さんの熱中症について、ご心配とご配慮をいただいたと思います。
7月1日(金)の午後4時から民生委員連絡会を実施しました。学校での子どもたちでの様子や、地域で見守っていただきたいことについて協議をしました。暑い中でご来校くださった民生委員の皆様、大変ありがとうございました。地域にお住まいの民生委員の方ならではの貴重な情報もいただきました。
地域における子どもたちの安全を守るために最も有効な方法の一つが、地域の人と顔見知りになることと言われます。地域を子どもたちが歩いていて、近所にお住まいの方に「こんにちはー」と挨拶をする。すると、「ああ、いい挨拶だね」と返し、「○○さんのところのお子さんが、遊んでいるな。」と覚えていただく。すると、万が一の事態が起きた場合、対応が非常に早くなります。地域全体で、子どもたちを見守る体制は、とても大切です。
そうした意味でも、学校と民生委員の皆様が連携することは重要だと思います。子どもは学校・家庭・地域が一体となって育てるのが一番よい。かつての日本にはそうした習慣がありました。しかし、欧米型の個人主義の浸透や、コロナ禍による外出制限、近所づきあいの希薄化などにより、地域でのつながりは薄くなっています。子どもたちの安全のためにも、改めて地域との連携を大切にすることが重要だと思います。
暑い暑い!でも・だから・入りたいプール学習
日中の気温が軽く35度を超える猛暑日が続いています。吉川市では、外気温が35度を超えると原則外での運動を禁止するよう取り決めを設けてあります。35度越えの防災無線が入ると、学校も外での運動を中止します。
今日は、昨日、おとといを上回る暑さとなりました。でも、防災無線が入らないうちは、水泳学習を行うチャンス。もちろん、防災無線が入るとそこで水泳学習を中止し、エアコンの効いた教室内に戻るようにしています。今日は、2時間目に6年生、3時間目に2年生が入りました。午前11時過ぎごろ放送が入ったので、2年生は学習を早めに切り上げ、午後の5年生の水泳指導は中止にしました。
水に入った子どもたちはとてもうれしそう。安全に気を付けながら、学習を続けました。プールサイドにはたっぷり水を撒いて、やけどにも気を付けました。
子どもたちからすれば、外気温が35度を超えたからといって、水泳指導が中止になるのは、とても残念で悔しいことでしょう。こちらとしても忍びないのですが、子どもたちの健康と安全には変えられません。5年生は、本日5時間目の授業の実施を見合わせて、明日できないか調整することにしました。
猛暑の原因は太平洋上の海水温が急上昇するラニーニャ現象といいます。それにしても、まだ6月に日中の気温が体温を上回るほど上昇するのは異常としかいいようがありません。校内には冷房設備があるからまだいいものの、ひと昔の前のようにエアコンがなかったらと思うとぞっとします。
日本の公立小・中学校の多数が、7月下旬から夏休みを実施するのは、「暑くて学習が成立しないから」が主な理由です。しかし、ここ数年の異常な夏の暑さからすると、こうした習慣も見直さなければならないのではないでしょうか。
学習指導要領が改訂されるたびに学習内容が増え、教科書が分厚くなっていきます。学習内容が増えれば、授業時数に余裕がなくなります。かつて、学校五日制に伴う学習内容の3割減が、国際学力調査等における日本の順位の低下の要因だ、と新聞やニュースワイドショー等が強く非難したことも一因です。でも実際は、学校五日制の導入に伴って授業時数そのものが減ったのですから、学習内容は実質1割しか減らされていなかったのです。それも、子どもたちのゆとりのなさによる学習上の試行錯誤ができないことへの配慮でした。残念ながら、そうした配慮は評価されませんでした。
とかく批判されがちな学校現場のゆとりですが、私はとても大切だと思っています。ゲリラ降雨、台風の凶暴化に伴う水害、猛暑、そしてコロナ感染。子どもたちを取り囲む環境が大きく変わってきています。それらに柔軟に対応するために、学習にゆとりをもたせることはとても大切なのではないでしょうか。
未来の自分に借金しない・・・余裕をもつことの大切さ
本日も、大変暑い日になりました。でも、吉川市役所から、外での運動禁止の防災無線が入った時刻がお昼だったので、午前中はプールに入ったり、業間休みに外に出たりすることができました。
また、午後からは授業参観の二日目を行いました。大変な暑さにもかかわらず、ご来校くださり、子どもたちの成長の様子を見守ってくださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。
暑い中がんばって授業を受けている子どもたちにとって、励みになったことと思います。
そして朝は、オンライン朝会を行いました。話した内容は三つ。①暑いと体力を消耗し疲れやすくなる。生活習慣を整えよう。②暑いと家で過ごす時間が長くなるけれど、スマホやタブレット端末の画面をみつめる時間が長くなると、体調を崩したり、いらいらしやすくなったりする(VDT症候群)。オンラインゲームやネット動画鑑賞は、おうちの人と時間を決めて、やろう。
特に①ですが、人間は暑くなると何もしなくても一日2~3リットルの汗をかきます。それに伴うエネルギー消費は、クロールで1時間泳いだ時のエネルギーに匹敵する量です。しかも暑いと水分を多くとるので胃液が薄まり、食欲も減退します。だから、暑いときは普段よりいっそう、早めの就寝を心掛けたり、三食バランスのよい食事をとったりする配慮が必要なのです。
最後にしたのが、「未来の自分に借金しない」というお話です。漢字練習の宿題をやるとき、「面倒だから」と後回しにすると、未来の自分に負担を回すことになります。これが「未来の自分への借金」です。でも、そううまくいかないことが多く、面倒を後回しにして確実にやり遂げられる保証は案外少ないものです。それより、面倒なことから先に片付けることが大切。家に帰ったらまず宿題に取り組み、短時間で集中して済ませる。そして、すっきりした気分で、自由な時間を満喫する。これは近年の研究で自律神経を安定させ、情緒の安定や健康状態の維持・向上、作業効率のアップにも大きくプラスになることが明らかになっています。
面倒なことを後回しにするのは、未来の自分を苦しめることになります。それよりも、いやなことを率先して済ませ、自分の時間を有効に使う。その大切さに気付いてほしいと思い、このお話をしました。夏休みまであと3週間、健康に気を付け、がんばってほしいと思います。
第一学期授業参観にご来校ありがとうございました
関東地方は一気に梅雨が明け、まるで8月のような暑さに見舞われました。
そんな中、5時間目に授業参観を行いました。大変な暑さの中、ご来校くださった保護者の皆様。本日はたいへんありがとうございました。一部、教室の様子をお届けします。
どの学級の子どもたちも、がんばっている姿を保護者の皆様にみてほしい、と一生懸命授業に参加していました。やっぱり、子どもたちは保護者の皆様にがんばっている姿をみてほしいのです。「しっかりやっていて、偉かったよ。」という賞賛の言葉がほしいのです。
本日、ご来校くださり、子どもたちの姿をご覧になっていただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。どうか、子どもたちが帰宅したら、部屋を涼しくして、十分に休養をとらせてあげてください。そして、「今日の授業参観、よくがんばっていたねえ。」「明日からまた暑いから、今日は早く寝て体力を付けて、また明日がんばってね。」とねぎらいの言葉をかけてあげてください。
子どもたちは今日、保護者の皆様に一学期成長した姿をみせようと、とてもよくがんばっていました。それを大人が認めることで、子どもたちの中に心のエネルギーがあふれ、明日の活力につながると思います。
子どもたちが夢中で取り組む活動
一心不乱に作品制作に取り組む子どもたち。5年生水彩画「季節を感じて」の授業です。
下描きのとき、子どもたちに指示したことが二つあります。①本物をよくみて、描く。②カタツムリのように、ゆっくり、描く。
彩色のとき、指示したことも二つです。①絵の具の道具を正しく使う。②葉は緑じゃない、木や地面は茶色じゃない。本物の色をよくみて、自然な色を混色してつくること。
この指示で、子どもたちの絵が変わります。
新しい学習指導要領では、子どもたちがもつイメージを豊かに広げることが優先課題の一つです。現場には、教師の指導を入れることが、あまり好ましくないとされる風潮もあります。教師が率先して技術中心に伝えると、子どもたちの創造性・自発性を損ねる、という危惧があるのでしょう。傾聴すべき指摘です。
でも、最前線にいる私たち教師の声にも耳を傾けてほしい。画用紙を与えられて、すらすらと描く才能豊かな子ばかりではないのです。「何を描いたらいいのか、わからない。」そうした子どもたちに、技術を伝えないでいると、図工を好きにさせることができない。苦し紛れに描いた絵は、喜びにつながらないし、ほめてもその言葉が胸の琴線を揺らすことがないのです。
今回、子どもたちには校庭のお気に入りの形式をクロムブックで撮影し、「すてき」と思った景色を、画用紙の上で一生懸命表現しています。時間はかかっていますが、どれも素晴らしい力作ができあがりつつあります。
子どもたちには、基礎・基本、知識・技能を習得させることが大切なのです。大空に向かって高くジャンプするには、踏みしめる固い大地が必要であるように。
子どもが生き生きと目を輝かせて学習に取り組むのは、自由を与えられたときだけではありません。自由を前にすると、悩む子が少なくないのです。すすむべき方向性と、その達成に必要な知識・技能が与えられたとき、子どもたちは驚くような力を発揮して、素晴らしい成果を築き上げます。
室町時代の能の大成者、観阿弥・世阿弥はこのような言葉を残しています。
「10歳までは、何をさせても幽玄だ。(美しく趣がある)しかしその後は、正しく基礎・基本を学ばせなければ、絶対に大成することはない。」
交通安全教室を行いました
梅雨らしい、蒸し暑い日が続きます。それでも、交通安全教室を外で行えたのは幸いでした。
吉川警察署、交通安全指導員、市役所危機管理課の皆様をお迎えして、全学年の交通安全教室を行いました。
1,2年生は横断歩道のわたり方、3~6年生は自転車の安全な乗り方について学習しました。
3~6年生は、代表児童が自転車をもってきて、乗り方のお手本を示してくれました。自転車をもってきてくれた子たち、どうもありがとう。
交通安全ルールの順守はとても大切です。子どもたちはそれがわかっていても、気が緩んだり、「早く遊びにいこう」という気持ちが先行したりして、事故が発生します。私たち教職員も、子どもたちの安全指導については、帰りの会や集団下校時の声掛けにより毎日行っているのですが、目が届かないところまで注意することはやはり難しいと感じます。
そこで吉川警察署交通安全課の方や、日ごろよりお世話になっている交通指導員の皆様をお招きして、直接お話をしていただいたのです。第一線で働いておられる方のお言葉は、重みが違います。子どもたちの心に、交通ルールを守ることの大切さが響いてくれるといいな、と思います。
それでも、事故の発生率を0にすることはできません。学校・家庭・地域が一体となり、子どもたちの安全を見守る必要があると思います。学校でも、飛び出しはいけない、道路の斜め横断は危険、自転車はルールを守って、など、大切なことを呼びかけることを続けます。ご家庭でも子どもたちへのお声がけを継続していただければと思います。
本日お越しくださった吉川警察署および交通指導員、危機管理課の皆様、大変ありがとうございました。
便利便利 協働学習を可能とするアプリ「ムーブノート」
今日も朝から蒸し暑く分厚い雲が空を覆い、天気の急変が心配されましたがなんとか子どもたちの下校までもってくれました。
4年生が、国語で俳句・短歌づくりに取り組んでいました。そこで効果的に活用されていたのが学習端末クロームブックに搭載されたアプリ「ムーブノート」です。
子どもたちがそれぞれの端末で俳句を考え、それを「ムーブノート」を使って共有フォルダー上に電子的に提出します。
すると、作品が教室の大型モニターに一目瞭然で表示されます。ぼくの作品、届いたかな?
子どもたちは作品のテーマの重なりや、同じ表現を使っている場合の工夫などを互いに確認しながら、作業を進めることができるのです。
これと同じことを黒板でやろうとしたら、ちょっと手間がかかります。B4の紙などを配り、そこに俳句を書かせればいいのでは?と思われるかもしれませんが、鉛筆で書いた文字は教室の後ろからは見えにくいのです。だからといって、太く濃くマジックで書くと、時間がかかり、作品の直しも利かなくなります。
そこで「ムーブノート」の出番です。作品の送付や、見比べることなどがとても簡単に行えます。これぞ「協働学習」です。
先に提出した児童の作品が、モニターに映し出されていると、それを見てしまって独自性が育たないのでは?というご懸念があるかもしれません。しかし、それでよいと考えます。はじめからイメージをもっている子は、何も見なくてもすらすら書いてしまいます。そういう子ばかりではありません。作文でも図工でもそうですが、原稿用紙や真っ白な画用紙を与えられて、頭を抱え込んでしまう子が少なくありません。それが自然なことです。誰もがクリエイティブな能力をもっているわけではありません。
そうした子たちには、ヒントが必要なのです。私たち大人だって、「〇〇についてレポートを書け」といわれたら、必ず何かを参考にするはずです。大人がそうなのだから、子どもだって参考資料は大切です。このような学習を繰り返すうちに、自分の考えが固まってきて、独力でもアイディアを考えられるようになっていきます。一人一人が発達段階を踏まえた成長を遂げていくのですから。
そのような意味で、この「ムーブノート」の活用は、子どもたちの力を伸ばすうえでとても有効です。しかも今日はICT支援員の湯川先生がサポートしてくださいました。ありがたいことこの上ないです。
逆上がりが苦手な子には逆上がり補助機による練習が有効です。俳句がなかなか思いつかない子は、級友の作品をみて「あ、こういうふうに書けばいいのか。」とインスピレーションがもてればグッドです。先日、黒板の大切さを述べましたが、いやあ、ICTって、本当にありがたいものですね(映画の紹介風に)。
6月21日(火)いろいろありました
今日は、とにかく忙しい一日でした(いや毎日ですが笑)。午前中は、管理担当訪問といい、東部教育事務所や吉川市教育委員会の先生方が、学校運営や施設・設備等が安全に管理されているかを視察にいらっしゃいました。
そして3年生は、1時間目から安全マップづくりのために、地域探検に出かけました。
この時、とても多くの保護者の皆様が、見守りボランティアに参加してくださいました。おかげ様で、子どもたちが安全に地域を探検することができました。お越しくださった保護者の皆様、子どもたちのためにご助力いただき、大変ありがとうございました。
そして今日、はじめて水泳学習を行えた学年が多くありました。
写真は5年生の様子です。高学年児童は、プール清掃を一生懸命行ってくれたので、今日入れてとてもよかったです。終わったあと子どもたちに感想を聞くと、「楽しかったー!」「シャワーが冷たかったー!」と笑顔で応えてくれました。
5時間目は、岩出教諭が初任者研修の研究授業を行いました。今日がはじめての研究授業。ちょっと緊張していたようでしたが、この日のために一生懸命授業の準備をした岩出教諭。子どもたちもそのがんばりに応えようと、一生懸命取り組んでいました。こういう美しい光景を見ると、私のようなロートルは、「あー、若いっていいなあ」と思ってしまいます(爆笑)。
何かとあわただしかった今日一日。無理もありません。気付けば6月も下旬、一学期のゴールが少しずつ近付いてきています。残る日々、学校に課せられた行事を丁寧にこなし、授業で子どもたちの力を高めながら、一学期の終業式というゴールを目指していきたいと思います。
沖縄が早くも梅雨明けしたといいます。これから、季節は夏にどんどん向かっていくことでしょう。季節の変わり目、また子どもたちの体調管理が重要となってきます。一学期のゴールに向けて子どもたちが毎日元気に登校できるよう、保護者の皆様のご配意がいただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。
保幼小連携事業を行いました
今日も、とても暑い日になりました。気温が高いだけでなく、湿度も高かったので子どもたちも大変だったと思います。中には長袖の子もいたので、今日のような気候の日は、脱ぐことができる服装の準備をご配意いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
本日、保幼小連携事業を行いました。昨年まで、幼稚園や保育園で子どもたちをみてくださった先生方が、入学した子どもたちの学習の様子をみて、保幼小連携について情報を共有し、接続を滑らかにする取組です。
最初に、1年1組の様子をみていただきました。絵具の授業に取り組んでいた子どもたちは、懐かしい先生方がいらしたことがとてもうれしかったようです。先生方に見守られながら、張り切って作品制作に取り組んでいました。
2
次は、1年2組の国語です。音読の練習に取り組んでいた子どもたち。先生方がいらしゃったのをみて、俄然張り切って音読に取り組みました。
音読の発表もとても上手にできました。授業が終わると、ご覧のとおり「せんせー!」とおおはしゃぎで先生方に寄っていき、「がんばったねー!」「立派だったよー!」とたくさんほめてもらいました。お世話になった先生方に久しぶりに会えたのがよほどうれしかったのでしょう。ほほえましい光景でした。
保幼小連携の最も大切なねらいは、「小1プロブレム」を防ぎ、小学校入学と、それ以降の学校生活をスムーズに進めることです。保育園・幼稚園の先生方との情報共有は、児童理解や本人にあった支援を行う上でとても大切です。
子どもたちにとっても、小学校に入学しても、懐かしい先生方が見守ってくださっていることが、強い心の支えになってくれることでしょう。今後もこうした連携を大切にしたいと思います。
6年社会科見学 科学技術館と国会議事堂を訪れました
先週金曜日17日、6年生はバスで東京 科学技術館と国会議事堂を訪れました。当初は渋滞が心配されましたが、後半道路状況が改善し、予定通り午前中の見学先 科学技術館に到着することができました。
様々な科学的実験や社会の先進インフラを経験できる魅力的なブースがたくさん。自動運転等をモチーフにしたドライブシミュレーターが特に人気でした。2枚目の写真は、鉄鋼製品を使った巨大なピタゴラスイッチ。これが面白かった!
お昼は科学技術館近くの北の丸公園で。この日は暑かったのですが、日陰の場所をとれたので比較的涼しい場所でお弁当にありつけました。
午後からは国会議事堂を訪れました。ご多忙にも関わらず、地元国会議員の方が迎えてくださり、子どもたちに話しかけてくださいました。
「今回の国会でも、国民生活に関わる様々な問題について議論してきました。多くの法案をとおしました。国会は皆さんの生活を支える予算を決める大切な場所です。そして皆さんはあと6年で選挙権を手に入れることになります。よき主権者になるためにも、皆さん本を読んで、たくさん勉強してください。今日は国会に来てくれて、ありがとうございました。」
おそらく、政治の道を志すために、多くの勉強をされたことでしょう。その中でも本は最良の師だったに違いありません。実感のこもったお言葉をありがとうございました。最後に、国会議事堂の前で記念写真を撮り、永田町を後にしました。
子どもたちが国会議事堂を訪れることには、大きな意義があると思います。6年生は社会科で公民と歴史、世界地理を学習します。子どもたちの感覚では、政治も歴史も、教科書や資料集の中での出来事かもしれません。
しかし、唯一の立法の場としての国会は、北谷小の前を通る道路から地続きの場所にあるのです。政治も歴史も、遠い世界の話ではありません。私たちと同じ生身の人間である政治家の方たちが、国民の幸せを願い、日々議論を重ね、人々の暮らしを支える予算が成立するのです。その政治家を決めるのは、国民の一票なのです。
「努力する人間は希望を語り、怠ける人間は不満を語る。」作家 井上靖先生のお言葉です。子どもたちには、政治に対する不平不満だけを述べ、行動しない人に育ってほしくありません。そのために、政治の仕組みを理解し、私たちがどのように政治に関わるかを学ぶことが大切です。
「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるかを問うてほしい。」J・F・ケネディの言葉です。子どもたちに言葉をかけてくださった議員の方のお話に相通じるものがあります。人の幸せとは、施しを求めることではなく、自ら理念をもって行動し、手応えを感じることにあると思います。
ちょっと話が遠大になりましたが、今ほど若者にとって政治との関わりを考えることが求められる時代はないと思います。子どもたちにはこの社会科見学をとおして、よき主権者になるための学びを続けてほしいと思います。
運動朝会とデジタル・シチズンシップ
今日は朝から運動場が使えたので、予定通り運動朝会を行いました。各学年に別れ、一人一人がそれぞれの運動に生き生きと取り組んでいました。
朝、体を動かすことは子どもたちの心身の成長にとって大変有益です。ストレスが低減され、学習への集中力が高まり、授業への意欲が向上します。梅雨の合間に運動朝会ができてラッキーでした。
5,6時間目、吉川市ICT教育特別講師の大西先生をお迎えして高学年の「デジタル・シチズンシップ」を行いました。インターネット等SNSの光と闇の部分をクローズアップし、その利便性の陰に潜む危うさについて、わかりやすくお話をいただきました。5,6年生と少人数学級同時の授業だったので、講師の大西先生は図書室からオンラインでお話をしてくださいました。クロームブックの双方向通信機能を使って、講義の感想を子どもたちがオンラインで発表したり、電子データを提出したりするなど、デジタル・シチズンシップにふさわしい授業になりました。
大西先生のお話は、深みのある研究を、子どもたちにとって分かりやすい視点で示した素晴らしいものでした。例えば、SNSで個人情報を発信するときは、情報漏洩の危険性が常に伴います。大西先生は、自ら描かれたイラストでお示しになり、「このイラストの中に、このままSNSで発信してはいけないが箇所がたくさんあるよ。〇を付けてごらん。」と視覚的に示してくださいました。授業が終わった後、子どもたちからは「SNSで情報を発信するときは、よく考えないといけないことが分かった。」「インターネットは便利だけれど、気を付けなければいけないことがたくさんあることが分かった。」など、よい感想が寄せられました。
現代社会はソサエティー5.0等と呼ばれ、高度にシステム化された情報インフラが市民生活に溶け込み、ネットをあらゆる場面で活用することで、これまでとは次元の異なる便利さ、豊かさが追求される社会といわれます。子どもたちはそうした社会で生活するうえで、ネットの闇の部分も十分承知しておく必要があります。大西先生は、子どもたちの学びのため、全市的にICT教育を展開してくださっています。本当にありがたいと思います。
子どもたちが今日の講義を受け、よりよきネット社会の担い手として成長してくれますように。大西先生、本日は大変ありがとうございました。
便利便利 教室の大型モニター
今日も小雨のぱらつくはっきりしないお天気になりました。子どもたちを外で遊ばせてあげられなくて、申し訳ないと思います。早く梅雨が明けないかなあ。
6年生の社会科の授業です。教科書の資料、「縄文時代と弥生時代の暮らしの様子」のイラストをみて、二つの時代の違いを調べて発表しあう授業でした。
教科書のイラストがとにかく精緻でよく描けていて、見ていると実に様々な発見があります。社会科は資料!そして資料を読み取る力!この力を付けることがとても大切なのです。6年生が意欲的に取り組んでいて感心しました。
次は、4年生の図形の授業です。
三角形、四角形、台形などの特徴を調べ、分類する学習です。田波先生のご指示のもと、がんばっていた4年生。
ここでも、大型モニターが効果的に活用されていました。四角形の特徴を調べるためには視覚的な理解がとても大切ですから。
この教室の大型モニター、実に便利で授業の大きな助けになります。私(校長)が担任をしていたころはこうはいきませんでした。写真を拡大して提示したくても便利なICT機器がなかったのです。そこで、例えば社会科の「朱印船」の拡大図がほしいと思ったら、図書室で資料を借りてきて、休日に街に一件しかなかった「大型カラーコピー」が置いてある文房具屋さんにいって、1枚500円も出して、A3資料をつくらなければなりませんでした。
しかし、現場にPCが普及し始めたことで、こうした不便さが劇的に改善されました。インターネット上の資料を著作権に配慮しながらコピーして、パワーポイントで提示できるようになったのです。ところが、「液晶プロジェクター」が学校に1台しかなかったものだから、ほんとは放送室保管だったのに、私がほとんど教室に置きっぱなしにして、顰蹙を買いました(笑)。
その時代からすると、すべての教室にあるわけではないものの、PCにつなぐとすぐ画面がぱっと出せるモニターが、各階においてあることは本当に授業をやるものにとってありがたいものです。
「教育は人なり」「最大の教育環境は教師なり」という格言があります。先生の力量こそ大切、という金言ですが私はこれに加えたい言葉があります。「教育は予算なり」。子どもたちにとって、行き届いたわかりやすい授業を行うためには、十分な施設・設備を整える予算がとても大切だと思います。もちろん、黒板が重要です。でも、それだけでは限界がありますから(笑)。
子どもたちの集団下校にご理解とご協力をありがとうございました
本日、午後市内で起きた不審者事案により、全校児童の下校について、吉川市の指示のもと、全市的に学校待機等を行いました。保護者の皆様にはご理解とご協力をいただき、誠にありとうございました。
その後、吉川市から「安全が確認されました」との情報が入りました。詳しい情報は学校にも入っていないのですが、安心してよいと思います。
急なご連絡にもかかわらず、お子さんの安全を考え、学校での留め置きにご理解をいただいた保護者の皆様、お忙しい中、お迎えにきてくださった保護者の皆様、大変ありがとうございました。
梅雨の晴れ間に
ここのところ、ずっと梅雨らしい雨が続いていましたが、今日はカラッと晴れて、梅雨の合間の晴天になりました。休み時間、待ちきれなかった子どもたちは元気に校庭に出て、思うままドッジボール等の遊びを楽しんでいました。遊ぶことはストレスの発散と思考力の深まりにつながります。元気に遊ぶのはとてもよいことです。
書写の授業の様子です。丁寧な字を書くために、集中していた子どもたちの様子が立派でした。字のきれいさはノート指導につながり、学力向上にプラスになります。がんばっていた子どもたちの姿が頼もしく見られました。
算数の少人数指導の様子です。子どもたちが解き方を一生懸命教え合っていました。一人一人がよくがんばっていて、感心しました。
教え合いは有効な学習方法です。教師は全体と、個別の指導が必要なお子さんを大切にして、カバーします。一方で、「ちょっと背中を押してあげればわかる」お子さんが多くいます。そうしたお子さんは、教え合いで理解が深まるのです。また、教えてあげるお子さんは、教えることで力を伸ばします。学力を定着させるための効果的な学習手段を示す「ラーニングピラミッド」において、「教える」ことは、最も学力が高まる方法とされています。現在の「主体的・対話的で深い学び」においても、教え合いや発表、発信等が重視されているのもそのためです。
子どもたちは一人一人素晴らしい力をもっています。その力を教育リソースとして活用することは、全員の力を伸ばすことにも有効です。教え合いを大切にしていきたいと思います。
1年生食育指導を行いました
梅雨の休みに晴れ間がのぞき、子どもたちが休み時間校庭で遊ぶことができました。よかった!
1年生が中曽根小の小野栄養教諭と給食センターのスタッフの方をお招きして、「食育指導」を行いました。
「給食センターは何人ぐらいの給食をつくってると思いますか?」
「100人!」「1000人!」
「吉川市の全部の学校の小中学生の給食をつくってるんですよ。7000人分です!」
「えー?!」
「でも、私たちはみなさんにおいしい給食を食べてもらおうとがんばっています。給食はとても栄養があって、体にいいようにバランスよくつくられているんです。みなさん、食べられていますか?」
「食べてるー!」「おいしいー!」「給食大好きー!」
「ありがとー!!じゃあ、今日は、給食センターの給食づくりのひみつについて、お伝えします。まずは、私たちがきている白衣についてお話しまーす。」「はーい!!」
こんなやりとりで始まった食育指導。さすが栄養教諭 小野先生。子どもたちの心をわしづかみにして、お話を分かりやすくしてくださいました。
このあと担任の先生に聞いたら、子どもたちはいつにもまして給食を一生懸命食べて、残りがほとんどなかったそうです。1年生って、素直で本当に素晴らしいですね。
食育指導の第一歩は、食材への畏敬の念と、つくってくださる人への感謝の気持ちをもたせることだと思います。毎日食卓に運ばれる食事が、どれほど多くの人が携わり、多くの命をいただいているのか。それに対して、「ありがたく、いただきます。」という気持ちをもたせることが豊かな心の育成につながると思います。
小野先生、給食センターのスタッフの皆様、今日は素晴らしい機会をありがとうございました。
6年生 租税教室を行いました
ここのところ雨が続き、休み時間子どもたちを運動場で遊ばせることができず、「晴れないかなあ」と思っていました。今日はお昼から久しぶりに太陽が顔をのぞかせ、グランドコンディションは十分ではなかったのですが、なんとか子どもたちを運動場に出すことができました。
6年生は税理士の戸井田さんをお招きして、租税教室を行いました。最初の質問は、「この施設は、税金を使って運営されているかどうか、考えてくださいね。」というクイズで始まりました。子どもたちも「あ、これは使ってそう!」とノリノリで答えていました。
その後「もし、税金がなかったらどうなるか?」の教材アニメを鑑賞しました。声優はあのドラゴンボールの野沢雅子さん。いやー、幅広く仕事をされていますね。そして、戸井田税理士さんから、公共の利益のため税金を使うことがいかに大切か、わかりやすくお話をしていただきました。
ハイライトは、「現金の重さ体験コーナー」。はい、これが一億円です。「えー?!本物?」と子どもたちもびっくり。もちろん、フェイク一億円です。でも、重さは本物と同じ。さあ、1億円がどのぐらいの重さか、もってみましょう。
」
「え?!重!!」「すっげー!」「一億円って、こんなに重いの?!」
子どもたちが驚くのも無理はありません。一万円札は一枚1グラム。すると、1億円では10キログラムにもなります。改めて、みんな札束の重さにびっくりしていました。
子どもたちが社会科で学んだ政治において、税金の使い道を、国民の代表たる国会議員が決めるのは最も重要な仕組みです。選挙年齢が18歳に引き下げられ、いずれ選挙権をもつようになる子どもたちに、税金の使われ方について正しく理解させるのは、主権者教育という視点からも、とても重要だと思います。
それにしても、1億円は重かった!テレビの2時間ドラマなどで、人質の身代金を3億円要求した犯人が、用意されたジュラルミンケースをひょいっともち上げて、すたこらさっさ―と逃げるのは真っ赤な嘘、ということになりますね(笑)。
子どもたちに貴重な学習の機会をご提供くださった戸井田さん、今日は大変ありがとうございました。
令和4年度 プール開きを行いました
梅雨らしい天気が続きます。そんな中ですが、本日業前の時間にプール開きを行いました。
運動委員の子たちからは、水泳学習のルールについての説明がありました。練習した成果を生かして、落ち着いて立派な説明ができました。
体育主任の小川教諭からは、「水泳指導を安全に行うことは、皆さんの大切な命を守ることにつながります。先生方のご指示をよく聴いて、ルールを守って安全に楽しく水泳学習を進めましょう。」というお話がありました。
私(校長)からは、水泳学習の楽しさと、目標に向かって練習することの大切さを伝えました。水泳は非常に優れた運動です。無理なく全身の筋肉を使い、とても効率的に運動を行うことができます。夏場に心配される熱中症の危険性もありません。水に浮くことでリラックス効果が高まり、ストレスが軽減されます。スイミングスクールに通うお子さんが多いのも、水泳が子どもたちの健全な成長にプラスである証明だと思います。
子どもたちにはなるべく多くの回数に参加してほしいと思います。特に、水泳が苦手なお子さんは、こんな思いをもっていないでしょうか。
「みんな25メートル泳げるのに、自分は10メートルも泳げないから恥ずかしい。だからプールは嫌だ。」
自分と誰かを比べる必要はありません。10メートル泳げないのなら、10メートル泳ぐことを目標にすればよいのです。そして、自分の目標の達成に向かって、マイペースで練習すれば、それが一番素晴らしいことです。
学校で目指すのは、得意・不得意にかかわらず、楽しく体を動かす子の育成です。自分と誰かを比べたりせず、自分に合った目標を決め、それに向かってこつこつと努力できれば素晴らしい。そうした子どもたちを育てたいと思います。
保護者の皆様におかれましては、お子さんの体調管理や水泳用具の準備等にご配意くださるようお願いいたします。
6年生理科 板書の大切さ
関東地方がはやばやと梅雨に入り、雨がしとしとと降る日が続きます。お子さんの体調はいかがでしょうか。体調を崩しやすい時期です。早めの就寝等をお願いします。
理科室をのぞくと、6年生が一生懸命理科の実験に取り組んでいました。唾液に含まれる消化酵素の実験です。先生の指示に従って、子どもたちはがんばって実験の準備を進めていました。
目をひいたのは渡辺先生の板書でした。授業のめあて、実験の進め方、結果などが整然と書かれていたのです。
これが、とても大切なことです。黒板にめあてや実験の方法がしっかり書いてあれば、子どもたちは迷うことなく作業を進めることができます。板書は時間がかかるアナログな方法ですが、学習するうえで欠かせない有効な手段だととらえます。
GIGAスクール構想が進み、一人一台クロームブックが配備されました。もちろん、それも有効に活用しています。でも、先生が黒板に書く、子どもたちがそれを鉛筆と消しゴムでノートに写す。昔から伝えられてきた方法は、実に大切です。
何事にも不易と流行があります。流行がICT活用や外国語の学習なら、先生の話を姿勢をよくして聴く、ノートを丁寧に写す。意見をまずノートに書き込み、手を挙げて発表する。これが不易の部分で、こちらもとても重要です。
そのために、北谷小では、板書指導をしっかり行っていきたいと思います。
引き渡し訓練へのご協力 大変ありがとうございました
本日、児童引き渡し訓練を行いました。ご来校くださった保護者の皆様には、ご多用中、そして足元のお悪い中お越しくださり、大変ありがとうございました。
雨天のため、体育館に一度お集まりいただいてからの引き渡しでしたが、特に混乱もなく、スムーズに行うことができたのは、皆様のご協力のおかげだと感謝申し上げます。
本日の引き渡し訓練は、関東全域に震度6の震災が発生した想定でした。かねてから報道されているように、南海トラフ地震巨大地震の発生が心配されます。また、数年来異常気象が続いており、台風の激甚化や線状降水帯の出現によるゲリラ降雨や竜巻など、天気の急変についても十分注意しなくてはいけません。6月3日のようなことがないよう、今後、細心の注意を払って登下校等について判断いたします。その際は、速やかにご家庭に連絡して連携を図りたいと思います。本日のように保護者の方へお子さんの引き渡しをご依頼申し上げることも起きると思います。改めて、今後もよろしくお願い申し上げます。
本日は、大変ありがとうございました。
天気の急変の対応 申し訳ございませんでした
いつも大変お世話になります。
本日6月3日(金)の午後3時25分ごろ、天気の急変の予報を受け、授業を切り上げました。
その時点のピンポイント予報では、午後4時から雨が降るとの情報だったので、急いで下校をさせようとしたところ、雹が降り始めたり、雷が鳴ったりしたので、一部の児童が下校した後でしたが、玄関を出た児童は、学校に留め置きました。
その際、メール配信が遅れたことから、保護者の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございませんでした。
今回のことを反省し、今後は天気の急変が早まる事態が生じることを見越して、早め早めの対応を心がけ、お子さんの安全を守りたいと思います。心よりお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
デジタル・シチズンシップ教育を行いました
今日もいいお天気となり、日中の気温も高くなりました。
冒頭に書いたように、吉川市から講師の大西先生をお招きし、「デジタル・シチズンシップ教育」を行いました。
これまで学校はネット上のモラルやマナーを学ばせる「情報モラル教育」には力を入れてきました。しかし、一人一台の端末が配備され、これからの社会はますますネットと切り離すことができなくなります。ネットを活用し、社会のよき担い手を育成することがねらいです。
大西先生は、わかりやすく子どもたちに話しかけてくださいました。
「ネットは、一度情報を出すと「消せない」んだ。意味が分かるかな。」
「いろんな人がみて、広がっちゃうから?」
「そうだ。よくわかるね。それに、ネットの情報には「うそ」も含まれている。その情報が本当かどうか、よく考えながら情報を使うことが大切なんだ。」
大西先生は子どもたちにもわかりやすくお話をしてくださいました。
公園遊びなら、私たち大人は子どもたちに注意や指導をすることができます。公園での遊びの経験があるからです。しかし、ネットの世界では、大人よりも子どものほうが詳しいという逆転現象が起きます。大人のあずかり知らないところで、子どもたちがネットの闇に飲み込まれる事態もあるのです。
だからといって、ネットと生活を切り離すことはできません。Iot(もののインターネット)、web5.0という言葉に象徴されるように、ネットはこれから社会そのものを大きく変革し続けることでしょう。その波に飲み込まれることなく、正しく活用し、安全で豊かな生活を送るためには、子どもたちと、支える私たち大人がネットの特性を十分理解していく必要があります。
大西先生、今日はわかりやすいお話を大変ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
5,6年生 プール清掃を行いました
昨日と打って変わって、さわやかな晴天が広がりました。気温も上昇しましたが、思ったよりカラッとした気候だったので、それほどしんどい感じはしませんでした。ただ、気温の激しい変化は子どもたちの体にダメージを与えます。早めの就寝など、休養を十分とらせていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
今日から6月です。今月から、水泳指導も始まります。それに先立って、5,6年生がプール清掃を行ってくれました。写真は、6年生の作業の様子です。
子どもたちは協力しながら、がんばって作業してくれたので、ドロドロだったプールが徐々にきれいになりました。高学年児童のみんな、ありがとう!本当によくやってくれました。
子どもたちのプール清掃の準備等にご協力をいただいた保護者の皆様、大変ありがとうございました。
オンライン朝会 マスク着用の新しいルール
一転、肌寒い雨の一日になりました。
明日から6月です。朝は、6月のオンライン朝会を行いました。そこで説明したのは、新しいマスク着用のルールです。5月末、文科省および厚労省から、マスク着用についての新しいルールが通知されました。それを受け、本校でも以下のようにマスク着用ルールを定めます。
①屋外・屋内にかかわらず、体育のときはマスク着用を必要としない。
②登下校のときは、マスク着用を必要としない。
③朝マラソンや休み時間の外遊びのときも、ほかの人と近くなければマスクを外してよい。
④マスクを外すのが心配だという人は無理に外さなくてよい。ただし、気温の上昇に伴い熱中症の心配があるときは、先生がマスクを外すことを呼びかける。
これらのルールを、朝会および学級指導をとおして子どもたちに周知しました。浸透までは時間がかかると思いますが、ご家庭でのご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
梅雨についても、お話をしました。梅雨になると、日照不足や低気圧の状態が続くことから、精神を安定させる脳内物質セロトニンが分泌されにくくなります。また、気温の乱高下も、ストレスの原因となります。こうした理由から、子どもたちの情緒が不安定になる傾向があり、6月は生徒指導上の事案が多く発生するといわれています。
それらを防ぐには、以下の取組が効果的です。
①朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びる。
②朝食をしっかりとる。
③晴れた日は外に出て積極的に体を動かす。
④夜はお風呂にゆっくりつかってリラックスする。
⑤早めの就寝を心がける。
6月でも、規則正しい生活習慣を送っていれば、体調の異変や情緒の不安定さが防げるということです。
また、この時期は、子どもが廊下を走ったり階段から飛び降りたりして、けがや事故が多くなります。これにも理由があります。
人間には、五感以外にも様々な感覚が備わっています。その一つが「前庭感覚」です。これは、身体を無意識にコントローするために重要な感覚です。この前庭感覚を高めるため、子どもは無意識のうちに、縦と横に加速や重力を感じる刺激を求め、狭い教室の中を走り回ったり、階段から飛び降りたりするのです。こうした刺激を得ると情緒が安定するといわれています。雨の日に廊下や階段を走り回ったりするのは、本能に基づく行動ということです。
だからこそ、制御するのが難しいのです。そこで改めて6月の目標を廊下・階段歩行に定めました。いくら本能に基づく行動といっても、事故やケガが起きてからでは遅いですから。
子どもたちの行動は、一つ一つが科学的な知見に基づき説明することができます。それを十分理解したうえで指導することが大切です。保護者の皆様におかれましては、お子さんの健康管理のため、規則正しい生活習慣づくりにご配意くださいますようお願いいたします。
5年生田植え体験を行いました
昨日は大変な暑さになりましたが、今日は若干暑さがゆるんだのでありがたかったです。
5年生はJAさいかつ吉川支店の皆様のご協力のもと、学校近くの田で田植え体験をさせていただきました。子どもたちには汚れてもよい服装等を準備してもらいました。保護者の皆様、ご協力くださり大変ありがとうございました。
はじめに、コンバインでの田植えを見せていただきました。子どもたちからは「すごーい!」と称賛の拍手が起きました。
次に、田植えの方法についてのご指導をいただきました。「五本ずつ、ちぎって植えてください。」
さあいよいよ、田植えの開始です。泥に足をとられて大変でしたが、何とか定位置に着き、作業を開始しました。
足場の大変さに最初は子どもたちも戸惑っていましたが、JAのスタッフの皆様にご支援をいただきながら、徐々にコツを飲み込み、作業を進めていきました。子どもたちのがんばりに感心しました。
約1時間かけて、作業終了。みんな、泥んこになりながら本当によくがんばりました。
JAの皆様が水のタンクを用意してくださり、手を洗って学校に戻りました。
子どもたちはとても大変だったと思います。また、靴や服が泥んこになり、申し訳なかったと思います。でも子どもたちに「お米をつくることの大変さ」を実感してほしかったのです。毎日何気なく食卓に運ばれてくるご飯には、生産者の方の大変なご苦労と、大地の恵が詰まっていることを理解して、農作物と生産者の方に感謝の気持ちをもってほしかったのです。それが、食育のスタートになると思います。
子どもたちにも、保護者の皆様にも大変な思いをさせてしまいましたが、貴重な体験になったと思います。お米一粒も大切にする気持ちをもってほしいと思います。
JAさいかつ吉川支店の皆様、子どもたちのために貴重な体験の場をご用意いただき、本当にありがとうございました。
校内硬筆展を行いました
今日も暑くなりました。もう、気候はすっかり初夏・・・と思いつつも、明日はまた雨になりそうです。天候が目まぐるしく変わる昨今、お子さんの体調管理にご配意くださるようお願いいたします。
校内硬筆展を行いました。代表して、6年生の作品制作の様子をお届けします。
集中して、用紙に向かってきれいな字を書こうとがんばっている様子がお分かりになると思います。6年生以外の学年も、最後までがんばって本番に臨みました。
そのあとは、作品を廊下に掲示しました。「すごい!上手だね!」「濃くしっかり書けていてすごいなあ。」と声を掛けるとみなにこにこっとして、嬉しそうでした。
子どもたちは、「誰が金賞かな。」「金賞とれるかな。」ということが気がかりでしょう。でも、大切なことは、金賞の受賞の有無ではなく、書写で学んだことを生かして、普段のノートの字をきれいに書くことです。
東大生のノートがきれいなことはよく知られています。じゃあどうして?といえば、ノートをきれいに書くと、勉強が楽しくなるからです。わかったことをカラフルなペンで書き加えたり、ちょっとしたイラストを添えたりすると、ノートづくりがとても楽しい。そうしたやりがいをもつと、勉強の内容が自然と身に付いてきます。脳の中の記憶をつかさどる海馬という部位は、面白い、楽しいことを率先して記憶します。要は、楽しみながらやると頭に入るのです。東大生のノートがきれいなのは、そうした理由もあるでしょう。
字がきれいなことは、学力向上に大いにプラスになります。書写で学んだことを生かすだけでなく、ノート指導にも力を入れていきたいと思います。
北谷小のみんな、硬筆展の作品づくり、よくがんばりました。努力した分は、必ずプラスになるよ。ノートづくりにその力を生かしてね。
北谷小に日常が戻ってきました
体感的には昨日より暑く感じられる一日となりました。昨日24日(火)に運動会ができて、よかったかな、と思いました。
運動会というビッグイベントが終わり、北谷小に日常が戻ってきました。教室の授業の様子です。
昨日が運動会という一大行事だったということを忘れるぐらい、当たり前の日常がありました。算数や国語の授業にがんばって取り組んでいました。まだ集中しきれない子も、徐々にこれから慣れていくことでしょう。
一方で、体育館では運動会の名残ともいう光景がありました。運動会の表現の出来具合をチェックしていたのです。
運動会はもちろん、体育の授業の一環です。それなら当然その成果は教科体育の評価の対象となります。一人一人の踊りが、体育の評価の観点のもとチェックを受けていました。子どもたちにとっては、昨日の大舞台と同じぐらい大変だったかもしれませんね(笑)。
運動会を終えて、感じたことがあります。運動会はあくまでも、日頃の地道な学習の積み重ねの成果です。重要なことは、運動会というビッグイベントを成功させようと気張るのではなく、日頃から当たり前の日常、ふつうの一日一日を大切にしていくこと。それが成功の秘訣ではないかと思います。
「大事を成すと欲すれば、まず小事を成せ。」かの上杉鷹山の言葉です。大きな目標をもったのなら、まず、日常の当たり前の一つ一つを丁寧にこなしていくことが重要だ、という意味と捉えます。人生の一大事に邂逅したとき。勝負の場となる会場の門をくぐったとき。勝敗はすでに決しているのかもしれません。
運動会が終わった今だから、日常の授業を大切にしたいと思います。
令和4年度春季運動会を開催しました
日中の気温の上昇が心配されましたが、思ったよりからりとした晴天だったので、具合が悪くなった児童は少なく、多くのお子さんが元気に午前中の競技を終えることができました。
令和4年5月24日(火)、北谷小学校春季運動会を開催しました。
冒頭を飾ったのは、紅白応援団の力強い応援合戦です。応援団は距離をおいてマスクを着けての声出し応援を行いました。それ以外の児童はマスクを着け、声を出さずペットボトルの鳴り物を使って応援を行いました。両軍とも息のあった応援で、見事なチームワークを見せてくれました。応援団のみなさん、よくがんばりました!
次に行われた各学年の徒競走です。順位より大切なこと、それは全力で走りぬくことです。それを守り、最後まで全力で走りぬきました。
低学年の表現、「いろとりどりよりどりみどり」。フラフープを使ったダンスの息がぴったり。動作もかわいらしく、大いに会場を沸かせました。
令和4年は、沖縄のメモリアルイヤー。中学年の「ちむどんどんするサー!北谷っ子エイサー!」太鼓を使った踊りが力強く爽やかで、今に伝わる沖縄伝統の踊りを見事に表現しました。中学年になると、表現力が飛躍的に向上しますね。
トリを飾るのは高学年の「心に響け、華麗に舞え!北谷の華144人」。組体操とフラッグによる表現を組み合わせました。最後は見事なチームワークで、フラッグを使った見事なウェーブで踊りを締めました。水色と黄色の鮮やかなフラッグが、会場に鮮やかに映えました。
いよいよ最後の種目、選抜選手による代表リレーです。どのチームも、全力で走りぬき、見事にバトンをつなぎました。会場の声援も一体となり、ラストを大いに盛り上げました。特に高学年リレーは最後まで手に汗握るデッドヒートとなりました。リレー選手たち、素晴らしい力走をありがとう!
優勝は紅組、準優勝は白組という結果になりました。
運動会で勝つことは大切です。価値ある目標です。でも、それがすべてではないと思います。多くのスポーツは、試合終了を「ゲームオーバー」といいます。しかし、ラグビーは「ノーサイド」といいます。試合が終われば、敵も味方もない。そこにいるのは、ラグビーを愛する素晴らしい仲間たちだけだ、という考えです。私はこのラグビーの高貴な精神こそ、子どもたちに学ばせたいと考えます。
運動会は、日頃の体育の成果を発表する場です。自分たちの努力の成果を、保護者の皆様にご覧いただく貴重な機会です。それなら、過度に勝敗にこだわらせる必要はないと思います。一生懸命走って、たとえ順位は下の方でも、全力で走りぬいてゴールした子は、みな立派で、尊い精神をもっています。賞賛に値する姿勢です。
そして、勝っても負けても、子どもたちの成長につなげることが大切だと思います。仲間と味方に「戦ってくれてありがとう。」と感謝し、戦いが終わったあとに、以前よりもっと仲良くなれるようにする。それが運動会の教育的価値だと考えます。
朝早くから会場にお越しいただき、子どもたちに温かいご声援を送ってくださった保護者の皆様。準備・片づけ、会場周辺の安全確保等に献身的なご努力をくださったPTA役員の皆様。今日は本当にありがとうございました。
いよいよ春季運動会が明日に迫りました
本番を控え、本日は最終練習と、運動会準備に追われました。朝の全体練習の様子です。
開会式練習では、応援団長さんが、本番さながらで、選手宣誓や優勝杯返還を行いました。
その後は全校児童で本番と同じ形式で応援合戦の練習をしました。両チームとも、熱が入りました。
お知らせしていたとおり、応援団はマスクをして声を出しますが、全校児童はペットボトルでつくった鳴り物で声を出さないで応援します。声なしで果たして場を盛り上げることができるのか心配しておりましたが、いざやってみるとどうでしょう。応援団の音頭に従ってみんなペットボトルを威勢よく鳴らし、声を出さなくても見事な応援になっています。応援団のみんなのリードがよかったおかげです。応援団のみなさん、素晴らしかったですよ。
コロナだから実施を見合わせるのではなく、コロナだけれど、やれることを工夫してやろうという姿勢をもてば、子どもたちの活動も変わります。運動会は団結力、チームワークを育てる大切な行事。学習内容が増えて時間が十分にはとれず、以前のようにゆとりをもって練習に取り組めないのはつらいけれど、与えられた時間の中で、先生方も子どもたちも一生懸命動いています。
明日は、その成果をご覧にいらしてください。どうか宜しくお願いいたします。
運動会の全体応援
今日も暑い日となりました。21日(土)は、曇りで今のところだいじょうぶそうです。
朝の時間、各教室で応援練習を行いました。令和4年度は全体応援を行います。応援団は、マスクを付け、声を出します。全校児童は、声を出さず、ペットボトルで「鳴り物」をつくって、ガンガン音をたたいて練習します。
今日は、各教室で応援団のビデオを流し、それをもとに、教室で応援練習を行いました。もちろん、安全に行えるよう担任が見守りました。
新型コロナ感染防止で、野外のマスク着用の例外規定は見送られそうです。だからといって、応援がいっさいできないか、といえばそんなことはありません。鳴り物を使った応援でも、紅白それぞれの団の心を一つにすることはできると思います。
大切なことは、子どもたちの成長に資する、心に残る行事にすること。運動会の応援は、その大事な要素の一つと思います。
保護者の皆様にはお子さんのペットボトルの用意でご協力をいただき、ありがとうございました。静かなる応援、盛り上げるように子どもたちはがんばっています。
澄み渡る青空に映える高学年表現のフラッグ
一転、日中の気温が上昇し、初夏を感じさせる陽気となりました。子どもたちも急に暑くなったので大変だったと思います。そんな中でしたが、運動場(校庭)では高学年の児童が組体操の完成目指して、練習に励んでいました。
青空になびくフラッグのきれいなこと。5年生が水色、6年生が黄色です。ウクライナ国旗を思わせる美しいコントラストです。
ペアで向き合って、フラッグのコンビネーションで魅せます。
最後の大技、ビッグウェーブに向けての練習。最高に盛り上がる瞬間目指して、技の完成度を高めていきます。
暑い中、子どもたちも大変でした。でも6年生にとっては最後の運動会。思い出に残るイベントにしたいものです。
私も、自分が6年生だったときの表現種目をいまだ覚えています。「宇宙戦艦ヤマト」の壮大なテーマにのった組体操でした。最後の大技、タワーが決まった時、会場からたくさんの拍手を受け、最高の気分でした。小学校の運動会は、忘れられない大切な記憶の1ページとなります。練習は大変だけれど、苦労した分だけ、会場から賞賛の拍手をいただくことができます。がんばってほしいですね。
でも、連日がんばっていると疲労も蓄積すると思います。保護者の皆様にはご家庭でのケアをお願いできればありがたく存じます。どうか、宜しくお願いいたします。
北谷小5,6年生、がんばっています。
第1回学校運営協議会を開催しました
運動会の練習が進んでいますが、今日も雨模様で、外での練習がなかなか進まないのがつらいところです。それでも、子どもたちはチームワークよくよくがんばっていました。
第1回学校運営協議会を実施しました。地域の代表の皆様にご参加いただき、校長の学校経営方針をご説明して、ご意見やご指導をいただく会議の場です。そうすることで、地域に根差した教育を行い、学校・家庭・地域が一体となった教育体制を築くことが大きな目的です。
校長の説明のあと、ご参加いただいた委員の皆様からご意見や励ましのお言葉をいただきました。とても力強く思いました。ご来校くださった皆様、本当にありがとうございました。
学校・家庭・地域が一体となった教育体制づくりはとても大切です。報道等で「家庭や地域の教育力が低下した」ということをしばしば耳にしますが、私は「それは違う」と思います。
かつての日本では、教育、特に子どもたちの将来に関する考えが一貫していたのです。よい学校に入り、よい会社に就職すれば、一生の幸せが保証される、と考えられていたのです。先生も、おうちの人も、近所のお年寄りも、口をそろえて、「一生懸命勉強すれば、幸せになれるぞ。」といいました。だから子どもたちは、疑問をもたず、勉強に熱意をかたむけたのです。
しかし時代の移り変わりとともに社会の価値観が多様化しました。企業の終身雇用制が終焉し、一流企業に就職したから、人生の幸せが保証されるという時代ではなくなりました。勉強することの意味を、見出しにくい時代になったのです。OECDの国際学力調査で、日本の子どもたちの学習意欲の低さが指摘されますが、そこにも理由があるように思います。
だからこそ、学校・家庭・地域が連携する必要があるのです。将来、立派に自立して生活できるようになるためには、どんな力を備えることが必要か。どんな努力をすれば、幸せになれるか。それを大人たちが口を揃えることがとても大切です。本日行った学校運営協議会には、そうした意味があります。
これからも、学校運営協議員の皆様とともに、地域とともに歩む学校づくりに努力してまいります。委員の皆様、大変ありがとうございました。
校内硬筆展と理科の実験
一日雨模様となりました。予定していた1校時の運動会全体練習は水曜日に延期になりました。そして、肌寒い日でした。子どもたちが風邪をひいたりしないよう、ご配意くださるようお願いします。
2年生の教室で、硬筆展の授業が始まっていました。みんな、先生の指示を聞いて、きれいな字を書くために張り切って取り組んでいました。感心です。
大切なことは、硬筆展の練習など、書写の時間だけでがんばるのではなく、普段からきれいなノートの字を書くよう心掛けること。ラーニングピラミッドの事例でもわかるように、キーボードで文字を打ち込むより、ノートに字を書いたほうが、学習効果が高いのです。きれいな字が書けることは、学力向上の上で大きな役割を果たします。硬筆の練習で得た成果を、日頃のノート指導に生かしていけるよう指導していきたいと思います。
5年生は、理科室で振り子の実験に取り組んでいました。振り子が一往復する時間は、どのような条件に左右されるか、真剣に実験結果を見守っていました。そうそう、この実験、とても楽しいんです。教室がよい「アカデミックな雰囲気」に包まれていて好ましいと思いました。
よく、「子どもの理科離れ」がメディアで報じられます。でも、長年現場をみている私には全然そんな感じはありません。子どもたちのほとんどが、理科の実験や観察が大好きだからです。ICTが普及して、必要であればいつでもインターネット動画が見られます。だからといって、実験は不要、なんてことは絶対にありません。見て、聞いて、手で触って、予想して、はじめて理解が深まるのです。
硬筆といい、理科の実験といい手を使っての作業です。ICTがもてはやされますが、これらの学習はやっぱりとても大切。ICTスキルを高める反面、こうした学習も大切にしていきたいと思います。
PTA「おやじ会」主催 飯盒炊飯体験を行いました
北谷小PTA「おやじ会」の皆様が、子どもたちのために「飯盒炊飯体験」を開催してくださいました。
感染防止に最大限努めるという条件で、市教委にも許可をいただきました。参加希望の子どもたちが、巻き割をしたり、材料を切ったりして作業に参加し、飯盒炊飯とカレーづくりに取り組みました。
おやじ会の皆様が入念に準備をしてくださり、子どもたちもとてもよく手伝ったので、作業がとてもスムーズに進みました。喫食は距離をおいての黙食に努めました。子どもたちはみな、「おいしかった」「楽しかった」と大喜びでした。
作業の様子を見ていて気付いたことがあります。飯盒は、マキ割りから始めます。火を着け、出来上がるまで火勢を落とさないよう見張らなければいけません。子どもたちはみんな「早くご飯が炊けないかなあ」と笑顔で待っているのです。とても楽しそうな様子でした。出来上がったご飯は、おこげがたくさん。それもまたごちそうで、みんな「おいしい!」と大感激していました。
その様子を見て、改めて感じました。待つ中にこそ、幸せがあるのだと。今の社会は便利すぎて、慌ただしくて、スピーディーさを是とします。でも昔の暮らしのように、決して豊かではないけれど、家族みんなが食事の準備を手伝い、「早く炊けないかな」と首を長くして待つ食事のできあがりを待つ中にこそ、家族の喜びがあったのではないでしょうか。
それもすべて、おやじ会の皆様が子どもたちのためを思って、準備・運営に力を入れてくださったからです。おやじ会の皆様、ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで貴重な体験ができました。そして、忘れていた大切なことを改めて子どもたちに伝えることができました。
3年生「ふわふわ空気の積み木」
一転、雨模様の一日になりました。明日は関東も大雨となる予想、北谷小ホームページをご覧いただいている皆様も、お気を付けください。
3年生の図工の様子です。「えっ、これが図工?!」と思われるかもしれませんが、立派な単元教材です。「ふわふわ空気の積み木」。空気を入れたビニル袋の大きさやふわふわ感を生かして、自由な発想を生かして作品づくりに取り組みます。みんなきゃあきゃあと大喜びで創作に熱中していました。
廊下も、階段も、児童昇降口も、あっという間にアートの広場に早変わり。壁に貼り付けアーチやトンネルをつくったり、固めて「かまくら」をつくったり。あっという間に時間が過ぎていきました。
まったく、子どもたちの想像力は大したものです。空気を入れたビニール袋が何に変身するかな?と問いかけると、大人には想像もつかないようなオブジェに変身させます。
今の子どもたちはおそらく自宅でゲームにかじりつく時間が長くなっているから、こういうとき大丈夫かな?なんて思うのは大人の杞憂ですね。子どもたちはのびのびと楽しそうに豊かな想像力を働かせ、自由自在にアート作品をつくっていく。まったく、子どもたちの柔軟な発想には驚かされます。
きっと昔の子どもたちも、野山や原っぱにでかけて、落ち葉や枝木などで思う存分にアート作品をつくっていたのでしょう。そうした機会が奪われつつある現代、こうした取組を授業で行うことは大いに価値があると思います。
3年生、がんばりました!
生活科 学校探検と 図工の水彩画
今日も少し涼しく、比較的過ごしやすかったもののお天気は下り坂のようです。週末にかけて天候も崩れる模様、ご家庭におかれましてもご注意ください。
1,2年生が学校探検をしています。2年生が先輩として、1年生を案内しているのです。とてもよい取組だと思います。2年生の、先輩としての自覚と責任感をはぐくめますから。一緒に職員室に入ると、歴代校長先生の写真に夢中になってしまって、あらら、案内は?となるグループも少しありましたが、それでも2年生はがんばって、1年生をよくリードしていました。2年生、立派です。
3,4時間目は、校長がちょっと5年生の教室にお邪魔して、図工の水彩画の指導をしました。
図工が苦手だー、という子がいます。その理由は、「うまく描けないからいやだ」「面倒くさい」がほとんど。それでよいと思います。世の中の人すべてがクリエイティブな才能をもっているわけがありません。それが自然のことわりです。
でも、小学校の使命の一つは「子どもたちをその教科の学習を好きにさせる」ことだと思います。そこから、子どもの自信や自己肯定感がはぐくまれるからです。そこで、「どう描いたら、すてきな絵ができるか」を具体的に指導しました。線画の描き方、絵の具の使い方の基礎・基本を子どもたちにしっかりと伝え、練習をさせました。
するとどうでしょう。たった2時間で、子どもたちの絵が明らかに変わったのです。子どもの秘めたる才能とは本当に大したものです。ちょっとコツを伝えただけで、自分の中で上手に消化し、真剣な目で画用紙に向かい合い、自分でも驚くようなきれいな線を描いていました。
私は、日本人の図工の才能、美術的センスは世界一だと思っています。古くは縄文時代の家屋から古代の建築物、水墨画、浮世絵、新しいものならジャパニメーション。いずれも世界に誇れる第一級品です。そのDNAを受け継ぐ子どもたちは、誰もが素晴らしい才能を秘めていると感じます。そして、日本人に限らず、教室で学ぶすべての子が、そのよい影響を受け、力を高めていくのも素晴らしいと思います。それを引き出すきっかけを与えるのが、教育の役割だと思います。ただ、丁寧に描くだけにちょっと時間がかかるのですが。
子どもの才能を引き出した瞬間。私たち教師にとって、もっともうれしい時です。またちょっと教室にお邪魔して、子どもたちと一緒に水彩画制作を楽しんでいきたいと思います。
子どもたちにとって外遊びとは
私の手元の計測では、今日の日中の最高気温は23度。暑くもなく寒くもなく、最高のお天気でした。
運動会の練習が進んでいます。見たのは低学年と高学年の練習光景だったのですが、どちらも体育館で「型」を一生懸命学んでいました。これである程度覚えてきたら運動場に出て「体型」を学び、仕上げとなります。子どもたちもがんばっているのですが、それ以上にがんばっているのが先生方です。うちわぼめになってしまうかもしれませんが、振付をマスターし、子どもたちの前で笑顔で披露する先生方のスキルはすばらしいなあと感じます。
一学期が始まってはや一か月がたちますが、北谷小の子どもたちについて強く感じることが「外遊びが上手だなあ」ということです。私は担任の時、業間休み・昼休みいずれも必ず外で子どもたちと遊びました。それが子どもたちとの良好なコミュニケーションを築き、学級経営も学習指導も一段とスムーズになるからです。
その習慣が抜けず、いまだに業間・昼休みとも特別な用事がない限り外に出ているのですが、「校長せんせー」と呼ばれて、鉄棒を教えたり、ドッジボールの審判をしたりとお声がかかります。
ドッジボールですが、北谷小の子どもたちが上手なことに驚きます。いえ、技術ではありません。楽しく遊ぶスキルです。現代社会においては、外遊びが上手にできない子が多い。勝ちにこだわりすぎて、自チームに有利なルールを強引につくって相手に押し付けたり、相手のちょっとしたルール破りが許せず、必要以上に非難したり。それだと遊びがちっとも楽しくなくなってしまいます。大切なことは勝利にこだわることより、みんなが楽しめること。少々ルールから外れても「まあいいか」と互いに許しあって、きゃあきゃあと楽しむのが一番よい。この「遊びのスキル」も、経験していないと身に付かないものなのです。その点、北谷小の子たちはみんなが楽しく外遊びができるので、大したものだなあと感心します。
外遊びはゲーム以上の喜びを与え、凝り固まった頭や体をほぐし、学力や体力向上を促します。運動すると運動能力や集中力がアップすることは脳科学でも証明されています。さらにストレスを発散させ、情緒の安定にもつながります。運動することは子どもにとってよいことだらけなのですね。
運動会の練習にいそしみ、日ごろの体育の成果を発表することもOK.また、友達と楽しく外遊びをすることもベリーグッド。確かなエビデンスに基づき、子どもの成長にプラスになることをすすめていきたいと思います。
第1回吉川市立北谷小学校学校運営協議会について
以下のとおり、「吉川市学校運営協議会実施要領」にもとづき第一回吉川市立北谷小学校学校運営協議会を開催します。協議会は原則公開となります。傍聴を希望される方は、お手数ですが同実施要領をご一読の上、5月16日(月)午後5時までに北谷小学校までご連絡くださるようお願いいたします。
1 日 時 令和4年5月17日(火)午後3時00分~午後4時30分
2 場 所 北谷小学校1階 図書室
3 次 第(予定)
(1) 委嘱状交付 (2) 教育委員会あいさつ (3) 委員自己紹介
(4) 議事 〇 令和4年度学校経営方針について 〇 協議(意見交換)
運動会の練習 がんばっています
さわやかな5月の風が運動場を吹き抜けていきます。気持ちのよい晴天になりました。
各学年・ブロックで運動会の練習が進んでいます。マスクを着用し、体育館にいるときは換気を十分行い、感染症対策にも務めています。
運動会は、日ごろの体育の学習成果を保護者・地域の皆様にお示しする学習成果発表会としての性格をもっています。子どもたちは、力を合わせてよい演技をしようと、練習に励んでいます。
疲れを知らない子どもたちですが、がんばりすぎるとおうちに帰ってきてから疲れを感じることもあると思います。バランスのよい食事や早めの就寝、お風呂に入ってリラックスなど、ご配意いただければ幸甚です。
5月21日(土)の本番に向けて、みんなで協力してがんばっています。みんな、とても立派です。保護者の皆様のご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
かがやきタイム(異年齢グループ活動)を行いました
ゴールデンウィークも明け、いよいよ運動会に向けての準備一色になります。そう思った矢先の天候不順と気温低下。子どもたちも大変だと思います。お子さんの体調管理に、引き続きご配意くださいますようお願いします。
昼休みに「かがやきタイム」を行いました。異年齢集団活動で、1年生から6年生までがいっしょのグループで遊びをします。今日は最初だったので、顔合わせをしたあと、「自己紹介ゲーム」などをして、楽しく過ごしました。
今日は各グループのリーダーが指揮を執り、あえて先生方は指導しないよう心掛けました。6年生は準備してきたセリフやゲームの例示などを一生懸命やって、低学年の子たちに頼りがいある姿勢をみせてくれました。
6年生が立派な態度で下学年の子たちをリードしてくれたことに驚きました。さすが最高学年です。
「責任ある立場は人を育てる」といいます。「よし、僕たちががんばって下の学年の子たちをリードしなくちゃ」という思いが、高学年の子の責任感や実行力を育てていきます。これが、学校のよいところです。
現代社会は学校に学力向上を求めます。でも、大切なのは学力だけじゃありません。「年下の子たちが、楽しく過ごせるよう、がんばらなくちゃ。」こうした姿勢こそ、子どもたちの将来の自立につながる大切な資質だと思います。
6年生のみんな、立派な姿勢だったよ。ありがとう!
令和4年度 離任式を行いました
ゴールデンウィークも、残すところ土・日の週末のみとなりました。これまで、交通事故等の報告は入っておりません。保護者・地域の皆様におかれましては、子どもたちの安全にお気を付けくださり、ありがとうございます。
本日、令和4年度の離任式を行いました。小林智樹校長先生はじめ、懐かしい先生方がご来校くださり、オンラインの画面を通じて、子どもたちにメッセージを送ってくださいました。子どもたちは各教室で、静かにそのお話を聞きました。
代表の子どもたちが、一人一人が思いを込めて書いた手紙と、花束をお渡ししました。オンラインの式の最後には、先生方が各教室の廊下を歩いて手を振る子どもたちにあいさつをされました。廊下は大歓迎のムードにあふれ、みんな大喜び。とても心温まる光景でした。
本当は体育館でみんな集まり、先生方のお話を直接聴きたいところですが、コロナに対応してのオンライン形式となりました。それでも、先生方と子どもたちの心の交流は、十分すぎるほどできたと思います。中には、涙ぐむ子もいたほどでした。ああ、なん温かい心の持ち主なんだろうと感心しました。
出会いがあれば、別れがあります。でも、その一つ一つの思い出が、子どもたちの心の成長の糧になるのだと思います。また一期一会という言葉にもいえるように、別れがあるからこそ今の出会いを大切にしたいと思います。
ご来校くださった小林 智樹校長先生はじめ先生方、今日は本当にありがとうございました。
職員救命講習会を行いました
ゴールデンウィークも後半に入ります。今日も北谷小の子どもたちは元気に登校してきました。保護者の皆様のご支援に感謝いたします。
本日、吉川消防署南分署の皆様を講師としてお招きし、救命講習会を実施しました。エピペンの使い方やAEDの使い方について、1時間かけ研修を行いました。
救命講習の方法は、その都度変更されることがあります。現在は、感染防止を防ぐために人工呼吸は必要最小限にとどめ、胸部圧迫による心肺蘇生が中心となります。また、AEDの使い方にも習熟します。正しい手順と方法について、丁寧なご指導をいただきました。
事故は起きてほしくないものですが、いつどこで起きるかわからないものでもあります。そうした事態に備えておくことが大切だと考えます。
学校では、子どもたちのために万全を尽くす所存ですが、それにはご家庭との連携が大切です。連休明けは体調を崩しやすくなります。お子さんの様子で何かお気付きのことやご心配なことがあれば、学校までご連絡ください。子どもたちの安全に配慮しながら運動会の練習を進め、子どもたちの心と体を成長させる行事にしたいと考えます。
ゴールデンウィークも後半に入ります。引き続き、お子さんの健康や安全にご配意いただき、ご家族で楽しくお過ごしください。
子どもたちの体力を高めるためには
昨日よりだいぶ気温が下がりましたが、その分午後はとても心地よい風が運動場に吹き抜けていました。
4年生が体育で鉄棒の授業に取り組んでいました。岩出先生の号令のもと、「前回り降り」や逆上がりの練習にがんばって取り組む子どもたち。岩出先生も優しい言葉がけで、鉄棒が苦手な子どもたちも一切否定することなく「だいじょうぶだよ。」「OK!それでいいよ。」と一生懸命励ましていました。とてもさわやかな光景でした。
ただ、ちょっと気になることもありました。鉄棒の得意・苦手が分かれていることです。もちろん、全員が鉄棒が得意である必要はありません。苦手なことがあってよいし、それが自然です。でも、苦手なことにも立ち向かっていく姿勢は学ばせたいものです。だって、長い人生で得意なことだけやっていればいいなんてことはありませんから。
これは子どものせいではないと思います。生活環境の変化が大きいと思います。
昔の子どもは、公園の木登りを楽しむ遊びをよくやりました。私も小学生のころ、夢中で木登りを友達と競いました。でも今、木登りをすると「危ない!降りなさい!」と注意されることが多いのではないでしょうか。不審者の出現や、新型コロナの拡散、そして携帯ゲームの普及など、子どもの外遊びが制限される要因が多くなっていると思います。そんな中、得意な子は鉄棒で遊ぶけれど、そうでない子は鉄棒に触る機会が少なくなるので、苦手意識が強くなってしまう。そんなことも二極化の要因の一つかもしれません。
便利な世の中は、子どもたちの健全な身体を育てにくい方向に進んでいるのかもしれません。
鉄棒などの器械運動は、体重の軽い小学校低・中学年までにやらせることが望ましい。体が大きくなる高学年では、落下の恐怖が付きまとい、練習を恐れるようになるからです。
だからこそ、学校や家庭が、子どもたちの健康な身体を育てるために、外に連れ出して遊ばせる必要があるのですね。明日からのゴールデンウィーク、今年は2年ぶりに外出制限がかかっていません。お子さんの心身の健康のため、ご家族で楽しく外遊びをされること思います思います。きっと、ご家族のすばらしい思い出にもなりますから(笑)。
蒸し暑さの中のクラブ活動 その大切さ
どんより曇って、しかもムシムシ。まるでもう梅雨入りしたような一日でした。いや、まだ4月ですってば。なんでしょう、この蒸し暑さは。新緑映える、さわやかな季節だというのに。
そんな蒸し暑さの中でしたが、6時間目のクラブで子どもたちが楽しそうに活動していました。卓球の練習をしたり、バトンの回し方を教えあったり、先生といっしょにドロケイをしたり。暑さに負けず、元気いっぱい体を動かしていました。みていてとても微笑ましかったです。
クラブ活動のよさは、子どもたちのアイディアを生かして活動の計画が立てられることです。体育では自分たちのやりたい種目を選べないですから。だから、のびのび活動できるクラブの時間を子どもたちは大好きです。しかし悲しいかな、昔は年間35時間とれたクラブも、新学習指導要領の施行に伴った各教科の授業時数増加の影響を受け、活動時間は削減されている状態です。
子どもたちの生活がとても忙しくなっています。毎日6時間ある授業、放課後もお稽古ごとや塾などで、なかなか自由な時間がとれない子も多いのではないでしょうか。自分の癒しはゲームだけ、という子も多いかもしれません。だからこそ、みんなのアイディアを生かしてのびのび活動できるクラブ活動は、貴重な時間といえます。
教科書の分厚さだけが、子どもの未来を約束するものではないと思います。大切なのは、子どもたち自身に活動をゆだね、試行錯誤させ、成功体験や失敗する体験を積ませること。そうした教育活動を目指したいと思います。
暑い暑い!それでもがんばる運動場での体育
雨模様の空から一転、今日は大変な暑さになりました。気象予報によれば、早くも6月なみの暑さだとか。まだ4月ですってば!先が思いやられます。
そんな中でも、各学年は運動場(校庭)での体育をすすめています。運動会のため、徒競走の記録などをとっておく必要があるからです。今日も、各学年の子どもたちが、暑い運動場でがんばって走ったり、ボール運動の練習をしたりしていました。
体は暑さになれるとある程度の耐性ができますが、ここのところの気温の急上昇は要注意です。暑いと、汗とともにビタミンなどの養分が体外に流れ出します。また、水分を多めに摂取すると、胃液が薄まり、胃の機能が低下して、食欲不振を起こすことがあります。さらに、体力を消耗するので、疲れやすくなります。
暑さは、子どもたちの体に様々な影響を及ぼします。学校でも、暑い中でずっと過ごさせることなく、子どもたちの様子をみながら途中で休憩をとらせたり、水分補給をさせたりしています。あとは、おうちに帰ってからの休息が大切です。夜は早めの就寝を心がけたり、消化のよいものをとらせたりと、十分休養をとらせていただくなどのご配慮がいただけると幸甚です。
また、保護者の方も、ご自身のご体調の管理に十分お気を付けください。
響けひろがれ リコーダーの美しい音色
夏を思わせる暑い日になりました。子どもたちをみていると、長袖トレーナーを着ている子もいました。とても暑かったので、着脱可能な服をご準備いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
3年生が東京リコーダー協会の講師の方をお招きして、リコーダー講習会を行いました。最初、先生が聴かせてくれたリコーダーの奏でる美しいメロディーにみんなびっくり。ディズニー映画のテーマソングや、鬼滅の刃のオープニングテーマ、サザエさんやCMソングまで聴かせてくれて、子どもたちは目を丸くしていました。
そのあと先生は、リコーダーの基本のフィンガリング(指づかい)やタンギングの基本を、楽しく教えてくださいました。子どもたちも、そのご指導を受けながら、夢中で練習に取り組んでいました。
これから練習するリコーダーの可能性と、上手な演奏のこつを教えていただき、子どもたちの練習への意欲が大いに高まったと思います。さすが、プロの方が奏でる本物の音色は、説得力が違いますね(笑)。
3年生の参加態度もとてもよかったです。今日はよくがんばりました。お越しくださった東京リコーダー協会の皆様、今日は素晴らしい学習を本当にありがとうございました。
1年生を迎える会を行いました
今日もちょっとはっきりしないお天気ですが、それでも休み時間に運動場(校庭)で遊べたのは何よりでした。
本日、3時間目に1年生を迎える会を行いました。全校児童で一か所に集まることは避け、放送で行い、1年生が各学年の学級前の廊下を歩き、それぞれ拍手で迎えられました。
1年生の胸には、一生懸命書いたお名前と自己紹介文が書いたカードがさがっていました。それをみんなにみせながら自己紹介した1年生。先輩たちからのあたたかい拍手を受け、とてもうれしそうでした。
最後にオンラインで、お礼の言葉をしっかり述べた1年生の代表たち。「みなさん、今日はうれしい会をありがとうございました!」オンラインで映像が流れた各教室から、大きな拍手が沸き起こりました。
先生のいうことをしっかり守り、よい姿勢で校内を行進した1年生。あたたかく迎えた2~6年生。北谷小がとても幸せな気持ちにあふれました。
今日の思い出を胸に、明日からまた1年生が勉強に運動にがんばってくれますように。
吉川市立北谷小学校
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